イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2026年7月8日水曜日

2026 Edinburgh Fringe: 2026年エディンバラ・フリンジでの個人的注目コメディ

 みなさん、こんにちは。気がついたら、フリンジの時期になっていました・・・

16−7年くらいに、「イギリスのコメディ、特にナマのコメディについて日本語でプレイズしている情報が何もないから、日本語で布教するぞ!」をモチベーションに、このブログを始めました(セットアップとか、助けてくれた人たちありがとうございます)

それが今や、AIのおかげで、全くいらない・・・便利な世の中になりました。たぶん。

間違った情報を集めてくるAIと、ものすごい偏った個人の感想の寄せ集めのブログともーどっこいどっこい。

というわけで、99%個人の忘備録を公開、という手前で以下です。

今年のフリンジも3000以上の演目があって、うち、コメディのカテゴリーに入ってるのは1500強です。ヒマじゃないんですけど、マニュアルでチェックしました。

今まで見たことなくてかつ注目、ってのが、特に海外からが、めちゃくちゃ少ないです。世界がひっくり返ってる結果がもたらす影響・・・出てます。(注:今年の自営業の方も変化が見えている)

7月7日現在、購入済チケットは以下の通り。どれも1日だけとか短期間限定もの。

James Acaster: 新しいコンテンツを収録するようで、1日だけ。でも12時から4回、回すんですよ。チケットは、モデストに言ってフリンジで一番の争奪戦だったはずです。4回回すなら、一番ヘトヘトになって不機嫌極まりないはずの最後の22時の回に行くしかないだろーと、迷わずゲット。見る前からベストの一本。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/james-acaster

Fin Taylor: Fin vs Historyが大当たりし(注:前から言ってるけどほんとに面白い)、うっかりすっかりイギリスで一番の有料会員ポッドキャストメンバー数を持つまでに膨れ上がってしまったフィン・テイラーさんのフィンセル(F-in-cel)王国。メジャーのメディアへ正真正銘、ふぁ⚪︎くおふ、を達成し、ほんとに誰にも媚を売る必要がなくなった今(=媚を売らなかった結果、より多くの客だけついてきた)、数日WIPでフリンジやってきます。本番のツアーだと30ポンドだけど、WIPだとお安いから・・・ (払えよ)https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/fin-taylor-work-in-progress

Daniel Kitson:説明割愛。毎年来てくれてるし、毎回素晴らしいし。あれ?さすがに最近は昔のチケットセールスの勢いはないんですね。まだまだ売ってるや・・・https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/daniel-kitson-thrum

Nick Helm: 説明割愛。3日間だけ。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/nick-helm-s-down-n-dirty-weekend

Frankie Monroe:2年前にドーンと来て、昨年?あった再演を見て、非常にお気に入りまして。(感想→http://www.gojohnnygogogo2.com/2025/08/edinburgh-fringe2025-2025ahir-shahmark.html)これ新作なのかもよくわからんのですが、フリンジで1週間だけやってくれる。あれオレ、このショーのチケット取ったのかな・・・?https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/in-the-doghouse-with-frankie-monroe 

あ、違うわ。こっちだShedinburghの方。https://bookings.shedinburgh.com/event/9854:90/9854:119/

Kirsten Schaal:Flight of the ConchordとかBoJack Horseman, Bob`s Burgerでお馴染み、ただのスターでしかない、スターすぎる、Kirsten Schaalなんですけど、ものすごい久しぶりにフリンジに、何の気分転換なのか、やってくるので(1週間限定)鬼チケット高かったんですけど(24ポンド)、チケット代とか見ないで、買っちゃいました。うーん。前に感想書いてたのどこ行っちゃったんだろー・・・10年以上前にPleasanceで見てるんだけど・・・さておき今回もボンカーズな展開が期待できそうです。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/kristen-schaal-the-legend-of-crystal-shell

Joseph Morpurgo: ソロではめっちゃくちゃ!久しぶりなんですよ。劇団(?)ではちょこちょこきてたのは覚えてるけど。(Jane Austin作品60分で、とかShakespeare作品60分で、的なやつ)

うわ!11年ぶりだ! 過去の作品の感想(注:大絶賛)→http://www.gojohnnygogogo2.com/2015/08/edinburgh-fringe-2015-joseph-morpurgo.html

チケットはこっち→ https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/joseph-morpurgo-highlander-70

Vittorio Angelone: 昨年アワード的なものをとるべきは、彼だったといまだに思ってますけども。こーゆー扱いを受けたら、フリンジになんてきたくなくちゃっちゃうよねぇ、って思ったり。特に、ポッドでそこそこ稼げるし、わざわざ無理に来る必要ないじゃん・・(ポッドはこちら:https://open.spotify.com/show/00DOzzuxZT1g9TztzkCO4r。パトロン用の面白いです。あんまり公で言うと憚られそうな業界話を結構してくれる)

でも、限定で、2年前にやった、クラウドワークのショーを1週間くらい? やりにきます。あ、まだチケット買えるみたいよー https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/vittorio-angelone-off-the-cuff

とか言って、オレが見に行くのは、それじゃなくて、1日だけお昼にやるこっち。なんか知られてないのかな? こっちも、チケットまだ買えるみたいびっくり。https://www.thestand.co.uk/fringe/2972/in-conversation-with-vittorio-angelone


以下が、初めてでかなり注目しててすでにチケットを購入したやつ

Sam Eley is Basil Crumbwick:

単純にジャケ買い?的な。雰囲気です。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/sam-eley-is-basil-crumbwick-soul-sewage

Winner of Sketch-Off 2025 で、Leicester Square New Comedian of the Year finalistだそうです。同行者は、なんかのポッドでゲストに来てるのをきいたといってます。わからん。でもなんか、オレ的には当たりな気がするのですが、よりにもよって、エイカスターの後にチケット取っちゃったんで、今考えるとものすごいハンディキャップを負わせてしまいました・・・


んで、以下が、チケット買ってないんだけど、(そこそこ)初めてで、見に行こうと思ってるやつ(売り切れないから、買ってないだけ)


Evaldas Karosas: 去年公言した通り(注:その後、ご丁寧に今年初めにWIPまで行った)ファイナル仕上げを見届けにいきます。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/evaldas-karosas-a-very-capable-man


Eva Peroni: 地元の注目若手なんで、正直、フリンジの後になっちゃうかも!でも、EvaldasくんのWIPの前にWarm upやってたのが、かなり良かったんですよ。なので、注目してます。

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/eva-peroni-jungled

Larry Dean: すでに知名度はEstablishしてて(例:http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Larry%20Dean)、新鋭?ではない感がたけなわなんだけど、SNL UK S1メンバーに入っちゃって(招待枠?)、激しくコープシングがチャーミングだった我らスコティッシュ芸人で、ついつい(SNLUK後はさらに)売れちゃってるから、近年後回しにしがちだったんだけど、今回特に注目したいと思ったのは、彼、ペルシャ語がペラッペラ喋れる。親戚イラン人らしいいらっしゃるらしいんですよ。去年、結婚したってのと、イラン人のご親戚の話、WIPで素材としてあるのを知って(5月くらいだったかにWIPを見た)、この辺揉んで揉んで作ってくるっぽいので、こりゃみたいな、と。なので、どっかの時点で見ようと思ってます。多分チケットある。あ、全然あるわ。https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/larry-dean-hellbent


他にもいろいろあるのですが(Mark Silcoxさんとか)今回は一回この辺で。上記で話してない芸人さんのショーも含めて、以下エクセル的なシートです

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1rh2X1yXm7KhBtnTg200cFPKZ_KMSBRZw/










2025年8月26日火曜日

Edinburgh Fringe 2025: エディンバラフリンジ2025:終わっちゃったけど、まだ残ってる忘備録です。Lady Magic & The Horse of Jenin

 

今年は、ビンジ同行者たちの休みのスケジュールが合わず、1日に10本見るとか8本見る日が一回もなかったせいかもしれませんが、チャンスがあればの昼寝を欠かさず、カバンに糖分と水を持ち歩き、お腹が空いてないと思っても、定期的に糖分とカフェインを注入しましたところ、気絶することもなく、ぶっ倒れることもなく、生き延びることができました。

フリンジ・ビンジ日がなかったせいか、あんまり見てない気がしたのですが、今数えたら37本(多分)だった・・・。思ったより結構見てたな。

フリンジ終了前に描き損ねましたが、以下、簡単に見てよかったものの続きです。


Lady Magic (WIP)

Natalie Palamides が演出というだけで、見に行きました。マジックってものすごい緻密な計算と準備と計画に基づいて展開するエンタメなので、ちょっとの予定外や違いを最小限にとどめることを心がけるものですが、演者たちは全員クラウンなので、予定外なことを含む「ナマならでは」を押し広げて、最高のエンタメに変えるクセが染み付いちゃってる=予想外スパイラルになっちゃう。

マスキュリニティを美徳としてるマジシャン(とその(大勢の)女性アシスタントたちのドタバタ劇なので、当然多少のマジックが出てくるんだけど、スクリプト通りvs即興のバランスを模索してるのかな? マジシャン死んじゃうんだけど、パラミディスらしいフェミニズム考察がちゃんと背後に見えていて、ただのおバカバタバタではなかったです。ステージが狭い割に演者の数が多くて、個人的に圧迫感が(汗 ビル・オニールくん出てて、サプライズで超ウキりました。


Horse of Jenin (注:話長いです)

パレスチナのコメディアンAlaa Shehada さんによる一人芝居のような、スタンダップのような、モノローグのようなスタイルで展開するストーリー。フリンジ・ファースト獲得してます

コレがですね。時は遡ること、14−5年前。コメディを武器に世界を本当に変えてきているマーク・トーマ・・・

おっと。

自分でもびっくりしてますが、マーク・トーマスについて何か書いたことがあるのが、10年以上前こっきりだったようです・・・

マーク・トーマスがですね、Extreme Rambling というプロジェクトで、イスラエルとWest Bankの境界線を歩くということをやってまして。本になったしツアーもやっておるのですが。


で、その時に、Jeninにも訪問していて、難民エリアにある、若者たちにドラマを教えるFreedom Theatreでの交流や演出家さんJuliano Mer-Khamisとのコミカルなやりとりのくだりがあるんですね。酷すぎることに、後日演出家さんはイスラエルの兵士に撃たれて殺されてしまうのですが。マークはその後も何度かFreedom Theatreを訪れ、コメディクラブを設立するに至るんですよね。

で、2018年にここでの生徒さんを2人連れてですね、イギリスに遠征ツアーに来るんですよね。

その時の、生徒さんの一人で、このツアーにもまわっていたのか、この、Alaaさんなんですよ(号泣。このリンクにうっすら気づいたのが、このショーの中で、Freedom Theatreについて話がされてからなのですが)

Alaaさんの物語は、彼のライフストーリーなのだけど、もちろん、現在世界中が1瞬でも早く終わって欲しいと思っているGazaのひどい状況、パレスチナとイスラエルの政治と戦争に直結する。そしてストーリーを通して、この世の終わりのような絶望の中でも、レジリエンスと希望を忘れずにいるためのナニカを見せてくれるんですね。目が痛くなるほど泣いたの久しぶりです。

早く戦争終わってください。



2025年8月25日月曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラフリンジ2025:個人的に2017年モード再来。エディンバラ・コメディ・アワード発表されました

ええ?


この結果を見てですね。

オレはまたしばらく、アワードは無視するよ。

という気分です。


まずは、ノミネート一覧

Creepy Boys: SLUGS 

Dan Tiernan: All In 

Ed Night: Your Old Mucker 

Ian Smith: Foot Spa Half Empty 

John Tothill: This Must Be Heaven 

Katie Norris: Go West, Old Maid 

Sam Jay: We the People 

Sam Nicoresti: Baby Doomer


当たり障りがなさすぎる。

フリンジってさ、元々、オフィシャルのフリンジでオフィシャルではさせてもらえないようなことを表現しようぜ、っつーやつだったんじゃないのかねぇ、ってね。

そんな勇気はないんじゃないかなーと思ったけど、Vittorioさんがノミネートされることをひそかに期待したよね、オレ。追加、McEwan Hallでやったらしいじゃん。エディンバラ大学生が卒業式やるくらいでかいところなのよ。そこを追加で埋めてたのよ。

Luke McQueenがかすりもしなかったのは、ものごっつ腹立たしいけど、50歩くらい譲ってわかるのよ。ポッドキャストが英国のコメディ枠に留まりがちだから。


Creey Boysは、正々堂々と、ややこしいことはすべて避けますっていう名目で下ネタガンガンのやつですよね。

んで、ごめんなさい、比較的好きな芸人さんなので、マジでdisりたくないんだけど、でもIan Smith2連ちゃんでノミネートされる意味がまるでわからんのよ。(前回も、納得する理由をこねくり回して作った的なところがある)

Dan Tieranは、その何をし出すかわからない、っぽいエネルギーと、このアワードが大好きそうないろいろ抱えてる芸人さんだし、実際、10分くらい別の深夜企画もんで見た時、エネルギーがさらにパワーアップしてて、いいな、と思ったのはある。

Ed Nightは、実はペティ・ネポ・ベイビー、と言いますか、お父さんがKevin Dayなんですね。ある意味、興味本位で見にいっちゃうコメディファンは多いと思うし、その分、他の芸人さんよりもプレッシャーが大きいと思うし、実際昨年のショーは見たんですけど、面白いっちゃ面白かったので、今回のは見てないけど、こういう環境下の方なら、伸び率も早いのかな、と。実際軽くキャラ入ってMCやってた別の深夜企画ものは非常によかったんですよ。いわゆる平場の他の芸人さん(と客)との絡みも大変面白かったので、まあ初ノミネート、いいのかな、と。

Sam NicoletiはThe Chortleが大変褒めてたので、気になってはいたので、これも、まあ、わかる。見ときたいな、とは思ってた。結果、アワードはこの芸人さんに。アワード発表時のキャッチコピー見ましたか。「アワード史上初のトランス芸人」

こーゆーのマジでやめようよ、もう。アワード史上初の黒人女芸人、アワード史上初のゲイ芸人・・・ アワード史上初シリーズ、やめようよ、もう。

他の3人触れてないけど、すでにミュージカル・コメディ・アワードとってるとか、別のコメディ・アワードでノミネートされてるとか、なんですよね。そりゃエディンバラに比べたら規模が小さいかもしれないですけど、他がすでに唾つけてるものを、もう一回、踏みます?


