イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2014年5月23日金曜日

生クーガン&ブライドン観て来ました!☆The Trip to Italy Steve Coogan & Rob Brydon live Q & A まとめ

こんばんは、クーガン・ギークのいなむらです。

いってきました…
ついに、ついに、生クーガンです。場所はHackney Picturehouse (ロンドンっす)




え、肉眼でこの距離です。
おほほほほほほほほほほほほほほ。(映画館スクリーンで前から2番目)

(注:とはいえ、今回はファンとの憩いがメインの企画ではなかったせいか、DVD発売にもかかわらず、サイン会はないし、出待ちみたいな状況もまったく!なく、相変わらずの野望はひきずっています…)

以下は上映&イベントまとめです。

【というわけで、ファン向けのイベントではなかったので…】
いつもどおりの、素で出るのがあんまり得意でないクーガンを拝めました(爆)客に目を合わせない、客からカメラ向けられるのが居心地よくない、てか、イベント用の撮影カメラにも向けられるの事態も居心地よくない…。うつむき加減多し。いや、でもこんな感じで一般客の前で素のクーガンがQ & Aなんか(頻繁なレベルで)やるようになったのがすでに大進歩?なので、ファンとしては、その変化がいっそう魅力的だったりするわけなんで、いいんです。。。(ぽっ)

【The Trip シリーズは、超大まかな展開をのぞいて、全部クーガンとブライドンの即興】
予想以上に、このシリーズがマイケル・ウインターボトムの創造物であることに、驚かされました。もともと、この企画「こういうコンセプトで行きたいんだけど、30分x6本分、improvisation(即興)してくんない?」ってウインターボトム監督から提案されたのがそもそものはじまりなんですって。最初2人とも、「30分モノ用に即興ならなんとかなるけど、30分x6本なんて絶対無理っ!!」って激しく拒絶(爆)。「なんとなくこんな方向/コンセプトで2人でやって〜」という経線もろくすっぽひいてないまっさらさらの白紙な脚本な状態で30分x6本分作るということは、ものすごい量の素材(=即興)を提供しなきゃいけないわけです。そりゃ大変だ。んで、ありあまる素材から自分の欲しいものだけピックアップして物語を作るのがウインターボトム監督、と。

「結構あれこれノー、ノー、ノーって言ったね。あと、もうすでにCurb Your EnthusiasmやThe Extrasなど、芸人本人が本人として登場し、本人のイメージを上手に誇張しながら笑いを作っていくっていうコメディは存在していたから、同じスタイルのものは絶対にやりたくなかったんだ。でも、マイケルが「そういうものには絶対にならない」と頑に主張するので…結果的に、本当に(前述の)そうしたコメディとは違ったシリアスな人間ドラマ性を描いた作品として仕上がっていた」みたいなことをクーガンは言ってました。
(→いやいや、クーガン・ギークはあなたがその2本より前からその手の自分のイメージ誇張コメディをやってるのを認知してますから。と妄想ツッコミをしていたのはオレです…)

【というわけでクーガンとブライドンは互いの急所を押し合いまくることに…】
前述のとおり、このシリーズ、舵取り船長がウインターボトム、船員がクーガンとブライドンなんですよね。で自由にやって、と言いつつも、”笑い” へ走りすぎると、”ソレいらない”だったんですって。
このシリーズの基本の一つがクーガンとブライドンが互いの急所を押し合うなかで生まれるアイロニーですが、やはり、相当2人ともキツかったらしいです(笑 我々がThe Trip to Italyで感じていた「ブライドンのすごいアグレッシブな姿勢」というのは、やっぱり!! 急所を押し合ううちにクーガンが、ホントの本気で機嫌を害してしまい、押し合うというバランスが崩れてしまったため、ブライドンが(クーガンから引き出すために)さらに押す、という結果になってしまったからなのだそう。はじめにこのバランスが崩れたときに、クーガンは最初「そういうことになっても、自然な流れではないか」と考えたのだそうですが、あるときから、「ヤバい。コレは上手に機能できてない」と気がつき、体勢を変えたそう。
コレってまさに!第2話あたりから第5話あたりまでの流れで感じたクーガンのブライドンの攻撃に対する変化なんです!オレ的に、ココがどこまで最初からセッティングされていて、どこが即興か知りたかったところなんです!すごくスッキリして、すごく嬉しかったです!)
DVDの削除シーンにて、クーガンがあまりに機嫌を損ねて、本編に入れられなかったシーンが入っているそうです!(笑 必見!
The Trip to Italy [DVD]

