イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2024年3月18日月曜日

最近観たイギリスのライブコメディの感想その2。Ian Smith, Dan Tiernan とRob Autonのショーの感想です。

 本当は前のポスティングでエイカスターくん含めてまとめて書いちゃってあげちゃうつもりだったのですが、エイカスターくんの感想だけでとんでもない長さになっちゃったので、分けることにしました。大丈夫。この3人は忘備録程度のボリュームに留まります。


Ian Smith: CRUSHING 


ポスター広告にもシール貼ってあるとおり、2023年のエディンバラ・フリンジのコメディ・アワードにノミネートされてるんですよ。ガッドさんのコメディ観て以降、適度に注目している芸人さんであるため、高評価のレビューが出るたびに、行かないと行かないと、とは思ってたんですが、お昼時のタイムスロットで、なかなか上手に時間が取れない!ってことで、このショーが地元に再訪する、って発表になった時点で速攻チケットを確保しまして(多分半年前くらい)・・・くらいの熱量だけはありました。

内容は、プレッシャーとかストレスとかメンタル弱ってるんだけど、それを乗り越えるのは発散だよね、っていう話で。その主な原因が(たしか昔のショーで結婚したって話を聞いた記憶があるのだけど)パートナーとの別れたことではあるのだけど、その話をしたいのではない、と上手にそっちに関連する可能性の話に一切触れなかったのは、スキルだな、と思いました。後半は、セラピー的なアクティビティとして、スロヴァキアに行って車をぶっ壊すツアーに参加してくるストーリーを展開。ショー自体が芸人さんのセラピーの道具ではなく、芸人さんがセラピー方法を提示している、という意味では、他と確実に一線を画したショーを作ったんだと思いました。

本当に残念だったのが、フリンジではその車をぶっ壊すツアーに参加する映像を流したフィナーレがオレが見た地元のショーでは、なかったことです。これがあるとないだと、締まり感とインパクトが全然違うと思いますし、パワー落ちが否めません。その映像はムッチャクチャ面白かったらしい。SOHO THEATREでは流したのかな? 

というわけで、面白かったし、とてもいい芸人さんだと思うけど、注目度は現状維持かなぁ・・・。


Dan Tiernan: Going Under


この1ー2年で頭角を表してきた新人さんで、BBCのNew Comedy Award 受賞したりLeicester Comedy Awardでノミネートされたり。2023年フリンジで上演したこのショーも超話題になってて、見に行かなきゃ、と狙っている一方どうしても時間の都合がつかず。で、今回見てきました。

ディスプラクシア で、ゲイなんですって。こんな症状を持つ自分の学校での話や義父との関係の話や仕事での試行錯誤、コメディアンを目指し始めた経緯等、そんな中、心の支えだった大切な妹さんが白血病にかかってしまい・・・

と、聞いてると、どこが笑えるんだ?と思うんですけど、いいのか悪いのか、(あくまで本人が言うところの→)ゲイっぽくない外見とディスプラクシアの症状を利用して落としていくんですね。体のバランス崩すとか、声のボリュームの加減間違えちゃうとか、動きのコントロールできなくなっちゃう、とか。極めて善良な客を相手に、罪悪感を感じさせずにこの手の笑いを成立させてるのは、スキルかな、と思います。

イギリスでは、日本ではよく見かけるような、唐突に叫んだり動いたり、というショック的なインパクトで笑わせる笑いはあまり見かけません。なので(障害が原因云々はさておき)ダン・ティエランの笑い自体が新鮮なのだとは思います。

おりしも比較的最近「水曜日のダウンタウン」でチャンス大城さんとインタラスティングたけしさんのドッキリ検証があったのを思い出しました。このショーの笑いは、その検証でみんなが語っていることと物凄く関係していると思います。

ものすごいちなみに、憧れの芸人さんはサムくんらしいです。去年のサムくんのフリンジでの10分ショーの時にオレの真後ろの席に座ってたんですよね・・・なるほど。


Rob Auton: Rob Auton Show (UK & メルボルンのチケット売ってます)

