イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2020年5月21日木曜日

今週(5月18日週)見たオンライン・コメディ→ 手抜きなしのW1AのZoom ミーティング、Daniel Kiston過去作3カ国1週間限定上映とかCharlie BrookerのWipeシリーズとか。


W1A Zoomミーティング 

今週はDaniel KitsonのThe Interminable Suicide of Gregory Churchを観て、他に何にも観なくてもいいやーというほど充実気分でいたところ、Chortleさんの「いきなりアップされてた」って記事を見かけまして、観に行ったら、ほんとにいきなり、なんじゃこれ?みたいなアカウントでマジのリアルW1AチームのZoom ミーティングがアップされてました。(最初、BBC iPlayer行っちゃったよ)


W1Aは ここで紹介してます あまりにリアルすぎて関係者(ツイートで)笑いを超えて引いていたのが記憶に残っています…

もしかしてシリーズ進むに連れ、即興ベースになったのかもしれないけど(→詳しく覚えてない)、このズームミーティング、いつものW1A感たけなわの素晴らしクオリティなんです。わざわざスクリプト書き下ろしてるよね…で、それをやったってことは、もしかしたらこのご時世を機に、終わらせたはずの W1Aが正規復活させる気があるってことかも? と色々勘ぐってしまいます。Twenty TwelveおよびW1Aを観てた人は絶対ゲロ笑いできるので、観てください。

その、Daniel Kitsonの2009年作The Interminable Suicide of Gregory Church


そのお知らせは(いつも通り)いきなりきまして。全てはロンドンで一番素晴らしいコメディクラブ(の一つ)Angel Comedy/Bill Murray pubを救うため、Kitsonは取り分一切なしで、コンテンツ化しようとして10年以上放っておいた2009年の作品を編集し、オンライン上演するよ、と。イギリス、NY、メルボルンで1週間、毎晩9時から。金曜日のお昼休み、ファンはいつも通りの戦いに挑む一方、教えられたチケットサイトはKitsonの威力を全く知らなかったようで、瞬間パンク。オレは完全に大群にもみくちゃにされ、全くチケットサイトへ入れない状態に。お知り合いはサイトに入れたものの、3時間以上かかってようやく買えたとか(→つまりガチ戦闘時間3時間強)
マジです。このご時世で、チケットサイトがパンクし、3時間以上(ヴァーチャル)でもみくちゃにされながら並んで買う。それがDaniel Kitsonなのですよ、みんな。

サイトは、早急に改善アップデートに入り、仕切り直しで月曜日朝9時に再発売。よくあるヴァーチャル列に並ぶ状況が目で見えるヤツを導入してくれたのと、オレ20分前からクリックしてたら9時前よりも列ができ始め、9時になったらすぐ買えました。あーよかった。
このお話は「全てKitsonの創造」と前置きをする一方、「実はリアルで最近さー」と始まる物語。オレがいつものKitson大絶賛をしているのは↓
これは最後のズトンが悲しい現実ではないので、ほっこりする種類の方です。


以下は掴み的なあらすじなので、要注意↓

 ロンドンの友人たちがだんだん郊外で住むようになっちゃって取り残された気分になったもんで、地元(North Yorkshire)のいい環境にあるところに家買っちゃおーかなーなんて思って物件見に行ったら、その物件、不動産屋のにいちゃんがないって言い張ってたのに屋根裏があってね…オレ、屋根裏とかめっちゃ好きなのよ。あの雰囲気というか空間というかおいてあるもののとか匂いとか全部好きなのよ。でも不動産屋のにいちゃんは屋根裏ないって言った手前、「いやあれは、屋根裏のふりをしてる」といって、自分の注意をそらそうとものすごい努力する。で、隙をついてその屋根裏のふりをしているドアをジャンプして叩いたら、ちょっと開いちゃってね、ちょっとだけ、ちょっとだけ待ってて、ってにいちゃん待たせて、そのまま上がっていったらさー…

その他

今週じゃないんですが、Richard HerringのRHLSTPのLimmy回が最高に面白かったので、すいません、グラスゴーのトップ芸人は世界一って思っちゃうレベルのグラスゴー贔屓で。1時間半近くあるなんて全く思えないで笑ってるうちにみ終わっちゃいます。


