イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2017年12月31日日曜日

Ricky Gervaisの新企画Deadly Sirius について半分妄想しながら考える (2)

(1)の続きです。


一応ここにもダイレクトに聴けるリンクを。


そんなわけで、リッキーとエイカスター君の絡みが全く予想できなかったオレは期待に胸を膨らませ、ついに禁断の(?)ボイコット解禁をして聴いてしまひました、Deadly Sirius ジェームズ・エイカスター君回。以下、その感想です。

(注:エイカスター君回、と言いつつも…すいません。実はオレの頭ではそうなんですが、もう1人ゲストがおります。Alex Edelman君です。ないがしろにしてるわけじゃなくて、彼はアメリカ人でリッキーのツアーの前座をやった芸人さんなので、特記しなかっただけです。すみません。)

今回はスタンダップ・コメディアン同士がコメディについて語り合おう!といったふりがありスタート。しばらく聴いていたのですが…

悪口じゃないですからね。

超フレンドリーで至極丁寧なんです。フッツーのいい人なんです。
何のネガティヴ要素も期待しているわけではないですし、かつてのようないぢり芸はむしろやって欲しくないですし、社会人リッキー・ジャーヴェイスはフッツーのいい人なんだろうし、いいんです。なんですが、この企画シリーズならではな色のある面白さが…ない。

ご存知の通り、英国の芸人さんを招いてトークする、というタイプで人気を博すPodcastはすでに2本あります。Richard Herring のLeicester Sq. Theatre PodcastStuart GoldsmithのComedian's Comedian。前者はゲストのキャリアや最近の活動についてリチャードならではの観点と、リチャード・へ(ハ)ーリングのファン層であるコアなオルタナコメディを好む視聴者をターゲット層とした話の展開が特徴。後者はStuart Goldsmithが自身芸人であるからこその玄人な視点と知識と経験でもって、各ゲストがどのような影響を受け、どのような努力をし、どのように笑いを作っていくか、をインタビュー分析するというものになります。両方とも本当に面白いし聞き応えがあります。


そんな経緯から、至極フレンドリーでいい人なリッキー・ジャーヴェイスが今まで絡んだことのない芸人さんと和気藹々とした時間をすごすほっこり45分だけじゃない、例えば上記2つ以外の、別の、聞き応えのある”おお!”を期待するんです。なぜなら、やってる人がただの人じゃなくてリッキー・ジャーヴェイスだから。へぼい芸人さんではないから。
ご本人も「コメディ界の特権階級」と自覚しておるように、リチャードやスチュワートとは全く別の立ち位置にいるイングランド人芸人さんなのですから、別の魅力を持っていてもいいんじゃない?と。ところがリッキーのいい人っぷりがわかるわりに、笑い的に弾けた魅力がない…また、ゲストがエイカスター君(たち)なのに、気がつくとリッキーの話になりがちな傾向が見受けられるのが正直残念でした。

そこで、なぜそのような印象になってしまったのか、を考えてみました。

試しに、2017年8月エイカスター君ゲスト回のLeicester Sq. Theatre Podcastを聴き直しましたところ、エイカスター君が非常に重要な発言をしていたのです。米Conan Obrienのショーでスタンダップのスロットをもらった時の感想を、リチャードがもの「どうだった?」といたって平凡な質問を投げかけると、エイカスター君は「普通の答えももちろんできるけど、このポッドキャストのオーディエンスが聴きたいことを話してあげるよ」と言っていたんです。この後に展開する彼のエピソードはまさにエイカスター君の作り出しているパーソナの真骨頂とも言える抱腹絶倒のとっておき極上ネタでした。
これはエイカスター君が、リスナー層=誰を対象に喋るのかがはっきりわかっているから、喋りにブレやぼんやりがないせいじゃないかと思います。

一方Deadly Siriusの場合、フレンドリーで居心地の良い会話のやりとりで、あくまで普通にQ&Aが進行するせいか、リッキー・ジャーヴェイスという国際的メガ(?)コメディアンのターゲット層なのか、リッキーが今回選択しているゲストたちのファン層がターゲットなのか、ぼやけててわからないんです。前者の場合、エイカスター君のことを知っているリスナーは割合的に非常に少ないのではないかと思います。だからエイカスター君はどこでどうギアを入れたらいいか、もしくは入れちゃっていいのか自体がわからない。後者の場合は、リッキーの番組でありながらもファン層はリッキーのファン層とはかぶらないので、リッキー側でテーマや質問の切り口といった何かしらの作り込みが必要じゃないでしょうか。最悪は、ストレートに放送前にターゲット層の情報インプットでもいいです。それがないので、エイカスター君はぶっ飛べず、空気を読み続ける結果、リッキーは自分のことをたくさん喋ってしまうのではないでしょうか、と思いました。

備考として、エイカスター君がJoel Dommett の名前を出したとき、リッキー的に「誰?」になっちゃったのを見て、ありゃ、そうなんだーと思いました。英国ライブコメディはそこまで精通してない立ち位置になってしまった一方、前挙のポッドキャストのホストであるリチャードやスチュワートみたいにゲストの経歴やショー、作品などをしっかりリサーチして色々質問が飛んでこない。だからゲスト側に寄り添ったディープトークにならない。エイカスター君はエイカスター君でリスナーターゲットがわからないから、勝手に飛ばせない。。。のスパイラル。

何が言いたいかというと、エイカスターくんのConanの時のエピソードが死ぬほど笑えるのでRHLSTPを聞いてください、ということです。(違)

あー長かった!どうもすみません。。。











Ricky Gervaisの新企画Deadly Sirius について半分妄想しながら考える (1)



今年最後の記事になるかと思います。半分妄想なので全部真に受けないでください。

以下の感想を書くにあたっての経緯を記録している参考記事 はこのブログの前身だったブログからどうぞ(マッケンジー君の記事は除く)。http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-18.html

このブログになってからは、
http://www.gojohnnygogogo2.com/2016/09/the-officedavid-brent.html
をご参考にしてください。


https://www.youtube.com/watch?v=iGd5qgHhT7U&feature=youtu.be

米国サテライトラジオ曲Sirius XM Radioより今年の秋も深まる秋(→正確な日を憶えてない)から放送が開始になりました、リッキー・ジャーヴェイスの新企画です。ポッドキャストのようなローファイなメディアで、ゲストとともにワイワイ喋ってます。企画だけきいていると、今まで十分すぎるくらい知られているポッドキャスト他ローファイなメディアにおけるよくある企画シリーズ、何の変哲もなさそうなのですが、実際リチャード・ドーキンスとかノエル・ギャラガーとかの豪華ゲストが控えているそうなのですが、かなりの人数を、英国スタンダップ界の芸人さんを投入しておりまして。
いや、確かに、例1:tongue in cheekにRed Noseから始まったような気がしないでもないThe OfficeのDavid Brentのその後企画でDoc Brown とバスデンさん。例2:Derekで起用したブライアン・ギテンズ。でもDoc Brown って本業ラッパーだし、ブライアンはリッキーがスティーヴン・マーチャントとポッドキャストをやっていた時に売り込みしてきた芸人さんだし。英国ライブ・コメディ&スタンダップ界にダイレクトに交流を求めているものではなかった。です。(注:バスデンさんの経緯はバスデンのプロなのによくわからない)
というわけで、このDeadly Siriusシリーズは今までではありえないターニングポイントを期待させるものだったんです。The Office前のライブ会場のブッキングマネジャーだった時には当たり前のようにやっていたであろう、イギリスのライブコメディ業界全体を見渡して「これ面白い」と思った人と交流する、ということと基本線一緒ですから。

実例としては、ロビン・インス氏。ここ10年くらい科学エンタテイメントで多くしてブライアン・コックスさんと一緒に活動を続けているので知名度範囲が広がったのではないでしょうか。彼はその昔リッキーとスティーヴン(マーチャント)とともにポッドキャストに出ており、嫌々ながらカール(ピルキントン)の立ち位置に立たされ(いじめ抜かれ)た結果、仲違いした経緯があったのですが、このシリーズのゲストに。企画の段階からリッキー側から歩み寄りがあったようで、このシリーズの発表になる随分以前から、また交流するようになったとロビン・インスは話をしており(注:ツイッターで)「もう随分時も経ったしね」みたいなコメント発したり、実際会った時の思いなどをポツポツ呟いたりと、ほのぼの気分にさせられたオタクは多かったのではないかと思います。他にもデヴィッド・バデール、エド・バーン。おそらくThe Office前に交流はあったものの音信不通になりこの機会に、と招いたんじゃないかしらと勝手に妄想できやすい芸人さんx2。あ、今見たらSimon Amstellもいる。彼らがにっこり笑っている画像で、へええ、と再びほっこりしておりまして。

 ところがですね、その後程なく全く絡みの予想がしづらい芸人さんがゲストで登場したんです。それが、天才青年、の時期はゆうに越した33歳ジェームズ・エイカスター君でして。はい、実は業界歴短いのに(8年?)天才すぎる芸人さん。典型的イングランド人を絵に描いたような、というかこれ以上典型はいないだろうくらいの容姿をもつエイカスター君ですわ。テレビでみることはMock of the week系パネルショー?を除いてはほとんどないエイカスター君です。ついにSirius XMボイコットを解禁してしまひました(注:折しもリッキーの新企画スタート直後にスティーヴ・バノンがSirius XMで枠を持つことになり、その結果セス・ローゲンをはじめ多くの人がボイコットをしているのです)

げ、まだ本題に全く入っていないのに、すでに文章が異常に長い。一回切ります。
エイカスター君回の感想はこちらになります。

2017年12月14日木曜日

マッケンジー・クルック君(?)脚本監督出演DetectoristsS3感想です



オンラインこちら。多分ネットフリックスでS1−2を日本でも見れると思います。

マッケンジー・クルック君脚本監督出演のDetectorists シリーズは歴史に残る傑作シリーズとして地球の滅亡が過ぎても多くの人々に愛されることと思います。

プロット的にはS2以上続かなければいけない確固たる要素がなかったにも関わらず、無理くり感ゼロで、それまでのハイクオリティーと醍醐味をキープして完成させたことに感動です。以前彼の執筆していた童話の出版記念Q&A イベントへ行った時、続編についてはやりたいからとか、要望が多いからと行った理由で続きを書くことができない、何か別の要素がないと作る意味がないから、といった話をしていたので、きっとマッケンジー君の中でDetectoristsのS3を作る確固たる何かが見えていたんだろうと思います。

今回のシリーズでは、いわゆる普通のカメラワークになっていたのが、一番驚きでした。(カメラの台数が増えたとかカット割りが増やせるようになったとかあるのかな、とか)もともとマッケンジー君は、今回のシリーズのように撮りたかったのだけど、予算がない中で作った偶然の産物美だったのかもしれません。だとしたら、S3を今回のカメラワークで撮ること自体が価値があり実験でもあったのかも、と思ったり。

