イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2014年7月31日木曜日

Flat TV on BBC Three 観ました

(気がついたら3月くらいから、Workaholics, Broad City, Brooklyn Nine Nine, そしてSilicon Valleyと、次々アメリカ祭りだった上に、Rik Mayallの喪服祭りで、全然まともに新しいUKコメディに触れていなかった!(汗)そしてアメリカものは、私でなくても誰かお祭りをしているに違いないというまったく根拠のない過信により、まったく感想を書いたりしていませんため、本ブログ的にコメディまったくみてないのかよ、みたいな状況だったかもしれません。上記アメリカTVコメディ、ほかで盛上がってなさそうだったら書いた方がいいのかなぁ…)

http://www.bbc.co.uk/programmes/p022ct69



観た観た。観ました。(紹介・経緯などについては こちらで)

【お話は】
一つの建物の中にあるフラット(多分6フラット)の住居人たちを、トム君とナズ君の目線からニュースを含めたリアリティTV形式でアクセントつけながら描くシットコムでした。お約束ですが、トム君とナズ君がルーザーで、トム君が空気読むスネオみたいなヤツで、ナズ君が空気読まない天然のボケのほう。
第1話(続くのか? 汗)は 犬猿の中のお向かいのFLAT 5アテに荷物が届くものの、不在のため、ナズ君が預かります。はじめはいやがっていたのですが、配達人のお兄さんにこの荷物は、フラット5のお姉さん(結構キレイ)と仲良くなれるツールになる!と指南され、指南通りに、パーティを開き、そこへお姉さんほかフラットの住居人(女性のみ)をご招待します。トム君のお目当ての女の子も招待しますが、スムーズにいかないわけですね、ハイ。

それ以外は、17分で、間延びせず詰め込んでテンポよかった。(詰め込むのは元来トム君得意なんだよな、そういえば)。

【トム君が30になるまでは厳しいこと言わない! かわいきゃなんでもいい!! と思いつつも…】 
お金かけすぎなところと、欲張りすぎちゃったから軸がぼやけちゃってるところが、どうしてもひっかかるところです。
BBC3のネットTVなんだし、貧乏負け犬ボーイズの話なんだから、もっとオフビートでいいんじゃないかな…。でもこのお金かかってがちゃがちゃしてるのは、BBC3の若手(かわいこちゃん)使ったコメディにみな共通してるので、トム君とナズ君のせいじゃないのかもしれないですね。

2014年7月10日木曜日

Edinburgh Fringe Festival 2014☆悪いことはいわないからチェックしておいたほうがいいです→Rhy James君ついにソロショーです。

今年の若い子一本釣りはこの子なんです。
Rhys James君


すいません、じつはとある理由で(余談になるので、フリンジで観戦してから書きます)3年前からチェック入ってたんですが、初ソロ60分&脱Free Fringe (無料で観てね、でも面白かったら払ってね!形式のショー)のこのときまで、黙ってました。こっそりしてました。それくらい、オレ様の秘蔵ッ子です。
ということは、超注目ってことです。

まだ今年で23歳!

この子、ちょっと妥協すれば、全然、次世代のTシャツ・コメディアン(超簡単に要約するとでっかい事務所の完璧なPR戦略のもと、でっかいハコをうめつくせる人気を持つ若くてかっこいいお兄ちゃん芸人たちのことです)の筆頭株を担うルックスをそなえたかわいこちゃんじゃないですか。(ニコラス・ホルト君に似てるっていわれるらしいです。)
しかし!ど根性で、妥協せず。
地道なライブ活動でコツコツとキャリアを積すと同時に、若い子だからこその最先端のPR技術(=TwitterとYouTube)を自由自在に使いこなし、去年はTwitterでもっとも面白い芸人入りですよ。(→ ホントに打率がめっちゃいいんです)
Vic and BobのBobに可愛がられ(→芽のでとらん超若い子を引っこ抜くのが超得意です。良い例が(Little Britainの)マット・ルーカスですわ)ほかにもSarah Milliganなどなど、実力派の人気芸人に認められ後押しされちゃってる。そういう人たちには丁寧で礼儀正しく、ジョークはトゲってて、シャープ。

この子は絶対に、オフ・ビートでくるって、2年くらい前からジリジリ思ってたんですが、その飛躍が今年だと、思ってます。個人的に。マジで。
というわけで、エディンバラ・フリンジで何を冒険しようかとお悩みの方、リース君です。リース君がいい。一本釣りならリース君です。だって小柄でひょろっとしってカワイイです。リース君です。

今回、フリンジの初(チケット制の)ソロショーを前にウエブコメディをはじめてるんですが、これがまた、容赦なく自分を追い込んでまして(汗)
UKコメディ業界を知る人を対象に作っているので、完全にオーディエンスを今自分がかっこいいと思っている芸人さんのオーディエンスに絞ってます。
というのもこれ、フリンジのコメディビジネスの事情がわからないと、まったく笑えないのが明らかなわけです…
(備考:マシュー・クロスビーがさりげなく出てるのに、笑っちゃいました。)

あと、たぶん、いいところのおぼっちゃまの、エリート校出じゃないかと思ってるんです。なぜかってと、そのへんの経歴が表にでてこないから 汗。みるからに、いいところのおぼっちまっぽい。で、本人はそれが出てもいいのは、売れてから、認められてからだ、って思ってわざとふせてる気がするんです。ええもう、こんなに今時なのに、芸人根性が座ってるんです。やっぱり笑い作りって信条とか根性も大きく影響すると思うんですよね。

なんだかとりとめもないメモ状態ですが、ぜひリース君をよろしくお願いします。