イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2022年10月2日日曜日

エディンバラフリンジで見逃し案件キャッチアップ① Sean McLoughlin ”So Be It" 観ました。

 現在UKツアー中。ご本人の地元?(→未確認)ブライトンは10月初旬、ロンドンは10月下旬です。

http://seanmcloughlincomedy.com/tour/

マイク一本で勝負する、ミニマリズムなパフォーミングアート、フォーマットとしては超どストレートのスタンダップを展開する芸人さんです。

キャリア15年で現在32歳(→33だったかも。ショー中に話していて知った。どちらにしても若い)。ここ7−8年では、トップ中のトップ技術とカリスマ的な個性を持ち、かつネットワーク運に恵まれないとチャンスをもらえづらい「白人」「イングランド人」「男性」「(比較的)若い」の4重苦をもつカテゴリーにいます。

この4重苦を持つ芸人さんは業界の習慣と特色上、ネットワーク運が圧倒的に良いというのも否めないのですが、トップ中のトップ技術が備わっておらずとも毛色が変わっていることでチャンスがめぐりやすい芸人さんがある程度いるなか、結構厳しい戦場で頑張っている芸人さんです。

それがわかっているのに、こんなこと言うのもなんですが、結構あちこちからいい評判ばかりを聞いているにもかかわらず、こちらの腰が重くなっちゃってですね(滝汗)。フリンジも推しと推しら辺一帯と天秤にかけた場合、優先順位のなかなか上に喰いこめず(滝汗)、「イングランドの人だからツアーで回ってきたときにキャッチしよう」と後回し。で実際回ってきたときに別の用事で行かれないとか、パンデミックで何も回ってこない状態とかになるわけですね。

そんなこんなで、今回ついに。初めて拝見させていただきました・・・

【感想】

場所がThe Stand Comedyだったんですけど、フリンジ以外の時期で平日夜8時枠の場合、サポート的なアクトを含めて90分ー2時間枠で行うことが多いんですね。たまに経済的事情でそれをやらない芸人さんがいて(→サポートをいれるとその分収入が減る)今回も約45分ずつの2部構成で、なんの問題もなさげに全90分コンプリートしてました。

カナダから(→奥さんカナダ人。これもショー中に知った)戻ってきたばっかりで、時差ボケがっつりで、その前もヨーロッパで営業してたので、「ここ1ヶ月くらいのイギリスのことがまるでわかってない*」w っていうのが、ナイスに今回のショーの軸となる「(社会)システムについてのあれこれ」の上手な導入口に。

グーグルに支配されないため何をやってるか、奥さんのビザ取得の話、カナビス購入とか違法だけど馬を無条件で買えるってどーなのよ…とか、オーディエンスの話も巻き込んで(それで時間を90分に引き伸ばしてるんだろうけど)突散らかさず、本線からずれずにまとめてて、ハイクオリティな芸を見せてもらいました。特に、最後の締めがホントに粋でした。ちょっとしたノベラを読んだ時のような文学的情緒をもたらしてくれた。それは途中であったThe Grapes of Wrathのリファランスが潜在的に効いてるからなのかもしれない。マイク一本で90分という長時間で客を惹きつけこの世界観を作り上げて終わらせる芸人さんは、本当に少ないと思います。

一つ大変興味深かったのが、ジョークの落とし方。落とす前に、客とインタラクションしてクッション入れるんですよ。で、そこで生まれるフリからの落としがはいる。でオチ。その時もオチって感じな喋りのトーンじゃないことがあって、すごく新鮮なスタイルでした。これってやっぱりStewart Leeの影響入ってんのかなぁ? 真似でもなんでもなく、完全に別物になってます。(褒めてますよ!)