シリーズを通して、この作品は、あなたのその何の変哲も無いと思い込んでいる日常自体が実はキラキラした宝石なのだよ、ということを1フレ1フレで悟らせてくれる。自分の毎日繰り返しで淡々とした生活ってつまらないんじゃないんだと、気づかせてくれる。ラストも含め、ブラボーすぎて号泣必至ですのでぜひ観てください。


2017年11月23日木曜日

2017年UKコメディおすすめポッドキャスト&オンラインで聴くコメディ選


お久しぶりです。稲村です。
10月前半に7年使用したMacBookちゃんが瀕死の状態になりまして、総額250£くらいつぎ込んだんですが、結局お亡くなりに!!(号泣)パスワードとログイン情報がとっちらかっている散々な管理状況のため、新しい相方を購入後も今の今までブログアクセスができずにおりました。そんな中で、死んでもヒーローのSean Hughesが10月16日この世を去り、Rik Mayall氏に続き自分の半分くらい死にました。

そんな中迎えた11月、ブログ更新をしたいと思います!(もう終わりかかってるけど…)

表題をテーマにしたのはものすごいゲンキンな理由からです。今個人的に一番面白いと思っているThe Tony Law Tapes (注:下記にて紹介)の続きが待ちきれず、いつ新エピソードがきけるのかトニーさんたちに聴いたところ、パワフルにお返事もらった上に「口コミしてねー!口コミ!」って言われちゃったんで、やるぞー!と。よく考えたら最近面白いもの結構聴いてるのに、全然メモ更新もしていないので、ちょうどいい機会だなと思いました。というわけで以下、おすすめです。Brendon Burns師匠(マシンガンのように更新するポッドキャストはこちら)(もう秋も終わるけどまだサマーセール中の過去ショー音源はこちらや、Richard Herring、Stuart GoldsmithのComedian's Comedian(Com Com Pod)など定番人気ですでに別の形で騒いでいるチャットショーは抜かします。

① THE TONY LAW TAPES

http://www.tonylawtapes.co.uk/
ご存知のように、オレのトニー愛は確かにデカイのですが、その愛を差っ引いて冷静に聴いたとしても素晴らしいと思います。トニーさんは地球の歴史を作ってきたタイムトラベラーである、という話はしつこいほどしていますが、そのタイムトラベラー体験記をインタビュー形式で記録を取っていく…というのがこのThe Tony Law Tapesです。インタビュアーはJohn-Luke Robertsです。第1話からお題見てるだけでも、やばさ加減が滲み出ています。例えばですが、ローマ帝国とトロイの木馬の話とか、スターリンとテニスの話とか、公共の場で聴けないですよ。抱腹絶倒号泣です。
この手の即興超絶ナンセンスという笑いのスタイルは日本のお笑い好きな人たちは親しみありなんじゃないかと思うんですが、いかがでしょ? 

②Michael Leggeさんが自身のblogを読み聞かせするオーディオblog
https://soundcloud.com/michaellegge
blogはこっちなんですけど、音ご希望の方のために読んでくれてるんですよ。
やっぱり話のベテランプロだから音の方がすごく伝わる!例えば英国では10月に公開になったThe Party(キリアン・マーフィとかティモシー・スパールとかエミリーモーティマーとか豪華キャストの寸劇みたいな映画です。あ、サリー・ポッターの作品です!映画自体面白かったですよ。短くてよかった(笑))の’レビュー’とか。
映画の内容に一切触れないで全く別のことを語って(語りも映画に合わせてポッシュというかスノッブスタイルにして)斬ってました。
https://soundcloud.com/michaellegge/bftb-movie-review-the-party

Michael Legge さんもどうしてこんなにunderrated何だろうと嘆かずにはいられないほどものっすごい才能に満ち溢れためっちゃくちゃかっこいい芸人さんです。あとどんなにクダ巻いても、貶しても、その対象へ愛がこもっているからゆえの苦言なので、ものすごい共感できるしものすごい笑えます。オレ、こんな状況になってもローゼズ信仰者ですけど、マイケルさんのこのAll For Oneのレビュー、多分ローゼズのレビューで一番好きです。


③ ロックンロールだった時代のSean Hughesの音源がSpotifyで聴けます。
Sean Hughesは、オレの中におけるイギリス笑いツボ構成の基盤を作ってくれた聖書みたいなもので、Sean Hughesがなければこんなオタクにならなかったです。1番吸収力のでかかった学生時代にのめり込んだツアーの音源のいくつかがSpotifyにあります。このSean's Tapeは自分の脳の一部分かもしれない。


上を貼り付けるのに今一度のぞいたら、Stewart Leeとか傑作がぞろぞろ上がってるんですね。音楽ばっかり聴いていたけど、Spotifyすごい。。。

④ 2017年夏に騒いだオイラの若手超ダントツイチオシのFin Taylorさんの2016年のショーで、壮絶すぎて感想を書けなかったWhitey MacWhiteface視聴可能
(ぜひともお金を払って全編DLしていただければ!!!!)


Fin Taylorさんthe Stand Comedy clubの自己紹介にpolitical homelessって書いてあって超ウケました(爆)とにかくステージでの腹の座りっぷりと覚悟っぷりと勢いが半端ないので、近寄りがたいというかコワイ印象なのですが、気にせず質問するとめっちゃフレンドリーです。でもやっぱり「Fin君」は無理。27歳なのに。絶対「Fin君」じゃない。「さん」です。

バスデンさん、FUBAR RadioでDan Clarkさんショーにゲスト出演、Quacksの宣伝してました。

実は今この存在を思い出しました。(夏だったので全く聴く時間がなかったので聴いてないのです)聴いてみていつもみたいにツッコミどころ満載だったら別エントリー立てるかもしれません。(あ、ちなみにDan Clarkさんは今まで結構クオリティの高いコンテンツを生産している人です)

⑥ フランキー・ボイルせんせいのプロメテウスが実はオーディオで視聴可能です。




聴いていただくと、オレが今年の感想でなにをそんなにコワイ言ってたのか具体的にわかっていただけるんではないかと。

その他ですが、 新旧含めて、British Comedy Guideは定期的にチェックしがいがあります。
https://www.comedy.co.uk/podcasts/

⑦ Tom Rosenthal 君のComedy Central UK オンラインシリーズ「Absolutely Fine」がおしなべ花マルです
数年前にトム君は監督や書き手の方が才能あるんじゃないか、と叫んでいたのですが、それが証明されたようなシリーズを展開してます。もしS1発表時にブログで書いていたらすみません。今年秋にS2が公開され、S1同様のクオリティをキープし、「かわい子ちゃんやればできるじゃないの!」とすでに30もすぎたであろう俳優・芸人さんを愛でています。(できると愛でる)
British Comedy Guideのサイトで全話まとめてみれるようになっていますが、紹介として1話だけ貼り付けます。


(このUberのドライバーさんDavid Trent氏ね 笑)

とりあえず今思い浮かんだものは以上です。思い出したら追加してるかもしれません。


2017年9月30日土曜日

2017年夏ー9月前後で観たTVまたはオンラインコメディメモです


お久しぶりです。
過去の記事を観てたら、びっくりするほどまったくメモをアップしていなかったのでやっとこうと思いました。一応食指の働くコメディだけは拾って鑑賞しているのでその鑑賞メモは必要だな、と思いました。
先にまとめちゃうと、オレのレーダーは相変わらず同じところをぐるぐるぐるぐるして反応しており、新しい発見がないなー、という感じです。

① (Peep Show, Fresh Meatでおなじみの)Sam Bain せんせいの久々?ピン作「Ill Behaviour」は間違いなく短編コメディドラマ(全3話 BBC)部門で近年まれに見るベストブラボー作品です。



(以下でまだ全話視聴可)
http://www.bbc.co.uk/iplayer/episodes/p0559gdn

ガンをネタにして展開するという意味で新境地と大変話題性が高かったシリーズでもあります。3話で完結してるけど、オレこれはシーズン2もあるんじゃないかと思う。「人の死」という取扱い注意ネタを、ドラマに不可欠なジレンマと友情関係の原動力にもっていっていて、ブラボーでした。さすが、Sam Bainせんせい一生ついていきますって思いました。もちろんセリフのやり取り自体が面白いのもなんですがね。

② The Inbetweenersでお馴染みの面々が登場するWhite Goldはクオリティ高い、80年代の英国社会がお勉強できるコメディです



http://www.bbc.co.uk/programmes/p050hr6t

一応、ヴィンセントという中央にかまえている人が中心に展開する30分x6話のコメディドラマ(シットコム、とはいいづらいフォーマットかも)です。80年代のサッチャー政権時代に確実にいた(けどなかなかドラマになりづらい)ガッツリブルーカラーだった層がホワイトカラーになるchanceというのが軸ですかね。タイトルはDouble Glazing 二重サッシのあだ名?からきています。これを売れば金持ちになり成功する、金の延べ棒みたいなもんだったんで。なので80年代のイギリスの社会政治をもう一つ別の角度から勉強?するのにもおすすめな教材?かと思います。
ちなみに作ってる人たちも The Inbetweenersの人たちです。トーンは落ち着いてるけど。& Iain Morrisせんせいはここでは書いてはいない。なぜなら(多分)映画を制作中だから!!! 「フェスティバル」というタイトルでジョー・トーマスが出ます…笑

③Simon Blackwellせんせいの再びの魂こもった傑作 BACKは、とくにPeep Show を何度観てもおもしろいと思うミッチェル&ウエブ好きにぜひ観ていただきたいです。


http://www.channel4.com/programmes/back/on-demand/65802-001
正直、Backをみるならその前にピープ・ショー全話みてないとおもしろさ半減するよ?といいたくなるくらい作品がミッチェル&ウエブに捧げられてる感じです。てか、ミチェル&ウェブがいなかったらここまで面白くならないんじゃねーのといっても暴言ではないんじゃないかしら。もちろんサイモン・ブラックウエルせんせいの手腕があってこそなのではあるが、これ他の役者じゃんじゃ今の5分の1くらいしか楽しめないんじゃないかと思います。というわけで、ぜひ観てください。現在第4話まで放送されてるかな?

