イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2014年8月27日水曜日

気がついたらすごい勢いで活動していた(萎)バスデンさんの近況アップデートです


*Go Johnnyでは断続的にTom BasdenさんというFootlights出身の作家/芸人さんの祭りを開催しています。
これまでのお話は
Go Johnny Part I 
Go Johnny Part II
から適度より抜いてご覧いただけたら幸いです。


相変わらず好まれる人から好まれ、好まれる人とだけ仕事をこなし、玄人衆から評価を受け、ファンとかいてもいなくてもあんまり関係ないポジションをすっかり確保しちゃってます。それがオレの大好きなバスデンさんです。(号泣)

唯一のバスデンたんぶらー http://fuckyeahtombasden.tumblr.com/ さんからも10カ月以上放置され(→ついにバテてギブアップしたに違いない…)現状、気がつくたびにブログやツイッター上で騒いでいるファンは、オレだけになってしまったかもしれない…。バスデンさん目当でThe Wrong MansPRスタートする前から騒ぎつつけた結果、BBC2さんと監督さんにも絶句され、「コードンでもベイントンでもなくてトム・バスデンのファンとかいう日本人がいる。やっぱり日本ってすごいよな」とコソコソ言われてる気がしてなりません。トム・ローゼンタール君がPlebsのロケ現場のバスデンさんショットをツイートしてくれていたおかげで、ガンガン騒げたのに、新シリーズでのロケでは一切バスデン・ショットがなくなっちゃってたし…(→フォロー解除してしまいました…汗)

そんな状況がイヤで、バスデンさんはよけいにファンサービスを避けているのかもしれない!(恐)

…という誇大妄想はさておき、今回も過去5年の間に張り巡らすことに成功したレーダーのおかげで、7月上旬くらいから2013年にエディンバラで初演されたHoles by Tom Basdenのロンドン上演のニュースが入り込み…(ポスターなんかも新しく...)

http://www.holestheplay.com/

こーんなステキなガーディアン誌のフィーチャーがあったと思ったら(全然かっこよさが伝わらない…んですが、久しぶりの撮りおろし、という事実に喜んでお借りします)

http://www.theguardian.com/stage/2014/jul/22/tom-basden-holes-play-mh-17-crash

バスデンさんの何がいいかがわかってない人のレビューはさておき、概ねちゃんと評価されてホッとしていたところ、昔やってたMark Watson のサイドキックとしてTim Keyとやってるラジオ・シリーズの新シリーズを収録するというニュースが飛び込んできまして。


写真は古いのを使用しておりますなぁ…(以下からおかりしましたが、コレBBCさんところのカメラマンさんの写真よね)
http://www.lostintv.com/tv-show?id=573


なんつってたら、いきなり今度は、2ヶ月も前からFREEZE!の告知を発見!しかもおハコが例のチャペル!

http://www.theinvisibledot.com/events/322-live-at-the-chapel-with-freeze
(注:普段1〜2週間前とかなんです…)

【追記】9月にもあるとTIM KEYのメーリングリストから!
そしてこの写真がすごい!いかなる状況下においても、ティムよりバスデンさんのほうがルーザーなのがすごい!

http://www.kingsplace.co.uk/whats-on-book-tickets/comedy/freeze-with-tim-key-tom-basden

ねえ、すごいでしょう?! その上つい先日The Wrong Mans2の撮影が快調というニュースがオフィシャルで解禁になり (バスデンさんもまた書いてるのでしょうか、とあきらかにベイントンとコードンを押す人たちにきいているので(→だってほかにいないんだもの!)、誰からもお返事をもらえていません…汗。嫌がられてる気がする…汗
http://thewrongmans.tumblr.com/image/95485084428

そうこうするうちに、奥さん! Plebsのシリーズ2ですよ!9月かららしい!
(ビンタされる3フレくらいしか出てないけど…汗)

じつはまだParty by Tom BasdenのTVパイロットの行方とか、Fresh Meatの続きとか、いきなり、五月雨式にダラダラながれてきそうなので、今後も気を張っておきます。(ただの自分用のメモだったりすることはよくわかってます、はい…)

2014年8月24日日曜日

エディンバラ・フリンジFoster's Edinburgh Comedy Awards 2014ノミネート芸人のリアム・ウイリアムス君を絶賛押し売り中!


Liam Williams君


だってこんなところでピースする26歳はかわいいでしょう!!
かわいいっていうでしょう!!
(しつこく三度目のアップ→アホです)


フリンジ開始後、一目散に観に行き大当たりだと騒いだ後、もう一回観に行って騒ぎまくろうと思っていたのに追記しようと思っていたのに、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン並みの行列に(*)こともあろうに2回敗退してしまい(1回は1時間はならんだ!)、騒ぎ損ねるうちにアワードノミネート時期に…。

というわけで、改めまして、今後リアム君はGo Johnnyのレギュラー祭りメンバーとなりますので、どうぞよろしくお願いします。

学生時代のサルみたいなリアム君のクリップが2009年
(→ビジュアルは丸無視してください!)
(トークのピッチとリズムの良さにご注目ください)



というわけで、蓄積されるクリップ数は5年分のはずです。
が、ほとんど…ない!
過去このスパンでスプリンクラーみたいに、クオリティの高いクリップを見つけてきた経験を持つバスデン・ファン、および、ヘタな鉄砲も数打ちゃあたるとガンガンアップしていたMail Order ComedyもといWorkaholics・ファンにとって、恐ろしいほどの数の少なさです。生産数は少ないけど、出したタマは完璧で確実に当てるタイプなのかな。

というわけで、以下、ほぼ全部紹介。
(Sheepsでの活動はのぞきます。ちなみに辞めたのかと思ってたのに、辞めてなかった…汗)

Russell Howard 君のGood Newsに出ているのが、かわいい。とくにプレーンをきめてる服装が好きです。ちなみにコレが、一番1セットとして参考になるクリップ。




これはBBC Radio 1からのクリップ。オフビートすぎて、ちょっと面白さにかけるのと、このデカいマイクのせいで、ちっちゃい顔が隠れるのが問題だけど、とにかく素材がないからアップ。あとかわいいし。(注:リアム君、ちっちゃいんです!)




これが、↓ じつは一番のお気に入り。今回のフリンジのプロモとしてThe Invisible Dotしきりで作ってるクリップです。非常によくできています。昨年の高評価のレビューをテロップで入れつつ(→PR側の視点)本人は、辛口オタクコミュニティ運営のニールさん(注:UKコメディ・ネット界では有名です)の酷評を読み上げながら、「オレ的にはコレを一番信用している。コレでもよかったら、みに来てください」(笑)じつはコレ、非常にリアム君の芸風らしいんですよ。独特のひねくれ感がよく出てるし、ニールさんへのリスペクトもあり、非常に好感度が高いんです。




Fast Fringeからのクリップもあります。ネタがGood Newsとかぶっちゃってるので、カワイイからながめとこう、とかいう人がいるためにアップしておきます。



【追記】リアム君ツイッターはじめてます。→ @funnylad5 
Liam がLaimなのは、狙いなのか登録時のタイポに気がつかずそのままなのか…どっちでも面白いからいいや(笑)
絶対やらないできないタイプだと思ってたので、びっくりしてたところ、ぼそぼそ「4回目の挑戦…」「今回も期待薄…」ってつぶやいてるので、やっぱり!(笑)と。
何しろ気になってしょうがない芸人さんですので、罪悪感を感じながらもストーカーみたいに人へのツイートものぞかせてもらっちゃいましたけど、パンクでツートーンで、クオリティ高いと思う!
フォロワーさんを増やそうとか、仲間へのツイッターはじめたよ的連絡とか全然してないっぽいので、こんなにかわかっこよくて才能があっておまけにFoster's Edinburgh Comedy Awardsのノミネート者だったつーのに、2日たってもフォロワーさんの規模がミトコンドリア(汗)  でも、個人的にはこれこそが魅力です。さすがの希少生物です。多分また辞めちゃいそうだけど…。



エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 みんな知ってたよ、なFoster Awards受賞者


ノミネート時の記事アップはこちらです

リアム君のピース姿がいつまでもみてて飽きないくらい好きなので、しつこく!しつこく!ここでもはりつけます。Go Johnnyではリアム君を絶賛押し売り中です!

んで、肝心の受賞者は、John Kearnsでした。

http://www.standard.co.uk/goingout/comedy/john-kearnsliam-williams-soho-theatre--comedy-review-9063498.html (こちらからお借りしています)そーなんです、意外と!カツラと出っ歯をとると、かっこいいんですよ、この人。

誰もがそうだろうと思った結果でした。それだけ歴然としていたんです。というのも;

1 出っ歯とカツラを被ることでのみ、”芸人”となれる、というかなり斬新なキャラクターを作った。
2 ”間”をとることにより作り出す笑いが、非常に独特で、高度だった。
3 このキャラを使って見事な1時間のモノローグ芝居を作り出していた。
4 昨年Free Fringeデビューにしていきなり新人賞受賞をしたという超話題の芸人さん。本来ならば、事務所もついていることで、今年はプリペイドのハコでやってよいはずなのに、わざわざ、再びFree Fringeを選んだ。なぜかといえば、Free Fringeにもっとスポットライトを当てるため。この結果、フリンジにいまだかつてない規模の価格破壊が起きてしまったのです。激震が起きました。そしてそれこそがフリンジがフリンジたるべき姿であるのです。ジョン・カーリングは、このムーブメントを作ったという点で、アワードを受賞するべき芸人さんだというわけです。
(*この点については、別記事でしっかり説明をしたいと思います)
5 (極めてネタ的理由からですが 汗)昨年新人賞ノミネートされたにも関わらず再びフリー・フリンジを選んだリアム・ウイリアムズ君は、すごく悪い言い方をすると、基本的にはコンベンショナルなシステム下によって構築されたルーザー・スタンダップなので、正直受賞の有無関係なくても、新しいストーリーや笑いを作り出せるな、と予想が立ちやすい。一方ジョン・カーリンズさんは、前述のとおり異色なので、新しい環境を与えるほうが、彼が新しいストーリーを紡ぎ出してくれると想像しやすいと思うのです。
少なくともオレは、ジョン・カーリンズをみたときに、ベタボメしつつも「今年Foster Awardを受賞したら、来年観に行きたい」という感想を持っていました。

ジョン・カーリンズさんは、もうフリンジにはこないそうです。ロンドンでは活動するし、テレビ番組も控えているので、ぜひそちらでキャッチしてください。いや、今年は非常に正当なジャッジだったと思っています。






2014年8月23日土曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 コレをPerfectionistって言うんでしょうなー Simon AmstellのTour Preview観ました


(注:みたのは10日以上前です)

かわいいんですよ、Simon Amstell。ナマが想像以上にかわいかったので、ビビりました… 


(完全ソールドアウト&フリンジの日程は終了しています)
https://tickets.edfringe.com/whats-on/simon-amstell-tour-previews

