イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


ラベル Richard Gadd の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2024年4月16日火曜日

英国&アイルランドとアメリカのNetflixでNo1です。リミテッドシリーズ「Baby Reindeer(邦題:わたしのトナカイちゃん)」 についてのリンクまとめ

オレが叫んでもこの高すぎる温度では誰も避けていきそうなので、以下でエントリー記事書きました。ガッドさんがスコッツのおかげで、ひとさまに触れる用に開設している、スコットランド関連情報をたまにのっけるnote.comで、文法の間違いとかめちゃくちゃ気を使ったやつです。

https://note.com/scot_geek/n/n10f83a2e4815

イギリス&アイルランドとアメリカで1位なのに、日本で10位内にも入ってないどころかトレンドにも入れてないの。日本市場って、マジでどのジャンルもめちゃくちゃ大変。泣きたい。

猫被ったほうでは書いてないことで、1つだけここで追加したいと思ったことがあります。

オレ、芝居は2回観ましたが、1回目で受けたときの重い衝撃と、このシリーズで受けた衝撃がかなり同じバイブです。なんでかってと、初期の上演のほうが、あのモンキーとの関連性を伝えるジャブをパスパス打ってたと思う。だからモンキーを知ってる客は終わったあと客席から立てなかったし、オレもモンキーが一番重いと思っちゃいかん、みたいなことを言ってた。4月11日の夕方から一気見して、まだ、後遺症です。ココロ痛いのから抜けれない。

ガッドさん自体は、大丈夫だから心配しないでねーってファンに念押しポスティングしてるけど、いや、ガッドさんはオーバーカムかもしれんけど、オレたちが再びメンタルやられてるから! 

忘備録としてガッドさんがお気に入りのレビューだったDen of Geek の記事(ネタバレあり)

https://www.denofgeek.com/tv/netflixs-baby-reindeer-totally-transforms-in-its-stunning-episode-4/

わかってるよねな、ベネットさんの5つ星レビュー

https://www.chortle.co.uk/review/2024/04/11/55388/baby_reindeer

Digital Spy もまあまあ良かったと思う(書いた人はツイート時にマスターピースって言ってたから)

https://www.digitalspy.com/tv/a60450359/baby-reindeer-martha-true-story/


インタビュー記事

Vanity Fair

https://www.vanityfair.com/hollywood/baby-reindeer-netflix-richard-gadd

Gay Times

https://www.gaytimes.co.uk/originals/netflix-baby-reindeer-richard-gadd-nava-mau-interview/

Independent 

https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/tv/features/richard-gadd-baby-reindeer-interview-netflix-stalking-b2526548.html

attitude 

https://www.attitude.co.uk/culture/baby-reindeer-creator-richard-gadd-on-netflix-bunny-boiler-drama-a-lot-of-this-stuff-happened-to-me-463493/



2024年3月26日火曜日

待ちすぎた、ガッドさんのBaby Reindeer (邦題は「私のトナカイちゃん」???)Netflixシリーズ、待望の4月11日配信

 日本も同じ日に配信開始でしょうか? 一応チェックしたら日本のネトフリの4月配信リストに入ってました!

スコットランドが産んだ天才リチャード・ガッドさんが、英語圏のコメディ・アワードといえば、のエディンバラのフリンジ・フェスティバルでアワードを受賞した3年後に、第4の壁を流行らせた(→語弊)フィービー・ウォーラー・ブリッジのフリーバッグのプロダクションとタッグを組んで発表、

Stage Awards (2019)でOutstanding Performance

Olivier Awards(2020)でOutstanding Achievement in Affiliate Theatre

Holden Street Theatre Awards (2019)でBest Theatre Show

を受賞した一人芝居Baby Reindeerが、ネトフリドラマシリーズとなったやつです。






イギリスではすでに相当知られているはずなのですが、世界配信ということもあり、今回のPR方法が、ガッドさんの名前だけでは弱いと思われてるみたいで、やたらと The End of Fxxxing Worldチームの制作です、ダケで押し通そうとしているのには、結構ムカムカきてます。しょうがないのかね。
ワーカホリックな天才のガッドさんが、闘魂こめて作ってるこのシリーズは傑作しかないです。ですので、皆さん見て騒いでください。



2023年9月11日月曜日

(Sort of) Summary of Q & A with Richard Gadd on 07 September 2023. (English only/日本語ないです)

Although I'm just a fan 😅, the event organizer let me join the ZOOM Q&A session with Richard Gadd (RGA). I thought it would be good to share the minutes of this session since it wasn't recorded. Yet, it must be very useful for those trying to break into the showbiz industry. 

Not much in detail, but still better than nothing! 
  • The session started with RGA's career pathway. He explained that he started as a stand-up, exploring his ideas and trying them out at the Edinburgh Festival Fringe. He admitted that there was a period of what he called 'artistic prostitution' or 'workaholic tendencies,' when he grabbed every available opportunity to meet and talk to people in the industry. 
  • The Edinburgh Fringe is a great place to develop and find your 'voice' and gain exposure. RGA won the Edinburgh Comedy Award in 2016 with "Monkey See, Monkey Do." 
  • "Baby Reindeer" was initially a one-hour play performed at the Edinburgh Fringe Festival. His agent invited stakeholders since RGA was already with the agency (Casarotto Ramsay & Associates).
  • Regarding how to transform a one-hour stage show into a seven-part Netflix series, RGA commented that it is necessary to allow your work to "mutate" while staying true to the heart of the show. When it comes to attracting the TV and media industry, RGA advised finding a different tone, style, era, and characters that haven't been explored in TV before. 
  • The topic of the session shifted to focus on the production process, particularly the transition from the monologue-based one-hour play to seven episodes. Building on his previous comments, RGA emphasised the importance of the creatives who worked with him. Sometimes, it's good to play dumb, asking potential collaborators how they would handle your work (live show in this case) to understand their imagination and creative process. 
  • RGA found that his editing process was as if he were rewriting the show twice. 
  • Regarding the writing process, RGA said, "Writing is rewriting." He needs to get everything out first, then rewrites it again (and again). By doing so, the initially hazy idea becomes clear. 
  • The Q&A moved on to the topic of how to get an agent. RGA answered that he chose his current agent because they gave him honest feedback on the work he submitted. The agent added that they are currently managing approx. 40 clients, which is the right size to be able to provide each client with the attention and support they need. 
  • As a tip for approaching and inviting stakeholders, RGA stressed the importance of the Edinburgh Festival Fringe, particularly the Free Fringe, based on his own experience. Admitting he has been a big of a control freak and a perfectionist, RGA advised attendees to focus on their show itself, trying to make it as good as possible. If the show is good, it will naturally attract the people you want to see it. He mentioned "Ha Ha Ha Ha Ha Ha Ha" by Julia Masli as an example, saying that her show, starting at 01:30 AM, was hardly known at the beginning, yet everyone was talking about it toward the end of the fringe run. (The show was nominated for this year's Edinburgh Comedy Award.) 
*His previous shows, such as "Breaking Gadd" and "Waiting for Gaddot," were some of the hottest midnight shows at the time. Everyone was desperately trying to find a way to see them. (They were Free Fringe shows, so we couldn't buy tickets to secure a place to see them!) I found it to be one of the best Fringe experiences, as we had to discreetly grab raffle tickets secretly handed out by a man hanging around in the bar area at a certain time of the day to see the show!

2022年10月3日月曜日

2022年9月にメディアで観たり聴いたりしたコメディ的情報と感想です。Am I Being Unreasonable? See How They Run, Ladhood S3, Code 404 S3, Bloods S2とか。

8月が思いのほかライブコメディのお祭り1ヶ月になってしまったので、9月はおとなしくしていようといろんなコンテンツのキャッチアップしてました。

というわけで、以下は観たものの忘備録と基本的には布教です。


Am I being Unreasonable?(BBC)

このクリップだと誰でも観れるのかな?