④Taskmaster S5が始まってます

https://dave.uktv.co.uk/shows/taskmaster/

S2の凹みからすべて面白すぎるんで期待しかありません。ちなみに今回は意外と全員すげー飛ばしてる。だんだんみんな掴んできたんでしょうかね? クリスマスにS1ーS5までの勝者がそろってスペシャルで挑戦するそうで、もう今からジョッシュ・ウィディカム君とロブベケットさんが死ぬほど楽しみ。んで今のラインアップがちょうど通常のキャラわけして選んだラインアップをみたしている感じなのでS5はニッシュさんにぜひ勝って欲しい。そうするとスペシャルのラインアップが完璧になるのです。

あとはPeople Just do Nothing とかW1A とかかな?(ともにBBC) 

ここで意図的に観たのに話してないものもあります。なぜなら…オレ的にはパスだったから(汗)あとオンラインでポリティカル系でコメディ狙った某インタビューシリーズが話題になってますが、オレのツイッターTL上で何秒持ったかで競い合っていてオレは1分11秒もちまして結構上位になりました。あははははは。

以上ですかねーあ、もちろんバスデンさんの(違) Quacksはあたりまえですが全部みてくださいねー

2017年8月28日月曜日

Edinburgh Fringe 2017 祝14禁!クオリティ★ナマ体験をお子様にご検討中のオタク親御さんへおすすめその① Rhys James 君


というわけで、前からちらちら年齡に合わせて見せていたのですが、年齡制限には引っかからずとも、コンテンツの理解にひっかかるというケースは否めない。やはりほんとに理解が始まるのは、14歳、14歳でございます。
ええ、ついにうちの娘も14歳半になりまして、中身と年齡が14禁オーケーになったのです。とはいえ母がみたいものが16禁に溢れるなか、

1 お金を払う価値のある14禁
2 本人が1時間面白いと思う14禁 

選びはかなり難しく選択肢が少ないんですね、意外と! とくに最初は心して絶対に当てないと、「おもしろくねー。Netflixのほうがいい」「おもしろくねー。You tubeのほうがよっぽど面白い」になりかねないのです。いや、はっきりいってかなり簡単にそうなってしまうのですよ。
シャレんなんないんです。一本一本が生死をかけた真剣勝負なんです。

多大なるプレッシャーを背負ったオレ様が、未来のフットライツメンバーが(→オックスブリッジにはほぼ入れない)(→娘は頑なに拒否)清く正しく美しいコメディの道を進むべくと、その責任を丸投げした芸人さんは、リース・ジェイムズ君です。



https://www.pleasance.co.uk/event/rhys-james-wiseboy/performances
(まだチケットは残っていそう?)

あら、去年行かなかっただけで、ソロは結局全部行ってたんだ、オレ? 
過去の感想はこちら→ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Rhys%20James
でも、きっとこの過去の鑑賞経験から、頭の後頭部で「14禁デビューはリース君アリだな」と思っていたんだと思いました。というくらい、さあ、何をみよう、と思ったときにまっさきに浮かんだのはリース君でした。

今回は、さすがに26歳だし、Mock the Weekとかしょっちゅうでるようになっちゃうし、TV番組でもコーナー持ったり、スケッチもやったりしてたから、過去2−3回観たときのような若さとかわいさでなめられてはいかん、という気負いや気張りがなくなってて、良かったです。コメディを職とするコメディアンの、花のいのちはみぢかくて、苦しきことのみ多かりき的なはかなさを語るアイロニー60分でした。

表現するメインのネタが1−2年前に日本でお正月に放送され、世界中のSNSでシェアされて話題になったとあるクリップだったことと、最後のオチに日本語ガッツリテロップ入ってたこと、おまけにガキの使いの七変化クリップ(多分、塚地さん回、字幕なし)まで使ったこと、というなんだか日本づくしだったので、伏線で色々興味が湧いちゃって(例:リース君、ガキの使い観てるんだ!とか 汗)、視聴の仕方と感想が脱線しちゃいました。ガキの使いのクリップが本当に気になっちゃって、塚地さん回か確認したくて質問ツイートしたけどスルーされちゃいました(汗)
そりゃそうよね。まさかそんなもん(別にネタとしてではなくてイメージ的に使ってただけと思うので)質問する人がいるとか思わないもんね(汗)

日本関連の余談を抜かしても14歳以上のティーンのお子様を連れて行って面白いと思うので、ぜひロンドンで捕まえてみてください。通年だと秋にはSOHO THEATREでやると思うので!


2017年8月21日月曜日

Edinburgh Fringe 2017 天才!James Acaster君の過去の傑作とりこぼしたオレのような悩めるオタクが泣いて喜ぶ3部作復活上演!のうちRepresent 観ました。

似たような悩めるオタクがいるとはつゆ知らず。気がつけばほぼソールドアウトで(過去三年のショーをまるまる日替わりでやっているだけなのですが!)なんとか追加公演で、2作目の「Represent」を観に行けました!














https://tickets.edfringe.com/whats-on/james-acaster-the-trelogy-represent

昨年観て衝撃をうけた「Reset」の感想はこちら

関係ないですが、エイカスター君のファッションって、ネタであれだと思ってたんですけど(→イングランド人ギークの装いと地味キマワリないかぶったイロのセレクション)素であの服装なんですかね。っていうくらい全く同じ服装で本日エディンバラの某屋台飯系タベルナ バーレストランから出てきたところを目撃しましてん。(→自分、その店に入るところだった)びっくりしました。

今回鑑賞して今回が偶然なのか、前回が偶然だったのか?というのも、今回オレがみたのは、彼のパーフェクトに作られたフルセットを最高の環境でパーフェクトに観れたResetとは違い、お客さんのたった1度のHecklingによって破壊されたからなのです。

エイカスター君の怒りパワーが放つ(ハンターxハンターの)キルアみたいなコテンパンの攻撃に感動してしまいました。絶対邪魔されるのが大嫌いなタイプだろうなというのはみりゃ分かるんですが、邪魔されたときのコワさと攻撃力によって、一瞬にして即興ダークコメディへとスタイルを変えそのまま随分突っ走り(相当な時間)、同時にそのロストしてしまった時間とおりあいをつけ、再び元の航路を進み時間通りにフィニッシュしたんです。
こうやって書いてると、一流の芸人さんなら誰でもやってることだから、と思わずにいられないようなテクニックではあるのですが、エイカスター君の場合、もともとが1本の芝居みたいに、インタラクティブ制をもとから拒絶しているタイプのもので、何かをきっかけにギアが変わる羽目になった場合、あそこまで突っ走ってそのあとしっかり元の航路へ戻って来れる、というマルチな才能と実力に、さらに天才っぷりを見せつけられた感じです。結局オレ、褒めてるだけなんですが、Vulnerable でセンシティブであんまりフレキシビリティがなさそうで、じつはとんでもない。

というわけで、当分ファンだと思います。今日も見かけて、「天才!天才がいる」と(日本語で)小声で叫びました。








2017年8月18日金曜日

2017年8月のバスデン情報 BBC 2 Quacks スタート

そのお知らせは放送日当日昼に届きました。
(一応、サイトの存在は憶えているようです)



そう、われわれが首を長くして待っていた例のBBC2シリーズ「Quacks」です。19世紀のヴィクトリア朝の医療事情が舞台の医療コメディ。Rev書いてたJames Woods による脚本、主演がローリー・キニーアさん、マシュー・ベイントンさん、そして肩をほぼ並べてバスデンさん、という、「これはもしやオレ様にささげてくれてる番組?」ともまことしやかに噂されている(ウソ)番組です。



http://www.bbc.co.uk/programmes/p0596d3l

バスデンさんはどうもこのシリーズでは一切作家としては関わっていないようで、書き手から100%離れての制作へ関わることの楽しさや、仲良し友達マシュー・ベイントンとの関わりなどをインタビューで話しておりました。(ソースはこちら

現在放送自体は第1話が終了、ウエブ上ですと全話観れます。

オレ様自身はまだ1話しか観てないわ、バスデンさんのインタビューしか読んでないわ、で全然制作サイドの話が判っておらず、ですが、今のところは、「コメディ・ドラマ」ですね。そして、クロロフォルムの発見とそれをロイヤルファミリーに近い人に使って手術する、っていう下りが、どうにもJames Young Simpsonが元ネタなんじゃないの? と勝手に叫んでます。(まあJYSは産婦人科医メインですが)しかもJYSってキニーアさん扮するカリスマ外科医ににてるし!(逆か?)さんざん叫んでたら制作の方がファボってくれたということは🎯なの?! なんか言って! という気分です、はい。

バスデンさんは、歯医者さんキャラで借金とか抱えてて、それで実際にクロロフォルムを発見?した人物に扮してますが、コレってRobert Mortimer Gloverが元ネタってこと?なんか自分で人体実験重ねるうちにクロロフォルムやりすぎて死亡っていうオチも超納得できるやさぐれっぷりで、正直言ってめちゃくちゃかっこいいです。

マシュー・ベイントンは精神科(?)医。精神病院とかに通勤?したりしてる。
キニーアさんの奥さんとほにゃらら、みたいなこれもヴィクトリア朝っぽい愛の紆余曲折ですな。とはいえ全然シリアスロマンスではないので、はい。

というわけで、観てください。


2017年8月17日木曜日

Edinburgh Fringe 2017 意外と明るいポジティブトーンで逆にびっくりAlistair GreenさんのThe Nan Tape 観ました

内輪ウケといいますか、一部の芸人さんの間で好評を得ている方です。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/alistair-green-the-nan-tapes

劇団あがりでもある気がする動きと喋り方をします。でも基本的にツイッターが超鬱ジョークの連続なので、その路線を期待して観に行きました。

意外とほのぼのコメディーだったのでびっくりしました。
先日なくなったおばあちゃんを偲ぶ55分で、ほんとにおばあちゃんを偲ぶ55分だっただけでした。
今までこの手の、大事な家族を失ったことがテーマ?の60分はマーク・トーマス氏やショーン・ヒューズ氏、そしてキム・ノーボーとかで衝撃を受けてきたので、このほんわか路線がほんとに意外でした。
子ども連れのご家族が何組がおりまして、問題なく55分を過ごされていました。

オレ、ステロイド強みたいな種類のコメディばっかり好んで観ては感動したと騒いでいるのですが、このアリスターさんのショーは、オレの紹介するタイプが「キツすぎて何が面白いかわからない」と思う90〜98%の日本の人々にわかってもらえる笑いなのではないかと思いました。はい。

2017年8月16日水曜日

Edinburgh Fringe 2017 "The Man from Uncle"になる以前にハマった人の期待を絶対に裏切らず、果敢にエロネタの芸術的境界線に挑戦するNick Helmせんせい Masterworks in Progress 観ました

今回も前回と同じPleasance のCabaret Bar。しかし!すっかりHipster 仕様に改装されてしまっており、正直味がないし、超がっかりな内装です。おばあちゃんにとってかなり苛々するハコとなってしまいました…


https://www.pleasance.co.uk/event/nick-helm-masterworks-progress-17#overview

んで、オレのニックさんへの惨事じゃなかった賛辞の数々は以下です。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2015/08/edinburgh-fringe-2015-nick-helm.html

コメディではなく、ビジュアルの話ですが、暑苦しさはもはやまったくないですね。5年もたって、The Man from UncleでBBCのMake-up Artistさんに磨いてもらえば、渋かっこいいアラフォーです。(→アラフォーって死語でしょうか?)