とはいえ、この2人の緊迫した関係は仕事上でのこと。夕方の食事は(ええ、あれだけ食っといて、撮影後の夕食はみんなでとるらしい…汗)では素のモードに戻るので、2人ではぁーっ、というか(笑、心的に和やかに過ごしていたらしいです…。

【映画バージョンとTVバージョンの比較】

映画バージョンはTVよりもかなり短くコンパクトにまとめられてるんですね。シリーズ1も映画バージョンは短いんだな、と知りました。どちらもウインターボトムの舵取りなわけだから、どちらも同じさじ加減だと、推測しまして… コレ、TVのほうが断然重い作りになってますね。
監督、ホントは映画くらいのライトなテイストにしたいのかな、と思いました。というのも、前述の急所の押し合いが、かなり柔らかくなってます。映画バージョンだけみたら、ブライドンの攻撃に疑問を感じなかったと思うくらい。同時に、クーガンの「イケイケは卒業しました」「クーガンってアランパートリッジ」のイメージも随分ファジーになっている。
つまりウインターボトム節がより出てる、ということにつながってくると思うのですが!
そんなわけで、映画をみたので、いっそうクーガンの機嫌を損ねすぎたシーンは本編から削除したわけが納得できました。はい。

ちなみにウインターボトム監督、現場にきていたのに、「質問とかトークとか苦手だから…」って理由で登壇なし!誰にも見えないはじの端で、こっそり見物しておりましてん(笑 しばしばクーガンにふられるんですが、客が一斉にその方角をみても、いるのかいないのかぜんぜんわからない…汗 ちょっとぐらいでてきてくれてもいいじゃん…ちぇーっって気分でした。

そういえば、第3話の半分から、ネタ解説がまったくできてなくてすみません(汗)色々バタバタしていて、ホントにすいません…(→よく考えたら絶賛Blake Anderson祭りのせいじゃないのかという気もしなくはないのですが…汗 す、すいません、ほどほどにします…汗)クーガンかっこよかった!めっちゃくちゃかっこよかった!ということで締めたいと思います。



2014年5月18日日曜日

これがウワサの”沼”?! 人生初の”沼”体験記&闘病(?)生活体験談&先住民さん捜索中です

…じつはですね、今まで体験したことがなかったんです。
海外コメディにハマったのが10代後半。ケーブルTVも衛星放送もインターネットもない時代です。自由とエネルギーがありあまる学生当初、”ハマる”とは”沼”ではなく、”ジャングル”と呼んだほうが相応しい表現でした。

とにかくすべてがよく見えていたんですね。

あっちへいったりこっちへいったりするうちに、「ここにこんなステキなお花が咲いている!」とか「あそこに登りやすい木がある!」とか「ココはライオンのいる場所!」とか「ココはヘビがいる地域!」など、発見し、自分のジャングルマップを作っていけます。また、小さな芽が生えているのを発見したら、日々の変化を観察し、わくわくしながら立派な木や花に育つまでを見届けることができる。さらには自分で見つけた種を植えて水やりして育て、観察日記なんか書いちゃったりもするんです。

こうして長い月日を経た後、ここ15年くらいは、天候すらも読めるようになっています。指にツバつけて風向きを確認するだけで「…今夜は雨だな…」とか「カラカラ天気だが洗濯モノは家の中にしまっておこう…」とか。目えつぶっててもジャングル内を猛ダッシュできるくらい自由自在ですわ。

とはいえジャングルは広いんで、たしかにまだ足を踏み入れたことのない地域もあるんです。でも、そこへわざわざ探険に行きません。その地域から種や花粉が飛んで来たり、動物たちがちょこちょこやっては来ます。それはもちろん察知しますし、ウエルカムです。種や花粉が芽を出せば、それを見守り水やりしたり、愛らしい動物がやってくれば愛でるわけですよ。でも、だからといってそっちへ出かけるところまではしない。すでに前述のような充実した忙しいジャングル生活を送っているので、そんな暇はないのです。

