イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2020年12月28日月曜日

Go Johnny's Pandemic Special. A Note on Japanese live comedy; Yoshimoto comedian and recent R-1 & M-1 winner, Noda Crystal (from Madical Lovely)・野田クリスタルさんの感想メモです

日本語メモ:R-1とM-1で話題のマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが気になってしょうがない理由は、この人のやってることって天才! Sam Campbellくんと同じ匂いがするから?と気づいたせいで、相当YOUTUBE漁りをしてしまった時間を有効にするため紹介と雑感をまとめました。みんながすでに思ってることや知ってるだろうことを日本語で書いてもしょうがないので英語です。ちなみにマヂカルってMadicalだと知った時、めっちゃセンスあるって思いました。もし万が一日本語でも感想を、とリクエストがあれば、多分喜んで書くと思います。

In this blog, I have been mostly talking about English speaking comedy except for a few posts about 
Japanese comedy. It does not happen so often. In fact, this might be the first time that I thought it is newsworthy to write about a relatively new Japanese comedian who does not speak English for his comedy. 

It sounds like this comic is awfully special but please note that there might be a bias to some level as I had much more time to check the Japanese comedy scene this year due to the pandemic. Yes, there is a huge possibility that I have missed out other newish talents in the previous years. But at least it is true that he is different from the rest of the (talented) ones if not more talented. I am doing my best to explain why I think so. 

Noda Crystal is a Yoshimoto comedian. If you are a fan of Down Town, I believe you have seen him occasionally in Wednesday's Down Town. If I remember correctly, he started out live comedy at the age of 15 in the Tokyo underground comedy circuit and was highly likely to become a major driving force of the recent rise of Japanese indie comedy. He talked about the beginning of indie comedy scene here (no Eng. sub). He subsequently joined Yoshimoto comedy school and got a contract with the said agency, while his super low-fi, DIY creative process has stayed the same to this date (I believe). 

Noda has been a powerful contender at all the major Japanese comedy tournaments/awards for the past few years but 2020 must be his breakthrough year as he won both R-1 and M-1 (as Madical Lovely) and I wouldn't have recognised him to this level without these awards. He self-taught game programming skills and released a few bizarre "hand-made" indie game apps, all of which are far from sophistication. (His winning set at R-1 was about him trying them out). In fact, they remind us of 80s and 90s "Famicom" (a.k.a. Nintendo Entertainment System) era because the visual and technical quality is *excuse me* SO shite even to an eye of a non-gamer like me but in a very charming and funny way. 

In fact, it reminds me of some of the digital work-based routines by Sam Campbell, the winner of Melbourne Int Comedy Festival (2018) & an absolute genius emerged from the Australian indie comedy scene. 


(I'm sorry to be off the track but please check Cambell's comedy if you haven't seen any before. Some of them are here ) 

The clip below is a few collection of Noda's R-1 sets. Non-Japanese speakers don't miss much as his games explain 80-90% of what's about. 


Noda has been, as a result, building up his popularity among Japanese gamers in addition to comedy fans. Acquiring the M-1 title in his belt, he's got more pulled by gamers and experts in Japanese game industry, appearing on established Japanese game review publications such as "FamiTsu/ファミ通"

Again, there is no need for viewers to understand Japanese to get how funny the games are. The reviewer said in this clip they had incredible amount of access from China and America (so my argument has been sort of proven?). And based on my personal experience, it is OK to say quite a portion of proper gamers are also proper comedy fans. 

On the other hand, Noda's set as one half of Madical Lovely at M-1 was questionable if jokes were strong enough to pick up the trophy but has clearly changed a recent trend of Manzai/a double act stand-up style by Noda (fool) focusing on physical comedy while his partner Murakami (so-called normal)focusing on aural comedy. 


