イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2015年12月14日月曜日

Netflixオリジナルコメディは必見です① Master of None(マスター・オブ・ゼロ)

*何作品か紹介をしようと思ったのですが、master of Noneへの賛辞が長過ぎて、息切れ増した。他のは次回にまわしたいと思います。


ゴールデン・グローブのノミネート作品が発表になり、オンライン・コメディがメキメキと幅をきかせていることを、どこかの媒体がレポートしていましたね(どこだったか忘れた…Variety.comとかだったかもしれない。

Inside No.9 のS2が放送になったときに、誰もが口を揃えて「才能のあるクリエイターは、誰にも阻まれない環境で、思う存分やりたいことをとことんやらせてもらえるべき、という最高のよい例だ」と絶賛していたこともありましたよね。

今Netflixはコメディのクリエイターさんたちに”誰にも阻まれない環境”を提供しているのかもしれない、と次から次へと「うおーーーー!すっげーーーー!」な作品を観るたびに思ってしまうのです。Netflix内では配信開始日に国境を超えて観れちゃう&国境を超えた視聴者が対象になるので、塵も積もれば的な算数で、ニッチなファン層をターゲットにできるのかもしれない…。

今回、とくに力を入れて紹介したいのが、(日本では認知度が低くて、ホントにツライのですが)Parks & Recreationなどで大人気の米アジアン・コメディアン、アジス・アンサリ*が共同執筆し、かつ主演するMaster of None (邦題:マスター・オブ・ゼロ)です。ゴールデン・グローブでノミネートされてるみたい?ですよね。
あ、ピザボーイ 史上最凶のご注文 [DVD] でジェシー君と共演しているので、観たことある方も多いのか!



前述の環境を利用し、従来の米コメディと一線を画した、画期的なコメディ・ドラマを作り上げたといたく感動しています。実際、このコメディを観た次世代アジア系欧米芸人さんが何人も、「オレが/ワタシの野望を見事なまでにやられてしまったくらいすごいコメディ」と嘆きながらも大絶賛しています。


プロット展開はクラシック。両親がAmerican Dreamを頼り、片道切符でアメリカにやってきた(80年代)アジス扮するデヴはその息子で、いわゆる”ココナッツ”。第2世代のアジア人なので、中身は100%アメリカなのです。NYでCMやB級映画の俳優をして、結構良い暮らしをしている。そんな彼の問題や女性関係、家族のことなどを含めた日常生活を描いたものです。

ちょっと全然すごく聞こえないんだけど…と思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、コレがすごいんです。なぜって、第二世代のアジアン・アメリカンもしくはブリティッシュをそのまま描写したコメディって意外とあんまりないから。第二世代のアジアン・アメリカンを”アメリカ人”として”主演”するコメディって快挙に近いんじゃないでしょうか? このTVシリーズ中で、実際にアクセントをネタにした、オーディションのシーンがあり、やっぱりそうか!と再認識させられました。

最近のですらヒットコメディをよっく思い返してみても、いわゆる”エスニック・マイノリティ”ってステロタイプを基盤にキャラ設定してある。Modern Familyのグローリアも、Big Bang Theoryのラージもそうですよね。グローリアの中の人は、あのアクセントは演技上だし。ラージの中の人は、育ちがインドだったので、そこそこアクセントはありますが、スクリーン上ではそれを誇張している。 

英国TVコメディでいったら、この観点からすると、目も当てられない状態です。
映画でeast is eastという画期的な名作とかあったけど、概ねスタッフおよびクリエイターともに白人独占市場。最近のヒット作Citizen Khanも、Citizen Khan自体がGoodness Gracious Me チーム以来の快挙じゃないかと思います。ちなみにカーンおじさんの中の人が30代の超ブリブリブリティッシュ。今後それをカミングアウトしたコメディがどこまでできるか、疑問符です。ただし、この1−2年間のロメッシュ・ランガネイサンさんの快挙っぷりと爆弾級の面白さで、かなり業界のトレンドが変わってきているとは思います。

