イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2024年9月8日日曜日

Edinburgh Fringe2024エディンバラフリンジ2024 個人的忘備録その3 感想あげてないけどメモしておきたいもの、一気にまとめて書き出します。

 今年は序盤で体調くずしたのと、どんどん年を取るせいで、日本語を社会人として使う機会がウイスキーをのぞいてほとんどないなかで、みたものの日本語の感想をあげる作業がどんどん時間がかかるようになってしまいました。

3)追加で、ツイートで上げた感想を頼りに、ここに一気にまとめたいと思います。

Lorna Rose Treen: Skin Pigeon 


1人スケッチっていうんでしょうか? Rー1な感じのやつ。キャラクターコメディです。去年結構話題になったショーを、今年は限定公演しており、去年観に行ってないのと、友人の激推しにより、観に行ってきたやつです。人の背の高さくらい積みあがった洗濯物みたいなプロップから出たり入ったりして、6キャラくらい怒涛のように見せていくランダムな1時間。アイディアに至るロジックも思考のロジスティクスがぶっ飛んじゃってる感じの、イギリスにはほとんど見かけないやつですが、日本だとよくあるやつ。突拍子もないはあ?みたいなサプライズがオチになってるやつです。話題になったのは、こっちの人こういうやつに耐性がないからだと思う。今回観たキャラの1つがものすごい真面目で一生懸命?なガールズスカウトの子のキャラが、山崎邦正さんが昔ガキの使いでやってたプロデュース曲やヒットパレードでの芸風を彷彿とさせてですねw 説明のできない笑いですw 


Marc Jennings: Marcsism


Marc Jennings とStuart McPharsonとSteven Buchanan ってスコットランドの若手芸人さん3人でやっているポッドキャストシリーズSome Laughがありまして。すごい好きなんですよ。きばってないまったり感と、ポッドキャストの作り方が、ワイワイ会話の途中から始まるみたいな感じにしてるせいで、聞いてるだけで自分も参加してるみたいなほっこり気分になれるんですよ。

その3人のうちのMarc Jenningsって、これ見てhttps://youtu.be/y97e7XOPYAU?si=ufzCft2jFyFEpxv7、結構lad ladしてる感じのネタをやるって印象だったんだけど、このチャンネルを通して配信した彼曰く「フルショーがアルバムだったらこれはEP」っていう立ち位置の30分くらいのショーhttps://youtu.be/lYG_6GXjqTY?si=Zh0of1YHPOStFbLd 
本当に!!素晴らしく。

なんで彼が結構lad ladしてる感じのコメディやってるのか、とかSome Laughの舞台裏とか、バックドロップで映し出されるようなショーだったんですね。んで、今回ものすごい気になって見に行きました。最初に見た1hショーよりは身近な話からしっかり社会政治に踏み込む展開になってたけど、そこまで2本目に見た30分のショーほど、emotiveな内容にはなっておらず、ちょうど1本目と2本目を上手にブレンドしたみたいな?かんじ。WiPって書いてないし全然きちんと出来上がってたけど、後でツアーをやる時のためのWiPみたいなもん、って言ってた。定期購読しちゃってるくらいSome Laugh贔屓なオレが言ってもあんまり?かもだけど、ほんとに上手なので、今後ぜひにと思います。


Stuart Laws:Stuart Laws Has to be Joking 


観客の熟練プロであるオレは、90年代の「観客にも演者にもオレは見えない」時代から00年代の「若い子たちはオレが見えるようになる」時代、さらには2010年代以降の「だんだん誰にでもオレが見えてきて、一番前にノリノリで座ってるとクラウドワークに使われちゃうこともたまにある」を経てきましたが、ここ近年とくに結構多くの演者も客もコケ―ジャン以外の観客になれてしまった感を感じます。
クラウドワークって素人相手のインプロだから、居心地の悪いレベルの想定外へぶっ飛ばないように、っていうリスクマネジメントを演者側は図るわけですね。で、たとえば、圧倒的コケ―ジャン社会で生まれ育ち巣立ったか、このダイバーシティ・カルチャーに対応するため、的なマインドセットがあるかどうか、など、様々な要素によってそれぞれの演者さんのリスクマネージメント対策って分かれていくわけです。で、昔はほとんどいなかった「潜在意識的にも構えがない」っていう演者さんの数が確実に増えてるな、と。