全国ツアー日程およびチケット購入詳細は以下にて
http://www.simonamstell.co.uk/on-tour/

かわいいっていうお年ではないの、よくわかってますが、本当にかわいかったです。しつこいようですが、こういうネコいますよね。いると思います。絶対ネコですね。飼いたいです。

(帰りにもらったハガキチラシ)



じつは、今までサイモンのスタンダップを観たことがなかったんですよ。90年代後半からはじめたというコメディ・サーキットでの活動がLow Keyだったせいもあり、なかなかキャッチしずらかったですね。ほどなくメジャーなTV番組のMCになってしまうし(例:Nevermind the Buzzcocksなど)でTVに出ちゃうと、ロンドンのコメディサーキットに登場する必要はまずなくなるので、でませんよね。そしてスタンダップを本業としていない人のライブをわざわざ観たいとも思わなかったです…
そんななか、「サイモン観てみたいわー!」と目がギラギラするようになったのが、BBC2 シットコム、Grandma's House 。この自虐(Never Mind the BuzzcocksのMC降板後、とくに急ぎの仕事もなくなり、実家に戻るという設定の)シットコムがミゾオチどっこん!だったんです。お母さん役がレベッカ・フロント母さんだった、ってのもあるんですけどねー。でもソレ以外のキャストもどんだけスゴい役者さんたち連れて来るのよ!っていう、(ちゃらちゃら人気の人たちじゃなくて)舞台でも活躍する実力派ばっかりだったんです。
今でもこのシリーズは2000年代のシットコムのかなり上位に入り込みます。

一応Amazonのリンクも貼付けときます。


ボックスセットは出てないんですかねー…

【余談はさておき、Tour Previewの感想を…】

文字どおりの「Tour Preview=Work in Progress」で結構びっくりしました。サイモンには、本能というよりはロジカルに「ここまでなら確実にセーフ」ってというoffensiveか否かの境界線が見えている。しかしそこを超えて「この度合いまで試したいんだけど、そのラインって境界線からどれくらい離れたところにあるんだろう」と思っている。そのライン探しの旅でした。まさにrummage している作業だったのが、非常にみていて面白かったです。ネタ帳をサイドテーブルに置き、客の反応をよく吟味しながら「ああ、コレはダメなの? そう、ダメなんだ (苦笑)」とか「あ、コレはイケる…」とネタ帳に書き込んでいるんですよ。
サイモンは基本ユダヤ人のゲイなので、パーソナルな視点からのエッジな引き出しは沢山持ってるのは、ある程度予想はしていたのですが、シットコムよりよりはるかに、鋭利でときにキツい笑いの連続でした。でもこうした「やりすぎ?」なジョークを、実は境界線を見すえるための模索である、と演出することで、オーケーにしてしまう。さらにはこのスパイスにより、Work in Progressをプロパーなショーとして成立させてしまっているわけです。
なんて頭のいい(かわいい)人なんでしょうか!!!
(ええもう、「かわいい」 は余計ですよ、わかってます)

もう一つ。この人自分のパーソナの作り込みが、うますぎです。シットコムを通した浸透も手伝っているのでしょうが「ボクは有名人だしね、ボクはimportantなの(=キミたちと違うのー!)。だから特別扱いされるべきでしょお〜! ボクがなんでさびしい思いをしなきゃいけないの〜。ヘンでしょぉー!」ってキャラ。女の子からみたら超激カワなんですけど、おそらくストレートの一般英国人男性が「うげえっ!」っていうキャラだと思うんです。ところが、いざ自分の生活では特別扱いされないことが多く、”むむーーん(苦)”って思ってる。そしてそこに誰もが共感する。共感の笑いを呼んだ直後に、「おかしいでしょー?僕は特別なんだよ!」って真顔で訴え、キャラとして笑わせる。
全部緻密な計算により…。

ライブを重ねて経験積み上げてないタイプのスタンダップ芸人さんで、クオリティの高い人って、本当にものすごく頭がよくて計算していて、あり得ないほどの準備期間と労力を尽くしているんですよね。(例:ボー君とか、スティーヴン・マーチャントとか)サイモン・アムステルさんもそのカテゴリーなんだな、としみじみ思いました…



2014年8月21日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 相当の覚悟で観てください。→Kim Noble のYou Are Not Alone

 上演日程などは出てませんが、多分ロンドンのSoho TheatreとかHackneyのArcolaあたりで上演されると思っています。

Kim Noble のYou Are Not Alone



Kim Noble さんは昔いきなりビョーンと出て来た超才能のある2人組Noble and Silverの片方で、(次に東京に戻ったときに、当時のチラシをアップしてみます。)でてきてすぐにエディンバラではNewcomerをとってたはずです。その後、気がついたらバラバラになっておりましてん。オレはエディンバラでNoble and Silverをみたときに相当気に入ってしまい、ツイッターを始めたその日からKim Nobleさんを見つけビタンとくっついて、今日まで至ります。それだけキチっと注目していたわりにKim Nobleさんをキャッチできたのは、


……


10年以上ぶり?! マジで?

というわけで、Kim Noble=レアもの捕獲!とばかりに、あまり中身のことがわかっていないで、盲目的にプレビューチケットを購入し潜入しました。わかっているのは、この人は映像を使ったビデオアート的な意味を含めたウイットかつコミカルな世界を繰り広げる人だ、ということです。

【内容は…】Blending performance, comedy and film, Kim Noble tries to get close to other people on this planet. Keith for instance. You maybe.
You’re Not Alone is a provocative, moving and comic production that chronicles one man’s attempts at connection, friendship and employment at B&Q. Kim Noble takes his audience on a journey through tower blocks, supermarkets and Facebook, seeking an escape from the loneliness of modern society. 
です。すばらしいサマリーだ。

ナレーションのある物語ではなく、プロジェクトの実験発表みたいな形式である、と考えるのが一番よいかもしれないです。そしてこのショーを観るには、相当の覚悟が必要です。精神的に不安定な状態の方には、おすすめしません。
ちなみに覚悟を決めてなかったオレは、(→基本、ストレス指数低のど根性派です)急性鬱で終演後涙が止まらずしばらく動けない状態になりました…。

なぜなら、この作品は、笑えるというレベルを超えた過激をこれでもかとつきつける一方、その内容すべてが、至極生々しく、痛々しく、辛く、ゲロを吐きそうにせつない。そしてかつ観客自身がみてみぬふりをしている現実へ直結し、真っ向から直面しなければいけないところで終る内容だからです。

あと、本当に表示されているとおり、18歳どころか20歳以下は観ないほうがいいと思います。

【備考】チケットを予約してしばらくたってから、こんなメールがとどきましてん。




とにかくKim Nobleさんの根本的イメージが例のNoble and SilverからのKim Nobleさんであるのと、Traverse Theatreからのメールというせいもあり、個人情報を悪用されることもないだろうと。それに、もしプロジェクトに関わるようなことだったとして、
「まあ別に知られちゃ困ることは何一つないからなー!」と、住所と名前を送っちゃったんですよね。
上演開始後5分くらいで、あまりにド肝を抜く内容に「こ、コレは…もしや、やばいことをしてしまったかもしれない…(汗)」と焦りまして。
結果大丈夫だったんですが。というのも、このメールを受けて、抵抗もなく返事をするヤツなんて、題材としては、まったく面白くないわけですよね。というかそもそも、Kim Nobleさんは、人を居心地悪くさせるような意図はまったくないんです。

で、住所と名前をゲットして何をしていたのかというと、住所と名前を許可してくれた人に、お礼にとチキン(丸ごと、スーパーで売ってるアレです)を(直接)届けることを試みていたらしいのです…。
たしかに映像には、うちのフラットのドアらしきところで、Kim さんがピンコーンとベルを押し、誰も応答しないと、ドアにそのチキン(丸ごとです)をガムテで貼付け、パンツ一丁で逃げ去っていき……

そうだ!

2日くらい前、何も届け物を予期していないのに、ピンコーンとブザーが鳴り、出ようかな、とインターホンの前まで行って、「いや何も届け物はないはずだし、へんな押し売りだったらいやだから、やめておこう」と無視した記憶が!!!

と、ですね。
舞台中央のスクリーンをガン見している最中に、住所と名前が書かれたテロップがゆっくり流れましてん…

オレの名前と住所がゆっくり。

観に行ったその日だけ、使うようでいいんですけど、名前が日本人だから目立つのがいやでした…。斜め前にJonny Sweet君とガールフレンドが座ってて、なんかこの2人に名前観られていやだわ…(過去4年間相当騒いでいるので)って本気で思いました…



エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 そりゃそうだろーなEdinburgh Comedy Awardsノミネート発表!


やっばーい! リアム君激カワ!!!なにこのピース!かわいすぎる!



光る原石君が入ってませんが、超想定内です。ご安心ください(違)
むしろ、まだ全然、早いんです…

というわけで、以下のとおりです。毎年そこそこ酷いんですが、今年は特に発表後のUKコメディ関連SNS界が非常に見苦しい状況が目立ちます。いつからみんな、素直に「よかったね」が言えないようになってしまったんでしょう… 人の好みはそれぞれですしねー。

Comedy Awards今回のBest Comedy Showは結構上手な選択だったと思うけどな。

http://www.comedyawards.co.uk/shortlist.asp よりコピペしました

Best Comedy Show:
Alex Horne: Monsieur Butterfly → 今さら?(汗)
James Acaster: Recognise → 去年もノミネート。
John Kearns: Shtick → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Liam Williams: Capitalism → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Romesh RanganathanRom Wasn’t Built in a Day →ロメッシュさんは面白いです 詳しくはブログで
Sam Simmons: Death of a Sails - Man → じつはみたかったの。資金切れ。
Sara Pascoe: Sara Pascoe vs History → 女性欲しいよね、ってことで誰もが納得の人をもってきたよね、って感じ。


Best Newcomer: (→ここ、あえて強調:国際色豊な顔ぶれ!そう、じつは今、middle class single white manが差別を受けていると言われているのです)
Alex Edelman: Millenial → NYベースのジューイッシュだ! コレは面白いだろう…と思ったら、オレが唯一信用するSteve Bennettさんはベタボメというレベルではないので、無理して観なくてもいいか、になりました。
Dane Baptiste: Citizen Dane  オーケー。上と同じ理由で、まあ、いいか。
Geins Family Giftshop: Geins Family Giftshop: Volume 1 あー、前にchortleでフリンジでやるべきこと10みたいな記事を書いていて、それがちょっと面白かったから、ショー見に行ってみたいと思います!ってツイートしたのに、思いっきり無視されて、むーーーーん、と思って、いきなり興味なくなったんだった…。「いいじゃん、そんくらい」と思うかもしれないですけど、ファンサービスがどこまでできるか見極める力量のない芸人さんは、才能が知れてると思います。ファボもするのがめんどくさいくらいな超若手は、ツイッターとかしないほうがいい。もっと人気で10万レベルでフォロワーさんのいるえっらい芸人さんが、みんな、ふぁぼってくれたり、お礼ツイートしてくれたり、お返事くれたりするなか、やっぱり感じ悪いです。(エラくなってフォロワーさん数が多くなりできなくなるのは、しょうがない)
というわけで、よほど売れたら興味を持ちます。

Lazy Susan: Extreme Humans あ、コレはやばい! コレはみたいかも! もう無理かなー。ショーのディレクターがRSCの人なんですって。お金払ってみる価値があると思う。
Lucy Beaumont: We Can Twerk it Out → ごめんなさい。今こういう気分じゃない… Kim Nobleのすごいパフォーミング・アート(→お芝居とは言えないし、コメディショーともいえない)を観たあとでは、この手のネタを観に行く気がしません…
Steen Raskopoulos: I'm Wearing Two Suits Because I Mean Business → あああ! Steve Bennettさんが褒めてる! コレは観に行きたいかも!