Master of None マスター・オブ・ゼロがなぜそんなに素晴らしいかというもう一つの理由として、差別はあってはならないことが常識となっている社会でも、無意識下にでてきてしまう差別がらみのぎくしゃく感を見事に描き出しているところにあります。 微妙なニュアンスだったり、態度だったりがちょろちょろ顔を出し、ちくちく刺して来る。デヴの仲間のことも通して誰もがつねにそういう世界のなかで生きているのだ、という姿勢でナチュラルに描きます。5話目だったか6話目くらいで、デヴのガールフレンドへとなっていくレイチェルが(白人のかわいい女の子)女性蔑視とまではいかないけれども微妙にそれを感じる居心地の悪い世界に生きていることを描くシーンが素晴らしかったです。しかもこの辺りからシリーズ自体のトーンが変わり、ノア・バームバック/ウディ・アレンの専売特許なトーンを出してきているんです。人種とかの話をここで持ち出すのは最高に皮肉になりますが、今までウディ・アレンをできたアメリカ人がほぼおらず、頼みの綱なのがノア・バームバックかもしれないなんて思っている人がオレだけではないなか、あのアジス・アンサリが「オレが書かなきゃこういうのはやらせてもらえる環境じゃなかった」と華麗にウディ・アレン色をやってのけた。コレは本当に本当にすごいことなんじゃないかと思うんです。アジス・アンサリ、すごすぎます。
かっこいいってコレをいうんじゃないかと思います。

2015年12月11日金曜日

大人のためのステキ★クリスマス映画!セス・ローゲン&アンソニー・マッキー・JGレヴィット他「The Night Before」観ました

劇場公開とか生温いこといってると1年遅れで見ることになっちゃうので、DVDにさっさとなって観て欲しいです。あとコレ、ソニーさん配給だからだから、日本語字幕も入ってるんじゃないかと思うんです。

50/50 フィフティ・フィフティ [DVD] を観た方には、待望のローゲン&レヴィット&レヴィン監督再結成映画として魅力溢れるのではないでしょうか? 




大人のためのステキでキュートなクリスマス映画です。もうしわけないが、色々な意味で子どもにはわからない(笑 あとキッチリ拾うには、そこそこセス・ローゲンの過去作品と設定キャラが感覚的にわかってないと、もったいないことになりそうです。

【お話は…】

2001年のクリスマスに両親を交通事故で亡くしたイーサン。独りぼっちのクリスマスにならずにすんだのは、2人の親友イサックとクリスのおかげでした。クリスマスは友だちと過ごすためのものとして、3人は毎年、若い男の子ならではのおバカなクリスマスを楽しんできました。やがてときはすぎ2015年。イサックは立派な弁護士になり、結婚し、奥さんのお腹には赤ちゃんが。クリスは遅咲きながらもアメフトの選手として活躍し大人気に。そろそろクリスマスを”家族”のクリスマスに戻そうよ、ということで今年のクリスマスで3人のおばかクリスマスに終止符を打つことに。その最後のクリスマスを迎える直前、あるプライベートのパーティ会場でバイトしていたイーサンは、伝説のパーティのエントリーチケット3枚を入手するのです(正確にいうとゲストがジャケットの懐に入れていたチケット3枚をくすねる)生涯最高のクリスマスになっちゃうぜーーー!と意気揚々とする三人ですが…。

[大人がかわいいと思い胸痛になってしまう映画】
あらすじ紹介を読んでいただければ、なんとなく察していただけるかと思いますが、はい、そうです。御期待通りのテイストです。そしてコレ、50/50 フィフティ・フィフティ [DVD]それから「ウォーム・ボディーズ [DVD] 」と確実にレヴィン監督の売りになってる気がします。この胸痛な展開と演出、上手だなーと思います。そしてジョゼフ・ゴードン・レヴィットさんは、”地味で平凡”とか”何の突出した取り柄もない”青年が、ささやかだけどとてもとても大切な幸せを逃したり、得たりするときの喜怒哀楽を演じるのが本当に上手ですよね。ハリウッドとかブイブイ言わしてるんですよね? なのに、うそくさくないもんなー(笑 