もっと注目されてもいいと思うんだけどなぁ。

ただ、この芸人さんも(?)注目されてメジャーになると一工夫入れてかないと次へ進めない「ルーザー芸」が基軸にあるので、注目されすぎるのもアレなのかもしれないw 15年のキャリアのうちソールドアウトになったことねーとかw

というわけで、皆様のお近くにやってきたら、ぜひお試しください。ソールドアウトになったことないというのがホントなら、当日にあなたの街に来ていても、絶対にチケット買えると思います。


*未来にこの記事を読む人がいらっしゃったら、この2022年9月は鉄道はじめあらゆる労働組合のストライキが起こるなかエリザベス女王陛下が崩御して英国中が2週間くらい毎日クリスマスみたいに休業しちゃうっていうとんでもない月だったですよ。

2022年9月25日日曜日

現実見すぎた大人の間でカルト人気を誇るオンラインシリーズ「Don't Hug Me I'm Scared」が、6年ぶりに、最強!!!すぎる作家を加えて新作!をAll4で配信開始です!、

ちょっと、震えてるんですけど・・・ 

2011年ー2016年にオンラインシリーズで配信されていた「Don't Hug Me I'm Scared」。Red Guy, Yellow Guy,  とDuckの3人組が、セ〇〇ストリートみたいな見かけをしときながら、不条理とどん底沼へと誘う猛毒のファンタジーワールド。そのシュールさとダークさに現実見すぎた大人と、そんなどん底な現実と背中合わせの若者がドンハマりし、大ブームを巻き起こしたやつです。Channel4と契約して制作・・・って聞いてから、まだかなーまだかなーと首を長くして待ってるうちに、すっかり忘れちゃって・・・なんていうときに、


お赤飯情報ですよ、奥さん!

で、ですね。ウキウキして早速、1話目「なにもすることのない日」にめっちゃワクワクしているRed GuyとYellow Guyに対し「何かすることがある日」を要求するDuckが、その「何かすること」を求めた結果「仕事」をすることになる様を観て、「やっぱサイコー」となり、今度は「死」についてドラスティックにドライにダークに探訪する2話目へ。

新聞記事でDuckが自分が絶対に!死んでるということを知り、「オレって絶対死んでるってタイプ」と悦に入り、「死んでないやつ」よりクール感を出すのを見て、Red Guyが「オレだって死んでるってタイプのはず!」とタンスにしまってる生死確認のIDカードをチェックするのです。

で、そのIDが喋り出した瞬間に、

「マジかよ!ウソだろ?!?!?」って叫びました。

緊急事態なので、エピソード全部すっ飛ばして最後のクレジットロールの確認したらば!


おまけに。


ね?!?!?! 真のお赤飯情報は、

最新シリーズ配信だけじゃなかったんですよ。


ご本人、学生時代から、かわいいを装ったダーク・グロな、グラフィックとかアニメとかも展開してたので(→だから、このシリーズ好きだったのだと思うけど)、その作風を考えると、今回のDon't Hug Me...の3話目くらいから、キャラクターデザインとかも合わせてやってるんじゃないかと気になってしょうがないホラグロなキャラが登場するんですよ。4話目とか特にBraingusとか、Comedy Blapsで3DレンダリングされたAlienとかに、なんか共通項を見出してしまい、後者の最後を見直したら、この サムくん回のComedy Blapsの制作陣、Don't Hug Me...の人たちだった(汗)



なんですが。
これで終わりだと思ったら、大間違いで。
きわめつけがまだありまして。


(Always Sunnyの作家&プロデューサーの)「Megan GanzがScript Editorにも入ってるんだよ!」と、友人が・・・




マジかよホントかよ!
マジで吐きそうです。このシリーズ。

オレのためのシリーズなの? こんな組み合わせが現実にありえるとかあり得ないですよ。

というわけで、なにが言いたいかというと、最強すぎるシリーズなので、みんな見て見てください、ということです。多分YOUTUBEに最新シリーズも全部あげてる人がいると思うので、ぜひ。

2022年8月30日火曜日

2022年秋以降、ロンドンで観れるコメディ情報です: Stewart Lee スチュワート・リーの参考メモ入ってます。

はい。

毎年のことではありますが、フリンジで3−4週間上演された多くのコメディがこれから(一呼吸おいて)イングランドの首都ロンドンへ、さらに英国中を駆け巡ります。

随時アップデートとして行くつもりです。今発表されているもの&ロンドンで観れるもので、おすすめまたは気になってるもののリンクを下記に貼り付けまくっているのでどうぞご参考にしてください。

**** やっと、でました。10月28日(金)EartH (Hackney)にSam CampbellくんのComedy Show確定。ラス1と清く宣言してるぞ(インスタで)。EartHってハコでかいよねえ?っと思って調べたらちっちゃいやつでも700だぞ。でっかいやつだったら1000越え・・・! それは、でかい。

