イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2015年9月25日金曜日

【追記あり】数ヶ月前にアップされていたバスデンさんの短編朗読とインタビューから覗ける、素のバスデンさんがキャラのバスデンさんを超えてバスデンさんらしい件ついて

忙しいときだと、騒いどいて、じつは視聴しとらんかった…ということがたまにあります。一生懸命いち早く、と頑張っても、注目度が底辺スレスレなのが、わかるので、マイペースになっています。おまけに視聴しといて感想もかかない、なんてことが
いち早くお伝えしなければと頑張るのが、今や年に一度のエディンバラ・フェスティバル・フリンジのみとなってしまいました。

そんなわけで、このバスデンさんが短編集「HOT MOON」からの一編(→小説にしたいらしい。インディー本ではなくメジャー出版社から出版したいらしい。自分は大衆作家ではなくアーティストだと思ってるからマーケティングとか気にしたくない。でもちゃんとした出版社(メジャー)を大募集しているらしい。)を朗読しているMP3ファイルの存在を知っていながら、すっかり忘れてしまってました。そして、この秋(オレ的に)超待望のリアム君が書いちゃう作品が待ちきれない、とジリジリしていたときに、そういえば、あったな!と思い出したわけです。


【驚愕のバスデン・ワールド・フィーバー超え】
今までこの人ってこういうキャラを作っている人だと思っていたのですが、そして、確かに最初の部分はキャラかしら、といつも通りにきいていたのですが、7分目辺りくらいから、もしかしてコレは素?もしかして、キャラだと思っていたキャラのほうがむしろ社会的順応性高いんじゃねーか?と不安に…(汗)
このポッドキャストがもしも、もしも!!!「素」バスデンだったら…や、やばすぎます…

とにかくレッツ・きいてみましょう。


1)延々とかき溜めているこの小説ですがその構成および進行がアットランダムすぎ。第475章を書いたかと思ったら第75章を書くとか(*)。ちなみにこのポッドキャストでは第214章を披露…(汗)溜めすぎだろう。溜めすぎだって!!! 
2)何だかよくわからないまま参加している。(せめて録音始める前に確認しようよ 汗)
3)句読点なしにぼそぼそフォーエバー喋ってる。
4)兄さんは某出版社につとめてて、その出版社の名前はいえないけど、ロンリープラネットしか主に出版しないからってそれロンリープラネットだから
5)そんな兄さんからアドバイスをもらったけど、ロンリープラネットしか出版しないところの人のアドバイスはどこまで役に立つかだし、それに売れる作品にするには、って自分はアーティストだから、売れるとか売れないとかいったことは関係ねーし、みたいな。
6)そのくせ、表紙はLee Childみたいんので、その手合いの読者層が間違って買っちゃってくれたら売れるしいいよね、みたいな。
7)図書館に寄贈したくねーし。借りられるとその分本売れねーし、みたいな。
8)ちゃんとした出版したいし。オーディオブックで終んのやだし。
9)拷問テーマで拷問って近年の旬ネタだから(→グアンタナモとか)この部分結構出版にこぎ着けられる引き要素じゃね? (→って…なんなのこの、さらーっっと無邪気すぎる驚愕の崖っぷちネタは!こっちが冷や汗!!!)
10)もう聞き手がサジなげちゃって、放っといちゃってますよねこれ?(汗)
11)さじ投げられてるのに、ぼそぼそアンストッパボー(自分の興味のあることだとしゃべりまくる)
12)やっぱりね、何がバスデンワールドって、この小説のメインキャラ設定が「ジェームズボンド」的スーパーヒーローなんだけど「オフィスのマーティン・フリーマン」て表現するところなんですよ。「オフィスのティム」じゃないの!! 「オフィスのマーティン・フリーマン」なの!! ネタなの?バスデンさん、コレはネタなんですか?!
13) すみません。このRoald Dahl の発音を(アメリカ人と)確認するのって、素というか天然にしか思えないんです…。コレ、素ですよね?!何回きいても涙流して笑える…
14)てかそもそも、このポッドキャスト、インディ出版者のFive Dials(米)のポッドキャストっすよね。バスデンさん、パブリッシャーさんと話してんのです。そこで「出版社大募集=その辺のインディーじゃなくて、ちゃんとした出版社で出してかね稼ぎたい」って…(汗)

この本、1冊(シリーズだろうな、この約500章とかありそうな分量をきいてると…)にいっこくもはやく本当になって欲しいです。なぜこのバスデンワールドがメジャー出版に値しないのかオレには皆目わからないです。