ま、このご時世、こんなもんなんでしょうかね。ということで。



2025年8月22日金曜日

Edinburgh Fringe2025 エディンバラフリンジ2025:観て素晴らしいと思ったもの忘備録:Ahir Shah、Mark Silcox, Joe Kent-Walter is Frankie Monroe, Lorna Rose Treen

 今日は初めから傑作とわかって観にいった3本です。(注:この後夜にもう一本見にいきま)


Ahir Shah: Work in Progress









https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/ahir-shah-work-in-progress


過去作品は、ほぼほぼことごとくメモってると思います。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Ahir%20Shah

2年前にエディンバラのアワード取りました。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/08/edinburgh-fringe-2023-2023-ahir-shah.html

で、その作品は、ネトフリにて視聴可能です

で、今回。WiP。

近年続々となんですが、超一級の芸人さんたちって、ほんとにWiPなの?っていうくらいのクオリティで、Ahir Shahさんは特にWiPとファイナルフォームの区別どこにあるんよ、っていう印象をいつも持つんだけど、今回もそうでした。

アワードとってから程なく、結婚して、GrownUp Manになったよ。もう若い時みたいに、ナイーブにカッカして今のご時世の理不尽をあーだこーだと捲し立て上げないよ。

GrownUp Manなので、GrownUp Manがすることの定番といえば、の

家を、買っちゃいましたー!

というのもね、若い時からコツコツお金を貯めててね。GrownUpって、その貯めたお金をそのまま銀行にほっとくんじゃなくて、’運用’するんでしょ?なんでアドバイスもらったらさ、一番いい運用って

住宅ローンを組むために突っ込んで、途方もない借金を作ること

(=借金作るために、コツコツ貯めた貯金を使い果たす)

って言われてさぁー

借金のこと考えると、不安で不安でしょうがない。自分の生まれ育った環境が、両親が借金とか抱えていたせいもあるんだけど・・・

と、スムーズに、ここ近年に彼の身に起きた話、家族の話へと流れていくのですが、自分が抱えるいたたまれない不安やメンタル不安定の根拠をきちんと探り、どうやったら、改善していけるのか、何が必要なのか、について模索していく1本のストーリーテリングとして展開していくんですね。さらには、自分だけではなく、この世で多くの人が抱える、メンタル問題、(さまざまな)不安にも通じるようになっている。

WiPなので、研磨もっとしていくんだろうな、というステージではありましたが、今の時点でも、すでに心の奥ににグッと刺さるものでありました。

Mark Silcox: The Gold Trader









https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/mark-silcox-the-gold-trader

Ahir Shahの後にMark Silcoxってどういう並びなのよと、当日3人くらいに言われましたが、時間的にここが一番都合よかったんでいかし方もありません。

クオリティ箸休めです。始まる前から、ハコ全体に漂う雰囲気だけで、笑いがとまらない。それがMark Silcox先生のプレゼン講義なのです。

今回はゴールド投資ビジネス。ゴールド投資で成功している先生が極意を教えてくれる、ってやつです。Silcox先生に限っては、ネタバレをしないと魅力を伝えられないので、ネタバレ基本やりたくないオレとしては、黙るしかない。しかし、多分、上位5位内に入るくらい笑った。しフリーフリンジですが、15ポンド払ってます。はい。


Joe Kent-Walters is Frankie Monroe: DEAD!!! (Good Fun Time)




https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/joe-kent-walters-is-frankie-monroe-dead-good-fun-time






昨年だったかな?新人枠でアワードを取っていて、今年は新作にも関わらず、始まる頃には全日程完全売り切れでござい。運よく時間の空いている時に追加が出たので、買っていってきました。去年も見たかったんだけど、見逃してたんですよね。

結果からいうと、よかったです。おすすめするレベル(故に投稿)

キャラクター・コメディなんですが、イギリスのコメディ界は確実にClowningに近いCrowd Workを求めている一方、クオリティ高いレベルでそれができる芸人さんが意外と少ないため、この人が超期待の新星であり、すごく短時間にライブシーンでハネちゃったのは、とてもよくわかります。Jordan Brookesさんと、Nick Helmと、ギリPhil Ellis と・・・あと誰だろう。ほんとに少ない。本当に! 

このショーは社会風刺的なストーリーが、ちゃんとあり、フランキーモンローは、かなりフレンドリーにお客さんにイヂワルするので、いぢわるっぽいし、何されるかわからないんだけども、和気藹々なんですよね(この扮装で)。あの、サイコパス的な緊張感から押し寄せる笑いではなかったです。


Lorna Rose Treen: 24 Hour Diner People



https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/lorna-rose-treen-24-hour-diner-people






一昨年この方、ハネまして、その理由の一つが、この人のジョークが一発ギャグ大賞みたいな感じの賞を取った時に、ガーディアンかなんかのスノッブなレビュワーに、「コメディはおわた」って言われ、波紋を呼んだからではあります。

そのショーは、オレは昨年に再演してくれた時に、某友人から「とにかくみろ」とチケットごと押し付けられ、見にいきました。これは、確かにイギリスにはないタイプの、笑いだなとw

その前のショーの感想はこの中にあります→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/09/edinburgh-fringe20242024.html

で、今回。前回「コメディおわた」って言われちゃったから、いいじゃないの、今度は、シアター終わらせてやろうじゃないの。と、アメリカのアメリカン・ダイナーを軸に展開する、(一応)ストーリー。

結論から言うと、今年の方が好きです。なぜなら、今年の方が、いつも見慣れてるのに寄せてるから、ぶっ飛んだ手合いのも、ゲットしやすかった。

ちなみに、前述のJoe Kent Walterさんとカップルなんですよね(って先日知って、あちこちに言いふらしている)両方ともこの熱量で同じ屋根の下で仕事の準備してるのかと思うと、すごい家だな、ってちょっと思っちゃいました・・・


2025年8月18日月曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラフリンジ2025:観て良いと思ったもの忘備録:Adam Riches & John Kearns, Huge Davies, What Men Want (Evaldas Karosas/Katie Greena double bill)

3本、忘備録を、上げます。


Adam Riches and John Kearns are Ball and Boe – For Three Nights Only

実力の才能ゴリゴリ芸人さん二人による企画もの。昨年のクリスマスにロンドンのSOHO THEATREでやったらしいですが、今回3日間だけフリンジに来てくれたので、こちらも発表あってすぐにチケット購入してました。芸人さんらが芸人さんらだけに、ハズレがあり得ない。

Ball and Boeって、コレですわ、コレ。


とかいって、オレあまりテレビを見ない人間だし、リビングにフェスティヴィティでみんな集まって、否応なしにITV観るってことって学生時代終わってから、まるでやらなくて良い人生を送ってきたせいもあって、Michael Bubleについて「知ってる」レベルでしか、この人たちのことも知らんです・・・

Michael BallはAdam Richesで、Alfie BoeがJohn Kearnsで、なんでふたりともそんなに、迫力の歌唱力あるんですかw、と謎すぎるパワフルな歌声で、Ball and Boeとしてステージに登場しちゃうんですよ。深夜のPleasance Grandに鳴り響く歌声と(本家のはしがなく観ている)観客たちの大盛り上がりな歓声。

パラレル・ワールドのBall & Boeでは、BallがMichael Bubleに理不尽なライバル意識を燃やしており、Boeは自作のオリジナルソングを発表したいのだが、その機会を(Ballから)与えてもらえず、不満を抱いている、という設定。ちゃんとストーリー展開もあって、単なるパロディではない卓越した一級品のクオリティがw どーでもいいんだけど、二人の歌声本格的すぎるのなんとかして、笑いが止まらんw

そもそも、Adam Riches とJohn Kearnsが、この2人になってみよう、って思ったのか、ものごっつ知りたい。そこを知らんと、どうやって、work-do用の余興を遥かに超えた、こんなに笑えるハイクオリティな出来になっているのか、核心の核心にはつけない気がします・・・



Huge Davies: Free Work in Progress




Huge Daviesといえば、比較的レギュラーでチェックさせていただいている芸人さんなんですが・・・ 過去作品感想→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Huge%20Davies

今回、フリーフリンジで、今まで入ったことない飲み屋で、WiPやってまして。お昼の時間帯だったし、PR的なフライヤー等まるで見かけなかったので(&Twitter界隈崩壊につき、まるでまともに情報が入ってこなくなったせいもある)高括って15分前にハコに到着したら、列がパブの外まではみ出てました。しかも入り口がSouth Bridge側とNiddry St側の2箇所にあって、無法地帯なので、両方の入り口に人溢れてる感じ。さすがFree Fringe。とはいえ、なんとか座れまして、見れました。
WiPなので、有料で変なプレッシャーを背負いたくなかったらしいです。いつもの通り、首からでっかいキーボードぶら下げて出てきては、リフだけでつなげて、クラウドワークをひたすら練習?するってことをやりたかったらしい。特に事前に書き起こしているネタもないので、「ショーのクオリティにはなんの保証もなく、いい日もあれば悪い日もある、それも全てはお前ら客次第なんで、よろぴく。何も払ってないので、文句言われる筋合いはねー」的スタンスで、なんか社会心理学かなんかの学者さんが発表した 
をやって、みんな僕を好きになりましょう。とマイクを順々に渡していき、いわゆる「あんたたち誰?名前は?」みたいなところから「もしもディナーに誰でも招待できるとしたら、誰を招待する?」「ディナーには何を準備する?」 と(多分)36の質問と関係する質問をしていき、さらに飛躍するため、クラウドワークのさながら、Chat GPTを利用。

そう、利用しているんですが、わざわざ、ちょっと調べてみるから、とかちょっと使ってみるから、と客に断りを入れずに、キーボードの上にスマホかけて、スマホをたんたか打ちながら、喋ってやりとりして、歌なり、質問の答えにつながることなどを、当たり前の自然の行為的な感じで、調べていくんですよね。それで、歌の歌詞に繋げってったりとかする。これも一つのAIの使い方、と考えると興味深かったです。
WiPなので、今の段階だと、確かに、まだ初期すぎて、このChat GPTの使い方って、どこで線を引くことで、AIがクリエイティヴの道具の一つの範疇であるか、それとも、AIによって作られたショーなのか?という疑問が湧きましたね。でもHuge Daviesは才能ある若きアジアン芸人さんなので、この辺をクリアにしたくて、の、クラウドワークのWiPだったのではないか?と思ってます。
あ、めちゃくちゃ笑いましたよ。


What Men Want 





今後適度に注目、という観点からのみ、書いときます。
今年3月ロンドンで3日間遊びに行った時(注:年に1−2回友人同士で、見たいものを見まくるを目的にロンドン遠征に行ってます)行ったことのないコメディ・クラブで、ヘッドライナーだったリトアニア出身のEvaldas Karosas(いまだにはっきりどう名前を読むのかわかっていない)さんの15−20分セットをみて、お!これは。と思ったんですね。
で、あれ?、この子は、2年くらい前にフリンジにて初心者芸人が1ヶ月やることのドキュメンタリーをYOUTUBEでアップしてた子だって、思い出して、さらに注目度が上がったんですよ


今回は、https://www.instagram.com/p/DMahsC4sSmY/ ←このフライヤーを見たときに、「共同執筆でお芝居をやるのかな?」という期待を持っていってしまったのですが、単純に1時間を2人の芸人さんがスプリットするっていうただのダブル・ビルでした。また、What Men Wantとタイトル付けてるし、各20−25分ずつ尺なのに、What Men Wantからブレてるネタが多くて、それもうーん、気になりました。でも、Evaldasくんは、ネタ自体は面白いもの提供するんですよ。Free Fringeだし、ふたりでやってるので、10ポンドバケツに入れましたが、来年以降、もうちょっと次のレベルに行ってると嬉しいですね。





2025年8月14日木曜日

Edinburgh Fringe 2025エディンバラフリンジ2025:観て良いと思ったもの忘備録、Joz Norris, Rhys Darby, Rob Kemp, Simple Town 他

今週は出てきてる評判をちらちら見ながら様子見にしようと思ってるので、このまにコツコツ生産したいと思います。

Joz Norris: You Wait. Time Passes.