お察しのとおり、オレはアンソニー・マッキーさん作品をあまりよく吟味して観ていないので、この役者さんにあるイメージが今イチ掴めておりません。が、概ね目立った登場人物はそれぞれ自体がキャリアを通してついているイメージを反映してプロットが展開していき、観やすかったです。

*「Don Jon」観て以来、レヴィットさんへの期待値は高いんです



【ココからネタバレと思う方もいるかもしれないので要注意】

(その1)ものすっっごい豪華なキャスト陣
米コメディ的に豪華だったと思います。とくに今イキのいい女子陣、ジリアン・ベル(Workaholics 他)とイラーナ・グレイザー(Broad City)が重要な役で出ちゃってることにウキウキしました。ナレーターがトレイシー・モーガン(30 Rock他)だし、いや、ていうか、リムジンの運転手がカナダ、バンクーバーのスター・コメディアン、ネイサン・フィールダーだし! ネイサンの元彼女の友人役でミンディ・プロジェクトのミンディが出てるとか。そしてそして“ジェームズ”。「最後の男友だちだけのクリスマス、楽しんでね!」とイサックの奥さん(ジリアン・ベルが)が準備したドラッグお試しセットみたいな小箱のおかげでチャンポンしまくったイサックは、失態を繰り返したなりゆきで、サラ(ミンディ)の携帯を間違えて所持していることを知らず、彼女へ送られて来る”ジェームズ”からのち○こつきのセクシー・テキストに思わず返事を打ってしまう。

この”ジェームズ”ってのはもちろん、みなさんの期待する”ジェームズ”(フランコ)なわけですよ。伝説のパーティ会場でイサックはこの”ジェームズ”と初対面するのですが、彼はサラよりもイサックにビビビを感じてしまい、ものすごいベタベタしてくるんですね。このベタベタ感が完全に狙ってるんです。オマエら、コレがみたいんだろ?って。完全にアパトー・ファミリー・ファンを喜ばせようとしている。でも媚を売るというよりは、ファンが予想する以上にやることで、きちんと笑かしてくれるんです。

(ちなみに、このテキストメールのシーンとパーティ会場のシーンが一番笑えたかもしれない…っていうくらい笑いました。)

(その2)
 セス・ローゲンのドラッグ・ヘロヘロっぷりは、日本の劇場公開に大きな足かせとなるであろうくらい、かなりいっちゃってます。とはいえ、スモーキング・ハイ [Blu-ray] 二は勝てませんが…。

(その3)
伝説のパーティ会場にマイリー・サイラスがでてきます。日本では彼女のニュースはどんな感じで伝わっているのでしょうか? Wrecking Ballの前後あたりからの彼女のベクトルを間違えつつの突っ走り感を、上手に利用した居心地のよいシュールな笑いで、ポイント高かったです。水面下で「マイリー・サイラス」「ハナ・モンタナ」ギャグが進行していて、必ずイーサンはフルネームで「マイリー・サイラス」っていうんですよ。最後に「マイリー・サイラスって呼ばないで」「へ?じゃあ何て…?」「ハナ」ってやりとりが。

そしてこともあろうに(?)Wrecking Ballをイーサンの半生とオーバーラップさせて、デュエットを歌う(笑 。というのも、イーサンは両親を亡くして以来、今確実にある幸せを失うことに非常に臆病になっているんです。独りぼっちになった彼をずーーーっと本物の友情d支えてくれてきた友人イサックとクリスをどんな形でも失いたくない。時は流れ、状況は変わり、それぞれが新しい大切なものを見つけ、それを大事にしているのに、イーサンはそれができずにいる。じつは億病だったせいで、真剣に交際していた彼女の両親に合うことに抵抗を感じ、それがもとで破局していました。まーさーに石橋を叩きすぎて壊していた…
I came in like a wreeeeeeeckin baaaaaall!! 
and you wreeeeeeeck me.... ! 