パターンはもうすっかり確立されており、固定客にはお馴染みで、これだよね!と喜んで楽しめるモノ。多分今回も2年前に観たときと同じナンバーで、すごいサビを無理やりみんなで合唱させ、熱唱させ、延々繰り返させ、催眠術で全員殺したいのだろうかみたいなネタでオープニング。前半戦はこのUncleのせいで、もともとのニック・ヘルムさん知らない人の世間的イメージともともとのニックヘルムさんのパーソナがずれちゃってって話や、最近はすっかりホテル宿泊暮らしが多くてね…という話からの某チェーンホテル話。相変わらず予想外な客とのインタラクティブ展開の醍醐味をふんだんに盛り込んだ後、後半戦は、相変わらず究極のエロネタで特攻。このですね、「エロネタで芸術点をどこまで高められるか」というのが、ニックさんの毎回の野望と挑戦なのかしら、と最近では思ってます。そしてその芸術点の高さはハンパないです。彼は勝負に勝っている(笑)
けどね (汗)オレ、ゆうちゃんが18歳になってもニックさんの後半30分からのネタきかせらんねーわ(汗)。

そして特記したいのは、ニックさんのベストフレンド(笑 であり、いつもギターを担当してくれるDavid Trent のステージ上での存在価値の高さです。このネタの前後あり得ないほどの無表情なんですよ。ニックさんの語りはグランジ・スタイルなんですが(NirvanaのSmells Like Teen Spiritみたいな感じに考えてください)この間、眉毛一本動かさず、ZEN。
無の世界に1人で入ってるんです。ステージ上のビジュアル効果が彼のおかげでハンパないです。

というわけでチケット週末は売り切れちゃってるみたいだけど、フライヤーとか作ってないらしく、「フリンジだと深いテーマとかさ、やるもんでさ、自分が何やりたいかと考えた時、沢山罵倒して◯◯がXXした話(後半30分からのネタ)をしたかったってことに気づいた」という、Low Keyなものなので、チケット買えるんじゃないかと思います。ぜひ、Nick Helm 体験をここで!




Edinburgh Fringe 2017 いろんな動機で観といた!カナダ人ゴリゴリパワー満載のGlenn Wool: Viva Forever 観ました


カナダ人だったのか! 


https://tickets.edfringe.com/whats-on/glenn-wool-viva-forever
週末のフリンジで観る場合は、多分先にお支払いして席確保していたほうがよいです。

(たしかまともにフライヤーも作ってらっしゃらないと言ってたと思うので、この最低でも10年前からは確実に使っているこのお写真でもしょうがないだろうよね)

というわけで、まずTVではほとんどおみかけできないんではないかと思いますが、通(てかプロ?)の間で人気の芸人さんです。オレ様もアンドリュー・マッククスウェル兄さんの昔不定期催行だった名物イベントFull Moonersの常連ラインアップさんじゃなかったら、見る機会もなく人生を終えていたに違いません。そんなわけで言いたいことは、アンドリュー兄さんとかブレンドン先生とかフランキー・ボイルとかがこぞって「Glenn Wool観に行けボケカス!」みたいな推薦をする、人ですよ、ということです。


最近結婚したんですって。15歳くらい若い美人の奥さん。イギリス人。てかイングランド人。サセックス。しかも、この時期に。自分しかも、カナダ人なのに。

っていう個人の話でウォームアップしてグイグイと社会的話に持っていってました。面白かったですよ。お金は払った価値はありました。経験豊かなクラブ中心の芸人だからそいうイロが満載でした。これを好きな特色とする方はとくにおすすめです。


2017年8月10日木曜日

Edinburgh Fringe 2017 マジでトニーさん最高だからホントに信じて観に行って!!!!のTony Law: Absurdity for the Common People 観ました!


むーーーーん!!!👹👹👹 トニーさんへの愛のブログを書いても他の人の記事とくらべて全然!アクセス数が少ないんだけど、みんなオレのトニー愛を聞き飽きてしまっているのですか? てかみんな信じて〜〜〜!!!



https://www.outstandingtickets.com/show/232/tony_law_absurdity_for_the_common_people

(圧倒的固定客によりいつも満員になっちゃいますよ。早めにいかないと立ち見になるよ)

トニーさんのナンセンス破壊力を超える人物はほかにいないから! 一回トニー体験したらずぶっずぶのどぶっどぶ! 毎年まるまる全とっかえで
どっからそんな話に飛んで来きて飛んでいっちゃうのよ!ってかオチどこよ!え?オチは3ヶ月後にわかるの?! はああああああ?!」
 っていうような新ネタ60分を作る芸人さんなんです! 

あのね、いったいどうやって、これだけの力いっぱい、創作マックスパワーで、何も生み出さない60分をまるで一つの物語を紡ぎ出すように作ることができるのかと。前にも書きましたが、とにかく60分涙流して笑って終わるのに、何も語っていないんですよ。ファンに巻き込んだ友人も「He talks ABSOLUTELY NOTHING. but SO funny」と言っています。

これがどういうことなのか、ぜひ体験してください。

2017年8月9日水曜日

Edinburgh Fringe 2017 この角度から移民について語る実力のある若手芸人さんは今のところ彼だけだと思います。海外在住の人は他人事じゃないよ、なLiam Withnail: The Immigration Game観ました

いくつなのかわかんないけど、ここ1−2年で地元スコットランドでものすっっっっっごく名前をきく芸人さん。多分20代終わりかじゃないかなー。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/liam-withnail-the-immigration-game

タイトルがイミグレーションゲーム。時事問題、社会政治っぽい匂いがしますが、冒頭から本人完全否定してましてん。「こんな頻繁に状況がコロコロかわるご時世に風刺ネタなんかやってたらすべてが時間の無駄!」と絶対政治やんない、って言い張ってて。

そんな彼が話したことは、極めてパーソナルなNON-EUの角度から英国でビザとるときの話でした。いや、リアム君(で、大丈夫だと思う。多分30歳はいってないと思う。多分。)はイングランド人なんです。でもつかみの部分で、空港のイミグレでオレらの通過するNON-EUの方を驚くほどリアルにホントによくわかってて話しはじめて、超びっくり。(「共感の笑い」となっていたのは多分会場内でオレだけだったと思う)なんでこんなにNON-EUのことを体験したかのように語れるの?と思ったら…。
おおっと、今思わず細かく話してネタバレをしてしまうところでした。寸止めでやめました。えらい、オレ。

というわけで、多分オレらみたいのが、パーソナルにゲラゲラ笑ったり、涙ぐんだりできるショーです。終わったあとに思わず「もうホントにパーソナルにキタわ、コレ。もうすべてわかる!何を言っているかわかる!」って、同志みたいな気分になってしまいましたよ。リアム君も「だろー?客席でものっすごい頷いてたからおんなじ苦労してんのかなーと思った」って。
いや、オレは別にロマンスがもとでイミグレーションに苦労しているわけではないけどね。んなもんあるかっつの。(あ、ネタばらしちゃった)


Edinburgh Fringe 2017 Work in Progress状態とは大違い。世界一コワイ笑いの神様というかタイトル納得の Frankie Boyle: Prometheus Volume I観ました。


チケット残ってるかわからないけど↓
https://tickets.edfringe.com/whats-on/frankie-boyle-prometheus-volume-i


えええっと。。。(汗)

フランキー・ボイルせんせいは、もし触るときは気をつけてください。フランキーせんせいのやり方は、「壊れている」という現在進行状態の我々の世界が、じつは我々の錯覚、または希望的観測であるだけであること、現実は致命的レベルで破壊されすでにこの世は完全に終わっていること、そして、人間すらもすでにゾンビであるっていうような現実をみせていく手のものです。その現実の見せ方も、核爆弾で破壊された、「完全に終わった」ように見せていきます。誰にも、ぐうの音も出させない。出せない。よくフランキー・ボイル氏は「超絶な鬱病からくる思想なのか。死を望んでいるかのような…」という人がいますが、彼本人も言ってますが、鬱でもネガティブ思考でもないですよ。人間じゃないんで、この終わりきったで生きていくことを恐れてもいないし逃げたいとも変えたいとも思ってない。本人も言ってますが「I do not want to die. I want YOU to die ひゃははははははは」なんです。それを「面白い」と思う神なんです。

私はフランキー・ボイルのことを何かしらの神だと思ってます。笑っていいのか笑っちゃいけないのかなんていう区別の域を超えたものだと思います。
そして今回のタイトルで、ああそうかプロメテウスか。と妙に納得してます。じつは本は全部読んでて、自伝も読んでて、TV番組も観てて、ではあるのですが、ライブはWork In Progessを何回か観ただけ。そしてそのときのリラックスした空気に「暖かい神様ー」という印象だったのですが、いやもー、それ、撤回。Work in Progressのノリで「フランキーせんせい観に行くんだヒャッホイ!」と話し「フランキーは50・50かなー」と言われると「で、ナマでみたことある?ナマフランキーはTVフランキーと違うよー。もう暖かい感じで、神様ーって感じ!」ってさんざんあちこちに豪語しててごめんなさい。って本気で思ってます。(汗)フランキーせんせいをナメてたわけではなく、コワさなめててすみません。ホントすみません。

参考までに私が今まで読んだ本
一番バイオグラフィーである本。この笑いの元になっていることが部分でもわかって非常に参考になりました
https://www.amazon.co.uk/My-Shit-Life-So-Far/dp/0007324510/ref=asap_bc?ie=UTF8

おおむねこんな感じの60分ライブです。(フィクション?の部分は除く)
https://www.amazon.co.uk/Work-Consume-Die-Frankie-Boyle-ebook/dp/B005IH02ZI/ref=asap_bc?ie=UTF8

これも。
https://www.amazon.co.uk/Scotlands-Jesus-Officially-Non-racist-Comedian/dp/0007426844/ref=asap_bc?ie=UTF8

定番ですが、フランキーせんせいのガーディアン記事は新聖書?新経本みたいな感じです。
https://www.theguardian.com/profile/frankie-boyle





Edinburgh Fringe 2017 1日だけの特別企画!Tony Lawさんのトーン・ゾーン爆走★エディンバラ歴史探訪お散歩ツアー参加しましたほぼ完全レポートです!


これぞフリンジの醍醐味! ほかでは観れない、虫唾が走るような?背筋が凍るような? 1回だけの企画ものです。どんなにフリンジがバッドスパイラルに進もうとも、こうした企画はフォーエバーにあるのです。
同じ趣味を持つ旧友(エディンバラ外在住)からいきなりリンクを飛ばされて飛びつきました。


http://www.heroesoffringe.com/events/history/
(もうないけどリンクははっておきます)

マックス・トーン・ゾーンに入りたいなら8月中、お昼休みはウキウキ時間にやってます。チケットはこちら → https://tickets.edfringe.com/whats-on/tony-law-absurdity-for-the-common-people

(→次に感想アップします)

オーイエス! オレのトニーさん愛の深さは、さんざん書き散らしているので、こちらをどうぞ。
http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Tony%20Law )

*ココ重要*
この企画は、10月14日にLondonで行う予定のアイススケートイベント(→コレもわくわくしかない!)のための資金集めの一貫なのだそうで、(そのわりには全然お金集まってないと思うぞ)そのイベントというのが以下のリンクです。
https://www.tickettailor.com/checkout/view-event/id/108369/chk/34c9/

やだすごい行きたい!行きたすぎる!

