3本、忘備録を、上げます。
実力の才能ゴリゴリ芸人さん二人による企画もの。昨年のクリスマスにロンドンのSOHO THEATREでやったらしいですが、今回3日間だけフリンジに来てくれたので、こちらも発表あってすぐにチケット購入してました。芸人さんらが芸人さんらだけに、ハズレがあり得ない。
Ball and Boeって、コレですわ、コレ。
とかいって、オレあまりテレビを見ない人間だし、リビングにフェスティヴィティでみんな集まって、否応なしにITV観るってことって学生時代終わってから、まるでやらなくて良い人生を送ってきたせいもあって、Michael Bubleについて「知ってる」レベルでしか、この人たちのことも知らんです・・・
Michael BallはAdam Richesで、Alfie BoeがJohn Kearnsで、なんでふたりともそんなに、迫力の歌唱力あるんですかw、と謎すぎるパワフルな歌声で、Ball and Boeとしてステージに登場しちゃうんですよ。深夜のPleasance Grandに鳴り響く歌声と(本家のはしがなく観ている)観客たちの大盛り上がりな歓声。
パラレル・ワールドのBall & Boeでは、BallがMichael Bubleに理不尽なライバル意識を燃やしており、Boeは自作のオリジナルソングを発表したいのだが、その機会を(Ballから)与えてもらえず、不満を抱いている、という設定。ちゃんとストーリー展開もあって、単なるパロディではない卓越した一級品のクオリティがw どーでもいいんだけど、二人の歌声本格的すぎるのなんとかして、笑いが止まらんw
そもそも、Adam Riches とJohn Kearnsが、この2人になってみよう、って思ったのか、ものごっつ知りたい。そこを知らんと、どうやって、work-do用の余興を遥かに超えた、こんなに笑えるハイクオリティな出来になっているのか、核心の核心にはつけない気がします・・・
Huge Davies: Free Work in Progress
Huge Daviesといえば、比較的レギュラーでチェックさせていただいている芸人さんなんですが・・・ 過去作品感想→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Huge%20Davies
今回、フリーフリンジで、今まで入ったことない飲み屋で、WiPやってまして。お昼の時間帯だったし、PR的なフライヤー等まるで見かけなかったので(&Twitter界隈崩壊につき、まるでまともに情報が入ってこなくなったせいもある)高括って15分前にハコに到着したら、列がパブの外まではみ出てました。しかも入り口がSouth Bridge側とNiddry St側の2箇所にあって、無法地帯なので、両方の入り口に人溢れてる感じ。さすがFree Fringe。とはいえ、なんとか座れまして、見れました。
WiPなので、有料で変なプレッシャーを背負いたくなかったらしいです。いつもの通り、首からでっかいキーボードぶら下げて出てきては、リフだけでつなげて、クラウドワークをひたすら練習?するってことをやりたかったらしい。特に事前に書き起こしているネタもないので、「ショーのクオリティにはなんの保証もなく、いい日もあれば悪い日もある、それも全てはお前ら客次第なんで、よろぴく。何も払ってないので、文句言われる筋合いはねー」的スタンスで、なんか社会心理学かなんかの学者さんが発表した
をやって、みんな僕を好きになりましょう。とマイクを順々に渡していき、いわゆる「あんたたち誰?名前は?」みたいなところから「もしもディナーに誰でも招待できるとしたら、誰を招待する?」「ディナーには何を準備する?」 と(多分)36の質問と関係する質問をしていき、さらに飛躍するため、クラウドワークのさながら、Chat GPTを利用。
そう、利用しているんですが、わざわざ、ちょっと調べてみるから、とかちょっと使ってみるから、と客に断りを入れずに、キーボードの上にスマホかけて、スマホをたんたか打ちながら、喋ってやりとりして、歌なり、質問の答えにつながることなどを、当たり前の自然の行為的な感じで、調べていくんですよね。それで、歌の歌詞に繋げってったりとかする。これも一つのAIの使い方、と考えると興味深かったです。
WiPなので、今の段階だと、確かに、まだ初期すぎて、このChat GPTの使い方って、どこで線を引くことで、AIがクリエイティヴの道具の一つの範疇であるか、それとも、AIによって作られたショーなのか?という疑問が湧きましたね。でもHuge Daviesは才能ある若きアジアン芸人さんなので、この辺をクリアにしたくて、の、クラウドワークのWiPだったのではないか?と思ってます。
あ、めちゃくちゃ笑いましたよ。
What Men Want
今後適度に注目、という観点からのみ、書いときます。
今年3月ロンドンで3日間遊びに行った時(注:年に1−2回友人同士で、見たいものを見まくるを目的にロンドン遠征に行ってます)行ったことのないコメディ・クラブで、ヘッドライナーだったリトアニア出身のEvaldas Karosas(いまだにはっきりどう名前を読むのかわかっていない)さんの15−20分セットをみて、お!これは。と思ったんですね。
で、あれ?、この子は、2年くらい前にフリンジにて初心者芸人が1ヶ月やることのドキュメンタリーをYOUTUBEでアップしてた子だって、思い出して、さらに注目度が上がったんですよ
今回は、https://www.instagram.com/p/DMahsC4sSmY/ ←このフライヤーを見たときに、「共同執筆でお芝居をやるのかな?」という期待を持っていってしまったのですが、単純に1時間を2人の芸人さんがスプリットするっていうただのダブル・ビルでした。また、What Men Wantとタイトル付けてるし、各20−25分ずつ尺なのに、What Men Wantからブレてるネタが多くて、それもうーん、気になりました。でも、Evaldasくんは、ネタ自体は面白いもの提供するんですよ。Free Fringeだし、ふたりでやってるので、10ポンドバケツに入れましたが、来年以降、もうちょっと次のレベルに行ってると嬉しいですね。
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