イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。
2014年4月30日水曜日
やばーーーーーーーい!!! ついにザック・エフロン大復活のゴングがなったかもしれない!!なNeighbours
今晩は。
たとえ世間がスタバ、スタバともてはやしていたときにもドトール、ドトールと(小声で)応援してきたように、ザック・エフロンをずっと応援しつづけてきましたイナムラです。
先日Workaholicsにハマった経緯をおつたえしたときに、貼付けたクリップでおわかりかと思いますが、はい、ザック・エフロンとセス・ローゲンがマジカル共演を果たす(
個人的に)2014年最大の注目作の1本、Neighboursの評価がめちゃくちゃ高いんです!!
みてください!このRotten Tomatoesの評価を!!!(2014年4月30日付け)
http://www.rottentomatoes.com/m/neighbors_2014/
どうも完全なるフラットパック・ムービーのようすです。じつは本家本元(?)のフラットパックが苦手なんで、自分の好物になるか、今イチ不安です…。しかも作家が映画界では新人っぽいし… 汗 が!ザック・エフロン(とセス・ローゲン)です。ザック・エフロン(とセス・ローゲン)ですよ!! 絶対に観に行きます。
2014年4月23日水曜日
ガーディアン紙のマーティン・フリーマン・インタビューから見える攻防戦について
本来はマーティン・フリーマンものは、読者さんとファンが(当社比較で)圧倒的に多いGeekyGuidestoEnglishのネタなのですが、今から書こうとしていることは、完全に英国コメディ界と英国メディアのネタのため、コメディブログにて展開することにしました。
今回興味深いと思ったのは、この記事です
Martin Freeman interview: 'I had no interest in Fargo just being a TV version of the film' →
http://www.theguardian.com/culture/2014/apr/20/martin-freeman-interview-fargo-tv-version-hobbit-sherlock-coen-brothers
はい、ファーゴのインタビュー記事です。でも注目したいのはファーゴではなく、ココ↓です
Q: But you must have felt like you've escaped Tim now.
M.F. Yes I really do. And it is a great relief, although I'm very proud of The Office. It's one of the best things I've ever done and one of the best things I'll ever do. I don't want to complain about that. Most people don't get anywhere near that kind of reaction and acclaim and for something that you love. So that was a lucky gig.
Q: You have some religious faith. Did you ever get into theological debates with Ricky Gervais, a renowned atheist?
M.F. Yeah, we talked about that sort of stuff but it was all lighthearted. He's a very, very intelligent person and in one sense he takes things seriously but in another I don't think he takes anything seriously. We laughed at each other about it. But he's become a lot more professionally atheist.
じつは、ここ1−2週間、イギリスのエンタメ界はファーゴのPRが多くしめておりますが、同時にリッキー・ジャーヴェイスの問題の産物Delekの新シリーズ開始につき、彼が怒濤の勢いでPR展開をしているときでもあるのです。しかも、最近デヴィッド・ブレントの再びの復活があると本人がほのめかしたり、NMEでフェスでのライブの可能性の有無が報じられたり、という背景があってですね。
Dブレント復活劇を含め最近のリッキーの活動に対するアンチが多い&Derekが色々な意味で問題作なせいで、リッキー・ジャーヴェイスは集客力の大きいネタなのです。もしココで、元キャストが(脚色できるような)おいしいコメントをしてくれたら…。そんな下心が丸見えな質問なんですわ、コレ。
もちろん、その下心をすぐに見て取っている(慣れきっている、というんでしょうか汗)マーティンの返答は、ソツのない、鉄のパンツを履いた上に鎖でぐるぐる巻にしてカギかけたようなぬかりのないコメントです。
過去の経験をもとに、(→過去になんどかついついおいしいコメントをしてしまって、騒がれてます)絶対に犯されない! っていう防御で対応するマーティン…。
ホントに申し訳ないですが、今リッキーと関わるハメになると(メディア報道で、ですよ)トラブルにしかならないので、巻き込まれたくないと思って当たり前です。元キャストそしてスティーヴン・マーチャントもは誰も関わるのはごめんだ、って思っているのではないでしょうか。
ちなみについポロっとこぼすとどうなるか、というと… こないだのBBC Radio 4 でのコメント(しかもファーゴのPRのはずだったのに… 汗)がBBC NewsのEntertainment & Artで大見出しとなってかけめぐる、みたいなことになるわけですよね。
【備考】正直ですね、我らオタクらにとっては、”Tim from The Office”ネタは、Richard Herringがネタにする意外、引っぱりすぎて聴くと萎えてしまうくらい煮込みすぎのネタです。リッキーとDブレントの話題でも、騒がれると…萎えてます。(→ファンの人ごめんなさい)多分、オタクまでいかずとも普通のホワイトカラーのイギリス人の多くはそう思ってるんじゃないかと思います…
完全ネタバレ、というよりむしろネタ解説(その3)☆クーガンxブライドンxウインターボトムのBBC2 The Trip to Italy 第3話鑑賞
The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
The Trip to Italy ネタ解説その1です。
The Trip to ITaly ネタ解説その2です。
【第2話のネタ解説記事がすっとんでいる件について】
第2話をみましたが、個々のネタの展開は第1話とあまり変わった様子がなく(*クオリティは相変わらず抜群ですが!)わざわざネタ解説するほどではないかな、と思ったのが理由です。また、第1話のネタ解説時に触れているのですが、今回ブライドンの戦闘力が高く、クーガンがおされ気味、という傾向がさらに強まっていたんですね。悪い言い方をすると”ケンカをふっかける”。ブライドン&クーガンの関係におけるコレまでのイメージ、そしてブライドンのイメージからは予想外の展開です。さらにこのレベルの攻撃性はブライドンの笑いのスタイルとも外れていることから、この方向性を咀嚼できませんでした。そして第2話はですね、クーガンではなく、ブライドンが旅の道中で出会った女性と仲良くなりそうな雰囲気? っというところで、終わります。というわけで、いろいろ口のなかにモゴモゴした状態で1週間後…の第3話です。
【ブライドン、シェイクスピアになっている夢を見て】
「いやいや、自分の書いた脚本の引用なんかしないよ…… A-HA!」とアラン・パートリッジの物真似をした自分にショックを受けてめざめると、ドーン!横には、第2話でいい雰囲気になっていた女性が寝ているではありませんか! F語を連発でつぶやくブライドン。
この冒頭1分で、第2話の咀嚼ができる構成、かつ、このA-HA!が、アイロニーたっぷりなオチへと昇華する華麗な笑い作り。感動です。
つまり、ブライドンは、心で激しく抵抗しながらも、不可抗力でクーガンの道を歩んでしまっているんですよね。(当たり前です。そのキャリア、じつはものすごくかぶってますから。)その抵抗が今回の高い攻撃性となっているのだと…。ブライドンの新境地ではないでしょうか。
さらにいうなれば、視聴者にとってThe Trip to Italyは自虐によるアイロニーがダブルパンチです。悲しく、情けなく、胸が締め付けられる重い笑いがダブルパンチです。
相当の覚悟が必要ですよ、奥さん…(苦)
【次の目的地へ…不機嫌なブライドン、クーガンへの攻撃再び】
ブライドンの不機嫌そうな言動に、何かあったと悟るクーガン。しかしブライドンはI don't want to talk about it. And that's not a cue for Abba song."。あえて突っ込まずにそのまま走ります。美しい景色を前に、再びのブライドン→クーガン攻撃タイム。”そんなしているのも限りがある。いずれは身動きが思うとおりにとれない老いた身となるんだということを、受け入れろよ””身動きとれず、素っ裸で横たわり、身も知らない人間に介護されるんだ。死ぬ前に必ずオマエにやってくるそのときを、オレは絶対に見逃さない”
クーガンが“I would be dressed by some young nurse"といいかえすも”But she will be taunting on your breast and there will be nothing you can do and I love to see that" 息をするのももったいないように、まくしたてるんですね。その後も、ノベルティ・マグカップ(有名人の顔をマグカップにしているシリーズありますよね)にして飲んでやるとか、 コレ、投げてくる球が拾えないと結構キツいネタだと思います。何しろクーガンが同じレベルでブライドンと戦うことを放棄しているんで、アタリが強くなる一方なのかも、とか。このへんはプロットの方向性ともからんでくるんだと思うので、第4話以降の展開に注目したいところです。
