イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2018年8月9日木曜日

Edinburgh Fringe 2018 サジ投げちゃいたいくらい複雑すぎるジェンダー&Me Too問題を溝オチで納得させる天才的視点と天才的話術を拝んでください Fin Taylor: When Harassy Met Sally


観るたびに、この人一体幾つですか?と年齢詐称すら疑いたくなります。
Fin Taylor さん28歳。



https://www.pleasance.co.uk/event/fin-taylor-when-harassy-met-sally#overview

最初に観たWhitey McWhiteface時、Taylorさんは26歳。その時の際どさは強烈すぎてオレの人生UKライブコメディ体験で殿堂入りを果たすレベルです。今年のWhen Harrasy Met Sallyは、強烈すぎる際どさはなくなった一方それはジョークが洗練されたからであると大変ポジティブに受け止めることができた2017年のLefty Tighty Righty Loosey  と同じタイプの洗練された際どさでした。だた、天井壊れかかってんじゃないの的な場末(ロイヤルマイルですが 汗)のパブの地下ダンジョンではなく、メジャーなPleasanceのかつてThe League Of Gentlemenをperrier award & BBC Radio Seriesへと導いたBeside(キャパ数96でも絶対前よりでかくなってる)でやっているのは。。。

キテるよ感ダダ漏れ!!!

ではございませんでしょうか?


前回2本で確立した「超左で、左向きすぎて気がついたら右」「左があまりに絶望すぎて左ギブアップ。左辞めます」的パーソナをキープしつつ、対照的な超リベラル路線を敷き、その上でジェンダーとセクシャリティとMe Tooネタを展開。驚愕のProdigyスキルです。

しょっぱなからトランスジェンダーとフェミニストとの間でのいざこざネタ。「いやこういうPleasanceみたいな場所ではね、最初にお客さんの気持ちを掴むためにね、信用を得るために、やんわりした穏やかで誰もが抵抗なく笑えるジョークからはじめてね、だんだんヘヴィーにね持っていくもんなんだけど、オレはそれができないんで、せめてマイク持って立つっていう(威圧的な)体勢じゃなくて、まず、座るわ」っと舞台袖から椅子取り出してきましてん(爆)この椅子プロップが後半さらに「女子がいい人なのか自分に気があるのかの(男子には4次元行ってもわかんねー)選別をどうやってつけるのか」や、「男子には基本NGがない」あたりの話でさらに効果覿面に大活躍します。

Louis CKの話や、Aziz Ansariの話, それからRolf Harris の有効利用など、ほんとにうまかったなぁ。必ず「さすが根っからの本物リベラルアーティ」だとうならずにはいられないスポットオンな女性の観点と正当性を入れた後、男はこうなっちゃうんだよ、とこうするしかわからないんだよ、と男性の観点からの正当性を訴え、上手にオチるのです。男性の観点と正当性がトホホであり、それがオチなので、それは際どいけど、Liberal arty peopleのジョーク圏内なんです。論議の展開と説得術、つまり話術レベルずば抜け過ぎです。天才としか言いようがない。だって28歳ですよ。28歳で、ピンポイントに的をついて、そして一般人我々に寄り添った観点で、このトピックについてエッジの効いた、Liberal Arty peopleが笑えるパフォーマンスができるもんですか? オレはAxl RoseになってOne in a Millionを熱唱したい。Must Seeですよ。オレはちなみに久々の5つ星です。もう一回行きたい。そしてこの話術と話の展開の仕方をうちの15歳半に体感・体得してもらいたいのです。

【備考】実はブレンドン・バーンズ師匠のMansplainin'とテーマが超被ってますので、二つ合わせて観ると比較できるので非常におすすめです。ネタもいくつか(特に Louis CKとか)被ってるんだけど、バーンズ師匠は「バーンズおじさん(→もう50も近い、すっかりセクシャリティから引退しちゃったおっさん)から言わせるとな!」という観点なので、相変わらず赤裸々で過激で、的を得てるんだけど、Fin Taylorさんの「女性たちのいうこと、わかりますよ !もっともだと思うし、オレもち●こが発動すると男マインドしか起動しなくなるので、後悔しても仕切れない個人的体験もある」という観点から作るジョークとは全然違います。オレ、1日に偶然この2本見たからほんとにその意味でも面白かった。