As you might know, M-1 tournament is a major pathway for newish/mediocre comedians to get more TV appearance in Japan despite that there are a few other well-known kinds televised nationwide. This doesn't mean they have more opportunities to perform their set on TV (except for their honeymoon period). It means they will get TV jobs for "variety" shows (that involves Taskmaster kind of jobs/physical battles) and multi-party chat shows. And that is how they get proper money, being proper recognised as "comedians". All the previous winners found their space to fit themselves in with their versatile chatting skills OR becoming favourite of the powerful (whoever they were), eventually making their way to win their own show. 

Noda seems to shine in Taskmaster type of jobs, while showing something completely different in TV shows which expect comedians to have conventional chatting skills at the moment. His carefully chosen words and timing of delivery only leads to the uncomfortable awkwardness as if he totally failed to sync with interviewers/chat show hosts. It does not mean he has lack of interpersonal communication skills. He, in fact, reads the "air" and creates such a moment by saying/doing something that you can only give a decent reply (Tsukkomi) at best. 

It is fascinating to see this kind of The Office UK & US style of laughter on Japanese TV especially when Murakami is not around. (It also means Murakami is essential to make him fit into the conventional Japanese TV entertainment.) It is super interesting to see how he is (allowed to) move/moving forward to gain a place in the major media. At least, his super low-fi indie game apps are hitting the top chart... 

2020年12月10日木曜日

いわゆるアンチ・フェミ陣は、これをどう消化するのだろうか…Netflix 配信開始したネイト・パラミーディス(Natalie Palamides のNate Palamides)、#MeToo を考える人たちにぜひ観て欲しいです。(予想以上にすごかったので、皆さんも心の準備を…)

 

(芸風から勝手にオーストラリア産だと思い込んじゃってたんですが、アメリカのフィラデルフィア産でした)


【ネイトのざっくりした概要】

ナタリー・パラミーディス(フリンジのせいで新鋭の芸人さんというイメージなのですが、役者キャリアが結構ある…?)が作り出したキャラクター、ネイトの1時間もののライブショーです。胸毛をボタンを全外ししたジャケットの下からチラ見せ(注:毛は接着糊で無造作につけてて乳まる見え)でっかいゴムチ●コをダボダボのパンツに忍ばせ、左目には喧嘩で殴られた大きなアザが。オレはα男だぜ、と男らしさを強調し、缶飲料の一気飲み競争を観客相手に挑み、独断と偏見で勝ちを宣言し、勝った奴は何やってもいいんだ!というルールのもと、女性客の胸を触りに行きます。でも触ろうとする前に「触ってもいい?」と尋ねる。「ダメ」って言われたら「はい、触らない!」「オッケーよ」と言われたら、触る。

「やる前にきいてオッケーもらってるからやっていい!」

「尋かなきゃダメ!きかなきゃダメ!」って今度は男性客に近寄り、片手でボールを持つ手をして合図する。男性は何ともいえない表情をしながらも(ここは乗らないとね)「オッケーよ」で、がっつりネイトはタマを触るわけですよ。

「やる前に聞いてオッケーもらってるからやっていい!」


わっしょいわっしょいわっしょいわっしょい!(的な)


その後、カップルとのインタラクションから上手に女性が自分の元カノという設定に持っていき、マットレス引っ張り出してきての、男性とパンツ一丁のレスリング勝負。勝負に負けて元カノへの未練タラタラになる一方で、授業を受けているアートの先生(マネキン)との関係がもの見事に肉体的に急速に展開していくんですね・・・

【感想】

しつこいようですが、エディンバラ・フリンジで鬼のように話題になったんですよ、ナタリー・パラミーディスのネイト。コレこそフリンジで観れるコメディの真骨頂、的な。期間の真ん中頃には全日程完売になっちゃって。

しつこいようですが、オレの趣味な笑いなのかわからない映像クリップや画像を見かけていたので、頑張ってみようとしなかったんですね。ネットフリックスで配信してくれなかったら一生みることはなかったと思います。だから感謝です。