と、前置きをいれたところで。

それは、コンスタントに応援を続けているStuart LawsさんのStuart Laws Has to be Joking を見に行ったとき、 ですね。(念のためStuart Lawsさんはエイカスター黄金の4部作の演出ディレクターであり、ケタリンガ・シリーズ他、オンラインに名だたる名作を残している名監督ですが本業は芸人です)
場所は、どんなに何度もプロ消毒をかけ、プロ掃除して掃除して掃除しても、ゲロと尿とアルコールのにおいが染みついてとれない、というゲロと尿とアルコールに呪われた悪名だかき館があって、そこだったんですけど。前から2列目に座ってたんですよ。
冒頭でショーのセットアップ的にクラウドワーク用に5つくらい質問を用意してるって質問をあげてくんですよ。そのなかの1つ「一番大きなブタのサイズは?」ってのが、まさか、オレに飛んできちゃってですね。
その場で、即答できなかったんですよ。モニョモニョで。そしたら、ショーのど真ん中の不意打ちで「どお、もう答え出た??」って再度振られ(なぜ?!)、「むむむむまだっ!」って引っ張ってしまった上に、終わってからふと思い出したら、「某所でストリーミング配信用に本日収録してますー」って言ってた・・・(涙)某所で永久保存になってないといいなーと願います。泣きたい・・・


King of the Table with Ray Badran


今年の5月くらいには完全に、8月フリンジの最終週の週末、バンクホリデーウイークエンドがあるこの週末が、クサいってオレはずっと睨んでました。何しろ今年は、そうそうたるオーストラリアとニュージランドの面々がごっそり集結してたからです。その多さは近年稀に見るレベルだったのです。マジです。
つまりですよ。カンボー ( 注:サム・キャンベル)の昔ながらの仲良したちが、ごっそり。だったんですよ。
カンボーは、絶対に!この週末目がけて!!来る!! と睨んでました。さらにいうと、カンボーが元々は主催者の1人だった上記の芸人対抗卓球王決定戦に出る可能性が無茶苦茶!高い、って睨んでました。(→だって前にカンボーがMCやってたときに見に行ってるし)カンボークラスタだろうとなかろうと、ほんとにすごいメンツが登場するんですよ、毎回。なのでほんとに奇跡のイベントって感じ。ちょっと前のレスリングのイベントくらい。

そんなオレの予想が当たらないわけがありません。なので、今年のハイライトは間違いなくこのイベントです。

ちなみにこの卓球王決定戦は、芸人さんたちがダブルスで、ガチのガチガチで優勝を狙うものです。芸人さんたちがブラフを言い合い真剣に戦う姿がひたすら面白い。あと、Taskmasterにはコアなクラスタがおり、そのファン層にとっては、オーストラリアのTaskmaster勢とニュージーランドのTaskmaster勢とUKのTaskmaster勢が同じ場所でピンポンするってのがあり得ない軌跡なんですよね。オレはTaskmasterクラスタではないんですけど、気持ちはわかります。

芸人さんたちのショーではなく、普通に卓球の試合なので、写真も撮りたい放題っていう状況の中、気が狂うほど連写しました。ほんとに生きてて行けてよかった(涙)

ここで写真をあげようかと思ったけど、Monkey BarrelやKnock2Backのハコ側がSNSに一回上げてた関連画像を取り下げちゃってるので、念の為上げるのはやめとこうかと思います。

ちなみにこの週末、Guy MontgomeryのGuy Mont Spelling Beeは卓球と同じくらい狙っていたんだけど、仕事的にすごくキツくて、やめちゃったやつなんですよね。でも、そこにやっぱりカメオ的にカンボー出たらしくて。お友達のお友達(は皆お友達になるのですが)が、見に行ったらカンボー出てた!!って教えてくれて、悲鳴。お友達から「3週間前に一回ぶっ倒れてるから、彼女の前でカンボー見たっていうのしばらく禁止!!!」と禁止令でまして、詳しいことが聞けなかった・・・ただカンボー関係なしに、Spelling Beeってめちゃくちゃ面白いです。
オーストラリアの人は特にぜひ見てください。ABCでやってるっぽい?オーストラリアのテレビのことほとんどわかってないですが!!

