イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2014年12月20日土曜日

ザック・エフロンがセス・ローゲンの迷惑隣人になるコメディ「(Bad)Neighbours」が「ネイバーズ」となって日本公開/DVDリリース決定だそうです

http://www.excite.co.jp/News/anime_hobby/20141220/Getnews_733167.html
によると、
2015年1月24日(土)より全国ユナイテッド・シネマでの期間限定公開が決定!
【セルDVD】 『ネイバーズ 無修正バージョン』価格:3,400円(税別) は3月4日より発売。
だそうです!

以前書いた感想です。
http://www.gojohnnygogogo2.com/2014/05/badneighbours.html
ついにWorkaholicsが日本の劇場スクリーンとお茶の間DVDにデビューするとは…

2014年12月18日木曜日

おそらく今年一番おいしい年の瀬コメディアッセンブル☆Laugh Out London Presents Charity Comedy Night に行きました。

12月のコメディ、おいしいのは、British Comedy Awards 2014ではありません。
コレです。

http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2014/11/03/charity-comedy-night-15-december/

ビジュアル的写真がさきほどアップされてました。

ラインアップは以下のとおり、
Daniel Simonsen 君
Pappy's
Sarah Pascoe
The League Against Tedium
Stewart Lee

メンツがすごすぎて、ゲロ吐きそうなコメディ・イベントです。普通ならゲロはいて終わりなんですが、「The League Against Tedium」の復活があると知り、コレに私がいかなくて、誰が行く権利を持てるのだ? というところまで考えが到達してしまい、10分で売り切れるというチケット戦争に打ち勝ち、行って参りました。

【The League Against Tedium とは!】

コメディ部では、もはや枕詞がいらなくなった(はずの)Simon Munneryが作り出した恐るべしカルトコメディキャラです。これは英語圏のコメディ史において重要な位置を占める創造物です。詳しくは、

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html 
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-414.html

で、空気を察していただければと思います。

というわけで、以下はイベントの様子&感想です。

【イベントが行われた場所は…】
上記のテイストとは真逆の、金融界のハブとして歴史の長い Bank/Liverpool Street Stationエリア。ゴージャスとお金持ちと厳格が合体したトランスフォーマーみたいな場所です。
駅おりるとホレ、Bank Of Englandがばばーーーーーーーん! です。



もちろん、こんな金融界に縁もゆかりもない小市民ははじめてこのエリアにおりたったわけですが、こうした建物に囲まれて思わず、 

な、なぜ、こんな似つかわしくない場所で行うの…?(汗)

と、たじろぎました。
が、ですね。
じつはここには、時代の波に乗り遅れた結果、すっかりさびれてこの地に似つかわしくない有様になりもはや、「ここで飲んでいては危なすぎる!」くらいオンボロになってしまったパブがありまして。(パブの衰退という壮大なトピックは、ここでは脱線する一方なので割愛します)そんななか、芸人さんがこのパブを救おうと頑張っていたのですね。この瀕死のパブ(建物)を生き返らせるぞ!と記者会見(→コメディ関係者の間で)行われたのが、2014年11月だったので、ホントについ最近の話です。

【とにかく、前代未聞のオンボロぶり。】
コレ、誰かがチクったら、営業停止よ、っていうくらいオンボロで、コレだけでいいネタです。

MCのニーシュ・クマーNish Kumarさんが、「実は今日、ドタキャンになるかもしれなかったんだ。朝から洪水レベルの水漏れが発生して。。。もう無理かと思っていたんだけど、なんとか間に合った!」「天井が落ちて、全員下敷きで死んでもおかしくない状況だけど、まあ、みんな笑って死ねるからいいんじゃない?」... 笑ってる場合じゃないんですよ。マジでそういう危険なレベルなんですけど、危機感がわかないどころか、むしろワクワク/ソワソワです。多分外のみんなも同じだと思います。

手作り感半パなかったです。準備しているのは、現在フルタイムで芸人をやっていけている、TVとかにもひょこひょこ顔を出すレベルにまで到達している芸人さんたち。せっせと準備、舞台の飾り付け、客の移動、エントリー確認等など、みんなやってらっしゃるんですよ。初心を忘れない、手作り感を愛するクリエイターさんたちの暖かさを感じました。

そんなわけで、以下、各アクトの感想です。

【Daniel Simonsen 君】


当初のラインアップだったJosie Long/ジョシー・ロングが都合により前日にキャンセルになり、代わりに加わったのですが、オレ様的には、ラッキーどころの騒ぎじゃありませんでした。(Josie Long, ごめんなさい!汗 ) なぜかといえば、12月に入ってからダニエル君祭りだったからでございます…(汗) 
そもそもなぜ祭りになったかといえば、つい先日何かの芋づる式で(→憶えてない 汗)ダニエル君を、「あ、この男の子、Vic and BobのHouse of Fools に出ている、あの面子を前にして負けずとも劣らず個性を発揮していた男の子じゃないか!」 と認識したんです。んで、ネタクリップを覗いてみたら、めちゃくちゃ、イケメンなんですよ。
ホレ。(コレはサイモンアムステルのサポートをしていたときに作られたもの)

House of FoolsではDumb and Dumberのジム・キャリーみたいなヘアスタイルみたいなもんだから、あんまりそういう観点で観てなかったんですけど。↓

あと、Blapsとか、Russell Howard 君のGood Newsとかも、かっこいい、というイメージとは、ほどとおい系…。






でもフタ開けたら、奥さん。このかっこよさはちょっとした爆弾ですわ。



(やっぱり北欧の男の子って標準がハイクオリティだわ…)
ノルウェー出身でロンドンにやってきた芸人さん、ってキャラなのかと思ったらリアルだった(汗)。でもですね、それを基盤にしたパーソナ(→ある程度作っている)ってのが、あまりにも独特すぎて、みるみるハマってしまい、転がっていたクリップを(結構あった)一気見してしまった上に、何を言っているのかまったくわからないノルウエー語のクリップまで、みてしまいました。


イケメンだとなかなか思うキャリアへ進めないという若手芸人さんたちの厳しい現実があらためてしみじみ胸にしみ入ります。シャレこいたりとか、できないの。もとがかっこいいんだから、Tシャツとジーンズとか普通のカジュアルな男の子服を着たら、イヤでもかっこよくなっちゃうんだから、しょうがないのに、色眼鏡で見られる傾向にある。 (→そろそろ、このトレンドも終わりにしないといけない気がするなぁ)
そんなわけで「ナマでみたい生でみたいナマでみたい生でみたい」って10日間くらいずっと思ってたんですよ!今回まさかのナマを見れちゃって、きゃあああああ、だったと、こういうわけです。(12分だけど) 
前置きが長くなりましたが、肝心のダニエル君のセット12分、素晴らしかったです。「芸人ってさー、 いつも不満を抱えていて…、ルーザーで…、じゃないと、笑いがとれないし、人気になれないんだよね…」って、芸人の究極のジレンマネタだったんですが、先述のとおり、ノルウェーのアクセントで、独特の間を持って話すので、大きくうなづきながらも爆弾級に面白かった。レコーダーもっていて、「このレコーダーで録音している理由は… 家に帰って…自分で聞いて…… …笑うため」 …なんだそうです。 絶対お金出して観に行きたいです。コレはもう長期ファンになること決定ですわ。
あ、そうだ。まったく憶えてないのですが、フリンジで2012年に新人賞を獲得しているらしいです(汗)。2012年は…あ、そうか、マルセル・ルコントとか見つけて喜んでたんだったなぁ(汗)

【Pappy’s】


3人組みのGoodiesを彷彿とさせるBBC3シットコム「Badults」で認知度はそこそこあるのではないでしょうか。エディンバラ・フリンジで3−4年ほど前ホットチケットだった3人組みです。耳経由の笑いではなく視覚経由の笑いだと聞いていたので、今イチ率先して観に行くところまではいたりませんで。一方メンバーの1人、Matthew Crosby/マシュー・クロスビーさんのピン芸は気になり観に行ったりしたので、Go Johnny では過去なんどかご紹介しています。

15−20分程度のセットでしたが、フリンジのショーがなぜ大絶賛、大人気だったのか、わかるハイクオリティなスケッチでした。とくに手袋のスケッチとか、ダンスのスケッチとか。でもどっちかっていうとレベルの高い日本のコントみたいだったかな。アンジャッシュとか、5人でコントしてた人たちとか、(すみません、最近何がいいのか、よくわかってなくて、事例が古かったすみません)あのあたりの知的ナンセンスです。この点から言えることは

1 日本の笑いもアンジャッシュとかうんちゃらさんとかレベルと種類のコントだったら、海を超えても問題なく笑いは通じ合いますよ。(しっかり練ったスクリプト通りのコントでね。即興はスクリプトに沿った範囲での即興のみにしてね。)

2 この手のタイプはUKではあまり見られないです。だから希少価値が高く、評価が高いです。

【Sarah Pascoe】

前からずっと観てみたかった芸人さん、その2! Sarah Pascoeのステージ・パーソナ(ちょっとビョーキっぽい変人女性)とオフ・ステージ(フレンドリーで笑顔が超美人な芸人さん。だってステージ上ではまずかわいく笑うことはないから!)の差に、ときめきました。ショーが終ったあとに、出口に向かおうとするものの、ドアがいっぱいありすぎてどこが出口かわからなくて、キョドっていたら「出口?こっちのほうのドアよ、いらっしゃい」って開けてくれて。思わず「あの、今日のライブすごくよかったです!」みたいに声をかけてしまったら「わあほんと、ありがとう!」ってニッコリ。その笑顔が超美人で…。超美人で…。ときめきました…。

【The League Against Tedium】


TVシリーズはまだしも、ライブに関しては、本当に知る人ぞ、知るという超水面下で行われていた実験的プロジェクトだったので(だから面子が異常に豪華だった)The Leagueが目当のオタクばかりに違いない、というオレ様の読みは大きく外れていたようです。もりあがりが一部で正直客層的にがっかりしました。

Attention Scum! You are nothing. Absolutely Nothing. This is my ambition. This is yours…の冒頭のクダリ、きいただけでうおおおおおお!って大興奮なんです。大爆笑の冒頭です。しかし、残念ながら、笑い声のするエリアとそうでないエリアにばっくり分かれてました。

95−7年に観ていたライブでのCluub ZarathustraもThe League Against Tediumでは、もっと鋭利でシャープな緊迫感に包まれていたのですが、 時が経ち、客の質や、客のグローバル化、サイモンがすでにレジェンド芸人と化してしまっているという事実などが、The League Against Tediumから新しい魅力を引き出していました。サイモンが年をとって丸くなったせいもあるかな?(笑 うむ。サイモンが丸くなったんだと思います。とにかく、ホントにみたいものが見れた。もう一度ナマでみたいと思っていたあの芸術がもう一度拝めた。行けてよかったです。


【Stewart Lee】

おそらくAlternative Comedy を愛する方々による企画なので、Stewは一番相応しいネタを選んだのではないでしょうか。かつて英語圏の若手芸人さんたちを根こそぎ影響をあたえた、Stewart Leeスタイルとは何か、がぎゅっとすべて凝縮されている伝説の「オシッコ」Routineでした。これはStewart Leeを勉強したい芸人さんにとってはバイブルです。 あわせて 自伝本も読むと、メイキング的な部分もわかるので、ぜひ読んでください。 このトップクオリティを超える職人芸、前代未聞のオリジナリティ、天才としかいいようのない構成、フリがあってオチがあるばかりがジョークではない、Catherine Wheelなジョークもあるのだ、と。なんでしょう、すべてにおいて革命的なルーティンです。それが、この世で一番笑えるかどうかはもはや別問題。衝撃的かつ次世代に影響を与えたセットとしてぜひ、一度ナマで見れる機会をキャッチしてください。

以上、長くなりましたが、感想でございますた… 

2014年12月2日火曜日

速報!(IT Crowdの元社長こと)UKコメディの寵児&神&大大大ヒーロー、クリス・モリスせんせいによる14年ぶりの新作ラジオが放送だそうです!