2014年8月18日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 今、Free Fringeが完全にやばい!チェックするならFree Fringe!

【備考】ガーディアンがオレと同じセレクションで記事書いてる(汗)…きっと同じテイストの人なんだろうな… ちゃんと払うように指示も出てるし、きっと同じ考えの人なんだろう…



年を重ねるごとにクオリティが高くなっています。
素晴らしい新鋭たちがFree Fringeという猫も杓子も参加できる”面白いと思ったらイイ値を払ってくれたら嬉しいです”的な下克上で這い上がって行き、腕を磨き上げ、ある程度注目されてからもまだ戦争のフロントラインみたいなところで歩兵となって戦っているせいか、とんでもないことになっています。
今日はLiam Williams君をもう一度観に行こうと開始時間の一時間前に現地に到着したにも関わらず、目も当てられない長蛇の列がすでにできていて、断念。(追記:平日だったら大丈夫かもと、3日後仕事の合間に並ぶこと1時間。入れませんでした!さらにさきほど、(私の盲目的なお勧めっぷりに騙されて影響を受けて)Rob Auton君を観ようと現場へ向かった友達が、同じような目に遭っているのをきいて、マジで愕然としています。

この盛り上がりっぷり。口コミでいいよと言われたものはどれをみてもウソでしょ?レベルなクオリティの高さっぷり。申し訳ありませんが、よほど観たいもの(=ヒーロー的存在の芸人さんたち)以外、プリペイドで12ポンドだして行く気がしません。だってもともと、フリンジの醍醐味は、知名度の極めて低い、才能ある新鋭さんの一本釣りにあるわけです。昔はPleasanceやUnderbelly、 Gilded Balloonで行われていましたがが、今やここは、完全にマネージメント事務所によって腐敗された場所といっても過言ではありません。事務所が押したい芸人さんをガンガンPRする。若手の芸人さんが自分でやらない。

(注1:昔は今Free Fringeで芸人さんがツイッターでやっているみたいなことを路上でやっていたんです。)
(注2:事務所イチオシの芸人さんでない場合は、別の話になります。チケットが売れなきゃ借金を抱えることになります。そんなせいか、フリー・フリンジを選ぶ芸人さんも多いわけです)

つまり、今やFree FringeこそがEdinburgh Fringeなのではないか、と。

この事態をふまえ何を言いたいかというと、観客は”Free Fringe=無料もしくは小銭で観れる” という概念をバサッと捨てなければならないところまで来ている、ということです。つまり”Free Fringe=好きなだけお金を払わないと行けない”もうちょっと具体的にいうと、「プリペイドのショーに10ポンドや12ポンド払ってるんだから、面白かったら最低5ポンドは払えよ」と。(→というのも席は保証されてないし、最悪超居心地悪い環境で観ることになるわけですから、プリペイドと同額でなくてもいいかと思ってます)
ちなみに、私はロブ君に10ポンドはらっちゃったし、Liam 君には7ポンド払っちゃった。(注:Rob君は本くれるっていうから払いたい値段が高くなっただけです)その他の芸人さんにも最低5ポンドだしてますね。(すいません!ズドンとキタ芸人さんだけです、5ポンド以上払ってるのは…汗)

というわけで、以下は Liam 君とRob君以外に、観て来てうおー!ってなったお勧めの芸人さんです。(超ベテランさんは抜いてますよ!)

Tim Clare : Be Kind to Yourself


https://tickets.edfringe.com/whats-on/be-kind-to-yourself

セカンダリー・スクールのせんせいなんですって。こういうところでも、英国の教師と日本の教師の種類の違いに、もにょもにょしちゃうんですが、学校の先生が芸人さんもやっているって結構多いんですよね。だから、先生をやっているってきくと、ある程度のクオリティは保証されてるな、って考える傾向にあります。だって教師って、生徒という一番たちの悪い客を相手に商売するベテランじゃないですか。そりゃ客を楽しませる術を知っているわけですよね。
(日本だと予備校の名物先生くらいしか思い浮かばない…)
Tim Clare先生のポエムとウイット、それからグルーヴィーなラップは絶対に5ポンド以上の価値があります。ちなみに5ポンドバケツに入れたら「CD持って行って!」ってCDもらえました…。だからすごくおトクだと思います。

John Kearns Shtick



https://tickets.edfringe.com/whats-on/john-kearns-shtick

去年フリー・フリンジで戦いNew Comerを受賞したJohn Kearnsです。去年まったくもってスルーでした(汗)弁解すると、ノミネートされてる時点で検索してもちゃんとフリンジサイトに出てこなかった…というわけで、今回観に行ったわけですが!
ズバリ!Daniel Kitsonの描くお話(スタンダップよりはお芝居)に惹かれている人は、絶対にお勧めです!!!

短いセットだと、「ハゲおやじカツラと出っ歯をつけてヘンな声で叫ぶ」っていう部分しか観れず、「なんじゃんこれ?何がそんなにすごいの?全然笑えないんだけど…」って困惑してしまうかもしれないです。じつはこのすべてには胸痛な意味があり(笑いとは喜劇であり悲劇であるわけです)、フルセットの1時間観ないと伝わってこない。だからぜひこの1時間の完結ショーをみてください。

ただし平日でも最低40分前には現地で並んでいることをおすすめします。先週の平日でオレは40分待って席が一番前のはじっこしか空いておらず、ビクビクしながら前に座ってみたので。週末は、どんなことになってるかわかりません。もしかしたら、一つ前のショーへはいって、そのまま地蔵になるのがいいかもしれないです。まだFree Fringeが混沌とした世界なので、完全入れ替えでなく、許されるんじゃないかと思います。あ、もちろんその場合は多少なりとも一つ前のショーにもお金を払わなければいけないわけですが…!

John Luke Roberts Stnad-up



https://tickets.edfringe.com/whats-on/john-luke-roberts-stnad-up

Alternative Comedy Memorial Societyの設立者の1人です。そんなわけで、モロにThe League Against the Tediumの侮辱ジョークのスキルを継承していまして…。同行者の超お気に入りですが、正直私には、彼の自虐のレベルがちょっと行き過ぎに感じ…(汗)それは、私が今まで 自虐によるクオリティの高い笑いの生産→賞賛を得る→さらに自虐 を繰り返した結果(→すでに笑いの犠牲者/中毒ですな)、心と身体の病気になってしまった芸人さんを少なからずみてきて(→ハタからですよ。側近でではありません)残念な思いをしているせいだと思います。そういう意味での病的な芸風でした。なので、好みのわかれるところですが、絶対に観ていて損はないと思います。

(とりあえず… またみたら書きます)

2014年8月16日土曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 あまりにすごくて適切な枕詞が見つからない…Rob Auton 君のFace Show観ました


【追記】

す、すみません…(汗)去年あれだけ(以下詳細)風呂敷広げてしまいましたが、2015年エディンバラフリンジのロブ君のWater Showを観た現状、しばらく風呂敷はキレイにたたみたいと思います(汗)オレの予想としては、去年の問題点(以下詳細)をキッチリ改善した作品になっているはずだったのですが、さすが予測不可能。よりにもよって、問題点のほうを押し拡げて、さらに長い尺にしまっちゃってました!!!マジかよ!なぜそっちへ行きすすんじゃうんだよ!(涙) 

原石は幻で、サイモンではなくて、本人が天然で偶然の産物だったからなのかなー。ちょっと過信して、大きく煽っちゃったので、このブログに頻繁に足を運んでくださる方々に申し訳ないです(汗)もう1回は進展を見守って行こうとは思ってますけども…

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光る原石、発見しました。

発見の経緯はこちら
 (→注:画像は無視してください。 )


(どんだけナマがかっこいいのかを証明するに相応しい画像がすぐには全然!!!見つからず、綿密な調査の結果、YOU TUBEのクリップのほうがアリだ、という結論に達しました。というか、YOU TUBEクリップのほとんどは、むっちゃくちゃかっこいいと思います。どれも。かっこいいと思います。

現在、この光る原石君は毎日4時にフリー・フリンジで「顔」について1時間笑いを提供してます

すごいんです。原石なので突っ走り方がはんぱないんです。具体的に言うと冒頭から38分までの”極めてどーでもよいことから哲学語って詩人になる”っつーオレの大好きな笑いを展開してくれる一方、38分からの15分が意味不明すぎる飛ばし方なんです。むしろどっか飛んでっちゃって、帰り道わからなくなってるのだろうか… 観賞中に「ど、どこ行くのー?!帰っておいでーーーー!」って心中ツッコミを入れてしまうくらいでした。(→ここは次週追記を入れます)
 
Fylm Schoolで感じ取ったアレが、ビンゴでした。オレの大、大、大、ヒーロー、Alan Parker Urban Warrior* の空気があるんです。そして子どもの頃大好きだった本はRoald Dahl だったんじゃないのかなー。とにかく構築する世界がかわいいんです。そしてナマのロブ君は、ウソでしょ?!っていうくらい美しいんです。(→ココ強調)

昨今のマスコミのイケメンさん若手芸人に対する偏見から逃れるため、もしくは、吉本興業みたいな事務所さんによる”Russell Howard 君”カテゴリー用の生け捕りから逃れるため、と言われても納得ですが…!
(→隠してるとしか思えない写真写りの悪さとヘアスタイルです)

とりあえず、みなさん、お赤飯です。

そして、ここにわざわざクリックしてくださるありがたい皆様。オレとコメディのテイストが同じで、オレと悲劇と喜劇のブレンド率が同じ人は、コレを買ってください。絶対に、今年見つけた最高の本だ、って思うと思います。(→しかしとてもページ数が少ないのでびっくりしないでください)

アメリカAmazon
http://www.amazon.com/Heaven-The-Onions-Make-Laugh/dp/1909136131/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1408578080&sr=8-2&keywords=rob+auton

イギリスAmazon
http://www.amazon.co.uk/Heaven-The-Onions-Make-Laugh/dp/1909136131/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1408579632&sr=8-1&keywords=rob+auton

んで、23日までなら本人から仕入れられるので、「日本に住んでるけど、読みたい」という方に、送料込みで4.52ポンドで、12月に日本に戻ったときに送ります。@whiteanklesocksにお気軽にご連絡ください。あ、大丈夫です。今緊急お祭り警報がなってるだけなので、大丈夫です。(真顔)