2024年8月29日木曜日

Edinburgh Fringe2024 エディンバラフリンジ2024個人的な忘備録その2 イギリスで郵送するときは書留必至&タイミングを考えましょう

直接フリンジとは関係ないのですが、フリンジがきっかけで長い時を経て、結果的にこんなことになったので、忘備録。

2)郵便物は誰宛でも書留で!あと、送るタイミングを考えましょう

毎年この時期、いやらしいレベルで「オレが絶賛したものは、エディンバラフリンジをほぼほぼ制する」証明書とか免許とかもらいたいと繰り返しつぶやいていますが、そんなオレの目利き能力がもたらす効能といえば、大抵の場合、ドンハマりした演者さん(注:そんなに多くない)がハネちゃうとっくの前に、推し活動を開始してる、ってことなんですね。ちっちゃいプレゼントとかちょこちょこあげちゃう。

推しからは、あげてもいい許可を事前にもらいます。じゃないと、向こうはオレを知らないんだから怖いだろうにと、思っちゃって。または、最適な送付先を聞いて送っちゃう。役者業の場合はここ、制作の場合はここ、ライブのブッキングはここ、というようにエージェントに複数登録してることが多くて、どれが一番いいのかわからんから。

そんなわけで、オレが推して推して推しまくっている演者さんの1人は、スコットランド出身のせいか、フリンジを制したあとも、短期間でショーやったり、フリンジでお芝居やったり、たまーにではありますが、コメディ・クラブのミックス・ビルに出たり、なんてことをやっててくれたんですね。なので、ギャーギャー騒ぐことが比較的できてたってのがあります。で、里帰りをしたときに、演者さんの超推しバンドの日本限定版をたまたま見つけて買ってて、それを次の機会に手渡そうと、のんきに構えていたんですよ。

そしたらですね、その演者さんが執筆&主演したドラマ・シリーズが、満を持して4月に配信開始になると同時に、驚愕で前代未聞のビッグバン・レベルの爆発人気をおこしてしまってですね。その結果、とてもじゃないけど、もはやエディンバラのフリンジなんかに生身でふらっと来れるわけがない、って状況になっちゃったんです。

せっかく買ったのに!!

とはいえ、持ち続けても意味がない。渡すのがオレの幸せ&目的なので、演者さんに相談して、送ることに。で、一番都合のいいエージェントの住所を教えてもらい、送ります。「バタバタしてて、事務所に行くまでには時間がかかるけど、フェッチしたら連絡するね!(推しバンドの限定品なので→)超楽しみ!!」と言われたけども、演者さんはメディアとアワードのひっぱりだこなので時間がかかるのは当たり前、受け取ったとしても忙しくて返事もできるわけもない、と気にしないでいるなか、8月はとあるおやつの時間。携帯みると、その演者さんから

「送ってもらってるよね?(汗)まだ届いてないんだけど・・・」

とメッセージが。

ええええええええええええ・・・ とどいてないの!?@?!@?!えええええええ

1stClassで送ったんですよ。書留にすると不在のときにピックアップで面倒かけちゃうから。しかも1st Classって書留の48時間内より値段は高いんですよ。4£くらいしてるの!