ぎゃああああああああ!でったーーーーー!!! 放送日時確定次第コメディカレンダーにアップしておきます。

あれ?クリス・モリスせんせいの記事が本ブログに移転してから何もアップされてないことに気づきました。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-14.html

ご参考までに上記リンクをどうぞ。

(アメリカだったら超王道のはず)WORKAHOLICS S5 2015年1月14日放送スタート!

ぎゃああああああああ!ダースがかっこいいいいいいいい!

世間ではS3からはあんまり面白くなくなったーとネガティブ感想がちらついていたComedy Central のWorkaholicsですが、すみません、オレは技術的にグレードアップしたプロフェッショナルなS3以降が好きです。
(たしかにS2は彼らがネット上でもきちんと活動していた時期のインディ系のテイストが強く、Comedy Centralで冒険してますな感じだったので、アレを求める人たちの気持ちはわかりますが)
一つ哀しいのが、どんどん作家が彼ら自身ではなくなって、作家を育てる方向に行ってしまっていることですかね… S5で実際に何編彼らは書くのかしら。
一方カイルの演出技術がどんどんイケてくる一方なので、引き続き注目して行こうと思います。

2014年11月6日木曜日

Richard Herring Leicester Theatre Podcast/スティーヴ・クーガンゲスト回、実況コメントいれたTwitter スレッドです。


上記のツイートをスレッドにしてコメント入れてました。上手に表示されないので、Togetter にもまとめました。
http://togetter.com/li/741933
訳というよりは補足情報が多いです。ご参考までにーーー!

2014年11月3日月曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告(2)【緊急追記あり】

2014年秋のUKコメディ中間報告(1)はこちら

(2)のコンテンツ

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方な件について

⑧ Channel 4のウエブシリーズ Comedy Blaps には、今注目しなければいけない芸人さんがドンツカでているので絶対に注目です。

⑨ Citizen Khan のシリーズ3が絶賛放送開始!

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⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253
コレですね。


ここで現在のマンネリ化し、システム化してしまった政治風刺のパネルショーに対する痛烈な批判を展開したんです。その表現の中には、

"Particularly too much moronic, liberal back-slapping on panel shows like Mock The Week where aging, balding, fat men, ethnic comedians and women-posing-as-comedians, sit congratulating themselves on how enlightened they are about the fact that UKIP are ridiculous and pathetic."

と、あまり適切ではない表現を使っていたんですね。(正直上記引用箇所が一例なのが、すごいですけど 汗)。また「UKIPのサポーターではないが、UKIPのやってることは理解できる」といった、反感を買うにはもってこいの文章が散在していました。
その結果、このポスティングは批判とともに瞬く間にSNSをかけめぐり、メディア界がすぐにキャッチし大々的に報じられる騒ぎになりました。アンドリュー自身が芸人さんへの痛烈な批判を入れているせいも手伝い、コメディ関係者の間でも醜いコメントが吹き荒れました。

何はともあれ、Andrew Lawrenceとはどんな芸人さんなのか?】 
を知る必要があると思います。というのも、この騒動からUKコメディ界に寄生する問題が読み取れること、そして読み取るにはAndrew Lawrenceがどんな芸人さんか、を正しく知らないと読み取れないからです。

Andrew Lawrenceは、ここ10年くらい、スタンダップ界で評価の高い、相当な実力のある芸人さんです。So You Think You are FunnyやAmused Moose、BBC のNew Act of the Year、それからエディンバラのコメディ・アワードでも新人賞ノミネート、と相当たる注目度を浴びています。その後2010年だったかな?のエディンバラでやったショーがかなりなヒットとなり、BBC Radio 4で冠番組シリーズをゲットするんですよね。しかしながら、その後これ以上にキャリア的に飛躍することはなく、現在に至ります。

オレはアンドリューの評判がピークにきた、まさに2009年だか10年のショーのときに観ました。
そのときに思ったことは以下です。

「この人、非常にレベルが高いし、ピカリと光って面白い。しかし、このやり方では売れたら、彼ならではのジョークの生産ができないんじゃないだろうか…」
「ちょっと尋常でないタイプの自虐コメディで、この人心の病気のほうは大丈夫なんだろうか…?」

じつはこれだけ注目を浴びている時点ですら、アンドリューにとってコメディアンは副業だったんです。本業はロンドン・バス(赤い二階建てバスっす)の運転手。ネタは、自分がいかにブサイクか。いかに底辺ライフを送っているか。底辺ライフから脱出するためにはちょっとでもよい職業なんだろうけど、芸人との二足のわらじだから、休みがとりやすい仕事しかできない。たしか、ロンドンバスの運転手もエディンバラのせいで1ヶ月休まないといけないから、ってんで辞めたんじゃなかったかな…?(→間違ってたらごめんなさい)
でも見事に「オレを笑ってください」以上のクオリティを出していたんですよね。そしてそれが評価される理由およびアンドリューの魅力なのです。というわけで、「売れる道/メジャーの道を歩み始めると、彼の魅力がなくなってしまうのではないか…」という不安が拭えないんです。UKメジャービジネス界で、コメディをよくわかっている人たちが彼にお手つきをすることに二の足を踏んでいるのはここにあるのではないかと思います。

また、アンドリューがキャリアを積み上げてきた2000年後半時期は、90年代のように賞を取った&ノミネートされた芸人さんが誰しもホイホイ次のステップへ進めない時代になってきている倦怠期であることも補足しておきます。 (=90年代に起きたUKコメディ変革期&芸人ブームにより、システム化してきたUKコメディビジネス界における供給が需要よりも増えて来ちゃった。ちなみに2014年はさらなる変換が見えた年でした…)

【この騒動の問題点】

①アンドリュー・ローレンスは、上記の自分の状況をよくわかっているんじゃないかと思います。自分が世間に騒がれるほどの知名度や話題性のある芸人でない、と信じて疑わなかったゆえの、自分のサポーターへ向けた(それ以外の人が読むとは考えていなかった)ポスティングだった。
だからこそ「誰もが読めるpublic sphere」に相応しくない表現を使用しまくっていた…という事実は否めないと思います。一本筋は通っている。彼が表現の自由を自粛する必要はなにもない。けれど、一つの社会をみんなで共有している以上、表現の自由には必ず表現のverificationという義務がついてまわる。そこは、残念ながらおざなりだったと思います。

② 政治風刺パネルショー番組って、つまりはMock the WeekやHave I Got a news for You? なわけです。ここにはちゃんとコメディ戦国時代をくぐり抜ける武将が大勢でています。その武将たちを根こそぎ敵に回すポスティングでした。アンドリューはFrankie Boyleではない、そしておそらく生涯Frankie Boyleになることはないので、Frankieと似たような芸人さんへの攻撃的な言動を起こした場合、援軍や理解者が非常に少ないわけです。(注:Frankie Boyleを理解する人々は圧倒的多数います。聞く耳を持つ人が多ければ多い程それはpublic sphereとかぶっていき、それゆえに、表現を選ぶということが必要なくなっていくと思います)

Graham Linehanが
とRichard Herringにツイートしていたのが、ズシーーーンときました。

③ というわけで、アンドリューは、ライブUKコメディを知る人の間では「才能があるのになかなか上手に活躍できないアンラッキーな芸人さん」というイメージがファジーについている。一方それほどライブスタンダップには興味のない人たちの間ではほとんど知られていない芸人さんではないかと思います。さらにいえば後者の人々のほうが圧倒的多数。そのため「売れないもののやっかみ」「メジャー売れするための作戦」などさんざんな醜聞がはびこりました。さらには「UKIPに肩入れしている芸人がメジャー売れするために喧嘩をふっかけている」的な見方も。
それが違うとわかっていても、①の問題点があるため、なかなかアンドリューをバックする人がいなかったです。私が知る限りでは唯一Richard Herringが冷静に物事をみており、アンドリューにも理解を占めしていました。

④ SNSが登場するまでは楽屋でしか見れなかった(=つまりオレたちが拝むことなんてできなかった)スタンダップ芸人たちのnasty businessがあけっぴろげに展開された良い例となってしまいました。

昔からコメディクラブの楽屋では、結構陰湿な政治があるという話は、Frank Skinner他メジャーな芸人さんたちの自伝で結構頻繁に書いてあります。今にはじまったことではないのだろうと思いますが、SNS時代の今、哀しいことに「楽屋の陰湿ジョーク」が公に活発に行われる世の中に。さらには、この騒動を「時事ネタ」と同じ扱いに考え、中傷ジョーク発するという醜く不健康な状況になっています。実力派の武将レベルの芸人さんがコメントするのは問題ないのですが、正直、若手の芸人さんたちの関連ツイートはどうかと思いました。実力のある先輩芸人さんへのリスペクトをしてほしいですよね…(じつは楽屋でアンドリューからイヤな目にあったのかもしれませんが 汗)

この騒動を予期せずして引き起こし、コントロール不可能で巻き込まれる結果となったアンドリュー・ローレンスのその後のポスティングを貼付けます。
https://www.facebook.com/andrewlawrencecomedy/posts/10154774535765253



【緊急追記】
上記の件から派生して、UKIPリーダー、ナイジェル・ファラージが「芸人さんたち全体が一丸となってUKIPをいじりまくる」「メディア全体が左寄りになっている」と文句を言っていたのですが、それ対するフランキー・ボイルせんせいお得意の「むちゃくちゃな修羅場を爆弾一発で全部こっぱみじんにしちゃうよ」的な最高に美しい記事を以下にはりつけます。
http://www.theguardian.com/commentisfree/2014/nov/03/ukip-comedians-nigel-farage-leftie-comedians


⑦ リッチーことRichard HerringのRHLSTPに続き、やたらにクオリティの高いPodcastが増える一方で困っている件について

す、すみません(汗)またしても力尽きました…(汗)
⑦−⑨は次に書きます…(汗)ホントすみません。

2014年10月31日金曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告 (1)

ものすごい勢いで秋のUKコメディをこなしているのですが、なかなかブログにアップできず、すみません。右脇のカラムにあるツイッターでは逐一UKコメディを中心に騒いでいるので、チェックしていただければ幸いです。

というわけで一気に行きます。2014年秋のUKコメディ中間報告です (注:好きなものだけ話をしているので偏ってます。すみません!)