素晴らしいナンセンスと深さ。いかにセクシャルなコンテンツのコミュニケーションが複雑か。男らしさって何か、女らしさって何か。

ショーの最後にナタリーが「メッセージはわかりやすくはっきりしてる」って言って終わるのが最高のおちょくりというか。粋というか。この最高のオチのためにここまでやってのけるのか、と。

いや、ここまでやらなきゃ伝わらないのかな、Me Too、とは、ということなのかもしれません。

この作品が上演できたアート環境はすごいと思います。今のこのご時世でも、すごいかな、と。

リベラルアートシーンって偽善の塊かもしれませんが、偽善すらもなければ存在できないことや評価されないで終わってしまうこともあるかと。徒然草でいいことの真似はいいことだ、みたいな下りがあったかと。そんなところも注目したいと思います。

一方で、視聴した今、ナマで観たかった、と後悔している自分がいないことや、もし、ナマで観たら、どんな気分だったんだろうか、すごく考えさせられちゃいます。

映像クリップを見た時(→ゴムち●こぶらんぶらんさせてたりとか、ナマ乳丸出しだったりとか)のうーん、どうだろ、って感じたバイブは見事あてにならなかったんですが、その一方で、この「居心地の悪さ」や「(居心地の悪い)緊張感」の連続って、初めてじゃないんですよ。

この(居心地の悪い)緊張感ってパッと思いついただけで、ニック・ヘルムやジョーダン・ブルックスさんの得意技だったりするんです。なぜ、この2人のタイプはライブに積極的に行きたいと思い、ナタリーの場合は内容を賞賛しながらも、ライブに行かなかったことを悔やんだり、一度ナマで見たい!といつものような積極的な気持ちになっていないのか。

悲しいことに、ナタリーの居心地の悪さは「彼女が危ない目に遭ってしまったら」とか「彼女が嫌がらせをされたら」という不安がつきまとうことからくるんですよね。ネトフリの配信バージョンは、公開収録で、ショーの内容もパフォーミングアーツもわかっている人たちが行くから、安全は保証されているはずなのに、それでも不安からくる居心地の悪さが消えない。コレがあのフリンジだったら…と思うと、正直こわいのです(特に週末は酔っ払いが多いので、客の当たり外れはギャンブルだから)。

もちろん、アレをやると決めたプロの芸人さんなのだから、いかなることにも対応しジョークに変えてしまうのでしょうが。

バイオロジーの観点からでいうジェンダーの違いで、こうも女性の体を持っている芸人さんはハンディを背負ってしまうのかということも、改めて考えさせられてしまいますね。

今回のネットフリックス企画でのプロデューサーがエイミー・ポーラーで、彼女がこうやって紹介入れて、守っている理由もわかります。


2020年11月26日木曜日

2020年秋も深まる以降、ここ最近で見れた英語圏コメディの感想メモです

【お知らせ】

質問箱はじめました!

https://peing.net/ja/whiteanklesocks

コメディのことなら大抵喜んで話すので、(国境を超えるので日本のお笑いも含みます)もし何か質問があったらぜひどしどし。

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気がついたら、もう2020年も終わっちゃう・・・。

本当は、Netflix配信で見れるオススメのコメディ、とか、アマゾンプライムで見れるオススメのコメディ、とか、年末引きこもるしかない世界のお役に立てるようなポスティングをしようと思ったのですが、紹介したいと思うものは、すでに紹介してるものばかり。さらには、リストのザッピング後、真っ先にクリックしたのがポリス・アカデミーでした…。ここで、

ポリス・アカデミーは素晴らしいです。


と、明白に宣言したところで、以下、最近見た英語圏コメディの感想になります。

(・・・とか言って、ほぼほぼオーストラリアだったりする)

① Aunty Donna's Big Ol House of Fun/ アンティ・ドナ のハウス・オブ・ジョークは絶対に日本のお笑い好き、映画・ドラマ制作者や演劇に絡んでいる方がハマる傑作シリーズです。

もともとオーストラリアのアーツ・アカデミーで出会った3人が始めたグループで、エディンバラのフリンジにも数回来たことがあるんです。ぶっ飛び系のナンセンスとテンポの良さが最高なので、絶対に日本のお笑い好きの人たち、(記憶に新しいところでオーストラリア版のドキュメンタルを楽しんだ方)は、大丈夫だと思う!!