2014年8月15日金曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 完全ネタバレ!(元)ヤケクソ&ヘビメタ芸人Nick Helmの2夜限りの驚愕エンタメ体験記です

今となっては、この2夜限りの夢のワンダーランドが観れない皆様を、お気の毒に思うばかりです。

Nick Helm Two Night Stand in the Grand


画像を観るだけで限界を越す暑苦しさです… しかし、今となっては夜になると冷え込み、でかける前に風呂で暖まる、なんてことをやっているエディンバラフリンジの気候にある意味ぴったりだといっても過言ではありません。

ちなみにニック・ヘルムってやろうと思ったらここまでできるんですよ…


テレグラフウエブ版さんよりお借りました……)

(絶句しない。絶句しないよ、オレは…)


【これまでのお話】

かいつまんでいうと、こちらです
去年はコレでよかったわけですが、このあとノミネートされた上に、超クオリティの高いBBC3シットコムUncleの主演をやってしまい、今年は…ビッグ? メジャーの仲間入り的観られ方をしているのが、現状です。さて、そんな環境の変化を経て、彼はどう対応して、コマをすすめていくつもりなのか。非常に興味があるところでした。

【思ったより満員御礼ではないPleasance の一等大きなハコThe Grand(収容人数750)】

かつてBo Burnham君のエディンバラ・カムバックライブのときとハコが同じだったせいか、完全ソールドアウトで、ものすごい熱気かな?と、勝手に想像してましてん。Bo君の例だけでなく、だいたいの道順として、フリンジ3週間生活後にスポットライトがあたると、確実な集客数が見込めるため、次の年って期間限定で大きなハコでやるってパターンが多いんですよね。ところが、予定開始時刻の10分前にぜいぜい言いながら入場すると

って状況でしてん。それでも人の流れはあるので待っていると、次第に埋まり、最終的には両端ブロックのめだった空席を除いては、満員っぽくなりました。

【もう、カラオケ演奏ではない!生バンドと花火で登場したニック・ヘルム】
前述のとおりなので、もうショボイわけにはいかない。設定は(メガ)スター・ニック・ヘルムなんです。ノリノリになってくれる一緒にコブシをあげる客や、へんな指差しグッズをわざわざ3ポンドだして購入して天に掲げてる客もいるわけです。でももちろんニック・ヘルムってきいたことあって、面白いみたいだから……って、最近の認知度によりやってきちゃった迷える子羊たちも多いわけですよ。
そんな極めて中途半端な空気が溢れんばかりのなかに、マルチスクリーンにババーン!肉肉しく暑苦しいニック・ヘルムのボディとMAX大音量のヘビメタサウンドが!

そして、スパークリングな花火とともに銀色ギラッギラのスパンコールで全身をピッタピタに覆い、その上からクリスマスツリーに巻きつけるカラフルライトを巻き付けたニックが舞台中央に登場です。

そしてヘビメタらしく絶唱ガナリ声で絶叫しながら、左右上下と客席を回ります。どんどん、さっきの花火で衣装が焦げたらしい匂いが強くなっていきます。
「く、くさい…」

拳を挙げるフリをして焦げ臭い匂いを振り払う観客たち(→私)

再び舞台中央に戻り、引き続きがなり声で歌っている最中に、後方席からズボンをあげながら、猛スピードでステージへと向かっていく小太りの男性が。「この時点で乱入者が?!」と思いきや、遅刻してきたギター担当のDavid Trent でしてん。

(ホントにこの顔と立ち居振る舞いをまるで崩すことなく、かつ一言も語らず、最後の最後まで、貫きとおすんです。)

舞台上手のギタースペースでギター抱えて、黙々と立つ。たまに弾く。黙々と立つ。

【イントロの後はサブイOne Liner一発ギャグの打ち上げ花火●連発】

さぶっ!っていうギャグをマルチスクリーンでのCG使って、生バンドの演奏入れて、とにかく数を打ちまくります。そのサブさで笑う観客も多いのですが、それって実際のオチとタイミングずれるんで、ニックに「オマエラいい加減にしろ! ギャグ台無しになるじゃねーか!」と激しく叱咤されます。
ときにはあまりのサブさに、場内が凍り付くのですが、「オマエら、オレが何もわかってないと思ってるんだろう。冗談じゃねえぞ、クソ野郎!! オレにはすべてお見通しなんだよ!!」とすべてがいかに計算づくかを豪語して終了します。

【お約束。無理矢理お客を引っ張り出してショーに参加させる】
今回は最前列に座っていたスコットランド出身のおじさんを舞台に無理矢理ひきずりだし、上手脇のデヴィッド・トレントの真ん前に引きづり出してきたビーチマットに、無理矢理寝かせ、メロウな曲とともに、パンツ一丁でセクシータイムに入ります。
グンゼパンツ系の真っ白だけど使い古された間のあるパンツ。よくずり落ちてこないよな、と感心してしまうほど、ふよふよしてます。前方股間付近、穴開いてないでしょうか、ニックさん…。
ビーチマットに寝転ぶおじさんの体型がすこぶるニックと類似しているのでシングル用のビーチマットに2人寝転がってセクシータイムをすること自体、物理的に無理があるにも関わらず、無理矢理やります。狭苦しいスペースで苦戦するニック。でも歌います。
ちなみに、このシーンの視界には、必ずバックに無表情で黙々とギターを奏でるDavid Trent がいるということを忘れないでください。

【2人目のゲスト、ラッパー役のロメッシュさんが登場!】

ロメッシュさんは、去年チェックして大変楽しんだ芸人さんですが、彼がラッパーとして登場し、セクシータイムが強制終了。脇からスタッフが小さなトランポリンを運び出し、2人はトランポリンをしながら、まざふぁっきんまざふぁっきんってグルーヴィなリズムに合わせて迫力のラップを始めるのです。が、トランポリンで跳ねるタイミングとラップのリズムが微妙にずれ、そしてニックとロメッシュさんが同じタイミングで飛ばないので、微妙に居心地の悪いラップに。

この間、客席に座っていた例のおじさんは、まったく支持を受けないので、ずっとビーチマットの上で仰向けに寝ることを強制されたままです。

【次々と席を立ち始めるお客たち…】
去年までのニック・ヘルムを知らないお客さんにはつらかったかもしれません。結構頻繁に人が消えて行ったまま戻ってきません…。
「万人向けじゃないって、だから言ってるだろうがよ!」と吐き捨てるニック。芸に妥協はなく、自分のコレだと思う道をつきすすみます。

【衣装替えも豊富】
あの、基本的に、ネタ見せるとかないんです。80sのヘビメタをポリシーにしている太って腹のでた(女性の人気だけはなぜか?低い)センシティブなアーティスト親父による、ギュインギュインのヘビメタライブなんですよ。「ショボイ」イメージから脱出しつつある今、衣装替えはスターの必要不可欠項目っす。というわけで、コロコロ衣装変えること4−5回?(脱ぐのもいれるとよくおぼえてない…)
なかでも、赤いレースのネグリジェーみたいんのと、最後のS女王なんだかちょっと種類の違うキルト服なんだかよくわからないみたいな衣装が印象的でした。

【放置されたお客さんの運命は…?】
ロメッシュさんがはけるまで、ビーチマットの上で(デヴィッド・トレントの真ん前で)横にならされていたお客さん。その後舞台中央に運ばれた椅子に座らせられ、今度はメロウなラブソングのパフォーマンス相手にさせられます。はい「オレとは身分違いの恋だから(→オレのほうが上だから)どうかオレのことは忘れてくれー!オレを愛さないでくれー!」って歌です。

とここまできくと、やっぱりコメディの最前列ほど危険なものはない! と思うかもしれないのですが、ニック・ヘルムのライブに限っては、分け隔てありません。このおじさんと遊んだ後は、後方へかけあがり、別の女性をひきづりだしてきて、Uncleでも超かわいくて人気だったI like, like youを大合唱です。(この曲だけはホントにかわいかった!)

【というわけで…】
その後も衣装替え、それからモテない男話などで上手に笑わせた後、いよいよ、フィナーレに近づいてきます。ここまでですでに1時間40分。みな1時間で終ると思っていたのに、いつのまにやら1時間40分。気にせず歌って踊り続けるニック。
開始時間が11時半近かったので、終電や終バスを追いかけ帰る人の流れが大きくなる一方です。
そんななかの最後のフィナーレは、イングランドとスコットランド一つの国として仲良くしようよ!なメッセージこめてのNo survivor。
ちなみに歌自体は、コレ。



さきほど協力してもらったお客さん2人を今一度舞台にひっぱりだし、それぞれに旗をもたせ、左右へ振らされます。
さきほどハケたロメッシュさんなども再び舞台へ。しかし、このショーの主役はニック・ヘルムです。ロメッシュさんは、舞台上手のマットがあった脇の場所あたりで、人知れず別のゲストたちと肩を組んでコーラスをしていました。

そして、無事2時間という長時間の後に、終了です… (はあ 汗)

このときの夜のエディンバラを支配していたのは、ニック・ヘルムだと確信ししました。信用してくれないかもしれないけど、ホントに観れてよかったです。

2014年8月13日水曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 行けばかならず笑いと元気と感動をもらえます Bridget Christie 姉さん最高です


去年しょっぱなから瞬く間にチケットが売り切れてしまい、見損ねたリベンジとして6月の時点で購入していました。午前11時10分というお昼前なのに、オルタナモード満々なThe Stand Comedy です。

Bridget Christie An Ungrateful Woman


2−3年前と比べ、姉さんのHow to deliver jokes(→話の運び方?ネタの見せ方?話術?)が明らかに違う。きっと見逃した去年の夏までの間に、今のやり方に目覚めたんだと思います。それがバッチリ合うものだった。いや、ホントに「アワードとったせいで、今までパートでフェミニズムやってたのに、今や24時間休みなしでフェミニズムよ!家庭崩壊よ!」と1時間この世の黙認されている男女不公平問題のアレコレに怒りまくっている(笑 
ホントに、オレら女性が元気とスッキリ感でいっぱいになる1時間だと思います。オレら、変えたくてもどうにも変わってくれない男女不平等なことを黙認して生きているじゃないですか。そんなアレコレにどんどん突進し対決していきます。そして結構破れ討たれる。それでもひるまず起き上がってはうぉぉぉぉっと猛突進する。豪快で、こちらがぼんやり考えることすら逃げている不平不満の原因に対して言いたいことを言ってくれるのです。
すごくストレス解消になります!