Contents:

① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「Common Place」読みました

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか



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① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

先ほど第5話の視聴を終えたばかりですが、
1)緻密なプロット展開とキャラクター設定
2)マッケンジー君色が出るに完璧な演出と映像感覚
3)超オフビートなコメディにすることで、ビタースイートで心がズキズキ痛くなり、ティッシュが離せないほど泣いてしまうドラマへとのいったりきたりが非常にスムーズ
です。すごすぎます。
コレを見逃しては、おそらく人生で損をします。私のような笑いの趣味の方は確実に損をします。ぜひおすすめします。

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い



いわゆる「警察24時」のスコティッシュ版のモキュメンタリーです。でも、コレ、モキュメンタリーと再現ドラマの境界線をぼやけさせるほど、”こんな感じ!アルアルアル!”な番組です。(→ゆえに超笑える)ウソくささがまるでない。実体験に基づいているに違いない! 警察の人たちも警察の上司も、でてくる一般市民も全部等身大で笑える言動なんです。上手に伝わっているかわからないのですが、こんなに涙を流してゲラゲラ笑ったスプーフコメディは久々です。

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

S2が始まり、騒いでいましたが、正直S1よりもパンチがどんどん弱まる一方。(*)E5のTim Keyゲスト回では、Tim Keyのキャラを上手に利用した話になり(→なのでTim Keyを知ってれば面白いは面白かった)E6ではJonny Sweet君が出ていたにも関わらず、どんなに頑張って視聴してもヌルヌルで、E7はまたもNaz Osmanoglu君のキャラを利用した話になっており(→なのでNaz君を知ってれば面白いは面白い)なーんか、不完全燃焼だったんですよね。ネタがファミリー関係になってて、その落とし方がぬるいか下世話で、セリフのやりとりにいつもの独特の”毒”なバスデン節がない。
「ITV2だからITV2仕様にしなきゃいけない政治とかあるのだろう…」と我慢していた矢先に、びっくり!

Ritualistic double-act, FREEZE! have decided to bring their Christmas drinks onto stage and do just over an hour of Yule horseplay in Soho.
Tim Key (poet/voiceovers/turkey enthusiast) and Tom Basden (gorgeous/slim/married) are in negotiations to get a Christmas Tree or a children’s choir or neither or maybe just dangle a screen and project some stuff or cook a turkey or some chocolate coins. Key’s really wants Basden to dress as an elf.

うわああああああああああ! 
結婚した!!!”#$%&”#$%&

びっくりしたけど、「死」から「生」という真反対なものへの落とし込みがされていたHoles や今回のPlebsでの乳母ネタやら結婚ネタ、すべてが腑に落ちてですね。いや、ネタ自体はどんなんでもオッケーなんです。ただ、そのネタをベースにバスデン色が上手に出ないのには、それなりの幸せで安定した理由があったからだったと! むちゃくちゃいい人(→憶測)ってのは、今の幸せを皮肉れないんだろうなー…(汗)気持ちはわかる! しかし、早いところ上手に今の変換期を昇華して色を再び出して欲しいなと思います。その色が元々と違うイロになっていても全然いいっすから!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「COMMONPLACE」読みました

「Twitterの楽しさわかんねー!」の関門?を突破し、完全にフォローしていて面白いアカウントに成長させているさすがなリアム君が、小説とか短編とか詩とかいうフォーマットになる以前の「走り書き」みたいな冊子を売っていてですね…。

(と、思ったのに売ってない?!
アレ?!?!?! 売り切れた?!いや、まさかそんな! い、いや売り切れるようなフォーマットではないはずなので、そのうち復活すると思ってリンクをはりつけときます。)

ホントに、「走り書き」とか「素材」と呼ぶに相応しいものでした。コレ今後何かの原案となることはなく、そのままフタを閉じてしまう可能性が高いそうなので、正直、不完全燃焼(汗)
ただし、エディンバラフリンジで、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン顔負けの並び時間(90分)を持ってしても入れる保証のなかった「Capitalism」の原案もあり、コレはへー!と思えました。11月初旬まで、ロンドンでもやってますが、相変わらずの最高評価レビューを叩き出し続けてます。リアム君も周囲の方々もこれをうけて「記録をとっておく?」とかいう手合いの人たちではないhumble集団なので、機会があればぜひみておくことをお勧めします。

備考:ちなみにリアム君、この期間にOccupy Democracyで9日間ビッグベン前の徹夜デモに参加してたので、ネタが10月中旬から変わってる可能性が高く、オレが前に書いた感想と内容が違っていたらすみません。個人的にはホントにもう1回観ておきたかったです!(→まだ言ってる)

あ、あとリアム君、ラジオドラマに出てます!インフルエンザの感染の描写を恋愛模様に上手に絡めたってことで斬新感を出している結構普通のドラマなので、うーん。リアム君をとりあえずチェックしたい人はぜひ!!(いるのか???そんな人いるのかオレの他に?!汗)

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」




よく参考にさせてもらっているDen of Geek他のライターさんからすすめてもらったのがきっかけです。クラミジアをもらってしまったディラン(写真トップ)が過去に関係をもった女性全員にそのことを報告しにいく話。プロットとタイトルで「なんだか下世話なベタベタシットコム?」と敬遠したくなりますが、意外にも非常にセンシティブに恋愛感情および関係を描いた良作です。元フラットメイトのエヴィは最近いきなりあちこちで活躍していてびっくりです。サンシャイン・オン・リースをご覧になった方はピンときていただけるのでは?またNorthern Soulにも出てますね。

作家さんはじめ制作陣など、とくに過去に「うわ!コレをやっていたんだ!」と特記する人たちではなかったかな? しかしながらこういう新しい発見はよいものだと本当に思いました。

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

す、すみません。力尽きました…(汗)コレ、大きなネタなので、ちょこちょこっと書いて終わりにできない……(汗)パート2として別日にアップします。

以上です!

(*)追記:フェアではないので、ライアン・サムソン君の演技力は非常に素晴らしいと思っています。アレだけ演技に幅の広いコメディ俳優(?)さんはなかなかいないのではないでしょうか?!頑張れライアン君!

2014年10月8日水曜日

Bo Burnham 君の新曲Repeat Stuffが芸術作品な件について


って突然出ましてね。もともとこういうことやってトップコメディ界の土俵に上がってきたプロディジーですから、みちゃうわけです。んで、今回の新曲、「Repeat Stuff」に関しては、2010年の頃のプロディジーっぷりから、トライアル&エラーを乗り越えた後の、アゲハ蝶的な飛躍でした。というわけで、どうしてそう思ったかについて説明したいと思います。

参考までに、コレまでの(振り返ると怒濤の勢いすぎて戦慄の)Bo 君レポート記録は
http://komeddy.blog130.fc2.com/?q=Bo+Burnham

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Bo%20Burnham
です。

【インテリな引用は冒頭に一発。しかし規模は核爆弾級】

ボー君といえば、ティーンの頃から文学界のビッグワードやビッグ引用をあちこちにちりばめつつの言葉遊びによるジョーク、そしてティーンだったからこそユーモアとして受け取れたブラックジョークのクオリティの高さがハンパない天才…というカテゴリーだったわけです。
それから、2013年頃のライブの感想でもお伝えしたように、そんじょそこらのインテリ大人も簡単には真似できない質と量の言葉遊びの鎧を捨てて、勝負を始めたんですよね。それが、まだ個人的には奔走している最中に感じたわけです。それから約1年。ティーンの頃の文学界のビッグ引用はもはや一つのジョークを作るための小道具ではなく、作品のテーマ、構成とスタイル、およびメッセージのすべてを全方位で示唆する”隠喩”として使用されていました。文鎮みたい! 信じられますか? この高度すぎる技術を!! 24歳!24歳ですよ! どんだけ天才なんですか。世の中の20代半ばの芸人さんが全員可哀想すぎる。どんだけ才能があっても不憫でならないよ…(涙)

具体的にみてましょう。

Love songs used to be so beautiful
"Let us go then you and I, when the evening is spread out against the sky like a patient etherized upon a table."
-T.S. Elliot

コレです。T.S.ElliotのThe Love Song of Alfred Prufrock. コレを持って来るってすごくないっすか?そして、使いこなし方例が
1)シェイクスピアとかダンテとかいった不朽の名作の引用をしていることで有名。→ この歌詞自体の自虐
2)この詩のタイトルが「Love Song」である。(もともとはLove Songにするつもりじゃなかったんですよね?でもキプリングのThe Love Song of Har Dyalに影響を受けてLove Songってやったんですよね。→ボー君の曲との共通点。
3)Prudfrockの詩はダンテのinfernoを引用しているんですよね。その引用箇所が自分のintrospective的な、現実に目を向けてないよーみたいな箇所なんですよね。そんでオチはそこに(ダンテのInferno的なところに)ぬくぬくつかっていると現実に肩叩かれて溺れて死んじゃうってやつですよね。→この曲のPVの最後みてください。ものすごく!!!リンクしてますから。
4)相手は誰か?というところで、ある特定の女性へ捧げているようでありながら、じつは不特定多数の読者(=客)を対象としているといわれている。→「ポップアイドルによる”ラブソング”およびポップアイドルで大きく稼ぐビジネス業界への痛烈な風刺」との共通点が見える。

Nowadays, thanks to corporately owned pop stars
Love songs are even more beautiful.
How beautiful are today's love songs?
I'll show you.

ええもう、魅せていただきました。たっぷり!!!みせていただきましたとも!!!

以下の歌詞も、上記をふまえて読めば読むほど、冒頭のテーマとリンクして一回りしてまたリンクして…って内容。じゃあないでしょうか?
それがサビのRepeat Stuffに通じちゃってて、どうしたらいいんでしょうか?!
[VERSE 1]
I love your hair I love your name I love the way you say it
I love your heart and you're so smart, 'cause you gave away it
I love your sis' I love your dad I love your mum
But more than all of that I love the fact that you are dumb enough (swag)
To not realize everything I've said has been said before
In a thousand ways in a thousand songs, some with the same four chords
But you'll still love it, let me finger you

[CHORUS]
Oh girl, I hope you don't think that I'm rude
When I tell you that I love you boo
I also hope that you don't see through
This cleverly constructed ruse
Designed by a marketing team
Cashing in on puberty and low self-esteem
And girls' desperate need to feel loved

America says we love a chorus
But don't get complicated and bore us
Though meaning might be missin'
We need to know the words after just one listen so
Repeat stuff [x8]

[VERSE 2]
I love my baby and you know I couldn't live without her
But now I need to make every girl think this song's about her
Just to make sure that they spread it like the plague
So I describe my dream girl as really really vague, like
"I love your hands 'cause your fingerprints are like no other
I love your eyes and their blueish brownish greenish color
I love it when you smile, that you smile wide
And I love how your torso has an arm on either side."
Now, if you're my agent you might be thinking, "Oh no, sound the alarms
You're not appealing to little girls who don't have arms."
But they can't use iTunes, so fuck 'em (who needs 'em?)