【備考2】気になって気になってしょうがなくなり、テイラーさんに影響を受けたスタンダップ芸人って誰なのか尋ねたところ速攻でお返事とテイラーさん的に最高のスタンダップ、というリンクを教えてもらいました! (ステージオフはいつもフレンドリー!)



天才に影響を与えたこのスタンダップを限りなくすぐに聞いて、このページかまたは別枠でアップしたいと思います。

2018年6月16日土曜日

特別編:Brendon Burns 師匠のUK Comedy sceneに関連する雑談まとめと師匠のエディンバラフリンジ2018の宣伝。


お久しぶりです。稲村です。今日は特別編。おいおいこれくらい英語でまとめろよ、なネタです。

90年代の若くて正統派超イケメンの時から、ネタと喋りが危険すぎてtvに出演できなかったわりに(MTV司会も即降板 苦笑)玄人と業界とコメディギークの間では絶大な人気を博し、実際エディンバラ・フリンジを含むいくつものライブコメディ賞も受賞しライブコメディの醍醐味を常に最先端で提供し続けてきてくれたオーストラリア出身のブレンドン・バーンズ師匠。
画像で紹介すると、90年代ー2000年中盤概ねこんな感じ。ほうらっ!!
ごっっつうイケメン兄さんだしょ?!

(おさしんソース)
https://geraint-lewis.photoshelter.com/image/I00006Bfc6kM1Phs

ちなみに現在もイケオジですよ。めっさかっこいいですよ。



常に社会派なネタを盛り込んでおり、近年はレイシズムが結構多かったかも。人種差別についても、Liberal Arty White People、つまり、師匠なんですが、本来突っ込まないところへ突っ込んでいくという、ぶっちゃけ、例えばフィン・テイラーさんは師匠なければ存在できなかったであろうという、いばらの道を作りづつけているライブ・コメディのパンクです。
オレはかれこれ20年来の師匠のファンでありますが、師匠ご本人に憶えられるようになったのは、近年コメディビジネスの形態が変わってからの5−6年くらいのことです。そんな経緯がちょっとありまして、今回、師匠が目下「ファンと師匠で運営するライブツアー」企画の下で行ったブライトンでのライブに、参加いたしました。師匠の会場入り時間頃に入りまして、パシリやったり、別件の撮影手伝ったり。すんごい楽しかったです。ショー自体は90分予定だったんですが、別件もあったりしたので、結果5時間に。その間、おしゃべりしたことが、コメディ業界が抱える様々な問題をね、色々と反映しておりましたので雑記的に覚書みたいにちょっと記録しておきます。

オレと友達になってくれる人にはBrendon Burnsといえばほぼ90%が「オレも大好きー!(注:女子が5%)」という反応なのですが、はっきり言ってこの状況はただのエコー・チェンバー。実際ブレンドン・バーンズと言って、一体何人のイギリス人が「おお!」となるでしょうか。答えは、今回のライブの集まり人数20人以下の観客数です。ブライトンというLGBTとイレクトロ音楽が売りのリベラルアーティピーポーが居心地よく住む街でさえ、「ブレンドン・バーンズが特別シークレットライブをやるよ!早い者勝ち!」と呼びかけて即座にくる反応は「ダレ?」なんです。