やっぱり最高だな、バスデンさん。ホントに最高だと思います。このポッドキャストで生涯ファンのリストに入れます。

*じつは!過去にも結構発表していますhttps://www.mixcloud.com/CriterionTheatre/stories-before-bedtime-april-fools/ 
でアンドリュー・スコットさんとピピン(ホビットの)さんとの朗読の合間に発表してたりします。しつこいようですが、さりげなさすぎる天才なんです

【追記】天然なの?とつぶやいたツイート、上手に聞き手のヘイミッシュさんが見つけてくれて、教えてもらいました。この答えをきいたオレは、はっきりいってバスデンさんの完璧過ぎる完璧主義に、さらにバスデン愛が…深まりました。

2015年9月4日金曜日

名うての知的英国芸人が”リアクション芸”をやるとどうなるか。2015年ダントツでベストの一本Taskmaster観てます

Greg Davis、Alex Horne, Tim Key, Roisin Conarty, Josh Widdicombe, Romesh Ranganthan ...

このウイットと知性でオレらコメディオタクを悩殺してきた英国の芸人さんたちが、リアクション芸をやるなんて番組、奥さん想像できますか? 

いいんです。

できなくていいんです。

だって番組放送してるんだもの!!!

TASKMASTER


マスターはグレッグ・デイヴィス。アシスタントはアレックス・ホーン、そして5人のトップ芸人さんたちが、与えられた”タスク”をこなし、マスターの独断と偏見により与えられた芸術点(?)を競う、というもの。勝者に与えられる贈与品は、メンバーそれぞれが毎回持ち寄る所有品。そのときのテーマにより金額的に高価なものだけが価値のあるものとは限らず。(だいたいマスターをimpressさせるもの)

爆笑どころはもちろんこの5人の芸人さんたちの”リアクション芸”。なんですが、日本でいうところの”リアクション芸”とはまったく異なります。端緒に異なるのは、日本の”リアクション芸”は”リアクション”自体を笑うものですが(そしてそれは往々にして表情とか動きとかフィジカルな反応。)こちら英国の(トップクオリティの)芸人さんらの”リアクション芸”は、往々にして”なぜその言動およびリアクションをしたのか”という各芸人さんのキャラクターに基づいて説明されるロジカルな理由がバックボーンにあるからこそ、爆笑できる種類です。
さらにいうと身体をはっての任務がゲームのルールであるにもかかわらず、芸人さんが「それはできねえ」「イヤだ」といったものに関しては、そのまま「ではできないならできないなりに、どうするのか」「どうやってごまかすか」「イヤならどうやって逃げるつもりなのか」という方向性で笑いを作っていきます。無理矢理感がありません。日本のように「イヤでもやらなければいけない」「泣きながら勇気を振り絞って」→これを笑う、ではないところが決定的な違いです。各メンバーの意志と人権を尊重した上で繰り広げるリアクション芸です。マスター含め彼ら全員知性と話術と言動で、爆笑の番組を作り上げています。

日本には長いリアクション芸の歴史があり、その道で名声と実力を培ってきた芸人さんたちには多大なるリスペクトを贈りたく思います。しかし、同時にベテランリアクション芸人さんではない芸人さんたちの
「自分がやるのは絶対いやだけど、芸人だからやらせる。嫌がる芸人のリアクションや苦悩をみて面白がる」ってタイプのリアクション芸でなければ、面白くない、という意識は変わって欲しいと思います。できないと言って泣きじゃくる芸人さんを「ここでやらなきゃフィルムはボツ=出番がなくなる=成功できない」という空気で番組を作るだけがリアクション芸ではない、ということを、この番組は証明してくれていると思います。
下記で沢山クリップが観れますので、ちょっとのぞいてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=XQSz3vugdn4&list=PLyk_nLKHU9QnqI1kj47APnATN2SulmvtQ

(ちなみに

2015年9月1日火曜日

2015年秋〜2016年春、ロンドン旅行するコメディファンの方へ。Edinburgh Fringe 2015の感想が役に立ちますので、ご参考に!