です。

超重要な肝のところで、マイリーサイラスという非常に微妙で難しいネタを使ったところにスキルを感じました。



2015年12月10日木曜日

誰か行って盗撮してきてください(違 2015年、師走のバスデン情報

バスデンさんといえば、いつどこで新ネタや情報が流出するかわからないので、たまに何かのきっかけでサイバー上をあさる稲村です。んでだいたい、「サイトに情報をアップデートしてください」とお願いし、瞬時ではないけどしてもらうアップデートにウキウキしています。今回もそんなサイクルで、12月にSOHO THEATREで門外不出だったショートフィルムを公開&Freeze! のクリスマス公演がある、の情報をもらい、ウキウキしています。なので、他に紹介すべき作品が山のようにあるのに、このリンクをはるために、記事のポスティングです。

http://www.sohotheatre.com/whats-on/tom-basden-and-tim-key-present-andquot-anthonyandq/



(あのですね、2年近くサイバー上を徘徊しても見ることができずにいる作品の一つなのです。観に行った人、盗撮してきてください)

Freeze! クリスマススペシャルはこちら
http://www.sohotheatre.com/whats-on/freeze/
写真は昔といっしょなので、いいです。あーみたいなー。

そういえば、ご本人は何もアップデートしてくれてないけどクリスマスに、Tim KeyのクリスマスPoetry Programmeが予定されています。BBCRadio4です。たしか23日?
日程調べようと思ったら、昔のを再放送をしてます! 
http://www.bbc.co.uk/programmes/b01dtxh1

25日の夜23時のようです。
http://www.bbc.co.uk/programmes/b06sddm9


そんなわけで、バスデン補給が必要になったので、
YOU TUBEをあさったところ、(山のようにあるので検索するときは大抵2015 tom basdenって検索すると比較的最近のものが上位にあがってきます)以下のクリップを(相変わらず今更)発見しました。


ここで累計5秒くらいでてるんですけど
1)とにかくストライクゾーンのどまんなかでかっこいい
2)超素
なんですね。それで、とくに2)の話をしたいのですが、
なぜこのクリップはここまで素なのかわからないくらい素なんです。どれだけ他の「トム・バスデン」がキャラなのか、あらためて思い知らされるものすごい鬼かっこよすぎるのです。

↑ここが叫びたかったのだけど、他に叫ぶところがなかったので、書きました。本当にすみません。

そんなわけで、このままかっこいーってぐだぐだして寝ます。

2015年12月2日水曜日

2015年11月にUKで観れたTVコメディの感想です


前略してガンガンいきます! 毎月末にその月にみたコメディの感想をまとめてアップします。

Detectorists S2

ご希望があり、別枠でとっとと書いてます。
毎週号泣してます。

②Peep Show S9

Peep Show については… バスデンさんがゲスト作家だったときに叫んだので、それを参考にしてください…(参考になるのだろうか…汗)


(The Independentさんからお借りしました

世界中(?)から惜しまれながらの最終シリーズがついにスタート。この12年間やらかしては堕ちていったジェレミーとマークが 最終的な”落ち”に向かってどう落ちていくのか…と思いきや、とんでもない、最終シリーズから新境地の開拓です
このS9(具体的にはE2)によって、Peep Showは英国のコメディ史においてさらなる重要性をもたらし、さらには他のTVコメディから軽く1ステップ先へ進んだまま、終焉を迎えることが決定してしまいました。じつは確認のため、一応調べたのですが、はい、間違いありません、Peep Showは英国コメディ史上で初めてのことを美しくやってのけたのです。しかも、あまりに華麗すぎて、あまりに芸術的すぎて、思わず、(画面の前で)スタンディングオベーションをしてしまったくらいです。オレだけかと思ったら、David Baddiel氏とか有名人もやっていたらしい。そう、それくらいの最終シリーズなのです。

③ Josh 


なんかパイロット版が買えるんだけど、15分のパイロットに1ポンド89って買う人いんのかよ(汗)Kevin Turveyと同じ値段って、その適当すぎる値段設定のせいで、買う気がしないぞBBC。)