ところがですね、今回、その地域からものすごい好きな香りがただよってきたんですよ。前にも嗅いだことのあるような香りなんです。でも木なのか花なのか、実なのか種なのか、どんな種類の動物なのか素性が知れない。今までの経験をもとに解析した自分の好みの成分要素が、今回に限り不透明なんです。でも本能でコレが欲しいと叫んでいる。異常に誘惑されるんですね。それでちょっと様子を伺うだけでも…と思って、未開の地域の方向へ足を踏み出すんですよ。
そのうち、ものっっすごい!!キラキラした何かが見えてきたわけです。そのキラキラが緑の木々や草花に反射してきれいなことこの上ないんです。で、香りがどんどん強くなってくるので、絶対にそこが香りの震源地なんです。五感ですっかりやられちゃって、欲望の赴くままフラフラ近づいて行っちゃう…。

んで、あっ!!と気がついたときには、地続きだと思っていたそのキラキラの下は水面であり、ドッポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン、です。
あ、やばい!って焦るんですけど、落ちたとたんに口に流れ込んでくる水がめちゃくちゃおいしいんです。ほかにも一緒くたに雑草とか砂利とか食べれないものも口に入ってくるんですけど、とりあえず水がおいしくて食べちゃうんです。ナニコレ?!って衝撃で、頭が冷静に作用しません。息もろくすっぽできないし、手足不自由感たっぷりで居心地悪いんですけど、とにかく香りとおいしさで、逃げ出そうという焦りよりは、とりあえず、地に足つけて自主コントロールできる体勢になりたいと、地底を探すんですよ。

ところがですね、見つからないんです。
どこ探しても見つからない。
底探してるんで、どんどん水面から遠ざかっています。気がつくと、ちょっとやそっとでは戻れないほどの水面下まできちゃってる。
今自分がどこにいるのかはっきりわからない。
ろくすっぽ見えない。
それより、このおいしい水なんなの?!
コレは何でできてるのよ…

@ThisisDignityでコレがウワサの”沼”だと教えてもらいました…。




夜な夜なYOU TUBEでMail Order Comedyのコントをみ続けてます。一日の終わりに30本くらい連続でみちゃうので、1日の睡眠時間が3時間くらいになっちゃってます。彼らの活動が2006年からで、活動のメインがYOU TUBEなので、1日30本くらいみ続けても氷山の一角にすぎません。
自分がこれだけハマる理由を知りたくて、彼らの制作過程や笑いの基盤を調べようとインタビュー関連クリップや記事もあさるだけあさってしまいました…。
ツイッターで投げられる球もフォロー開始してからは全部拾ってます。拾うとは、全部調べるってことです。何しろアメリカなので、チェーン店のレストランやそこらへんの薬局に売っているのど飴一つでもイチイチ苦労します。時間がかかってしょうがありません。しかし、拾えない自分がホントに耐え難いほどの苦痛なんです。だから納得するまで調べます。

観ていて思うのが、どれもこれも面白い!わけではない!ということです。だからこそ、この病的なハマリかたの原因を知りたい…そしてはやいところ原因をつきとめてこのビョーキを完治するための治療にはいりたかったのです。
しかしながら、このタイプのビョーキには治療法がない、とフォロワーさんから教えてもらい、激しく動揺しています。さらには、沼にはすでに先住民がいらっしゃって、すごく優しいので、とても居心地がよいと
なので、ぜひお伺いしたいのですが、こちらの沼には先住民さんはいらっしゃいますでしょうか?(切実)

足もとがちゅうぶらりんのまま、ひとりぼっちでうまいものだけガバガバたべてるうちに、ひとりぼっちでのたれ死ぬんじゃないかとオロオロしてます。イスラエル語でもロシア語でも中国でもどの言葉でもいいので@whiteanklesocks または@ThisisDignityに「住民です」って声をかけてください。お願いします。

DersとBlakeに対してはドラッグ中毒患者みたいになってます。その一方で、オレがハマる理由を作っているのはじつは(監督の)Kyleなんじゃないかという気が…。ホントに初期からテンポがいいんです。観やすい。あとホラー色のチラみせにクオリティを感じます…。