最後は、ついにメイン放送局番組紹介(汗)
Charlie Brooker Anti-Viral Wipe


あのね、岡村さんのね、ANNの件(一応相方が一緒にやりますみたいな形でおさまった?)あとと重なり気味だったんで、ふと思ったんだけど、ここでね、コンテクストを全く読めないで、彼がやってること、そしてここでやってることが全くわかってない人が見たらここの中での彼の中国やアジアに対する発言を「中傷してる」って怒っちゃうのかな、って。誰がどんなキャラで誰相手にどういうことを言っているのをどのように解釈するのか、って、その全てが足並み揃わないと、笑いって成立しないんですよね。あとね、メンタル・ヘルス問題ね。考えちゃいましたね。

というわけで、本日はTony Slatteryのお笑いとメンタルヘルスの番組があるので、必見です。


以上でした 

2020年4月20日月曜日

今週のおすすめ英国ライブコメディ(オンライン)情報⭐︎コメディファンは参加してね⭐︎2020年4月19日付


いやいやいや。
いやいやいや。

ボリス・ジョンソンは決していい首相じゃないですよ。コブラミーティング5回はすっぽかしてるんですから。
保守党内閣は全然!国民を守るいい政治をしてないですよ。中小企業は見殺し的な行為をしてますよ。日本やアメリカと二人三脚みたいなことやってますよ。(以降略)

英国も最前線で闘う医療の人たちになければならないギアが恐ろしく足りてなくて、たくさんの団体や機関、偉い人や芸能人がチャリティ企画を立ち上げてます。そういうところからお金がたくさん集まっています。本来は国がやるべきところです。

EU離脱YESキャンペーンの時に EU離脱したらNHSに毎週3億5千ポンド、とうたってグルグル回ってたボリス・バスが国民の心にホーンティングです。 今もツイッタの#トレンドがBoristheLiar…

その一方で、もしかしたら英国は感染者のピークがきたかもしれないというデータや(全然安心してはいけない)オックスフォードの研究機関からワクチンに関するのグッドニュースが出たりして、ちょっとだけ心が↑。

そんな4月19日日曜日、英国ロックダウンからしっかり1ヶ月経った今、嵐の海へ浮き輪もなく投げ込まれたような英国エンタメ界は足場を随分しっかり作り上げてきました。大量生産でもあります。そんなわけで、今週から オレのおすすめをいくつか紹介していきたいと思います。

1) Always Be Comedy (英国時間4月23日(水)20時より)

ちなみに ZOOMのライブコメディのレポートはこちら



新しいオンライン・ライブ・コメディ・クラブAlways Be Comedyが立ち上がり、毎週水曜日20時より2時間くらい。Zoomのwebinerの予定だそうです。なので定員500人かな?
毎週かなり強いラインアップです。皆さんもテレビやネトフリでお馴染みレベルの芸人さんがブッキングされています。
ちなみに23日(水)は
Sara Pascoe & Steen Raskopoulos* & Mystery Guest & Suzi Ruffell & Nick Helm
と魅力的すぎるのと、Webinerのライブの印象やセキュリティ問題、ビジネス的な観点含め、気になることが多いので、オレは参加することにしました。
参加料は5£。
チケット購入は以下から。
https://www.alwaysbecomedy.com/tickets

ちなみにNick Helm/ニック・ヘルムのファンで水曜日の夜に都合の悪い人(ロックダウン中に都合が悪いとかあるのか?)、Outside the Boxという現存するコメディクラブも同じことをやり始めており、火曜日夜20時もNick さんをキャッチ可能です。お値段一緒。三人ブッキングで2時間枠らしいから一人頭の尺長くてこっちの方がNick Helm一点絞りならお得かも?Zoomもwebinerじゃなくて会議タイプだとコミュニケーションも密に(笑 お値段一緒の5ポンドだし。
チケット販売はこちら https://www.wegottickets.com/event/501509

2) Show And Tell (英国時間4月22日(火)および25日(木)21時より)

 先週ZOOMによるライブ・コメディで絶賛レポートを書いたShow And Tell at Home シリーズは続いており、今週(火)は腹話術コメディで有名なNina Conti(→おっかしいなーどっかで感想を書いてるはずなんだけど見つかりません!)と数年寝かせたら予想通り素晴らしいspoken wordsよりの芸人さんになったRob Autonくん。木曜日はまだ未定?何しろまだ1£という段階なので、オンラインのライブコメディ自体に興味がある方は、お試ししやすい価格かと思います。