去年WiP見て、えらい気に入って、最終形態を見たくて見にいきました。

WiPの感想:http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024joz-norris.html

「一世一代のライフワークがついに完成したんで、みんなの前で発表するよ!」っていう前振り。WiPでは、いつまで経っても完成作品の発表に至らず、いろんな形で引っ張り続けてたんで、ベケット色が強かったんだけど、完成品は、発表したらどうなるのか、をきちんと描くことで、アーティストの欲望ってなんなのか、そしてアートってなんなのか、というピンポイントなテーマに落とし込んでました。芸のためならー女房も泣かすー(古)ってやつですね。(女房泣いてないけど。泣いてるの自分だけど)一世一代のライフワークが彼が出身(?というのか?)のWeirdos Comedyの極みで、あまりにも強烈で途方も無いバカバカしいものなんですが、それを超キープしながら、「アート」とそれに翻弄されてしまうアーティストのお話を作り出せていたのは、大変良かったと思うんです。

評判が大変良くて、ベネットさんが5つ星出してるんですよ。https://www.chortle.co.uk/review/2025/08/08/58710/joz_norris%3A_you_wait._time_passes.




Rhys Darby: The Legend Returns

そーです。レジェンドの(エディンバラフリンジ)復活です。が、Returnsといってツアーをやっているので、スタンダップ自体が久しぶりという理解でいいのかもしれません。
















https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/rhys-darby-the-legend-returns

(大丈夫よね?説明とかいらないよね? 大物だもん大丈夫よね)

Pleasanceの750席箱の、Pleasance Grandで10日間限定。いまだFlight of the Conchords好きとしては、ココちょっと外せないので、発表になった時に速攻で買っちゃってました。同行者らとは、「そうそう簡単には売り切れんだろー」と言ってたのですが、10日限定なので、日程近くなっちゃったらそりゃ売り切れちゃってますよね。

リターン以前のRhys Darbyを見てるものとしては、結構ビートボックスの効果音とフィジカルコメディってイメージがあり、(その意味で)高いスキルの笑いを楽しめる、って認識はあったんですが、今回感動レベルで素晴らしいと思ったのは、この特技が全面に活かされての、ストーリーテリングで、その表現力の高さがエグすぎて、一本のハリウッド映画かなんか見てる気分になる程だったからなんです。50過ぎて日々衰えと老いを感じながら(→伏線)進化し続ける世界に生きるSimple Dadが、3大AI巨頭(Open AIのSam Altman, Elon Musk, Mark Zuckerberg)の送り込むロボットとAIの侵略戦争に勝てるのか。ロボットサイドのドラマも描きながらw、壮大なエンタテイメントを展開するんですよ。1時間の。何一つ無駄のない。
13年ぶりとは到底思えない、腕は全く錆びついているどころか、ものすごい研ぎ澄まされた一流シェフの包丁でした。「大物」なネトフリ配信の大御所の、role modelになってほしい。


Rob Kemp: Beatlesjuice – WIP

















Rob Kempって2017年だったかで、The Elvis Dead で盛り上がった芸人さんなんですが、オレはエルヴィスもホラーも専門ではないので、未見なんですね。今回ホラーも専門とする友人に、みにこうぜこれ、って言われて、ついていった次第です。
結果、あまりないタイプのものが見れて、良い経験になりました。
映画ビートルジュースをストーリーをビートルズの調べに乗せて歌って歌う60分w でもWiPの最初なので(WiPのプレビューって本人言ってたw)お客さんに「これどう思う?こうしたほうがいいと思う?」とか相談しながら進行してて、和気藹々でした。

The Elvis Deadが大好きな友人らが一番前に座っちゃったので、(どういう芸人さんなのかもよく分からんかったので)激しく不安を抱いていたら、その不安エネルギーがステージ側に届いたようで、始まる前に「明らかに不安そうなんだけど大丈夫?」と聞かれ「いえ、ただひたすらこのステージとの距離感が・・・」と正直に不安を説明したら、「大丈夫そういうやつ(クラウドワーク)じゃないから大丈夫」ってノー・クラウドワークゾーンを作ってもらえたんで、良かったです。
いや、クラブコミックじゃなくて、こうした60分のショータイプだとね、どんな笑いかある程度知識があれば、いいんですが、まるでわからないとね、やっぱりねぇ
来年、最終形態になってる時に、また誘われると思うので見にいってると思います。多分。



Simple Town

















元々のオレ的今年の注目トップに入るアメリカからのスケッチ・コメディ・グループで、ついにナマが見れたことで、嬉しかったです。ネタ構成が、各ネタ上に出てきたセリフを繋げて一本のショーに仕立て上がってて、モンティパイソンを思い出しちゃった(注:アメリカのスケッチコメディグループです)多分5ー6本くらいしかやってないんで、1本のスケッチが結構長めのはずなんだけど、まるでタルみや無駄がなくて、あっという間の1時間でした。
実は昨年の3月にロンドンまで弾丸でPlease Don't Destoryを見にいったりしてるんですが(→普通にコロナ禍にハマった)最近のアメリカのこういったグループは、いわゆるバイオロジカルによるジェンダーが、自然体で一切影響しないネタづくりなのが、気に入ってます。(→女子だとか男子だとか、っていう分け方をしない)イギリスもなのかな? 
最近イギリスで3人以上でスケッチやり始めた若手って、そういえば知らないなぁ・・・ロンドンに行ったらいっぱいいるのかもだけど。

他、と言ってるわりには、書くほどではないかな、という気分になってしまったので、以上にしようと思います(てか、疲れた)


2025年8月13日水曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラフリンジ2025:【ネタバレ注意】Luke McQueen: Comedian's Comedian観たんですが、いろんな意味で今年はコレでいいんじゃないでしょうかの決定打かと思います

 いやいやいやいやいや… 

これね、多分今年のブラックホース。失礼なんですが、こんな期待はまるでしてなくてですね。

失礼すぎて、申し訳ないです。でも、大穴。

まだフリンジ始まって前半ですけど、オレの笑いの好みも含めて、全ての意味で今年のエディンバラの賞を取るなら、このショーが一番今年ふさわしいんじゃないかと思うんですよ。Comedians' Comedianのポッドキャストって、一体どこまでUKコメディの世界線を超えて知られてるんだろうか、という疑問は拭えないんだけど、それでもMalcolm Hardee賞では、マイナーすぎる気が。

その理由が上手にここで書けたらいいな、と願いつつ、以下です。










https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/luke-mcqueen-comedian-s-comedian


[バックグラウンド]

ごめんなさい。本当に失礼なんですが、それが基盤となって展開するので、しょうがない。

Luke McQueenさんって、UKコメディ付きの間では知られてはいるんですが、結構長いことですね、鳴かず飛ばずな芸歴送ってきてる芸人さんなんですよね。オレはTurtle Canyon Comedyで10年くらい前に配信してたショートがきっかけかな? 元祖(ハネる前の)エイカスターと(現在までの)Stuart Lawsクラスタって言って安全だと思う。

Channel 4がこれからハネるんじゃないか?的な芸人さんたちに10分くらいのショートをコミッションする企画で何回か選ばれてたりとか、BBC3がこれからハネるんじゃないか?的な芸人さんたちに10分くらいのショートをコミッションする企画でも選ばれたことが過去にありました。

たまにComedy Centralの番組に出たりしてた。けど、レギュラーではない。パネラーの一人、みたいなやつ。

というわけで、かなり芸歴長いわりに、(あの芸人さんもこの芸人さんも、ハネちゃってる一方)現在も同じようなポジションで相変わらずの鳴かず飛ばず。ヒットがない。

フリンジにも結構毎年きて何かやってたんじゃないのかな。記憶にあるのは、かなり前(もしかして10年くらい前かも)のショーを(Chortleの)ベネットさんによりにもよって2.5星をつけられた時のことです。「完全なる営業妨害! まだ1つ星の方が良かった。どんだけ酷いショーなんだろうって、興味が湧いて見にくる客がいるから。こんなミッドすぎる星の数では、誰も興味がわかないじゃねーか!」って激オコってた時の件です(→非道い)確か両者示談で納得したんじゃなかったっけか?

それだから、というわけではないのですが、Luke McQueenの60分のソロ・ショーって見たことがなくてですね。今年プチッと見てみようかな、と思ったのは、2年前に見たSongs with Father という深夜に2日間だけ、Mark Silcoxおじさんとやった完全企画もののショーが、内蔵が口から出てくるほど面白かったからなんですよね。同行者らが、その経験をベースにして、今回見にいくというので、じゃあ、行こう、と。だから、本当に申し訳ないんですけど、どんなもんなのかなー?程度の、気の軽さだったんです。


【お話のさわり】

っていう、キャリアのせいでですね。

英国の芸人さんインタビューポッドキャストの2大巨塔の一つであるThe Comedians’ Comedian Podcast に一回もゲストで呼ばれたことがないんですよ。

エピソード回数は531もあり、中には何度もリピート登場している芸人さんもいるのに。

一回も、お呼びにかかったことがない。

一回も。

というわけで、この有名ポッドキャストのクリエイター・芸人さんでありインタビュワーのStuart Goldsmith(SG)に直接電話して聞いて見ましたー

プー。プー。ぷ、ガチャ。(以下、うる覚えだけどこんな感じ)

S G: あーもしもしー。

L:あーどうもどうもLukeですー

S G:おーげんきどうした?

L:いや、どうしてオレってComedians Comedianに呼ばれたことないのかな?って思って

S G:・・・は(ぁ)?!

L:なんで?なんで?なんでなの?

S:えっ、いや、えっ、えっ?! えっ?!

L:ゲストに出して

S G:・・・この方向で会話進むのコレ、マジで?

L:ゲストに出して

S G:け、結論から言うと、できない

L: なんで?

S G: あのポッドキャストって、いろんな(成功ストーリー的なものがあった上で)掘り下げをしたくて、オレ側からオファーしてるのよ。

L:・・・

S G:おまえ、ないじゃん。

L: ・・・・・










ここで、Comedians’ Comedianやってやる!! スチュー、めちゃくちゃにボロクソにめった切りにしてやる、チクショー!!


ってやつなんです・・・

ものすごいチープな手作り人形がスチュワート・ゴールドスミスとなって、猛毒インタビューが展開していきます。


***ここから、ネタバレるので、今後見る予定の人は、踏まないでください (ロンドンでもSOHO THEATREとかで見れるようになると思うので)***







このショー、心の闇を巧みに利用した、(本人曰くの)アヴァンギャルド・プランク(→あまりに気に入ったので、そのまま用語を使用)なんですよ。

プランク(おちょくり)の相手は誰かといえば、もちろんComedians’ Comedian PodcastシリーズのSGでも、SGはこのショーの仕込みで冒頭は芝居だったということでもない、つまり、お客さんでもないんです。

じゃあ、誰か。

AIなんですよ。

AIが人間のクリエイティビティすらもとってかわろうと恐れられるくらいの威力となっている昨今、生身の人間の生き様の尊さ、感情や創造性が勝てるんだ、って挑戦状を叩きつけてるショーなんです。AIにフィクションをリアルとして教え込ませ、訓練する。そしてショーがリアルに見えるように利用する。つまりAIにプランクをかけてできたショーなんです。

途中からSGが悪魔の申し子みたいな変化を遂げて、元々のポッドキャストにある彼の生い立ちやキャリア活動を取り上げながら「芸人本来の自分」を見せていく、の究極をいき、自分が認めたくない、自分が見つめたくない事実と無理やり向き合わせようとする展開をとっていきます。何度やり取りやっても、本当の自分を見せることができず、違うだろ、そうじゃないだろ、って、SGにダメ出しされる。本当の自分を出さないと、お前が誰にも見せたくない、ひっそりとPCに隠してるこの極秘ファイルを公開するぞ、って脅される。

それだけは、そのファイルこそが真実なので、それだけは公開しないで、と、マスク(ジムキャリーの)になって(注:マスク至るまでのフリはあります)ついに暴露するんです。それは、芸人としてかなり長い間頑張ってきて、まだこの業界で頑張りたいと、コメディをアートと信じ、自分はアーティストとしての誇りを持って頑張ってきた自分が絶対に認めたくない、紛れもない真実なんですよね。

でも、本当の本当の真実は、そこでもなく、その「極秘ファイル」にあるわけなんです。

で、まあ、ここに至るまでの間で、「SG(の声)ってどういう立ち位置なんだろう。ガチ(=仕込み)?AIなの?」って後頭部あたりでショーの方向性を考えながら見ていくんですけど、この極秘ファイルの手前のレイヤー「真実の自分」の公開までで、すでに内容濃くて深いので、極秘ファイルがなんなのか想像する余裕もなかったです。この芸人さんが色んな意味で業界の伸び悩み時期が長いんで、リアルに染みるんですよ。

素晴らしかったのが、最後の最後のオチ。一番人間らしくて、一番シンプルで、一番心を打たれるものだったことです(*1 注釈)