[CHORUS]

Repeat stuff [x10]
Repeat it! Repeat it 'til the day you die!

[INTERLUDE]
I'm in magazines full of model teens, so far above you
So read them and hate yourself, and pay me to tell you I love you
And the parents will always come along, because their little girl is in love
And how could love be wrong? How could love be wrong? When you
Repeat stuff [x8]

[ENDING]
We know it's not right, we know it's not funny
But we'll stop beating this dead horse when it stops spitting out money

But until then, we will repeat stuff

もうね、自分がなんて凡人でなんて地味でなんてちっぽけなんだろうって辛くてしょうがなくなる感じですね。オレなんかただの一般人だからいいけど、ここまで消化&昇華できる術まで至ってない20代の芸人さん、みんな酷く落ち込んでるんだろうな… 
 

2014年10月4日土曜日

スゲーーーーー! ITV2 シットコム(バスデンさんの)Plebsのスタジオ全容が全部グーグルマップで見れる!!



コレすごおおおおおおおおい!!!

*(相変わらず枕詞はバスデンさんの、です)


マッケンジー・クルック君のBBC4コメディDetectorists観ました。

日本でも観れるかしら、このクリップ!観れますように!!


マッケンジー・クルック君が、「Game of Thrones」とか「Game of Thrones」とか「ヒューマンうんちゃら」とかいったでっかいTVドラマシリーズで、1分未満のシーンをとるために、何時間と待機させられるトレーラーのなかで、コツコツ書いていた(にちがいない)「Detectorists」。ついにBBC4より10月2日木曜日、放送されました。
http://www.bbc.co.uk/programmes/p027b39h 

シットコム?と呼べるのか、コメディ?と呼ぶべきカテゴリーなのかはさておき、あまりにも秀逸な作品すぎて、全身で感動しています。

【お話は…】社会的に言うとルーザーなランスとアンディ、2人の男性を中心とした金属探知家の話です。クリーナーの派遣企業に属する、キャリア的にぱっとしないアンディは、考古学を学んでいて、いつかお宝を発見し、名声とお金と地位を得るんだと思っている。地元のしょぼい金属探知クラブに属していて、ミーティングとか行っている。苛々しながらも理解を占めそうと努力するとても素晴らしいベッキーと同居しています。
一方ランスはアンディと同じ趣味を持つ長年の友達。時間があれば2人で金属探知機片手にお宝探しをしています。ランスは奥さんをピザハットの配達人に寝取られてバツイチに。今も奥さんに未練があって、奥さんの経営するお店をそーっとのぞきにいったり。
起承転結の「起」にあたる第1話では、主にこの登場人物たちの紹介の外に、今後「承」「転」となる可能性を秘めた仕込みがされています。まず1つ目は、ランスとアンディの金属探知活動に興味を示しクラブに入会する学生ソフィーの登場。2つ目はお宝が埋まっている可能性の高い未開の地の発見と探索です。

超絶オフビート。ワハハな笑いを期待しないでください】マッケンジー・クルック君が好きですか?これにピンとこない方、具体的に言いましょう。

トホホでセンシティブでピュアで人間らしくて、真面目で、心優しくて一途で、心傷つきやすそうなイメージのマッケンジー・クルック君が好きですか?

さらに言うと、

マッケンジー・クルック君の、外の人には大したことない、けれど自分にとってはとても大事であることを、大変希少なキラキラした宝石のように描く世界が好きですか?

この2つのどちらかが好きな人は、この番組が始まって5分以内に虜になることを保証します。

セリフ自体に面白い作りをいれているわけではない。セリフに作りがないんです。極めて自然な言葉のやりとり。日常の断片からそのままとってきたようなリアル感。本当にオフビートです。でも、このやりとりに「味」がある。マッケンジー・クルック君ならではの唯一無二の味がある。この脚本にはマッケンジー君の作り出す空気と世界観が見事に具現化されておるだけでなく、出演者が全員それを体得し表現している。さらには、まるで劇場で生できいているようなライブリー感を出しているんです。本当に素晴らしい。

Telegraphさんが「First rate writing」と言ってますがまさに、その一言につきる超一流芸をみた感じです。

マッケンジー君のことは童話を発表するまでは、素晴らしい実力を持つ鬼かわかっこいい俳優さん、という意味で大好きでしたが、ホントに「書ける人」が最上級で大好きなだけにホントに今はさらに株が大沸騰中です。


2014年10月2日木曜日

2014年9月22日、Dave にてRik Mayallの遺作となったCrackanoryS2E1が放送されました...


Crackanory。60年代に有名人が童話を読み聞かせ、定番人気シリーズとなったBBC「Jackanory」の大人用おちゃらけ番(?)で、毎回有名芸人さんたちがソファにすわって(大人用の)小咄を繰り広げます。そのお話の再現ドラマ?つきです。
2014年9月22日、第二シリーズの1回目が放送。1話目はVic Reevesで2話目がRik Mayallでした。
遺作となります…

本来ならばVic Reevesで相当盛上がらないといけないところなのですが、国民の注目は2話目のRikに。泣きながら笑っていました。小咄自体相当面白かったのですが、コレだけ笑えたのは、やはり表現豊かに繰り広げる語り手Rikのぶっ飛んだ技量のおかげではないでしょうか。

DVDになる予定は今のところなさそうですし、Rikファンがすでに全編をYOUTUBEにアップしているので、貼付けます。
ええ、まだ、この世に戻って来て欲しいと願ってます。強く。



2014年9月26日金曜日

”バスデンさんの”Plebs シリーズ2は一挙2話放送で快調スタート! 自分メモ

こんばんは。
世界で唯一Plebsを「バスデンさんの」と枕詞をつけて紹介するGo Johnnyです。
さらには、The Wrong Mansについてベイントンとコードンを丸無視した質問ばかり投げつけるうちに監督さんとBBCComedyさんから完全に嫌われてしまった気がしてならないGo Johnnyです。

2014年9月22日、ついに待望のPlebs S2の放送が開始になりました。一挙2話放送だったので、気分がハイパーになってしまい、一部の方々にはご迷惑をおかけしております。

S2はバスデン節がきけるというよりは、各キャラが上手に花開いてしまった(マーカス →The Inbetweenersやってたサイモンバード、グローミオ→BlackaddersのBaldrick、スタイラックス→Peep Show のジェレミー)のせいで、キャラの言動による笑いが多いですね。第1話目はつかみだったからいいとして、第2話も今イチバスデン色が出てないので、ちょっとだけひっかかってます。それ以外はトテモオモシロイです。というかすごくヘンな方向の(古代ローマな方向の)下ネタに入っているので、新鮮といえば新鮮です。

その新鮮なS2のE2でバスデンさん。。。じゃなかったオーレリアスが結婚するっていうのでスタグナイトをやることになるのですが、そのスタグナイトがローマ時代のとある生活についてとてもお勉強になる内容だったので、タンブラさんでレポートしてます。
(タンブラさんは英語用になっています)
http://gojohnnygogogo.tumblr.com/post/98248925537/the-hard-way-starring-michael-j-fox-and-james

ちなみに、各エピソードの概要が気になる方は

1話目 マーカスがシンシアをデートに誘うも失敗し、新しい住居人のおねいさんを誘ったところオーケーがでまして、スタイラックスに「オマエもついにイケイケやっちゃえるね!」とけしかけられつつ、ベッドにこぎつけたのですが、結果オーラルばっかりやらせされるはめになるだけでなく、全然本番をさせてもらえず、挙げ句の果てに代金を請求され、じつは地主のおじさん(→名前がないーーー?)が自分の都合で住まわせた娼婦だったっつー。プチ借金地獄になってしまったマーカスを前に丁度チャリオットなりきりをやっていたスタイラックスが妙案を考えつきますが…

2話目 なんとバスデンさんことオウレリアスが結婚することに。マーカスはその結婚式でベストマンになって欲しいとオウレリアスから頼まれてシブシブオーケーすることになります。(はい、バスデンさんオウレリアスには友達がいません。)いわゆるバチェラー・ナイトに集まる人は外におらずスタイラックス、グローミオはみな友達だからと招待され、上階のオフィスから事務のおじさんが参加し、さらにはスタイラックスの馬車免許のインストラクターも参加することになります。(はい、オウレリアスには友達がいないからです)
友達でもないオウレリアスに無駄なお金を使いたくないマーカスは、事務のおじさんからきいた「伯母さん(だったかな?)のお誕生日にやったゴーストウォーキングツアーがよかった」ときき、それをバチェラーパーティの催しとしてやりはじめますが、当然ほどなく却下され、シンシアがバイトする「にゃんにゃん酒場」へ行き…





2014年9月22日月曜日

UKコメディビジネス界での電話の時代は終った?!信頼できる連絡ツールがツイッターになりつつある件について


UKコメディ界、TVでもひっぱりだこの売れっ子の芸人さんでもない限り、昔からマネージメント事務所ってあんまり役に立っているんだかいないんだかっていうところが多かったことはたしかなんですね。おそらく電話やtxt、メールを通して芸人さんに直接話しかけることで、チャットショーのゲスト予約をしてしまったり、取材アポをとったり(→おそらく実際に日程決めのところでマネージャーが登場、なのだと思いますが 汗)、出演予定の芸人さんがキャンセルになったコメディクラブが、穴埋めの芸人さんを探したり、チャリティ・イベントやプロジェクト・イベントでのゲストを見つけたり…。ってことをやってきたんだと思います。
それがですね、ツイッターが誕生してからというもの、この作業が一般公開同然になってしまっておりまして。全然、包み隠さない理由は、個人情報を流さずに、芸人さん/媒体側がイベントのメイキングの段階からダダ漏れさせることができる=プレパブになる=好都合だからなのではないかと思うのですが…

そんななか、ここ最近、いくつか面白いやりとりをみたので、ご紹介します。まずはあまりTVには出ないのですが、ライブ界では非常に高い人気を誇るジョーディの芸人さん、Ross Noble。ロスは先日スコットランドの北西の果て、シェットランドにライブに行く予定だったのですが…
驚くべきことにコレにほどなくflybeがですね
んでもってロスさんは

ってプレッシャーかけまして
DMって相互フォロー(汗)はい。んで、結果どうなったかっつーと!
マジっすか!(笑)おまけにflybeの返事が
もひとつ、本日9月21日の例
Go Johnnyではごひいきのフランス人芸人マルセル・ルコントさん(注:キャラクターコメディ)
ええっ?!(汗)なんだか現地入りしているファンもいるらしく

そしたらマルセルさん(つーかアレクシス君)が情報が錯綜していることをファンに説明
これをうけて現地に辿り着いているファンが、直接現場のスタッフに問い合わせ(爆)
なんとキャンセルにはなっていなかった! あわてて現場の劇場側が
ツイッターすげー!!!