3) Next Up Comedy がほぼライブコメディチャンネル化。
https://www.twitch.tv/nextupcomedy/
ロックダウン1週間以内で活動の場を失った芸人さんをサポートするプラットフォームおよび様々な投げ銭方法を立ち上げているNext Up Comedy。
Twitchをプラットフォームにライブ生配信時間以外はロックをかけてチャンネルをsubscriptionした人だけにし、生配信中にNEXTUPCOMEDYに加入すれば出演中の芸人さんに50%、生配信中に直接芸人さんに投げ銭も可能、と何から何までがんじがらめに芸人さんを守り収益を得る対策が素晴らしいです。新たに自分でプラットフォームを立ち上げるよりは楽&ファンベースも同じということで、多くの芸人さんがここで枠をもつように。結果先週末くらいから実質コメディ・チャンネル化。スケジュールはこちら

ちなみに 今週はこんな感じ!(念のため英国時間)
日曜日のお昼Virtue Chamber Echo Bravoはどうもレギュラーの日曜お昼のヒーリングタイム(嘘つけ 爆)になりそうなので、もしお時間あれば。オレはVCEBのスピリチュアルメンバー(あるのか?)なので初回の礼拝(?)に参加しましたが、げ、それはさすがにライン超えてんじゃねーか的な微妙な発言がひょこひょこ顔出して正直ヒヤヒヤでした(汗)。当たり外れはもともとあるのはご本人たち公認なので、もしあたりが悪かったらご容赦を。ただ、チャットのはずが互いに相手のこと聞こえてないみたいに進行するのも、20分くらい過ぎたところで「投げ銭100ポンドになるまで延々続くよー。嫌だろ、みんな。やめて欲しかったら投げ銭だ!」となり、途中でブッツリ放送終わっちゃうっていう、全体的なスタイルとしては、期待通りのものを見せてくれるかと思います。注:そうそう!Phil NicolさんEverybody is Talking About Jamie!で 昨年秋かな?からロコ役やってる人だよ! だからみてー。

他にも、金曜日のMichael LeggeさんのShit Dinner Partyは今の所単発で楽しそうだし、土曜日のAnna Mann(Colin Houltのキャラ。絶対!どこかで説明してるのにまた記事が見つかりません。なんで?苛) のIsolation Partyはレギュラー化かな?ゲストが結構豪華で先週はMae Martinちゃんとかが出てたので今週も期待できるかも!

というわけで引き続き注目ください。

4) BBC2(またはBBC Scotlandの)Limmy's Homemade Show
Limmyはやっぱり賛否両論なのかもしれないけど、ある一定の層は一貫してすげえ天才だと評価していて、オレもしつこいけどある種の桁ハズレの天才だと感動せずにはいられないです。このHomemade ShowVineを繋げただけの短編映画はその最たる例だと。

英国内の人はBBC iplayer で視聴可能ですが、圏外の人はYouTubeで…と思いきや!ああ、削除すぐされちゃうみたいですね、やっぱり(汗)
このリンクをクリックしても削除されてたらすみません→ https://www.youtube.com/watch?v=ae1MWgR47S0&t=1s

スタイルは2年前のパイロットと一緒なので、こちらをとりあえず。



Twitchでやってるゲームとかはどうでもいいんですけどね(笑 (ゲーマーじゃないのでわかんないだけです)

5) Audible が超!有名人ばかり集めての小話ポッドキャストシリーズを無料で始めたよ
 Audibleってイギリスではアマゾンと繋がってしまうのですが、日本はどうなんだろう。
とりあえずリンクを貼ります。
https://www.audible.co.uk/pd/Locked-Together-Audiobook/B086XCP151


もはやこのブログではカスリもしない大物のセレブ芸能人たちがこぞって小話提供をしております。(→ほっといてもこのレベルなら日本の英国エンタメファンに情報が勝手にいきわたっちゃうよね、と思っているからです)発言力のある人たちが皆騒いでくれるのでいいや、と思って、全て割愛。サイモン・ペッグとニック・フロストが参加者のうちの二人です。他にもいっぱい有名人いるけど、サイモン・ペッグと!ニック・フロストが!います!!

