イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2023年5月21日日曜日

毎年毎年どんどんどんどん色々早くなる…Edinburgh Fringe 2023エディンバラフリンジ 2023コメディ的な注目リストです。

 まだ5月の初旬なのに、全演目が出揃った&チケット発売だよ、のお知らせが入り、ギグ・バディたちがニギニギし始めたので、いつもの全チェック(コメディ枠のみ)→リストだしをしました。

半日近くはかかるのよ、これ・・・。このせいで頭パンクして今朝カイロプラクティクスのアポを丸忘れして、先生にえらいご迷惑をおかけしました・・・。猛省。

以下が、リストの補足情報です。 芸人さん&ショータイトルに各チケットサイトの直リンクはってます。(注:このブログでの常連さんはKitson を除き、はぶいています。ブログのラベルEdinburgh Fringe または各芸人さんのブログエントリー全体的にご活用ください)

&相変わらず女子が少ないという大きな問題点を抱えています・・・。これはもういたしかたもありません。もうしわけもございません。


Daniel Kitson First Thing (Work in Progress) 

言わずもがな、ですが、確か5月初旬の早朝5時ごろにKitsonが「気がついたら発売してた!だからみんなにお知らせ!!」ってファンダムメール配信。運良く5時半起きだったんで、速攻で買って、朝も5時半から同行者たちを叩き起こしメッセージしました・・・

迷惑じゃないですよ!!おかげでみんなチケットをゲットできてるんですから!! 週末のチケットはどれも売り切れです。朝の10時30分からの公演なので、週末取れなかったら、会社休まないとダメなやつなんです。あ、ホリデーの人は関係ないですけど・・・

この時点で売り切れ真っ赤が何日も出ちゃってるって、TikToker並みの強烈な人気・・・という事でご計画とご購入はお早めに。

参考:過去作品の感想→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Daniel%20Kitson


Ed Gamble: Work in Progress


エド・ギャンブルといえば、エイカスターくんとのOff the MenuやらTaskmasterに出ちゃってるやらで、すっかりみなさんご存知かと思います。もはや大きなハコでしかやらないし。なのですが、WiPでロイヤルマイルは城下町の地下ダンジョンみたいな建物、ゲロの香りがするHiveでちまちまやるんですよ。で、「ちっちゃいハコでやるなら、一回見て見ようかと思う! 多分面白いと思う!」 ってoff the Menuをよく聞く同行者がいうもので、じゃあ、試してみようかなぁと。

というのも、今まで一回もギャンブル氏を見たことないんです。通常はね、この手の芸人さんって、20代半ばの時に、かわい子ちゃん枠で、とりあえず見とく?って事が多い(*1)のですが、あんまり顔が整いすぎてたせいかなぁー?? で、なんか、こーモチベ―ションがわかないうちに、ビッグにだけはなってっちゃった。(→ 絶対にgoogle translate して読まないでください。このニュアンスは絶対失礼な翻訳になる気がする…)

そんなわけ(?)でギャンブルといえばエイカスターであるかとも思うのですが、オレはね、今年のエイカスターツアーのチケットをですね、がっつり逃しました・・・😭ツアー発表を見たときに、エディンバラのリスティングがなくて、がっぽりツアーをしない期間が8月にあったんで「これはもしや・・・」と、グラスゴーのチケットを買わなかった・・・見事にしくじりました。エイカスターくんはエディンバラが嫌い!!! 嫌いなんだっ!!!


Stuart Laws: Is That Guy Still Going?


Stuart Lawsさんといえば、もともとはエイカスターがらみのコンテンツ制作のディレクターとして、大絶賛をしていたと記憶しています…が! ブログでは、自分がケタリングへエイカスターコンテンツのゆかりの地ツアーをした時の旅行記しか見つからない😑

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Sweet%20Home%20Ketteringa

Stuart Laws さんは、オンラインコンテンツがめちゃくちゃ面白くてですね。スターター・パックがあるので、ぜひこちらをご参考に。

ただ、エイカスターくんがどっかのPodcastで言ってたように、スチュワートさんってガチの天然素材をそのまま、お料理としてお皿に乗っけてサービングする傾向にあるんですね(*2)。なので、正直今までライブ見てもあんまヒットしなかったんですよね・・・・そこに変化が起きたのが2021年。まだまだコロナが猛威を振るってオンラインが主流でショーが行われるなかで見た、スチュワートさんのSingle Father of Noneが大当たりしまして。これは、スチュワートさんの’双子’が登場して、2人でMorecambe and WiseとかLaurel and Harryみたいなことをやるんですよ。オンラインコンテンツを多く作り、ギミックもトリックも使いこなしてる彼だからこそできたとローファイのハイクオリティで、パンデミック中の「オンラインコメディ」では、ダントツの一位だと思ってます。(そのくせどうも感想を書いていないぞ・・・)

というわけで、2023年。(注:2022年のエディンバラではショーを毎日開催してるていでじつはやっていない、というジョークで、1カ月やり過ごした。つまりやっていない)引き続き注目したくすでにチケットは購入してます。


Dan Rath: All Quiet Carriage Along the Inner Western Line

 
昨年の絶賛の感想を読んでいただけると、引き続き注目の理由もわかっていただけるかと思います。http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Dan%20Rath

すでにオーストラリアでは好評レビューをたたき出しているよ! 