という話でした。ちゃんちゃん。

2014年9月18日木曜日

ストレスからの逃避祭り絶賛開催中☆秋のUKシットコム、オレ的注目リスト!

こんばんは。
スコットランド独立選挙目前、Yes 派とNo派の両方に仲の良い友人の間で板挟みに遭いながら、毎日media frenzyな環境に苛々苛々し、メディアリテラシーのない人たちに苛々苛々し、ストレスフル極まりないイナムラです。現場の空気をそっくりお届けできず、歯がゆいですが…

というわけで、逃避します。

怒濤の秋のUKTVコメディ番組を一気にご紹介します。独断と偏見です。じつは8月の中旬からチラホラ始まっているものも多かったのですが、(しつこいようですが)このブログは好きなものを褒め讃えるためのブログなので、スルーしていました。すみません。


①(しつこいようですが)9月22日よりPlebs IIが始まるよ!(ITV2)
(関係者各位:バスデン祭りの警報がなっています。ツイートがうるさくなりはじめるので、速やかに#Tom Basdenまたは #バスデンさん でミュートをお願いします。)
シリーズ1については、こちら
シリーズ2は以下のクリップをどうぞ



ここずっとトム・ローゼンタール君のアカウントをほかっているので(理由:全然かわいい写真がでてこないから!!)どんなものかと思ってのぞいてみたのに、やっぱり全然アップデートされてないので、完全にバスデン病に感染したんじゃないかと睨んでます。@Plebs Comedyさんももっといい画像をキャプってツイートして欲しい…

②The Job Lot Series IIがはじまるよ!(ITV2)
https://www.itv.com/itvplayer/the-job-lot/series-1/episode-1
こちらラッセル・トーヴィ君が出てるので、そこそこ注目なさっている方も多いのでは…?ちょっとぬるめですが、S1は及第点。S2がどうも面白いらしいです。ちなみにお話はJob Centre(職安)で働く人々を描くオフィスコメディです。



③10月4日よりマッケンジー君の書いたコメディが始まるよ!(BBC4)
もう概要どころかフォーマットやタイトルすらわかってなくても、どうでもいいくらい、みたいのがコレです。
(すみません。BBCさん世にも勝手にお借りしてすみません。お借りしました)
http://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-28740662

なんと!メタルディテクター!オタクすぎてみた過ぎる!まだクリップが出ていないみたいなので、引き続きそうさします。

④ BBCの新作コメディ シリーズゲット戦に勝ち抜いたFriedが始まるよ!

もしかしたら秋じゃないかもしれないですが、バスデンさんものによく出演するKaty Wixがいい味を出していると評判なので、注目しています。

パイロット版はこちら




⑤ ジョニー・スイート君のラジオシットコムのTV版がついに始まるらしい!(BBC3)
すみまっせん。先月からじつは、コレをずっと待っているのですが、放送自体は2015年らしいですね…先走りすぎました…(汗)
http://www.comedy.co.uk/guide/tv/together/

⑥(番外)そうだ!思い出した! あの!Jon Richardsonが婚約しちゃった!(驚愕)というリアリティユーモアロードトリップ番組が4oDで観れます。
いやー今までのジョンの経緯を知っていると…感涙です。彼は潔癖症系の症状持ちだったんです… 本当によかったです(4−5年前からまったくアップデートされていないため、あまりブログの過去記事は役に立ちません…そのため以下で…)

http://www.channel4.com/programmes/jon-richardson-grows-up/4od

ちなみにしつこくて本当に恐縮なのですが、こんななかで、ワタシがイチオシしているのは、
Silicon Valley (SkyTV)
Broad City(Comedy Central)
Brooklyn Nine Nine (NBC? 英ではChannel4でした)
Workaholics S3 & S4
Veep(HBO)

です。

アメリカにお詳しい方々が沢山話題にしていらっしゃると信じていますので、どうぞよろしくお願いします(違 



2014年9月5日金曜日

Before & Afterがあまりにすごすぎて同一人物だと認識できなかったThom Tuckさんのお祭りを1人でヒッソリ開催中です…

Thom Tuck さん祭りを孤独に開催してます。祭りの場は主にTwitterです。ツイート回数は少ないんですが、打率がめっちゃいいんです。

【これまでのお話】
じつはThom Tuckさんについては、Go Johnnyで2−3回くらいはご紹介していたはずです。

The Penny Dreadfuls 絶賛活動中時期にやったピンもの1時間http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-245.html
ピンでの感想 http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-410.html

そうなんです。かつて、エディンバラ大学で出会ったThom TuckさんDavid ReedさんHumphrey Kerrさんの3人によるThe Penny Dreadfulsというスケッチコメディグループがおりまして。
Wikipediaさんからお借りしました。ほらイケメン3人組みって感じでしょう?

ハンディな場所で出会っているせいか、10代のころからコツコツとフリンジでショーをやり(→最初のころのことは知らない)たしか2007−8年くらいだったかに、エディンバラのフリンジでは超ホットチケットになるほどの、イケてるグループと成長しました。
その後3人それぞれピンでも活動しはじめるようになりまして。(※)全員のピンを観た結果、オレはThom Tuckさんが一番イケ続けるだろう、というごひいき感を示しつつも外っておりました。
右にいるのが、Thom Tuckさんですが、イケメンお兄ちゃん…ですよね?そーなんです。Thom Tuckって記事があったりした場合、見慣れた写真って
(wikipediaさんからお借りしました)これなんですよね。このカワイコちゃん写真、ウソじゃなくてですね。オレの知ってる限りの(ナマも含めて)Thom Tuckさんてホントにこんな感じだったんです。こんなのもあるんですけど、ホントにこんなだったんです。
(すいません。http://twiceasnicecomedy.com/tag/thom-tuck/ より超勝手にお借りしています)
もう充分証明できたかと思うんですが、

これでしてね。
https://chrisneillsdirtykitchen.files.wordpress.com/2013/10/thom-tuck.jpg

その後はじめてピンで60分っていうときのショーはおちゃらけた格好してましたし、その翌年のショーは、アレ?みたいなやさぐれ感はあったんですが、基本的には上記の写真たちと同一人物だったんですよ。あ、今思い出した!Lib DemのリーダーにThom Tuck さんが扮した政治風刺のお芝居も観に行ったんですよ。(→なんだかんだと結構こなしていたよ、オレ)でもこんな感じでしたからね。


い、いい加減やめます。すみません(汗)

その一方、なぜかどうにも「イチオシ!」って騒ぐところまでいけなかった。原因は当時の「かわいこちゃん」の「Stewart Lee」系なピン芸に食傷気味だったからの一点です。 Alternative Comedy Memorial Society の発起人の1人なので、活動を認知はしてましたが、とくに大きく話題にも登ってこなかったので、外っていました。
というわけで、この状態のままイメージがフリーズし、2年が過ぎた2014年エディンバラ、フリンジ。Tony Lawさん目当でSET LISTにて、ゲストの1人としてでてきた「Thom Tuck」っていう人がコレだったんです。











…多分、MCの人はThom Tuck!って紹介したんだと思うんですよ。(だってクリップにそう書いてあるし!)でも、この人が視界に飛び込んできて、名前認識機能が故障しました。「名前聞き逃した。このおじさん、イケてるわ、誰だろう!」って、ときめきました。外見の強烈さにかっこいい!って思いました。このパーソナのときのキメ衣装だと思うんですけど、紫のベルベット生地のジャケットってスゴくないですか? ずどん!ってきました。
もう一つ、ときめいた原因はキャラ設定がFriday Night DinnerのJim系だったんです。(いわゆるStewart Lee特有の要素が全然ありませんでした。)
つまり外見も中身(芸風?)もまったく別人だったんです。わからなくて当然です。(名前出てるけど 汗)

それからほどなくして、Simon Munneryが仕込んでいるピンター劇「A Slight Ache」(関連記事はこちら)を観に行きましてん。そのプログラムのキャストに「Thom Tuck」って書いてあったんです。もちろんSimon 目当で行ってるんですが、「へー!」とおトク感を持って観に行ったんですよね。そしたらですね、出て来たのが、コレだったんです。



舞台に登場したこの人みて、プログラムに「THOM TUCK」って書いてあるのにも関わらず「あ!この人、SET LISTで観た気になってる芸人さんじゃないか!」って思いました。さらに「プログラムにTHOM TUCKって書いてあるけど、代役の人なのかな? 今日はTHOM TUCKは事情があってこれなかったのかな?」って思いました。いや、話を作っているんじゃなくて、ホントにそう考えたんです。で、「この人のショーもみてみたいけど、名前がわからんなー。本人にどこでピンのショーやってるか直接きいちまおうか」
って、出待ちまでしようかと思いました。しかしいつもお伝えしているとおりカジュアルなフリンジですから、ほどなくご本人がフラフラと歩いてハコからでてくるので、ちょっとばかし尾行して様子が見れるくらいで。
しかし、私も礼儀ただしい日本人。ホントに話しかけられるくらいな環境になったところで、「しかし名前も知らないのにどうやって話かけるんだ?超失礼じゃないか?」って正気が後頭部あたりに戻ってきました。それで、Cowgate(Guilded Balloonのあるほう)へ歩いて行くその芸人さんを横目に、そのまま話しかけずにおうちへ帰ったわけです。

そしてこの芸人さんが、誰なのかわからないまま、フリンジが終了。3日後くらいに、British Comedy Guideさんから、Thom Tuckさんのインタビューが掲載されたんです。http://www.comedy.co.uk/live/circuit_training/thom_tuck_interview/
ページをみると、いつもの

これが、でてきましたけども、読み進めるとほどなく動かぬ事実
が。
いや、正直ですね、超嬉しいショックでした。あのかわかっこよかった人が、たった2年で(芸風含め)こうなるなんて、どういう才能の持ち主かと思いました。インタビューを読むと、路上でセットやったり、3年前のDVDネタのセットを1日だけやったり、あっちこっちに顔出したり、フリー・フリンジでなんかやってたり、と枠に収まったことをまったくやってなかったみたいなんです。見逃した自分に大後悔です。なぜ、事実を寛大に受け止めなかったんだろう。なぜ否定してしまったのだろう。むしろ、今のThom Tuckさんのほうが全然かっこいいのに!(→ホントにそう思っている)