【クーガンさん、今回はアラン・パートリッジを狙ってますか?汗】
クーガンがキャラとしてクーガンを作り込むとき、常に(その都度)公衆/メディアが作り上げる「スティーヴ・クーガン」像を組み込み、その一歩先へと押し拡げて行っているわけですが…。今回も完全に我々ギークが「ALPHA PAPAのアランは、もはやクーガンとかぶってないか? アランがかっこよくないか? というかクーガンがアランを食っちゃってないか?」みたいな話をしていることを分かった上でやってるんじゃないしょうか?という被りっぷりです。若い女性を観て、サングラスをとってニッコリ笑顔で「ハーイ」というものの、完全に存在すら無視され、(ブライドンに「awwwww, she ignores you」なんつって言われてしまい…)ニール・キノック(元労働党党首ですね。まだクーガンがブレイクする前、Spitting Imageで声をやっていたときによくやっていましてん)の真似を得意げにやってしまったり…(That's the best thing you doとブライドンに言われてしまいますが…汗)
【ブライドンの自伝書&おじいちゃん節ブイブイなクーガン】
クーガンは自伝書は書いてません(注:リアルでは、今ちょっと”書いてもいいかな”という人生の段階に達しているそうです。マーク・ローソンのインタビューで書きはじめているらしきことを言っていたので、マジで楽しみですが!)でもアラン・パートリッジの自伝書は書いてます。いいんです。なんてったってクーガンはliving in his own metaphor(S1最終話)な自分の人生を自分の生み出したキャラに食われて生きている人間なんですから。
というわけで、カサノバの自伝書から、ブライドンの自伝書の話へ、そしてクーガンのアラン・パートリッジと比較されて進行していくわけです。ブライドンがBAFTAを初めて受賞したときまでを書いている、ときいたクーガン、"(初めてってことは)いくつBAFTA歴があるのよ。”と、びっくり。そして自分には到底かなわない、と思い込んでいる(ので意識もしてない)ブライドンが3回もBAFTAを受賞していると知り、I am genuinely shocked. に。ボッソリときかれもしないのに、 "7...7回..."と自分の尊厳を守ります(笑い。その後も同じ話を繰り返すなど、おじいちゃん入ってます。
moral campus のネタは個人的にオシャレで好きです。
それにしても、今考えると随分、年齢は同じようなもんなのに、まるで親(クーガン)子(ブライドン)みたいな確執をもった、でも切っても切れない関係に見えます。そして、前回に引き続き、これだけ迷惑な分量を書いているのに、まったく終る様子がないので、2回にわけます。第3話の後半戦はのちほど、ここにリンクを貼付けます。。。
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
The Trip to Italy ネタ解説その1です。
The Trip to ITaly ネタ解説その2です。
【第2話のネタ解説記事がすっとんでいる件について】
第2話をみましたが、個々のネタの展開は第1話とあまり変わった様子がなく(*クオリティは相変わらず抜群ですが!)わざわざネタ解説するほどではないかな、と思ったのが理由です。また、第1話のネタ解説時に触れているのですが、今回ブライドンの戦闘力が高く、クーガンがおされ気味、という傾向がさらに強まっていたんですね。悪い言い方をすると”ケンカをふっかける”。ブライドン&クーガンの関係におけるコレまでのイメージ、そしてブライドンのイメージからは予想外の展開です。さらにこのレベルの攻撃性はブライドンの笑いのスタイルとも外れていることから、この方向性を咀嚼できませんでした。そして第2話はですね、クーガンではなく、ブライドンが旅の道中で出会った女性と仲良くなりそうな雰囲気? っというところで、終わります。というわけで、いろいろ口のなかにモゴモゴした状態で1週間後…の第3話です。
【ブライドン、シェイクスピアになっている夢を見て】
「いやいや、自分の書いた脚本の引用なんかしないよ…… A-HA!」とアラン・パートリッジの物真似をした自分にショックを受けてめざめると、ドーン!横には、第2話でいい雰囲気になっていた女性が寝ているではありませんか! F語を連発でつぶやくブライドン。
この冒頭1分で、第2話の咀嚼ができる構成、かつ、このA-HA!が、アイロニーたっぷりなオチへと昇華する華麗な笑い作り。感動です。
つまり、ブライドンは、心で激しく抵抗しながらも、不可抗力でクーガンの道を歩んでしまっているんですよね。(当たり前です。そのキャリア、じつはものすごくかぶってますから。)その抵抗が今回の高い攻撃性となっているのだと…。ブライドンの新境地ではないでしょうか。
さらにいうなれば、視聴者にとってThe Trip to Italyは自虐によるアイロニーがダブルパンチです。悲しく、情けなく、胸が締め付けられる重い笑いがダブルパンチです。
相当の覚悟が必要ですよ、奥さん…(苦)
【次の目的地へ…不機嫌なブライドン、クーガンへの攻撃再び】
ブライドンの不機嫌そうな言動に、何かあったと悟るクーガン。しかしブライドンはI don't want to talk about it. And that's not a cue for Abba song."。あえて突っ込まずにそのまま走ります。美しい景色を前に、再びのブライドン→クーガン攻撃タイム。”そんなしているのも限りがある。いずれは身動きが思うとおりにとれない老いた身となるんだということを、受け入れろよ””身動きとれず、素っ裸で横たわり、身も知らない人間に介護されるんだ。死ぬ前に必ずオマエにやってくるそのときを、オレは絶対に見逃さない”
クーガンが“I would be dressed by some young nurse"といいかえすも”But she will be taunting on your breast and there will be nothing you can do and I love to see that" 息をするのももったいないように、まくしたてるんですね。その後も、ノベルティ・マグカップ(有名人の顔をマグカップにしているシリーズありますよね)にして飲んでやるとか、 コレ、投げてくる球が拾えないと結構キツいネタだと思います。何しろクーガンが同じレベルでブライドンと戦うことを放棄しているんで、アタリが強くなる一方なのかも、とか。このへんはプロットの方向性ともからんでくるんだと思うので、第4話以降の展開に注目したいところです。
【クーガンさん、今回はアラン・パートリッジを狙ってますか?汗】
クーガンがキャラとしてクーガンを作り込むとき、常に(その都度)公衆/メディアが作り上げる「スティーヴ・クーガン」像を組み込み、その一歩先へと押し拡げて行っているわけですが…。今回も完全に我々ギークが「ALPHA PAPAのアランは、もはやクーガンとかぶってないか? アランがかっこよくないか? というかクーガンがアランを食っちゃってないか?」みたいな話をしていることを分かった上でやってるんじゃないしょうか?という被りっぷりです。若い女性を観て、サングラスをとってニッコリ笑顔で「ハーイ」というものの、完全に存在すら無視され、(ブライドンに「awwwww, she ignores you」なんつって言われてしまい…)ニール・キノック(元労働党党首ですね。まだクーガンがブレイクする前、Spitting Imageで声をやっていたときによくやっていましてん)の真似を得意げにやってしまったり…(That's the best thing you doとブライドンに言われてしまいますが…汗)
【ブライドンの自伝書&おじいちゃん節ブイブイなクーガン】
クーガンは自伝書は書いてません(注:リアルでは、今ちょっと”書いてもいいかな”という人生の段階に達しているそうです。マーク・ローソンのインタビューで書きはじめているらしきことを言っていたので、マジで楽しみですが!)でもアラン・パートリッジの自伝書は書いてます。いいんです。なんてったってクーガンはliving in his own metaphor(S1最終話)な自分の人生を自分の生み出したキャラに食われて生きている人間なんですから。
というわけで、カサノバの自伝書から、ブライドンの自伝書の話へ、そしてクーガンのアラン・パートリッジと比較されて進行していくわけです。ブライドンがBAFTAを初めて受賞したときまでを書いている、ときいたクーガン、"(初めてってことは)いくつBAFTA歴があるのよ。”と、びっくり。そして自分には到底かなわない、と思い込んでいる(ので意識もしてない)ブライドンが3回もBAFTAを受賞していると知り、I am genuinely shocked. に。ボッソリときかれもしないのに、 "7...7回..."と自分の尊厳を守ります(笑い。その後も同じ話を繰り返すなど、おじいちゃん入ってます。
moral campus のネタは個人的にオシャレで好きです。
それにしても、今考えると随分、年齢は同じようなもんなのに、まるで親(クーガン)子(ブライドン)みたいな確執をもった、でも切っても切れない関係に見えます。そして、前回に引き続き、これだけ迷惑な分量を書いているのに、まったく終る様子がないので、2回にわけます。第3話の後半戦はのちほど、ここにリンクを貼付けます。。。
2014年4月21日月曜日
遅ればせながら、workaholicsにハマってしまいました…☆Workaholics @Comedy Central
きっかけはコレですわ…
で、オタクというものは、コレだけ観て終わり、ってわけにいかなくて、S1のE1からみ始めるんです。
というわけで、遅ればせながら、workaholicsにハマってしまいました…(何かと米モノはテを出すのが遅くて、今後の課題です…)
http://www.cc.com/shows/workaholics
(アメリカではすでにS4?!)