それにしても、なぜこんなにブリジット姉さんの笑いの消化がいきなりよくなったのか。姉さんのアクトを観るうちに、すぐにピンときました。それはオレのようなコメディの趣味を持つイギリスのコメディファンが、長年育ってきたダンナさんやダンナさんのご友人たちの話術たちによって作り上げられていたからです。
いえ、批判しているのではありません。なぜならブリジット姉さんは、自分のネタを最高の形で表現するツールとして話術たちを完全にすべて体得し消化しきっていたから。しかも、ネタをパクったのでないので、パクったということにはまったくなりません。
私はお財布の都合上、どうしても女性芸人さんをナマで観る機会が圧倒的に少なくなってしまうため、確信を持っていえませんが、ブリジット姉さんほど、姉さんのダンナさんと近隣の仲間たちの話術を自分のモノにしてしまっている次世代芸人さんをみたことがありません。ましてや女性ではみたことありません。すごいと思います。

というわけで、おすすめです!
(ええっと念のため、ダンナさんが誰かご存知ない方は、過去の記事を読んでいただければと思います。

2014年8月11日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 いつもの必見組観ました☆Stewart Lee & Tony Law at The Stand Comedy Club 

観に行ったことを自慢するだけになると思うので、書いても意味がなさそうですが、観に行ったという自分の思い出として書きたいと思います…

Stewart Lee: A Room with a Stew (work in progress)


ないです。今さら。毎日リターンチケットを求める長蛇の列ができてます。Stewの伝説はまだまだ続く感じですね。ヘタしたらDaniel Kiston を超えてしまうかもしれない現象です。なんでこんなことになっちゃったんでしょうか。
ふとハコがいまだにStand Comedy Clubの、立ち見を入れてぎゅうぎゅうにして150人入ればいいところだからかしら?と思ったのですが、前のAssembly Roomかなんかの大きいハコでも状況は一緒だったな、と。
Stew 自身も「メインストリームをなじっているうちに自分がメインストリームになってしまった」と嘆いていましたけれども、メインストリームなのにメインストリームでないテイストを出し、それで一級品の笑いとして成り立っているという事実に脱帽です。
エディンバラフリンジの基本設定尺が60分なので、Stewはだいたいwork in progressという形でTVシリーズ(30分x6)や国内ツアー(90分)用のネタをこねくりまわしております。今回は冒頭に昔のなつかしいネタを10分、残り25分ずつで2つネタを披露してました。イスラム教のネタをさらに突っ込んでやってましたね。でも「限界があるからどうしても冒頭の10分昔のネタをやらないと時間が余る…」んだったそうです。work in progressのときはこの構成で、一つ一つ単体で考えればいいんだ、とわかってからは、非常にみやすいですね。前みたいに、あっちとこっちがどうつながるんだ?!とムダな悩みを抱えずにすみます(笑

Tony Law; Enter the Tonezone



大ジョブ!平日ならチケットあるので、どうか買って観に行ってください!

3回目にもなると慣れるかと思いきや、年に一度の”Tonezone”体験程度では、慣れるなんてことありませんね。確実に彼は、オレのなかでHarry Hillと同じカテゴリーへ含まれていってます。Harry Hillという素晴らしい笑いの提供者はほかにいないので、天の恵みみたいなもんです。
今年も、とんでもない格好で登場し、いつものとおり、オチなしで、猛突進した上に行き場がなくなり、すべてを忘れ次のネタへ。最前列の客を巻き込み「後ろにすわれっていってたのに、旧友がここに座ってるよ!まいったな!どう元気?あのとき以来だよな…トロイの木馬のとき!!」(→注:すべて大音量で話す)と、奇想天外なホラ話を吹きまくるだけでなく、吹き方も知らないトロンボーンまで吹きまくったがゆえに、多少吹けるようになってしまってまったくオチない!!! 
なんてことを繰り返しながらのいよいよのメインコース。今年はトニーさん、この笑いのスタイルで、”死”について語り始めましたから、そりゃもう大変です!(爆)ナンセンスに死を語るってハードル高かったのですが、実話を入れて、双子のお子さんソースのネタに頼り、見事切り抜け成功した感じです。最後のフィナーレもいつも通りの歌と踊りと映像でみたかったものが観れました…

が。

一つどうしても文句をいいたいのが、トニーさん。ハコをなぜThe Stand 3にしてしまったのですか(涙)やっぱり狭苦しいStand 1 でトニーさんの迫力と圧迫を感じながら観たかった! あの強烈なインパクトが、トニーさんはフィジカルで笑わせる部分も多分にあるだけ、ハコが広くて、みんながきちんと整列して並んでいるタイプのStand 3では薄れてしまったことは否めないと思います。来年はぜひまた、ごちゃごちゃしたThe Stand 1に戻って欲しいです。

The Stand 1

The Stand 3

あ、写真が見つからない…(汗)普通のステージ&客席みたいなんです…

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 うむ。安定の芸人さんになってきました(笑)Iain Stirling: Everything

Iain Stirling : Everything



https://tickets.edfringe.com/whats-on/iain-stirling-everything

観に行きましたー。

去年のショーの感想は、こちら。
おととしの感想はこちら。
基本的には、もうすっかり安定の笑いをとれる芸人さんになってますね。
そして過去3年観て来て確信したことは、イアン君は地元スコットランドらしい笑いを生み出すことができ、それが強みなんだな、と。過去2年とあまり感想が変わらなくて申し訳ないですが…(→ つまり際立つパンチがない)まあいいのかな。こういう手合いのコメディは必要ですもんね。* 

→すみません。この感想を書いている真っ最中で、Rob NewmanのNew Theory of Evolutionへ行く時間になってしまい、観に行って来たら、頭を大砲で打ち抜かれたみたいなすごいインパクトを受けてしまい、若手芸人さんへの感想がいきなり辛口になってしまっている!(汗)イアン君を基本的にはサポートしてます。はい。あーでもイアン君のスタンダップ、来年行くかどうか不安だわ…

*【ちなみに内容は…】
去年「4年つき合っているガールフレンドと家を共同購入しちゃって…」と若さとこの先の不安について語っていたのに、今年「ガールフレンドと別れた(というか捨てられた)」という話になっていて、あらあら(笑 でした。精神的にボロボロになったイアン君はお父さんへcomfortを求めに行くのですが、お父さんの対応が非常にスコットランド人ならでは…というものでした。



2014年8月10日日曜日

(長いです)番外編☆Edinburgh International Book Festival マッケンジー・クルック君の童話PRイベントに参加しました!

おほん。
普段は入れないCharlotte Squareにて行われる、Edinburgh International Book Festivalも見逃せないイベントがいっぱいななか、マッケンジー・クルック君のQ&Aイベントへ行きましてん。

撮影させていただき&ちょこっとだけお話もできました…。


かつて…
The Officeの面々をゴレンジャーと考えたとき、緑レンジャー派のオレはダントツ1位でギャレスでした。(→何回この話をしても、コメディ部ではThe Officeをゴレンジャーに例えることが意味不明と言われてしまっています…。わかってくれる人募集中)

マッケンジー君のために、かなりお芝居で飛行機代使いました。映画も上手に渡英時期にあわせて観に行きました。(無意識に結構お金使ってたな… 汗)
そんな話のbits and bobsは元Go Johnnyでぎゃーぎゃー叫んでいたと思います。あ、あった。ここです。
http://komeddy.blog130.fc2.com/?q=%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%BC%E5%90%9B

【今回のブックフェスティバルではマッケンジー君の過去作品すべて(=2冊)を紹介およびQ&A。】
(注:悪いことは言わないので、どうかハードバックで買ってください。マッケンジー君のイラストがすばらしすぎるのです。キンドルは確かに安いけど、絵の素晴らしさが伝わりづらい!!!)
   

以下は、そのブックフェスティバルでのイベントの様子と感想です。
ちなみに、処女作のThe Windvale Spritesについての(ベタボメな)感想はこちら

【オレの記憶が正しければ、多分一般客との交流つきなイベント参加バージン*】
もともとあまりインタビューを受ける役者さんではないと思います。ましてやイベントで一般人(&子ども)と交流するイベントなんて…初めてだと思うんです。お子さんいらっしゃるお父さんだというのは、重々分かってる。きっとこの本も自分の子どもが楽しんでくれたら…という思いがこもっていたに違いない、というのも容易に察しがつく。子どもにやさしくて、いいお父さんに違いない、というのも超想定内…。

なんですが。

子どもがわんさか集まる大きな会場でのイベントにマッケンジー・クルック君 ええ…? で、できるの?(汗


という不安を抱いておりましてん。しかし、それははじまってほどなく消えました。
マッケンジー君って、大人に対するのとまったく同じように子どもに話す人だったんです!「大人の自分が子どもに合わせて話す」という大人ではなく、ナチュラルに子どもと同じ位置に立てる大人。口調も話し方もまったく変わらない。でも大人も子どももマッケンジー君の話をきいていて、まったく違和感を感じない。す、すごくないですか?! 
こ、この感動とときめきをわかっていただけるでしょうか。なんて魅力的な人なんでしょうか!!

まずは、Q&A形式ではなく、ちょっとしたパワポプレゼン形式からはじまったのですが、マッケンジー君だったからこそ、大成功だったのではないかと思います。何しろ大人はほぼ全員、オレ世代(=The Office 現役世代)であり、子どもたちはマッケンジー君がどんな人か知るよしもないという非常に複雑で扱いにくい客層ですから。そんな大人と子どもの間で大きな期待の格差があるなか、「本業は俳優。みんな知ってる作品だと、例えばパイレーツ・オブ・カリビアンとか、あと…パイレーツ・オブ・カリビアン」と会場の大人が大爆笑の自己紹介から入り、このシリーズを書いた経緯を語りはじめました。

【なんと、自身の経験が元!】
(注:妖精を見たわけではありません)
この物語の着想は、1987年にイングランドが大被害にあったGreat Stormでの経験からきているそうです。BBCのお天気おじさんのマイケル・フィッシュが「ハリケーンがあると噂だけど、大丈夫! こないから」ってかるーく流しちゃったその翌日、ウソつけコラっ!(怒)みたいな状況になったことでも有名な、アレだそうです。(このマイケル・フィッシュの天気予報はYOUTUBEにも上がっているほど結構なネタとして扱われてます)


当時15歳のマッケンジー君は、のどかでのほほんとしたイングリッシュライフを過ごしていたのですが、このハリケーンにより、まったく異なる世界を体験した、と。そして家の裏庭のほうで、金魚鉢に小さな人間みたいな形をした虫がプカプカ浮いているのを発見。「も、もしや、妖精!?」(→ええもう、黄色い声出してください。マッケンジー君は15歳でこう思ったんです。15歳で)と、驚いてよく見ると…それは、妹が所持していたうんちゃらとかいう人形だった…。とか

その経験を経て、だんだん「もし、あれが本当に妖精だったら、自分はどうするだろう。両親に伝えたら、両親は新聞や警察などに電話をして、見つけた妖精が自分のものではなくなってしまう。自分だけの秘密として、妖精について調べたり生け捕りしようとするんじゃないだろうか…」と考えるように。アイディアや思いついた物語の断片をこつこつ書き貯め、でもなかなか腰をすえて“童話を書く”というところまでたどりつかず。そのうち役者でキャリアが花開き、それを本業とするなか、映画やテレビなど、撮影の合間の異常に長い待ち時間を持て余すように。その時間を何か生産性のあることをやりたい。という気持ちから、再び「童話を書いてみよう」という気持ちが強まってきたんだそうです。もちろんその間に息子さん&娘さんの誕生と、父親としての新しい自分という身辺の変化も起きていますが。