あと2nd Classならまだしも、1st Classで郵送したものが紛失したこと延べ34年間イギリスで一回もないんですよ。遅れて1週間とかは、ある。でもどっかいっちゃうってことは、ない。

オンラインで購入したスタンプの詳細を見てもらったが、宛名と送り先は一字たりとも間違っておらない。演者さんも担当さんは何度も事務所内を確認したが、届いてない。もちろん、オレの家に返送されてきてもない。



なにを、どうやったら、荷物が消えちゃえるのだろうって考えました。

で、よく考えたらですね、オレが郵送したときって、日本を除く世界中が演者さんの事実をもとにしたドラマシリーズの、元ネタを探しまくっている5月半ばだった。誰あの女?って噂がとびかってて、余計な詮索しないでくださいって制作側がめっちゃ呼びかけてるときだった。

郵送の過程にはあまり責任の大きくない人達も多くかかわってるわけで。よりにもよって、あの!世間のかなり多くが血眼で実在の人物を探しているさなかに、エディンバラからの荷物で、書留もしてなくて、演者さんの名前と事務所宛の小包を見たら、「なにこれゴシップの予感」ってとられちゃう可能性あるんじゃないか、と思いました・・・お絵描きと限定版しか入ってないよ(号泣)

証拠もないし、何しろ、書留にしてないから、どうしようもないんだけど。

演者さんには、何回もごめんねーごめんねーって謝られて。一切悪くないのに。もしもこの予想が当たってたら、オレの郵送物ですらこんなことになってるんだから、演者さんが様々にこうむってる迷惑レベルって想像を絶する酷さなんじゃないかと思う。

なくなったものは仕方ありません。限定版もっかい探して買って送ることに。ちくしょーオレは負けない。

みなさん、ものを送るときは書留にしましょう。1st Classはもはや1st classでもなんでもなくなってしまいましたよ・・・オレの世代だと、1st classへの根拠なき信頼が若い世代よりも大きいのかも。


2024年8月28日水曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 個人的な忘備録です その1 体調管理は年を取るほどきちんとしましょう

 今年は通年に比べ、記録したいイベントフルな出来事がいくつかあったので、忘備録ポスティングです。

1)体調が悪過ぎて、鑑賞中にぶっ倒れる

年を取ったことをわすれがちになるんですが、

ちゃんと食べて休まないと、ダメ!!

今年はフリンジ開始週、結構重要な仕事で出張後、体調を壊しちゃったんですよね。

しかし8月は稼ぎ時。目が開いてるときは仕事かフリンジがらみか、のどちらかしか選択肢がないんですよ。なので休養らしき休養どころか、マックス以上に忙しい状況のなか、ビンジ・レベルは中レベルの8月4日(日)を迎えてしまいます。

午前中は仕事ですでに15K歩くらい歩いていて、終わって速攻で1本目(エレノア・モートン)。お昼食べることもなく(同行者がすでにおっきいブランチ食ってた)ラテ&ビールで次のショー待ち(スティーヴィー・マーティン)。この後もごはんを食べるほどの待ち時間がなく、ビールを飲んで3本目(キエラン・ホジソン)。夕方6時半近く、おなかが減りすぎて死にそうななか、ついに店にはいってごはんをたべれるくらいの時間が! と近所のよくいくピザ屋へ入り、はらぺこの状態で欲張ってチーズたっぷりの上にさらにモツァレラが丸ごと1個乗ってるプロシュートピザを、ビールで流し込みながら、ごちそうさま。

胃袋がキリキリってきたのが、次のショー前(コレ)に並んでいるとき。この時点では、食べ過ぎておなかいたい、っていう感覚で。後頭部で不安がよぎるなか、開場時間。そして全然前の方で並んでなかったのに、なぜか案内される順番と席のレイアウト上、下手よりの一番前に座ることになってしまいます。

ショーが始まりは、まだコントを楽しんで笑ってられたのですが、半分くらいしたところで、イブクロのアップセッティングがギアアップ。吐き気とおなかのぐるぐるに耐えながら、オレの脳裏に浮かんだのは、あの11年前に起きた悪夢。11年前は演者のお父さん(国民的有名人)のほぼ隣でショーを観ることから起こった悲劇と罪悪感ですが、今回は別の意味で絶対に!!!Make the Sceneを避けたかったのです。というのも、