This CountryやTaskmasterシリーズ参加者などでもおなじみのDaisy May Cooper が役者さんおSeline Hizliと共同執筆&出演しているダークコメディドラマ。

お話は、結構いいくらいしをしている奥さんニック(Daisy May Cooper)は、旦那さんダン(Cardinal BurnsのDastin Demni Burns)との仲もなんだかなーで、人生落とし穴にハマっちゃった気分でいます。唯一の心の支えは息子くんのオリー。また、人には絶対に言えないダークな秘密を抱え、その秘密のせいでちょっとしたトラウマになっています。そんなある日、息子くんの学校に転校して来た子のお母さんジェンと、運命のような意気投合をするんですね。ある夜二人で泥酔し、心を許しすぎて、思わずポロリとそのダークな秘密の断片をこぼしてしまいそうになるのですが、その話になりそうな時にジェンが携帯の録音ボタンを押すのです。どうもジェンとの出会いはまるっきりの偶然ではない感じで・・・。

先週から放送開始になったのですが、BBCiplayerで全話上がっていて、二転三転するやめられない止まらないプロット展開にのめり込んじゃって、珍しく全話を一気見してしまいました。というくらい面白かった! またこれは共同執筆とは言えDaisy May Cooperの手腕というか専売特許じゃないかと思うんだけど、This Countryの時と共通して、セリフのナチュラルさ、そのナチュラルなセリフにふんだんに盛り込まれた自然体のユーモアの数々が素晴らしすぎです。とってつけたような「作りました!」ではない笑い、ホントにリアルな会話を切り取ったかのような中で展開される笑いを作り出している。その才能がかっこよすぎて、プルプル震えます。

もう一点はオリー役の子がめちゃくちゃ上手なんですよ!!! 何歳なのかわからないけど(ドラマ上は9歳だけどもっと上のはず)喜劇と悲劇と無垢なホラーをいっぺんに表現するのがうますぎて、おそらくこのシリーズのスターは彼だと思います。

制作陣含め、才能ある女性タレントを多く起用しているのも大変ポイントが高いです。ぜひ観て欲しいです。


See How They Run  

こちら、映画です。久しぶりに出たイギリスならではのコメディ映画、じゃないでしょうか?( サム・ロックウェルがメイン・キャラですけどw)

舞台は1950年代のロンドン・ウエストエンド。アガサクリスティ作の大ヒット殺人ミステリー「マウストラップ」が大成功となり、映画化しようとアメリカから映画監督がやってくるんですね。で、芝居のプロデューサーとの説得交渉がなかなかうまくいかなかったり、出演者を交えてのパーティーでも完全に酔っ払って出演者とちょっとした喧嘩になったりというくだりがあってのち、この監督が劇場内で殺害されて発見。この殺人事件を巡って巻き起こるミステリーコメディです。

キャストがすごいんですよ。サーシャ・ローナン、サム・ロックウェル、エイドリアン・ブロディのハリウッドAリストのビッグネームが並ぶほか、ティム・キーとリース・シアスミスがいい役でガッツリ登場。This Countryのカーテンことチャーリー・クーパーと牧師だったポール・チャヒディが美味しい役で登場してるほか、カメオもボロボロ。芸達者な人たちがそれぞれ魅力全開で登場してるので、ものすごい面白いです。

しいて言うと、このキャストの才能が集結してるからこそ、この作品光ってるかな、と。脚本が悪い言い方をすると超優等生なエリート・オックスブリッジ・コメディなんですよ。ネタバレになっちゃうかもだけど、芝居マウストラップのストーリー展開とそれを映画化するなら、と企画される映画化バージョンのストーリー展開と、(映画の中で)実際に起こる殺人事件を綴るストーリー展開が上手にオーバーラップするんです。まるで教科書みたいで、自体に遊んだり崩したり想定外を模索する隙がない。そこをものすごい才能のあるキャストたちが自分たちの魅力を持ってして遊んだり崩したりしてくれた感じです。


Bloods S2 (SKY TV)

 イングランドの救急隊チームの群像劇コメディ、でいいですかね?(汗)シーズン1のレポートはこちらです。

で、シーズン1でもお恥ずかしながらもクソもなく明記してますが、オレのフォーカスはSam Campbellくん一点絞りで、サムくんの演じるダレルくんと彼がチームを組むダリルくんの2人組しか追っかけてないです。って言うか、SKYがダレルくんがどうなってるかをまとめてYOUTUBEに上げてくれるのを知ってからは、それ観てるだけです。S2ではダレルくんがオーストラリア人なのでビザ延長問題で困っちゃってて、誰かと結婚しなきゃ、となる展開。手当たり次第にプロポーズするんだけど全滅で、途方にくれちゃうんだけど、よく考えたらダリルくんと結婚すればいいじゃん?!となります。7分強なので、これを機会に何をやってもブレない天才の天才さ加減をご覧ください↓(クリップで)

どーでもいいんですけど、役柄の名前も記憶にないレベルなので、IMDBで調べたら、サムくんのIMDBの写真コレでしたよw。ブレなすぎて震える。

自分でテコ入れたりしてんですかねw


CODE 404S3 (SKYTV)

こちらもS1、S2は紹介済み。

ガッドさんの演じる役がどんどんコメディ要素多くなってる気がします。


Ladhood S3 (BBC)


うわ、BBCずさんだなぁ(涙)シリーズ3のトレイラーないんだけど・・・ これだけ見つかりました。世界的に観れるのかな?


今回が最終シリーズとなります。個人的にどんなに素晴らしい作品でも(コメディに関しては)3シリーズで終わるのが一番ベストと思いがちなので、これはありがたいです。

基本的にリアム・ウィリアムズくんの中高生時代を題材にした私小説です。

で、TVシリーズになる前のラジオシリーズの感想はこちら。(→この頃はリアムくんがライブコメディの未来の希望となるようなスタンダップをやっててマジでドンハマりしてたときです。しつこいようですが惜しくもスタンダップ引退しました)

シリーズ3はA Levelでいい成績だったせいで親と学校の強制的な?斡旋のもと、オックスブリッジを目指すことになります。つるみ仲間のほとんどは卒業後は社会人になるというのに。他のみんなが自分で稼いだお金でビール飲んだりテイクアウト食って楽しんだりしてるのが羨ましくてしょうがない。「学業以外の活動をすることはオックスブリッジに入るのにポイント高い(→ホント)」と眉毛がコイル巻きの母親を説得し、ピザ屋で働き始めるのですが・・・という話で開幕。
S3も大人になった自分の状況シーンとオーバーラップさせて学生時代のエピソードを展開しており、秀逸さをキープ。特にエピソード5と6は素晴らしかったです。(カメオゲストの使い方がその人が作ってる別のカルト人気作品とバイブがオーバーラップする、というのもポイント高い)
その一方、大人になったリアムくんが広告代理店で働いていて、困惑する人いないのかな?とちょっとだけ心配になりました。オレは、たまたまリアムくんに過去にハマっててインタビューとか聞いたりしてたから、フルタイムで芸人に振り切る前に短期間サラリーマンやってたの認知してるんで、納得できたけど。と思う一方、この作品がリアムくんのティーン時代をもとにした話だってところを認知してる視聴者がどれだけいるんだろうとも考えると(汗)そっちが少数なのかもしれず、そーなると、オレが気になったことはどーでもいいことかも、と激しく思いました・・・(汗)