もう一つは、パフォーミング・アーツ・スクール出身だから、めちゃくちゃでナンセンスなようで、実はブレヒトの典型的なメソッドを巧みに利用した笑い作りになってるんですよね。Aunty Donnaの面々たちの家の中という設定で観客の視点をAunty Donnaと同じに作り込んでいたと思ったら、いきなりズームアウトして公開スタジオ収録現場を写し、視聴者を「観客」の視点と同じに変えて、現実世界に引き戻し、フィクションとの距離を置く、みたいな、教科書みたいな例がポロポロ出てきます。オレはブレヒトとか含めメディア論で学んだことくらいしかピックアップできないけど、映画やドラマ制作の人たちや劇団関係の人たちは、もっと細々面白いことが見えるのではないでしょうか? 

とにかく、超!オススメなので観てください。


② 12月1日にNetflix配信決定の`Natalie Palamidesめちゃくちゃやばいやつ、やばいんで、やばいです。笑いとは何か?を改めて考えさせられるはずです。

もう、どうしたらいいの、これが配信になる日が来るなんて・・・(驚愕)


これは急成長期のモリマンとか森三中で体感した匂いとちょっと似てる気がします・・・(汗)2018年のフリンジで、このショーがあまりにもすごくて(チケットは全く取れない状態で)盛り上がりについて、ここでちょこっとだけ触れてます。ちょっとオレは、ちょっとこれ観てないんですけど(→完全に個人の趣味です)、配信で手軽に見れるので観たいと思います。いや、これは、本当に飛ばし方がちょっとレベル越えも甚だしいのですよ・・・笑いとは何か? ちょっとこれ観て考えたいと思います。

③ Taskmasterのシリーズ10が最高すぎる件についてメモ。

TaskmasterについてはUK版の芸人さんたちによるリアクション芸の決定版!として大絶賛!


その後、待ちに待ちに待ちまくったエイカスター・シリーズで、エイカスター祭りもかねてご紹介。


今回のS10は、あまりにもメンツがすごいとご紹介してます。


で、その期待を裏切らない、すごいシリーズで。1、7、10は殿堂入りかと思います。
デイジー・メイ・クーパーとジョニー・ヴェガスのできなさっぷりと、やりたい放題っぷりと、モゥワーンのずるがしこ過ぎが、天下一です。あとマスターことグレッグ・ディヴィスの毒舌っぷりが(さらに)レベルアップして、クオリティが芸術です。S7でエイカスターくんが「オレらのシーズンが一番ウンコ?」って言ってましたが、できなさ加減だけでいうと、シーズン10がさらにウンコかもしれないです。最高に笑えるので、ぜひ。








2020年11月9日月曜日

その時コメディ・クラスタ内でリアルが確実に風刺コメディVeep (HBO) シリーズを超えた…ツイッターでトレンド入りしたFour Seasons Total Landscaping の一部始終があまりにも面白いのでまとめました

 こんにちは。11月3日火曜日から24/7でニュースを観てないと落ち着かない、他に何も手につかない、というニュース中毒になっていた世界中の民の1人、いなむらです。

まじで人生で、こんなにアメリカのニュースチャンネルをザッピングしまくったことはないです。

(自分でやってて、ジョージアとネヴァダのストーカーになったかと思いました。)