「Chat GPTに⚪︎⚪︎してもらいました!」「AIに聞いて見ました!」って類を超えた、シアトリカルな意味でAIを盛り込んだコメディってここ1年ちょっとで結構見てるので、確実に増えてきていると思います。やっぱりアメリカが早いかな。Connor O'Malley とか(参考:https://www.youtube.com/watch?v=Svual-PcOxE&t=6s でもオレが本当にこの人はコメディの神だと思ったのは、この配信直前に1時間生配信でやってたコレ https://www.youtube.com/watch?v=5cpU9ud1AtE&t=775s)Alan Resnick とか https://www.youtube.com/@AlanResnicks。

で、このショーは、今アートシーンで一番シリアスな問題になっているAIを利用する、を一歩超えてることを見せてると思うんです。

テーマがまさに旬だし、演者も(こういうキャリア経歴なので)賞を取るには一番ふさわしい気がする。

今年のフリンジでも、Rhys Darbyが一本のドラマとして作れちゃうよね、っていうような素晴らしさで、「AI vs 人間」で50で衰いのハンディも潜り抜け、AIに打ち勝つっていうナレティヴの1本作ってます(→あまりに素晴らしかったので、別記事立てる予定)これはAI自体は作品中に利用してない、まさに体一つなんだけど、エンドポイントとしてはこのL.McQueenのComedians Comedian一緒じゃないだろうかと思います。

というわけでですね。いいものみましたし、もう一回みたいくらいなので、オレの中では5つ星です。

(*注1)Naviさんからこのショーの演出、Jordan Brookesだと教えてもらって、ものすごい納得でした。このレイヤーと深みは、彼のテコ入れがあってこそ、だったのかもしれないです。Jordan Brookes本当に素晴らしいです(二言目には素晴らしいしか言えてないのはボキャブラリーがないからです申し訳ないです)多分彼はどちらかというと、いかにしてショーを軽くするかで模索している感じだけどw 昨年のタイタニックミュージカルは、序盤のWiPに比べたらえらい軽いトーンになってましたしね。

2025年8月10日日曜日

Edinburgh Fringe エディンバラフリンジ2025 先週から見たもののいくつか忘備録 Christopher Macarthur-Boyd, Luke Wright、Rohan Sharma他

もー大変なので、 今年から、ものごっつおすすめだけ、1投稿でしっかり書くことにして、

あとは良かったものや特記したい点があるショーについてだけをメモ書き程度にしようと思います。なぜなら、まだ始まったばかりの今の段階で購入しているチケットが20本以上あり、少しずつこなす中、次々に追加購入をしているからです。今年も、まあいいですけど、とか、どーでしょう、みたいに思ったやつに関しては、触れません。


Rohan Sharma: Mad Dog

レスターコメディフェスティバルで新人賞を取ったらしく、今年がフリンジのデビューとのことで、お試し。


17年位は前の話かと思うんですが、新進・新鋭のスタンダップの芸人さんたちがこぞって、Stewart Leeに感化されちゃった芸風でやり出した結果、煮え切らないショーが爆増したことがありましたね。(→あったんです)しかし全体的にはそれもあってコメディは形を変えて前に進んでいくのであり、良いことなんです。良いこと。
このショーを見て、久しぶりに、そういうムーブメントが起きている感を得ました。エスニック・カードをきちんと使っての、社会風刺系ではりましたけれども、どー考えても、カンボー に感化されちゃってる。そう思った理由がスライドの画風(?というのか?)なんだけど(→まさか作ってあげてますか?)、プロップや、音効さん他のスタッフ(役)の仕込みがモリモリ。よく頑張って作ってたし、よくできてたけど、余裕のなさが(笑 まだデビューで、いっぱいいっぱいに頑張りすぎると、ライブでは意外とよくある予期せぬ出来事があったとき、それをヒットに変える余裕まではまだまだ難しいのではないのか、と。(注:初日に行っちゃったので、多分ガチのテクニカルエラーが発生し、ウニャウニャしちゃったのね)来週見に行ったら、ずいぶん慣れてきてるかもです。しつこいようですが、頑張って作ってましたので、こなれれば、もっと良くなると思いました。


Luke Wright: Pub Grub

イングランドの友人が訪問し、詩人なんだけど、これに行きたいと言われ、ポエトリーって敷居高くて、どーだろーわかるだろうかとイマイチ不安になりつつもついていきました。
そーなんです。オレ、ポエトリーが結構鬼門なんですよ。ラテン語とか全然わかんないし。口数の多いSpoken Wordsくらいまで行ってくれると、楽しめるんだけど。
あと、エセックス出身なので、アクセントが(汗)苦手なタイプの人種をイメージしちゃって。申し訳ないんですけど。




というハンディをいくつか背負って見たのですが、すごく、良かったです。
母音をAだけ使ったポエムとか、Oだけ使ったポエムとかで日常生活での徒然やパブカルチャーとかで作っているんですね。リズム感、ノリの良さ、そしてワードチョイスと、母音限定というハンディを作ることで、ポエトリーのいろんなルールとか制限とかそこを踏まえた高尚さとか、全然分からなくても、この芸人さんがすごいスキル高いことをやってることが伝わるし、かつ楽しめました。全く別の友人が2人行ってて、二人とも絶賛してます。若そうだったけど、おともだちが言うには40くらいって言ってた・・・まあ、オレが年取りすぎちゃってるから40も若そうにみえるのかもだけど。



Christopher Macarthur-Boyd: Howling at the Moon

若手のスコティッシュ芸人さんの中で、この芸人さんが一番お気に入りだと思う。多分。なぜなら、結構毎年見にっちゃってるから。3年前に一回なんでお気に入りか書いてる

今年も、喋るネタは全く違うけど、スタイルは同じです。ただ今年本当に心を打たれたのが、おじいちゃんとかお父さんとかおばあちゃんとかの話をしていて、特におばあちゃんに可愛がられた時のエピソードを話すんですけど、本当にたまたま見に行った日の朝に、おばあちゃんお亡くなりになったそうで。それを、ものすごいパワフルに、ドッカンドッカン笑かしたあとの締めの最後の最後で今朝実は・・・って一言だけ言って、みんなきてくれてありがとう!で終わっちゃうあまりの崇高なプロフェッショナリズムに涙出そうになりました。素晴らしい、素晴らしい芸人さんです。



Tom Cashman: 2 Truths, 1 Lie and 17 Slight Exaggerations

地元カンボー・アプリシエーション・クラブの友人がすごい、好きなんですよ。フリンジ始まる前からチケット買ってたのは、そのせいです。あとこのオンライン公開されてたフルセット見て、見てみよう、と自主的に思ったせいでもあります。

















ご存知の通り、オーストラリアではTaskmasterのAlex Horneポジションなので、地域限定で非常に有名人であります。でもこっちでは、Monkey Barrel1の下にある2だったので、謙遜してるのかしら(ハコ的にPaul Williamsのショーの方がでかいし、パンパンに埋めてるのなんでなんだろう)

パワポベースの、スタティスティクス・ベースで展開する笑いを見に行ったのって、オレ的にはDave Gorman以来かも(テレビではFriday Night Armsticeとかもありましたけど、どのみち確実に20年は前の話)。既視感というよりは、久しぶり感です。そして、そういうことも感味した上で、すごく良かったです。今回は、どうやってメンタルでハッピーになっていくか (ガールフレンドと別れて、幸せになるためのリハビリ中)を、いろんな点から、考察し、グラフとか数字で発表するんです。見て絶対損はない。
あと本当に、(オーストラリアでは)新聞やニュースになっちゃうくらい、有名なので、ちっちゃいハコでナマで見れるのっていいのではないでしょうか。

とりあえず、以上です。

(Tim Keyは昨年のWiPの感想を見てくれれば・・・と思ったら、げえ、全然感想書いてない・・・けど、いつも通りひたすら素晴らしいので、わかってください。あと映画見て)

2025年8月7日木曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラ・フリンジ2025:あらためて、この果てしない素晴らしさについて考えてみたい Alasdair Beckett-King: King of Crumbs 観ました

 ABK! ABK!ABK !

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/alasdair-beckett-king-king-of-crumbs

もはやフリンジ中に観た上に通常ツアーで地元に来た時にも観に行っちゃうくらいにはお気に入りになってしまっているんですが。

ABKについては、過去に何度か絶賛してまして、ご興味あれば下記どうぞ。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Alasdair%20Becket-King

今回も、期待を裏切らぬ、期待以上のクオリティ。
あらためて、なんでこんなに素晴らしいのかをメモ書きしたいと思います。

前回から共通してこABKの作るショーが好きなのは、ファンタジーと現実の境界線があまりなくて、気がついたらABKのフィクション・ジェットコースターにジョイライド、しているところです。
今回もそのスタイルはまるで崩さず、なのですが、社会色強かったな、と思います。
ABKが育ってきた90年代で、気づいちゃったことをノスタルジックに徒然するのですが、ものごっつナンセンスなジョークをいくつも展開しつつ、実はトキシック・マスキュリニティについて話しているよね、って思いました。まるでそう見えないけど、実はおじいちゃんやお父さんが軸にあるよね、って。

これって、Samaritansですよね、って。うっかり口づさみました。


(週末ブリストルまで参拝に行き、冷静になれないまま現在に至っており、うっかり気がつくと全てIDLESにつなげてしまいがちです)

ダイレクトに揶揄するのではなく、(ABKはSad Jokeと言っていたのですが)しんみりさせながらも、笑っちゃう、っていう哀愁ジョークの数々が、素晴らしかったですね。

もう一つメモ書きしたいのは、音を巧みに利用した空間(というかSphere)の使い方です。
スタンダップなので、ABKは壁を超えてくるわけですが、(=客席とステージは繋がっているけどもかくかく個々として存在している)ステージ上に電話があり、この電話が、会場の上の階に住んでいる老人夫婦と繋がっているという設定。上の人たちの生活音が聞こえてくると、ショーの邪魔にならないようにお願いすると言って、電話をかけるんですね。
つまり、3つ世界があって、ABKを通してこの3つの世界が同じライン上に存在し、アクセスし合えるんですよね。フィクションなのに同じ立ち位置なのが、素晴らしいです。

もちろんスクリーンに映し出されるアニメ(おじいちゃんの絵が特に素晴らしい)のかわいさと、まとめ力の高さも大変大きく注目したいです。というわけで、まだチケット余ってる日もあるみたいなので、ぜひ、ぜひ、ぜひ、観てください。

2025年8月5日火曜日

Edinburgh Fringe 2025 エディンバラ・フリンジ2025: ほぼ売り切れなのに恐縮ですが、今年のイチオシ確定です>Vittorio Angelone: You Can't Say Nothing Any More

 Vittorio Angelone: You Can't Say Nothing Any More 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/vittorio-angelone-you-can-t-say-nothing-any-more

ものすごく良く当たるオレの目利きでは、今年のアワードの本命、出たかな。最低でも、今年のアワードでノミネートまではいくと思います。

エディンバラ・フリンジがまだフリンジ根性を持っていれば、の話ですけど。


【お話のさわり】

 ありがたいことに、フリンジのチケットは発売すればとくにお金かけてPRしなくても完全ソールドアウトという位置にいて、

(そこそこ) ソーシャルメデイアでも存在確立してて、

まあテレビなんて出なくてもいいんですけど。 

てかあんまりテレビ出る機会がないんですけど。 

てか全然テレビ出る機会もらえないんですけど。 

てか、てかですね。

テレビ出たことないんですけど。 

なんですけどね。 

なんですけど、ものごっつ 出たいんで出れるように頑張ってるんですよ。 

昨今の状況的に、白人独身男性が、テレビ出演にオファーをもらうチャンスを上げるにはね、テレビウケしそうな、リプリーに登場しちゃいそうな夏のスーツをみにまとってね、ピアスとかしてね、リアクションを“らしく”作って、匂わしたりとかね、努力してんですよ。 

なんだけど。

たった一つきたテレビのオファーはRichard OsmanのHouse of Gamesだけ。 

そんな状況である一方、半年に一回必ず!テレビ局、制作会社、エージェンシーどこかしらか、必ず! 来る依頼があるんですよ。

それが! 

Troubles 関連のドキュメンタリー。 

半年に1回。かっならず。

オレ、絶対出ねえからな!!! 