そんなわけで、Thomさんが今後何をやるのか気になって下さった方は、きっと @turlygod をフォローすると大丈夫なんだと思います。宣伝的要素には使っているっぽいので、ぜひチェックしてください。



(※)余談としましては、ちょうどこの頃から、Free Fringeが定着しはじめてきまして。Penny Dreadfulsの面々のうちThom Tuckさんを除く2人はPenny Dreadfulsでの評価があるにも関わらず、Free Fringeで戦っていました。しかし結果的に、オレはプリペイドだったThom Tuckさんが一番よかったと思った…ということで、この頃のFree Fringeのクオリティは今のFree Fringeほどのクオリティはなかったな、と思い起こしています。つまり今年Thom TuckさんがわざわざFree Fringeでピンのショーをやっていた、ということとも繋がっているのではないか、と思うわけです、はい。

2014年9月3日水曜日

Netflixがどんどん熱い! (だからTVコメディがヤバい)ボー・バーナム君やリッチー他、イケてるスタンダップのライブをガンガンオンエア中です。

ちょうど今ごちゃごちゃと書いている新作TVコメディ(の苦言)のまっただなかに、いつも情報ソースでお世話になっているChortle.co.ukさんから、こんなリンクを見つけてしまいました。
10 great stand-up specials on Netflix
http://www.chortle.co.uk/features/2014/08/31/20842/10_great_stand-up_specials_on_netflix

奥さん、コレみてれば英米スタンダップのトップ最前線にいけます。マジです。
しかしベネットさんもボー君ごひいきで何よりです。激カワな写真、ありがたく勝手にお借りします。ちなみに激カワなのは写真だけです。しかもこの写真3年前のじゃないだろうか…?(つまり19歳)
ボー君が喋ったり歌ったりするとこーなります、っていうのをぜひNetflixにてご確認ください。その他「ボー君???かわいいけど、ボー君???」という方は、ぜひとも
http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Bo%20Burnham
へどうぞよろしくお願いします。(主に)


https://www.netflix.com/

2014年9月2日火曜日

突然出没したバスデンさんの昔ショットが、ウソでしょ?ってくらい故ピーター・クック氏を彷彿とさせる件について!

すいません(汗)どうでもいい話です。

FacebookのFREEZE!のページにこの写真いつまでもみてられるわーっていうくらいな写真がアップされておりましてん。それは、バスデンさんが鬼かっこいいといういつもの叫び以上にですね…





コレ、このバスデンさんのビジュアル、すごくないですか?!
ウソでしょ?!ってくらい、若かりし頃の(イケイケだったころの)故ピーター・クック氏に似てませんっ?! ナニコレ?! Footlights出身同士!何コレ?! 英国コメディ、永遠のヒーロー&レジェンド&アイドル、ピーター・クックせんせいに雰囲気にちゃうのは、ちょっとソレは… ずるいわー!!ずるすぎるわー!

す、すみません(汗)それだけです…。つまり、バスデンさんってやぱりかっこいいよね、って話です。多分このショットをもってして、ピーター・クック氏と比較しても、誰も文句言う人はいないと思う…。このビジュアルはちょっとイケすぎると思います…

2014年8月27日水曜日

気がついたらすごい勢いで活動していた(萎)バスデンさんの近況アップデートです


*Go Johnnyでは断続的にTom BasdenさんというFootlights出身の作家/芸人さんの祭りを開催しています。
これまでのお話は
Go Johnny Part I 
Go Johnny Part II
から適度より抜いてご覧いただけたら幸いです。


相変わらず好まれる人から好まれ、好まれる人とだけ仕事をこなし、玄人衆から評価を受け、ファンとかいてもいなくてもあんまり関係ないポジションをすっかり確保しちゃってます。それがオレの大好きなバスデンさんです。(号泣)

唯一のバスデンたんぶらー http://fuckyeahtombasden.tumblr.com/ さんからも10カ月以上放置され(→ついにバテてギブアップしたに違いない…)現状、気がつくたびにブログやツイッター上で騒いでいるファンは、オレだけになってしまったかもしれない…。バスデンさん目当でThe Wrong MansPRスタートする前から騒ぎつつけた結果、BBC2さんと監督さんにも絶句され、「コードンでもベイントンでもなくてトム・バスデンのファンとかいう日本人がいる。やっぱり日本ってすごいよな」とコソコソ言われてる気がしてなりません。トム・ローゼンタール君がPlebsのロケ現場のバスデンさんショットをツイートしてくれていたおかげで、ガンガン騒げたのに、新シリーズでのロケでは一切バスデン・ショットがなくなっちゃってたし…(→フォロー解除してしまいました…汗)

そんな状況がイヤで、バスデンさんはよけいにファンサービスを避けているのかもしれない!(恐)

…という誇大妄想はさておき、今回も過去5年の間に張り巡らすことに成功したレーダーのおかげで、7月上旬くらいから2013年にエディンバラで初演されたHoles by Tom Basdenのロンドン上演のニュースが入り込み…(ポスターなんかも新しく...)

http://www.holestheplay.com/

こーんなステキなガーディアン誌のフィーチャーがあったと思ったら(全然かっこよさが伝わらない…んですが、久しぶりの撮りおろし、という事実に喜んでお借りします)

http://www.theguardian.com/stage/2014/jul/22/tom-basden-holes-play-mh-17-crash

バスデンさんの何がいいかがわかってない人のレビューはさておき、概ねちゃんと評価されてホッとしていたところ、昔やってたMark Watson のサイドキックとしてTim Keyとやってるラジオ・シリーズの新シリーズを収録するというニュースが飛び込んできまして。


写真は古いのを使用しておりますなぁ…(以下からおかりしましたが、コレBBCさんところのカメラマンさんの写真よね)
http://www.lostintv.com/tv-show?id=573


なんつってたら、いきなり今度は、2ヶ月も前からFREEZE!の告知を発見!しかもおハコが例のチャペル!

http://www.theinvisibledot.com/events/322-live-at-the-chapel-with-freeze
(注:普段1〜2週間前とかなんです…)

【追記】9月にもあるとTIM KEYのメーリングリストから!
そしてこの写真がすごい!いかなる状況下においても、ティムよりバスデンさんのほうがルーザーなのがすごい!

http://www.kingsplace.co.uk/whats-on-book-tickets/comedy/freeze-with-tim-key-tom-basden

ねえ、すごいでしょう?! その上つい先日The Wrong Mans2の撮影が快調というニュースがオフィシャルで解禁になり (バスデンさんもまた書いてるのでしょうか、とあきらかにベイントンとコードンを押す人たちにきいているので(→だってほかにいないんだもの!)、誰からもお返事をもらえていません…汗。嫌がられてる気がする…汗
http://thewrongmans.tumblr.com/image/95485084428

そうこうするうちに、奥さん! Plebsのシリーズ2ですよ!9月かららしい!
(ビンタされる3フレくらいしか出てないけど…汗)

じつはまだParty by Tom BasdenのTVパイロットの行方とか、Fresh Meatの続きとか、いきなり、五月雨式にダラダラながれてきそうなので、今後も気を張っておきます。(ただの自分用のメモだったりすることはよくわかってます、はい…)

2014年8月24日日曜日

エディンバラ・フリンジFoster's Edinburgh Comedy Awards 2014ノミネート芸人のリアム・ウイリアムス君を絶賛押し売り中!


Liam Williams君


だってこんなところでピースする26歳はかわいいでしょう!!
かわいいっていうでしょう!!
(しつこく三度目のアップ→アホです)


フリンジ開始後、一目散に観に行き大当たりだと騒いだ後、もう一回観に行って騒ぎまくろうと思っていたのに追記しようと思っていたのに、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン並みの行列に(*)こともあろうに2回敗退してしまい(1回は1時間はならんだ!)、騒ぎ損ねるうちにアワードノミネート時期に…。

というわけで、改めまして、今後リアム君はGo Johnnyのレギュラー祭りメンバーとなりますので、どうぞよろしくお願いします。

学生時代のサルみたいなリアム君のクリップが2009年
(→ビジュアルは丸無視してください!)
(トークのピッチとリズムの良さにご注目ください)



というわけで、蓄積されるクリップ数は5年分のはずです。
が、ほとんど…ない!
過去このスパンでスプリンクラーみたいに、クオリティの高いクリップを見つけてきた経験を持つバスデン・ファン、および、ヘタな鉄砲も数打ちゃあたるとガンガンアップしていたMail Order ComedyもといWorkaholics・ファンにとって、恐ろしいほどの数の少なさです。生産数は少ないけど、出したタマは完璧で確実に当てるタイプなのかな。

というわけで、以下、ほぼ全部紹介。
(Sheepsでの活動はのぞきます。ちなみに辞めたのかと思ってたのに、辞めてなかった…汗)

Russell Howard 君のGood Newsに出ているのが、かわいい。とくにプレーンをきめてる服装が好きです。ちなみにコレが、一番1セットとして参考になるクリップ。




これはBBC Radio 1からのクリップ。オフビートすぎて、ちょっと面白さにかけるのと、このデカいマイクのせいで、ちっちゃい顔が隠れるのが問題だけど、とにかく素材がないからアップ。あとかわいいし。(注:リアム君、ちっちゃいんです!)




これが、↓ じつは一番のお気に入り。今回のフリンジのプロモとしてThe Invisible Dotしきりで作ってるクリップです。非常によくできています。昨年の高評価のレビューをテロップで入れつつ(→PR側の視点)本人は、辛口オタクコミュニティ運営のニールさん(注:UKコメディ・ネット界では有名です)の酷評を読み上げながら、「オレ的にはコレを一番信用している。コレでもよかったら、みに来てください」(笑)じつはコレ、非常にリアム君の芸風らしいんですよ。独特のひねくれ感がよく出てるし、ニールさんへのリスペクトもあり、非常に好感度が高いんです。




Fast Fringeからのクリップもあります。ネタがGood Newsとかぶっちゃってるので、カワイイからながめとこう、とかいう人がいるためにアップしておきます。



【追記】リアム君ツイッターはじめてます。→ @funnylad5 
Liam がLaimなのは、狙いなのか登録時のタイポに気がつかずそのままなのか…どっちでも面白いからいいや(笑)
絶対やらないできないタイプだと思ってたので、びっくりしてたところ、ぼそぼそ「4回目の挑戦…」「今回も期待薄…」ってつぶやいてるので、やっぱり!(笑)と。
何しろ気になってしょうがない芸人さんですので、罪悪感を感じながらもストーカーみたいに人へのツイートものぞかせてもらっちゃいましたけど、パンクでツートーンで、クオリティ高いと思う!
フォロワーさんを増やそうとか、仲間へのツイッターはじめたよ的連絡とか全然してないっぽいので、こんなにかわかっこよくて才能があっておまけにFoster's Edinburgh Comedy Awardsのノミネート者だったつーのに、2日たってもフォロワーさんの規模がミトコンドリア(汗)  でも、個人的にはこれこそが魅力です。さすがの希少生物です。多分また辞めちゃいそうだけど…。



エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 みんな知ってたよ、なFoster Awards受賞者


ノミネート時の記事アップはこちらです

リアム君のピース姿がいつまでもみてて飽きないくらい好きなので、しつこく!しつこく!ここでもはりつけます。Go Johnnyではリアム君を絶賛押し売り中です!