はい、BBCが年に1〜2回制作するパイロット版のショーケースシリーズから、シリーズ化になった1作です。Tom CraineさんとJosh君(さん?)の共同執筆による、Josh 君(さん?)とフラットメイト2人と家主さんが繰り広げるシットコム。設定的にはサイモン・アムステルがやったGrandma's HouseのJosh Widdicombe君(さん?)版という考え方でお願いします。

私が観ている理由は、前回アップした超アクセス数の少ない記事どおりで、3話見終わっても、まだその理由が変わりません。この作品、監督がThe Day TodayやAlan Partridgeシリーズ、その後もイアヌーチせんせいの風刺コメディ番組群で欠かせない重要人物David Schneider 氏なんですね。ものすごい敏腕なんです。だからすべてわかってて、確信犯でああいう演出をしていると思います。とにかく、ジョッシュ君の撮リ方がツボすぎるんです。

じつはフラットメイト役の1人Beatiie Edmonsonが、はい、苗字でお気づきのとおりAde Edmonsonの娘さんで、ってことは当然(日本ではおなじみの)Ab Fabのジェニファー・サンダースの娘さんなんですね。そんなわけで、第2話にお母さん役としてジェニファー・サンダースが出て来たのが(ダブルミーニング入って)めちゃくちゃ面白かったです。アレはコメディ好きの方は観る価値あると思います。

ウエリッシュのElles Jamesも自分のなかでは評価高いんですけどね。

結局シットコム自体の何がどう、って書いてないのですが、そこは…察してやってください…。

2015年12月1日火曜日

じつは2015年秋のUKコメディで一番楽しみにしていたのは…BBCラジオ番組なんです


【BBC RADIOがTVのiplayerみたいになりました。ほとんどどれもDL可能で1カ月くらい楽しめます。かわりに永久保存がやりずらくなりました…】

今年8月から「Ladhood」という作品の放送日を楽しみに待っていたせいで、通常以上にラジオ番組チェック用レーダーが機動しまった結果、いつも以上にラジオショーをきいてしまいました。というわけで、聴いたラジオ番組のなかからいくつかご紹介したいと思います。

Ladhood
コレ、リアム君が書いてる30分x4話構成の作品です。(リアム君=Liam Williams君)
本人の実話をもとに、かなり正直に真っ向からティーン時代を綴る物語。2000年代ののほほ〜んとした北イングランドの小さな町で(リーズ郊外)15−7歳くらいの少年たちの世界を描いています。

【これまでのお話】
前にも言いましたが、英国ってあんまりティーンにスポットをあてたコメディ・ドラマって生産されてないんですね。超ドラマよりのSkinsと超おバカよりのThe Inbetweeners。んで、時代設定がオレ世代かそれよりちょっと若い世代ばっかり(=オレがついていける) 最近のヒットだったMad Fat Diaryも超90s。シェーン・メドウズのThis is...も80sと90s。もひとつ、最近11歳以降のショーンに焦点あてた大ヒットMoone Boyも、90s。
ちなみにUncleは今の時代の12歳以降のエロール君が登場しているんですが、あくまで大人の目線で書いちゃうので、種類の違うものに。

っていうわけで、今20代の子たちが臨場感もって「オレ/アタシの思春期」っていう作品が皆無なんじゃないかと。そろそろ一本任せてもらえるようになっている30すぎの芸人さんがもっと2000年代の青春を書いてもいいんじゃねーの?って思うんですが、なぜか設定を90sにしている。てか90sの影響が2000年初頭までブイブイいってたせいなのかな? (Joshを観て、Josh Widdicombe君が32歳であんなに90sっていうのに驚いてます。)そんな中、ついに出たよ、な2000年代半ばのティーン・コメディなんですね。

というわけで現在20代のみなさんで、いまんところのティーンにスポットがあたってるUKコメディに今イチ、グっと来ない方、コレです。

具体的に話すとですね、この頃のUKって、USAからのヒップホップ/ラップの影響が溜まりに溜って(?)る時期でもあるです。んでThe StreetsとかPlan Bとかでてくるわけです。そのあたりを通過している人は、本能が共感する作品だと思います。