とりあえず、これだけ数をこなしてきたMail Order ComedyのYOUTUBEクリップのなかからお勧めリンクを飛ばします。というのも(しつこいようですが)どれも面白いかといえば、そんなことはまったくないからです。貼付けると重くなるので、最初をのぞいてリンクにします。
ちなみに最初に貼付けたBlakeのクリップ、20回くらいみてるんですがまだ涙流して笑えます。&どのBlakeをみても”全方位でかっこいい”以外には見えなくなりました。



http://youtu.be/iuGMF0pKsjs

https://www.youtube.com/watch?v=nVsNWZ3C2uI

https://www.youtube.com/watch?v=AUPg1w1z-eE

https://www.youtube.com/watch?v=MKIjxt1nRRo

https://www.youtube.com/watch?v=L773pa9VM0I

https://www.youtube.com/watch?v=juMMfdrhMbg

https://www.youtube.com/watch?v=lcn2hT6ywz8

https://www.youtube.com/watch?v=dowk3oF0cDk






2014年5月15日木曜日

う、ウソでしょ?!映画「トワイライト」シリーズのジェイコブだったテイラー・ロートナーがグレッグ・デイヴィス主演のCuckooS2にレギュラー出演!!

いつものコレをきいていて、知りました

http://www.comedy.co.uk/podcasts/richard_herring_lst_podcast/episode_39_greg_davies/

あまりにびっくりして、ググったらホントでした!!!

http://www.bbc.co.uk/mediacentre/latestnews/2014/cuckoo-series-2

Cuckooについては こちらの記事で、叫んだことがあります。

アンディ・サムバーグがヒマラヤに行っちゃって、そのまま戻ってこないんですって!!(絶叫)そら、忙しいもんな(汗)本国でもご活躍の人気(イケメン)芸人だもの…でも戻ってこないのが、ショックすぎるのと、サムバーグのかわりが

コレ?!

てか、ソレってどういうキャストの仕方なの?! ソレって、この番組自体の制作に大きく関わってくる重要なキャスティングなんじゃないの?! 
と不安にかられ、ちょっとだけぐぐりましたところ、

ふ、ふむ…Grown Up 2で”トレーニング”はしてるのね…。なるほどね…。
という位置には落ち着きました。それはGrown Up2のクオリティの話とかそういうことではなく、こういう人たちのなかでコンテンツ制作するときの、経験みたいなことです。

もう撮影は始まってるみたいですね…。秋放送かしら…




2014年5月14日水曜日

今さらきいて、一語一句に激しくうなずいてます☆Comedian's Comedian interview with Bo Burhnam


このショーの感想は2013年のフリンジのものがあります

アルバムがitunesで…DLできます。

Comedy Centralでライブが放送されてます。えー、うんちゃらのサイトで検索すると全編でてきます…

というわけで、ライブの感想の答えのすべてがここにあり、59分一語一句に激しくうなずき「やっぱりそうか、そういうことだったのか!」となったインタビューは以下のリンクです。

http://stuartgoldsmith.podbean.com/2014/01/23/61-bo-burnham-live/

そして、このインタビューをきくと、ほんっっっっっっっっっっっとに、海外お笑いオタクとして、ボー君のファンでいなければいけない、という気にさせられる、そういうインタビューです。

オタクでコメディ鑑賞百戦錬磨っていう人にこそ、ファンになってもらいたいわ…、ホントに。



2014年5月11日日曜日

日本の海外コメディファンが強いられている状況と、それにともなうおすすめの米コメディ映画リスト(とりあえず)です



【これまでのお話】もともと、日本語のクーガン・ギーク用専用アカウントだった@This is Dignity ですが、フォロワーさんたちと沢山お話をさせていただく機会をいただくうちに、日本にも上陸する超メジャーな海外コメディについてアグレッシブに布教するアカウントに変更することにしました。今までにないアクティブなコメディ部の活動場所になってきているので、みなさまふるってご参加ください。ビタンとくっついてくださった方には、もれなくビタンとくっつかせていただきます…