10年くらい前にメンバーさんの1人のソロ・プロジェクトだけにめっちゃハマった(→この芸人さんに認識されるレベル)のに、スケッチコメディのほうにはそれほどハマってない・・・ってことが、本人にうっすらばれてる気がしてならない。さらにこのスケッチグループを盲目的にべた褒めするレビュワーさん大嫌いっていいまくってるし、最後にフリンジ来たのは6年前なんだけど6年前観に行ってないしまるでさわいでない。(注:SNSが相互フォローになっています。でも読まれるわけないと言いたい放題言ってきました)というわけで、もう総計10年くらい本人に話しかけてないから覚えられてることもないんだが、途中で退場なんてことやったらさすがに「あ、あいつだ!」って思い出されてひんしゅく100%

って、なるんじゃないか、と。なので今回は、たとえどんなにヤバくても、

退場だけはできない。

我慢しなければ。

と、「ダメ!退場」の言葉を呪文のように繰り返しているうちにですね、まるで記憶がぶっ飛びまして。生まれて初めて、記憶がないんです。気が付いたら、同行者に支えられ演者さん方に「大丈夫?!?!意識もどった!!!よかった!!!」と大声で呼びかけられており、「もうほとんど終わりだから大丈夫だよ!大したことやらないから気にしない気にしない!!!はい!みんな拍手! よかったよかった!」

と。

演者さんたちに呼んでもらったPleasanceのFirst Aidチームに支えられながらお客さんの拍手で(同行者とともに)退場いたしました。

演者の出入口のところで仰向きになってたのですが、両手の指と足の指が麻痺っぽくなってて、FirstAidの方にいわれるように動かしたいのに、上手に動かないんですよ。コワすぎる!! でも、にっこり笑ったり、視線も合わせることができたので、「まずは、大丈夫だ」と。だんだんふつうにしゃべることができるようになり、同行者とFirst Aidの人とお話しながら、足と手の指をぎゅっとしてはなす、ができるまで繰り返し繰り返しトライしました。たぶん15分くらい?で、しっかりしびれがとれていて、普通にぎゅっとしてはなすができるように。めちゃくちゃほっとしました。ただ、体力的に、立ち上がって歩ける、ってほどまでではなく、しばらく折り畳み椅子のある場所で座っていると、ショーが終わりまして。

わざとじゃないからしょうがないとはいえ、自己管理悪すぎ(汗)。ほんとに申し訳なく平謝りした結果、オレですってバレました。才能のある芸人さんはお人柄みんないい人ばっかり!なんですよ。なんで残りを見れるようにってコンプチケット手配していただいて、ありがとうございます。

スケッチショーは、ほんとに面白かったですよ。ほんとにおもしろかったんです。3人のスケッチグループとしてはもう14年?15年くらいで、今年で3人の活動としては最後のショーになりそうだから、その最後の最後のやつを見れて感慨深かったし。

こうやっていくつのスケッチコメディグループの有終の美を見てきたことか・・・(感涙)



2024年8月27日火曜日

Edinburgh Fringe 2024エディンバラフリンジ2024 コメディアワードノミネート及び受賞者発表

 いや、しつこいけど、本当に世間はワタクシのいうことを信用したほうがいいと思うって。

ツイートスレッドでおすすめしたものは16作品ですが、その中で3作品はノミネートになってて、1作品が受賞作ですから。

というわけで、以下まとめ。

Amy Gledhill: Make Me Look Fit on the Poster → WINNER 🎊🎊🎊

感想はhttp://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024-amy-gledhill.html

先日チャリティーショーの後に(出口でさらに募金を募るためバケツ的なものを持って立ってたので)、もうちょっとで愛の告白が口から出そうになるくらい、大好き!!!です。

Catherine Bohart: Again, With Feelings 

以前もノミネートされてるせいで、わざわざ受賞しなくても・・・?という枠ではあるかと思います。エイカスター・ルートを狙って欲しいかも(ノミネートの回数最多で受賞したことない、ってやつ)