が、
Leo Reichとの2本立てらしいです。

しかしバンドル・チケットで17ポンドってどんだけ安いのよ(涙)なめすぎじゃないですか。



SOHO THEATRE


1) Stewart Lee: Basic Lee (WiP)


( The Bill Murray でも9月ちょこっとやってます)

昔は、頑張って布教のためにこちゃこちゃ描いてたけど、世の中にはもはや感想をわざわざ書く必要もない聖域というのがあります。その1人がStewart Leeです。書けば書くほど、芸術が伝わらないしクールではないので、もう過去の記事もしまっちゃいたいくらい。他にもFrankie Boyleがいます。ここの二人が互いの聖域をどうリスペクトしているのかはあまり触れたくないエリアではあります。
ちなみに、ほぼ信仰してるのに、ほとんど感想あげてない、っていう聖域は他にもあります。数は多くないですけど。

そして、Stewart Leeに関しては、まず「パーソナ」であると認識していただき、その「Stewart Lee」(というパーソナ)が繰り広げる、1シーズンごとにまるで違う話が展開するんだけども、なんとなく他のシーズンと関わりがあるっていうタイプの「Stewart Lee プレゼンツ…」シリーズ、みたいに考えてもらったらいいかも、です。例えば、アメリカン・ホラー・ストーリーとか。
なので、どのシーズンから見はじめてもさして差し障りがないのですが、シリーズ全体像を踏まえての見どころとか、この人物前のシーズンではこんな役やってて、とか、なんか細かいところで、レイヤーがあるんで、そこが拾えないと、どうとったらいいのか、判断わかりかねる、っていうことが出てきます。

Stewart Leeは、そのレイヤーのオパシティを全て計算ずくで、ショーを展開していて、客全員が同じレベルにいることを前提または希望してるわけでもないです。

その一方、シェア率として、シーズン1からずーっと観てるファンダムはめちゃくちゃでかいので、メタジョークとしてのみ成立する、っていうものもまるでないわけじゃないです。カルト的な人気を誇るTVシリーズだとよくみんなが知ってて当たり前の セリフとかシーンとかあって、よく引き合いに出されるとか、あるじゃないですか。Stewart Leeに関しては、スタンダップのセットでファンの誰もが知ってる、引用しちゃうフレーズがいくつもあるんです。ここに関しては、スルーしちゃっても大丈夫と思っています。ここ頑張ると、シーズン1からみ始める上に、Wiki FandomとRedditにらめっこみたいな、まるでオレがAlways SunnyやSouth Park見るときにたまにやっちゃうことをやらないといけなくなっちゃう…

初めて見るのがWiPの場合は、正式公演の時も観に行った方がいいかと思います。


2) Frankie Boyle: Work in Progress


聖域その2。


3) Joz Norris: Blink


ちょっとですね(汗)いろんな意味で、自分の観た日が悪かったせいで、感想はあげてないのですよ・・・。
芸人はやめてマジシャンになったよ!といってマジシャンとして進行する1時間なのだけど、すべてドン引きのエセ・マジックです。あちこちでいい星をもらっているので、ぜひ。テクニカル的表現方法はさておき(?)おバカコメディと彼らのエネルギーを楽しんでもらえたら、と思います。

このショー、かなりいろんな人たちが関わって共同制作してます。で、Jozくんと仲間たちって本当に本当に!いい人たちなんですよ。仏レベルでいい人たちなんですよ。で、Jozくんの中に、「(そーかもしれないが)オレのコレがダントツもっと面白いじゃん?だからみんなオレのいう通りにしろよ」的なゴーマンが欠如しているのが、弱い膝なのじゃないかな、と勝手に憶測してます(制作現場自体は見ちゃいないので)。


4) Josh Glanc: Vroom Vroom 

今回初めて見た芸人さんだったんですが、予想通りの当たりで。このショーの感想は


チケットはこちら。


5) Tim Key: Mulberry 

WiPを2−3回見たにも関わらず、「完成形を観なくては、観たことにはならんだろ?」と、フリンジでものこのこのこのこ行ったのは、オレ様です。はっきり言って、個人的に今年のフリンジのコメディ・ショーで一番美しかったものはコレだと断言します。美しかった。
シアタークラスタの人にも観て欲しいです。
ティムキーっていつもこーゆー感じで美しいのです!!!
頂点に立つ一握りの達人たちの1人で、誰からも賛美しか出てこない、という意味では感想なぞわざわざ書かんでもいい、聖域にいるアーティストですよね。

酷い長さで賛辞を述べているWiP時の感想は こちら 


チケットはこちら




6) Jordan Gray: Is it a Bird?