備考ですが、リアム役の子よりつるみ仲間のラルフ役の子の方がものすごいあちこちで活躍してる印象w。あ、でもなんかでっかいティーンドラマのメインをリアム役の子がやるってニュースは見たな・・・

以上です。本当は、最近ドンハマりしてるポッドキャストの話をしようと思ったけど、すでに長すぎるので、別立てしてエントリーします。


2022年8月18日木曜日

Edinburgh Fringe 2022/エディンバラ・フリンジ2022 「フリーバッグ」制作陣、サミュエル・バーネット(ヒストリー・ボーイズとかの)が演じるFeeling Afraid As If Something Going to Happen 観ました。

 大変気に入りました。

https://festival.summerhall.co.uk/events/feeling-afraid-as-if-something-terrible-is-going-to-happen/

もともとSamuel Barnett(日本語ウィキがめっちゃ充実してる!!!)好きなのでチェックはしてたのですが、スペースでNaviさんとフリンジ作戦会議をしていたときに、「これはフリーバッグの舞台と同じプロデューサー」と確認。フリーバッグの(舞台の)制作といえばガッドさんのBaby Reindeerなので、とにかく、とにかく、とにかく行かなければ、となったのですが、じつは、ブラーブ読んで、もう一つ別の理由で大変興味ができ、その意味でもこの作品に一層の興味がわいたのです。

フリーバッグにはコメディ民の間では、ニッチなメタ・ジョークがありましてw。

フリーバッグの騒がれ方の1つに「(初めて?)客に視線を合わせてダイレクトに語る, 演者が客を認識してパフォーマンスが進行する」ということだったじゃないですか。Breaking The Fourth Wallっつって。

シアター界がライブコメディ界をパフォーミング・アーツから除外する、というかガン無視してるからでw。実際パンデミック中でもアート・カウンシルや政府機関の助成金が劇場や劇場関係者には降りるなか、コメディ関係は圏外になったり、なりかかったり。「アート」として認識されるのに鬼のように大変だったのも記憶に新しく。

なので、「フリーバッグが(初めて?)客に視線を合わせてダイレクトに語る, 演者が客を認識してパフォーマンスが進行する」と騒がれるのは、暗黙のメタ・ジョークにつながるんです。

で。今年。コメディ界の(いろんな意味で)スペシャル枠、スチュワート・リーがいつものように新作に向けてフリンジ中毎日Work in Progressをやっておるのですが、「今回は、なんとなく方向性として、スタンダップとは何か、について話をしようと思っていて・・・」って、やるんですよ。この「フリーバッグ」ネタをwww マジで死ぬほど笑いましたけど。

そんななかでの Feeling Afraid...  は、スタンダップ・コメディアンの話。制作側が(スチュワート・リーの新ネタは知らなくて当然ですが)この一連の経緯を知らないわけないと思うんですよね。だからってこのことは芝居の制作にはまるで影響してないと思うのですが、主人公がスタンダップコメディアンなので、コメディ民が考えてることと結構近いことを探求してると思うんですよ。

で、ストーリーのドラマ性と、それをデリバーする役者さんのうまさはさておき(?)、上記の点に焦点をおいて、特記したいのは、「スタンダップ芸人がオーディエンスに向けてパフォーマンスする」「スタンダップ芸人がネタの準備(稽古)をする」設定の2レイヤーをなんの違和感もなくスムーズに移動してストーリーが語られていくところです。「もっかいはじめっから」とかストーリーに登場する人物の名前をその場で決める様子のところとか、暗転とかライトチェンジとか。こういうマイク一本、ストール一個のみの(つまり、スタンダップのw)「芝居」において、何かしらのストーリーを展開するときって、こうした何かしらのパターンって本当に重要ですよね。(→って、そのあとみたショーを観てなおさら思ったんです汗)

ストーリーは最後のほうでぐっときて泣いちゃいましたけど、ハートウォーミングで終わります。このストーリー展開も、賞取りレース狙う系のフリンジコメディでは、ここんとこ7-9年近く王道の「軽めに入って、いろいろあって、40分くらいでドーンと重くなって、最後感動して(ハートウォーミング的なところもいれて)終わる」にちゃんとかぶせてる感じw メタメタやんw

いやいや、ほんと、こういう意味でも面白かったです。

2021年9月13日月曜日

(多分)2021年8月くらいから観ているイギリス中心のオススメの海外コメディ番組です Ladhood S2, Code 404, The Cleaner, Bloods とか。

 

こんにちは。いつも、これがオススメだぜ!日本でもNetflixとかHuluとか配信されてると思うので絶対観てね!と確認もせずテキトーなことを言っているせいで、まるで日本では配信されていないものばかりを羅列している、全く役に立たないエントリーをしつこく、続けます。


 Ladhood Series 2 (BBC3)


シリーズ1の感想

TVシリーズになる前のラジオシリーズの時の感想 (なんと6年前…滝汗)

ここまできちんと追っているのは、オレ様がこのクリエイターであるリアムくんのピン芸(=執筆とスタンダップ)にズッポリハマった経緯があるからです。気がつけばもう「くん」と呼んでられない、三十路半ばに近い人ではないか… 時間というものは、ちょっとお茶休憩をしている間に10年近く過ぎてしまいます…いつまでたっても活動が再開しない作家さん(→大ファン)の時間軸をこっそり疑い、インタステラー現象呼ばわりしている場合ではなく、地球の時間自体がおかしいのかもしれません・・・

このシリーズは、現代のリアムくんが、セカンダリースクール時代を振り返るモノローグ基盤のコメディドラマで、シリーズ2はGCSE後のリアム君とその仲間たちを描いておりますが、シリーズ1に比べ、プロット展開に洗練さがものすごい目立ちます。はっきり言って、S2の第1話は本当に秀逸で、プルプル震えました。現代のシーンと回想シーンがパラレル進行し、上手にオーバーラップするんです。言葉とか光景とか細部に渡ってリンクをつけている。そうすることで、回想シーンにより臨場感が湧く。今年は個人的な理由でEnglish literatureという専攻科目について考えさせられる経験をしましたが、こういう作品を輩出できる技量と才能を育むことにもつながるのなら、オックスブリッジのEnglish Literatureはいろんな意味で守られていかなければならないのではないか、とすら思ってしまいました。

ここに出てくるリアムくんとその仲間たちは、今後ドラマや映画で大活躍して行くと思います。その意味でも注目しておいたほうがいいのではないでしょうか・・・


CODE 404  Series 2 (SKY TV)


シリーズ1の感想

英国エンタメ好きには、出演するドラマをどれも素晴らしいものにする魔法を使える超人気俳優、スティーヴン・グレアムとダニエル・メイズの2人がでちゃってるコメディシリーズ。かつ、(リチャード)ガッド・ファンは必見のシリーズですね。シリーズ1がオススメなので、シリーズ2も当然おススメさせてもらいます。

シリーズ1の最後でロイがひた隠しにしていた秘密がジョンにバレてしまい、(まさか生き返るとも思わなかったので、というのはいいわけになるのかわからないですが、というか言い訳する必要があるのか、という話ですが)ジョンがロイをディッチ、別の人とパートナーを組みます。またシリーズ1ではヤク中でやさぐれてた囚人ガッドさんが実はもっと大きな組織の重要な手先であり、今まで未解決だった事件の情報を流す代わりに自由にしてくれ、みたいなやりとりも同時進行。

シーズン2も引き続いて、実験的な試みであるジョンがどこまで保つのか? であり、不具合が起きるところにコメディ要素が多いです。1エピソードでは可愛いライバルくんも登場。

シリーズ3も制作決定してます。


Bloods (SKY TV)