しかしそれは、師匠自らが選んできた道の結果であります。つい10年くらい前までLondon Apolloとかでっかいハコ埋めてましたし、エディンバラでだって3週間300席はあるようなおっきなハコでやってたんです。コーポレートギグとかね、やったりもしたんですよ。でもね、そこには呑んだくれちゃったスタグナイトの連中とか、自分の笑いをわからない偉そうなスーツの人たちとかを相手に喋らんといけないという副作用が。それよりは自分の笑いをわかる20人以下のファンに思いっきりやる方がなんぼもいいんですって。
師匠のネタは性能が異常に高いVerification radarの元に作られているので、同じレーダーを持つ観客じゃないと、失礼だとか差別だとかと、誤解されかねんのです。それがどんなネタかというのはぜひMansplainingを観てください。エディンバラ・フリンジのチケットはこちら https://tickets.edfringe.com/whats-on/brendon-burns-mansplainin
ネタバレしないように説明しようと思ったんですが、どうしてもネタバレになっちゃうので、怖いので避けときます。

師匠はライブコメディのTVやDVD化も、自分がコントロールできる場合のみ。これは日本でもかなーり昔からビートたけし氏や松っちゃんをはじめ話をしているので、非常にお馴染みの話かと思いますが、局側の都合、販売元の都合(視聴率、販売率をあげたいため)で都合の良い笑いを作り出してしまうんですよね。笑うべきところではないところに、笑いの音入れをしたり、笑いどころではないところに、人の笑顔や芸人さんの声を入れたり。こうしたつぎはぎに耐えられず、もうTVのライブも嫌だしDVDも人に任せたものはいや…っていうことをやっていると露出度はさらに減る一方なので、さらに知るひとぞ知るのレジェンド芸人さんになってしまう。。。


そんなわけではありますが、やりたいことをやらせてくれそうならTVでもやる気あるんです、師匠は。なので、今回お手伝いした別件の撮影、上手に行くといいなー!と思いました! とりあえず以上です。

2017年11月23日木曜日

2017年UKコメディおすすめポッドキャスト&オンラインで聴くコメディ選


お久しぶりです。稲村です。
10月前半に7年使用したMacBookちゃんが瀕死の状態になりまして、総額250£くらいつぎ込んだんですが、結局お亡くなりに!!(号泣)パスワードとログイン情報がとっちらかっている散々な管理状況のため、新しい相方を購入後も今の今までブログアクセスができずにおりました。そんな中で、死んでもヒーローのSean Hughesが10月16日この世を去り、Rik Mayall氏に続き自分の半分くらい死にました。

そんな中迎えた11月、ブログ更新をしたいと思います!(もう終わりかかってるけど…)

表題をテーマにしたのはものすごいゲンキンな理由からです。今個人的に一番面白いと思っているThe Tony Law Tapes (注:下記にて紹介)の続きが待ちきれず、いつ新エピソードがきけるのかトニーさんたちに聴いたところ、パワフルにお返事もらった上に「口コミしてねー!口コミ!」って言われちゃったんで、やるぞー!と。よく考えたら最近面白いもの結構聴いてるのに、全然メモ更新もしていないので、ちょうどいい機会だなと思いました。というわけで以下、おすすめです。Brendon Burns師匠(マシンガンのように更新するポッドキャストはこちら)(もう秋も終わるけどまだサマーセール中の過去ショー音源はこちらや、Richard Herring、Stuart GoldsmithのComedian's Comedian(Com Com Pod)など定番人気ですでに別の形で騒いでいるチャットショーは抜かします。

① THE TONY LAW TAPES

http://www.tonylawtapes.co.uk/
ご存知のように、オレのトニー愛は確かにデカイのですが、その愛を差っ引いて冷静に聴いたとしても素晴らしいと思います。トニーさんは地球の歴史を作ってきたタイムトラベラーである、という話はしつこいほどしていますが、そのタイムトラベラー体験記をインタビュー形式で記録を取っていく…というのがこのThe Tony Law Tapesです。インタビュアーはJohn-Luke Robertsです。第1話からお題見てるだけでも、やばさ加減が滲み出ています。例えばですが、ローマ帝国とトロイの木馬の話とか、スターリンとテニスの話とか、公共の場で聴けないですよ。抱腹絶倒号泣です。
この手の即興超絶ナンセンスという笑いのスタイルは日本のお笑い好きな人たちは親しみありなんじゃないかと思うんですが、いかがでしょ? 