じつはこうやってありがたくも仲良くお話させていただくまで、日本で苦心しているのは、イギリスのコメディだとばっかり思っていました。アメリカのコメディは、メジャーなものはきちんととりあげられ、かなりコンスタントに上陸している。アメリカ経由になるとイギリスのコメディも上陸する。そして、その需要と供給のルートというか架け橋は、すでに日本の映画評論の方々や映画好きの偉い方々が築いている。その橋をみなさん渡っていらっさるんだ、と。つまり、アメリカのコメディファンに関しては、情報共有がきちんとされているんだと思っていたんです。

ところが、状況はそんな簡単なものではなく、

気が遠くなる壮大な養育場(→海外コメディ界)に、放し飼いの羊の群れが一生懸命草を食べて生きている(→何かをきっかけに海外コメディに興味を持った方々がアレコレトライしている)んだけれども、養育場が壮大すぎて、羊飼いのちっちゃい鈴の音(→評論家さんのレビューやおすすめ)なんかちっともきこえない…

…お、おうちはどこ…?

そんな、ハイランドの羊たち状態だったんですね! (→はい、ハイランドにいるのはこんな羊ばっかりです。。。汗)

そんな迷える子羊さんたちは、とくに困った状況というのがあるようです。。。それは(トクに)ストレートDVDなど、宣伝文句を信じた結果、”ガセ”を掴む経験をしてしまう。挑戦して失敗した結果、「やっぱりコメディは…」と敬遠の道へ進むということになる…とか…?! らしいですね?! そうなんですか?!

それは、困ります!

コレはあくまで流通の一例なので、そこをご了承いただきたいのですが、以前にきいた話をします。あの、配給会社さんとか放送局さんとか、高い(売れる)映画のお買い物をするじゃないですか。そういう高い(売れる)映画っておまけがついてくるんですって。それはもともと買うものじゃなかったんだけど、よく「5000円以上お買い上げの方、今ならトラベル用コスメセットがついてきます!」みたいな、アレですね。そうやってくっついてくるのが”制作国でも持て余してます、みたいな売れないコメディ映画”だったりするんですって。
このおまけでついてくる映画が、クセモノなんですね。面白いコメディが売れないのなんて多分日本だけだから、そんなおまけでついてくる設定になんてなってないんですよね。超お高いはずなんです。でも、そのおまけ映画も、お金を払った面白いコメディと同じようなタイトルをつけたり、宣伝文句を使ったりする…また、面白いコメディ映画も、力のある評論家やセレブの方自体が本気でその映画を理解し、愛してくれていればこそ魅力が伝わる。それがなければ、おまけ映画と見かけが変わらなくなっちゃうんですよ。

人生は短いです。我々には騙されてガセを観る時間なんて0.1 秒もありません。

というわけで、米コメディ映画リストをちまちま作ることにしました。
今回はブログやAERA ENGLISHでコツコツ書いてきた映画から、アメリカものだけをピックアップしてます。とにかくデータの保存を真面目にできないタイプだったので、今回のリストが思ったよりも少なくてすみません…(汗)
絶対おすすめと、時間に余裕があったらの2パターンにわけています。

あと、誰も知らないのに1人だけでアイドル並みに騒いでいる芸人さんたちが登場する作品の感想は、どれだけほかが豪華キャストでも、ほとんど触れずにその芸人さん視点で書いてしまっています…。すみません(汗)
何を言ってるのかわからない、ということも多々あると思いますので、どうか遠慮なく@This is Dignityに声をかけてください!


【絶対におすすめ】

ベン・スティラー/エディ・マーフィ「Tower Heist/ペントハウス」
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-283.html

ジェイソン・シーガル&Eヘルムス主演「Jeff who lives at home」
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-383.html

ブライズメイズ Bridesmaids
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-328.html

40歳の童貞男 40 years old virgin
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-335.html

☆ セヴン・サイコパス Seven Psychopaths
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-454.html

ナチョ・リブレ Nacho Libre
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-334.html

「セックス・アンド・マネー/Friends with Money」
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-333.html

シンディにおまかせ Extract
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-354.html

☆映画じゃないですが、、、アパトウ・ファミリーといえば、この2本のTV番組ははずせないと思います。とにかく両方ともシリーズ短く&家宝級のレベルの高さであり、ここがあるから、This is the End/ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日が宇宙の裏側まで笑える作品になる感じです。
今回あげたなかでは最優先くらいな勢いかもしれません…(汗)。

Freaks and Geeks
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-149.html
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-151.html