11月7日は、CNNでのVan Jonesさんの涙で、涙腺が破裂し(→ビールは飲んでいた。すでに選挙ニュースが酒の肴状態)ソロ・号泣が止まらない始末。

エディンバラでは、エディンバラ・タトゥーでも、フリンジ最終日でも経験したことのない莫大な量の花火が、これ見よがしに、そして狂ったように打ち上げられました。(注:4年前にはなかった)


・・・・・・・


さて。


世界中が新しい大統領の当選確実を報道する一方、ツイッターで目立ってトレンド入りしていたのが、Four Seasons Total Landscaping。不正選挙がおこなわれとる!と怒りに燃えるトランプさんが「今日の11時30分(AM)に、フィラデルフィアのFour Seasonsで記者会見やるから!こんな不正認めない!!絶対!!ぎゃー!」とツイートした後に「Four Seasons Total Landscapingでやるから!んじゃ!!」って、わざわざ訂正したところから、始まったわけです。


この一部始終がまるでHBOシリーズのVeepどころか、Veep越えしており、あまりに爆笑すぎて後世に残る傑作だと思うので、ぜひ紹介させてください。

ベースにさせてもらってるのは、英インディペンデント紙の記者さん、リチャード・ホールさんによるスレッドです。


ラグジャリーホテル、フォーシーズンの後になんかついてる・・・と騒然とする世界


トランプさんの指定した記者会見の場所はフィラデルフィアの郊外にある、しがないランドスケープ会社(→なんて説明すればいいのだ?建物を含めた敷地全体を手がける風景美化会社、かな?)。マジで、マジでここでトランプさんが会見すんのか?


いつものおっちょこちょいで、すぐに削除→訂正が(再度)出てくんじゃないの? とマスコミは待ってみるものの、一向にその様子はありません。

一方台風のように押し寄せるmemeとグーグル・レビュー(現在削除 汗)


会見の時間が刻々と迫る中、待ってられないので、リチャードさんは、 フォーシーズンに電話し、ホントのホントに!会見は郊外のしがないランドスケープ会社で行われることを確認。



押し寄せる確認の電話に堪え兼ね(?)フィラデルフィアのフォーシーズンも正式発表
うちで会見は行われません。Four Season Total Landscapingとは一切の関係もございません」

見え始めたオムニシャンブルの絵図に胸のときめきを隠せず、口々に「Veepだ」「Veepだ」と呟くコメディ民。



待ち受けていたのは、その期待を裏切るどころか、それ以上のものだったのです。

現場に向かったマスコミ陣が、真っ先に見たものは・・・


エロ本屋「ファンタジーランド」


お向かいにはお葬式サービスの会社「ステート・ルーム」


笑いで息ができず、号泣して助けを求めるコメディ民(→オレ)

世界の期待に応えるために、映像で嘘ではなくホントだよ、と見せてくれる親切なリチャードさん(最後にロゴにズームしてくれるのがニクいです)

会見スタートを待つ中、バイデンさんの当選確実が報じられ、まもなくトランプ陣営の選挙対策本部長ルワンドウスキ氏がどう反応するかと、ワクワクを隠せないリチャードさん。


しかし、会見時間はおしており、なかなか始まりません。焦らされるマスコミ陣。新大統領が確定のニュースを前に、こんなシャビーな郊外で待たされるのも限界です。1人、また1人と消えていく記者たち・・・


何しろ、トランプさんは会見するよ、といったわりに、その後ゴルフでファンタジーランドへグレート・エスケイプなので、ご本人が来るわけがないですし。

そうこうするうちに、ついに!会見が!! 
現れたのは、トランプさんの顧問弁護士ジュリアーニさん。


ついこないだボラットの続編でハニートラップにいとも簡単に引っかかったジュリアーニさんです。



今やこの人に「選挙は不正!我々を騙そうと思ってもそう簡単にいくものか」と言われても、なんの信ぴょう性もありません。

ジュリアーニさんが「背後にいる人たち(数人)が不正を目撃した、開票の現場を視聴することをブロックされた人たち」と不正を訴えます (→ 一回真面目になりますが、開票の様子は一部始終を距離を置いて監視することができます。という事実があります)こ
こが今トランプ陣営の苦戦しているところです。法廷に持っていけるようなレベルの確固たる不正の証拠がまるで見つけられない。