http://www.comedycentral.co.uk/shows/featured/workaholics/
(イギリスではまだS2です…涙)
俳優として映画やテレビに登場すると、名前と顔を上手に記憶できない脳みそしかもっておらないため、3人ともどっかでみたことある、という記憶しかなかったのですが、Mail Order Comedyの面々による産物ということで…お勉強させていただきました。
Workaholicsでフィーチャーされとるのは3人だけど、じつは4人組みなんですね? YouTubeに上がっているクリップをいくつかみましたが、刑事モノの超低予算シリーズなど、スクリプトが秀逸なんでしょうね。テンポよく無駄のまったくない展開ですね。まだメジャーでブレイクしてないころなんですよね、きっと?みんな腹座ってるというか気張ってないし、トーンが落ち着いてるので、非常にみやすいですね。
Workaholicsは、どのエピソードをみても、ナンセンスと下品のブレンド率がやりすぎの寸止めで止まってます。キャラ設定、そして彼らの行動がリアリティの境界線を超えることはあっても破壊することはない。こういう高スキルで計算高い作品が大好きです。
何の負担もなくマラソンができるアメリカのCollege系ナンセンス・コメディ番組は本当に久しぶりです。
メジャー賞を受賞する米TVコメディもなかなか日本放送が…な世の中、Workaholicsの日本放送なんて、日本でStewの番組の放送を望むくらい無理な話かもしれないですが、もし機会があったら、ぜひおためしになってください。
アメリカではDVDも発売されておりますね。
で、オタクというものは、コレだけ観て終わり、ってわけにいかなくて、S1のE1からみ始めるんです。
というわけで、遅ればせながら、workaholicsにハマってしまいました…(何かと米モノはテを出すのが遅くて、今後の課題です…)
http://www.cc.com/shows/workaholics
(アメリカではすでにS4?!)
http://www.comedycentral.co.uk/shows/featured/workaholics/
(イギリスではまだS2です…涙)
俳優として映画やテレビに登場すると、名前と顔を上手に記憶できない脳みそしかもっておらないため、3人ともどっかでみたことある、という記憶しかなかったのですが、Mail Order Comedyの面々による産物ということで…お勉強させていただきました。
Workaholicsでフィーチャーされとるのは3人だけど、じつは4人組みなんですね? YouTubeに上がっているクリップをいくつかみましたが、刑事モノの超低予算シリーズなど、スクリプトが秀逸なんでしょうね。テンポよく無駄のまったくない展開ですね。まだメジャーでブレイクしてないころなんですよね、きっと?みんな腹座ってるというか気張ってないし、トーンが落ち着いてるので、非常にみやすいですね。
Workaholicsは、どのエピソードをみても、ナンセンスと下品のブレンド率がやりすぎの寸止めで止まってます。キャラ設定、そして彼らの行動がリアリティの境界線を超えることはあっても破壊することはない。こういう高スキルで計算高い作品が大好きです。
何の負担もなくマラソンができるアメリカのCollege系ナンセンス・コメディ番組は本当に久しぶりです。
メジャー賞を受賞する米TVコメディもなかなか日本放送が…な世の中、Workaholicsの日本放送なんて、日本でStewの番組の放送を望むくらい無理な話かもしれないですが、もし機会があったら、ぜひおためしになってください。
アメリカではDVDも発売されておりますね。
2014年4月10日木曜日
ギャ〜助けて!オレもオンエアで観たい!(切実)Parks&Recreationにボー君がゲスト出演するんですって!
なんですって!!
たぶん、全米ナンバー1とかの青年カントリー歌手Chipp McCapp役という設定なんじゃないかと思います!PVがボー君のツイッター経由で回ってきました!!
以上です。
たぶん、全米ナンバー1とかの青年カントリー歌手Chipp McCapp役という設定なんじゃないかと思います!PVがボー君のツイッター経由で回ってきました!!
"Beautiful Like My Mom" by Chip McCapp https://t.co/ZzhidbFW80 tomorrow on @parksandrecnbc #moms #troops見たい見たい見たい見たいみたい!だってイギリスではまだS3とかを深夜にもうすぐつぶれるBBC3でやってるだけなんですから、全然追いついてない! なんとかしてみます!なんとかしてみてやりますとも!
— Bo Burnham (@boburnham) April 9, 2014
以上です。
Twenty Twelveの続編「W1A」観てます
いきなり面白くなってきました!!(→ゲンキンすぎ 汗)
W1A
はい、Twenty Twelveの続編です。
Twenty Twelveは大好きでしてん。Twenty Twelveのブログ記事は古いGo Johnnyが抱えています。
第1話が、新しい職場(BBC)にやってきたイアン・フレッチャーが不慣れな環境で似たような目に遭っているだけでなく、新しいキャストも似たようなキャラづけをされてる感がありましてん。毒ってしまうとTwenty TwelveをBBCバージョンで作るために色々”作ってる”感です。個人的にはインターンの子(名前忘)がシボーンと笑いのツボがかぶってるところとか。
そんなわけで続行をギブするところだったのです。が、第3話放送時にBBC Comedyのツイッターさんがアバターをシボーンに変えて来たため、イアンとシボーンがでて来ちゃうなら…と気持ちを入れ替え、(第2話をすっ飛ばし)第3話を視聴したしました。
第2話をすっ飛ばしたことは、何の問題もなく、シボーンが何も言わずとも登場しているだけで、結構いいスパイスに。とはいえ! 草木も眠る午前2時43分、iplayerへ焦点があったり遭わなくなったりを無意識に繰り返していたその瞬間…
ぎゃあああああああああ!