というわけで、上記のリンク内容をご認識だということを前提に以下、お散歩ツアーのほぼ完全レポートです。もう二度とないと思うから、ネタバレガンガンです。

集合場所へ10分前に大学近くのBlundabusにて集合したところ、すでにハードコアのトニーさんファンの人達が6−7人集合。今回アシスタントと務めるというエレノア・モートンちゃんとSE(???)担当というジョズ・ノリス君 、それから録音担当(きっと芸人さん)、+ツアー参加者3人(しこみ)とほぼ、本物のお客とトニーさんチームの人数がイーヴンな状態。しかも「もう一人くるはずなのに、集合場所が見つけられない」というトニーさんチームの人(→つまり何かしらの芸人さん)が出て来る始末。「このバス(集合場所)ここに昔からあったっけ?」「移動したんじゃないの?!」「してないよ、昔からココだよ!」
が素の会話として飛び交います。すげえ幸先です。
あ、乳母車のご家族もいらっしゃったので、アクセシビリティ💮。

設定は、タイムトラベラー(ファンの間では周知)で実際に世界の歴史を作ってきたトニーさんが、エディンバラの歴史をご紹介。でも本日は「エレノアちゃんの研修試験なので、エレノアちゃんをテストしながら歩きまーす。またコトバでは表現できない歴史をジョズ君が音楽で奏でまーす」と言うもの。朝の10時ですが、混雑極まりない街の中心ですので、トニーさん、持っていた普通のショッピングバッグをかかげて「見失わないようにこのバッグを目印にねー!」。「トイレに行きたい人は直接言ってねー」かかげるとシャツがあがってぷっくら横腹がみえます & トニーさん、あるきだすとまもなく手が疲れてか目印のバッグをおろしてます。


一行歩いてまずはSugeon Hall前へ。
基本的にエレノアちゃんがエディンバラベースなので、細かいところは間違っているけどなんとなくあたってる歴史を紹介。つまり、ある程度は真面目な歴史お散歩ツアーの模様です。これをうけてトニーさんがトーン・ゾーンにひっかかったネタを、ひっぱって、飛ばして、1人または参加者と一緒に遠くに飛んでしまいます。(注:話が)
Surgeon Hall建築に使用している素材をセメント、セメントと繰り返すなか、リアル・お客さんが我慢できず小声で「。。。砂岩」とぼっそりつぶやき、「そうセメントとは砂岩。。。は!! 砂岩!!」とニヒルな笑いをこぼすトニーさん。

インタラクティブにブイブイ飛ばします。

また、オレの真横にいたジョズ君が突如ものっすごいクソ下手なクラリネットをならし、次のスポットへ移るさながら、「クラリネットのパフォーマンスにコインを…」とコーヒーカップを差し出してくるのが、地味に効きます。

Surgeon Hallからプロ*(→オレ、一応プロです)の目ではありえないほど見どころと紹介どころをすっ飛ばし、えんえんと歩くこと10分以上。なんとロイヤルマイルのCity Chamber 前までずんずん歩きます。

(かすかに見えるしましまのバッグ。それがトニー印です)

まだ2箇所目なのに、半分くらい時間がすぎてんじゃないの?(汗)ここでエレノアちゃんが地下に埋もれている住宅街について説明。


話始めたとたんに真横でジョズ君が中国製笛をピロピロ吹きはじめ、本気かネタかわからないほどに嫌がられます。ある程度説明がこなせたところで巨匠、トニー登場。地下街世界のlittle peopleの物語を延々語りだします。(語り手さえ違えばニール・ゲイマンの例のNeverwhereくらいなダークな話になりそうなのに…。)この地下街トーン・ゾーンは個人的にかなり好きです。さらに壮大なトーン陰謀説によりLondon大火事とかの歴史的イベントがすべてエディンバラのせいにもなってしまいます。(注:トニー界ではつじつまがあいます)

いちいち移動するごとにジョズ君が(のみ終わった)紙コップにコインを、コインを、と催促。素人相手にも繰り返すものだから、素人参加者が本気になっちゃってホントにコインを入れはじめてしまい、ジョズ君「い、いや、返します。大丈夫。罪悪感が…汗」

一行は、その後セント・ジャイルズ教会前のハート・マークへ。


ここではいきなりトニーさん、「父親から受け継いだダンスをここで特別に君たちだけのために披露します!」と宣言。ところが、エレノアちゃんが「このマークはミッドロシアンの…」と話始め、トニーさんがまさにステップを踏み出すとき、ジョズ君が「ミッドロシアンといえばMarillionってBandがありまして90年に出したハートオブミッドロシアンという…」とMarillionと楽曲について延々語り始め、一同しゃべらせたいだけ喋らせます… 気を取り直してエレノアちゃんが再び語り始めると、トニーさんがくるくると踊りだし、ジョズ君が音楽を奏でては、交互につばをハートマークへ飛ばし合います。

じつはハートマークへつばを飛ばす、というのはそういうエピソードがホントの歴史上にあるからなのですが、ホントは1回だけなのと、別に今やってる人なんていないんです。つばをぴゅっぴゅぴゅっぴゅと飛ばしまくるので、き、きたない…。

その後我々はGladstone Landへと歩き、

ビクトリアストリートへ降り、Quaker Houseに残るおばけの話で終わって解散。

全部で5ネタ、約60分でした。というのも12時にはエレノアちゃんがThe Stand 4で自分のショーを、同時にトニーさん自身もThe Stand1でショーなので、「はい!じゃあ終わり!Roundabus戻りたい人はついてきてーフライヤー配りたい人はどうぞ!」(→何しろさくらと素人の数がイーヴンなので!)

ホントはこのツアーに参加したら結構トニーさん吸収しすぎてバテるかしらと不安だったのですが、
このあと続けてトニーさんのショーを観る計画を立てていてよかったです! ほかの参加者の人も「トニー2本立てなの?!」と、オレの本気愛っぷりに関心してくれてました。オホホホホ。トニーさんにもオレのファン度が伝わり、今年ついに確定的に認知してもらえましたよ。オホホホホ。オホホホホホ。オホホホホ。



2017年8月8日火曜日

Edinburgh Fringe 2017レア宝石クオリティと思えるのは固定客だけ、と言われればそれまでですが…それでもやっぱり最高なのです Simon Munnery: Renegade Plumber


ずーっと昔からのファンが、友人らを引っ張り込んでいって、友人がハマってなんていう時期を超えたのね。ずーっと昔からのファンが娘息子を引っ張り込むっていう状況にはいりつつあるのを目撃し、「オレもやる」と思った本日。感慨深いわー。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/simon-munnery-renegade-plumber

サイモンのレベルになるともう英国コメディライブ界の亀仙人みたいな感じなので、別に実践で悟空みたいに戦わなくて良いわけです。自分のやりたいこと(=すでにTOPクオリティ)自分のペースで誰ーの気も使わず(=すでに客の求めていること)さらーんと芸風でやっちゃってブラボークオリティなんです。
オレ様、ここ10年以上サイモンといえば、ストレートスタンダップ60分ではない企画もん的なもんばっかりフリンジでは追っかけていたので、今回のストレートスタンダップ(といっても彼の場合、通常のスタンダップ回路で物事展開しないのですが)は久しぶりでした。「らしさ」満点で笑いっぱなしでしたけど、最後の爆笑ネタのクレジットは、3人いるという娘さんの次女さん(12歳)ですね。、次女さんのiPhone入手のためのキャンペーンが、爆笑ものでした。ごめんなさい、ネタバレしないのをモットーとしてるんですが、エリート大学出のお父さんの血引いてか、すげえロジカルに攻めの一手で突き進む(お父さん宛)手紙で「お誕生日にはiPhoneが欲しい。iPhoneしかほしくない。それ以外のものといってもわからない。欲しいものはiPhoneだけ。(父さん)好きなものを買ってくれると言うけど、私が欲しいものはiPhoneだといい、iPhone以外で欲しいものなんて何かわからないといっているのに、どうやって父さん私の欲しいものがわかるのですか!」というくだりがあって、どこんちも一緒なのね(爆 と笑いが止まらず。

うちの子もiPhone6ゲット時とも被っちゃって、ホント、いや面白かった…です。個人的に。


Edinburgh Fringe 2017 エディンバラ・フリンジ / タイトル含め予想以上に超ディープです。Michael Legge: Jerk 観ました

お金が常にないオレがこの2for1期間に観るのは正規値段ではお高いライブ・コメディの達人ばっかりです。というわけで今日明日で縦続く感想日記は、4つ星以下のクオリティなんてありえず、4つ星以下のっレビューがあったらそれはレビュアーが若くて見きれていないのだ、という芸人さんたちのものばかりです。


https://www.outstandingtickets.com/show/236/michael_legge_jerk

あら、びっくり!16禁だった!(汗)あまりに面白かったので娘(14歳)連れていこうかと思ってたのに。

オレ様のMichael Leggeさんファン歴の経緯はいぜん書いたことがありますのでご参考までに。

今年は、Jerkという、チープな笑いに走っているともとれるような短絡的な印象のあるタイトルだった(*)んで、じつは「楽しみすぎる!」という期待まではしていなかったんです。

ところがこのタイトルのJerkにはいくつか意味がありました。ご本人のこともなんでしょうが、今年お亡くなりになったワンコ(メス)のお名前、それと今回の大ネタにあたること(コレは言ったらスポイラーになるので黙ってます)そしてワンコの人生、大ネタ、そして御年48歳となったマイケル・レッグさんご本人は、マクロレベル(政治社会)のネタのメタフォーとして語られていくのです。やっぱり才能てんこ盛りのベテランってすごいよね。と感動せずにはいられなかったですね。そして有無を言わさぬ最後の音楽使ってのフィナーレ(→音楽があると賞取れる、っていう変なジンクス?ネタがここ最近のフリンジフェスティバルコメディのトレンド皮肉であります)

今まで5-6本見てますが、すべてがすべてハード政治に真っ向から立ち向かっていて、正直びっくりしてます。政治ネタって今政治自体がジョークに化しちゃってるから、政治風刺のコメディなんてもうやれないよね、なんて空気をみんなで流してたのに、いざ蓋を開けたらこぞって、すごいレベルの本気政治ネタコメディ合戦を繰り広げている印象です。
すげえ、みんな、ポーカーフェイス?(笑 いや、私がベテランさんか期待の才能の持ち主しか見てないせいだと思いますけど、あえて勝負して勝ちに出るんですよね。もちろんマイケルさんはホントに勝ちに出てる。ホントに面白いんで、見てください。

*Two Stupidsというタイトルをつけてのダブルアクトをやっていたりしてたので、それも最初の数日はWork in Progressにもほどがあるんじゃねーか?(汗)とファンのオレ様ですら思ってしまっていたので。

2017年8月7日月曜日

Edinburgh Fringe 2017 新たなる不思議ワンダーランド・ナンセンスの刺客をご紹介Olaf Falafel Presents: The Marmosets of My Mind 観ましたよ