んで、肝心の受賞者は、John Kearnsでした。

http://www.standard.co.uk/goingout/comedy/john-kearnsliam-williams-soho-theatre--comedy-review-9063498.html (こちらからお借りしています)そーなんです、意外と!カツラと出っ歯をとると、かっこいいんですよ、この人。

誰もがそうだろうと思った結果でした。それだけ歴然としていたんです。というのも;

1 出っ歯とカツラを被ることでのみ、”芸人”となれる、というかなり斬新なキャラクターを作った。
2 ”間”をとることにより作り出す笑いが、非常に独特で、高度だった。
3 このキャラを使って見事な1時間のモノローグ芝居を作り出していた。
4 昨年Free Fringeデビューにしていきなり新人賞受賞をしたという超話題の芸人さん。本来ならば、事務所もついていることで、今年はプリペイドのハコでやってよいはずなのに、わざわざ、再びFree Fringeを選んだ。なぜかといえば、Free Fringeにもっとスポットライトを当てるため。この結果、フリンジにいまだかつてない規模の価格破壊が起きてしまったのです。激震が起きました。そしてそれこそがフリンジがフリンジたるべき姿であるのです。ジョン・カーリングは、このムーブメントを作ったという点で、アワードを受賞するべき芸人さんだというわけです。
(*この点については、別記事でしっかり説明をしたいと思います)
5 (極めてネタ的理由からですが 汗)昨年新人賞ノミネートされたにも関わらず再びフリー・フリンジを選んだリアム・ウイリアムズ君は、すごく悪い言い方をすると、基本的にはコンベンショナルなシステム下によって構築されたルーザー・スタンダップなので、正直受賞の有無関係なくても、新しいストーリーや笑いを作り出せるな、と予想が立ちやすい。一方ジョン・カーリンズさんは、前述のとおり異色なので、新しい環境を与えるほうが、彼が新しいストーリーを紡ぎ出してくれると想像しやすいと思うのです。
少なくともオレは、ジョン・カーリンズをみたときに、ベタボメしつつも「今年Foster Awardを受賞したら、来年観に行きたい」という感想を持っていました。

ジョン・カーリンズさんは、もうフリンジにはこないそうです。ロンドンでは活動するし、テレビ番組も控えているので、ぜひそちらでキャッチしてください。いや、今年は非常に正当なジャッジだったと思っています。






2014年8月23日土曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 コレをPerfectionistって言うんでしょうなー Simon AmstellのTour Preview観ました


(注:みたのは10日以上前です)

かわいいんですよ、Simon Amstell。ナマが想像以上にかわいかったので、ビビりました… 


(完全ソールドアウト&フリンジの日程は終了しています)
https://tickets.edfringe.com/whats-on/simon-amstell-tour-previews

全国ツアー日程およびチケット購入詳細は以下にて
http://www.simonamstell.co.uk/on-tour/

かわいいっていうお年ではないの、よくわかってますが、本当にかわいかったです。しつこいようですが、こういうネコいますよね。いると思います。絶対ネコですね。飼いたいです。

(帰りにもらったハガキチラシ)



じつは、今までサイモンのスタンダップを観たことがなかったんですよ。90年代後半からはじめたというコメディ・サーキットでの活動がLow Keyだったせいもあり、なかなかキャッチしずらかったですね。ほどなくメジャーなTV番組のMCになってしまうし(例:Nevermind the Buzzcocksなど)でTVに出ちゃうと、ロンドンのコメディサーキットに登場する必要はまずなくなるので、でませんよね。そしてスタンダップを本業としていない人のライブをわざわざ観たいとも思わなかったです…
そんななか、「サイモン観てみたいわー!」と目がギラギラするようになったのが、BBC2 シットコム、Grandma's House 。この自虐(Never Mind the BuzzcocksのMC降板後、とくに急ぎの仕事もなくなり、実家に戻るという設定の)シットコムがミゾオチどっこん!だったんです。お母さん役がレベッカ・フロント母さんだった、ってのもあるんですけどねー。でもソレ以外のキャストもどんだけスゴい役者さんたち連れて来るのよ!っていう、(ちゃらちゃら人気の人たちじゃなくて)舞台でも活躍する実力派ばっかりだったんです。
今でもこのシリーズは2000年代のシットコムのかなり上位に入り込みます。

一応Amazonのリンクも貼付けときます。


ボックスセットは出てないんですかねー…

【余談はさておき、Tour Previewの感想を…】

文字どおりの「Tour Preview=Work in Progress」で結構びっくりしました。サイモンには、本能というよりはロジカルに「ここまでなら確実にセーフ」ってというoffensiveか否かの境界線が見えている。しかしそこを超えて「この度合いまで試したいんだけど、そのラインって境界線からどれくらい離れたところにあるんだろう」と思っている。そのライン探しの旅でした。まさにrummage している作業だったのが、非常にみていて面白かったです。ネタ帳をサイドテーブルに置き、客の反応をよく吟味しながら「ああ、コレはダメなの? そう、ダメなんだ (苦笑)」とか「あ、コレはイケる…」とネタ帳に書き込んでいるんですよ。
サイモンは基本ユダヤ人のゲイなので、パーソナルな視点からのエッジな引き出しは沢山持ってるのは、ある程度予想はしていたのですが、シットコムよりよりはるかに、鋭利でときにキツい笑いの連続でした。でもこうした「やりすぎ?」なジョークを、実は境界線を見すえるための模索である、と演出することで、オーケーにしてしまう。さらにはこのスパイスにより、Work in Progressをプロパーなショーとして成立させてしまっているわけです。
なんて頭のいい(かわいい)人なんでしょうか!!!
(ええもう、「かわいい」 は余計ですよ、わかってます)

もう一つ。この人自分のパーソナの作り込みが、うますぎです。シットコムを通した浸透も手伝っているのでしょうが「ボクは有名人だしね、ボクはimportantなの(=キミたちと違うのー!)。だから特別扱いされるべきでしょお〜! ボクがなんでさびしい思いをしなきゃいけないの〜。ヘンでしょぉー!」ってキャラ。女の子からみたら超激カワなんですけど、おそらくストレートの一般英国人男性が「うげえっ!」っていうキャラだと思うんです。ところが、いざ自分の生活では特別扱いされないことが多く、”むむーーん(苦)”って思ってる。そしてそこに誰もが共感する。共感の笑いを呼んだ直後に、「おかしいでしょー?僕は特別なんだよ!」って真顔で訴え、キャラとして笑わせる。
全部緻密な計算により…。

ライブを重ねて経験積み上げてないタイプのスタンダップ芸人さんで、クオリティの高い人って、本当にものすごく頭がよくて計算していて、あり得ないほどの準備期間と労力を尽くしているんですよね。(例:ボー君とか、スティーヴン・マーチャントとか)サイモン・アムステルさんもそのカテゴリーなんだな、としみじみ思いました…



2014年8月21日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 相当の覚悟で観てください。→Kim Noble のYou Are Not Alone

 上演日程などは出てませんが、多分ロンドンのSoho TheatreとかHackneyのArcolaあたりで上演されると思っています。

Kim Noble のYou Are Not Alone



Kim Noble さんは昔いきなりビョーンと出て来た超才能のある2人組Noble and Silverの片方で、(次に東京に戻ったときに、当時のチラシをアップしてみます。)でてきてすぐにエディンバラではNewcomerをとってたはずです。その後、気がついたらバラバラになっておりましてん。オレはエディンバラでNoble and Silverをみたときに相当気に入ってしまい、ツイッターを始めたその日からKim Nobleさんを見つけビタンとくっついて、今日まで至ります。それだけキチっと注目していたわりにKim Nobleさんをキャッチできたのは、


……


10年以上ぶり?! マジで?

というわけで、Kim Noble=レアもの捕獲!とばかりに、あまり中身のことがわかっていないで、盲目的にプレビューチケットを購入し潜入しました。わかっているのは、この人は映像を使ったビデオアート的な意味を含めたウイットかつコミカルな世界を繰り広げる人だ、ということです。

【内容は…】Blending performance, comedy and film, Kim Noble tries to get close to other people on this planet. Keith for instance. You maybe.
You’re Not Alone is a provocative, moving and comic production that chronicles one man’s attempts at connection, friendship and employment at B&Q. Kim Noble takes his audience on a journey through tower blocks, supermarkets and Facebook, seeking an escape from the loneliness of modern society. 
です。すばらしいサマリーだ。

ナレーションのある物語ではなく、プロジェクトの実験発表みたいな形式である、と考えるのが一番よいかもしれないです。そしてこのショーを観るには、相当の覚悟が必要です。精神的に不安定な状態の方には、おすすめしません。
ちなみに覚悟を決めてなかったオレは、(→基本、ストレス指数低のど根性派です)急性鬱で終演後涙が止まらずしばらく動けない状態になりました…。

なぜなら、この作品は、笑えるというレベルを超えた過激をこれでもかとつきつける一方、その内容すべてが、至極生々しく、痛々しく、辛く、ゲロを吐きそうにせつない。そしてかつ観客自身がみてみぬふりをしている現実へ直結し、真っ向から直面しなければいけないところで終る内容だからです。

あと、本当に表示されているとおり、18歳どころか20歳以下は観ないほうがいいと思います。

【備考】チケットを予約してしばらくたってから、こんなメールがとどきましてん。




とにかくKim Nobleさんの根本的イメージが例のNoble and SilverからのKim Nobleさんであるのと、Traverse Theatreからのメールというせいもあり、個人情報を悪用されることもないだろうと。それに、もしプロジェクトに関わるようなことだったとして、
「まあ別に知られちゃ困ることは何一つないからなー!」と、住所と名前を送っちゃったんですよね。
上演開始後5分くらいで、あまりにド肝を抜く内容に「こ、コレは…もしや、やばいことをしてしまったかもしれない…(汗)」と焦りまして。
結果大丈夫だったんですが。というのも、このメールを受けて、抵抗もなく返事をするヤツなんて、題材としては、まったく面白くないわけですよね。というかそもそも、Kim Nobleさんは、人を居心地悪くさせるような意図はまったくないんです。

で、住所と名前をゲットして何をしていたのかというと、住所と名前を許可してくれた人に、お礼にとチキン(丸ごと、スーパーで売ってるアレです)を(直接)届けることを試みていたらしいのです…。
たしかに映像には、うちのフラットのドアらしきところで、Kim さんがピンコーンとベルを押し、誰も応答しないと、ドアにそのチキン(丸ごとです)をガムテで貼付け、パンツ一丁で逃げ去っていき……

そうだ!