パラメディックが舞台となってて、Samson Kayo とJane Horrocksを中心に展開するコメディで、日本の英国コメディファン層では絶大な人気を誇っているJulian Barrattが渋カッコオヤジで出てる点と、Jane Horrocksが好きなら、全然楽しく見てられるシリーズです。

が、すみません。オレは、Sam Campbellくん目的一点絞りです。出てるんですよ。レギュラーで。正直あんまりプロットとかシリーズのクオリティとか面白いとか笑えるとかどーでもいい。ただのキャンベル出没案件なだけです。まるで感想がありませんが、そんなことがたまにはあってもいいんじゃないかと思ってます。


The Cleaner (BBC) 


Greg Davies (TaskmasterシリーズやらThe Inbetweenersの校長先生やらMan Downやら、CuckooやらスタンダップのスペシャルもNetflixで見れるよ)の新作ということで、ものすごい!話題です。ワクワクを止められず、餓えたゾンビのように配信と同時に食らいついた大勢の英国在住民のうちの一人です。

清掃員の話なのですが、清掃員でも犯罪現場専門の清掃員です。誰かに清掃員と適当にあしらわれそうになると、誰でもなれるのではない(資格試験を通った)と、グレッグ扮するポールが訂正するところは、確実にレギュラーコメディ要素の一つとなっています。

毎回メインゲストに大物を呼んでいるようで、第1話は、ヘレナ・ボナム・カーター! 長年連れ添った旦那さんをめったざしにした犯人・奥さん役で登場します。Man Down系の、グレッグ・デイヴィスから期待する笑いが楽しめる冒頭30秒から一転、コメディというよりは、なぜ旦那さんに我慢できなくなったか、殺すに至る至らないの微妙な一線について、センティメンタルに描き出して行くオトナな内容になってまして。ジョークのスパイスはちょぼちょぼあるものの、過去作では見られなかった、新境地だと思います。正直、不意をつかれたというか、Man Down 系を期待してたので不覚にも拍子抜けしてしまいましたが、ハイクオリティだったと客観的には印象を受けています。

体勢を立て直してもう一回みなければいけない…。ちなみに第2話のゲストはデヴィッド・ミッチェルです。


その他

こちゃこちゃ観てるんだけど、今パッと思い浮かぶものが上記4本でした…(汗)あ、あとは、ニュージーランドの Wellington Paranormal (→Jamaine Clementが制作に入ってるとかで観たかったの)とか、ガンでお亡くなりになっちゃった Sean Lockのカルトコメディシリーズ15 Storeys Highのリピート配信とか(→DVDを持っていても手軽なので配信で観ちゃう)かな・・・? また思い出したら、追記して行きたいと思います。

2020年5月10日日曜日

ガッドさんとスティーヴン・グレアムとダニエル・メイズという豪華競演のコメディシリーズCode 404(英国はSkyTV)観れるようだったら超オススメです


こんにちは。Gaddウォッチャーのイナムラです。(Gadd = リチャード・ガッドさん。オリヴィエ賞のなんとか部門でBaby Reindeerでノミネートされてるガッドさん)

GaddさんがパイロットのScriptの段階から絡んでいるということを知っていた所為で、2年くらいそれはそれは楽しみに待ってたコメディCode 404、4月29日ついに配信始まりまして* 配信その日に全話一気見しました。感想を書こうと思っていて、ここまでずれ込みました。

英国エンタメファンの方々は、Stephen GrahamとDaniel Maysの豪華キャストが主演なので普通に魅力満載かと思います。英国っぽい(アメリカみたいんな派手さのない)近未来っぽい設定なのでそれにしちゃやけに低予算なバディ・コップ・シリーズ。この時点で十分面白さが伝わるかと思いますが、まずはトレーラーを(日本でも観れますよね)


【お話は】

犯罪課で敏腕の警官パートナー同士のジョンとロイ。ところがある事件で、ジョンが殉死しちゃいます。それから1年後、ロイがジョンの墓を訪れ、彼の死を偲んでいると背後から現れたのは、なんとジョン。死んだんじゃなかったのかよ?! 心臓止まる勢いでびっくりするロイに、ジョンは「いや、死んだんだよ。死んだんだけど、最新の医学とAIテクノロジーで生き返った」つまり自分のメンタルは残ってるんだけどいろんなところで人造人間なんです。彼の犯罪捜査の能力を失うのを惜しんだ警察がアメリカのテクノロジー会社と組んで治験的に始めたんですね。治験なので、色々不具合があるんですよ。特にメモリーとか言動とかね。でも成功しないと米会社はスポンサーを失う。なので絶対に成功しないといけないという状況。
ジョンはメンタル生き返ってるんで、自分の手で自分が死ぬことになってしまった事件を解決したい。またどうしてもぬぐいきれない途切れ途切れの記憶をはっきり思い出したい。しかし、その事件は別の刑事たちが担当になっていて、まるで譲ろうとしないんですね。また途切れ途切れの記憶は、ロイにとっては思い出されると壮絶都合の悪いものでした。

その一方、ジョンとロイはほぼ毎回新しい任務を課せられ、”不具合”が起きると新しいソフトをインストールしたりして、実験は続いていきます。

【秀逸なスクリプトだなと思いきや】

しょうがないですね。作家のDaniel Peakさん、この作品でついにフルタイムで作家さんみたいなんですが、やけに優秀な脚本、と思いきや、やっぱり(汗)




オックスフォード大卒ですよ。まあねー(汗)オックスブリッジ・クオリティの種類がブランド化してるというか。同じ匂いがしますよね。(久しぶりにバスデン・クオリティ、って思ったんですよ)
ただし、かなりベタな笑いもあることは事実です。しかしそこがベタに感じないのは、役者2人の才能のおかげだと思います。ほんとにこの二人の役者さん素晴らしすぎますね。

余談ですけど、ダニエル・メイズとスティーヴン・グレアムってBBC2のここ10年で一番視聴率の高い(4百万人がオンエアを固唾を飲んで見るという)Line Of Duty シリーズで、シーズンごとにいるゲスト主演みたいな役を演じた二人でして(ネタバレるから言えないんだけどとりあえず二人とも劇中に死んでる)。おなじ警官ドラマだし、ちょっとパラレルワールドで(笑 オレ、実は オンエア時にハッシュタグつけて実況するくらいどんハマりしてまして、しかもネトフリに上がった時にも見ちゃったから多分2−3回くらいリピート再生してるかも(汗)ドラマでここまでハマったのはけっこ久しぶ…あ、Peaky Blindersもか。ウソかも(汗)

【ねえ、ガッドさんの話何もしてないじゃん】

そうそう。これ、実はパイロットの時にガッドさんも脚本執筆にちょっと関わってた&刑事役ででるよって情報をChortleさんで昔手に入れてて、ガッドさんにツイッタで聞いたことがあったんだけど、ガッドさんがちょうどツイッタ離れてる時期(→恐ろしい世界だからメンション等のnotificationは一切切っている)で、そのまま流れちゃって。このシリーズが本格進行のニュースが流れてた時も、スチール画像で一切出てこないし刑事役じゃないっぽいから、確証がないまま、レーダーだけ張っていた。というわけで、刑事役じゃないです。1話目ではとりあえずヤク中のチンピラ役。つまりひねりがあるので、ぜひご注目を。ヤク中でやさぐれたガッドさんはオレのストライクゾーンなので、めっちゃカッコいーと言いながら見てました。

あとガッドさんとメイズって別のBBCドラマで共演したことがあって(相手役)メイズがガッドさんがベストキッサー(Best Kisser )に認定してたんですよ!