バスデンさん出てたんですよ!! いきなり目が冴えましてん!!!
(勝手に切り取って貼付けましたごめんなさい。勝手に切り取って貼付けてます。)
しかも役がすごいんです! Leedsからやってきたかけだしの作家役なんです!!駆け出しの作家なのに36歳なんです!今回のシリーズで唯一まとも(っぽい。さだかでないのは第2話をすっ飛ばしているから)なルーシーにその才能を見込まれてわざわざLeedsからロンドンへやってくるんですけど、トホホ感がハンパないんです!BBCの人と会話するときの表情とか、ヨレっとした普段着すぎるむさっくるしい服装とか、むさっくるしいリュックしょってるとか、不器用な会話とか、社交性とか辞書に乗ってなさそうな対応とか、もう全方位でオレたちファンがイメージするバスデンさんそのものなんですっ!!
John Mortonさんバスデンさんをこの作家さんに配役してくれたおかげで、W1Aのリアル感がハンパなくなってしまいました。ほかなんか知らねえ。ココだけ鬼リアルだったらいい。今は才能はあってもギョー界ド素人のダンがBBCの人たちにどんだけ振り回されるのかをみたくてしょうがないので、本日は4月9日夜10時テレビの前に正座してみます。
W1A
はい、Twenty Twelveの続編です。
Twenty Twelveは大好きでしてん。Twenty Twelveのブログ記事は古いGo Johnnyが抱えています。
第1話が、新しい職場(BBC)にやってきたイアン・フレッチャーが不慣れな環境で似たような目に遭っているだけでなく、新しいキャストも似たようなキャラづけをされてる感がありましてん。毒ってしまうとTwenty TwelveをBBCバージョンで作るために色々”作ってる”感です。個人的にはインターンの子(名前忘)がシボーンと笑いのツボがかぶってるところとか。
そんなわけで続行をギブするところだったのです。が、第3話放送時にBBC Comedyのツイッターさんがアバターをシボーンに変えて来たため、イアンとシボーンがでて来ちゃうなら…と気持ちを入れ替え、(第2話をすっ飛ばし)第3話を視聴したしました。
第2話をすっ飛ばしたことは、何の問題もなく、シボーンが何も言わずとも登場しているだけで、結構いいスパイスに。とはいえ! 草木も眠る午前2時43分、iplayerへ焦点があったり遭わなくなったりを無意識に繰り返していたその瞬間…
ぎゃあああああああああ!
バスデンさん出てたんですよ!! いきなり目が冴えましてん!!!
(勝手に切り取って貼付けましたごめんなさい。勝手に切り取って貼付けてます。)
しかも役がすごいんです! Leedsからやってきたかけだしの作家役なんです!!駆け出しの作家なのに36歳なんです!今回のシリーズで唯一まとも(っぽい。さだかでないのは第2話をすっ飛ばしているから)なルーシーにその才能を見込まれてわざわざLeedsからロンドンへやってくるんですけど、トホホ感がハンパないんです!BBCの人と会話するときの表情とか、ヨレっとした普段着すぎるむさっくるしい服装とか、むさっくるしいリュックしょってるとか、不器用な会話とか、社交性とか辞書に乗ってなさそうな対応とか、もう全方位でオレたちファンがイメージするバスデンさんそのものなんですっ!!
John Mortonさんバスデンさんをこの作家さんに配役してくれたおかげで、W1Aのリアル感がハンパなくなってしまいました。ほかなんか知らねえ。ココだけ鬼リアルだったらいい。今は才能はあってもギョー界ド素人のダンがBBCの人たちにどんだけ振り回されるのかをみたくてしょうがないので、本日は4月9日夜10時テレビの前に正座してみます。
2014年4月9日水曜日
Richard Ayoade監督の長編2作目、Jアイゼンバーグ君主演The Double観ました
Richard Ayoade監督の長編2作目、Jアイゼンバーグ君主演The Double観ました…
こちらに足を運んでいただいている方々には、モスの紹介文が非常にうっと惜しいかと思います。。。が、ジェシー君が主演しているので別ブログで記事をアップしてしまいました。。。リンクをはらせてください。
http://blog.geekyguidestoenglish.com/2014/04/the-double.html
興味の矛先のせいでしょうか。なかなか上手にカバーするエリアが分けられなくてすみません…(汗)
こちらに足を運んでいただいている方々には、モスの紹介文が非常にうっと惜しいかと思います。。。が、ジェシー君が主演しているので別ブログで記事をアップしてしまいました。。。リンクをはらせてください。
http://blog.geekyguidestoenglish.com/2014/04/the-double.html
興味の矛先のせいでしょうか。なかなか上手にカバーするエリアが分けられなくてすみません…(汗)
完全ネタバレ、というよりむしろネタ解説(その2)☆クーガンxブライドンxウインターボトムのBBC2 The Trip to Italy 第1話鑑賞
The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
その1の続きです。
マイケル・ケイン→バットマン→クリスチャン・ベール→トム・ハーディと軽やかな流れで、イケメン実力派俳優のパロディスケッチを即興で延々とやったころ、メインのお肉料理が登場。ブライドンとクーガンは猟獣肉(ゲーム)とゲーム(スポーツ競争/試合)をかけて破天荒なキャッチボールを始めます。お肉料理がおいしいことを”It's equivalent of eating Mo Farah"と表現するクーガンに、ブライドンが"if you are in a plane crash with him in the Andes..."と飛行機事故で彼と一緒に遭難して生きるか死ぬかって瀬戸際に、モハメド・ファラー食べるか?と質問。クーガンの最初の答えは"I'd eat him first if he was dead”と結構ストレートなんですが、 ブライドンが「完全に下半身が麻痺しちゃって下半身は救いようがない。モー・ファラーはまったく痛みを感じないんだ…だったらどうする?食べる?」と手加減せずに高速球のスマッシュを打ち込んでくるんですよね。コレを受けてあほすぎる会話だけど…と断りを入れたクーガンの返しは"Given the choice, I'd rather eat Mo Farah's legs than yours”
【今回ブライドンが攻勢?】
ブライドンにチクリ、ズブリと刺したはずが、身体に飲み込んでダメージを受けない魔人ブーみたいになってます、ブライドン(笑 ココでイヤミに反応せず、じゃあ誰だったら自分を優先して食べる?と質問するんですね。クーガンの答えはスティーヴン・ホーキング。でも脳みそは絶対にブライドンよりもホーキングを食べる!と注釈入りましたです(笑 そして食べたあとは車椅子で大脱走……。
ココで再びのimpersonationタイム。クーガンお得意のテリー・ウォーガン(司会者)のものまねによるトークショーパロディがはじまり、ブライドンを詰問します。無事生還したのは”モー・ファラー食べたからだって風の便りできいたけれども…”"いやそれはスティーヴ・クーガンによる根も葉もない…”なんてやりとりをしているうちに、ウォーガンがF語を連発するというあり得ない事態が発生し、放送が中断になり、ブライドンは上手に"I got Scott free(上手に逃げるといった意味)”というオチに。すいません、ブライドンの"I got Scott free”とその後の物真似がScott をかけてのScott Millsの物真似なのか、それともクーガンのウォーガンにかぶせて、そのままウォーガンにしているのか、Chris Rea にはとくに意味があるのか、かなり調べているのですが、上手にでてこない…(汗
【ボンド映画でクーガンのオタク?魂がピカります】
ブライドンがグラスをグルグルまわしながらこのグルグルがボンド映画のコレ↓
http://cdn.filmschoolrejects.com/images/bondformula-rifle.jpg
に似てるよね、に受けてクーガンが”Gun should not have this as gun has no rifling”とちょっとオタクな説明に。つまりジェームズボンドの武器はライフルではなくガン。ガンはライフル(グルグル回転)ではないのであのボンド映画のようなクルクルはガンにはない、ということなのですね。ブライドンがコレを受けて、”ロブ・ブライドン殺人事件”(即興)の刑事役に。容疑者をクーガンにみたてて尋問します。殺人の動悸があるじゃないかときかれクーガンは"I'm sure any relationship has its ups and down and ours had perhaps more downs than ups. But nevertheless we had a friendship which was... stimulating."