An Evening with Chirstopher Bliss 

Moth Clubで定期開催されるKnock2Backコメディでメインアクトをしばしば務めているのが、だんだんだんだん気になってきて、優先順位が上がってきました。キャラクターコメディで、毒を吐く系ではない、ようです。


Jazz Emu's Pleasure Garden

ミュージカル芸人くんですね。ビューイング数は配信後数日で10万-20万ヒットするレベルです。ヒット曲はミリオン超えてます。イギリスだとすごいですね。アメリカだとわからんけど。音楽自体のクオリティのたかさが半端ないので(インディ系の音ではない)、ふつうにこの手のジャンル(ガチの80年代ユーロPOP系)が好きなら、普通にプレイリストに入れます。去年フリンジで逃しちゃって、その直後くらいに出したアルバムがめちゃくちゃ素晴らしくて、今年は狙ってます。23時から90分・・・

Still Waiting 貼り付けときます。


Vittorio Angelone: Who Do You Think You Are? I Am!

こちらも去年見てかなり期待できる芸人さんと思ったので、今年も見ておこうかな、と。

去年の感想:http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-preview-of.html

去年くらいからFin Taylorさんのオンラインプロジェクト、Fin vs the Internetが始まっているのですが、作家チームの1人にもなっているんです。このFin vs the Internet自体はFin TaylorさんバージョンのBetween Two Fernsといえば、一番しっくりくるかな?と思います。ただなんか本来あるべき姿になってないか、オレがイギリスのYOUTUBERをよく知らん、というせいか。ハマれてないんですよねぇ・・・まるで。


Ange Lavoipierre: Your Mother Chucks Rocks and Shells


気が遠くなるほど偏った以下2点の理由でどうしてもみたいのです。
1)オーストラリアの若手芸人さん
2)メルボルン在住のネットギーク知人が大絶賛
すいません。それ以外まるで知りません。見に行く条件がそろっているので、気に入ってから調べ始めてもいいのかな、と思ってます・・・


Sara Schaefer: Going Up


すいません、さらに偏った以下の理由で観に行きたいと思っています。

1)メルボルン在住のギーク知人が絶賛していた。

おそらく確実に観に行きます。


Patrick Spicer: Yes Haha What


お代は見てからバケツにね、のフリー・フリンジ枠です。

今年春にロンドンのコメディクラブで見て(20分セットのミックス・ビルのやつ)。この芸人さんは、60分ショーで見てみたい、って思ったんですよ。去年フリンジに初めて60分のショーをやりにきたようで、Gilded Balloon で1カ月やってたみたい。去年が初めてでもなかなかの高評価を得ているので、かなり高い期待をしています。


Tom Little: The Reliably Funny Comedian You Want To See


彼も再びのフリーフリンジ枠です。いいですね、この3-4年この写真一枚で押し通すところも含めて好感度アップです。去年みて、今後も注目したいと心に決めたので今年も頑張って並びます。前回たかくくりすぎて30分前でギリ立ち見の最後の2,3人の1人になれたというラッキーレベルだったので、今年は最低45分前には並ばないと!!!

昨年の感想:http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-2022-tom-little.html


Horatio Gould: Sweet Prince


かわいこちゃん枠でもなんでもないのに、エディンバラ・フリンジのデビュー戦に着眼している→かなりの期待を持っています。パンデミック中にオンラインで・・・なんですが、脳裏にはフランキー・ボイルのツアーの前座やったとか、ちょっとかわいがられてるみたいなんで、一応そういうことも影響あるとは思いますが、勘です。もうただの第六感です。

ご紹介がてら彼がピンしてるツイートを貼り付けときます。


あとは、Ben Targetさんが初のSummerhallでのお芝居カテゴリーでフリンジに参加する、とか、マーク・トーマス氏のために脚本おろしたっていう(?)マークが主演する(書いてないで)お芝居、とかですかねぇ(芸人さんの紹介超割愛)・・・ ああ今年もいくらお金使っちゃうのかしら・・・


ただね。

ただね。



オレが一番見たいのは、サム・キャンベルくんのEvery Single Emotionなんですよ!! 

https://www.comedyfestival.com.au/2023/shows/every-single-emotion

今年のオーストラリアの各コメディフェスティバルでは散々やりまくってるショーなのに、ショーはおろか、本人の影も形のかけらも今年のエディンバラに見えないし聞こえないし匂いもしない…。フリンジを征服したものはフリンジ に来ず、ってのはまるで当たり前の話で、何を今更号泣する必要もないのですが、メルボルンを制したのにあいかわらずガンガン全日程やってる様子を見続けているとですね。故郷の特別扱い、羨ましいっすよ・・・確実にメルボルン在住のツイッター知人&サムくんファンはオレの何倍も頻繁にサムくんを見れてるんですよ。ニギニギ。ニギニギ。