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WHO LIKED EP1?! #Code404

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2020年1月20日月曜日

Netflix Sex Education/セックス・エデュケーション のシーズン2も素晴らしいところがいっぱい!だよ!のお話です




人生も半ばよりは終わりの方に近い年なので、1時間もののシリーズを全部いっぺんにbinge watchingするスタミナが全くないんです。にも関わらず! 8話全部一気に観ちゃったよ。そんなクオリティの高いシリーズがNetflix Sex Educationです。Mindhunterが打ち切りという話で持ちきりの中、静かに(多分)シーズン2が配信開始になってますがみなさん観ておりますでしょうか。観てください。シリーズ1でべた褒めしてる感想はこちら

シーズン2は、スパイディーの能力のないバージョンのピーター・パーカー度がさらに増したオーティス君を演じるエイサ・バタフィールド君がさらにうますぎて、今後の彼のキャリアとイメージが心配になるほどです。また、それぞれのキャラクターを通してのセクシャリティの探求とセリフ運びが飛び抜けてナチュラルかつ俊逸で、多少のベタなプロットなんて全く気にならないくらいです。むしろ、時としてハイスクールミュージカル並みにベタなプロットは、多くの視聴者がセクシャリティをありとあらゆる角度からものっすごく自然に受け入れるように作るための仕込み技術である、と考えたい。それによりジェンダーとセクシャリティのドリームランドのような世界がこのドラマの中で成立できるのだ、と言いたいです。

正直、現実、まだまだSex Educationのようなリベラル最先端な世界は当たり前ではないかと思います・・・。ロンドンとか都会はわからないけど、多くの学校ではまだまだ ゲイやバイであることをカミングアウトしづらい状況だったり、深く触れないようにする教育方針だったり (参考リンク:https://www.independent.co.uk/news/education/education-news/lgbt-lessons-school-parents-consultation-equality-human-rights-commission-a9181326.html。)*。このドラマでは親御さんも概ね好意的だし、子供達も誰がどんな相手と何してても全然オッケー。特にS2では、個人のレベルで、対コミュニティー社会色は少ない。

シーズン1にお友達と話していたのですが、イギリスのティーンエイジ(コメディ)ドラマのカテゴリーだけど、イギリスの学校っぽくないの。(とはいえBBC3もこーゆー感じの色出してるのあったけどおおその名もBad Education)地域特定できない。でも地域特定できないからこそ、理想郷を成立させ、こうあるべき、こうでいいのだよ、というメッセージを無理なく自然にストレートに打ち出すことができるんじゃないでしょうかねー。ジェンダーとセクシャリティ問題で悩む子達にポジティブ・メッセージが送れていて素晴らしいと思います。

シーズン2の制作サイドもさらに強化。さ元(?)YOU TUBERのMawaan Rizwan、このブログではおなじみのRichard Gaddさん!そして近年注目度がどんどん高くなっているRosie Jonesと助っ人が入ったからこそ、本当に取り扱いの難しいセクシャリティとダイバーシティが超メインのシリーズにおいてキャラクターの心理描写や言動展開など、痒いところに手が行き届き、輝いた仕上がりになっているのではないでしょうか。個人的にはS2の新キャラ、イサックくんがエピソードを重ねるごとにここまでピカってきてしまったのは、彼らのインプットのおかげに決まっている・・・!

というわけでぜひみてください。
ガッドさん回は第5話ですよ!

*ちなみに、うちの地域もかなりリベラルな方です。でもここまでじゃない。

2019年11月26日火曜日

2019年秋以降見たり聴いたりしたUKベースのコメディおすすめです


気が遠くなるほどの暇が始まった先週あたりからお楽しみの冬眠生活に入りましたが、いい加減寝るのも飽きるほど心に余裕ができたのでブログを更新したいと思います。

秋以降から見たり聴いたりしたUKベースのコメディおすすめです。


① Plebs S5が始まって終わりました(全8話だよ)


バスデンさんのヒット商品というだけの理由でほぼ全てオンエア時間に視聴しています。今シリーズも元お便所だった場所を改造して作ったパブをベースに展開する8ネタ。もともとローマ時代に引っ越しただけで、やってることってイギリス人男子のやってることと変わんねーよね、というざっくりした基盤があってここまで進んできたんだけど、今回は「The World of Pub」感が半端なかった・・・The World of Pub とはKevin EldonとPeter SerafinowiczとPhil Cornwellが流行らない経営不振なパブをどうにかするために毎回色々頑張るんだけど・・・というsitcomで、もう今思い出せば思い出すほど・・・かぶる(汗)(どこかでこのシッコムの話はしてると思うのだけど全然出てこない!すいません)



(パクってる訳ではないですよ)。

② Defending the Guilty


Giri / Haji 義理/恥 ですっかり日本で大注目になっちゃったんじゃないですかっ?!(すごい叫んでいる)のWill Sharpeくんが主演(と信じて疑わない)している法廷コメディで、IT CrowdでみなさんおなじみのKatherine Parkinsonが出演、パイロットをJim Fieldsmith監督が手がけ、本シリーズはThis CountryのTom George監督がご担当というとにかく豪華な制作、キャスト陣なのですよ。かわいいくておしゃれで英国的ウイットに溢れ、皆様のしたしみ深い「イングリッシュコメディ」でござってますが、それもそのはず作家さんがMan Stroke Woman とかCuckooのKieron Quirkeさんでオックスフォード大学のクラシック(ラテンとか古典とか哲学とか)ダブルファーストで卒業してる人らしいです。ああ、納得の。はい、もう一回、ああ、納得の。シリーズ2決定してます。

③ Sam Campbell くんのBBC3ショート!相変わらず変すぎ爆弾炸裂(→褒めてます)
たかだか3分なのでとにかく見てください。↓



オレのキャンベルくん熱は冷めちゃーいないよー。今年メルボルンの国際コメディフェスティバルで散々やってたポールウィリアムズくんとのコラボショー観たすぎて観たいことを思い出すたびに吐きそうになるので、どこかで見せてください。

④ Ed & Joz シリーズはもっとスポットライト当てられるべき!
こないだでた新作がこちら

これはJoz Norris くんとEd Aczelおじさんのコンビ芸によるMorecombe & Wise 趣味の人なら絶対好きになる一作です。特に今年観た2人のフリンジショーと、Mr Fruitsaladをきっかけに完全にオレのいつもチェックリストに入りました。この二人およびWeirdo Comedyのチームが出たり入ったり(つまりBen Targetさんが出たり入ったり)してるショートは他にもあって、以下のも注目していただきたい。
Joz & Ed's DaVinci Code Type Thing from Paul on Vimeo.

⑤ ガッドさん主演のショートが俊逸です。

Baby Reindeerがエディンバラ&ロンドンで大成功を納め、今後はこれを提げあちこちツアー、その後はちょっとおやすみ・・・としばらくお遊び&シャレで作ったよテイストな作品はお目にかかれなそうなRichard Gaddさんが以前関わったショートフィルムが一般公開になりまして。めちゃくちゃ俊逸なんで観てください。背景とか色々説明すると全部ネタバレに繋がっちゃうから何も言いません。
WHIPPERSNAP from Blink Industries on Vimeo.