戻りまして・・・

熱弁の最中に、記者陣により当選確実のニュースを知らせたジュリアーニ氏によるリアクション芸をどうぞ。



結局、確固たる不正の証拠はないまま、マスコミ陣の期待を裏切る会見に。
リチャードさんの舌打ち的な音が聞こえます。

リチャードさん、おつかれさまです!!!




トランプ陣営の現場を妄想するコメディ民たち


オレははじめ、トランプ陣営がフォーシーズンをブッキングしようとしたんだけどできなくて、どうせトランプさんがいくわけじゃないから、トランプさんが(これ以上怒ることなく)上手にごまかせるように、似たような名前の場所を予約セッティングした、っていう絵図を妄想してたんですが、

イアン・モリス先生が「そのうちでる「ホワイトハウスの内側」みたいな暴露本で、誰かが ”あの時、間違えて別のフォーシーズンに電話しちゃったのは、オレです”って告白するところを読むのをすげー楽しみにしている”って言ってて。


これだ!!!と思いました。

これだよね?これ!!!


現在24時間経過してますが、威力が強すぎて、まだ思い出し笑いしちゃってます。

最後にVeepのシーズン5で繰り広げられた大統領選でのNevada州のセリーナと彼女の陣営のやりとりを貼り付けます。まんま現実だよ(爆)



Veepシリーズはストリーミング配信とDVDで購入可能でーす!(作家チームの1人Simon Blackwellさんより) ちなみに、日本はどこかで放送してるのかな???


2020年11月2日月曜日

サイモン・ペッグとニック・フロスト(と仲間たち、的な)がタッグを組んだパラノーマル・コメディ・ドラマ、Truth Seekers / トゥルース・シーカーズ(アマゾンプライム配信)の感想です

 世にも時代遅れでサムい邦題サブタイトルで、日本の世間がガン無視してる気がしてならない… 



配信前に主に制作サイドの情報をアップした記事はこちらになります。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2020/09/truth-seekers-1030.html


【さわりのあらすじ】

ブロードバンド電波配信会社 スマイリーに勤務するガス(ニック・フロスト)は、妻エミリーを亡くし義理の父(マルコム・マクダウエル、なのね?)と2人暮らし。

配信率100%を目指す会社のボス、デイヴ(サイモン・ペッグ)は、他の人なら敬遠するようないわくつきの場所からの依頼を二つ返事で受けてくれるガスを大変気に入っていて困った案件になるとガスを指名します。実はガスは、パラノーマル探検が趣味で、仕事を利用して様々なパラノーマル事件の調査をしていたのです。YOUTUBEチャンネルも作っていてレポートしてます(視聴者ほとんどいないけど)。

そんなある日、ガスはボスの任命で、新しく雇われたエルトン・ジョンとチームを組むことに。エルトンはパラノーマルが大の苦手だし、ガスもエルトンが余計な足手まといになるから渋々だったのですが、2人がチームを組むことで、予想だにしない大きなパラノーマル事件の連鎖に遭遇し始めます…


【感想】

すごく綺麗に風呂敷を広げながら風呂敷を畳んでいく、コメディ要素のあるドラマ、でした。ようは、力のこもってるところが、笑いの方じゃないんですよ。

散在する仕込みがどのように一本のストーリーの1部となしていくのか、というプロット展開やパラノーマル効果をどう出すかに重きが置かれている。続けて見たいと思わせる要素は、各登場人物が抱える悩みやこっそりしている過去、遭遇したパラノーマル事件、ガスの奥さんの死、各業務先に潜む歴史など、各ネタが単体のようで実はつながっている、というところにあります。