オレなんかまだ人生でたったの5回ポッキリしか見れてないの・・・YOUTUBEのビューイング数に貢献はしまくってるけど。みたいよみたいよみたいよみたいよ・・・

以上です。追記はしてくかもしれないです。


(*1)  あまりにも露骨すぎる参考1→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Iain%20Stirling

あまりにも露骨すぎる参考2→http://www.gojohnnygogogo2.com/2013/08/edinbugh-fringe-2013-tom-rosenthal.html

(*2) エイカスターくんって刺身料理みたいなんですよ。刺身ってまず、魚の目利きから始まって、包丁さばきの達人によって、さばかれて、刺身になるじゃないですか。盛り付け、そして醤油や塩の選択と使い方、すべて一級品じゃないと美味しい刺身って生まれないんですよね。そして刺身とは極上の塩やゆず、醤油とともにいただいたり、つまと合わせていただいたり、それから刺身を乗っけて寿司にしたり、ちらしにしたり・・・エイカスターくんの言ってることは、ここだと思うんですよ。限りなく天然素材をそのままにして極上の料理に仕立て上げる。天才エイカスターはこれをやっているんです。


2023年5月8日月曜日

さすがにこれは騒ぎたい。ウエストエンドとか映画制作とかのバスデン情報

 気がついたら最後にこのブログを更新したのが2022年の12月で気がついたら2023年の5月です。今日ようやくコートを脱いで外を歩けました。

今週末はcoronation weekendですが、多分イングランドの下の方とこちらではデコレーション的なところも含めて、全然温度差が違うので、(スコットランドの王になるときに必要な石もロンドンに出張してるし)、あわよくばCoronationの日は5月6日なのか8日なのか知らずにやり過ごせるかと思ったけど、さすがにそこまでの環境ではありませんでした・・・。

そんな週末に舞い込んできたのが、2本のバスデン・ビック・ニュースです。

1)バスデンさんがアダプテーションしたAccidental Death of an Anarchistが

ウエストエンドで夏中上演決定


アダプテーションとはいえ、完全オリジナルでないとはいえ、

ウエストエンドですよ。バスデンさん・・・!!!!!


ここまでの道のりは長かった・・・長かったの。


まさかのウエストエンド公演になるとはファンなのに(だからこそ?)完全なる予想外で、すでに全てのチャンスは逃すまいと2回見ちゃってるんですが、初のウエストエンドということで見に言っといた方がいいのかしら(スタンプラリー的な感覚でしかない)

お芝居の感想はこちら

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/11/basdenaccidental-death-of-anarchist3.html


バスデンさん、SNSなんてどうせ続けられないんだから、手を出すのなんてやめればいいのになぜか何かと手を出すだけは出しており、インスタもアカウントを持っている。で、今回のウエストエンドニュースは流石のバスデンさんもフォロワーにお知らせしなきゃ!というレベルだったようで、3ヶ月くらいぶりに(前回は同じ芝居のLyric Hammersmith 2週間公演)ポスティングしてました。だから本当にビックニュースなんだと思う!


2)バスデンさんとティム・キーが果てしなく昔に作った短編映画が正式映画化。

Cowards時代からのファンの間では擦り切れるほど消費されている短編映画The One and Only Herb McGwyer Plays Wallis Islandがですね、なぜか今頃フィーチャー映画になるとニュースが入りまして。

なんだかキャリー・マリガンのお気に入りの作品?らしく、そのせいなのでしょうか。

お話は、宝くじに大当たりした青年(ティム・キー、いつも系なキャラ)が孤島に自分のお気に入りのミュージシャン(バスデンさん)にライブをもらうんだけど、ミュージシャンの方は、お客が青年1人だって知らないっていう。だんだん過ごすうちに、実は人生に色々疲れていたミュージシャンが音楽への心を取り戻して行く・・・みたいな感じ。いつも系なキャラのティム・キーの繊細で微妙な変化もうああああああああ(萌え萌え)っていうやつです。

久しぶりに見直したのですが、まあ、これじゃーそりゃオレ様ハマりますよね、っていうやつで、当時のこの人たちの活動やらオレらファンの当時の盛り上がりも含めて思い出してノスタルジー入っちゃって、メンタルにがっつりきちゃいましたね。

パイロット的な短編作って映画祭の出典狙ったり、フィーチャー映画やドラマのピッチング素材にしたり、っていうので、本当にたくさんのたくさんの傑作を残しているんですよね。バスデンさんとティム・キーって。いろんなところに転がってます。今再度チェックしたら、まだこの短編、YOUTUBEでも上がってたのですが、まだ削除されてないみたいなので、リンク貼ります。

https://www.tombasden.com/p/misc.html

色々宣伝するために、バスデンさんのブログのリンクからにしておきます。