2022年11月にThe Stand Comedyで見た時の感想をどこにもあげていない模様で、困ったな・・・


というのも、今回のショーは2023年のフリンジの見逃し分を見たんですが、その内容が2022年のフリンジの見逃しをその年の11月に見た時と共通する点がすごく多くてですね、リンクを貼って、逃げちゃおうと思ってたんですよ・・・

オートン・コメディに関しては2014年でどんハマり→2015年で一旦放置して熟成期間を設け→2019年で満を時して賛美という経緯を辿っての注目アーティストさんです。元々Spoken Wordというか絵描き&詩人の要素が高かったんですね。今もコメディアン、というよりはアーティスト性が高い。(オレの中で)
過去の感想のリンクを貼っておきます。2019年のを読んでもらえたら。


自分の生い立ちを通してのアイデンティティの模索で、今回はオーディエンスと絡みながらの絶望や落胆の表現がとても素晴らしかったですね。イギリス内でもオーストラリアでもキャッチできるので、ぜひ。

2019年8月28日水曜日

Edinburgh Fringe 2019 駈込み鑑賞第3弾 がっつり熟成!Rob Auton君のTime Show 観ました。





https://tickets.edfringe.com/whats-on/rob-auton-the-time-show

というわけで。今から5年前に光る原石と叫びまくって風呂敷を地平線の彼方まで広げた翌年綺麗に風呂敷を畳んで、熟成期間を設けていたRob Auton君です。3年たったくらいからかなり高評価をちらほら聴く様になるも、サンプリングがなかなかできずにさらに1年。今年は春から聴く評判聞く評判がおしなべ星4つか星5つ。この後、確実にレビューの信頼性がクソであることをフィーチャーして記事を一本書く予定にも関わらず、なに結局星を頼りにすんのかよ、と文句言われてしょうがない食指の働き方と鑑賞の理由なのですが、そーなんです。信頼おける系の媒体による星つきレビューは物差しの一つにしちゃうんですよ(だから見る目もないくせに星をつけるレビュワーにムカついているのですが、このまま行くと脱線するので、この話は一旦棚にしまいます)フリンジ開始前にすでに要チェックだったのですが、開始間もなくすごい勢いで話題になり(→あくまでオレの世界で)あっという間に前半戦のチケットがソールドアウト。何しろ風呂敷広げた5年前はフリーフリンジで並ばなくても入れたのに、シアター系も囲うAssembly Studio 5 (→ここ結構注目演目多いハコです)で10−14ポンド払わないと見れない会場で、ソールドアウトですよ。マジで焦って仕事を唯一確実に折り合いのつく最終日のチケットをとりまして、行ってきました。自分の中では、この勢いでは今年のコメディアワードでノミネートされんじゃねーのかと予測してたんですが・・・。おっと再びの脱線。

Rob Auton君は最初に目撃した時から顔、とか、水、とか、黄色、とか、テーマに基づいて1h作り上げちゃう子で、今回は「時間」でしたが、見事、前回風呂敷を畳んだ理由である問題点が解決されてました。序盤のオーディエンスとの交流、交流する結果起きやすい、ヘクリングの対処、そして突拍子もない発想の連結。数年前はこれらは勢いで爆走、突然シリアス一直線なSpoken wordsで延々20−25分も続いたかと思ったら、なんとこれがショーのWrap upだったよ!(汗)だったんですよね。このTime Showは前半戦のトーンが後半戦と同じ手合いのトーンになり(つまりバランスアウトしている)突拍子もない発想がオフビートな笑いとしてめっちゃ響く様に。そして後半からフィニッシュが、Kitsonのお芝居にある様な、隠れて見えない幸せを見つけて見せてくれているものに。大人になったー(感涙)すごく良かったです。