ブライドン "You wanted to kill him... Mr. Coogan?”
クーガン “I'm not sure where this question is leading...."
ここ、ほんんんんんとおおおに!!!興味深いです。このセリフはまるっきりの素からでたのか、The Tripのなかでのクーガンとしてなのか、それともブライドンが即興で作り上げたロブ・ブライドン殺人事件のなかのクーガンとしてなのか?! どんなに考えてもわかることではないですが、面白いです!
【ようやく 汗 お会計。次の場所へ移動します】
運転の道中、クーガンがIbizaで休暇中の息子から電話がかかってきましてん。息子とコミュニケーションがとりづらい話から転がって米ドラマが打ち切りになった(→S2の撮影を終えた今、hiatusどころか永久hiatusかもしれないよ)だと明らかになってしまいます。今後の予定はとくになく、「リタイアはどうよ?」とブライドンに言われ(あり得ないのに、なぜThe Tripのなかではこうもリアリティがあるのでしょう!笑)クーガンは”I'm 47. I'm no retired. Maybe doing Crunchy Nuts Cornflakes ads (ブライドンが2010年にやったCM)”とイヤミを言い返します。
クーガンはCMはやりたくない、ガンコ職人派、一方ブライドンはお金沢山もらえるし、CMの仕事には寛容的。CornflakesのCMも1年ごとに報酬がアップするし、、、と弁解するも、契約更新は1回だけだったので、アップしたのは1回だけ。。。汗
(ちなみに、イギリスでは芸人さんがCMにでたり大企業の余興でコメディをやること(Corporate gigといいます)の芸をとるか金をとるか、金をとったら悪魔に魂売ったことになっちゃうのか、といったジレンマはよく論議されています。)
2人はバイロンが住んでいた住宅へ。ブライドンの写真をクーガンがスマホでとってるところが非常に情けないです。現実にはあり得ないのに、トホホ感が非常にリアルです。Giorgio Gordon Lord Byron One year in Italy... that's just a holidayってのが笑えます。
アラニス・モリセットネタでちょっと遊んだのち(クーガンのモリッシーには超びっくり&笑いました!) 、ようやく次の場所Cenobio Dei Dogiへ。ココで再び老いの観点からの自虐です。
"Funny, isn't it? Women that age just look straight through, don't they?"
"Non-Threatening."
"No, they don't even find us threatening. They don't even, fine me lascivious because they think I couldn't possibly be thinking like that."
"...He's like you, after a computer has corrected all your deficiences”
”He's an air-brushed me, isn't he?"
その後、S1でも「このシリーズはクーガンの女性ファンを激増させるために計算されたシリーズ」と噂されたS1と勝るとも劣らぬのが以下に発せられる訳ですわ。
"There was a time I used to make an eye contact with a woman and she'd flashed a smile back." そして"Nature never disappoints you"と海辺の景色をみちゃうわけですよ。ブライドンの"Quite tough, though"ってのがKOパンチ。
完全に女性ファンを囲いに入ってると思いませんか?これきいた世の中の女性が”私なら今もスマイルバックするわ!!!”と叫んでるはずだ!そう、オレは思います!! オレにはお見通しです!!だ、騙されないぞ!(違
第2話は3日後くらいですかね? がんばります(自分のために)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
その1の続きです。
マイケル・ケイン→バットマン→クリスチャン・ベール→トム・ハーディと軽やかな流れで、イケメン実力派俳優のパロディスケッチを即興で延々とやったころ、メインのお肉料理が登場。ブライドンとクーガンは猟獣肉(ゲーム)とゲーム(スポーツ競争/試合)をかけて破天荒なキャッチボールを始めます。お肉料理がおいしいことを”It's equivalent of eating Mo Farah"と表現するクーガンに、ブライドンが"if you are in a plane crash with him in the Andes..."と飛行機事故で彼と一緒に遭難して生きるか死ぬかって瀬戸際に、モハメド・ファラー食べるか?と質問。クーガンの最初の答えは"I'd eat him first if he was dead”と結構ストレートなんですが、 ブライドンが「完全に下半身が麻痺しちゃって下半身は救いようがない。モー・ファラーはまったく痛みを感じないんだ…だったらどうする?食べる?」と手加減せずに高速球のスマッシュを打ち込んでくるんですよね。コレを受けてあほすぎる会話だけど…と断りを入れたクーガンの返しは"Given the choice, I'd rather eat Mo Farah's legs than yours”
【今回ブライドンが攻勢?】
ブライドンにチクリ、ズブリと刺したはずが、身体に飲み込んでダメージを受けない魔人ブーみたいになってます、ブライドン(笑 ココでイヤミに反応せず、じゃあ誰だったら自分を優先して食べる?と質問するんですね。クーガンの答えはスティーヴン・ホーキング。でも脳みそは絶対にブライドンよりもホーキングを食べる!と注釈入りましたです(笑 そして食べたあとは車椅子で大脱走……。
ココで再びのimpersonationタイム。クーガンお得意のテリー・ウォーガン(司会者)のものまねによるトークショーパロディがはじまり、ブライドンを詰問します。無事生還したのは”モー・ファラー食べたからだって風の便りできいたけれども…”"いやそれはスティーヴ・クーガンによる根も葉もない…”なんてやりとりをしているうちに、ウォーガンがF語を連発するというあり得ない事態が発生し、放送が中断になり、ブライドンは上手に"I got Scott free(上手に逃げるといった意味)”というオチに。すいません、ブライドンの"I got Scott free”とその後の物真似がScott をかけてのScott Millsの物真似なのか、それともクーガンのウォーガンにかぶせて、そのままウォーガンにしているのか、Chris Rea にはとくに意味があるのか、かなり調べているのですが、上手にでてこない…(汗
【ボンド映画でクーガンのオタク?魂がピカります】
ブライドンがグラスをグルグルまわしながらこのグルグルがボンド映画のコレ↓
http://cdn.filmschoolrejects.com/images/bondformula-rifle.jpg
に似てるよね、に受けてクーガンが”Gun should not have this as gun has no rifling”とちょっとオタクな説明に。つまりジェームズボンドの武器はライフルではなくガン。ガンはライフル(グルグル回転)ではないのであのボンド映画のようなクルクルはガンにはない、ということなのですね。ブライドンがコレを受けて、”ロブ・ブライドン殺人事件”(即興)の刑事役に。容疑者をクーガンにみたてて尋問します。殺人の動悸があるじゃないかときかれクーガンは"I'm sure any relationship has its ups and down and ours had perhaps more downs than ups. But nevertheless we had a friendship which was... stimulating."
ブライドン "You wanted to kill him... Mr. Coogan?”
クーガン “I'm not sure where this question is leading...."
ここ、ほんんんんんとおおおに!!!興味深いです。このセリフはまるっきりの素からでたのか、The Tripのなかでのクーガンとしてなのか、それともブライドンが即興で作り上げたロブ・ブライドン殺人事件のなかのクーガンとしてなのか?! どんなに考えてもわかることではないですが、面白いです!