【感想】(そんなにネタバレはしてない、と思う)

っていう、フリから、始まるヴィットリオ個人そして彼の世代からみる「北アイルランド」の歴史と、それがもとで否応なしに翻弄される様を語る1時間です。

家族が昔はアイスクリーム屋を営んでいたとか、あとになって(troublesによって)受けた被害の内容を某メジャー新聞を通して知った、とか、さらにはあるポスティングを文字通り受け取られたことがきっかけで、大変になったとか。(ネタバレになるから言いませんけども) 

その一方で、politicalに頑張ったところで、実質的に役に立ってるのかと思うと? わざわざことを荒げるだけに、パレスタインのバッジつけてリチャード・オズマンのパネルショーに出る気にはなれないよね。

というような、彼の元々の「北アイルランドの苦労にかすらなくてもいいように守られて育ってきたから、ネタにして笑いにしたくねえ」っていうスタンスをしっかりと展開していく。これらが完璧に、なんの違和感もなく両方活かされた上で、彼と彼の世代のアイデンティティにつながるway of thinkingが展開、探求されるのが本当に素晴らしかったです。

 元(?今もか?)ガーディアンのコメディ評論家ブライアン・ローガンにデビュー・ショー内でのネタをいいように切り抜きされ、それを文字通り解釈されたので、リベンジで批評の1ワードだけ取って、次のショーのポスターに引用し、ローガンがホモフォビックみたいに見えるようにしてやったって話を含め、 コンテクストの読み取りをされない、コメディが芸術ととられづらい状況に触れ、観客の思考にパフォーミング・アーツでのコメディの立ち位置が考えられるよう切り込みを軽く入れるのもスキルだったと思う!

 (もともと小柄できゃしゃな容姿ではあったのですが)この半年で2.5 stone(5キロ?)減量しちゃって、ほっぺもこけちゃってて。もしかして、ショー内で話していた例のSNS事件のせいなのかな?って。(Fin vs InternetもHistoryも出てなくなっちゃったし...)

なんだけど、SNS事件での大迷惑や、痩せちゃってちょっと容姿変わっちゃったことすらも、たとえば、リプリーみたいなオシャレ・スマートカジュアルなお洋服だったり、会場前の外にヴィットリオをこき下ろすボードをぶら下げたおじさん立たせたりして、 全方位でショーにintegrateさせてる一方、どれも仕込みっぽく見せないナチュラルさが、すばらしかったんですよ、ほんとに。 

本当にこの芸人さんで見てみたかった密かな期待ががっつり満たされた!という気分です。

今さっき見たら、22日に追加公演が出てるのと、ツアーでひとしきりUK回るだろうというのと、それも無理なら、そのうちYOUTUBEスペシャル出るだろう、と。いやその前に、Netflixが買いますように(笑


2025年7月10日木曜日

Edinburgh Fringe 2025: エディンバラ・フリンジ2025 そろそろそんな季節です 現状のオレ的注目コメディあげときます(1)

毎年仕事が猛烈に忙しい6月が終わり、ふと 気がつけば7月。

そろそろいつもの季節がやってきました。エディンバラのフェスティバル・フリンジです。

ちなみにオフィシャルの方の注目は、ブライアン・コックスがやるアダム・スミス*1で、ブライアン・コックスにはあまり興味はないけど、アダム・スミスに興味があるので、チケットは購入しています。

もう推しのカンボーが賞を取ってから3年経つので、そろそろ、次のすごいのが見つかってきそうな期待を持ちつつの、現在までのオレ的注目を下記にまとめてみました。通常通り、いつも褒めてる系のチケット取れない系(Daniel Kitsonとか。あ、すでに数日除いてソールドアウトだ・・・。)は省いてます。

ちなみに今年も期間限定ではありますが、Tim Key来てるし、Alasdair Beckett-King来てるし、いつものオーストラリアとニュージーランドのTaskmaster勢もちらほら来てるんですよ。Tom CashmanとかPaul Williamsとか。また、スコッツ勢もいつも抑えときたいChristopher Macarthur-Boydはすでに購入してるし。何故かめちゃくちゃチケットの売れ行きのいいConor Burns悩んでる・・・(先日配信されたスペシャルは見た)

お昼系がポロポロいて、ずーっと注目している&2023年のアワード受賞者であるAhir Shah もめちゃくちゃ行きたいんだけど、どーにも時間が読めなくてチケット買えないんですよねぇ・・・困ったなぁ。困ったよ・・・

というわけで、上記的なものはある程度おさえた上で、の下記になります。

Daniel Sloss (WiP)

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/daniel-sloss-work-in-progress

(今ならまだ18ー21日のチケットは買える)

Daniel Slossの過去の感想はこちら。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Daniel%20Sloss

先日見たんですよ、今後ワールドツアーをやるための準備で始めたWiP。めちゃくちゃよかったんです。クオリティとかストーリー展開とかすでに十分本番クオリティなのだけど、多分90分まで作り上げるためのWiPなのではないかな、と。

なんの話かっていうと、ラッセル・ブランドの件です。たまたま、オレこの件、かなり詳細にレポートしてたので、なぜ、ダニエル・スロスがラッセル・ブランドの件をテーマに1本のショーを作れちゃうのか、って謎の人は、サクッと読んでいただければと思います。http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/09/tvme-too-youtuberguru-russell-brand.html

上記経緯があるからこそ、彼だからこそ語れる話になるんですよね。セクシャル・ハラスメントと業界の膿と闇。彼は、本当に素晴らしい芸人さんになりました。


Vittorio Angelone: You Can't Say Nothing Any More 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/vittorio-angelone-you-can-t-say-nothing-any-more

ヴィットリオさんといえば、あまり芸歴は長くなく、3年くらい前にフリンジに持ってきたデビュー・ショーが賞こそとらなかったものの異常にウケて、その時くらいから、ヴァイラルなYOUTUBERでもポッドキャスターでもないのに、なぜかよくわからないんだけど、ライブのチケットめっちゃくちゃ競争率高い芸人さんなんですよ。(しいていえば、Fin Vs Internetなの?でも正直このコンテンツ配信前から瞬時にチケット完売で大変だったから、このせいではないと思うんだよぁ・・・)

この芸人さんについては、アイリッシュ」で「ベルファスト」「家系はイタリアからの移民」で「ロンドン移住」に加え「白人男性」で「シスジェンダー」で「自閉症かもしれない」な「芸人」というずいぶんいいカードを揃えてるのに、一切使わずに、勝負してくる点に非常に興味を持ってまして、実際 デビューショーのトランスレーションではやや物足りなさを感じたものの、翌年の作品では、納得のいく仕上がりになっていたんですよね。(ちなみに昨年は、クラウドワークで1ヶ月だったんで、ポッドキャストで公開されてたのしか見てない)

んで、今回なんですが、なぜ注目しているかというと、ついに政治に踏み込む様子だからなんですよ。今までご両親世代ががっつりTroublesのトラウマのせいでまるでその手合いに触れない環境に育ってきたからの、彼なりのこだわり(?)があったと思われるのですが、今回のショーはアイルランドと中東問題がてんこ盛りだっていうんですね。Kneecapの一連の事件と メンバーのリアムと同じくらいの年齢らしいということで、思うところあったのかな、とか。どういう仕上がりになっているのか非常に興味深いんですよね。

どうもほとんど完売しちゃってるみたいなんですが、追加が出てるし、今後も追加公演の可能性はあると思っているので、チェックをお勧めします。


Simple Town 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/simple-town

アメリカ東海岸からやってくるスケッチグループで、今回1番最初に狂喜して購入したのが彼らのチケットです。すみません。まだショー自体は未見なのですが、ロンドンには一回来ていて、ものすごい盛り上がってたんです。

スケッチって芝居的な技量がいるせいか、頑張ってます!って感じのエネルギーが、近年のit is what it is的なスタンスで生きてかないといけない世界とどうもエネルギー的にマッチングしなくて、この道ですでにそこそこ知られてる余裕のあるグループ(Sheepsとか)でもないと、はまれなそうなんだけど、このSimple Townのメンバーの一人である、Sam LanierがAdult Swim(HBO MAXでも放送されているらしい)でDAPというアニメシリーズをやっていて、これがとてもとてもいいんですよ。

Adult Swim はちなみに最初に深夜にRick and Mortyとか放送してたところで元々はCartoon Networkの深夜枠だったところです(が確か独立したんだと思う)テレ東の深夜アニメ枠みたいなやつですかね?

Rachel Kaly: Hospital Hour

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/rachel-kaly-hospital-hour

去年来たんですけど、初期段階で残りの日程全キャンセルされちゃったんですよ。オレは運良く見れたんで、ぜひみなさんもキャッチしてほしい! 感想は→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-20242024andy.html


Sophie Zucker: Taste 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/sophie-zucker-taste

ここ数年特に興味の矛先がアメリカのライブシーン的なところにある程度いっているせいで、あまりよくわかってないのに「やばい見といた方がいいかも」というだけの理由で注目してしまうことが多いですアメリカの芸人さん。もう全然他に確固たる根拠がないです。すみません。



うーん。今のところ、とりあえず、こんな感じかなぁ・・・? あとはワンオフイベントみたいなやつと、King of The Tableは今年も絶対に観にいくことになると思います。


*1 確か昨年も役者に興味はないが脚本家のせいで見逃すわけには行かない、と言ってThe Fifth Step(注:現在ロンドンで上演中)を見に行き、ジャック・ロウデンにドンハマりし、原作も適度読んでるしめんどくさいなーと永久先延ばしにしていたSlow Horsesを3日間でコンプリートするに至るので、どーなることやらですが…

2025年5月6日火曜日

2025年春(?)最近(?)おすすめしたいコメディ系のコンテンツです(バスデン情報を含む)その2 The Ballad of Wallis Island(ネタバレるよ), セス・ローゲンのThe Studio ほか

こんにちは。 

まずは、

1)ついにもうすぐUKで公開されるバスデン&キーwith マリガンの「The Ballad of Wallis Island 」(その1で経緯説明済)

【映画のお話は・・・】

基本的には元々の短編映画と同じなんですが、マリガンがミュージシャン、マグワイア(バスデンさん)の元奥さん、ネル役で加わるんですね。で、彼女は音楽でもともに活動していてマグワイアとのユニットでたくさんの名曲を生み出していた、と。しかし、ユニットは解散し、二人の夫婦仲もピリオドを打ち、長いこと連絡も取り合ってない。マグワイアはソロ活動を続けているけど、鳴かず飛ばずっぽいし、ズレた方向に進んでいるっぽい。

そんななかで、マグワイアが人がほとんど住んでいない小さな島に住むチャールズ(ティム・キー)が音楽フェスティバルを開くので出演してほしい、ギャラはがっつり払うから、という依頼を受け、島を訪ねるんですね。まさか、その音楽フェスってお客さんがティムキーだけ、ということも、ティムキーが、ネルも招待しているとも知らずに・・・。

【感想】***ネタバレます⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️***

2週間くらい前に地元映画館で開催されたプレビュー見まして、ボロ泣きしました。実は!バスデンさんやティムキーの才能に感動して涙したことはありますが、彼らの作る話でボロ泣いたことは今まで一度たりともないんです。今年ボロボロ泣いた映画、これが最初かもしれない・・・

チャールズが50万ポンド(注:宝くじで当てたお金。なぜか異常に運がいい)を積んでまでして手に入れたかった奇跡はマグアイアとネルの音楽のケミカルスパークなんです。ふたりの音楽には、実は亡き奥さんとの思い出にも繋がっている。だから、彼らが起こすケミカルスパークはチャールズが失ってしまった幸せのかけらでもある。ほんのいっときでもいいから、願いを叶えてほしい、っていう切なる思いなんですよね。

でもですね、そのマグアイアとネルのケミカルって、音楽を超えた、人生のパートナーとしての愛もある程度影響していたってことは否めないんですよね。切り離したくても切り離せない、不完全なる人間の性なんです。離婚して、互いに別の道を歩んでいて、さらにネルには新しいパートナーと新しい命も育まれている状況下、完璧主義のアーティストであるが故に、今二人で奏でる音楽は違う、と考えるマグアイア。結果的にネルは島を去ります。

音楽がもたらす奇跡、そして幸せってものが、なんと儚いものなのか、こんなに繊細に綺麗にそして抜群のセンスで描かれているミニマリズムな映画ってあるでしょうか? 

いや、同レベルはあるかもしれないけど、これ以上は、ない。

です。ないです。

マリガンは、元々の短編のことも、ティムキーとバスデンさんのことも、このファンダムのことも全てをものごっつ!わかってることを証明するかのように、究極にベストなところでこの映画を退場(?っていうのかな?)するんですよ。だから、ティムキーとバスデンさんのケミカルスパークがちゃんと堪能できるの!! 

とはいえ、なんでイギリスが最初に公開にならなかったのかって、戦略なんだろうな、と思いました。ティムキー&バスデンのファン層が非常に大きい&強いので(→真顔)、たとえイギリスで興行成績はじいたとしても、他の国で「だって二人のこと知ってるから数字が伸びたんでしょ」って変な色眼鏡で見られちゃって、ドメのネームバリューが作品自体が国境を超えたこの層(=リベラルアーティ層)に響くっていう素晴らしさが、スッと入ってこなそう。アメリカのSXSWから、ってのが頭いい戦略だったと思います。Focus Features やるじゃん。Baby Cow(制作)もクーガンでたくさん経験積んだしな。(→クーガンが元々設立者の一人の会社)

げえええええええ。トレーラーのビューイング数、ごひゃくまん。

どうしよう(何が)

これはもはや、日本公開の日も近いのではないでしょうか・・・ひたすらひたすらひたすらに推して推して推してきたふたりの作品が、16年の月日を得て、日本上陸してくれるのかしら。

マリガンはボーくんの日本上陸にも大貢献してくれてるので、本当に感謝しかない・・・。



2)今年1月里帰りをした際に、会った人誰一人まともにApple TVを見てなかったんですけど、一体どういうことですか!!!