2日くらい前、何も届け物を予期していないのに、ピンコーンとブザーが鳴り、出ようかな、とインターホンの前まで行って、「いや何も届け物はないはずだし、へんな押し売りだったらいやだから、やめておこう」と無視した記憶が!!!

と、ですね。
舞台中央のスクリーンをガン見している最中に、住所と名前が書かれたテロップがゆっくり流れましてん…

オレの名前と住所がゆっくり。

観に行ったその日だけ、使うようでいいんですけど、名前が日本人だから目立つのがいやでした…。斜め前にJonny Sweet君とガールフレンドが座ってて、なんかこの2人に名前観られていやだわ…(過去4年間相当騒いでいるので)って本気で思いました…



エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 そりゃそうだろーなEdinburgh Comedy Awardsノミネート発表!


やっばーい! リアム君激カワ!!!なにこのピース!かわいすぎる!



光る原石君が入ってませんが、超想定内です。ご安心ください(違)
むしろ、まだ全然、早いんです…

というわけで、以下のとおりです。毎年そこそこ酷いんですが、今年は特に発表後のUKコメディ関連SNS界が非常に見苦しい状況が目立ちます。いつからみんな、素直に「よかったね」が言えないようになってしまったんでしょう… 人の好みはそれぞれですしねー。

Comedy Awards今回のBest Comedy Showは結構上手な選択だったと思うけどな。

http://www.comedyawards.co.uk/shortlist.asp よりコピペしました

Best Comedy Show:
Alex Horne: Monsieur Butterfly → 今さら?(汗)
James Acaster: Recognise → 去年もノミネート。
John Kearns: Shtick → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Liam Williams: Capitalism → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Romesh RanganathanRom Wasn’t Built in a Day →ロメッシュさんは面白いです 詳しくはブログで
Sam Simmons: Death of a Sails - Man → じつはみたかったの。資金切れ。
Sara Pascoe: Sara Pascoe vs History → 女性欲しいよね、ってことで誰もが納得の人をもってきたよね、って感じ。


Best Newcomer: (→ここ、あえて強調:国際色豊な顔ぶれ!そう、じつは今、middle class single white manが差別を受けていると言われているのです)
Alex Edelman: Millenial → NYベースのジューイッシュだ! コレは面白いだろう…と思ったら、オレが唯一信用するSteve Bennettさんはベタボメというレベルではないので、無理して観なくてもいいか、になりました。
Dane Baptiste: Citizen Dane  オーケー。上と同じ理由で、まあ、いいか。
Geins Family Giftshop: Geins Family Giftshop: Volume 1 あー、前にchortleでフリンジでやるべきこと10みたいな記事を書いていて、それがちょっと面白かったから、ショー見に行ってみたいと思います!ってツイートしたのに、思いっきり無視されて、むーーーーん、と思って、いきなり興味なくなったんだった…。「いいじゃん、そんくらい」と思うかもしれないですけど、ファンサービスがどこまでできるか見極める力量のない芸人さんは、才能が知れてると思います。ファボもするのがめんどくさいくらいな超若手は、ツイッターとかしないほうがいい。もっと人気で10万レベルでフォロワーさんのいるえっらい芸人さんが、みんな、ふぁぼってくれたり、お礼ツイートしてくれたり、お返事くれたりするなか、やっぱり感じ悪いです。(エラくなってフォロワーさん数が多くなりできなくなるのは、しょうがない)
というわけで、よほど売れたら興味を持ちます。

Lazy Susan: Extreme Humans あ、コレはやばい! コレはみたいかも! もう無理かなー。ショーのディレクターがRSCの人なんですって。お金払ってみる価値があると思う。
Lucy Beaumont: We Can Twerk it Out → ごめんなさい。今こういう気分じゃない… Kim Nobleのすごいパフォーミング・アート(→お芝居とは言えないし、コメディショーともいえない)を観たあとでは、この手のネタを観に行く気がしません…
Steen Raskopoulos: I'm Wearing Two Suits Because I Mean Business → あああ! Steve Bennettさんが褒めてる! コレは観に行きたいかも!

2014年8月18日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 今、Free Fringeが完全にやばい!チェックするならFree Fringe!

【備考】ガーディアンがオレと同じセレクションで記事書いてる(汗)…きっと同じテイストの人なんだろうな… ちゃんと払うように指示も出てるし、きっと同じ考えの人なんだろう…



年を重ねるごとにクオリティが高くなっています。
素晴らしい新鋭たちがFree Fringeという猫も杓子も参加できる”面白いと思ったらイイ値を払ってくれたら嬉しいです”的な下克上で這い上がって行き、腕を磨き上げ、ある程度注目されてからもまだ戦争のフロントラインみたいなところで歩兵となって戦っているせいか、とんでもないことになっています。
今日はLiam Williams君をもう一度観に行こうと開始時間の一時間前に現地に到着したにも関わらず、目も当てられない長蛇の列がすでにできていて、断念。(追記:平日だったら大丈夫かもと、3日後仕事の合間に並ぶこと1時間。入れませんでした!さらにさきほど、(私の盲目的なお勧めっぷりに騙されて影響を受けて)Rob Auton君を観ようと現場へ向かった友達が、同じような目に遭っているのをきいて、マジで愕然としています。

この盛り上がりっぷり。口コミでいいよと言われたものはどれをみてもウソでしょ?レベルなクオリティの高さっぷり。申し訳ありませんが、よほど観たいもの(=ヒーロー的存在の芸人さんたち)以外、プリペイドで12ポンドだして行く気がしません。だってもともと、フリンジの醍醐味は、知名度の極めて低い、才能ある新鋭さんの一本釣りにあるわけです。昔はPleasanceやUnderbelly、 Gilded Balloonで行われていましたがが、今やここは、完全にマネージメント事務所によって腐敗された場所といっても過言ではありません。事務所が押したい芸人さんをガンガンPRする。若手の芸人さんが自分でやらない。

(注1:昔は今Free Fringeで芸人さんがツイッターでやっているみたいなことを路上でやっていたんです。)
(注2:事務所イチオシの芸人さんでない場合は、別の話になります。チケットが売れなきゃ借金を抱えることになります。そんなせいか、フリー・フリンジを選ぶ芸人さんも多いわけです)

つまり、今やFree FringeこそがEdinburgh Fringeなのではないか、と。

この事態をふまえ何を言いたいかというと、観客は”Free Fringe=無料もしくは小銭で観れる” という概念をバサッと捨てなければならないところまで来ている、ということです。つまり”Free Fringe=好きなだけお金を払わないと行けない”もうちょっと具体的にいうと、「プリペイドのショーに10ポンドや12ポンド払ってるんだから、面白かったら最低5ポンドは払えよ」と。(→というのも席は保証されてないし、最悪超居心地悪い環境で観ることになるわけですから、プリペイドと同額でなくてもいいかと思ってます)
ちなみに、私はロブ君に10ポンドはらっちゃったし、Liam 君には7ポンド払っちゃった。(注:Rob君は本くれるっていうから払いたい値段が高くなっただけです)その他の芸人さんにも最低5ポンドだしてますね。(すいません!ズドンとキタ芸人さんだけです、5ポンド以上払ってるのは…汗)

というわけで、以下は Liam 君とRob君以外に、観て来てうおー!ってなったお勧めの芸人さんです。(超ベテランさんは抜いてますよ!)

Tim Clare : Be Kind to Yourself


https://tickets.edfringe.com/whats-on/be-kind-to-yourself

セカンダリー・スクールのせんせいなんですって。こういうところでも、英国の教師と日本の教師の種類の違いに、もにょもにょしちゃうんですが、学校の先生が芸人さんもやっているって結構多いんですよね。だから、先生をやっているってきくと、ある程度のクオリティは保証されてるな、って考える傾向にあります。だって教師って、生徒という一番たちの悪い客を相手に商売するベテランじゃないですか。そりゃ客を楽しませる術を知っているわけですよね。
(日本だと予備校の名物先生くらいしか思い浮かばない…)
Tim Clare先生のポエムとウイット、それからグルーヴィーなラップは絶対に5ポンド以上の価値があります。ちなみに5ポンドバケツに入れたら「CD持って行って!」ってCDもらえました…。だからすごくおトクだと思います。

John Kearns Shtick



https://tickets.edfringe.com/whats-on/john-kearns-shtick

去年フリー・フリンジで戦いNew Comerを受賞したJohn Kearnsです。去年まったくもってスルーでした(汗)弁解すると、ノミネートされてる時点で検索してもちゃんとフリンジサイトに出てこなかった…というわけで、今回観に行ったわけですが!
ズバリ!Daniel Kitsonの描くお話(スタンダップよりはお芝居)に惹かれている人は、絶対にお勧めです!!!

短いセットだと、「ハゲおやじカツラと出っ歯をつけてヘンな声で叫ぶ」っていう部分しか観れず、「なんじゃんこれ?何がそんなにすごいの?全然笑えないんだけど…」って困惑してしまうかもしれないです。じつはこのすべてには胸痛な意味があり(笑いとは喜劇であり悲劇であるわけです)、フルセットの1時間観ないと伝わってこない。だからぜひこの1時間の完結ショーをみてください。

ただし平日でも最低40分前には現地で並んでいることをおすすめします。先週の平日でオレは40分待って席が一番前のはじっこしか空いておらず、ビクビクしながら前に座ってみたので。週末は、どんなことになってるかわかりません。もしかしたら、一つ前のショーへはいって、そのまま地蔵になるのがいいかもしれないです。まだFree Fringeが混沌とした世界なので、完全入れ替えでなく、許されるんじゃないかと思います。あ、もちろんその場合は多少なりとも一つ前のショーにもお金を払わなければいけないわけですが…!

John Luke Roberts Stnad-up



https://tickets.edfringe.com/whats-on/john-luke-roberts-stnad-up

Alternative Comedy Memorial Societyの設立者の1人です。そんなわけで、モロにThe League Against the Tediumの侮辱ジョークのスキルを継承していまして…。同行者の超お気に入りですが、正直私には、彼の自虐のレベルがちょっと行き過ぎに感じ…(汗)それは、私が今まで 自虐によるクオリティの高い笑いの生産→賞賛を得る→さらに自虐 を繰り返した結果(→すでに笑いの犠牲者/中毒ですな)、心と身体の病気になってしまった芸人さんを少なからずみてきて(→ハタからですよ。側近でではありません)残念な思いをしているせいだと思います。そういう意味での病的な芸風でした。なので、好みのわかれるところですが、絶対に観ていて損はないと思います。

(とりあえず… またみたら書きます)