特権階級も一般庶民も皆同じ時間をシェアしている。一瞬一瞬は誰もに分け隔てなく授けられているものだから、そのどれかの一瞬に、ユニークで憶えていられるような素敵な何かはきっとある。見つけて行こうよ、っていうメッセージは今の英国にとっても必要じゃないかと思いました。書いてて再びジーン(涙)

これも絶対SOHO THEATRE RUNがあるはずなのでキャッチしてください。





2014年8月16日土曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 あまりにすごくて適切な枕詞が見つからない…Rob Auton 君のFace Show観ました


【追記】

す、すみません…(汗)去年あれだけ(以下詳細)風呂敷広げてしまいましたが、2015年エディンバラフリンジのロブ君のWater Showを観た現状、しばらく風呂敷はキレイにたたみたいと思います(汗)オレの予想としては、去年の問題点(以下詳細)をキッチリ改善した作品になっているはずだったのですが、さすが予測不可能。よりにもよって、問題点のほうを押し拡げて、さらに長い尺にしまっちゃってました!!!マジかよ!なぜそっちへ行きすすんじゃうんだよ!(涙) 

原石は幻で、サイモンではなくて、本人が天然で偶然の産物だったからなのかなー。ちょっと過信して、大きく煽っちゃったので、このブログに頻繁に足を運んでくださる方々に申し訳ないです(汗)もう1回は進展を見守って行こうとは思ってますけども…

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光る原石、発見しました。

発見の経緯はこちら
 (→注:画像は無視してください。 )


(どんだけナマがかっこいいのかを証明するに相応しい画像がすぐには全然!!!見つからず、綿密な調査の結果、YOU TUBEのクリップのほうがアリだ、という結論に達しました。というか、YOU TUBEクリップのほとんどは、むっちゃくちゃかっこいいと思います。どれも。かっこいいと思います。

現在、この光る原石君は毎日4時にフリー・フリンジで「顔」について1時間笑いを提供してます

すごいんです。原石なので突っ走り方がはんぱないんです。具体的に言うと冒頭から38分までの”極めてどーでもよいことから哲学語って詩人になる”っつーオレの大好きな笑いを展開してくれる一方、38分からの15分が意味不明すぎる飛ばし方なんです。むしろどっか飛んでっちゃって、帰り道わからなくなってるのだろうか… 観賞中に「ど、どこ行くのー?!帰っておいでーーーー!」って心中ツッコミを入れてしまうくらいでした。(→ここは次週追記を入れます)
 
Fylm Schoolで感じ取ったアレが、ビンゴでした。オレの大、大、大、ヒーロー、Alan Parker Urban Warrior* の空気があるんです。そして子どもの頃大好きだった本はRoald Dahl だったんじゃないのかなー。とにかく構築する世界がかわいいんです。そしてナマのロブ君は、ウソでしょ?!っていうくらい美しいんです。(→ココ強調)

昨今のマスコミのイケメンさん若手芸人に対する偏見から逃れるため、もしくは、吉本興業みたいな事務所さんによる”Russell Howard 君”カテゴリー用の生け捕りから逃れるため、と言われても納得ですが…!
(→隠してるとしか思えない写真写りの悪さとヘアスタイルです)

とりあえず、みなさん、お赤飯です。

そして、ここにわざわざクリックしてくださるありがたい皆様。オレとコメディのテイストが同じで、オレと悲劇と喜劇のブレンド率が同じ人は、コレを買ってください。絶対に、今年見つけた最高の本だ、って思うと思います。(→しかしとてもページ数が少ないのでびっくりしないでください)

アメリカAmazon
http://www.amazon.com/Heaven-The-Onions-Make-Laugh/dp/1909136131/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1408578080&sr=8-2&keywords=rob+auton

イギリスAmazon
http://www.amazon.co.uk/Heaven-The-Onions-Make-Laugh/dp/1909136131/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1408579632&sr=8-1&keywords=rob+auton

んで、23日までなら本人から仕入れられるので、「日本に住んでるけど、読みたい」という方に、送料込みで4.52ポンドで、12月に日本に戻ったときに送ります。@whiteanklesocksにお気軽にご連絡ください。あ、大丈夫です。今緊急お祭り警報がなってるだけなので、大丈夫です。(真顔)

