イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2018年11月13日火曜日

爆走Sam Campbell ワールド。Nippers of Dead Bird Bay (Comedy Central Australia)超必見です。


【前回までのおはなし】
オレのSam Campbell君愛はこちらです。2018年度はこのショー(Trough)で英語圏をことごとくぐるぐる回ってるみたいだからぜひ見に行ってください。


【今回の祭りのきっかけ】
エイカスター君のツイートから芋づる式で、王子がLA巡業中と、ゲロかわのステージショットとともに発見しましてん。

「そういえば最近映像パトロールをしてないけど、いい加減、なんかアップされたんじゃねーの?」と思い立ち(11月は暇なんです)本気で漁ってみたらば、ボロボロっとお宝が出てきましてね(*) さらに漁ったら、ついに王子のマネージメント事務所のウェブサイトにヒットしたんです。そこには過去作品クレジットがきちんとアップデートされており、さらにはNippers of Dead Bird Bayのクリエイターだよ、との記述が。なんのことだかわからないけど、そんな美味しそうなキーワードを発見したらググらないわけがありません。そしてすぐにComedy Central Australiaでアップされていたウエブ・シリーズ全4話だと判明しました(多分2018年)。ウエブ・シリーズのせいなのかComedy Central Australia の著作権が杜撰なのかわかりませんが、なんと正々堂々と国境を超えたスコットランドで視聴可能じゃあありませんか!!しかも1話がたったの10分強。
黄色い悲鳴をあげて昨晩深夜にみちゃいましたよ、奥さん。

全話視聴可能ですよ、奥さん。
http://www.comedycentral.com.au/nippers

トレーラーはね


(王子は、出てないです!書いてるだけ!→書いてるだけってのがツボ)

全編見れるんだけど、公共の場所で観ない方がいいです。特に4話目がやばいんで、絶対やばい人だと思われて下手すると公共の場所で観てると逮捕されちゃうかもしれないんで、観ない方がいいです。こっそりお家で観てください。。。

とにかく、とんでもないんですよ、何分尺だろうと1話構成のコメディにおいて通常期待する設定、人物紹介、起承転結プロットはもみくちゃに破壊されてます。だって例えば、1話目で意味のわからない転校生がいきなり入ってきちゃうんですよ。その前にこの設定とNippersの説明は?と思うんだけど、統一衣装とインパクト強すぎる登場人物たちで解決。つまり、ぶっ飛んでちゃった発想がちゃんと活きるように実は仕組まれてる。闇雲にめちゃくちゃやってるだけじゃないよ、と。。。

 王子、出どころが全く謎に加え、年齢も謎すぎるんだけど、どんな教育を受けてらっさったんでしょうか。。。

 全ての常識と全てのモラルと全てのPCを想像を絶するナンセンスを武器に、全部叩きのめしてます。皮肉とか風刺とかブラックユーモアとかそんなかわいいもんじゃないの。ちょっとね、オーストラリアでひっそりアップされとるウエブシリーズだからギリギリ免れたよね?コレ、っていうくらい徹底的に掟破り。これ、絶対放送できないよ。てかYou Tubeアップも無理だと思う(→Comedy Centralがアップしてるけど 汗)すんごいパンク。超パンクで超アンチ体制。まさにTroughでみた王子のコメディスタイルそのまんまをお楽しみいただけます。
あ、あの、色々ぜっさんしてるけど、多分、オレ様の余計なゴタクはほっといて、そのまま流れに任せてサム・キャンベル・ゾーンに入っちゃうのが一番いいかもと思ってます。とにかく常識とか忘れてみてみてください。本当にすごいんで宜しくお願いします。

(*)サイモン・ペッグをインタビューしたという3分クリップが見つかったんですよ。
それでギャーギャー騒ぎました。
https://www.abc.net.au/triplej/programs/drive/simon-pegg-and-sam-campbell/10155838