[RTしていただいたおかげで思いのほか、読んでいただいているので、追記しました】

エディンバラのフリンジが終ったら、ここで上演していたコメディも終わり、と思ったらいけないのは、ご存知かと思います。

エディンバラのフリンジはいわゆる芸人さんたちの、新作発表会およびショーケースです。秋以降ここで得た評判や話題を武器に、ロンドンその他各地をツアーします。フリー・フリンジだったものは、プリペイドで15ポンドとか20ポンドとかの金額を払って、きちんとしたハコで、先進国社会におけるカルチャー&アーツを楽しむように楽しめます。

このブログで、オレが感想を書いて来た芸人/アーティストさんのショーは、じつは、The Invisible Dotというプロモーターさんによるセレクションのものが多数を占めます。以下のリンク先ですと、フルセットが観れます。

追記の追記:目下当社イチオシのリアム君、先日にゃんこにエサやる→カギを忘れて外に出た→ロックアウト→外から2階によじ上る→落ちる→両足首を骨折→入院(汗)→手術(!)→いつ退院やねん…→12月退院→リハビリ→まだ松葉杖→まだ!松葉杖→まだ、松葉杖…(涙)で、まともにライブができておりません。
3月にやる予定のはずなんだけど、でもグラスゴーのフェスティバルは現状完全撤退。

Royal Albert Hallがベスト・オブ・ザ・フリンジ的なことをやるとBritish Comedy Guidがツイートしてたんでチェックしたんですが、どうもベストオブザフリンジではなさそう。単純にコメディシーズンですな。
http://www.royalalberthall.com/tickets/?Genres%5B46%5D=46

てかナニコレ?!オレのマルセル・ルコントがいるっ!
http://www.royalalberthall.com/tickets/events/2015/late-night-laughs-best-of-the-fest-marcel-lucont-and-ed-gamble/

かなりラインアップが自分の好みと似ているという意味で(汗)SOHO THEATREもよいかもしれません。

http://www.sohotheatre.com/


おおっと!オレが今年一番驚愕したWaiting for Gaddotが!
=現在The Invisible Dotに移動しました。
http://www.theinvisibledot.com/events/465-from-the-fringe-richard-gadd-waiting-for-gaddot

あと、グラスゴーでもやるらしい。とにかく、全部開催場所をおっかけて確認したいくらいすごいシロモノなんですよ、コレ。
http://www.glasgowcomedyfestival.com/shows/1370

Battersea Arts Centre も要注意です。

https://www.bac.org.uk/

Bloomsbury Theatreもいつもはある程度頼りになるのですが、今年はなんと、アスベストが発覚し、それを取り除く作業のため、結構予定されていた演目がキャンセルされています。
https://www.thebloomsbury.com/event

あ、そうだ、Stewart Leeに興味のある方は、Leicester SQ. Theatre が超頼りになります。
http://www.leicestersquaretheatre.com/whats-on/comedy

Joe Lycett君とかJames Acaster君とかSara PascoeさんとかKatherine Ryanさんとか、TVで人気の売れっ子の芸人さんたちのウエブサイトをのぞいてくれればだいたい予定が見えます。

【ちなみに…】
昔はですね、芸人さんって大抵Open Micで、10分とか15分とかを笑わせるっていうClub Comicからはじまって、そのうち地元のサーキット(ほぼ中心はロンドン)で実力と才能を蓄えて、エディンバラで60分のフルセットっていうものをやって大手メディアとのネットワーク深めて、ラジオ番組作って、評判がよいとTV番組へ…みたいな大まかな、「メジャー成功までの道のり」っつーのがあったんですよ。それはどういうことかというと、芸人さんのタイプは大抵「もらった尺がどれくらいでも、笑わせることができる」タイプのみだったんです。でもケーブルTVが入って来たり、ネットTVが出て来たり、それから、フリーフリンジが出て来たり、って時代の流れにしたがい、まだキャリアも実力も認知度も?な時点で、30分とか60分という長い尺で構成する笑いから入れる環境が手にはいるんですね。というわけで、全尺60分から10分20分できりとってみたときに、なんじゃこりゃ?!みたいな芸人さんも存在することを留意してください。

例えば
Laugh Out Londonとかで、ものすごいいい面子を集めて、より抜きフリンジ!みたいな
ことをやっていたりするのですが、
http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2015/08/15/comedy-pick-of-the-fringe-in-angel-september-8/
(あ、でもコレはほぼ全員大丈夫そうな面子かも…)
えーなにこれ、全然笑えない…って人もいるかもしれません。
でも!その人たちを短い尺で「面白くない…」って判断しないで欲しいですっ!
いや、ぶっちゃけていうと、オレはJohn Kearnsが守れればそれでいい!
http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2015/08/20/comedy-night-in-brixton-september-15/
(もし、上記のイベントに行きました場合、今や希少なジョン・カーリンズのナマが観れるんですが、10−20分だと、素晴らしさが伝わらないんじゃないかと不安なタイプの芸人さんなのです。)

というわけで、ロンドン旅行のついでに、ハズレなしでナマの笑いを観たいよ!という方は、ぜひぜひこちらのリンクをお役立てください。