やっぱりですね、去年だか一昨年だかにぼそっとつぶやいたことの繰り返しだけど、この芸人さんって、クレジットがco-workになってしまうタイプの作品よりは、ひとのアドバイスやアイディアは参考程度でいいクレジットがsolo workのほうが、きちんとただしくぶっ飛んで具現化できると思うんですよ・・・(ものごっついい人すぎだから、自分のことはさておき人の意見を取り入れすぎちゃうんじゃないかと)
というわけで、今回のは、基本的にベケティアンなやつです
https://tickets.edfringe.com/whats-on/joz-norris-you-wait-time-passes-work-in-progress
「一世一代のライフワークがついに完成したんで、みんなの前で発表するよ!」っていう前振りでいつまでたっても完成作品の発表をいろんな形で引っ張り続けるってやつ。パターンとしては(内容は別ものだけど)2019年に大絶賛したMr Fruitsaladの1時間と同じ系統。http://www.gojohnnygogogo2.com/2019/08/edinburgh-fringe-2019-choice-award-joz.html
今今発表しますよ、ってときにエージェントから電話がかかってきたり、アーティストの自分を理解してくれない奥さん(→実際はパートナーはいるけど結婚はしてないのでフィクション)から電話がかかってきたり、発表の直前に思いがこみ上げすぎて、今までの苦労と思いを語らずにはいられなくなったり・・・と、いわゆるお約束なんですけど、観客に「絶対そうだろ」と期待されてるクラシックお約束なので、脈略のないぶっ飛んだ言動しても(パンツ一丁で客席で飛び跳ねるとか)ハマるんですよね。その脈略のないウィヤドーさがジョズくんらしさ、であるので、上手にハンドリングができてます。
で、結局完成作品のお披露目はあるのか、なのですが・・・ありますw その作品発表の内容はもっとさらに質素でもいいのかな?とは思ったりしたのだけど、その辺はWiPなので、ポリッシュしてくんじゃないのかな。何より気に入ったのは、完成作品自体が大きなオチになっていないところなんですよ。斬新だと思います。焦点(とオチ)が一生涯のライフワークを完成させた後のアーティストにシフトするので、作品自体の面白さとかは、むしろ笑いには大きく左右されないところがいいです。
来年本番バージョンがやってくるらしいので、見て感想をアップしたいと思ってます。ロンドンでも10月かにWIPをやるらしいので、興味のある方はぜひ。
https://www.pleasance.co.uk/event/joz-norris-you-wait-time-passes-work-progress
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