Undeclared
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-152.html


☆ちなみに、こちらもご参考にしてください!
ロンドンTIMEOUT誌が選ぶベストコメディ映画100とは?
詳しくは…
 http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-262.html




【以下は時間があったら…程度です 汗】

☆「Get Him to the Greek」寝取り男はロックスター
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-154.html

☆素敵な人生の終わり方 Funny People
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-394.html

☆「奇人たちの晩餐会USA」: Dinner for Schmucks
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-144.html

☆30min or Less ピザ・ボーイ 史上最凶のご注文(ジェシー・アイゼンバーグ君主演)
詳しくは…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-263.html

☆ デュー・デート 
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-355.html

2014年5月8日木曜日

ザック・エフロンがセス・ローゲンと組むだけでなく迷惑隣人になると噂のコメディ(Bad)Neighbours観ました!

うるさく叫んだ過去の記事はこちら

観ました!


そして以下もしつこくはりつけます。



【(Bad)Neighboursのあらすじは…】
独身ライフに毛の生えたような夫婦生活を送っていたマックとケリーは天使のような赤ちゃんを授かり、新米パパママとしての(今までの延長ではあるにしろ)新しい人生をスタートさせたばかり。ローンいっぱい、夢のマイホームを購入し、アメリカン・ファミリーをやっておりました。(注:アニメの、ではありません)そんなある日、隣りの空き家にフラタニティ(北米の男子大学生たちによる(ある意味独特の)"仁義"でもって団結し活動する”社交”グループ…でしょうか)の面々が引っ越してきます。ぎょっとする2人。あけても暮れてもパーティばっかりで騒音被害を被るにきまってるからです。早速クギをさしにフラタニティのリーダー、テディのもとへ。以外と物腰やわらか、紳士な態度で「うるさかったら連絡くれれば、すぐ対応するから。文句言うなら直接ね。警察呼ばないでねー」とにっこり。ところが、案の定酷い騒音なわけです。1度目は、文句を言ったその足で一杯飲まされるハメになり、そのまま朝まで遊んでしまう2人。2度目は、我慢に耐えかねてポリースを呼んでしまいます。騒音で迷惑をかけてるのはテディなのですが、
「警察呼ばないで、って言ったのに呼ぶなんて…」と、自分を裏切った相手には容赦なしよ、の攻撃が待っていまして…、どんどん悪化していきます、はい。

【お行儀良い子ちゃんなスラップスティックコメディ(*誤解しないでください。超褒めてます)】
コメディブログをはじめてからはや4年近くが経とうとしており、つどつど、訴え続けているので、ずっと読んでくださっている皆様は、うざくてしょうがないかと思いますが(汗)…。本作の笑いのネタ自体は、いかようにも行き過ぎてしまえるスラップスティックです。アレもコレも思い浮かぶもの、すべてどこまでも果てしなく下品に突っ走れます。しかし、この作品の何がすばらしいって、この作品は、「下品」で「下らない」が笑いの範疇にある境界線が見えている人たちによって作られていたことにあります。ことこういうスキルがみえると、どんなにネタがおばかでも、制作者たちの頭の良さと笑いのクオリティの高さが伝わってくるので…感動します。ときめきます。

(あ、でも「リアリティ」が笑いの基準値となるのはイギリスのモノが好きな人だと思います。アメリカは「フィクション/ファンタジー」で弾丸のごとくつっぱしり支持を得ている地域もあるわけですものね)


【セス・ローゲンの良さはいつものことなので、さておき…ザック・エフロンに頑張ったで賞を授与したい】

ええ、セス・ローゲンのいつもの魅力を楽しみたい方には、絶対に後悔しない1本であり、さらに、彼のお腹がプルプル小刻みに揺れ動くダンスが観れることは、この世の至福であると、おことわりを入れまして…