7) Randy Feltface: Alien of Extraordinary Ability 

ランディはですね、パペットのスタンダップ(?)芸人です。結構芸歴長いです。なかの人は多分40くらい。テレビ(バスデンさんも書いてたキッズコメディ番組、Me and My MonstersというオーストラリアとCBBC共作かな?の作家の一人)とかでよく観てました。で、ライブは今回初めて鑑賞。
ずるいですねw  話術長けてるし、パペットの表情?が効果てきめん。話も面白いですよ。パペットだけどミッドライフ・クライシス形のおじさんの内容だからw
子供用っぽいけど、内容全然子供用じゃないので小さいお子様とか連れてかないようにお願いします(汗)



8)  Leo Reich: Literally Who Cares? 

今年のフリンジコメディアワードの新人枠のノミネート者。
これね、めちゃくちゃ観たかったんですよ!!!なのにどうしても時間に都合がつけられなくて、観れなかった・・・(涙)今年のフリンジはなぜかおやつの時間とプライムタイムにチェックしてるものが重なりまくっていて、どうしても見なきゃいけないものとほぼ義務にも近くなったご贔屓をこなすと、無理だった・・・
なぜどうしても見たかったか、っていうと、この芸人さんの短いセットをパンデミック中のオンラインで一回見ていて(Knock2Back Comedy at Moth Clubのシリーズ*)、それがずば抜けておもしろかったんです。なので、この芸人さんを見れるチャンスがローカルであったら絶対に見にいきたいと思っているのです。



*オーストラリアからサム・キャンベルくんも出るっていうもんだから、意気込んでチケット購入して臨んだのに、数秒でてぶっつり回線が切れ、Waiting for Goddot 状態になった衝撃の回。周り中の焦りでガチかと思ったけど、今考えたらネタかもしれない・・・だって面白かったし、思いっきり「らしい」もんな・・・


9) Anna Mann: The Death of Anna Mann





10) Delightful Sausage: Nowt But Sea 




11) Kai Samra: Native 

 現在アマゾンプライムのSOHO THEATRE Liveだったっけ?のシリーズで配信中の前作が非常に秀作だったので、次作はマストだな、と思って見に行ったわけです。
申し訳ないんだけど、単純にスキル・技術的な部分で上手に仕上げれられてなくて、今回感想は書いてないですが、彼の語るお話自体は(こういう事実があって、こういう差別があって、こういう状況にある。コメディ業界腐ってる)より多くの人が知るべきだと思うし、その意味で観に行って欲しいと思います。お話を聞きに行ってください。
マジで本当に技術的な問題なだけなので、今後スキルアップするんだと思います。



*ロンドンプレミアで観れてないけど、絶対観たいやつ*

Kim Noble: Lullaby for Scavengers 


三部作の完結だそうで。

紹介含めて前作の感想↓



Leicester Square Theatre


1) Stewart Lee: Basic Lee (本番)


2) Drunk Women Solving Crime 

見てないんだけど、評判がよかったです。(無責任)


 
3) Fin Taylor: Daddy Self-Care 

これですね、ちょっと注意してください。Fin Taylorさんが作り上げた完全なるダメ男&最低親父っていうパーソナで全速力で突っ走ります。その中にあるすごいキワキワのthin lineにある「アリ」を見せていく、というものなのですが、このパーソナがキワキワすぎて、見えづらいこともある。また、そこまで達しないところの「完全なるダメ男&最低親父」をRelatableとして共感しちゃって笑う男子も多いんですよ。だから、変なダブル・スタンダードになっちゃってるの。感想がポジティヴオンリーになりずらいので、感想をあげてないんです。ただ、ギークとしては、これを見るのは興味深い。オレが見たとき、本当に客がやばくて、上手に消化できなかったので、もう一回環境の良い場所で見るつもりです。






