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2025年8月10日日曜日

Edinburgh Fringe エディンバラフリンジ2025 先週から見たもののいくつか忘備録 Christopher Macarthur-Boyd, Luke Wright、Rohan Sharma他

もー大変なので、 今年から、ものごっつおすすめだけ、1投稿でしっかり書くことにして、

あとは良かったものや特記したい点があるショーについてだけをメモ書き程度にしようと思います。なぜなら、まだ始まったばかりの今の段階で購入しているチケットが20本以上あり、少しずつこなす中、次々に追加購入をしているからです。今年も、まあいいですけど、とか、どーでしょう、みたいに思ったやつに関しては、触れません。


Rohan Sharma: Mad Dog

レスターコメディフェスティバルで新人賞を取ったらしく、今年がフリンジのデビューとのことで、お試し。


17年位は前の話かと思うんですが、新進・新鋭のスタンダップの芸人さんたちがこぞって、Stewart Leeに感化されちゃった芸風でやり出した結果、煮え切らないショーが爆増したことがありましたね。(→あったんです)しかし全体的にはそれもあってコメディは形を変えて前に進んでいくのであり、良いことなんです。良いこと。
このショーを見て、久しぶりに、そういうムーブメントが起きている感を得ました。エスニック・カードをきちんと使っての、社会風刺系ではりましたけれども、どー考えても、カンボー に感化されちゃってる。そう思った理由がスライドの画風(?というのか?)なんだけど(→まさか作ってあげてますか?)、プロップや、音効さん他のスタッフ(役)の仕込みがモリモリ。よく頑張って作ってたし、よくできてたけど、余裕のなさが(笑 まだデビューで、いっぱいいっぱいに頑張りすぎると、ライブでは意外とよくある予期せぬ出来事があったとき、それをヒットに変える余裕まではまだまだ難しいのではないのか、と。(注:初日に行っちゃったので、多分ガチのテクニカルエラーが発生し、ウニャウニャしちゃったのね)来週見に行ったら、ずいぶん慣れてきてるかもです。しつこいようですが、頑張って作ってましたので、こなれれば、もっと良くなると思いました。


Luke Wright: Pub Grub

イングランドの友人が訪問し、詩人なんだけど、これに行きたいと言われ、ポエトリーって敷居高くて、どーだろーわかるだろうかとイマイチ不安になりつつもついていきました。
そーなんです。オレ、ポエトリーが結構鬼門なんですよ。ラテン語とか全然わかんないし。口数の多いSpoken Wordsくらいまで行ってくれると、楽しめるんだけど。
あと、エセックス出身なので、アクセントが(汗)苦手なタイプの人種をイメージしちゃって。申し訳ないんですけど。




というハンディをいくつか背負って見たのですが、すごく、良かったです。
母音をAだけ使ったポエムとか、Oだけ使ったポエムとかで日常生活での徒然やパブカルチャーとかで作っているんですね。リズム感、ノリの良さ、そしてワードチョイスと、母音限定というハンディを作ることで、ポエトリーのいろんなルールとか制限とかそこを踏まえた高尚さとか、全然分からなくても、この芸人さんがすごいスキル高いことをやってることが伝わるし、かつ楽しめました。全く別の友人が2人行ってて、二人とも絶賛してます。若そうだったけど、おともだちが言うには40くらいって言ってた・・・まあ、オレが年取りすぎちゃってるから40も若そうにみえるのかもだけど。



Christopher Macarthur-Boyd: Howling at the Moon

若手のスコティッシュ芸人さんの中で、この芸人さんが一番お気に入りだと思う。多分。なぜなら、結構毎年見にっちゃってるから。3年前に一回なんでお気に入りか書いてる

今年も、喋るネタは全く違うけど、スタイルは同じです。ただ今年本当に心を打たれたのが、おじいちゃんとかお父さんとかおばあちゃんとかの話をしていて、特におばあちゃんに可愛がられた時のエピソードを話すんですけど、本当にたまたま見に行った日の朝に、おばあちゃんお亡くなりになったそうで。それを、ものすごいパワフルに、ドッカンドッカン笑かしたあとの締めの最後の最後で今朝実は・・・って一言だけ言って、みんなきてくれてありがとう!で終わっちゃうあまりの崇高なプロフェッショナリズムに涙出そうになりました。素晴らしい、素晴らしい芸人さんです。



Tom Cashman: 2 Truths, 1 Lie and 17 Slight Exaggerations

地元カンボー・アプリシエーション・クラブの友人がすごい、好きなんですよ。フリンジ始まる前からチケット買ってたのは、そのせいです。あとこのオンライン公開されてたフルセット見て、見てみよう、と自主的に思ったせいでもあります。

















ご存知の通り、オーストラリアではTaskmasterのAlex Horneポジションなので、地域限定で非常に有名人であります。でもこっちでは、Monkey Barrel1の下にある2だったので、謙遜してるのかしら(ハコ的にPaul Williamsのショーの方がでかいし、パンパンに埋めてるのなんでなんだろう)

パワポベースの、スタティスティクス・ベースで展開する笑いを見に行ったのって、オレ的にはDave Gorman以来かも(テレビではFriday Night Armsticeとかもありましたけど、どのみち確実に20年は前の話)。既視感というよりは、久しぶり感です。そして、そういうことも感味した上で、すごく良かったです。今回は、どうやってメンタルでハッピーになっていくか (ガールフレンドと別れて、幸せになるためのリハビリ中)を、いろんな点から、考察し、グラフとか数字で発表するんです。見て絶対損はない。
あと本当に、(オーストラリアでは)新聞やニュースになっちゃうくらい、有名なので、ちっちゃいハコでナマで見れるのっていいのではないでしょうか。

とりあえず、以上です。

(Tim Keyは昨年のWiPの感想を見てくれれば・・・と思ったら、げえ、全然感想書いてない・・・けど、いつも通りひたすら素晴らしいので、わかってください。あと映画見て)

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