めっちゃくちゃカワイイ挿絵について】
じつはマッケンジー君ってイラストレーターとかアーティストになりたかったんですって。学校でもめっちゃくちゃ得意で、誰もがマッケンジー君の絵を褒めたたえ、自分も含めみんな彼がアートの道へ進んで行くんだとばかり思っていた。なのに、いざアートカレッジを受けたらば、入れてくれなかったんですって。スタート以前に挫折せざるを得ず、ひどく心痛めた経験があるんだそうです…(涙)
でも、こうやって一つキャリア(役者)で花開き、いとも簡単にすんなりと、お気に入りの出版社から本を出版でき、おまけに挿絵も書けて、本当にありがたいと思っている…んだそうです。(→はい、みなさん感動してください)

【さて、待望のQ&A】
Q&A前にマッケンジー君が「本を読んだ人」ときいた際に、読んだ子どもがちらほらいる程度でしてん。(笑 や、やっぱり!!! おとーさん、おかーさん、子どもに「このイベントいいわよー」とかいって、騙して連れて来たな?! と思ったのは、オレ様です…。(しかし、オレには今連れて行く子どもは日本におため、何も言えないのですが…)質問したくて手をビシ!とあげる大人勢に対し、子どもが圧倒的少数(爆)そんななか、選ばれた男の子が緊張ぎみに質問した

「パイレーツ・オブ・カリビアンのどこに出てたんですか?」
 
との問いに、場内大爆笑でした。しかしその後、こどもたちのプレッシャーがとれたのか、いきなりどんどん手を上げる子どもが増えまして。(読んでないけど、質問したいことはあるみたい)
なかでも面白かったのは、「続編の予定は?」という質問に、
「続編は難しいな。もう妖精たちがつらい思いをする話は書きたくないんだ。だから続編は、Windvaleのお話で登場した「妖精の研究を書き記したジャーナル」の全編という形式で書いたんだけど…。何かいいアイディアある?」
「本読んでない…」

という一方で、別の(本を読んだという少数派の男の子から)
「妖精の立場から書いたお話はどうですか?」という提案に、「…思いつかなかったけど、それって最高のアイディアじゃない? ちょっとエージェントとの話に一緒にきて(笑 」と、マッケンジー君がマジ乗りになったこと。
たしかに、このシリーズ、妖精の立場から一本あってもすごく面白いものになりそうだし、全然できる(→マッケンジー君自身も言っておられる!)! 
というわけで、ほとんど可能性のなかった続編の可能性がこんなところから出て来ました。

【まとめ】
1 子どもって色々な意味ですごい!!! 
2 マッケンジー君かっこよすぎた。
3 本買ってください

です。


(*と思ったら! すでに1−2回こうしたブックフェスティバルでキッズ相手に本のイベントをやっていたようです。失礼しました…!)


2014年8月9日土曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 ☆思ったとおりのド根性なrebelだった! Rhys James : Begins

先日、悪いことは言わないから観れるなら観ていたほうがいい、と豪語していたリース君の話です。(有料での)デビュー・ソロですが、相当自信がありました。そして今も自信を持って世間におすすめします。

Rhys James: Begins


https://tickets.edfringe.com/whats-on/rhys-james-begins

【Begins:って…?】
presequel的に5話にわたるweb seriesをやってます。どれも短いので、ぜひみといてください。ショーの冒頭でもかいつまんでやりますが(→しかも上手な編集)全部みておいたほうがいいんじゃないかなぁ。。。

タイトルの意味は【有料の】ソロデビューだから、ここから色々はじまるから、ということです。ものすごく真っ向で正直な60分。オヤジギャグも入るのですが、とにかくオチの数が多く、スピーディなので、全然気になりません。

【不利すぎる若手たち:彼らは、「よーい、スタート!」な時点で手詰まりな状況にたたされている】
20代のちょっとかわいい男の子だと、みんな「Tシャツコメディアン」って色眼鏡で見られ、敬遠されてしまう。冷ややかかつ偏見の目で評価されてしまう。「でもオレ、大学卒業したばっかりだし、この見てくれは素の自分だし、だって普段からTシャツとジーンズはいてるし、それ以外の服装でいることがむしろ不自然だし、どうしろっていうのよ」と。

ネタだって、若いもんが政治や恋愛なんて語っても、信憑性ないし、お勧めできるネタじゃないっていうけど、じゃあ何やったらいいのさ!オレ卒業したの政治学部だし、そこらへんのいい年こいた大人よりよっぽど(多分)知ってるよ! なんでこんなに制限された環境でやってかなきゃいけないの?

フラストレーションを抱きつつ、「若手かわいこTシャツコメディアン」として十把一絡げにされてしまういばらの道を、チクショー、オレは何があっても一目おかれる芸人になってやると押し進んでいく。一歩一歩、着実にコマを進める。その過程が如実に現れ、過去そうやってコマを進めてきた成果がガッツリでていました。
「やってやろうじゃないの!」とあえて政治&恋愛ネタでゴールを決めていました。さらにはオチの連打&スピードで展開するトークが、するりと何の前触れもなく、韻を踏んだラップへ変貌する、というまったくもって斬新な手法にステキな感動を得ました。

voiceは荒削りだけど、確実に新しく確実に素晴らしいものに昇華する!リース君ど根性の持ち主だから!オレはキミを芸人として応援するよ!! かわいこちゃんとしてではなく!

【どうでもよい追記】
(フリンジならではの経験の一つです。フリンジ自体の魅力として、ぜひ参考にしていただき、ぜひエディンバラフリンジ体験をしていただきたい、そんな気持ちから書いています。)
じつは、リース君を知ったのは3年前の某ショーの客席なのです。その年の若手一本釣り最有力候補だったトム・ローゼンタール君のショーが2つ星という激辛レビューを読んでいたら、いきなり「それ、信じちゃダメだから! このレビュワーは全然わかってない!読んでもムダ」って話しかけられましてん。お?と、となりをみると、よくトム君のツイートでRTされてくるリースうんちゃらって男の子じゃないですか。(→その頃の認識はその程度です。もちろん 汗)
ものすごく友達思いで、一生懸命「彼はすごく才能のあるコメディアンで、このショーは僕もみたけど素晴らしい!」ってトム君をかばうんですよ! このレビュー書いてる人が誰か知ってたのと、あまり☆関係なく自分のものさしで見るオタクに成長してしまっていたのですが、猫かぶって「いやー、このレビュー読んでどうしようかと思った。もうチケット買っちゃってたからー!」って返事したら

「じつは僕彼の友達なんだけど、いや、てか、僕もコメディアンで…」

(苦笑   

そして、それを言ったとたん、はっっっ! と いっちゃヤバいことに気づいたみたいで、いきなりしゅーんと言葉少なになりましてショーが終ったら、さーーーーー!とどっか行っちゃいました (笑

大丈夫よ、リース君。トム君を思う友情と、リース君のような友達がいるトム君の両方にほっこりできましたよ、オカーさんは! そしてホントにトム君の3年前のショーは大絶賛に値するショーでしたから!

ということで、シメます。

2014年8月7日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 ☆ SKY TVで観ていたSet List エディンバラ・フリンジ編をみました

SET LISTとは…

SKY TVで放送してくれていたアメリカ発の即興コメディ番組です。
意味のわからないお題を見せられて、即興でネタを作るというルールで、いつもネタ作りをしっかりしているUKの芸人さんがアメリカのコメディクラブでこういうことをやりながらもクオリティを保つ、というスリリングな展開を観るのが楽しくてみてましてん。

https://tickets.edfringe.com/whats-on/set-list-stand-up-without-a-net

運悪く(?)私が行った日の前の日に大好きなマルセル・ルコントとリッチーが出てたみたいで、期待薄く(毎日すごいゲストとも思えなかったので)行ったところ、オレのトニーさんがゲストの1人ってことで、一気にテンションあがりました。
ほかが別に特記することもなかったので、この感想はトニーさん1点にしぼります

Tony Law さんについては、こちらやこちらで 超うるさく騒いでます。

【午前0時頃、6人中5人目でトニーさん(自称)酔っぱらって登場】
過去3年かなりトニーさん !トニーさん!と追っかけてきたので、トニーさんの魅力はシラフでゴジラパワーがあることであり、酔拳ではないとかなり確信しているので、「酔っぱらっている」という設定がどんな結果を招くかには興味津々でした。
今YOUTUBEをみたら、トニーさんエディンバラのSet List には常連みたいなので、慣れてるんですかね。「40ポンド余分にもらえるならやるわ」って感じでした。面白かったけど、酔っぱらってるほうがパワーがなかったですね。
ただ、一つ興味深かったのは、トニーさんの後にマーカス・ブリッジストックが控えてたんですが、マーカスはトニーさんのファンなので、客席で観賞していたんです。それを知らされていなかったトニーさんは、マーカスがいつまでたっても来ない→自分がアナをうめなければいけない→不必要に20分近くマイクもってやってなきゃいけなかった。マーカスはその状況が面白かったらしくて、ほかってたんですよね。
その20分くらいってキッツくて、(同じお題でずーっとやってないといけなかったから)トニーさんが可哀想でした。いつも面白さを知ってるファンにはキツかった…
そのトニーさんが困ってるのを楽しむって、笑い的にはかなり罪深きイジメじゃないかと思うんですけど、トニーさん終ったら、さっさと帰っちゃってたみたいだし…
芸人さん同士の絆って兄弟みたいな感じだったりするから、トニーさんは頑張ったのに裏切られた、みたいな…、わかんないけど、”みんなジョーク” で済むのかもしれないけど!



エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 ついに観た!英コメディアンたちの間で絶大な人気を誇る米カリスマ芸人Eddie PeppitoneのR.I.P America. It's been fun.

とにかくオレのヒーローたちがこぞって憧れる米芸人さんだったんです。
多分そんな経緯で、イギリス人のコメディファンが沢山集まっていたと思います。

Eddie Peppitone R.I.P America, it's been fun. 


そんなわけで、開場前にドアに良い子に並んでいるお客さんには、Lloyd Langfordとか(Jon Richardsonとかと仲良くてRhod Gibert とかと一緒に仕事をしている芸人さんです)Alan Davis (94−5年くらいに学生たちの間で一世を風靡した芸人さん&ジョナサン・クリーク)がいるんですね。

久しぶりにみた、ジョージ・カーリン系のパワフルなセットでした。イギリスではこういうのに匹敵するのは、Andrew兄さんことAndrew MaxwellとかツイッターとかでのLimmyじゃないかなー。硬派に政治に真っ向から相撲をとっている。どんどんアメリカが
精神的不安定な国になっていること、権力者たちがどのようにコントロールしているか、市民が無力であること、そしてコントロールされていることにいかに気がついていないか…というダークなネタを展開。
日本でも公開された映画God Bless America などがお好きでしたら、絶対に楽しめると思います。その前に、アメリカのレジェンド芸人さんを観るということ自体、超得点高いと思いました!


エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 ゲストも登場の1日だけの特別企画なので行きました Simon Munnery Fylm School

このブログをはじめてはや4年あれ5年(?)もういいかげんこのブログを読んでくださる皆様には、英国には天才奇才と呼ばれるSimon Munneryという超インテリ・レジェンド芸人がおること、そして彼の偉業の数々もパパっと思い浮かぶようになっているかと思います。

そのサイモンが、ここ1年半くらい行っている前衛的なプロジェクトFylm School(詳しくはこちら)。今年のフリンジでは一日だけ行う&ゲストも来ちゃう、ということで、観に行きました。

Fylm School

https://tickets.edfringe.com/whats-on/fylm-school 

このショーはもう終っちゃったので、サイモン観たかった、こっちにいってください。

シアター派は→ピンター劇  A Slight Ache 

https://tickets.edfringe.com/whats-on#q=show_performer%3Aharold%20pinter
(サイモンさん、なんですかコレは…。こういうことするから、アナタに続く才能高きイケメン作家&芸人さんがこういうことしちゃうんじゃないんでしょうか。もしかして、お子さんが撮影なさった写真とかですか? 涙目)この写真じゃ、全然引きにならないよ…(涙
*ピンター劇は観に行きます。

コメディ派はサイモンのソロ・ショーへ 
https://tickets.edfringe.com/whats-on/simon-munnery-sings-soren-kierkegaard

というわけで、Fylm Schoolについては、去年とネタは違うけど、形式が同じなので、割愛するとして、今回レポートしたいのは、ゲストです。
3人いました。
1人目 Alex Horne 

(彼のフリンジショーはこちら → https://tickets.edfringe.com/whats-on/alex-horne-monsieur-butterfly )
彼は結構他の芸人さんと絡んでイベントをすることが多いせいで、なかなか彼がメインの催しものを観に行こうというところまでには(予算不足にて)いかないのですが、彼の評判通りの素晴らしさはちまちま実感しておりましてん。今回も、その素晴らしさをすこぶる実感できる内容でした。映像と音を自在に操った笑い的なトリックアートが見事だったんです。ええもう、アレックスのfylmは完全なるアートでした。そのままtate modernのエキジビションに持って行けます&その辺のよくわからない”アート”作品をこてんぱんにやっつけられます。素晴らしいセットでした。

Josie Long (前にここで書いてるのを見つけました)は、正直このプロジェクトでのゲスト、という観点からは、ちょっと噛み砕けてなかったなー携帯の写真を沢山みせることがメインだったんですが、別にFylm でなくてもよくて、パワポプレゼンみたいんでできるわけです…。
というわけで詳しくは割愛。

問題はここから。
最後に登場したのが、すごかったんです

Rob Auton君。


(去年フリンジでベストOne Liner賞を受賞していたらしい…)
なんと、このためだけに!フリンジにきたとかいうことで、ウエブサイトのリンクを… http://www.robauton.co.uk/#!about1/c1fiv

と、思いきや、ネタじゃん!!!
フリーフリンジやってるわ、彼!
https://tickets.edfringe.com/whats-on/rob-auton-the-face-show
(みにいくみにいくみにいこう!!!)

Fylm Schoolのセッティングがくらくてよく見える状況ではないので、彼の容姿がみえないのだけど、そういう環境のなか、彼のAlan Parker Urban Warrior (サイモンの出世キャラ)やヘタしたらKevin Turvey的なポテンシャルを持つパンク的破壊力があるんですよ!!! おばかエネルギー
やっばい! ついこないだ、Liam Williams君を褒めたばかりですが、パンク的Absurdityに関しては、リアム君のパワーを超えるかもしれない…

というわけで、Fylm Schoolを観た結果、ちょっとすごい注目株見つけちゃったよ、的なオチになってしまいすみません。

2014年8月4日月曜日

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe 2014 お宝!お宝発見!☆Liam WilliamsのCapitalism大当たりでました!


コ、コレはっ!!! かなりストライクどまんなかな若手芸人さんでした!!!

Liam Williams Capitalism 



https://tickets.edfringe.com/whats-on/liam-williams-capitalism

去年のエディンバラ・フリンジでBest New Comerにノミネートされていたんですね。 そもそもプロモーター(?)The Invisible Dotが送り込んでいる芸人さんだから、チェックしたいとかねがね思っていたのですが、去年なんとなく見損ねたせいで、今年は早々に観に行きました。そして観る前から、いい予感がかなりしていましてん。
というのも、去年ノミネートされたくせに、あえてのFree Fringe。しかも、コメディのメッカ地域からかなり離れた場所でのお昼時という、「何が楽しくてそこまで自分を追い込む?」みたいな設定。すでにこの時点でかなりストライクゾーンです。ハコは地下にある小さいパブでしてん。いわゆる昔ながらな、パブに即席でスペース作って黒幕はってマイクたててやります、ってやつです。

【まずは何故にCapitalism?】
その辺のバカに来てもらいたくなかったからだそうです。その辺の適当な客が来るくらいなら、閑古鳥なほうがマシなんだそうです。(→そうか、だから離れの小さなパブでやってるのか…と納得)

【素晴らしい構成と展開】
超俊才! 26歳にしてリアム君はCapitalismという途方もないビッグワードを完全に手玉にとっていました。反逆精神、革命児、持つ者と持たざる者、ジョージ・オーウェルの世界等等、Capitalismから引き出せるキーワードやコンセプト、概念的議論を日常生活にここまでナチュラルに違和感なく落とし込めるとは!! 例えばチャック・パラニュークのファイトクラブをネタバレすることで、するり転じて、Split Personalityネタへ。2人の自分による会話を展開するんです。この展開によって現実と自分との葛藤、とくにプッチリ正気の境界線を超えてしまいそうな自分に、どうやって現実を折り合いつけさせていくのかを見せて行くんです。Capitalismと極めてパーソナルな自分の世界のインタラクティブが見事です。
そしてこれがまた、かなりグランジ・パンクでしてん。「今日はbehaveする。今日は頑張る」といいつつも、最後のコワレ方が結構仰天でした。(→ネタバレになるから言えない…)笑いが”想定外”によって生まれることを知っている。このあたり、どこまで計算しているのかぁ。コレ全部計算だったら、リアム君、もうちょっとコワれても大丈夫よ(笑 
 
Simon Munneryの再来じゃないの?(注:サイモンまだ死んでません 汗)とは確実に言い過ぎとは思いますが、そんなポテンシャルはあるんじゃないかな。去年、不幸だったとかで、相当コワれてたらしいんですよ。今年は新しいコートとガールフレンドがいるから、幸せなんで、ショーがクソだって言ってました。だとしたら、崖っぷちまでコワれなかったのも納得で、だとしたらそうか、この芸風は天然なのか?と。だとしたら、もう一回観に行って、コワれ方に違いがあるのか、確認しないといけませんです。

ってマジでリアム君は、オレのお気に入り芸人仲間入りを果たしてしまいましたよ! 写真に髭もじゃが多いんで今イチ上手に伝わらないんですが、結構かっこいいんです!!! コレが!! マジで!




2014年8月3日日曜日

エディンバラで日本語・英語Walking Tours やってます☆Geek's Guide to Scotland


こちらで宣伝するのをすっかり忘れていました…
地元のガイドたちと組みまして、エディンバラではトレンド化しているウォーキングツアーを始めました。

http://www.geeksguidetoscotland.com/

普通の観光ガイドとは異なり、映画、文学、カルチャーに特化して展開するガイドツアーです。(英語/日本語)エディンバラは何かと映画のロケ地にされていることでも映画ファンの間では知られているかと思いますが、それだけではありません。たとえば、プライベート・ツアーですと、以下のようなご希望にあわせて散策します。

●シャーロック・ホームズ強化コース:原作者アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズのモデルであるDr.ジョゼフ・ベルに焦点をあて、バスを乗り継ぎながらお散歩します。

●ハリー・ポッター強化コース:原作者J.Kローリングが着想を得たと言われるスポットを中心に散策します。18世紀の啓蒙運動の基盤を多く含みます。ヨーロッパ教育史およびグローバル教育にご興味のある方におすすめです。

●英国人気俳優が出演したロケ地強化コース:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、デヴィッド・テナント、コリン・ファース、ベン・ウィショーなど大人気英国俳優たちのかつての撮影スポットを歩きながら、エディンバラの社会、歴史、文化について知るコースです。

●バーク&ヘアおよび暗黒エディンバラ強化コース:バーク&ヘアを中心にエディンバラの暗黒サイドを紹介しながら、その根拠も探ります(2015年夏まで毎月最終土曜日の予約をお勧めします)。
●ジェームズ・ボンド&ショーン・コネリー強化コース:ショーン・コネリーの出生地、銀幕デビューする前にモデルをしていた場所、ミルク配達のアルバイトで通った名門フェテス・カレッジ、ジェームズ・ボンドのモデルの1人とされている人物の紋章が飾られている場所等等、戦前/戦後のスコットランド史のご説明を盛り込みながら、ご案内します

●「トレインスポッティング」強化コース: 1990年代、世界に新たなスコットランドのイメージを焼き付けた原作/映画ゆかりの場所を訪れるちょっぴりスリリングなコースです

要事前予約となります。詳しくは contact@geeksguidetoscotland.comまでお気軽にお問い合わせくださいーー。

2014年8月2日土曜日

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe 2014 大御所のお値段高い演目はプレビュー中に観ます(汗)☆Frank Skinner のMan in a Suit

観ました
フランク・スキナーは90年代初頭にコメディ界のビートルズって言われるほど一世を風靡したMary Whitehouse Experience の中心人物的存在だった (つまりジョン・レノン格)David Baddiel がピン立ち後の番組「Fantasy Football」でコンビを組んだも同然のようになったせいで、ヨーコ・オノってこっそり言われてた人です。


ウソです(ちょっとホント)。もともとスタンダップとして着実に人気と実力を挙げていたのですが、Fantasy Footballをきっかけに一気にセレブになってしまった芸人さんです。おそらく彼がコメディ好きという客層をバッコリ変えてしまったと言っても過言ではないでしょう。このあと、いいしばらく、客層にpros & consな時代が続きます。

フランク・スキナーに関するその他の情報は、たしか書いてた気がする…と思ったけど、たいして書いてなかったな…(汗)

Frank Skinner Man in a Suit


https://tickets.edfringe.com/whats-on/frank-skinner-man-in-a-suit

プレビューとはいえ、おそらく最大級のハコの一つをパンパンに埋めてましてん。相変わらずKnob Jokesが絶好調なこと、あとこの世代のベテラン芸人さんって、芸術品な比喩で物事を表現していくので、笑いどころが多いんですよね。

でもちょっと時代を感じちゃったかなぁ…(汗)全部、新ネタのはずなんですが。
年の差なのかなー。例えば同じ90年代でブイブイ言わしていた(スキナーとは年齢的には1世代若いけど)リッチーのトークをきいても、この”ほこりかぶった”違和感はまったく感じない、むしろ今も若者のリーダー的な感覚をビシビシ感じるんですが、フランク・スキナーのトークからは、いわゆる「加齢臭」が…。ちょっと今イチ乗り切れなかったです。ただ客層は完全に90年代中頃からのファンが中心だったし、その層を大切にする、という意味での確信犯かもしれないですけどね。