Chris Cantrill: Easily Swayed 

エイミーと一緒に組んでDelightful Sausageをやっていて、今回ソロ(スタンダップ)で(相方と共に)ノミネート。すいません、見てるんですが、まだ感想追いついてない。(すいません)

Josh Glanc: Family Man 

めちゃくちゃ!面白いです。今回見たくても時間が上手に合わなくて(おやつの時間にやってたので)みれなくて、のああああああ!と思っている芸人さんの1人です。ちなみに前回見た時の絶賛の感想はこちら

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-2022-nic-sampsons.html


Natalie Palamides: WEER 

クイーーーーーーーン!制す! The Listでアワードとってしまったのと、もうすでにtraverse theatreのでっかい方を序盤の段階で全日程ソールドアウトにしてるくらいの人気と知名度なので、賞はエイミーが一番よかったんだと思う!!!

ナタリーのショーのオレの感想は

http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024-natalie.html


Reuben Kaye: Live and Intimidating 

この人だけ、ノーマークだった。オーストラリアのシンガー&コメディアンで

’Reuben Kaye and his band are back with the UK debut of his award-nominated show Live and Intimidating! The obscenely intelligent, rib-crackingly funny Reuben Kaye returns to the Edinburgh Fringe in an explosion of high camp and filthy humour. With musical direction by Shanon Whitelock and original compositions, this Swarovski-studded revolt is what happens when you tell your children they can be anything.’

だそうです。

Sarah Keyworth: My Eyes Are Up Here

2018年くらいからメキメキと出てきた感があるのですが、近年はもっぱらテレビ(パネルしょー的なもんとか)でご活躍というイメージで。見たことないんですが、気がついたら、大きめの会場を埋めちゃうくらい人気者になってたので、そのまま、みたいモチベがあまり湧かないまま、今に至ってしまいました。フリンジでもMonkey Barrelの3でMBでは一番おっきいと思う。エキストラショーはPleasance Grandだったし。今後きちんと注目しておきたいと思います。


2024年8月25日日曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 スタンダップ(クラブ)コミックとしての実力と才能のマウントが半端なかったColin Hoult: Colin大変お気に入りました

https://tickets.edfringe.com/whats-on/colin-hoult-colin

ペリエ賞と呼ばれていた頃、さらにはパンデミック前に比べ、本家のエディンバラコメディアワードの他にアワードが増えてきましたね。最近経済困難でアワード自体がなくなるかも!なんていう不安もあったことも手伝っていると思われます・・・

というわけで、ライブコメディをオンラインライブストリーミングで配信できるようにした立役者のNext Up ComedyがBiggest Comedyアワードを作ったらしく、そのアワード受賞をしてました。

リッキー・ジャーヴェイスの「アフター・ライフ」でアナ・マンやってるコリン・ホルトっぽさが出てる役で出演してますので、ネトフリで見てらっしゃる方もちらほらいらっしゃるかと思うので、どうぞよろしく思い出してください。

そんなわけで(?)コリン・ホルトといえば、女優アナ・マンのキャラで有名すぎなのですが、今回はコリン・ホルトがコリン・ホルトとしてスタンダップする、っていうあまり頻繁に見れないタイプのものであり、個人的に今まで見たことなかったので、見に行きました。

すごく、よかったです。

「コリン」って自分の家族の物語で、母親から兄弟から自分のこと、そしてさらには、自分の子供たちのお話なのですが、表現スキルありすぎて、まるでドラマとかを見てるような1時間でした。前回のアナ・マンのショーも含めて、コリン・ホルトはADHDだってことがこんなに年取って(40過ぎて)わかって、いろんな意味で人生で抱えていた数々の問題イベントが納得いくっていう話をサイドラインに置いときながら、よく思い起こしてみれば、兄弟も子供もみんなコリン・ホルトみたいだよね、と。よく考えたら、一番小難しくて理解し難かった父親が、実は唯一の「普通」の人だったんじゃねーか、って話なんですよ。久しぶりに「クラブコミック」金字塔を見た感じ。BBC2とかでシリーズになりそう。と思いました。