イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2016年4月30日土曜日

2016年3−4月に観たUKで観れるTVコメディの感想です②Plebs とかFlat TVとかGlitchyとかでも主にバスデン情報


こんばんは。
バスデンさんの情報アップデートの時間がやってまいりました。
1月にE4でForeign Bodiesというシットコムの制作決定をキメたバスデンさんですが、
その後、

① Fresh Meat 最終シリーズ第2話を担当
(注:この第2話でオレのFresh Meatは終了しました)
ここでFresh Meat 第3シリーズ第3話の共同執筆だけでなく(→ここでガッカリしてチェックを怠った)、第3話を単独執筆していたことを知りました)

② Rev.の作家さんが書いた19世紀の英国(ロンドン)お医者さん3人を巡るシットコムが正式に制作決定。バスデンさんは、麻酔のない時代のお医者さんで患者の治療のトラウマになってる医者みたいな、臨場感溢れる主役の1人になります。ちなみに他の2人はマシュー・ベイントンさんとローリー・キニーアさん。なので、かなり別の分野の日本人の方々が盛り上げてくれるんじゃないかと思います。オレはここで、バスデンさんがかすまないように、叫び続けたいと思っています。
あ、タイトルはQuacksです。James Young Simpsonネタやんないかなーと期待してます。あとJoseph Listerネタもないかなーと期待してます。あと、epsode3あたりでバスデンさん書いてんじゃないの?って推測してます。多分そこが一番ウキウキしているところです。

③ Plebs Series 3がいよいよ放送スタート (Plebs に関しては別にタグ作ってるんで、ご興味ありましたらそちらをクリックください。)

S3になり、1話目はバスデンさんの心境とちょっと被る気がして非常に楽しめたのですが、その後のエピソードに関しましては、オレ様も成長しまして。このシットコムはバスデンさんが書いているからというのが最大のニンジンなのですが、一番楽しむには、そのバスデンさんが書いているということをきっかり忘れることにあると悟りました。実際まるでソツがないですし、それぞれのキャラがきちんと成長して、固まってきていますし、どちらかというと、過剰期待する(しかも何を期待するのかもよくわからず)オレが悪いんじゃないかと思うのです。
相変わらず、Tom Rosenthal君は激かわだし、グローミオ役のライアン君は今や、このシットコムを牛耳るんじゃないかっていうくらいな個性を発揮してますし、バスデンさんの姿もちらほら観れますし。

そういえば、このライアン・サムソン君がITV 2? ITV 3?でやってた深夜のスケッチショーが非常に芸達者だったので、ご紹介します。全部観れてないんだけど、ロシアのマダムキャラってのがすごかったな…。すごい役者さんだと思う。
(そっちかよ)



それと、かわいこちゃんのTom Rosenthal 君が元フラットメイトのNaz君と一緒に作ったFlat TVが昨年シリーズ化決定となりまして、夏〜秋に撮影されてたのですが、ついにこの春公開になりまして。(注:BBC3がBBCiilになったので、もうTV放送はやっておらないですね)


http://www.bbc.co.uk/programmes/p03m5b2j

パイロットでうーんと眉毛をひそめていた懸念事項が解消されて、すっきりした絵柄と構成になってましたね。ナズ君のナチュラル・ヘンなキャラがもっとちゃんと活かされておる一方、完全にトム君は自分がどうするとキュートかをわかっており、そのキュートさを逆手にとって利用してやる、的な試みがコスチュームに表れており、その意味で非常に楽しめました。だって、Wanzieとか着ちゃってるんですよ。確信犯に違いありません!!!


④..話が脱線しましたが、じつはこの他にですね。バッスデンさんは
David Brent映画(The OfficeのDavid Brentです)でマネージャー役かなんかで出るそうなんですよ(そこそこ出番が多そうなんですけど…汗)

オレ、この映画スルーするか、観るならすごいかっこいい理由でもって観ようと思ってたんです。それが観ようかなっていう一番の理由がバスデンさんっていうのは、ちょっと恥ずかしすぎるなーと思っています。

トレーラーをはっつけときます。



(いつものとおり、トレイラーなんかにゃ、まったく出て来てないけど)



2016年3−4月に観たUKで観れるTVコメディの感想です① BBC の Comedy Vehicle Series 4

スコットランドのジェダイになるための地獄の特訓のせいで、ほとんど観れていませんが、いくつかご紹介します。

Stewart Lee's Comedy Vehicle Series 4



http://www.bbc.co.uk/programmes/b0112b65

(Stewart Lee御大については さんざん書き散らしているので、今さら紹介せんでもよいかと思っています。ご興味ありましたら、ラベルをクリックしてください。)

今シリーズは、今まで水面下に潜んでいた「Stewart Leeの規則的かつ典型的パターン」をくっきり見せ、オルタナがメインストリームへととってかわる「転換」シリーズでした。もしくは、観客をそこまで育てたことが見えるシリーズでした。しかし、これはある意味、S.Leeの危機です。メインストリーム=手詰まりになるやも、だからです。そしてまさに、その対策案かのように、クリス・モリスせんせいとの対談インタビュー(インサート)にて、容赦のない激辛スパイスを投入し、オルタナであり続ける基盤を仕込んでいました。本来ならでは、なComedy Vehicleの醍醐味を生み出していたのはクリス・モリスせんせいじゃないかと思います。
もう一つは、Stewart Leeとは少なからずも“パーソナリティ”であることをかなりカミングアウトしている点ですかね。一見一種独特なスタンダップに見えながらも、じつはスタンダップというフォーマットを模したシアター・プレイだときちんと見せていたと思います。それは、Stewart Leeのスタイルが変化したのではなく、我々観る側がStewart Leeの見方を学んできた結果といわれればそうともいえます。すくなとも6−7年前には、ステージ上のハプニング的言動を、リアルにハプニングと信じていましたから。
こうした客の成長と変化に対して、ご本人は意外と流動的なんですよね。色々、タブロイドが喜びそうなことをウダウダ言ってるポッドキャストがここにあるので、(Brendon Burns師匠のポッドキャストですよ!)ぜひきいてください。