6) コンテンツ配信サイトComedy Crowdでジェームズ・コードンのLate Nitenにも出演しちゃって(このご時世に)旬なブームが止まらないMichael Spicerさんのレギュラーが始まるらしい

アメリカのFunny or Dieみたいなのを目指してるんじゃないかと思うけど…コロナ前から存在しているコンテンツ配信サイトです
https://comedycrowdtv.com
(注:コンテンツは見たことありません)

ここで以前紹介した今が旬!(どんだけ強運なんだ!)のマイケル・スパイサーさんがレギュラーでコンテンツ配信するそうなんですよ。Room Next Doorは本当に面白いのでぜひお試しください


7)Inside Aaron (YOUTUBE無料公開)
あのね、Arron Cheng アーロン・チェンくんってオージーの芸人さんなんだけど、彼がLAから戻るときに検疫2週間しなきゃいけなくてその1日1日を綴るっていうウエブシリーズを Skills in Time 時代の仲間たち(→ゆえにSam Campbellくんだい)を中心に毎回かなり豪華なUK&オージーカメオの協力をえながら制作された、意味全くわかんないぶっ飛びシリーズです。



もう嫌だよ(号泣)全く活動できなくなっちゃってさ、サムくんは、職探し登録しちゃったんだよ(インスタは多分ネタではないと思う…)元バリー賞現オーストラリアコメディアワードを受賞までしてるのに(号泣)この若き爆発的才能の塊が、今こそ英語圏コメディに浸透してくるはずが!なぜこんなことで蹴つまずかなければならないのですか(涙)頼むから大物は枠を譲ってあげるとか引っ張り上げるとかしてやってください。

この子たちもスポンサーもらうとか、YOUTUBE課金せいにするとか、なんか投げ銭制にするとか…実はオレが極めて限りある予算の中から貢ぎたいのはココです。だって一番そーゆーのに不器用そうでなんだもん!!!

というわけで今回は以上です。みなさん、偏った情報ではありますが、ぜひご参考に。。。よろしくお願いします。

2018年4月6日金曜日

究極のLow-fi で一発だけの特別企画 BBC放送のLimmy's Homemade Showで再びLimmyは天才なのだという思いを噛み締めてみる


オレやっぱりLimmyって天才だと思います。

https://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b09yj4rc/limmys-homemade-show?suggid=b09yj4rc


Limmy's Homemade Show はBBC(Scotland)の30分もの一発企画。文字通り’自家製’でLimmy以外出ません。BBCに放送するための事務的なデータ転換作業くらいしか制作に別の人が入ってきません。
Limmyがこの番組を作るにあたり機材以外でのお金はかかってないと思います。

ちなみに多くの人が気になっている、この番組を制作するにあたってのLimmyが使った機材は以下の通りだそうです。

Limmyのツイートが見えない場合、
"To the folk asking, I filmed Limmy's Homemade Show using a Canon G7 X Mark II.
The mic was a Rode smartLav+ taped to my chest, or a Rode VideoMic Pro on a stand, both recorded onto a Zoom H1. Edited with Adobe Premiere, music made in Ableton Live 9."

Canon G7 x Mark IIってただの家庭用じゃないっすか。マイクもこのレベルのリーズナブルさでいいんだ!(42ポンドくらい)全部自然光ってことよね??? 
解像度がやっぱりオンエア用の規定に満たしていなかったみたいだけど「自家製ショー」ということで、例外的にオッケーが出たらしい。


Limmyのツイートが見えない場合
 "I was told by the BBC that the Canon G7 X wasn't a high enough bitrate (I think the BBC minimum is 50 Mbps, my camera is only 25), but they made a one-off exception, cos of the homemade idea."