【ようやく 汗 お会計。次の場所へ移動します】
運転の道中、クーガンがIbizaで休暇中の息子から電話がかかってきましてん。息子とコミュニケーションがとりづらい話から転がって米ドラマが打ち切りになった(→S2の撮影を終えた今、hiatusどころか永久hiatusかもしれないよ)だと明らかになってしまいます。今後の予定はとくになく、「リタイアはどうよ?」とブライドンに言われ(あり得ないのに、なぜThe Tripのなかではこうもリアリティがあるのでしょう!笑)クーガンは”I'm 47. I'm no retired. Maybe doing Crunchy Nuts Cornflakes ads (ブライドンが2010年にやったCM)”とイヤミを言い返します。
クーガンはCMはやりたくない、ガンコ職人派、一方ブライドンはお金沢山もらえるし、CMの仕事には寛容的。CornflakesのCMも1年ごとに報酬がアップするし、、、と弁解するも、契約更新は1回だけだったので、アップしたのは1回だけ。。。汗
(ちなみに、イギリスでは芸人さんがCMにでたり大企業の余興でコメディをやること(Corporate gigといいます)の芸をとるか金をとるか、金をとったら悪魔に魂売ったことになっちゃうのか、といったジレンマはよく論議されています。)
2人はバイロンが住んでいた住宅へ。ブライドンの写真をクーガンがスマホでとってるところが非常に情けないです。現実にはあり得ないのに、トホホ感が非常にリアルです。Giorgio Gordon Lord Byron One year in Italy... that's just a holidayってのが笑えます。
アラニス・モリセットネタでちょっと遊んだのち(クーガンのモリッシーには超びっくり&笑いました!) 、ようやく次の場所Cenobio Dei Dogiへ。ココで再び老いの観点からの自虐です。
"Funny, isn't it? Women that age just look straight through, don't they?"
"Non-Threatening."
"No, they don't even find us threatening. They don't even, fine me lascivious because they think I couldn't possibly be thinking like that."
"...He's like you, after a computer has corrected all your deficiences”
”He's an air-brushed me, isn't he?"
その後、S1でも「このシリーズはクーガンの女性ファンを激増させるために計算されたシリーズ」と噂されたS1と勝るとも劣らぬのが以下に発せられる訳ですわ。
"There was a time I used to make an eye contact with a woman and she'd flashed a smile back." そして"Nature never disappoints you"と海辺の景色をみちゃうわけですよ。ブライドンの"Quite tough, though"ってのがKOパンチ。
完全に女性ファンを囲いに入ってると思いませんか?これきいた世の中の女性が”私なら今もスマイルバックするわ!!!”と叫んでるはずだ!そう、オレは思います!! オレにはお見通しです!!だ、騙されないぞ!(違
第2話は3日後くらいですかね? がんばります(自分のために)
2014年4月6日日曜日
完全ネタバレ、というよりむしろネタ解説(その1)☆クーガンxブライドンxウインターボトムのBBC2 The Trip to Italy 第1話鑑賞
The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
こんばんは。クーガン・ギークの稲村です。以下、あまりに長くなりすぎたので、切り分けることにしました(汗)あり得ない!この長さあり得ない!ホントに自己満足の世界ですみません(でも誰か読んでください)
コメディの基盤は「自虐」だと思ってます。どんなに成功を得ても頂点に立っても、世界を制覇しても、自虐の視点を忘れない。自虐の視点なしで成功する笑いは究極のナンセンスと不条理くらいじゃないかと。
自虐の視点とは、自分がもっとも触れたくない部分をグリグリやるわけですから、壊れるコメディアンはかなりいます。本当に鋼以上に超合金に強くないとできない。頂点に立っていられるだけの才能と人気と評価があっても消えてなくなってしまいます。
The Tripの面白さもクーガンとブライドンの2人3脚な自虐が基盤だと思います。 しかし第1シリーズでの成功を経ての第2シリーズで、第1シリーズの2番煎じをやるわけにはいかない。(→本編中にもクーガンとブライドンが繰り広げるネタでもあります)「キャラクター・コメディに操られている」とか「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」以外の、別の視点が必要になるわけです。そこでS2E1では、”老い”(=男としてのピークを過ぎた)のテーマをプラス要素として、見事に自虐の方向へ持って行っていました。
どのみち第2シリーズのオンエア開始現在、クーガンの「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」という視点からの自虐が非常に厳しいです。だってこの成功を経て驚愕の「ALPHA PAPA」の米公開ですから(マグノリアさん配給)。いくら昨今のイアヌーチせんせいファミリーの全米ご活躍ぶりがあるとはいえ、ALPHA PAPAが日の目をみちゃうっていうのは、ひとえに「フィロミーナ」でのクーガンの成功にある気がします。
つくづく、第2シリーズ制作時は「フィロミーナ」のココまでの海外的成功を知らなかっただろうとはいえ、こういう神レベルのプロの人々は、はじめっからすべてお見通しなんだな、と思わざるをえません。
というわけで、以下、完全にネタバレ。。。というかネタ解説です。一回観ちゃった方におすすめかもしれない、、、です。
【冒頭】
米ドラマシリーズ 「Pathology」(→スプーフですがS1E4にからんでます)のS2撮影が終わりL.Aから帰国、the hiatusに入ったクーガンのもとにブライドンから電話が。"Listen, The Observer wants us to do more restaurant reviews over six lunches. But this time in Italy. Marbella Italia, Yeah?"フード・クリティークを気取るほどの知識もないし、前回のレビュ−記事もろくすっぽ読んでいない(→ブライドンが書いた)クーガンは、微妙な様子ですがウマイ料理にヴァージン航空のアッパークラスときいてうなずき、イタリアへ。どうもブライドンには思惑がある様子。
【今回のシリーズではブラ、アルバ、アスティといったトリノ近郊を回るとか】
クーガンが最初の目的地であるThe Trattoria della Posta を目指し、ブライドンを助手席にミニクーパーを飛ばす様を観て、あ!しまった!プレビュー観るんじゃなかった!と大後悔です。ココはクーガン・ギークならば「なぜクーガンが(赤の)フェラーリではなくミニクーパーに?」と思った直後「そうか、イタリア、トリノ+ミニクーパー=The Italian Job (ミニミニ大作戦!)だな!」となり、さらには「ひっぱるな、マイケル・ケインのネタ!」とならなければならないのです。ところがプレビューを観ちゃってるので、ココが全部はじめっからわかっちゃってる。もう最悪です。シャーロックでネタバレを恐ろしがってる方々と一心同体できるかと思うくらい最悪でした。
【いよいよクーガンvsブライドン、テーブルを挟んでのバトル開始】
んで、ココは第2話以降のプロット展開の伏線かもしれないと疑っているんですが、なんとクーガンがアルコールを9ヶ月飲んでいないので、今回も飲まないよってなるんですね。
ブライドン"Seriously? You are not drinking?"
クーガン"No"
ブライドン"When did this come about?"
クーガン"I've not drunk for about 9 months.... I'll still have fun. I'll still have a laugh."
ってなわけで、このシリーズではかなりクーガンが運転している率が高そうです。(伏線その2でしょうか?)