ザックは頑張ってました。次世代のフラタニティに(自分の)名前を残すようなでっかいアホなことをしたい、とチ●コの型をとり、ゴムを固めて売ったりしてボロもうけしたりしてました。ほかにも色々やってました…
しかし…!またしても殻をやぶることはなかった…です。
テッドはフラタニティのリーダーですが、そんな遊んでばっかりの生活では、大学卒業後の人生の展望は明るくないと心のそこでわかっている、必ず訪れる暗い未来にどんよりとした不安を抱えているキャラ。つまり、かわいいガールフレンドがいて、周囲が崇めるたくましいチ●コを持っていて、女の子の引く手あまたで、男の子たちのリーダー…という自慢の顔の裏には「(未来の)ルーザー」の顔があるわけですね。ザックがここまでルーザーの役をやるというのは、なかなかないのではないでしょうか。でも、アンチヒーローになるほど悪な役じゃないんです。とことんバカやる役でもなかった。優しい、理解のある、誠実で素直で友達思いないいやつだったんです。こういうところは、とことんやってほしかったですね。。。
…まだ、その先を超えられる…。ザックならやれる…。そう思うからこそでございます。

【というのも、Jフランコ弟のデイヴ・フランコがすごかったんです…】
「じつはデイヴ・フランコが本領発揮できる場所の提供を最高の形でしたかった兄Jフランコの目論みなんじゃないの…?」って推測をしてしまうほど、今回の見どころはデイヴ・フランコでした。こんなフランコ弟、みたことないです。やっぱり兄弟ともにラリっちゃったときのおばかなシャベリ技術は天性の才能ですかね。この神からさずかった才能を持ってるせいで、どんなにおばかなことをしていてもナチュラルでした。あの、マジでデイヴ・フランコ君を観るだけで、この映画の価値があります。それくらい、彼がおいしいところをすべてお持ち帰りしている…。

【出演者がかなり豪華】
セスことマックの奥さん役のローズ・バーンのコメディ的活躍ぶりはすごいですね。たしかにこんなに超一流の美人さんが、ココまでやるってすごいんだろうなー(→すごいシーンがあります)マックの会社の同僚かつ友人かつ隣人にアイク・バリンホルツ(→East Bound and Down の…)マックの上司がブライアン・ハスキー(Veepにも出てる!)ザックことテディの子分役に(サブマリンの)クレイグ・ロバーツ君、(キック・アスの)クリストファー・ミンツ・プラッセと、配役がさすがのフランコ&ローゲンファミリー感バリバリです。(というわけで上記の陰謀説に戻る)むしろ、ココによくもまあザック・エフロンがからむ余地があったよな、と。

【多分以下はスポイラー/ネタバレです!】
ほかにも冒頭の伝説を作った先輩たちってことで、オレの目下のアイドル、Workaholicsの面々(→数秒ですが、オレ的にはこのためだけに観る価値があります。だってそのまんまでもうでてきただけでかっこいいんだもの!!)それからアンディ・サムバーグ、アキヴァさんとジョーマさん、ってのがでてくるわけです。その上、スティーヴ・カレル、リサ・クードウズですよ、奥さん!! 登場人物たちがすでにコテコテな構成なんで、その上このレベルのスゴい人たちがちょこちょこ入れ替わり立ち代わり!なんです!!

【どうでもいいけどイギリスではBadNeighboursアメリカではNeighboursらしい]
のは、やっぱりオーストラリアの連続ドラマ「Neighbours」の認知度の差ですよね、きっと? アメリカでは人気なかったんですかね? たしかにBadがないと、あの歌を思い出しますものねぇ。。。

というわけで、ユニバーサルさん、ぜひ日本公開を前向きにご検討よろしくお願いします。そのあかつきには、きっと「冒頭でWorkaholicsの人たちがあなたの心臓射抜きますので、気をつけてください!」って冒頭の宣伝をものすごくすると思います。(だってかっこいいんです。だって本当にかっこいいんです)

2014年5月1日木曜日

ぎゃあああ!ま、まさかの日本上陸!!This is the End(原題)ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」5/2(金)DVD発売! レンタル/デジタル配信同時スタート!

げえええ! びびりました!

http://bd-dvd.sonypictures.jp/fr/fr/displayGoodsDetail.do?goodsCode=OPL-80336

えらい!ソニーさん、よくやってくれました!大変だったこととおもいますが、よくやっていただきました!!(感涙)
ですからね、なんとも言葉になりません!

以前、叫んでいたときのブログ記事はこちら → 
やっぱり「英がThe World's Endなら米はThis Is the Endだよ」っていうくらい傑作だった!☆This Is the Endついに観ました!