②Michael Leggeさんが自身のblogを読み聞かせするオーディオblog
https://soundcloud.com/michaellegge
blogはこっちなんですけど、音ご希望の方のために読んでくれてるんですよ。
やっぱり話のベテランプロだから音の方がすごく伝わる!例えば英国では10月に公開になったThe Party(キリアン・マーフィとかティモシー・スパールとかエミリーモーティマーとか豪華キャストの寸劇みたいな映画です。あ、サリー・ポッターの作品です!映画自体面白かったですよ。短くてよかった(笑))の’レビュー’とか。
映画の内容に一切触れないで全く別のことを語って(語りも映画に合わせてポッシュというかスノッブスタイルにして)斬ってました。
https://soundcloud.com/michaellegge/bftb-movie-review-the-party

Michael Legge さんもどうしてこんなにunderrated何だろうと嘆かずにはいられないほどものっすごい才能に満ち溢れためっちゃくちゃかっこいい芸人さんです。あとどんなにクダ巻いても、貶しても、その対象へ愛がこもっているからゆえの苦言なので、ものすごい共感できるしものすごい笑えます。オレ、こんな状況になってもローゼズ信仰者ですけど、マイケルさんのこのAll For Oneのレビュー、多分ローゼズのレビューで一番好きです。


③ ロックンロールだった時代のSean Hughesの音源がSpotifyで聴けます。
Sean Hughesは、オレの中におけるイギリス笑いツボ構成の基盤を作ってくれた聖書みたいなもので、Sean Hughesがなければこんなオタクにならなかったです。1番吸収力のでかかった学生時代にのめり込んだツアーの音源のいくつかがSpotifyにあります。このSean's Tapeは自分の脳の一部分かもしれない。


上を貼り付けるのに今一度のぞいたら、Stewart Leeとか傑作がぞろぞろ上がってるんですね。音楽ばっかり聴いていたけど、Spotifyすごい。。。

④ 2017年夏に騒いだオイラの若手超ダントツイチオシのFin Taylorさんの2016年のショーで、壮絶すぎて感想を書けなかったWhitey MacWhiteface視聴可能
(ぜひともお金を払って全編DLしていただければ!!!!)


Fin Taylorさんthe Stand Comedy clubの自己紹介にpolitical homelessって書いてあって超ウケました(爆)とにかくステージでの腹の座りっぷりと覚悟っぷりと勢いが半端ないので、近寄りがたいというかコワイ印象なのですが、気にせず質問するとめっちゃフレンドリーです。でもやっぱり「Fin君」は無理。27歳なのに。絶対「Fin君」じゃない。「さん」です。

バスデンさん、FUBAR RadioでDan Clarkさんショーにゲスト出演、Quacksの宣伝してました。

実は今この存在を思い出しました。(夏だったので全く聴く時間がなかったので聴いてないのです)聴いてみていつもみたいにツッコミどころ満載だったら別エントリー立てるかもしれません。(あ、ちなみにDan Clarkさんは今まで結構クオリティの高いコンテンツを生産している人です)

⑥ フランキー・ボイルせんせいのプロメテウスが実はオーディオで視聴可能です。




聴いていただくと、オレが今年の感想でなにをそんなにコワイ言ってたのか具体的にわかっていただけるんではないかと。

その他ですが、 新旧含めて、British Comedy Guideは定期的にチェックしがいがあります。
https://www.comedy.co.uk/podcasts/

⑦ Tom Rosenthal 君のComedy Central UK オンラインシリーズ「Absolutely Fine」がおしなべ花マルです
数年前にトム君は監督や書き手の方が才能あるんじゃないか、と叫んでいたのですが、それが証明されたようなシリーズを展開してます。もしS1発表時にブログで書いていたらすみません。今年秋にS2が公開され、S1同様のクオリティをキープし、「かわい子ちゃんやればできるじゃないの!」とすでに30もすぎたであろう俳優・芸人さんを愛でています。(できると愛でる)
British Comedy Guideのサイトで全話まとめてみれるようになっていますが、紹介として1話だけ貼り付けます。