【オレが必要以上に期待する理由】
確かにオレが超リアム君推しになったのは昨年のスタンダップ観たのがきっかけなんですが、昨年末にBBCRadio4で放送されたBlack Fridayを舞台設定に書いた15分のショートストーリーのあまりの俊作っぷりに、よくある推しのレベル超えをしまして。(→なぜか感想を書いてない)リアム君が"書く"となると、バスデン・レベルの期待が膨らむ準備ができていたんですね。
なので、うるさくて、すみません。

【ファン話なんかどうでもいいから、内容はどうなのよ】

【1話目】Moone Boyとか、Just Williamとかのテイストで、かわいーんです。めっちゃかわいい。
【2話目】きいたあなたは始終にんまりをとおりこして、喪黒福造になるエピソードです。いいしばらくあの顔です。ウディ・アレンっぽい。具体的にいうと、マンハッタンとかアニー・ホールとオーバーラップして、セレブリティを連想しちまいました。
【3話目】軽いトーンではじまったかと思いきや、Daniel Kitson系のheart achingに落としこんでおります。期待設定値まったく低くないのに、期待より超えてくれちゃったので、結構な精神的打撃を受けました。
【4話目】一番、リアム君のスキルが見えるエピソードでした。この兄ちゃんは基本 story tellerなんですよね。もともと地味な話シリーズなんですが、なかでも一番地味(→多分確信犯)なのに、起承転結の抑揚から、最後にはほろ苦さを輩出するだけの独自のスキルセットを持っている。それが一番如実に出ました。

ストーリー自体は3話目が一番好きだけど、リアム君力の発揮エピソードとしては4話目が一番好きかな。

② Robert Newman's Entirely Accurate Encyclepedia of Evolution

あのですね、Robert Newmanについては、申し訳ないですが、David Baddiel カテゴリーでお願いします。& 彼は、オレの英語コメディ脳形成の基盤の1人です。最近富に感じることは、新しい「コレだ!」と見つけたと思っても、この基盤外にいたためしがない、ということです。ちなみに当時の彼らの番組のプロデュースをしていた人物はArmando Iannuciなので、ほらね、もうね、悲しいくらいオレの脳みそはこの基盤上でしか反応しないんですよ。

③ Fright Night (単発ドラマ)

こ、コメディじゃないんですけど、Julian Barratt(マイティ・ブーシュの)が出てるのでここで紹介します。70年代の大ヒットホラーをリメイク?リイマジネーション?した作品です。興味深い試みが沢山してある音のホラーで、面白かったです。

④ Hitchcocks' The Blind Man

あ”!! もう聴けなくなっちゃってる!!
Hugh LaurieとかHugh LaurieとかPeter Serafinowiczとか出てて、メジャー界では、秋の一番の目玉だと思われるのですが!
この秋BBC Radio 4がやっていたUnmade Movieシリーズからの1作品です。タイトルからしてわかるとおり、ヒッチコックの未完成脚本をマーク・ゲイティス氏が手を加え…というものです。たしかDLしたので、まだきけるかも(→きいてない 汗)

Hot Desk 

日本でもすっかりすっかりメジャーのマシュー・ベイントンが出演してます。毎朝毎晩7時(一日2回)会う警備員と受付員がデスクを交代する際のやりとりを描いたかわいいお話。かわいかった。
あ、そうだ。カンバーバッチさんが出てるラジオコメディ、キャビン・プレッシャーを書いてるJohn Finnemoreさんが書いて……
ああ、ここできっとこの5番目を1番目にもってきて、あーだこーだ感想を書くと、このブログのアクセス数がにょーーーーーんっ!ってあがるんだ!
気がつくのが遅かったな…。もう、①で力を使い果たしすぎて、疲れて書きたくないもん。
集客力のあるブロガーさんたち、書いてください。よろしくお願いします。