Bloomsbury Theatre & Studio 


1) Nick Helm: What Have We Become

あとで、ちゃんと感想あげます! でもこれ、今までで一番ぬるくて、いい意味でとてもニックヘルムのビギナー向けなスイートな仕上がりなので、今までニックヘルムのライブを体験したことない人に、超オススメしたいです。




The Bill Murray Comedy Club 

1) Microscope Live

これ、Matt Ewinsと前フリンジコメディアワード受賞者のJohn Kearnsがやってるやつで、エディンバラも3回くらいだけやってたけど、見事見れなかった・・・John Kearnsはとても好きな芸人さんなので、おすすめ。







2022年8月28日日曜日

Edinburgh Fringe 2022 エディンバラ・フリンジ2022 もうすぐ終わり!その前にまとめて2本良作紹介。 Nic Sampsons Marathon 1904 & Josh Glanc Vroom Vroom

 2年ぶりのエディンバラ・フリンジ。ついに本日で終わり。(明日もやる芸人さんもいますが)

この数日間見てきたなかで、特にご紹介しときたいもの2本。です。


Nic Sampsons Marathon 1904

https://tickets.edfringe.com/whats-on/nic-sampson-marathon-1904

コレは、本当に良かった。1904年にアメリカで開催されたオリンピックマラソンの実話エピソードをベースにしたオーラル・ストーリー。。キエランくん(Kieran Hodgson)の作品群 を思い起こさせるスタイルです。ある意味クラシックだけど、一人全役をこなし、芝居部分が多いので、芝居構成とか役者としての高い技量がないとできないタイプ。だから実際あんまりこの手で注目を集めるコメディショー自体がない、と思います。(→1日に3000以上公演されてるんで、数はあると思うんですけど、注目集めるところまでいかない、ってことで)

お客さんとのインタラクション、特に客の招き入れ方もうまかったなぁ、と。客が即興をやらないといけないシーンがあるんですけど、客の投げた球を、上手に拾ってショーに取り込みつつも、ショー自体は壊させない。小さいハコ(60-70人くらい?) で午後4時半過ぎだから、質の良いお客さんたち少人数っていう環境だから、というのもあるかと思いますが。

実話がベースなので、情報にもなりますし、本当に良作です。


Josh Glanc Vroom Vroom 

同行者に「これ行く!」って言われて、リンク見まして。

https://tickets.edfringe.com/whats-on/josh-glanc-vrooom-vrooom

まるでモチベーションが高まるどころか、不安にさえさせてくれるPR写真だった一方、紹介欄見ると、

Adelaide Fringe Best Comedy Weekly award winner 2018 and 2019. Perth Fringe Best Comedy award winner and nominee of the Arts Editor Award. 'Master of craze' **** (Guardian). 'Absurd and dynamic' **** (Fest). 'An extraordinary talent' **** (Scotsman). As seen on Australian television: ABC and Network 10. 'Wonderfully offbeat nonsense from one of Australia’s most exciting rising stars' ***** (TheWest.com.au). 'Impeccably well-crafted silliness – and it’s that which makes him one of the smartest comedians on the scene.' ***** (Advertiser, Adelaide 2022).

もうコレは外せないやつじゃないですか! よく考えれば、こーゆー写真とオレの感想のギャップは ニック・ヘルムでさんざん経験済み。持つべきものはオレレベルのコメディ・ギークの友です。

ちなみにJosh Blanc、何しろ写真が「コレ」なので、客層がMonkey Barrelではあんまり見かけないポーキーな男性がフヨフヨしてまして。何を期待していたのかわかりませんが、この点も8−10年くらい前のニック・ヘルムの客層タイプと似てたw

ショーは、特にストーリーがあるのではなく、ソロ・スケッチの連続アワーで、音楽とリズムの使い方がめちゃくちゃ上手い。無駄にすごいある歌唱力で、ちょっとしたキャッチ・フレーズを作っていきながら、次第にビートを入れていき、歌い出す、っていうネタを要所要所でインサートして、キュッと全体を締めてます。キレがめちゃくちゃ良かったです。

プロップいっぱい。事前に仕込んでるボイス・オーバーを利用して、自分の内心の声や客の内心の声、それからプロップの声をきかせる、という演出効果によって生まれる笑いが卓越してましたね。「あいつ最低!って叫ばなきゃ!」と客の内心の声が流れて、お客さんが叫ばなきゃいけなかったり。