(このUberのドライバーさんDavid Trent氏ね 笑)

とりあえず今思い浮かんだものは以上です。思い出したら追加してるかもしれません。


2016年8月11日木曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016 いつもふ◉◉きん5つ星だけど今年は世界中でどこ探しても見れないコメディをやってます。Brendon Burns師匠のDumb White Guyすでに2度観ました


もともとは、以下のポッドキャストとプチ連動しています。

https://itunes.apple.com/gb/podcast/dumb-white-guy-brendon-burns/id925207900?mt=2

フリーフリンジです。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/brendon-burns-dumb-white-guy

去年、このオーストラリア出身のBrendon Burns師匠がどれだけすごい人であるか(テレビもラジオも一切出ませんが)というオレさまの長年にわたるだだ漏れ愛にお付き合いいただいた記憶があります。いつもいつも、世間が仰天するようなことをスギ花粉のようにC wordとFwordを撒き散らしながらガンガンパンクモードで飛ばします。その飛ばし方が今年は半端ないです。世界中のどこへ行ってもゼッッッッッッッッッッたいに!見れない、宝石(という名のユーモア)が見れます。しかも明るい希望に満ちている。

それって何よ、何が見れるのよ、っていうはなしができればぜひしたいのですが、何しろ、それが最大の大オチであり、サプライズであり、肝なので、絶対に言えないのです。師匠自身が「オチは絶対に秘密ね」と口止めするので、言えません。でも師匠を長年愛してきた日本支部代表ファンとして言えることがあります。それは、このショーが、Brendon Burns師匠が(かつてのPerrier Awardをとった作品も含め)長年ネタとテーマにしてきた人種差別の問題を単純に滅多切りにするだけではなく、実際に「コメディは人々の理解を深め(人種差別をなくす)架け橋になる」とガチで作っている架け橋であるということ。最悪、殺されちゃうかもしれないような結構危険な橋を渡ってるんだそうです。本人の、うおりゃ、ふぁっくふぁっく!を聞いてると軽重されちゃうのですが、相当やばい。でも最高できるし、最高に感動し、ジーンとなります。

しつこいようですが、他じゃ絶対に見れません。唯一無二、師匠かっこよすぎ。確かに、英語圏のコメディのことがわかってないと、ちょっと笑えないところも出てくるかもしれないけど、師匠の世界は垣根なく、師匠の声と共通する声を持っている人が居心地よく、ファミリーのようにはびこってられる場所です。今年はいつもよりもさらにオススメです。





2016年4月30日土曜日

2016年3−4月に観たUKで観れるTVコメディの感想です① BBC の Comedy Vehicle Series 4

スコットランドのジェダイになるための地獄の特訓のせいで、ほとんど観れていませんが、いくつかご紹介します。

Stewart Lee's Comedy Vehicle Series 4



http://www.bbc.co.uk/programmes/b0112b65

(Stewart Lee御大については さんざん書き散らしているので、今さら紹介せんでもよいかと思っています。ご興味ありましたら、ラベルをクリックしてください。)

今シリーズは、今まで水面下に潜んでいた「Stewart Leeの規則的かつ典型的パターン」をくっきり見せ、オルタナがメインストリームへととってかわる「転換」シリーズでした。もしくは、観客をそこまで育てたことが見えるシリーズでした。しかし、これはある意味、S.Leeの危機です。メインストリーム=手詰まりになるやも、だからです。そしてまさに、その対策案かのように、クリス・モリスせんせいとの対談インタビュー(インサート)にて、容赦のない激辛スパイスを投入し、オルタナであり続ける基盤を仕込んでいました。本来ならでは、なComedy Vehicleの醍醐味を生み出していたのはクリス・モリスせんせいじゃないかと思います。
もう一つは、Stewart Leeとは少なからずも“パーソナリティ”であることをかなりカミングアウトしている点ですかね。一見一種独特なスタンダップに見えながらも、じつはスタンダップというフォーマットを模したシアター・プレイだときちんと見せていたと思います。それは、Stewart Leeのスタイルが変化したのではなく、我々観る側がStewart Leeの見方を学んできた結果といわれればそうともいえます。すくなとも6−7年前には、ステージ上のハプニング的言動を、リアルにハプニングと信じていましたから。
こうした客の成長と変化に対して、ご本人は意外と流動的なんですよね。色々、タブロイドが喜びそうなことをウダウダ言ってるポッドキャストがここにあるので、(Brendon Burns師匠のポッドキャストですよ!)ぜひきいてください。