【今回のThe Tripはまさにセカンド・アルバム・シンドローム?】
クーガンが「Neither of us knows anything about food. Wonder why?」。すると(前回のThe Tripを”素材”にじつは色々脚色して執筆していたっぽい)ブライドンが「いや、レストラン・レビューというよりは色々ほかの要素を盛り込んでるんだよ。ワーズワース&コールリッジ(S1で実際ネタ振りアリ)みたいなノリで湖水地方を回った前回みたいに今回は英詩人で女性関係がヤバくてイタリアに逃げた偉大な詩人バイロン&シェリーみたいにイタリアを回るって感じ?」とな。(ドラキュラの小説家とそのダンナさんとバイロンは互いに色々と影響し合って制作していたらしいですよね)
とにかくコンビがイヤっぽいクーガンは「We are not The Two Ronnies or Morecambe & Wise」と否定。
The Two RonniesもMorecambe & Wiseも長年活躍したコメディ・デュオですね。前者の番組の作家にはモンティ・パイソンのメンバーも入ってましたから、モンティ・パイソンファンの方で未視聴の方は要チェックっす。後者は戦後ナンセンス・コメディの決定版でVic and BobやHarry Hillなんかが後継していってますよね。英コメディではかかせないです。クーガンが”自分とブライドンは(超一流かつ伝説の英コメディデュオである)The Two RonniesやMorecambe & Wiseではないと否定するところに、彼の意地張りといつもの2人のやりとりが見えるわけです。
そして本記事冒頭記述の、2nd Album Syndromeです。クーガンが言い出したとたんにゴッド・ファーザーIIを上げるブライドン。すかさずクーガンが”which is the one that people always mention when they try to search”とツッコミ。このテンポの良さ、即興なんてすごすぎます。
じつは書籍化の話がでている、とブライドンからきかされ、クーガンが「たった6箇所のレビューでどうやって書籍になるのよ」と怪訝に質問。するとブライドンは前回(前シリーズのThe Trip)で、クーガンをモデルに架空の人物設定にしてなんだか私小説まがいのことをやっていたっぽいんですね。クレジットはブライドンです、はい。(S3でまとまった本とかでてくんのかしら?)バイロンの話に戻り、バイロン自身の体験をもとにハロルドという若い男性を主人公にした詩集『チャイルド・ハロルドの巡礼』みたいにクーガンをモデルに架空の人物スティーヴンでレストラン・レビュープラスでいろんなストーリーを盛り込んじゃうのよ、と。それをきいたクーガンは" It wouldn't be a pseudonym, wouldn't it? I'm called Steven. Byron wasn't called Harold, was he?"
このツッコミを拾った上にそのままつなげて打ち返すのがブライドンです"He was actually called George Gordon Byron” そうして2人はゴードンって名前をペンネームからとっちゃったバイロンに”そりゃそーだ。ゴードンなんて、なんて色気も華もない名前、こんな人から電話がかかってきたって居留守だよ、って失笑してるわけですわ。たしかに、と感覚で笑ってみるものの、今イチ理由がみつからない。んで、たしかにゴードンってGordon Brown とかGordon Ramsey とかロマン派とはかけ離れた名前を思い浮かべはじめてほどなく、すんごいのを思い出して爆笑するわけです。それは
Alan Gordon Partridge まさに隠してAlan Partridge!
http://en.wikipedia.org/wiki/Alan_Partridge
なんですよね。
【老いをネタにした自虐がここで展開】
老いの現実を完全に受けとめきれずにいるというか、わかっているけどオマエにだけは言われとうない!みたいなムカツキがクーガンから見えるやりとりがココ。ブライドンにもしクーガンの半生をモデルにした時代物がBBCで制作されたら誰がヤング・クーガンをやる?と質問され、"I will play me"とあったり前に答えるんだけども、ブライドンに"It's a child. It's meant to be a young man.”って言われた上に候補としてJude Lawって言われちゃうわけです。 クーガンとそんなに年齢変わりませんがな(汗)てなわけで"Jude Law is 40 +" と抗議するも"He doesn't look it. He doesn't age like you and I"(爆)とブライドン。食い下がるクーガンは"But he's balding"
【俳優への攻撃的なネタ展開が多い?】
この後、新シリーズ放送開始直前のおいしいところのネタバレクリップ部分に突入、例のトム・ハーディおよびクリスチャン・ベールが何言ってるかわっかんねえよ、のネタへ入って行きます。予想以上にかなり引っ張るんですよ。即興ぽさがでてるかな、と思いますが、個人的にはちょっと引っぱりすぎなんじゃ…?とも 汗。ただ後半ブライドンがB & QのCMナレーションをやった声と口調でBaneのセリフを言うところは超笑えました。
今回お得意の物真似だけではなく、上記のようにすでにイケメン実力派男優3人をきちんと攻撃する笑いを展開しています。クーガンとブライドンの今の地位と人気そして2人ともあまりこのテの芸能人の攻撃はしないスタイルなので、ちょっと冒険かも。。。? しかしながら、今までの英コメディ界の経緯を踏まえた上での、慎重な計算と”老い”“ピークを過ぎた”視点からの自虐を土台あってのことなので、冒険とはいえないですかね。コレ、でも即興ですからね。もう、神業を目の当たりにして感動にうちふるえるしかないです。
すみません(汗)では残りのネタ解説&感想はこちら(→書いたらリンクはります)でよろしくお願いします。。。
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
こんばんは。クーガン・ギークの稲村です。以下、あまりに長くなりすぎたので、切り分けることにしました(汗)あり得ない!この長さあり得ない!ホントに自己満足の世界ですみません(でも誰か読んでください)
コメディの基盤は「自虐」だと思ってます。どんなに成功を得ても頂点に立っても、世界を制覇しても、自虐の視点を忘れない。自虐の視点なしで成功する笑いは究極のナンセンスと不条理くらいじゃないかと。
自虐の視点とは、自分がもっとも触れたくない部分をグリグリやるわけですから、壊れるコメディアンはかなりいます。本当に鋼以上に超合金に強くないとできない。頂点に立っていられるだけの才能と人気と評価があっても消えてなくなってしまいます。
The Tripの面白さもクーガンとブライドンの2人3脚な自虐が基盤だと思います。 しかし第1シリーズでの成功を経ての第2シリーズで、第1シリーズの2番煎じをやるわけにはいかない。(→本編中にもクーガンとブライドンが繰り広げるネタでもあります)「キャラクター・コメディに操られている」とか「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」以外の、別の視点が必要になるわけです。そこでS2E1では、”老い”(=男としてのピークを過ぎた)のテーマをプラス要素として、見事に自虐の方向へ持って行っていました。
どのみち第2シリーズのオンエア開始現在、クーガンの「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」という視点からの自虐が非常に厳しいです。だってこの成功を経て驚愕の「ALPHA PAPA」の米公開ですから(マグノリアさん配給)。いくら昨今のイアヌーチせんせいファミリーの全米ご活躍ぶりがあるとはいえ、ALPHA PAPAが日の目をみちゃうっていうのは、ひとえに「フィロミーナ」でのクーガンの成功にある気がします。
つくづく、第2シリーズ制作時は「フィロミーナ」のココまでの海外的成功を知らなかっただろうとはいえ、こういう神レベルのプロの人々は、はじめっからすべてお見通しなんだな、と思わざるをえません。
というわけで、以下、完全にネタバレ。。。というかネタ解説です。一回観ちゃった方におすすめかもしれない、、、です。
【冒頭】
米ドラマシリーズ 「Pathology」(→スプーフですがS1E4にからんでます)のS2撮影が終わりL.Aから帰国、the hiatusに入ったクーガンのもとにブライドンから電話が。"Listen, The Observer wants us to do more restaurant reviews over six lunches. But this time in Italy. Marbella Italia, Yeah?"フード・クリティークを気取るほどの知識もないし、前回のレビュ−記事もろくすっぽ読んでいない(→ブライドンが書いた)クーガンは、微妙な様子ですがウマイ料理にヴァージン航空のアッパークラスときいてうなずき、イタリアへ。どうもブライドンには思惑がある様子。
【今回のシリーズではブラ、アルバ、アスティといったトリノ近郊を回るとか】
クーガンが最初の目的地であるThe Trattoria della Posta を目指し、ブライドンを助手席にミニクーパーを飛ばす様を観て、あ!しまった!プレビュー観るんじゃなかった!と大後悔です。ココはクーガン・ギークならば「なぜクーガンが(赤の)フェラーリではなくミニクーパーに?」と思った直後「そうか、イタリア、トリノ+ミニクーパー=The Italian Job (ミニミニ大作戦!)だな!」となり、さらには「ひっぱるな、マイケル・ケインのネタ!」とならなければならないのです。ところがプレビューを観ちゃってるので、ココが全部はじめっからわかっちゃってる。もう最悪です。シャーロックでネタバレを恐ろしがってる方々と一心同体できるかと思うくらい最悪でした。
【いよいよクーガンvsブライドン、テーブルを挟んでのバトル開始】
んで、ココは第2話以降のプロット展開の伏線かもしれないと疑っているんですが、なんとクーガンがアルコールを9ヶ月飲んでいないので、今回も飲まないよってなるんですね。
ブライドン"Seriously? You are not drinking?"