同行者のチェックリストに入っており観ましたところ、思わぬ大当たりだったので感想を書きます。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/olaf-falafel-presents-the-marmosets-of-my-mind

いったいどんな思考回路と人生を送るとそんなアホ(→褒めてます)なことを考えてそのまま引っ張り続けてネタを展開できるのか、と一度聴いてみたくなるくらいの突拍子もないところからタマを飛ばす方です。

英語ネイティブとしか思えない流暢さなのですが、超かすかに北欧のアクセントが残っており、キャラクター設定でなければ、「北欧で8番目に人気の」というキャッチフレーズも納得です。

昨年からフリーフリンジデビューっぽいのですが正直英語だけではデータ不足。一点言えることは、オラフさんの描く絵がかわいいと飛び越えていて、同行者の情報によるとTwitterで展開していたら天下のHarper Collinsに見初められてこの1年で絵本まで出版してしまったらしい

絵がこんなにかわいい


60分ショーレースを意識しながらの、という設定(ネタ)で、キチキチ構成立てておるのですが、ネタ自体が「はああ?!」の連続。お客さん参加コーナーも含まれるのですが、お客さん次第で仕込みっぽい雰囲気も出ちゃうので、オレが観た回だけでは仕込みかホントかわからないな。 とはいえ40分のところで出てきたネタがツボにあまりにハマりすぎて、涙がボロボロ止まらなくなってしまったことだけはお伝えします。いきなり賞レースの本命馬を観ちゃったかもしれないです。

しいていえば、Alex HorneとMr. Tony Lawを足して2で割って、トニーさんよりなんだけど理性(?)は基盤にカッコとある、みたいな。意味わかるでしょうか?(汗)すいません。とにかくアタリ🎯 です。








2017年8月6日日曜日

Edinburgh Fringe 2017 ② UK離脱その他の政治ジョークがあふれるなか、独自のスパイスで料理くれます Ahir Shah: Control 観ました


2本目はフリーフリンジよりここ3年好んでチェックしてますAhir Shah 君。だって上手いんだもん。
彼も27歳。あ、もー全然「君」つけられる。



https://tickets.edfringe.com/whats-on/ahir-shah-control

ご参考までに前のショーの感想は
http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Ahir%20Shah
去年抜けてるのは、去年じつはピンとこなかったから。アヒア君は基本めっちゃインテリ心優しき好青年なんで崩れたプライベートをネタに昇華するのが大変だったんだろーなーと思います。はっはっは。ガールフレンドと破局になってクオリティ落ちるとかかわいいじゃないのさ。

で、そこから随分リカバーしたみたいで、今年はホントにWell Constructedでして、非常に楽しみました。UK離脱の話、そしてそれに絡んでもいるし絡んでもいない差別Racismの話を彼ならではのポジション(生まれも育ちもブリティッシュだけどでもご家族はもともとインドからやってきた)による体験で染めながら織り込んで行きました。上手に構築してあるというのは、この手の60分尺セットで、高クオリティをキープしているものでは、よく使われる技、別のトピックに流れていく時間を定期的にRecurring ネタで〆て上手に統一感を出す、という例のアレです。

同行者はもう一回行くと言っています。なぜなら、今のこのご時世、朝起きたら、地球がひっくり返るようなことが起きちゃう可能性がいつもあるんで、その暁にネタをどのようにアヒア君が入れ込んでくるかを観たいのだそう。オレは、それ次第でもう一回行くか決めようかな(→時間不足)



Edinburgh Fringe 2017 政治事情がわかっていて、本気で究極のポリティカル・コメディが観たい人へ。Fin Taylor さん Lefty Tighty Righty Loosey



去年オレ的にはダントツ一番の話題だったスタンダップのお兄ちゃんで、あまりにすごくて感想を結局かけずじまいだった(というか日本語で書いてもあまり意味がないと思った)Fin Taylorさん。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/fin-taylor-lefty-tighty-righty-loosey


今まで30前までの若手スタンダップ芸人君は、すべて「君」でご紹介していましたが、Fin Taylorさんはたったの27歳(つまり去年はたったの26歳)なのにとても「君」とは呼べません。この兄ちゃんは、絶対に「君」ではない。

チケット購入サイトに Buy a ticket in advance to guarantee entry or Pay What You Want at the Venue って書いてありますけど、買わないと入れないどころか買ってもThe Stand Comedy Club状態(座る席のギャランティーがイマイチ?)なので事前に買っといたほうがいいです。そして最低30分前には現場で並んでたほうがいいです。それくらいの人気度です。

あとこのハコ、Tron Kirk(ロイヤル・マイル)の裏にあるパブの地下でかつてBill Hicksがやってた、レジェンド小屋、だそうです。

まず今年のショーの感想を書く前に、なぜ私がフィン・テイラーさんの昨年のショーを(一番衝撃的だったにも関わらず)書き損ねたか、について簡単に説明したく思います。

フィン・テイラーさんはじつはものっっすご!政治左希望なんですよ。だけどこのものっすご政治左思考では世の中、まっっったく!回ってないし回らないんです。その怒りとフラストレーションを爆発させ、爆走し、爆走しているうちにくるっと一回転してあれ?気がついたらものっすご政治右じゃん!ってことを、確信犯と勢いで見せる、圧巻・絶句・衝撃の60分だったんですよ。

政治学をかじった事がある方はアイディオロジー的に究極左と究極右ってのはちょっとしたことで共通点ができ円を描いてしまいかねないセンシティブなものである、ということはご認識かと思います。フィン・テイラーさんのDelivering skillsもしくは彼の笑いを機能させる(驚愕のアリと行き過ぎの崖っぷちではあるにしろ)彼のlogicも基盤はそこにあるような気もします。

んで、なぜオレが躊躇して、常に確固たる自信を持っておる自前のVerification radarが正常運転しているかどうかわからなくなってしまう、という自体に陥ってしまったのか。じつは上記の展開ロジックをこなす一つの大ネタに、「こんな国にどうして君たち(Non-whiteの移民=つまりオレ)いたいんだよ?! そこまでしてなんの得があるのよ。」ってのがありまして。(てか、上手いでしょ? ホントに上手いんですよ!) でも現状としてものすごいつらい苦労をしながらこのUKという国に居残って頑張る最中のオレが、「…この白人の人達と一緒にヘラヘラ笑っちゃっていいの?」ってなってしまったんです。でもこのレベルの危険を犯しての爆弾投下で、倫理バリバリ先進国を粉々に破壊する笑いは、この長いオルタナコメディ観客人生において今まで見たことがなかったんです。

というわけで今年の Lefty Tighty Righty Loosey 。相変わらず同じ様式で展開する「もう今年はさ、左でいることやめたよ、オレ!」って話なんですが(笑、昨年のオレらみたいんな客が後頭部あたりで「あれ?汗」って思う躊躇感を感じさせる要素がなくなっていました。じつは今もまだこの躊躇感を沸かす要素と言いつつも、まぎれもなく史上最大級の衝撃を生んだわけだし、その意味で「今まで見たことないすげえ」の魅力かもしれないので、これがなかったのが、よいことなのかどうかわからないです。でも相変わらずすげえ!!!ではあるし、これだけのフルスピードかつ究極の下ネタで今の世の中を例えちゃえるんだっていうのは新たな発見でもありました。

また、相変わらず一般公開用ではないけど(You TubeやPodcastのレベルでも無理とご本人も認識しております)このエッジさ加減だったら賞レースに入れるんじゃないかな。すごい才能で毎年(いらっしゃるなら)観たいと思っています。

備考:最近Andrew Lawrence氏のFull Set見てないからまったく、あてにならない憶測ではあるのだけど、A.L氏はじつはFin Taylorさんがやってることをやってるつもりなんじゃないかな、とも思いました。(→注:ツイッターやFBの文章で観る限りはできてない)「左をつつく」っていうことをやるなら、Fin Taylorさんくらい、覚悟決めて、全力で、持つべき才能とエネルギーと、そして人生を(?)燃やし尽くして、爆走しないと成功しないんじゃねーかなーとか、思いました。



2017年4月2日日曜日

Legionにハマっているオレがコメディのブログで書けることを書きました。

Legion(リージョン)って日本ではレギオンと言われているのがなぜなのかぜんぜんわかっていないくらい
アメコミジャンルは、ブログで書くほどタッパがまったくありません。
しかもすっごく失礼で、興味のあるものだけ興味本位でつまみ食いし、おまけに大体TVシリーズだと全話完走してないことが多いです。

映画も相当選り好みして観に行ってます。コミックはスコットランド出身の自分がきいたことのあるヒーローのコミックに関わるカラリストと作家以外、手を出しません。

なんですが! Legionシリーズにドハマリしてます。大好き!

繰り返しみそうです。なぜか。このシリーズの奥の深さと風呂敷の広げ方が好みなんだと思います。もともとスプリット・アイデンティティものが好きというのもあります。正義の味方ゴレンジャイ!じゃなくて、深層心理学からのしかけのせいかもしれません。

デヴィッド役をやってるダン・スティーヴンスもたしかにストライクど真ん中ではあるのですが、この役者さんがこの役をやる前後を一部(*のちほど説明)を除いてまったく知らないので、のうのうと書けません。&役者さんが好きなのかデヴィッドが好きなのかといえば後者なのだと思います。

ここまでくるとここで書くことはまったくないはずなのですが、一つだけ書きたいことができました。
コメディ絡みのキャストさんです。

① デヴィッドのホニャララでホニャララのレニー役扮するオーブリー・プラザ。
(Parks&Recreation)

② クレジットにいつもゲスト・スターって出てくるけどシリーズ通してみるともはやゲストでも何でもなく重要な登場人物になっちゃってるオリバー役を演じるジャメイン・クレメント(Flight of the Conchords)

③ デヴィッド役のダン・スティーヴンス。
だってこの人、あんまりストライクゾーンでイケメンだったもんでちょっと出来心でググったらCambridge Footlightsで バスデンさんと同期なんだもん!
ほらこのリンクをみてください!
http://www.dan-stevens.co.uk/content/early-plays
(あらTom Bellさんも入ってる)
ほら、バスデンさんのことが一切ふれてないけどダン・スティーヴンスのことはほめてるレビューがある!(Tom Bellさんについてはヒュー・ローリーを彷彿とさせるとか褒めてる)

それにステファン君(Him & HerとMumのクリエイターでFootlightsの当時の座長)プレゼンツものに2回も出てるし!http://www.dan-stevens.co.uk/content/early-plays

→これとかナニコレみたいんだけど。なんなのコレ(怒)
http://www.camdram.net/shows/2001-jokes-aren-t-funny

いやそれでですね、このCambridge Footlights(バスデン、ステファン君、ダン・スティーヴンスっていう時代に)エディンバラのフリンジでも当然やってるんですが、このころって丁度ジャメイン&ブレッドのFlight of the Conchordsもラジオシリーズ、TVシリーズ前で、フリンジでブイブイいわしてる頃なんです。
こういうのです。ねんのため。