ほぼセリフ関係ないんで英語が・・・という方にもガンガン回してください。

⑥ リアムくんのLadhoodがラジオシリーズからTVシリーズに変換されて登場


すっかりスタンダップ界を引退して、惜しい子を失くしてしまったと喪に服して数年(なんと5年前!)。正直彼のモノローグしか興味がないので、その間ほぼスルーしちゃってたんですが、本人さんはBBC3やRadio 4とか中心にPls Likeとか作ってたり、スケッチコメディトリオSheepsでは活動を続けていたLiam Williamsくんです。この度かなり好きだったLadhoodがTVシリーズ化され、ラジオシリーズよりもさらに自己探求を掘り下げた、比較的構成力高い作品に仕上がっており、高評価。もともと好きなモノローグで展開していきますし。中坊ー高校生ボーイズ的なコメディ自体が品薄ななか(近年Derry GirlsとYoung Offenders出ましたが)、いい作品一本できててよかったかと思います。ちなみにDerry Girlsおすすめです。(→話ずれました)

⑦ Next Up (Netflixではない)は現場の、真の(マーケット)状況に近いライブコメディが見れる有料制サイトなのでおすすめです。

https://watch.nextupcomedy.com/signup/package

見れる内容が、Netflixとかの大手のありきたりのものと違って、我々がフリンジやコメディクラブなどで見れるものばかりをものすごい勢いで集めまくっています。例えばJordan Brookesとか見れないでしょ?でもみたいでしょ?ここでだと見れるんですよ。
Fern Bradyちゃんとかみたいでしょ?でもなかなかこっちきて見るとかできないでしょ?Next Upだと見れるんでしょ。Michael Legge さんもTom Parry さんもみんなオレのおすすめ(今年の作品!古いのじゃなくて!)が続々配信されます。しかも月額4.99ポンド。年会にすると月額もっと安いよ!

https://watch.nextupcomedy.com/browse/discover/2610

というわけで、とりあえず以上です。



2019年8月4日日曜日

Edinburgh Fringe 2019 追記(8月17日)Richard GaddさんのBaby Reindeer 観ました&絶対観てください


(English memo for people who bumped into this blog)

I don't think anyone could find the words for a while after the play. I saw at least three people who left their coats or jackets in their seats and I'm talking about this only in my area. If you think Monkey See Monkey Do is the heaviest, it is sensible to reset such your expectation. I strongly believe this play should be seen by as many people as possible to join his fight against the absurdity of "the system" in a highly civilised society with full of advanced technology. And Baby Reindeer should be praised for its ambitious attempt to use arts as to solve such a horrifying case. In this almost checkmate situation, this play is the one and only way to change it.
I am not familiar with theatrical scenes much (so I can only say this from Ed Fringe comedy), but this tense piece of work might give a mega impact on a way of seeing issues comedy creatives hid inside their guts, like Monkey See, Monkey Do did in 2016.


観ました。



https://tickets.edfringe.com/whats-on/baby-reindeer-by-richard-gadd


(2回目を観た後の追記)→1回目はスクロールダウンしてください。
色々な要素があると思うのですが、1回目とちょっとトーンが変わってました。
1)テンポが軽くなって笑えよ的指示が時には入るほど、コメディトーンの部分が意識されてる感じ。
2)自分の心の準備がちゃんとできてた(前回は無防備すぎた)
3)お客さんの種類が(ほぼ初日だったので評判も何もなく、以前からのGaddファンでローカル人が多かった可能性が高い前回と異なり)シアター枠で5つ星をことごとく叩き出している評判から観に来ているコメディ枠Gaddを知らない人たちが多かった可能性がある。そのため、オレ的には「こ、ここで笑うのかよ?!」的なところでドッと笑いが数回あった。

ということなのですが・・・

それはさておき、今回の最大の目からウロコというかびっくり事実が、実は多数のお客さんが、これを「実話に基づくフィクション」と受け止めている(んじゃね?)ということです。(2回目に一緒にみに行ったNaviさんからの情報)
つまり、オレや同行者たちのような5年も前からガッドさんを観てる人達だけが、今までのガッドさんのものの作り方や、過去ショー中でのちょっとした含みのあるセリフ、オフステージの様子、ツイッターの内容なんかが基盤にあるせいで、何の疑いもなく、するっとガチのリアルだ!ってどーん、となっているみたい。1回目の同行者なんて「これみんな実名なのかしら」って考えてたくらい(汗)
さらには、もしかしてオレらの過去ガッド情報は余計な情報であり、フィクションとリアルの境目が見えないという観点で、この作品を捉えるのがものすごい正当なのではないか、と。そうなると、いわゆる「ここで笑うのかよ」とドン引きしたあたりは、笑うところなのだと思うし。(実際ここ笑っていいんだよ、的なサインをガッドさんも出す時もあった)そして、さらには、「作品」として評価が上がり賞をもらうことで、ガッドさんの新たな強い武器になる(Monkey See Monkey Doがそうしたように)。
ロンドンBush Theatreでの公演でのシアター評価や反応が非常に興味深いです。

というわけで、2回目は心構えしていたわりに、1回目よりも長い時間ロジカルな思考をほぼ1日も続けてしまったのですが(汗)考えている時に、映画「犬ヶ島」を思い出しました。はい、Wes Andersonのです。この映画、Wes Andersonだからこその映像の細かさとこだわりもさながら、一番むむ?って思ったのが、ガンガン流れてくる日本語に英語字幕が付いているところと付いてないところがあったんです。明らかに「(例えばわかりやすいところで、わんこが人間とコミュニケーションを取れるレシーバーみたいんのをつけるときは字幕がつく、とか)ここは別にわからなくてもいいし、わからない方がむしろ製作者側の思い」なんだと思うんです。オレは日本人で日本のことが(ある程度)わかり、日本語もわかるから、そこも全部!救っちゃう。Mayor Kobayashiだって小林製薬と勝手にリンクしちゃったり、バックグラウンドに散りばめられた絵をちまちまピックアップしちゃうわけですよ。これが果たして「犬ヶ島」の製作者が意図する楽しみ方なのかといったら・・・違う気もするし、または日本の観客とのダブルスタンダードで制作されている気もする。

す、すみません、追記の方がめちゃくちゃ長くなりました・・・(汗)

(さらに追加メモ)→いい加減にしろよ、なのですが。オレなんでこの作品にこんなにどんハマりしたかというのが自覚できたので、備忘録として、と思いました。もともと不条理ダークものをものすごくパワフルに受け止めてしまう趣味で、ピンターとカフカがウイークポイントだった・・・オレにはこの作品が生まれたわけは社会のabsurdityのせいであると思いがちなのです。

(以下、1回目の感想)

いまだに感覚が覚えてるMonkey See, Monkey Do の衝撃と重さがぶっ飛びました。オレの周りだけで上着とかカーディガンを席に忘れちゃってる人が3人いました。終わった後とにかく言葉が出てこない。まじかよ、ガッドさん。

どんな話だったかは、ネタバレを恐るよりは、Gaddさんの安全を考えて控えるべきだと思い、一切書きません。ただ一つ言いたいのは、このお芝居は、完全チェックメイト状態のGaddさんに残されたたった一つの希望であり、限りなく多くの人たちが観ることで解決への道が作られるかもしれない、ということです。オレは芝居は全く詳しくないけど、ガッドさんだということで、こういう経緯&目的で制作発表するお芝居は、Monkey See Monkey Do の時のように(コメディ界に)大きな影響を与え、広がっていくのではないか、と思っています。

もう一回見るのでその時に、もうちょっとプロダクションの角度から感想を追加したいと思います。

お芝居の後にガッドさんカード配ってるんだけど、とてもじゃないけどギャーギャー騒いでおさしんっていう空気読めないようなことできませんでした・・・



2018年8月27日月曜日

Edinburgh Fringe 2018 まさにBest of!やっぱり最高でございます、なRichard Gadd: Best Of観ましたよ



https://event.bookitbee.com/17986/calendar/2018-8-24

今年6月にガッドさんのBBC RADIO4の収録に行って以来、ガッドさんがらみの話のたびに老若男女構わず全方位でゲロかっこいー!ゲロかっこいー!を連発中のオレ様です。だってほんとにかっこいーかったんだもーーーん。
実は今回フリンジ開催時からガッドさんの上演期間前にも関わらず、Pleasance, Pleasance Dome、Mash Houseと全3回もふらっと歩いているガッド・スポッティングをしていて(超かっこいいから目に入ってきちゃうのよ!)その度に同行者(全員アラサー白人イングリッシュ・ストレート男性)に「ぎゃーかっこいい!ぎゃああああガッドさん!ガッドさん!!」とバンバン背中を叩き激しくかっこいいの同意を求めたので、楽観的に考えても3人くらい友達が減ったんじゃないかと思ってます。