画質だけの話じゃなく、よくも30分家の中と近所周辺くらいで、何一つプロップもなく、自分だけでこれだけ奇妙で面白いもの作れるよな、と。Vine やツイッター、ウエブじゃないですよ。BBC 放送レベルですよ。魅入ってそのまま30分。(鏡つきのテーブルを覗き込んでの)老いネタや、コメディって何?ってスケッチ(?)はsubtleだけどめっさダークで深かったし、Vineのシリーズネタのも1つあったけど知らない人もHomemade showの枠内で納得できるもんだったし。

Limmyってやっぱり天才としかいいようが・・・

iplayerに上がっているので、スコットランドに住んでいなくても見れるのでぜひ視聴してください。Limmy曰くHDで見ろ、とのことでした。うん、それは非常にわかる気がしました(でも多分HDで見てないオレ)




2018年3月27日火曜日

Limmy の Vines が特記したいくらいすごかった件について


(これ、3月21日に観たグラスゴーTramway でのLimmy Vine Tourです)


Limmy については、BBCでS3まで放送していたLimmy's Show以外、全く触れてなかったと思うのですが、実はものすごい好きである種の天才だと思っています。バリッバリなローカルグラスゴーのコメディなのですが、このローカル色を確実に国境を超えて受け入れるマーケット層が存在し、オタク層*では大変なカルト人気ステイタスを確立しています。

そんなLimmy ではあるのですが、今回のVinesは, タイトル通り、今までのLimmyのvineをほぼ全部つなぎ合わせて、2部構成にして発表しているだけのものです。1本あたり20分くらい?2本見終わった後でQ&A。このQ&Aの方向性は客層と土地柄次第でしょうか。(グラスゴーの場合は、情報としては全くもって使い物になりませんでした。)

Limmy のユーモアとLimmyのグラスゴー英語がわかるかどうか、という語学的(?)懸念から敬遠するべきではないと思います。機会があったらぜひみて欲しいです。

Limmyのツイッターでvineで何やってるのか見ていたので、正直、あのvineを繋げただけのものに期待のかけらもしていなかったんです。(なぜじゃあ見に行ったんだよといえば、LimmyなのとQ&A が面白いに違いない、と思ったからです)ところがですね。実際に見たものは、vineを古いものから順番に単純に繋いでいっただけで、ここまで映像とテーマ性において、統一感と一貫性をキープし、短編と胸を張って言えるんじゃねーかレベルの完成度の高いものだったんですよ、奥さん。あのLimmyのvineですよ! しかも、初期はなんとなく手探り・実験的な試みでオナニーネタを繰り返し、その後、息子くん入ってくるわ、公園散歩入ってくるわ、テレビニュースのリアクションネタ入ってくるわと、気まま勝手にやってるっぽく見せておいて、繋ぐとですね。。。ショットの撮り方と使用する部屋、着る服、色使い、ネタのテーマ、これがきちんとパターン化されてるんですよ。だから一つ一つ見てると全くランダムに見えていたものが、単純に繋いだだけでも一貫性を生み出してしまうんです。

Limmy はもともとグラフィックデザイナーで、アプリやサイトのプログラミングもすることをもともとは本業にしていたので、パターン作りの仕組みが無意識に計算できるんじゃないかと思いました。最初の実験的なオナニーネタで使っていた色や顔作りと撮影方法を他のネタの撮影時にサイクルの一つとして入れ込んでいく。でオナニーネタを後期にもやっているんですが、この時に他のネタでシリーズにしていたオカルト・恐怖テーマも取り入れている。こうしたクロスオーバーがvineを繋ぐ時に一貫性を持った短編としても成り立つ効果を発していると思いました。びっくりするくらい見入っちゃってバカ笑いもします。

vineがvine として完成形として存在する一方、短編の素材としても使え、立派な短編の一部になっちゃえる。こんなやり方で、偶然の産物のようで実はそうではない短編は注目され評価されなければいけない、と思いました。(実際、これ昨年のロンドン国際映画祭に出品されたらしいです)

Limmy はスコットランド中心にガンガン回り続けたのちに、ロンドン、バーミングガム、ブリストルなどを回る予定です。以下のページをご参考に。ぜひ見てください。

https://www.facebook.com/LimmyDotCom/posts/10150991850094957




*でもですね、正直なところ、イングランドのLiberal arty whitey male のギーク友達と話をすると、温度差というか、イングランドではギークだったら全員、ってのは厳しいのかも、ってのもちょっと感じてます。イングランドの男の子のリベラルアーティだからかなーグラスゴーの理解が冷たいっちゅーか、グラスゴーに抵抗を感じている、というか。
あ、そういえば、毎年グラスゴーのコメディ・フェスティバルで頑張るこのカテゴリーの芸人君って…あんまり多くない…よね(汗)アレ?!