今回のネタはそれだけなんですが(汗)中味薄くてすいません。汗。いや、やっぱりFootlightsって見とくのがいいんだなーってホントに今回思いました。デイヴィッドがイケメンでバスデンさんと同じ空間で活動してたのかっていう事実を知ると、軽視するもんじゃないんだな、ってホントに思いました。

以上です。

2017年2月末から見始めたBBC(オンライン)コメディThis CountryがThe Office以来のThe Officeレベルの傑作モキュメンタリーである件について

はい。
本当です。あんまり面白くて2回回ししちゃいました。



This Country 

まだ全話観れます。

英国視聴者が「誰コレ作ったの?!」と騒然となっており、BBCが元祖のBBC Comedyらしさ(=より多くの大衆を相手に視聴率をあげるというのではなく、視聴者を啓蒙していきながら新しいコメディクリエイターを見出し輩出していく、という意味で)を出していると大変な評価を受けているのが、このモキュメンタリーThis Countryです。これは地方の小さい、平凡、地味な町でとくに何もする気もなくすることもなく暮らす若者たちの姿を6ヶ月間追いました、という設定です。ケリーとカーテンという従姉弟の日常をカメラにおさめています。

小さい町というのはコッツウォルズ。日本ではライムストーンのカワイイ石造りのお家が立ち並ぶ、英国一のかわいい田舎エリア、というイメージがあるかもしれませんが、そこは一回ファンタジーとして引き出しの奥底へしまってください。

第1話のScarecrow(かかし祭りでかかしコンテストで優勝するために真剣勝負のカーテンは何ヶ月も前から注目を浴びやすいスポットを予約していたのに何かの手違いで辺鄙なスポットとなってしまい…)から、すでに憶えたくなるセリフがポンポンでてくる驚愕のシリーズなのですが、本格的にギアチェンジして視聴者を虜にさせるのが第2話(入れ墨アーティストのライセンスをとった近所のマンディが自分のプロファイルを増やすためケリーに入れ墨をただで入れてあげるよとオファー。入れ墨に憧れつつもそんなお金のなかったケリーは喜んでマンディのオファーを受け入れるが…)以降です。

何の変哲もない、何一つ変わったことのない、どこにでもある町のどこにでもある日常。どーでもよすぎていちいち気にもとめない町の、空気みたいな日常。だから、些細で、どーでもよくて、ちっぽけなことがものっっすごい事件となりジレンマとなりトラウマとなりドラマとなるのです。見事なまでに引用しがいのあるセリフの数々と、演技とは思えない臨場感でもって映し出していくのです。

この醍醐味は、まさにThe Officeで味わったあの醍醐味です。(個人的にはギャレスを彷彿とさせるカーテンにロックオン状態です→はっきりそしてThe Office後、「モキュメンタリー」というフォーマットによるコメディが飽和状態になり、モキュメンタリーによるコメディ自体が萎えくらいになって随分経った今、This Countryはモキュメンタリーというジャンルにも新たな息吹を吹き込んだと言わざるを得ません。

もう一つ、このThis Countryの魅力を何に例えたらいいのだろうかと考えたときに、のりつけ雅春先生著の「アフロ田中」シリーズ(ビックコミックスピリッツに連載していたシリーズです)のノリが思い浮かびました。とくに高校と中退が近いかも。

も一つ特記すべきは、ケリーは女性なのだけどカーテンとの兄弟感がハンパないです。そしてシリーズ最終話の性別を超えたブロマンス感がじんわり涙が滲むようなラストへ誘います。まさにThe Officeの最終話レベルのクオリティ。とにかくすごいんです。

【では一体誰が作ったのよ。という話ですが】

ケリーとカーテン従姉弟扮するクーパー姉弟です。そう、この二人リアルでは姉弟。姉ちゃんがじつはRADA出身。(弟はスポーツ科学部中退してTop Shopの店員。なぜかあの体格と運動神経でスポーツ科学)

This Countryにゴーサインを出したBBCのコミッションの人ですら「今までコメディ・サーキットに出ていなかったのが信じられない」と言っているくらい、誰も知らない無名のクリエイターです。(というところも少々The Officeと似ているかもしれないですね)

姉ちゃんは名うてのRADAを卒業後そこそこ未来があるかと思いきや、まったく芽が出なくて、地元に戻ってカレッジ中退した弟とともに実体験(=姉弟ゲンカなど)をもとに書いたのがこのThis Countryだそうです。RADA出身なので武器もスキルも持ってるんで、このシリーズの原型となるClipをYOUTUBEにあげていたところ話題になり、まずはアメリカの放送局がピックアップ。パイロットを作るという展開まで行くのですが、The OCみたいにさせられそうになり、姉弟は一目散に逃げだします。

【かぎりなく絶望に近い状態のなか、
信じてくれたとある人物をきっかけに…】

このスクリプトで成功しなかったらホントに夢も未来もない。そんな姉ちゃん(多分弟はそれでもよいんだと思いますが 笑)は最後の望みとばかりにBBCの人に連絡を取ります。門前払いになることなく、すぐに興味を示し会ってくれることに。しかし、ここにはある人物が事前にあることをしていたから、というのも手伝っていました。そのあるじんぶつとは…。

その、とある人物とは、いいですか、みなさん。大きく深呼吸を。(大丈夫、バスデンさんじゃないから)これだけひっぱるだけの人物なんで、大きく深呼吸を。

その人物とは…











クーパー姉弟のまたいとこ、姉ちゃんと同じRADA出身(主席卒業)Horrible Historiesでお馴染みの、The Wrong Mansでお馴染みの、マシュー・ベイントンなんです!

マシュー・ベイントンがBBCの人にThis CountryのYou TubeClipを「おもしろいから」と回していたのです。だからBBCの人はすぐに会うことを快諾、スクリプトを読むなりすぐに「キタ」感を、コレは本物だ感を得たのです。
 クーパー姉の最後の望みは、砕かれることなく見事、見事最高の形で形となり、BBCオンラインにて配信開始、コメディ業界および劇作家業界が次々に絶賛しはじめ、一週遅れてBBC2にて放送時には多くの人が注目し、「誰だ誰だ?作ってるのは誰だ?」状態に。4話目くらいからようやくクーパー姉弟があちこちでインタビューに登場するようになり、今やシリーズ2も決まりそうな勢いです。(この経緯についてのソースはこちら )

というわけで、長々話し手しまいましたが、そんなわけです。絶対に注目です。絶対に観てください。絶対に。

2017年2月25日土曜日

バスデンさんの!新作コメディ番組Gap Year 観ました


おりしも英国BBCが胸を張って「コレうちの国のComedyですから!」とお届けする、非の打ち所が微塵たりともない「Inside No.9」の新シリーズが放送開始になる週、Channel 4でも「コレ!うちの国のComedyですから!!!」と「Gap Year」を放送開始しました。



2月23日木曜日9時。木9です。ゴールデンタイムです。

ここまで企画の段階から制作側、視聴者側ともに「 トム・バスデン・プレゼンツ」なイメージで進行していると、さすがのバスデンさんの「オレの」意識もお芝居執筆時くらい高くなってくれているようで、放送日当日自分のブログに「放送するよー」とアップ
(... URLがblogspot.co.ukに戻ってます。きっと更新料払い忘れてるうちに更新権利なくなったに違いない…)ブログをsubscribeしているファンたちを忘れずにいてくれてありがとうございます。

なんとなくざっくりした過程やあらすじはこちら


【感想】

① もしかして、日本語で「GAP YEAR」って何なのよって話をしないと話にならないんじゃないかと、1話目で心底思いました。
「GAP YEAR」は、大学生が「社会経験を積む」的な名目をもとに、ワーキングホリデーとるとか、ボランティア活動に励むとか、バックパッカーで世界一周するとか過ごす1年のことです。よく大学入る前にやることが多いですが、大学生のどまんなかでやってる学生もいました。今までの暮らしではあり得ないようなユニークな経験、貴重な体験を求め、期待に胸膨らませて行く若者たち…しかし現状は、同じような動機で同じような場所へ同じような予想外の体験を求めに行くため、どこに行っても同じような若者で溢れかえっている。(→らしい)*  とくにここ10年なんてスマホがあるんでどこにいっても友達家族と連絡は取れるし、グーグル・マップがあるから道に迷うことも少ないし。どこまで「社会経験」と「自分探しの旅」ができているのかよ?というアイロニーがこの「GAP YEAR」自体にあるのです。

そうなんです。このテーマ自体、バスデンさんの大好物だったんです。1話目は上記の様子が学生4人の言動を通して描かれる、また彼らのやっていることがいかによくあることをやっていることなのかを見せていくことで、テーマのトーンが設定される正統エピソードでした。

② 観ている途中で気がついた!コレ民放1時間尺(つまり45−6分)でした!(滝汗)
シットコム尺(21ー22分尺または28−9分尺)ではなかったのです。そのせいもあり、全話のストーリー展開というものを意識したドラマ色が強い1話でした。尺を勘違いしていたので予想外!展開としてはドラマ色が濃くなって然り。当然だと思います。

バスデンさん、民放TV1時間尺ってFresh Meatでしかやってないせいで、どうしても比較してしまうのですが、Fresh Meatのドラマとコメディのブレンド率が、バスデンさんがGap Yearで今後持っていきたい方向ではないかな、と思っています。
…そういえば、Fresh MeatのS1e1もドラマ色が濃く始まり、相当好き嫌い派にわかれていたなぁ、と。今のところ批評家さんたちのGap Yearのレビューは概ねみな好印象ですが。

③ 大学生グループ4人にまじり、離婚するかもしれず1人「自分探しの旅」を行う中年男子グレッグについて。このシリーズに素晴らしいコメディ的スパイスを入れてくれているTim Key効果バツグンのキャラクターは1話目ではいくつかの切れ味のよいセリフのやりとりの他は、ほぼここ一点でBasdenクオリティにキープしていたので、ホントにありがたかったです。Plebsのゲスト回よりも、バスデンさんとTim Keyのスパークがきちんと出ていて笑い的には一番うれしかったかも**。
ちなみに、ガーディアン紙がHim & Herのジョー・ウィルキンソン的役割と言ってました。ま、そうとも言えるか?