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe 2014 久しぶりに観れたことでオーケーです(笑 Will Adamsdale のBorders 観ました

Will Adamsdaleは2004年のフリンジアワード受賞者ですが、元が芝居畑(→書き手のほうです)な人なので、芸人さんだという意識はありません。コツコツ定期的にRoyal Court Theatre (ロンドン)でなんかやってます。いつもみては地団駄踏むのがいやで、すっかりチェックしなくなりました。
去年久しぶりにフリンジに戻ってきたのですが、スケジュールの都合で観れず、今年は飛びつきました。

Will Adamsdale / Borders 



https://tickets.edfringe.com/whats-on/will-adamsdale-borders

今回は、フリンジを前にショーを書かなきゃ行けない、っていうプレッシャーのなか(→ここ、お約束)ふと”境界線”に着眼しはじめるウィルのお話です。境界線といっても、国境、州境、家の敷地などの物理的な境界線から、個人がもつ境界線などの見えない境界線に話が写り、最後は、現実とフィクションの境界線がふやふやとみえるようなオチへ持っていき、ばかばかしくもとほうもなくセンシティブでかわいく終ります。

このショーを観る前にもしかして、Lloyds TSB のこのシリーズを知っているほうが笑えることは確実なので、もし行かれる方はぜひチェックしておいてください。



エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe 2014 : スタンダップの裏番長が書いた脚本にThe Thick of ItのBen Swainが出るI killed Rasputin観ました

もはや番長的存在ではなく元生徒会長みたいな存在になったStewart Leeをかつて番長番長と呼んでいたので、紛らわしくならないようにリッチーことRichard Herringは裏番長と呼ぶことにします。

その裏番長が書いた新作劇 I killed Rasputin 。芸人さんが書く芝居の脚本はもともといつもチェックするタイプですが、今回は裏番長の久々の新作劇ということもあり、有無をいわせません。みないとダメです。 しかもThe Thick of It で、かつて瞬きしすぎて言葉の袋だたきにあっていたBen SwainことJustin Edwardsが出てます。何役で、とか関係ありません、出てるという事実だけで、ただでさえ観ないといけない作品が、たとえ返済の見通しがたたなくてもトイチで高利貸しから金を借りても観なければいけない芝居になります。もう自分、9月のクレカ請求みたくありません。

そんなお金の話はよいとして
I Killed Rasputin 

https://tickets.edfringe.com/whats-on#q=show_performer%3A%22I%20Killed%20Rasputin%22

【お話は…】
ときは1960年代のおフランス。かつてロシアで一番お金持ちだったプリンスでラスプーティンを暗殺するも「殺しても殺してもまだ生きている!!」とラスプーティンの存在を訴えつづける(&お金もたっぷり稼いでる)フェリックス・ユズホフのもとへ、アメリカ人ジャーナリストが真相を探りに取材にやってきます。ラスプーティンが本当にまだ生きていたら「リンカーン大統領がバーで酒飲んでることが実証されるのと同じくらいすごい」と、ユズホフから話を聞き出すのですが…。

ユズホフの言ってることは本当なのか、ウソなのか?!
ラスプーティンは本当にまだ生きているのか?!
(僧侶って死なないの?!)
そして最大のポイント、この話のオチは…?!

【リッチー世代のコメディファンなら絶対に楽しめる1本!】
Lee & Herring 世代および彼らの仲間たちにコメディ脳を育てられたコメディファンが本能的に楽しめる作品です。
具体的には
1)政治風刺のスタイル:時事ネタというよりはその奥にある政治哲学にブスっと出刃包丁で痛めつける
2)お茶目であることを常に忘れない
3)冷戦世代なので、ロシア/スターリン主義など東欧を持ち出しながら、巧妙にイギリス社会政治の風刺にすりかえる
が主要項目でしょうか。

オチそのものにもつながる一貫したテーマがあり、プロットとコンセプトと政治的背景がインタラクティヴに繋がっている。さらにオチを含め、ロシア文学のオマージュにもなっているところ、本当に秀逸な一本でした。スルメ的に思い返しては、楽しんでいます。ロンドントランスファーとかないのかな? デカイハコでやってたので、St.James Theatreとか今ホットなHackneyのArcolaとかでやらないのかな。やりそうな気がします。だから絶対にみて欲しいですわ。予想外にそれほどコメディじゃないので、コメディに抵抗ある人もイケると思います!



しかし、プレビュー(→安い)なのに、全然お客さん入ってなくてびっくり(汗 それを考えるとバスデンさんってやっぱりすごい集客力あるのかな、とか (→ え? ベイントンのせい? 汗)

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe Festival 2014絶賛笑い倒れ中☆2012年の超お気に入りMarcel Lucont観て来ました

2012年にMarcel Lucontを発見したときの私の感動ったらハンパなかったんですよ…
何に一番感動したって、客のさばき方でしてん。
よっぱらいったタチの悪い男性客(多分スタグ・ナイト系)を全員、見事に黙らせるっていうスパルタ戦士っぷりをみてしまったんです。酔っぱらいのヤジほど扱いにくいものはないですからね。往々にしてヤジが支離滅裂だからだと思います。

去年は残念ながら、フリンジ感たっぷりすぎな形式のショーだったので(→マルセルを競り落とさなければならない、競り落としたらプライベートでショーをやるというもの。オレ一緒に観に行く友達探すのだけでも大変なので、断念しました)今年のショーは待望の2年ぶりです。

Marcel Lucont is...


https://tickets.edfringe.com/whats-on/marcel-lucont-is

コレがキャラクターコメディのすごさですが、慣れてくればくるほど、かっこよく見えてくるんですよ… 今回は待ちに待ったマルセルを前に、ときめきましたね。マジです

キャラクターコメディってつくづく、一回根付いてしまえば、何をやっても一級品になるんだな、と思わされるショーでした。いつもどおりなんですよ。とくに何かせんとあかん、ということではない。相変わらず、自分大好き、フランス人ってイギリス人よりも優越(というか世界で一番優越)、客を見下すのがディフォルト設定……って、すんごいやりやすいキャラ確立しちゃったな、と。アレクシス君(?って年でもないか 汗)とくにヨーロッパ人が英語を話すときの言葉使い(→意味は通じるんだけど、そういう言葉、ネイティヴは使わんよ)がとてもナチュラルなので、キャラが生きるんですよね。

ちょっとだけ期待はずれだったのは、今回は比較的客が大人しかったので、客との攻防戦がゆるかった(笑 

一方ちょっとラッキーだったのが、今回フランス人の客がいましてん。遅れて入ってくる客に蔑み&皮肉トークを展開するさなか、さらに遅れて入ってきたせいで客が笑ったところshush! ってポースをとりながら客席後方に堂々とあがっていくので、「その失礼っぷりに驚きすぎてwowしかいえない。キミたちどこから来たの?」と。フランス人だったため、その後がフランス語で展開するんですよ。客は絶対マルセルがキャラクターだってわかってるから、多分試してたんだと思うんです。(→よくあることという話はアレクシスのインタビューできいたことがある)
でも、フランス語ネイティブなみに喋れなかったら、マルセルやろうなんて、度胸のあることやりませんからね。当然いい時間会話が進行するんですよ。客ほったらかしなんですが、それでもオーケーなんです。だってマルセルだから(笑 
ここまでクオリティの高い、ライブキャラクターコメディってホントに久しぶりです。もうすぐトークショーのパイロット版かなんかが放送になるって噂をきいた記憶があるので楽しみにしてます。



2014年8月1日金曜日

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe Festival 2014今年もゴングがなりました…☆ピーちゃんことPeter Firman Trickstarで幕開け 

正確に申し上げると31日は前夜祭。プレビューがそこかしこで行われる日です。
プレビューとはロンドンのシアターなどと一緒でチケット代を節約したい方々におすすめです。が!落とし穴があるよ、というお話は去年いたしました。そんなわけで、今年もコレはドノミチ絶対にみたかった!クオリティに大差はないだろう!という演目を選びましてん。トップバッターにピーちゃんを選びました。
枕詞は「写真写りが悪すぎるのもほどがある」または「ナマでみたら、マジでかっこいい」です。そこのところ、よろしくお願いします。

今回、一番ぐっと来たかもしれないです。もうテレビでなくなって2年たつので、全部新ネタ。去年はテレビで放送されたネタを含めており、「ホントにタネもしかけもないよ」(→いやどこかにあるんでしょうが!!! 汗)ということを客に念押してる感じもあったのですが、今年は例えばお客さんの大事な指輪を使うとか、カード読みあてゲームとか、素材とトリックは使い回し術みたいなところもあるわけですが、ネタがまったく違うことと、トリックの種明かしがまったくわからないので、目のタマが飛び出るほどアメージングです。

ピーちゃんの何がツボって、ピーちゃんのマジックは、お客さんとの一体感、共有空間を保ち続け、日常生活/リアルな空間のなかに、非日常→マジックな瞬間をスルっと生み出してしまうことです。早口でリズミカルに話し、お客さんを次々とアシスタントに起用させ、観客と高いインタラクティブ度を保つ。この技は個人的にはピーちゃんの笑いのセンスとシャベリにあるんじゃないかと思いますが、もしかしたらピーちゃんの尋常レベルを超え、もはやマインドコントロールと意識できないくらい高度に洗練されてしまったマインドコントロールのせいかもしれない…汗
また、この空間を自分の世界とするために、マジシャンがやりがちな”スペクタキュラー”な仰々しいマジックをやらないんですよね。やろうと思ったらあの人できるはずなのに、わざわざ選ばず、身近なツール(ハンカチとか指輪とかお金とかその辺の板とか会議用椅子とか、ホチキスとか!)しか使わないんじゃないかと思うんです。そしてそういうところがめっちゃくちゃカッコいいです。

【さすがピーちゃん!マインド・コントロールネタで、マジックとマインドコントロールの差別化を成し遂げている!】
マインドコントロールが流行ってる?せいか(シャーロックとかのせいだと思います)後半戦は「もしかして読心術とか「Deductive methods」とか期待してた?」っと読心術ネタをやりはじめます。
ダレン・ブラウンがある意味、すごすぎて悪いんですけど、読心術ってどうやってやるか、どうやって”仕込む”か、かなりロジカルに説明しちゃってる分、マジックとしては成立し難いジャンルになってると思うんです。(それは読心術って誰でもできるよ、っていうことではないですよ、念のため! 汗 テクニックを公開されてなおかつ、コワい…!って思える、それがダレン・ブラウンなのです!)でもですね、ピーちゃんの「そこのおじさんが思いついた数字をあてる!」の技は、とても読心術のテクニックをどこで使ってるのか、まったくわからない!マジックの世界でした。すごいんです。
とにかくすごいんです!

というわけで、もう絶対絶対絶対フリンジに来たらピーちゃんみてください。ピーちゃんをどうぞよろしくお願いします!