2014年8月7日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 ゲストも登場の1日だけの特別企画なので行きました Simon Munnery Fylm School

このブログをはじめてはや4年あれ5年(?)もういいかげんこのブログを読んでくださる皆様には、英国には天才奇才と呼ばれるSimon Munneryという超インテリ・レジェンド芸人がおること、そして彼の偉業の数々もパパっと思い浮かぶようになっているかと思います。

そのサイモンが、ここ1年半くらい行っている前衛的なプロジェクトFylm School(詳しくはこちら)。今年のフリンジでは一日だけ行う&ゲストも来ちゃう、ということで、観に行きました。

Fylm School

https://tickets.edfringe.com/whats-on/fylm-school 

このショーはもう終っちゃったので、サイモン観たかった、こっちにいってください。

シアター派は→ピンター劇  A Slight Ache 

https://tickets.edfringe.com/whats-on#q=show_performer%3Aharold%20pinter
(サイモンさん、なんですかコレは…。こういうことするから、アナタに続く才能高きイケメン作家&芸人さんがこういうことしちゃうんじゃないんでしょうか。もしかして、お子さんが撮影なさった写真とかですか? 涙目)この写真じゃ、全然引きにならないよ…(涙
*ピンター劇は観に行きます。

コメディ派はサイモンのソロ・ショーへ 
https://tickets.edfringe.com/whats-on/simon-munnery-sings-soren-kierkegaard

というわけで、Fylm Schoolについては、去年とネタは違うけど、形式が同じなので、割愛するとして、今回レポートしたいのは、ゲストです。
3人いました。
1人目 Alex Horne 

(彼のフリンジショーはこちら → https://tickets.edfringe.com/whats-on/alex-horne-monsieur-butterfly )
彼は結構他の芸人さんと絡んでイベントをすることが多いせいで、なかなか彼がメインの催しものを観に行こうというところまでには(予算不足にて)いかないのですが、彼の評判通りの素晴らしさはちまちま実感しておりましてん。今回も、その素晴らしさをすこぶる実感できる内容でした。映像と音を自在に操った笑い的なトリックアートが見事だったんです。ええもう、アレックスのfylmは完全なるアートでした。そのままtate modernのエキジビションに持って行けます&その辺のよくわからない”アート”作品をこてんぱんにやっつけられます。素晴らしいセットでした。

Josie Long (前にここで書いてるのを見つけました)は、正直このプロジェクトでのゲスト、という観点からは、ちょっと噛み砕けてなかったなー携帯の写真を沢山みせることがメインだったんですが、別にFylm でなくてもよくて、パワポプレゼンみたいんでできるわけです…。
というわけで詳しくは割愛。

問題はここから。
最後に登場したのが、すごかったんです

Rob Auton君。


(去年フリンジでベストOne Liner賞を受賞していたらしい…)
なんと、このためだけに!フリンジにきたとかいうことで、ウエブサイトのリンクを… http://www.robauton.co.uk/#!about1/c1fiv

と、思いきや、ネタじゃん!!!
フリーフリンジやってるわ、彼!
https://tickets.edfringe.com/whats-on/rob-auton-the-face-show
(みにいくみにいくみにいこう!!!)

Fylm Schoolのセッティングがくらくてよく見える状況ではないので、彼の容姿がみえないのだけど、そういう環境のなか、彼のAlan Parker Urban Warrior (サイモンの出世キャラ)やヘタしたらKevin Turvey的なポテンシャルを持つパンク的破壊力があるんですよ!!! おばかエネルギー
やっばい! ついこないだ、Liam Williams君を褒めたばかりですが、パンク的Absurdityに関しては、リアム君のパワーを超えるかもしれない…

というわけで、Fylm Schoolを観た結果、ちょっとすごい注目株見つけちゃったよ、的なオチになってしまいすみません。