Apple TVのコンテンツ一番ヤバいと思います! ねずみープラスとか、ろくすっぽ見るものがない、と思うそこのあなた、そんなあなたにApple TVです。Slow HorsesとSeveranceは見ないといけないやつだと思います。

そして今年4月から、新たに鬼素晴らしいコメディシリーズが配信開始になったんですよ。Apple TVのコメディって試したけど、ぬるくてあんまり・・・と思っているそこのあなた、騙されたと思ってこれを見てください。セス・ローゲンのThe Studioです。

【お話】

映画へ馳せるピュアな気持ちは心に持ちながらも、お金と政治の波に飲まれて溺れてヘロヘロになりながら生き延びるハリウッド・スタジオのエグゼクティヴを中心に描かれる、ほぼほぼワンショット(に近い)・コメディです。今年おそらく一番話題のネトフリのドラマシリーズ、アドレッセンスが、驚愕の1話完全ワンショットで、嘘だろ無理だろどうやって??の連続シーンを見せつけてくれてしまったせいで、全然、映像で誰も驚けなくなってしまったんですが、相当すごいんですよ、実は。8話目だったかな? ゴールデングローヴ賞だったかの完全再現をほぼほぼ、ワンショットでやるんですけど、本当もっと評価されてもいいと思う!

あの、ロバート・アルトマン&ティム・ロビンスの名作映画「The Player」覚えてらっしゃいますかね? オープニングシーン覚えてらっしゃいますかね。多分あの映画とあのシーンが影響してるシリーズのはずなんですよ(調べてない)と言うのも、ティム・ロビンスの扮したグリフィン・ミルズがコンティネンタル(スタジオの会社名)のボスなんです。theStudioでグリフィン・ミルズを演じてるのは、ブレイキング・バッドだったBryan Cranstonですけど。これ、こちらの映画レビューといえばのマーク・カーモードが言ってて、うああああああ!って思いました。

あと、脚本のクオリティが良すぎです。セス・ローゲンの書く作品に関しては元々高い期待を寄せる派なのですが、今回は、マジで、ピカイチです。心にのこる、メモしておきたい名セリフいっぱい。 

確かにですね。いい映画を作りたくても、お金と政治とコンプラとスポンサーとえらい監督や人気の俳優などのしがらみで、全てが予想だにせぬ方向へコロコロ転がってく様を描く、というのは、HBOのThe Franchiseでもありました。イアヌーチ先生の息がかかっているので、こんなこと言うのは本当に大変心苦しいのですが、このThe Franchiseでやりたかったことが、このThe Studioなんじゃないかと思います。

って言うくらい、素晴らしいんです。

というわけで、超おすすめです。よろしくお願いします。

2025年春? 最近(?)おすすめしたいコメディ係コンテンツです (バスデン情報を含む)その1

こんにちは。

随分ご無沙汰しているのですが、3月末にアメリカで、バスデンさんとティムキーの(元々短編だった)The Ballad of Wallis Islandが(長編フィーチャーになって、キャリー・マリガンがメインキャストの一人に加わって、トマトメーターも97%とかなので、ここの忘備録を更新しようと思い立ちました。

この映画の制作発表は2023年5月だったんですね・・・。忘備録ってこういう時に便利が良いです。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/05/blog-post.html

ちなみに、アメリカ先行公開、イギリスでの一般公開は5月末なんですよ。嘘でしょ。グラスゴー映画祭のシークレット映画で見逃し(何しろシークレットなので見逃すしかない)来週の地元の映画館で先行プレビュー。ローカルのクラスタは全員行くんじゃないかしら(つまりオレは行く)

Accidental Death of an Anarchistにてウエストエンド・デビュー時にリポストというファンクションを学んだバスデンさんは、まめにインスタの(誰かの絶賛ポスティングの)リポストをしてくれています。

ちなみにサントラはすでにAvailableです。下記Spotifyリンク。普通に素晴らしいです。エコ贔屓とかじゃなくて、普通に!素晴らしいアルバムです。信じて。買った方がいいと思います。

https://open.spotify.com/album/3JpQrQ3nnV6ore1iSywyZe?si=R4h-86KbSZ6w46DC3dOkZw&nd=1&dlsi=1d7a12130e3f4719

ローカルクラスタの間では、元々の短編(30分くらいだけど)が大好きすぎて、このフィーチャー映画がどんな感じで変わっちゃって、好きになれなかったらどうしようと不安に思っているものもおります(注:オレではない)その点も含めて、来週見に行ったら感想を書き、日本公開時にも大きく大きく声をあげていきたいと思っています。

その他の最近の(?)おすすめは・・・

1)(満を持して?)英国版ドキュメンタル配信。予想以上に日本オリジナルの真逆を行った内容でしたので、感想。

ちなみにこの件に関しては、コロナ渦中に3本くらい上げてます


ご存知かと思いますが、ドキュメンタルのフランチャイズはすごい広がっていて、今回の英国版を含めて28カ国です。(注:なぜかアメリカはまだやってない)

その一方で、フォーマットを日本と同じにしている国はどこにもなく、オレの知る限りでは、オーストラリア版のフォーマットと足並み揃えています。

英国版が出る前にアイルランド版が配信された時は、超有名なグレアム・ノートン、アシュリン・ビーというビッグネームが名を連ねていたので、かなり評判になりました。

で、今回の英国版。以下箇条書きです。
  • とにかくメンバーがすごい、です。ただ豪華なだけじゃなくて、この(有名な)コメディアン(&コメディ・パーソナリティ)で観てみたいと思わせてくれる種類のキャスティング。予算もあるんでしょうけど、制作側の本気度と丁寧さが伝わります。
  • テレビで活躍してる人たちばっかりだからかもしれないけど、エシカル・倫理基準が本能で最高レベルの人たちばかりを集められてます。表もついつい、ポロリ、はこのメンバーでは
    • Jimmy Carr:オリジナルでは松ちゃんのポジションでオーストラリアではレベル・ウィルソンのポジション。TVのパネルショーもいくつか持ってるし、ライブツアーも現役で行ってるし、適役ですよね(深くは掘りません)
    • Rosin ConatyこのブログではMan Down(テレビシリーズ)とかTaskmasterで何回か書いたことあります。挑戦者じゃなくて、Jimmy Carrだけだと間が持たないとかあるのかしら、一緒に笑う人として最初からモニター室にずっといました・・・ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Roisin%20Conaty
    • 挑戦者例:Bob Mortimer この感想を読んでくださる方に説明は不要ですが、念のため。この人出るから普段テレビ見ない人も見る、っていうくらい素晴らしいものを見せてくれる笑いの魔法使いみたいな人ですね。30年以上この信頼とハイレベルな笑いの提供は、さすがになかなか、ない。
    • 挑戦者例:Daisy May Cooper This Countryでとんでもない才能を全国規模で披露してくれて以来、大人気ですね。詳しくはhttp://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Daisy%20May%20Cooper
    • 挑戦者例:Richard Ayoade テレビのバラエティではこの人出てるからクオリティがワンランクアップを保証される人ですね。IT Crowd、映画脚本監督、本執筆、テレビ番組の司会担当などなど。無表情が売り的なところがあるので、「笑うところが見たい」「誰に笑かされるのか」という、フランチャイズ版のドキュメンタルに一番高い付加価値をつけてくれる人物じゃないかと思うんですよね
    • 挑戦者例:Joe Wilkinson多分Countdownシリーズとかで芸風はすっかり浸透してるかと思いますが、想像つかないことをいきなりやるのが得意なのと見てる側もその期待感が高いのでナイスキャスティング。
    • 挑戦者例:Judi Love Taskmasterにもすでに出てますし、今ウィキで確認したらStrictly Comes Dancing にも出てますね。オレがテレビのバラエティをほとんど見ないので、あまり深く知らないのですが、番組の倫理レベル上げるのに絶対必要で最適役の一人ですよね
  • 強いのは、 Joe Wilkinson、Richard Ayoade、Bob Mortimerだろうなと思ったら、本当にその通りでした。ただ笑っちゃうとアウトなので、その意味でつよかどうかは?個人的にはBob&Mortimer世代なので、Bob Mortimerがやばいです。歌がやばいんです。Taskmasterの大活躍でDaisy May Cooperにも相当期待したんだけど、自分の趣味的には彼女の台本書きの方がハマるのかも。意外とハリエット・キムズリーのノリが女子の中では一番好きだった。
  • 個人的ハイライト、というか、エシカル英国メジャーコメディの真骨頂だな、と思ったのは、ハリエット・ケムズリーの中国人の夫(という設定)からの手紙を(その夫の声で)読み上げる役に任命されたリチャード・アイオーアデの対応ですね。第4話目だったかな。難度の高いボールなので一同緊迫するんですよ。あっぱれでした。
Amazonプライムはメインストリームなんです。


他にもいくつか記録しときたいので、新たなエントリーで続けます。





2024年9月8日日曜日

Edinburgh Fringe2024エディンバラフリンジ2024 個人的忘備録その3 感想あげてないけどメモしておきたいもの、一気にまとめて書き出します。

 今年は序盤で体調くずしたのと、どんどん年を取るせいで、日本語を社会人として使う機会がウイスキーをのぞいてほとんどないなかで、みたものの日本語の感想をあげる作業がどんどん時間がかかるようになってしまいました。

3)追加で、ツイートで上げた感想を頼りに、ここに一気にまとめたいと思います。

Lorna Rose Treen: Skin Pigeon 


1人スケッチっていうんでしょうか? Rー1な感じのやつ。キャラクターコメディです。去年結構話題になったショーを、今年は限定公演しており、去年観に行ってないのと、友人の激推しにより、観に行ってきたやつです。人の背の高さくらい積みあがった洗濯物みたいなプロップから出たり入ったりして、6キャラくらい怒涛のように見せていくランダムな1時間。アイディアに至るロジックも思考のロジスティクスがぶっ飛んじゃってる感じの、イギリスにはほとんど見かけないやつですが、日本だとよくあるやつ。突拍子もないはあ?みたいなサプライズがオチになってるやつです。話題になったのは、こっちの人こういうやつに耐性がないからだと思う。今回観たキャラの1つがものすごい真面目で一生懸命?なガールズスカウトの子のキャラが、山崎邦正さんが昔ガキの使いでやってたプロデュース曲やヒットパレードでの芸風を彷彿とさせてですねw 説明のできない笑いですw 


Marc Jennings: Marcsism


Marc Jennings とStuart McPharsonとSteven Buchanan ってスコットランドの若手芸人さん3人でやっているポッドキャストシリーズSome Laughがありまして。すごい好きなんですよ。きばってないまったり感と、ポッドキャストの作り方が、ワイワイ会話の途中から始まるみたいな感じにしてるせいで、聞いてるだけで自分も参加してるみたいなほっこり気分になれるんですよ。

その3人のうちのMarc Jenningsって、これ見てhttps://youtu.be/y97e7XOPYAU?si=ufzCft2jFyFEpxv7、結構lad ladしてる感じのネタをやるって印象だったんだけど、このチャンネルを通して配信した彼曰く「フルショーがアルバムだったらこれはEP」っていう立ち位置の30分くらいのショーhttps://youtu.be/lYG_6GXjqTY?si=Zh0of1YHPOStFbLd が
本当に!!素晴らしく。

なんで彼が結構lad ladしてる感じのコメディやってるのか、とかSome Laughの舞台裏とか、バックドロップで映し出されるようなショーだったんですね。んで、今回ものすごい気になって見に行きました。最初に見た1hショーよりは身近な話からしっかり社会政治に踏み込む展開になってたけど、そこまで2本目に見た30分のショーほど、emotiveな内容にはなっておらず、ちょうど1本目と2本目を上手にブレンドしたみたいな?かんじ。WiPって書いてないし全然きちんと出来上がってたけど、後でツアーをやる時のためのWiPみたいなもん、って言ってた。定期購読しちゃってるくらいSome Laugh贔屓なオレが言ってもあんまり?かもだけど、ほんとに上手なので、今後ぜひにと思います。


Stuart Laws:Stuart Laws Has to be Joking 


観客の熟練プロであるオレは、90年代の「観客にも演者にもオレは見えない」時代から00年代の「若い子たちはオレが見えるようになる」時代、さらには2010年代以降の「だんだん誰にでもオレが見えてきて、一番前にノリノリで座ってるとクラウドワークに使われちゃうこともたまにある」を経てきましたが、ここ近年とくに結構多くの演者も客もコケ―ジャン以外の観客になれてしまった感を感じます。
クラウドワークって素人相手のインプロだから、居心地の悪いレベルの想定外へぶっ飛ばないように、っていうリスクマネジメントを演者側は図るわけですね。で、たとえば、圧倒的コケ―ジャン社会で生まれ育ち巣立ったか、このダイバーシティ・カルチャーに対応するため、的なマインドセットがあるかどうか、など、様々な要素によってそれぞれの演者さんのリスクマネージメント対策って分かれていくわけです。で、昔はほとんどいなかった「潜在意識的にも構えがない」っていう演者さんの数が確実に増えてるな、と。