こんなことならせめて元友達に指令を出して、
ガッドさんとツーショットのお写真を取っておけばよかった…

と後悔ひとしきりです。

そんなわけで、今年のフリンジ観戦はガッドさんで締めました。かっこいーのはガッドさんのコメディが好きだから、が75%くらいであり、そして相変わらずのガッドスタイルを1H堪能し、オレの心は超ウキウキ。絶賛しかしないです。

ガッドさん、過去3回しかショーをやっておらないのに、ベストオブって何よというのが今回見る前からのジョークではありましたが、実際に蓋を開けたら、先日のラジオ収録を1時間に引き伸ばし、その中に新ネタと前のショーのベストを盛り込む=したがってBEST OF。だったんでございます。なので基本プロットは、「Monkey see Monkey Do」である意味「Comedy is Theapy」をちょっと流行させてしまったガッドさんが再び「トラウマからコメディを通して解放されるというフォーマットで新作に挑む。それは「ガッドさんが12歳の時にお父さんが消息を失ってしまった」ネタ。
ラジオ番組の収録ではやりづらいビジュアル系のバンタージョーク(ガッドさんはほんとにバンター上手!)、お客さんの仕込みが大幅に増え、もうほんとにほんとに面白かったー!!! 

【ファン的備考】
ガッドさんはオイラが大好きなだけあって、PRマーケティングがド下手すぎるくらいド下手というバスデン病患者です。なもんで、本来エディンバラフェスティバルのウエブサイトに乗っけていればさっさと売り切れちゃうチケットが、コメディ・オタクくらいしか知らないMonkey Barrelのサイトでこっそり販売。オレらが行った日は金曜日で実際ほぼ満帆だったんだけど、20人くらいしか前売りを買っている人がいなかったらしい。
 というわけでガッドさん自ら、帰りにバケツ持って立ってみんなとハローしてましてん。覚えてる限りでは、過去狂喜して観に行ってたフリーフリンジx2、終演後にガッドさんがバケツ持ってることはなかったから、興奮度マックスレベルでバケツを持つガッドさんに近づきましたん。
 同行者2がガッドさんを知りもしないのに(オレがガッドさんを教えてやったのに)「前払いで払ってるのでお金バケツにいれないよ」みたいなことをちんたら喋りやがるので、さっさと行け!と念を送って会場から追い出し(注:こうやって友達はいなくなる)「きゃあああ!ガッドさん!きゃあ!最高でした!大ファン、大ファン!握手握手!(注:興奮するとマジで英語力ゼロです。)」と叫びました。ガッドさん握手をしてくれながら「ありがと!サイン入ってるそのポスター持ってっていいよー!」「えー!5ポンド払わなくてもいいんですか?!(ポスターを5ポンド払ったらくれると終演後に言っていた)」「もちろんオッケー!」

会場外には「PR用にポスター作ったけど貼るのをうっかり忘れちゃったよ」みたいなレベルでポスターがパンパンに入った重そうなダンボール抱えてるお姉さんがいて、お姉さんのためにダンボールを軽くしてあげなきゃ、みたいな気分が後頭部あたりによぎらなかったといえばうそになります。しかしポスターを手にした時の感動と興奮、そして握手しちゃったもんねーで、久々に飛び上がり級にコーフンしてしまいました。あーかっこよかった!!!



2018年6月12日火曜日

Richard GaddさんのBBC Radio4 の番組収録行ってきました!(No spoilers)



地元だったんでー でへ。


http://gildedballoon.co.uk/programme/performances.php?eventId=14:2382

注:Richard Gaddさんはファイフ出身のスコティッシュでございますので、こういうところでお得な目にあうのかと思いますふぉっふぉっふぉ。友人がチケットをゲットしてくれてたので、飛びつきました。

今回の発見としては、Gaddと聴いたら飛びつくファンが殺到し、この収録チケットは速攻なくなるかと思いきや、満席までは行かないという状況で、びっくり。エディンバラ市内の人間だけが行けるような日程で、Gaddさん以外まともにTweetしてる人もいない超ローキー収録のせいかと思います。

いや、なんぼなんでもネタバレはしないですよ。番組放送時にお楽しみください。
30−40分程度の完全スクリプト台本に、バンターネタと伏線を何本も入れ、一気にほんとだったら笑えねーネタで落とす落とす、というWaiting for Gaddotcで魅了した要素を今回もふんだんに盛り込んだGadd コメディの真骨頂でしたよ。
Gadd さん、Monkey See Monkey Doをフリンジとその後1年間あちこちの都市で上演したのちはずっとドラマで良い役に抜擢されることが目立ち、コメディ分野がおとなしく感じられたのです。ですので、この収録がここまで以前に見ていたGadd コメディと変わらぬ際どさをしっかり持っていたことに、すごく!!嬉しさを感じましたし感動もしました。とにかくものすごく秀逸なので絶対聞き逃さないでください。もはや名物、Gaddさんのバンタージョークも! 聞けます!!

【備考】生ガッドさん、3年たったらめっちゃ男前になってた。めっさかっこいいっす。3年前は目力とか顔色とか、変な怖さがありすぎて、近寄りがたかったし、イケメンくんではなかった(と思う!)今日みたガッドさん、めっさかっこえーーー!!! 心も安定したからかもしれないけど笑顔がものすごい似合ってて、うわーナマで見れて超ラッキーって思いました。ので、みんなもナマ・ガッド見て!!!

2016年8月25日木曜日

Edinburgh Fringe 2016 エディンバラ・フリンジ コメディ・アワードのノミネート者発表

になりました。毎年恒例。
以下がノミネート者です。週末でいちばん盛り上がる時期、今のうちに買っとかないと、もたもたしてると残り全日ソールドアウトになります。(マジで)このアワードは結構それくらいの影響力はある。

Best Show

Al Porter: At Large すでにテレビのスタンダップオンエア番組(ほにゃららさんのコメディ・ロードショーとか)で出てて、大物スターダムのポテンシャル大と、評判高い人です。レトロなバラエティショーを髣髴とさせるイメージ作りも完全なる狙い。いわゆる”大物”感出てます。
James Acaster: Reset → オレの感想はこちら 記録を更新してくれることを願うばかりですよ。絶対に取らないで〜〜〜!!
Kieran Hodgson: Maestro → オレの感想はこっちら おめでたいお話なのでおめでたくウイナーになって欲しいかもしれない。
Nish Kumar: Actions Speak Louder Than Words, Unless You Shout The Words Real Loud Kumarさんは今年一番ポリティカルヴォイスが強くあって欲しい実力派芸人さんの一人ですな。Kumarさんは今年見に行ってないけど、Kumarさんの書いたThe Guardianの記事が非常に良かったので、貼っときます。
Randy Writes A Novel: Randy Writes A Novel  なんかね、今年オーストラリア勢すごいですよ。久々にドーッときたかん
Richard Gadd: Monkey See Monkey Do オレの感想はこちら オレのツイッターを見てくださってる人は、最近のオレのツイートがTim BurgessまたはRichard Gaddさん時々Brendon Burns師匠みたいなトリコロールになっているかと思います。またイナムラの祭りが始まったと思っていただければ幸いです。
*Richard GaddさんPleasanceでextra showやることが決定(もうソールドアウトだけど)。2時間以上並ばずに見れるので速攻買いました。念願の2度目に行き、追記する予定です。
Tom Ballard: The World Keeps Happening → ほらねーーー!!オーストラリア人今年すごいんですよ! んでこれはチェックしようと思って。→ 観ました! 感想はこちら
Zoe Coombs Marr: Trigger Warning → あまりにも謎すぎるんで、チェックしようと思って。行ってきます。この人女性でキャラクターコミックでDaveってキャラでバカ売れしてる人って認識であってるのかいまいちわからん!!!→ 観ました! 感想はこちら
でオーストラリア人今年すごいんだって例その③。