映像も、Jim Field Smith監督のものです。「コメディ」の監督さんじゃないんです。「(コメディ要素のある)ドラマ」でここ10年くらい売れっ子なんです。True Seekersもこの監督さんの味がすごく出てて、映像の色味とかカット割りとか完全に過去作のThe Wrong Mans とかStagとか系なんですよ。彼の洗練された映像と演出はコメディの撮り方ではないんです(*)。

つまり、これをガチのコメディカテゴリーで「俺たち」シリーズにされるのは本当に、困るんです。

笑いに関して言えば、サイモン・ペッグとニック・フロストが過去に出演してた映画がいくつかありますが(Paulとか)、あの路線かな。


アマゾンプライム という幅広い視聴者層がターゲットなので、アイスクリーム3部作的なジョークを意識しつつも、わかりやすさ、拾いやすさでいうと、決してBBC2の夜10時枠とか、エンタメ・ギークならではの遊びも入れるエドガー・ライト監督系ではない。なので映画や音楽のリファランスはちらほらわかりやすく出てます。(→ショーシャンクには笑いました)

また、サイモン・ペッグ扮するデイヴの他に、エピソードによってゲスト登場するコメディアン&俳優さんたち(**)の技量に頼ったコミカル要素が出ています。義父役のマルコム・マクダウェルは序盤から終盤にかけてコミカル要素をホラー要素にナチュラルに変換していったのは、やっぱりベテランの素晴らしい役者さんだから、ですよね。

(*) コメディの撮り方って、なんだよ、と思われるかも、と思い、エドガー・ライト監督に学ぶコメディの撮り方、という素晴らしい参考映像クリップがありますので、みなさん、ぜひご参考にしてください。コメディを生み出す撮り方、というのは、あるんです。


(**) 目立ったところで Kevin Eldon, Justin Demri-Burnsです。若手の芸人さんちらほらとHorrible Historiesの人がが出てると思うんだけどクレジット確認したらないので、違うかも。


【まとめ(↓ 一部ネタバレしてるので気をつけてください)】



面白いです。気軽に楽しめます。いろんな伏線も比較的すぐ繋げてくれるので、焦らされることもないし、どんな伏線だったか忘れちゃうこともないし、拾うべきものは全部拾いやすい。こういう構成は好きです。風呂敷を広げはじめて、ひたすら広げ続け、どこも畳むことなく、またいつ畳むのかも推測できないまま延々進行し続けるお話が苦手だから。

魔術(魂の移動およびパラノーマル現象)と電波会社の陣地とり戦争みたいなところはなるほどねって思ったし、(両方周波数扱ってるから)ふふふって思いました。

ただ、ツイッターでも呟いちゃったど、この手のホラーコメディではInside No.9が完璧の上を行っちゃっているので、あのすごさが脳内をふよふよしちゃうようだと、プロットの深さや仕込みの部分で物足りない感は、否めないかも、です。

例えば、ほぼほぼ15−6世紀あたりのシーンで魂を体内から別の場所へ移動させ、永遠の命をモノにする呪文の本が出てきて、それが現代のシーンでレスターの車のトランクで見つかったっつーくだりがあるんですけど、レスター&車ときくと、やっぱりバラ戦争とかデーモノロジーに絡むのかな、みたいな、深みを本能的に期待しちゃうんですよね。でもそれ以上何もないの。タイトルはラテン語で書いてあるし、現代でその魔術を復活させようとするドクター・トインビー(ジュリアン・バラット)が叫ぶ呪文もラテン語っぽいし(全部じゃないと思うけど)。

もしかしたら、さらっとしてるのは今だけで、S2以降に深まる入り口なのかもしれないですけどね。

それに、Inside No.9のような深さをはじめから視野に入れてないと思うので(アマゾンプライム だから)引き合いに出すのもどうかとも思ってます。