もひとつ例を挙げると、気がつくと、人形が客席に座ってるんですが、その人形が「もうこんなのつまらなすぎるからハコから出たい。隣の人、お願い、私を連れ出して!」って言うんですよ。設定としては心の声。で、隣のお客さんが人形持って出て行こうとすると「ちょっと待って、あんた何やってんの?!」ってジョッシュさん止めに入る、っつーw これ何回か繰り返すんですよ。客が本当に猛ダッシュして人形連れ出すまで。仕込みじゃないんで、めちゃくちゃ面白い。

6年前まで弁護士だったんですって。クラシックですなw



Edinburgh Fringe 2022 エディンバラ・フリンジ 2022 コメディ・アワードの受賞者が発表されました!!!!!!

 

ノミネート発表をレポートしたポスティングはこちら。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/2022-edinburgh-fringe-2022-2022.html

で、受賞者が発砲、じゃなくて(→オートコレクト)発表されました。


息をするかのようにチェックしているTwitterを仕事終わった瞬間にチェック。ロイヤル・マイルで、「ウソだろマジか!」と、悲鳴をあげたアジア人を見かけたら、それは紛れもなく、オレ様です。

断続的に怒涛のように推して推して推して推して、推しまくってはや4年のオレが、マジかよレベルで驚くのもどうかと思うのですが、本人の昨晩のライブでの様子を見てると、本当に受賞してよかった😭👏👏👏🙌!!気分は絵文字を入れるくらい浮かれている!!!

あと、大親友のアーロンくんのTシャツ着てる所に感動です。ものっすごいエモ入ってます。

何しろ、今まで自己パトロールベース&自分発信ベースでみなさまのTLへ垂れ流してたサムくん情報が(Twitterやってない典型的な若者なので)、あっちもこっちもわっしょいわっしょい、ウソだろーレベルでオレのTLを埋めまくっている状態ですよ。この、受賞した途端に手のひら変えたように取り上げるメディアたちめ・・・。いいんですけど。いいんですけど!!!

というわけで、2回見に行っちゃったので、そして、2回目鑑賞後は、3回見てもよかったんじゃねーかくらいな気分になっている今回の受賞作について追加の忘備録です。

8月16日に鑑賞後の忘備録はこちら。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-2022prsam.html

8月26日に鑑賞後の追加忘備録は、下記の通り。

1)やっぱり16日は新作ほやほやだったことがわかるほど、今回はすっかり出来上がってました。例えば、もうちょっと広い年齢層やオーストラリアのローカルネタにピンと来にくい客層がアクセスしやすい補助を入れてたり、ネタを入れ替えたり(グーグルのネタが最後じゃなくなってた)。

2)とにかく、仕事が早い! ちょこちょこネタを差し替えてて、26日はノミネート後だったので、まさに、渦中の「2週間公演でノミネート」に真っ向から猛毒をはいてたり、エディンバラのゴミ問題に茶々入れてたり。そのスピードと生産力に、今更ながら絶賛するしかありません。

3)とにかく、ノリノリで嬉しそうだった。それ観てめっちゃ嬉しかったです

4)Paul Williams さんとMark Silcoxおじさんのカメオに加え、Dan Rathも追加投入。最後にDan Rath出て来たときは、さらにやったー!感が激増でした。

5)一般客と芸人客の割合と、有名人の量がちょっと・・・レベル越えで思わずおおおおお。でした。だってエドガー・ライト監督とかマシュー・ベイントンとかジム・ホイックとかごっそり。あの芸人さんもこの芸人さんも(そりゃ同じ町にいてノミネートされたショーやってれば見にいくよね 汗)わんさかいて、ナンジャコリャ状態。コレが沸点きてる芸人さんのマグネットパワーか、とブルブルしました。

別に受賞してもしなくても、この芸人さんの才能とコメディ界内でのインパクト、そして次世代ライブコメディシーンへの希望の大きさはすでに相当だと信じて疑わんのだが(ゆえにノミネートで十分オーケーと思っていた)、やっぱりMilestone的にあったほうが、そりゃいいよねぇ。そして受賞は、やはり大きな力が認識する。しかも1万ポンド、ゲット。

ワクワクしてます。