というわけで、まとめ。

「GAP YEAR」は、多くの大学生が体験しているところから、Young Ones, Fresh Meatに続く(Alt.)University Students Comedyと言っても過言ではない!そうはうたっていませんが、みんなそう思っているのです。(→多分)そんなシリーズを毎週きちんと観ていきたいと思います。

以上です。

(*注:ワテクシは体験していないので実際のところはわかりません。自分の学生時代はいわゆる逆パターンなのかもしれないですが、回りに日本人がまったくいなかったので同じような若者に合いませんでした。。。あとインディーズが好きでコメディがものっすごい好きという若者もあんまりいませんでした。。。)
(**注:バスデンさんはスクリーン上には出ていません)




2017年2月14日火曜日

2017年1〜2月に視聴したUKまたはUKで観れるComedyの感想です


「見てみようか」というモチベーションがわいた2017年1−2月Comedyのご紹介、そして感想が以下のとおりです。

Uncle 3 



http://www.bbc.co.uk/programmes/p04l7p22

Series の紹介と1 & 2 の感想については、こちらをご参考にどうぞ。

名作は長く続ければ続けるほどリスクが高く、すぱっとやめるパンクな精神が必要で、その標準的シリーズ数がイギリスの場合大抵3シリーズです。もちろんUncleの場合は、BBC3放送ですし、政治的経済的事情が入っていると思いますが、低予算でダラダラ続けるより、スパッと美しく終わろう、と3で完結となりました。1&2のクオリティとテイストをキープする一方、ビター&スイートの割合を変え、かつエロール君が成長し変化するのと呼応した(セリフによる)”大人の笑い”がメインとなるなど、しっかり1&2との差別化もできていた。アッパレです。
最終話は避けられないけれども残酷な「旅立ち」が待ち受けているのですが、その残酷っぷりで終わるのかと思いきや、一雫の「希望」でプチンときれて終わる。この手法、まさにSkins 1~2シリーズ他で有名なJack Throne先生の専売?特許で、そりゃシリーズ終わった直後に先生絶賛ツイートしてるよな、と思った次第です。

あと、ぜひ特記すべきは、エロール君の美少年っぷりです。顔立ちの綺麗さ加減がハンパなかったです。あの子モテるんだろうなー。多分。あんな子うちの娘の学校にいたら学校どんな感じなんだろー、と思わずおかーさんは想像してしまいました。

そんなわけでみなさん是非どうぞ。


Reunion




http://www.channel4.com/programmes/comedy-blaps/on-demand/65317-001
こちらChannel 4からの恒例オンライン・Comedyシリーズ、Blapからの今年の新作です。エディンバラフリンジでも職人スキルをふんだんにみせてくれたMax & Ivanのお二人組の5分x3本ものです。二人のライブを見ていると、このネタとストーリー、余裕で二人だけでライブでやっちゃうんだろうな、というのがわかります。言い換えると、彼らのステージがTVになるとこのようになるのか、というのがわかって興味ぶかかったです。このComedyに出演していた芸人さんがみんな個性強い才能ある人ばっかり連れてきていたので、登場人物のキャラ立ちがそれぞれできていて、成功していたと思います。
(多分あるであろう)ライブバージョンも見てみたいな、と思います。


How To Become A Superstar Vlogger | Pls Like 



(これって日本でも観れるのかなー?)

昨年夏の本格お芝居(脚本執筆)デビュー後、パント(脚本執筆)とかやって、いいしばらくガチのComedyをお休みしていたリアム君が久しぶり(多分。)に比較的ピンで作ったVloggerをネタにしたモキュメンタリーです。玄人ウケはするけれど売れ方イマイチ知名度イマイチなリアム君が、お金ほしさに10000ポンドをかけたVloggerのコンペに参戦。飲んだくれて、よの人気Vloggerと真反対、ネガティブ一杯、言いたいこと言い放題で管巻いたところ意外に大ウケして一位をとってしまいます。が、主催者側(Tim Key)は納得できず、リアム君に人気Vloggerを1人1人訪ねて人気になる要素を一つ一つクリアするVlogを作れ、と指示するんですね。ちゃんと作ったら10000ポンドやるよ、と。お金の欲しいリアム君はVlogger探訪の旅を始めます。。。

「オンライン・エンタテイメントで注目を集めて活躍をしているVloggerさんたちを見て”あいつらよりもオレは上”と心密かにほくそ笑んでいるが、自身はエンタメ界の窓際族であるリアム・ウイリアムズ」というキャラ設定で、Vloggerさんたちと絡み、その結果、彼のよくやっているアイロニーな笑いを出していこう、というものだと思います(多分。1話しか観てないから断定しません)。
1話目で上記の彼の色がでているくだりがちらちらっと出てたので、2話目以降もみたいと思います。15分だからちゃちゃっと見れちゃう。

監督さんがWill Sharpe君とタッグを組むことの多いTom Kingsleyさんなので、安心安定きちんと見せてくれています。いやー、もー、いい監督さんが担当してくれてよかったよー(涙)

なんですが!!! 1点大変疑問なことがあります。

制作者サイドからすると、Vloggerがネタでモキュメンタリーという臨場感を出すための意図的かつ自虐ネタの一貫じゃないかと思っているのですが、このシリーズ、You Tubeでは見れるけど、BBC iPlayer上に存在しないの。
だけど、Goサインでたときから、BBC3で、ってさんざん報じられときながら、いざBBC3に行こうとIplayerに行こうと出てきやしないんですよ。こんな長いタイトル、他に憶えたいことが山のようにある(→ウエールズ語とかSFAとGruffの曲とか歌詞とかコラボ曲とか)おばーさんは、いちいちおぼえてらんないので、探すのが大変でした・・・。もし臨場感を出すために、とかいう理由でわざとIplayerにのせてないなら、BBC3って騒ぐのは意味なしで、かえって視聴者数減っちゃうじゃん? 3日くらいたって7000viewくらい行ってるのってアリなのかどうかわからないんでなんともいえないんですが…
(それこそvloggerって100万とかすぐ行っちゃうし)

以上です。

2017年2月4日土曜日

カンカンカンカン! バスデンさんのE4新作コメディGap Yearの放送秒読み開始だよ! 

【新年のご挨拶(今更)】

バスデンさんのファンをやってもう7年ー8年。随分いろんな人に認知されるようになりました。バスデン祭りになると日本語でバスデンさんと騒ぐことで世間に気を使ってきたのですが、どうも「バスデンさん」がTomBasdenの暗号だと解読された模様で、日本語でバスデンさん情報を叫ぶだけでそのツイートへの反応が3割打ぐらい打つようになりました。バスデン・ツイートへの好意的な反応に感無量です。

今更としかいいようのない「復活★Super Furry Animals祭り」にはまったのをきっかけに、グリフ・ゾーンに入ったまま出てくる気が全くなくなったので、今年のコメディ・ブログは今までよりさらに!セレクティブになりますが、それでもバスデン情報だけはコツコツこまめに叫んでいきたいと思います。とにかく英語でもほかにやっている人がいない、本人はあてにならない、事務所なんてあってなきがごとしなので、使命を感じています。

というわけで、本日2月3日午後9時30分頃、Channel 4の仲間E4で去年の1月に発表になっていらいずっと首を長くして待っていたバスデンさんの中国旅行がネタもとのForeign BodiesがGap Yearとなり、トレイラーが放送されておりました!

昔叫んだ記事はこちら2016年1月のバスデン情報を御覧ください

じゃじゃーん!


"Taking in ancient rainforests, full moon beach-parties, futuristic Asian mega-cities and remote monasteries in the foothills of the Himalayas, Gap Year is a new, eight-part comedy drama from Tom Basden (Plebs, Fresh Meat, BBC’s forthcoming Quacks). It’s the story of British lads Dylan (Anders Hayward, Sistema) and Sean (BAFTA-nominated Ade Oyefeso, E4’s Youngers), childhood friends who have drifted apart, who initially set out to backpack through China but end up taking on the whole continent"

今年のバスデン断続祭りはうるさくなりそうです! 



2017年1月17日火曜日

いきなり2017年号泣映画No.1* マンチェスター・バイ・ザ・シー / Manchester By The Sea 観ました。


*アメリカでは2016年11月公開とのことですが、スコットランドで観ているので、2017年1月公開でした。。。

Manchester By The Sea.トレイラーです



日本では2017年5月公開とのことなので、日本のウィキさんにあらすじの情報等が掲載されていました。ま、こんな感じかな、と思える、スポイラーなし、いい塩梅のあらすじだと思います。

【もちろん、100%勘違い満々で観に行こうとしていました】

イギリスの地名からとった町の名前がアメリカにいくつもあることは知っていたし、主演のケイシー・アフレックがアメリカ人だってのも知ってたんですが、
1)にゅー・Jerseyとか、にゅー・Yorkとかさ、New ってだいたい前につくじゃん?
2)マンチェスター、ニューついてないじゃん?

という浅はかな理由と、まったく事前に映画の情報を入れないクセのせいで、勝手に

ケイシー・アフレックがなんかの理由で元マッドチェスターのマンチェスターに来ちゃってEnglishman in New Yorkの逆みたいな話でしょ? 

ってかなり直前まで思っていました。”By the Sea”とかポスターに写ってる船っぽい画像とか完全無視。リバプールまで1時間だし、くらいに軽く頭を回らせていました。コレこそ噂のエコ・チャンバーです(違 

そうこうするうちに公開。大絶賛のレビューリンクがガンガン回ってくる様になり、いいかげん目が「Lee (Casey Affleck) went back to his hometown...」とキャッチ。先述のとおりケイシー・アフレックのことは詳しく知らないけどアメリカ人だっていうのは知ってるので、どう考えてもアメリカ人のホームタウンってアメリカだよね、と脳が認知しました。。。

正直、アメリカのマンチェスターにニューがついていないことに、かなり驚きました。

【長過ぎる前書きはどうでもいいから、中身がどうよかったのよ】

お話自体は、今まで何度となく繰り返されてきたタイプのものです。現実によくあってはいけないし、自分の身の回りでもこんなことがあった日には死ぬしかないのですが、映画などのドラマでいうところの「よくある話」である上、それをドラマチックとは正反対の地味に地味に、Lo-Fiで繰り広げていきます。リー(ケイシー・アフレック)の地味な感情表現ったら。。。です。またリーの甥っ子パトリック。父親をなくしたというのに至って通常通りな行動ったら。。。です。

なのですが、この地味な表現こそが、この物語のキモなのです。
地味であればあるほど、登場人物の(本人すらも認識していない)抱えているものが強烈に重く強くリアルに伝わってくる。地味だからこそのリアル。
なぜそうなるのかは、ぜひ映画をご覧になってください。最後の最後まで地味ですが、地味であれば地味であるほど、セリフすらもまともにないほどのシーンでも涙が止まりません。

途中から泣きっぱなしです!!!


フラッシュバックがよく登場するのですが、このフラッシュバックの切り替わりも困惑するくらい地味ったらない。(というか何の変哲もなさすぎる切り替わり)結果、こんなフラッシュバック観たことないよ、っていうくらい斬新だったと思います。そしてスクリプトが秀逸だったとしかいいようがありません。ヘヴィーな題材だったんですが、ヘヴィーのまっただなかにやりとりするセリフに皮肉の笑いが溢れ出ている。そしてそのセリフは地味な演出だから活きて効力を発揮する。誰ですかこの作家さんは、と思ったら、Gangs of New York書いてた作家さんだった。スキルですな。この地味をここまでの最強の武器に変換させる武器を持つ熟練職人。そういう傑作でした。