と、前置きをいれたところで。

それは、コンスタントに応援を続けているStuart LawsさんのStuart Laws Has to be Joking を見に行ったとき、 ですね。(念のためStuart Lawsさんはエイカスター黄金の4部作の演出ディレクターであり、ケタリンガ・シリーズ他、オンラインに名だたる名作を残している名監督ですが本業は芸人です)
場所は、どんなに何度もプロ消毒をかけ、プロ掃除して掃除して掃除しても、ゲロと尿とアルコールのにおいが染みついてとれない、というゲロと尿とアルコールに呪われた悪名だかき館があって、そこだったんですけど。前から2列目に座ってたんですよ。
冒頭でショーのセットアップ的にクラウドワーク用に5つくらい質問を用意してるって質問をあげてくんですよ。そのなかの1つ「一番大きなブタのサイズは?」ってのが、まさか、オレに飛んできちゃってですね。
その場で、即答できなかったんですよ。モニョモニョで。そしたら、ショーのど真ん中の不意打ちで「どお、もう答え出た??」って再度振られ(なぜ?!)、「むむむむまだっ!」って引っ張ってしまった上に、終わってからふと思い出したら、「某所でストリーミング配信用に本日収録してますー」って言ってた・・・(涙)某所で永久保存になってないといいなーと願います。泣きたい・・・


King of the Table with Ray Badran


今年の5月くらいには完全に、8月フリンジの最終週の週末、バンクホリデーウイークエンドがあるこの週末が、クサいってオレはずっと睨んでました。何しろ今年は、そうそうたるオーストラリアとニュージランドの面々がごっそり集結してたからです。その多さは近年稀に見るレベルだったのです。マジです。
つまりですよ。カンボー ( 注:サム・キャンベル)の昔ながらの仲良したちが、ごっそり。だったんですよ。
カンボーは、絶対に!この週末目がけて!!来る!! と睨んでました。さらにいうと、カンボーが元々は主催者の1人だった上記の芸人対抗卓球王決定戦に出る可能性が無茶苦茶!高い、って睨んでました。(→だって前にカンボーがMCやってたときに見に行ってるし)カンボークラスタだろうとなかろうと、ほんとにすごいメンツが登場するんですよ、毎回。なのでほんとに奇跡のイベントって感じ。ちょっと前のレスリングのイベントくらい。

そんなオレの予想が当たらないわけがありません。なので、今年のハイライトは間違いなくこのイベントです。

ちなみにこの卓球王決定戦は、芸人さんたちがダブルスで、ガチのガチガチで優勝を狙うものです。芸人さんたちがブラフを言い合い真剣に戦う姿がひたすら面白い。あと、Taskmasterにはコアなクラスタがおり、そのファン層にとっては、オーストラリアのTaskmaster勢とニュージーランドのTaskmaster勢とUKのTaskmaster勢が同じ場所でピンポンするってのがあり得ない軌跡なんですよね。オレはTaskmasterクラスタではないんですけど、気持ちはわかります。

芸人さんたちのショーではなく、普通に卓球の試合なので、写真も撮りたい放題っていう状況の中、気が狂うほど連写しました。ほんとに生きてて行けてよかった(涙)

ここで写真をあげようかと思ったけど、Monkey BarrelやKnock2Backのハコ側がSNSに一回上げてた関連画像を取り下げちゃってるので、念の為上げるのはやめとこうかと思います。

ちなみにこの週末、Guy MontgomeryのGuy Mont Spelling Beeは卓球と同じくらい狙っていたんだけど、仕事的にすごくキツくて、やめちゃったやつなんですよね。でも、そこにやっぱりカメオ的にカンボー出たらしくて。お友達のお友達(は皆お友達になるのですが)が、見に行ったらカンボー出てた!!って教えてくれて、悲鳴。お友達から「3週間前に一回ぶっ倒れてるから、彼女の前でカンボー見たっていうのしばらく禁止!!!」と禁止令でまして、詳しいことが聞けなかった・・・ただカンボー関係なしに、Spelling Beeってめちゃくちゃ面白いです。
オーストラリアの人は特にぜひ見てください。ABCでやってるっぽい?オーストラリアのテレビのことほとんどわかってないですが!!

2024年8月29日木曜日

Edinburgh Fringe2024 エディンバラフリンジ2024個人的な忘備録その2 イギリスで郵送するときは書留必至&タイミングを考えましょう

直接フリンジとは関係ないのですが、フリンジがきっかけで長い時を経て、結果的にこんなことになったので、忘備録。

2)郵便物は誰宛でも書留で!あと、送るタイミングを考えましょう

毎年この時期、いやらしいレベルで「オレが絶賛したものは、エディンバラフリンジをほぼほぼ制する」証明書とか免許とかもらいたいと繰り返しつぶやいていますが、そんなオレの目利き能力がもたらす効能といえば、大抵の場合、ドンハマりした演者さん(注:そんなに多くない)がハネちゃうとっくの前に、推し活動を開始してる、ってことなんですね。ちっちゃいプレゼントとかちょこちょこあげちゃう。

推しからは、あげてもいい許可を事前にもらいます。じゃないと、向こうはオレを知らないんだから怖いだろうにと、思っちゃって。または、最適な送付先を聞いて送っちゃう。役者業の場合はここ、制作の場合はここ、ライブのブッキングはここ、というようにエージェントに複数登録してることが多くて、どれが一番いいのかわからんから。

そんなわけで、オレが推して推して推しまくっている演者さんの1人は、スコットランド出身のせいか、フリンジを制したあとも、短期間でショーやったり、フリンジでお芝居やったり、たまーにではありますが、コメディ・クラブのミックス・ビルに出たり、なんてことをやっててくれたんですね。なので、ギャーギャー騒ぐことが比較的できてたってのがあります。で、里帰りをしたときに、演者さんの超推しバンドの日本限定版をたまたま見つけて買ってて、それを次の機会に手渡そうと、のんきに構えていたんですよ。

そしたらですね、その演者さんが執筆&主演したドラマ・シリーズが、満を持して4月に配信開始になると同時に、驚愕で前代未聞のビッグバン・レベルの爆発人気をおこしてしまってですね。その結果、とてもじゃないけど、もはやエディンバラのフリンジなんかに生身でふらっと来れるわけがない、って状況になっちゃったんです。

せっかく買ったのに!!

とはいえ、持ち続けても意味がない。渡すのがオレの幸せ&目的なので、演者さんに相談して、送ることに。で、一番都合のいいエージェントの住所を教えてもらい、送ります。「バタバタしてて、事務所に行くまでには時間がかかるけど、フェッチしたら連絡するね!(推しバンドの限定品なので→)超楽しみ!!」と言われたけども、演者さんはメディアとアワードのひっぱりだこなので時間がかかるのは当たり前、受け取ったとしても忙しくて返事もできるわけもない、と気にしないでいるなか、8月はとあるおやつの時間。携帯みると、その演者さんから

「送ってもらってるよね?(汗)まだ届いてないんだけど・・・」

とメッセージが。

ええええええええええええ・・・ とどいてないの!?@?!@?!えええええええ

1stClassで送ったんですよ。書留にすると不在のときにピックアップで面倒かけちゃうから。しかも1st Classって書留の48時間内より値段は高いんですよ。4£くらいしてるの!

あと2nd Classならまだしも、1st Classで郵送したものが紛失したこと延べ34年間イギリスで一回もないんですよ。遅れて1週間とかは、ある。でもどっかいっちゃうってことは、ない。

オンラインで購入したスタンプの詳細を見てもらったが、宛名と送り先は一字たりとも間違っておらない。演者さんも担当さんは何度も事務所内を確認したが、届いてない。もちろん、オレの家に返送されてきてもない。



なにを、どうやったら、荷物が消えちゃえるのだろうって考えました。

で、よく考えたらですね、オレが郵送したときって、日本を除く世界中が演者さんの事実をもとにしたドラマシリーズの、元ネタを探しまくっている5月半ばだった。誰あの女?って噂がとびかってて、余計な詮索しないでくださいって制作側がめっちゃ呼びかけてるときだった。

郵送の過程にはあまり責任の大きくない人達も多くかかわってるわけで。よりにもよって、あの!世間のかなり多くが血眼で実在の人物を探しているさなかに、エディンバラからの荷物で、書留もしてなくて、演者さんの名前と事務所宛の小包を見たら、「なにこれゴシップの予感」ってとられちゃう可能性あるんじゃないか、と思いました・・・お絵描きと限定版しか入ってないよ(号泣)

証拠もないし、何しろ、書留にしてないから、どうしようもないんだけど。

演者さんには、何回もごめんねーごめんねーって謝られて。一切悪くないのに。もしもこの予想が当たってたら、オレの郵送物ですらこんなことになってるんだから、演者さんが様々にこうむってる迷惑レベルって想像を絶する酷さなんじゃないかと思う。

なくなったものは仕方ありません。限定版もっかい探して買って送ることに。ちくしょーオレは負けない。

みなさん、ものを送るときは書留にしましょう。1st Classはもはや1st classでもなんでもなくなってしまいましたよ・・・オレの世代だと、1st classへの根拠なき信頼が若い世代よりも大きいのかも。


2024年8月28日水曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 個人的な忘備録です その1 体調管理は年を取るほどきちんとしましょう

 今年は通年に比べ、記録したいイベントフルな出来事がいくつかあったので、忘備録ポスティングです。

1)体調が悪過ぎて、鑑賞中にぶっ倒れる

年を取ったことをわすれがちになるんですが、

ちゃんと食べて休まないと、ダメ!!

今年はフリンジ開始週、結構重要な仕事で出張後、体調を壊しちゃったんですよね。

しかし8月は稼ぎ時。目が開いてるときは仕事かフリンジがらみか、のどちらかしか選択肢がないんですよ。なので休養らしき休養どころか、マックス以上に忙しい状況のなか、ビンジ・レベルは中レベルの8月4日(日)を迎えてしまいます。

午前中は仕事ですでに15K歩くらい歩いていて、終わって速攻で1本目(エレノア・モートン)。お昼食べることもなく(同行者がすでにおっきいブランチ食ってた)ラテ&ビールで次のショー待ち(スティーヴィー・マーティン)。この後もごはんを食べるほどの待ち時間がなく、ビールを飲んで3本目(キエラン・ホジソン)。夕方6時半近く、おなかが減りすぎて死にそうななか、ついに店にはいってごはんをたべれるくらいの時間が! と近所のよくいくピザ屋へ入り、はらぺこの状態で欲張ってチーズたっぷりの上にさらにモツァレラが丸ごと1個乗ってるプロシュートピザを、ビールで流し込みながら、ごちそうさま。

胃袋がキリキリってきたのが、次のショー前(コレ)に並んでいるとき。この時点では、食べ過ぎておなかいたい、っていう感覚で。後頭部で不安がよぎるなか、開場時間。そして全然前の方で並んでなかったのに、なぜか案内される順番と席のレイアウト上、下手よりの一番前に座ることになってしまいます。

ショーが始まりは、まだコントを楽しんで笑ってられたのですが、半分くらいしたところで、イブクロのアップセッティングがギアアップ。吐き気とおなかのぐるぐるに耐えながら、オレの脳裏に浮かんだのは、あの11年前に起きた悪夢。11年前は演者のお父さん(国民的有名人)のほぼ隣でショーを観ることから起こった悲劇と罪悪感ですが、今回は別の意味で絶対に!!!Make the Sceneを避けたかったのです。というのも、

10年くらい前にメンバーさんの1人のソロ・プロジェクトだけにめっちゃハマった(→この芸人さんに認識されるレベル)のに、スケッチコメディのほうにはそれほどハマってない・・・ってことが、本人にうっすらばれてる気がしてならない。さらにこのスケッチグループを盲目的にべた褒めするレビュワーさん大嫌いっていいまくってるし、最後にフリンジ来たのは6年前なんだけど6年前観に行ってないしまるでさわいでない。(注:SNSが相互フォローになっています。でも読まれるわけないと言いたい放題言ってきました)というわけで、もう総計10年くらい本人に話しかけてないから覚えられてることもないんだが、途中で退場なんてことやったらさすがに「あ、あいつだ!」って思い出されてひんしゅく100%

って、なるんじゃないか、と。なので今回は、たとえどんなにヤバくても、

退場だけはできない。

我慢しなければ。

と、「ダメ!退場」の言葉を呪文のように繰り返しているうちにですね、まるで記憶がぶっ飛びまして。生まれて初めて、記憶がないんです。気が付いたら、同行者に支えられ演者さん方に「大丈夫?!?!意識もどった!!!よかった!!!」と大声で呼びかけられており、「もうほとんど終わりだから大丈夫だよ!大したことやらないから気にしない気にしない!!!はい!みんな拍手! よかったよかった!」