クーガン"No"
ブライドン"When did this come about?"
クーガン"I've not drunk for about 9 months.... I'll still have fun. I'll still have a laugh."
ってなわけで、このシリーズではかなりクーガンが運転している率が高そうです。(伏線その2でしょうか?)
【今回のThe Tripはまさにセカンド・アルバム・シンドローム?】
クーガンが「Neither of us knows anything about food. Wonder why?」。すると(前回のThe Tripを”素材”にじつは色々脚色して執筆していたっぽい)ブライドンが「いや、レストラン・レビューというよりは色々ほかの要素を盛り込んでるんだよ。ワーズワース&コールリッジ(S1で実際ネタ振りアリ)みたいなノリで湖水地方を回った前回みたいに今回は英詩人で女性関係がヤバくてイタリアに逃げた偉大な詩人バイロン&シェリーみたいにイタリアを回るって感じ?」とな。(ドラキュラの小説家とそのダンナさんとバイロンは互いに色々と影響し合って制作していたらしいですよね)
とにかくコンビがイヤっぽいクーガンは「We are not The Two Ronnies or Morecambe & Wise」と否定。
The Two RonniesもMorecambe & Wiseも長年活躍したコメディ・デュオですね。前者の番組の作家にはモンティ・パイソンのメンバーも入ってましたから、モンティ・パイソンファンの方で未視聴の方は要チェックっす。後者は戦後ナンセンス・コメディの決定版でVic and BobやHarry Hillなんかが後継していってますよね。英コメディではかかせないです。クーガンが”自分とブライドンは(超一流かつ伝説の英コメディデュオである)The Two RonniesやMorecambe & Wiseではないと否定するところに、彼の意地張りといつもの2人のやりとりが見えるわけです。
そして本記事冒頭記述の、2nd Album Syndromeです。クーガンが言い出したとたんにゴッド・ファーザーIIを上げるブライドン。すかさずクーガンが”which is the one that people always mention when they try to search”とツッコミ。このテンポの良さ、即興なんてすごすぎます。
じつは書籍化の話がでている、とブライドンからきかされ、クーガンが「たった6箇所のレビューでどうやって書籍になるのよ」と怪訝に質問。するとブライドンは前回(前シリーズのThe Trip)で、クーガンをモデルに架空の人物設定にしてなんだか私小説まがいのことをやっていたっぽいんですね。クレジットはブライドンです、はい。(S3でまとまった本とかでてくんのかしら?)バイロンの話に戻り、バイロン自身の体験をもとにハロルドという若い男性を主人公にした詩集『チャイルド・ハロルドの巡礼』みたいにクーガンをモデルに架空の人物スティーヴンでレストラン・レビュープラスでいろんなストーリーを盛り込んじゃうのよ、と。それをきいたクーガンは" It wouldn't be a pseudonym, wouldn't it? I'm called Steven. Byron wasn't called Harold, was he?"
このツッコミを拾った上にそのままつなげて打ち返すのがブライドンです"He was actually called George Gordon Byron” そうして2人はゴードンって名前をペンネームからとっちゃったバイロンに”そりゃそーだ。ゴードンなんて、なんて色気も華もない名前、こんな人から電話がかかってきたって居留守だよ、って失笑してるわけですわ。たしかに、と感覚で笑ってみるものの、今イチ理由がみつからない。んで、たしかにゴードンってGordon Brown とかGordon Ramsey とかロマン派とはかけ離れた名前を思い浮かべはじめてほどなく、すんごいのを思い出して爆笑するわけです。それは
Alan Gordon Partridge まさに隠してAlan Partridge!
http://en.wikipedia.org/wiki/Alan_Partridge
なんですよね。
【老いをネタにした自虐がここで展開】
老いの現実を完全に受けとめきれずにいるというか、わかっているけどオマエにだけは言われとうない!みたいなムカツキがクーガンから見えるやりとりがココ。ブライドンにもしクーガンの半生をモデルにした時代物がBBCで制作されたら誰がヤング・クーガンをやる?と質問され、"I will play me"とあったり前に答えるんだけども、ブライドンに"It's a child. It's meant to be a young man.”って言われた上に候補としてJude Lawって言われちゃうわけです。 クーガンとそんなに年齢変わりませんがな(汗)てなわけで"Jude Law is 40 +" と抗議するも"He doesn't look it. He doesn't age like you and I"(爆)とブライドン。食い下がるクーガンは"But he's balding"
【俳優への攻撃的なネタ展開が多い?】
この後、新シリーズ放送開始直前のおいしいところのネタバレクリップ部分に突入、例のトム・ハーディおよびクリスチャン・ベールが何言ってるかわっかんねえよ、のネタへ入って行きます。予想以上にかなり引っ張るんですよ。即興ぽさがでてるかな、と思いますが、個人的にはちょっと引っぱりすぎなんじゃ…?とも 汗。ただ後半ブライドンがB & QのCMナレーションをやった声と口調でBaneのセリフを言うところは超笑えました。
今回お得意の物真似だけではなく、上記のようにすでにイケメン実力派男優3人をきちんと攻撃する笑いを展開しています。クーガンとブライドンの今の地位と人気そして2人ともあまりこのテの芸能人の攻撃はしないスタイルなので、ちょっと冒険かも。。。? しかしながら、今までの英コメディ界の経緯を踏まえた上での、慎重な計算と”老い”“ピークを過ぎた”視点からの自虐を土台あってのことなので、冒険とはいえないですかね。コレ、でも即興ですからね。もう、神業を目の当たりにして感動にうちふるえるしかないです。
すみません(汗)では残りのネタ解説&感想はこちら(→書いたらリンクはります)でよろしくお願いします。。。
2014年4月2日水曜日
周囲の迷惑防止のために、クーガン・ギーグ専用につぶやくTwitter アカウント作りました
2−3種類あるツイッターとブログでファジーに繋がっている日本語のわかるクーガン・ギークの方々が、ここで集結したらちょっとは一匹狼感がなくなるかもしれない…そんな期待をよせて作ってみました。
@ThisIsDignity
クーガン・ギーク専用アカウントです。ネタ収集に使ってください。
個人アカウントでつぶやいていたクーガン・ネタはすべてここに日本語で移動しようと思っています。
個人アカウントが全速力で、(カギもかけてないのに)誰も近よってこないアカウントになって行きそうです。
では、合い言葉は”On that Bombshell!"ということで。
どうぞよろしくお願いします。
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