2015年8月10日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2015 死ぬまでヒーローのBrendon Burnsせんせい観ました

何人もヒーローがいて、恐縮なんですが(でもその数は一桁だと思う)ブレンドンせんせいは人生の生き方師匠です。道のない場所行きたかったら、そこに道作れよ。どうせやるんだったら、その道個人仕様にするんじゃなくて公道になるくらい立派な道作れよ、っていうコメディを行く芸人さんです。(あ、オーストラリア人です)


フリーフリンジです。詳細はこちら。フライヤー一枚作ってないし(何年前のお姿のポスター使ってるんですかって画像です)、一切媒体インタビューもない。ものすっごいわかりづらいところ(地図で説明できないところ)でやってるんですけど、ファンがみんなききつけて押し寄せているので、開演時間の1時間くらい前には現地に到着して並んでいないと、席の確保があやしくなります。他の芸人さんたちと違って、観たいヤツはみんな入ってこい!なんですが、立ち見で1時間はさすがにツライので…。


ちょっとだけ過去記事が見つかりました。キャリアとファン歴両方長過ぎて、きちんと紹介することを放棄している様子だ…。 →このリンク先でも書いているように、オレの気が遠くなるほど長いフリンジコメディ体験で、1998年に観た(注:中毒中)、予期せぬ「気が変わって自分のショーをやめちゃって観客全員連れ出して、CowgateからPlayhouseまで歩いていって、別のショーの野次飛ばしに行く」ショーになってしまったブレンドンせんせいを超えるものは、今後世間的にもでてこないんじゃないかと思ってます。2004年(注:リハビリ後&超クリーン)、自分が喋ってる最中に、ビール買ったりトイレに出たりするお客にむかついてショーの真っ最中にトイレ休憩時間をつくったあげく、休憩後にビールもって入ってこようとしたお客のビールを取り上げ床に叩き割っただけではあきたらず、そのお客追い出しちゃったブレンドンせんせいを超えるものも、今後世間的にでてこないんじゃないかと思ってます。

ブレンドンせんせいをみるたびに、やっぱりナマだよ、コメディはナマが一番だよ、と再確認します。落ち着いちゃったばっかりのときのチューニング期間をのぞいて、いつも業界をひっくり返すようなことやってます。最近では、昨今のコメディビジネスに対抗するため、既存のコメディクラブや劇場ハコ&呼び屋をすべて避けまくり、ファンからダイレクトに資本をつのり、カフェや図書館、映画館、本屋などいたるところでライブやっちゃうOutside the Box Tourがすごく注目を集めています。ええ、とことんパンクなんです。

口を開くと笑いの芸術なのと、C-word F-wordがすごいのと、観客への愛ある罵倒もすごいです。そんなわけで、今podcastを録音しながら頻繁に違うネタでやってるはずです。どんなこと喋ってるかは、こちらで。で、コレが!ナマのオーディエンスを前に喋るときの最高感はほかにないです。ぜひ観てください。本当だったら最低10£の価値はある。しかしフリーフリンジにしてくれてるから、最低5ポンドでおっけーよ、だそうです。ホントにそうだと思います。

しかし、この間からはじめたばっかりのポッドキャストのはずなのですが、喋るたびに録音してるので、エピソード数が気が遠くなるほど溜っている…(汗)