と。

演者さんたちに呼んでもらったPleasanceのFirst Aidチームに支えられながらお客さんの拍手で(同行者とともに)退場いたしました。

演者の出入口のところで仰向きになってたのですが、両手の指と足の指が麻痺っぽくなってて、FirstAidの方にいわれるように動かしたいのに、上手に動かないんですよ。コワすぎる!! でも、にっこり笑ったり、視線も合わせることができたので、「まずは、大丈夫だ」と。だんだんふつうにしゃべることができるようになり、同行者とFirst Aidの人とお話しながら、足と手の指をぎゅっとしてはなす、ができるまで繰り返し繰り返しトライしました。たぶん15分くらい?で、しっかりしびれがとれていて、普通にぎゅっとしてはなすができるように。めちゃくちゃほっとしました。ただ、体力的に、立ち上がって歩ける、ってほどまでではなく、しばらく折り畳み椅子のある場所で座っていると、ショーが終わりまして。

わざとじゃないからしょうがないとはいえ、自己管理悪すぎ(汗)。ほんとに申し訳なく平謝りした結果、オレですってバレました。才能のある芸人さんはお人柄みんないい人ばっかり!なんですよ。なんで残りを見れるようにってコンプチケット手配していただいて、ありがとうございます。

スケッチショーは、ほんとに面白かったですよ。ほんとにおもしろかったんです。3人のスケッチグループとしてはもう14年?15年くらいで、今年で3人の活動としては最後のショーになりそうだから、その最後の最後のやつを見れて感慨深かったし。

こうやっていくつのスケッチコメディグループの有終の美を見てきたことか・・・(感涙)



2024年8月27日火曜日

Edinburgh Fringe 2024エディンバラフリンジ2024 コメディアワードノミネート及び受賞者発表

 いや、しつこいけど、本当に世間はワタクシのいうことを信用したほうがいいと思うって。

ツイートスレッドでおすすめしたものは16作品ですが、その中で3作品はノミネートになってて、1作品が受賞作ですから。

というわけで、以下まとめ。

Amy Gledhill: Make Me Look Fit on the Poster → WINNER 🎊🎊🎊

感想はhttp://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024-amy-gledhill.html

先日チャリティーショーの後に(出口でさらに募金を募るためバケツ的なものを持って立ってたので)、もうちょっとで愛の告白が口から出そうになるくらい、大好き!!!です。

Catherine Bohart: Again, With Feelings 

以前もノミネートされてるせいで、わざわざ受賞しなくても・・・?という枠ではあるかと思います。エイカスター・ルートを狙って欲しいかも(ノミネートの回数最多で受賞したことない、ってやつ)

Chris Cantrill: Easily Swayed 

エイミーと一緒に組んでDelightful Sausageをやっていて、今回ソロ(スタンダップ)で(相方と共に)ノミネート。すいません、見てるんですが、まだ感想追いついてない。(すいません)

Josh Glanc: Family Man 

めちゃくちゃ!面白いです。今回見たくても時間が上手に合わなくて(おやつの時間にやってたので)みれなくて、のああああああ!と思っている芸人さんの1人です。ちなみに前回見た時の絶賛の感想はこちら

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-2022-nic-sampsons.html


Natalie Palamides: WEER 

クイーーーーーーーン!制す! The Listでアワードとってしまったのと、もうすでにtraverse theatreのでっかい方を序盤の段階で全日程ソールドアウトにしてるくらいの人気と知名度なので、賞はエイミーが一番よかったんだと思う!!!

ナタリーのショーのオレの感想は

http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024-natalie.html


Reuben Kaye: Live and Intimidating 

この人だけ、ノーマークだった。オーストラリアのシンガー&コメディアンで

’Reuben Kaye and his band are back with the UK debut of his award-nominated show Live and Intimidating! The obscenely intelligent, rib-crackingly funny Reuben Kaye returns to the Edinburgh Fringe in an explosion of high camp and filthy humour. With musical direction by Shanon Whitelock and original compositions, this Swarovski-studded revolt is what happens when you tell your children they can be anything.’

だそうです。

Sarah Keyworth: My Eyes Are Up Here

2018年くらいからメキメキと出てきた感があるのですが、近年はもっぱらテレビ(パネルしょー的なもんとか)でご活躍というイメージで。見たことないんですが、気がついたら、大きめの会場を埋めちゃうくらい人気者になってたので、そのまま、みたいモチベがあまり湧かないまま、今に至ってしまいました。フリンジでもMonkey Barrelの3でMBでは一番おっきいと思う。エキストラショーはPleasance Grandだったし。今後きちんと注目しておきたいと思います。


2024年8月25日日曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 スタンダップ(クラブ)コミックとしての実力と才能のマウントが半端なかったColin Hoult: Colin大変お気に入りました

https://tickets.edfringe.com/whats-on/colin-hoult-colin

ペリエ賞と呼ばれていた頃、さらにはパンデミック前に比べ、本家のエディンバラコメディアワードの他にアワードが増えてきましたね。最近経済困難でアワード自体がなくなるかも!なんていう不安もあったことも手伝っていると思われます・・・

というわけで、ライブコメディをオンラインライブストリーミングで配信できるようにした立役者のNext Up ComedyがBiggest Comedyアワードを作ったらしく、そのアワード受賞をしてました。

、リッキー・ジャーヴェイスの「アフター・ライフ」でアナ・マンやってるコリン・ホルトっぽさが出てる役で出演してますので、ネトフリで見てらっしゃる方もちらほらいらっしゃるかと思うので、どうぞよろしく思い出してください。

そんなわけで(?)コリン・ホルトといえば、女優アナ・マンのキャラで有名すぎなのですが、今回はコリン・ホルトがコリン・ホルトとしてスタンダップする、っていうあまり頻繁に見れないタイプのものであり、個人的に今まで見たことなかったので、見に行きました。

すごく、よかったです。

「コリン」って自分の家族の物語で、母親から兄弟から自分のこと、そしてさらには、自分の子供たちのお話なのですが、表現スキルありすぎて、まるでドラマとかを見てるような1時間でした。前回のアナ・マンのショーも含めて、コリン・ホルトはADHDだってことがこんなに年取って(40過ぎて)わかって、いろんな意味で人生で抱えていた数々の問題イベントが納得いくっていう話をサイドラインに置いときながら、よく思い起こしてみれば、兄弟も子供もみんなコリン・ホルトみたいだよね、と。よく考えたら、一番小難しくて理解し難かった父親が、実は唯一の「普通」の人だったんじゃねーか、って話なんですよ。久しぶりに「クラブコミック」金字塔を見た感じ。BBC2とかでシリーズになりそう。と思いました。

2024年8月23日金曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 今年のコメディ・アワード ノミネートAmy Gledhill: Make Me Look Fit on the Posterは自信を持てない不安な自分に元気を与えてくれる、爆笑と感動の☆☆☆☆☆です

 Delightful Sausageも観たし、2年前のソロデビューも後追いで観たしで、ここ1年くらいは大好きな芸人さんです。Amy Gledhill。

https://tickets.edfringe.com/whats-on/amy-gledhill-make-me-look-fit-on-the-poster

(オレ的には今年はエイミーかナタリーが賞を取ればいいとと思っている。この二つは飛びぬけて好きだから)

ボディランゲージを含む表現が素晴らしいんです。そして他と一線を画すのは、最終的なメッセージがワンダフォーなポジティヴ・トーンなところなんですよ。レジリエンスとか、諦めとかそういうんじゃなくて。

以下、結構ネタバレになっちゃうんで、見る予定の人は絶対に読まないでください


今回は「寝る前に二つ毎日よみがえる記憶がある」って基本二部構成。(1つは、その2つの記憶から波線(漢字?)してクラスタみたいに語られていく。狙ってた体育の先生に近寄るために、彼が子供たちと一緒に行ったGo Ape(アスレチック場のアップグレードしたみたいなところ。結構ハード)について行って、スタート地点にも立てないうちにギブすることになった話、man of my lifeに出会ったと思ったのに(出会ったと思った理由が「チップスの上にバターをのせるオプションがなぜないんだ」とつぶやいたから*)あるとき、「もし自分がホニャララだったとしても、まだ私のこと好き?」ゲームで、「もしも●●(ダーツの選手の名前、うっかり忘れた)と同じ髪の毛でもまだ私のこと好き?」って聞いたら「。。。のー」って言われて、別れる以外の選択がなかった、とシングルになった・・・後の、自由の素晴らしさを謳歌しまくってて、現在家のドアを閉めた瞬間まっぱになるのが早すぎて、お隣の女の子にえらい迷惑をかけた話や、Nothern News というポッドキャストをやっているのだけど、やってるスタジオの隣にOff Menuも収録中で、エイカスターがちっちゃい子を連れてきて、「この子ちょっとだけ面倒見てて」って頼まれたんだけど、どうもアメリカから来てるイギリスをよく知らないとってもちっちゃい子だったので、イギリスにはね、大抵どこのサービスステーションにもあるToby Carveryを激推しして、その魅力を得得と語り、何と言っても魅力はビュッフェで、なんでもいくらでも食べれるところ!!!と力一杯語ったら、あとで、その子がStranger Thingsのフィンヴォルフハルトだって聞かされた・・・でこれが、二つ目の「寝る前に毎日蘇る(恐ろしい)記憶」w。

これらをすごいダイナミックに身振り手振りで話してくれるんですが、素晴らしいテンポの良さと面白さなんですよね。で、これらってのが奥の方で、「セルフ・エスティーム」「自分をどれだけ好きでいられるか」的なテーマで繋がっていて、後半マンチェスター行きの電車の中の話(通路を歩いていて、サイズの大きい容姿について揶揄われるようなセクシャルハラスメントをされる)へと伸びていくんですね。その事件があったとき、彼女は何もできない、何も言い返せずに、そのまま自分の席に戻るんですが、なんとかセルフエスティームを持ち直して、車内スタッフさんにレポートするんですよ。自分に自信がない、セルフエスティームが低いと自分への価値も低く、自分こそが自分を大事にして愛さなきゃいけないのに、自分が真っ先に自分を蔑ろにしてしまう。こういうことが起きても自分を守れずにいることがある。だけど、しっかりセルフエスティーム持とうよ。いいところを見つけよう。自分をサポートしてくれる人たちのいうことをちゃんと聞こう。

すごく頑張るエネルギーと強さをもらえるショーでした。多分それでノミネートもされた苦いないと思います。本当に素晴らしいので、ぜひ見てください。



*前のBFがニック・ヘルムさんだったということを知っているとより一層お楽しみいただけます


2024年8月22日木曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 高評価続出のショー、Ashley Gavin: My Therapist is Dying とてもグッときました

https://tickets.edfringe.com/whats-on/ashley-gavin-my-therapist-is-dying

最近、ライブ活動をきっちしりしてたグラスルーツ系のライブシーンで活躍するの芸人さんらがTikTokにあげて地元を超えた認知度をあげるっての、激増しましたよね。

Netflix is a Joke, Hulu, Comedy Central等にも登場しておるほどエスタブリッシュされてる芸人さんではりますが、国を超えての認知度は、やっぱり何回かTikTokで話題になったことも大きいようです。とはいえ、TikTokを情報ソースとしていないので、TikTokでヴァイラルになってるのが主な理由だと、まるでレーダーが働かないのですが(汗)

では、どうやってレーダーがピピンと立って観に行ったのかといえば、Sheeps(後日説明)の開場を待って並んでいるときに、写真とまるっきり同じ様相の、キャップを後ろ向きにかぶってダボっとしたTシャツとジーンズ姿の彼女と、心センシティヴが全面にでてる子たちが彼女と話したくていそいそ並んでおり、なかには感極まってプチ泣いてるみたいな子の姿まで見ちゃったんですよ。その間そばで同行者が「あれー??だれだっけあれー? アメリカのほらあの人!」って、全力で記憶の中とグーグルを駆け回っていたんですね。

評判のよさもさることながら、あのお客さんとのやりとりをしている姿が一番見たいと思った決め手かな、と思います。

【ショーの内容は】

子供を理解することを心理カウンセリングへつれていってやり過ごすタイプで、ショービジネスとか、ゲイとか異次元の論外すぎる世界に住んでいる母親と、なんでもおおらかに包み込むタイプの父親のもとに生まれたアシュリーなんだけど、その父親を11歳のときに亡くしまうんですね。この世に誰も無条件に味方になってくれる人がいないなか、(4歳だったかな?)からずっと週に2回通い続けている心理カウンセラーの存在が、気が付いたら自分のことを一番よく知っている人間になっていて、実は自分のメンタルの支えになっていたことに、その心理カウンセラーにある日「ガン(だったかな?)で余命1年なので、カウンセリングもあと1年で終わります」って言われて、壮絶ショックを受けて気づく・・・

というお話で。お話自体は結構重いのですが、異常に表現(言葉の選び方)とクラウドワークによる笑いのクオリティが高いのですよ。たとえばなんですけど、子供のころの話をしているときに、'Sexy Child' って口走って、客の反応をチェックして、「いやいや、この話はあんたたちが思ってるのと違うから」って、「客の想像している」ネタ「ひどいねあんたたち」というレイヤーで本線のストーリーと別のピードーネタをやってのけちゃう。この客のスペースの操り方って、(別に影響を受けてるとは思ってないけど)スチュワート・リーとかがやる種類を彷彿とさせました。

副業時代の職業が大学でコンピュータ―サイエンスの講師で、生徒たち相手にパフォーマンスしてるのとかわんないという感覚だったらしいです。ショーのあとの、お客さんたちとの和気あいあいな雰囲気も含めて、とてもよかったです。