Best Newcomer
上記のプリペイドでは、Brannan Recce君に興味があるのですが(ポスターがBlurっぽいだけの理由でつられている)Live Nationでまだ若そうなので、同じくLive Nation所属のRhys James君系じゃないの?と思って。んで予想が当たったらそれに11ポンドとか出すのもなーとか思って。だったらRhys 君見に行った方がいいんじゃん?とか思って。なので、上記ではフリーフリンジという敷居の低そうなのはトライすると思う。Bilal Zafarさんとか。
あとScott Gibsonさんは普段のStand Comedy Clubで何回か短いセットを見たことあって面白かったですよ。ただScott Gibsonさん目的で行ったわけではないし、ショーってわけではなかったので。クラブコミックとしての認識しかないです。


以上です。

2016年8月13日土曜日

Edinburgh Fringe 2016 Richard GaddさんのMonkey See Monkey Doは、"コメディ"に新しい境界線を確実に作ってしまいました(と思いました)



オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーマイゴッド


https://tickets.edfringe.com/whats-on/richard-gadd-monkey-see-monkey-do

Richard Gaddさんといえば、Waiting For GaddotのRichard Gaddさんであり、去年のEdinburgh Fringeで一番Fringe らしい魅力に満ち溢れた最高傑作を生み出したメイン人物でありますが、今回は、チームワークよりは、ソロワーク。自分自身に住み着く闇の声との戦いの話でした。

実はこの闇の声の原因ともなる話は作った話ではなく、Richard Gaddさんが、パーソナルにガチで体験している。しかも一生涯続くであろうトラウマの話なのです。実は究極にヘヴィーなのです。聞いてる観客がトラウマになるくらい、ちょっと直面できないくらいの話なのです。

もっと言うと、これ、本来なら、全く笑えないはずなのですよ。

ところがですね、ものすごい洗練された、賢すぎる構成力とプロット展開、そしてメディアを利用したフィジカル/ヴィジュアルも含めてのマルチな笑い作りにより、見事に、コメディは悲劇と喜劇の見事な融合であるという定義下におけるコメディとして成立させてしまった。新しい”笑える”の境界線を引くことに成功した作品だと思います。

これを見ている最中に、どうしてもKim NobleさんのYou are Not Aloneを思い出さずにはいられなくなりました。 (去年もKim Nobleさんの匂いのするショーだったと話した覚えがあるのですが)ただ、You are Not Aloneは終盤に近づくに従い、テーマの重さが完全にコメディを凌駕してしまい、鬱になっていいしばらく立ち直れなくなるほどでしたが、Monkey See Monkey Doは、最後までRichard Gaddさんは”笑い”をギリギリまで保つように作り上げていた。全身全霊でこのテーマをRichard Gaddさんが彼らしく表現するためのスキルとして”コメディ”をいかなる時も忘れなかった。おかげで、客の気持ちがどん底に陥ることはなかったと思います。

あと1点だけ、このショーがいかにすげすぎるかを言うと、Richard Gaddさんの体力です。こんなショー見たことない、っていうことを連続してやり続けます。マジで、口あんぐりです。

今のところ、おれはこの作品はJames Acaster君レベルです。つまり5つ星。鬼のようにヘヴィだけど、できればもう一度見に行き、Richard GaddさんのDialogueを確認しながら、喜劇を保ち続ける施工を研究したいです。Richard Gaddさん、すげえよ。すげええ。本当にすごいと思います。





2015年8月31日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2015 評判と噂に違わず、英オルタナ・コメディの真髄を突き進んでいた…Waiting For Gaddot観ました。 

今年のMalcolm Hardee Awardにノミネートされてたんですよ…気になってはいたのですが、この時点で観たいのマストになりました。
観た結果、御本家の信条を貫きまくる傑作として偉大なるリスペクトを送りたいです…



もうショー終っちゃうけど。
https://tickets.edfringe.com/whats-on/richard-gadd-waiting-for-gaddot


すべてにおいて、オルタナ・コメディの真髄でした。以下が主な理由です。
①このショーをやるという名目のリチャード・ガッドさんがショーの最後の8分しか出てこない。(何しろタイトルがタイトルなので、8分でも出て来たらラッキーだったかもしれない)
②フリーフリンジなのに力づくで並ぶだけでは観ることができない。ルールを知らないと観れない。おそらく実際に客席に座った客は1回失敗している人々の可能性が非常に高い
③現在メジャーとなっているコメディ・スタイルを写真のとおり金属バットで殴りつぶすような破壊的スタイル
④レイプ、蔑視、差別など、鬼門となっているネタをあえてアンチ・テーゼともいえるBanter Jokeで滅多切る
⑤仕込みの酔っぱらい客ならまだしも(→意外とよくある)、ドアマンから音声テクニシャンまで全員じつは芸人さんだった(*)のに、あり得ないほど各役割に徹しすぎていて、さすがのオレすらも終るまでまったく気がつかずじまい!!!
例:イアン・スミス君
例:ベン・タージェットさん
例:エド・アクゼルおじさん
とゴリゴリ・オルタナコメディのゴリゴリな人たちだったんですけど…

⑥ じつはさらに!スゴい面子構成だった!
リチャード・ガッドさんは今年Amused Comedy(結構大御所の新鋭芸人コメディ賞です)で1番良かったで賞をとったんですが、過去にもノミネートされている人で、
ちょっと彼の経歴みちゃったらば、United Agent所属の注目株で、Oxford School of Drama出身でバリバリのシェイクスピア仕込みの劇団俳優さんであるだけでなく、なんとゲーリー・レイヒさんとゆー、(サー&サーの)VICIOUS
とか、BAFTAでも賞なんかいただいちゃってるディレクターさんと組みまくっている。
じつはこのゲーリーさんは、Kim Nobleが昔組んでやってた斬新なマルチメディアコメディ・デュオ、Noble and Sliver の影の3人目で、Waiting for Gaddotも じつは後ろにゲーリーさんがいたという筋書き!!!(→ステージ・ディレクター!)そしてこのショーはすでに、TV番組のパイロット/work in progressとして行われていたものだった!!!→
つまりですね、フタをあけてよくよく見たら、フリンジ始まる前から、各メジャー媒体とレビュワーたちがこぞって注目していたものすごい時限爆弾だったんですよ!!!

そんなわけで、マルチ・メディアを駆使したエンタテイメントだったことは確かなのですが、ガッドさんが来ない間の穴埋めで上映されるクリップ中に英シットコム界ではよく見る顔の女優さんが出てたりですとか、するんです。(が、相変わらずアレ?どっかで観たぞレベルな目立ち方しかしない)

というわけで、以下に大手各紙の大絶賛レビューリンクをはりつけます。何かしらのフォーマットで放送される可能性が高いので、ネタバレイヤな方は踏まないほうがいいかもです。
http://www.theguardian.com/stage/2015/aug/15/richard-gadd-edinburgh-festival-review-banshee-labyrinth-waiting-for-gaddot-ben-target-ian-smith

http://www.telegraph.co.uk/comedy/what-to-see/edinburgh-2015-richard-gadd-review/