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2025年7月10日木曜日

Edinburgh Fringe 2025: エディンバラ・フリンジ2025 そろそろそんな季節です 現状のオレ的注目コメディあげときます(1)

毎年仕事が猛烈に忙しい6月が終わり、ふと 気がつけば7月。

そろそろいつもの季節がやってきました。エディンバラのフェスティバル・フリンジです。

ちなみにオフィシャルの方の注目は、ブライアン・コックスがやるアダム・スミス*1で、ブライアン・コックスにはあまり興味はないけど、アダム・スミスに興味があるので、チケットは購入しています。

もう推しのカンボーが賞を取ってから3年経つので、そろそろ、次のすごいのが見つかってきそうな期待を持ちつつの、現在までのオレ的注目を下記にまとめてみました。通常通り、いつも褒めてる系のチケット取れない系(Daniel Kitsonとか。あ、すでに数日除いてソールドアウトだ・・・。)は省いてます。

ちなみに今年も期間限定ではありますが、Tim Key来てるし、Alasdair Beckett-King来てるし、いつものオーストラリアとニュージーランドのTaskmaster勢もちらほら来てるんですよ。Tom CashmanとかPaul Williamsとか。また、スコッツ勢もいつも抑えときたいChristopher Macarthur-Boydはすでに購入してるし。何故かめちゃくちゃチケットの売れ行きのいいConor Burns悩んでる・・・(先日配信されたスペシャルは見た)

お昼系がポロポロいて、ずーっと注目している&2023年のアワード受賞者であるAhir Shah もめちゃくちゃ行きたいんだけど、どーにも時間が読めなくてチケット買えないんですよねぇ・・・困ったなぁ。困ったよ・・・

というわけで、上記的なものはある程度おさえた上で、の下記になります。

Daniel Sloss (WiP)

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/daniel-sloss-work-in-progress

(今ならまだ18ー21日のチケットは買える)

Daniel Slossの過去の感想はこちら。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Daniel%20Sloss

先日見たんですよ、今後ワールドツアーをやるための準備で始めたWiP。めちゃくちゃよかったんです。クオリティとかストーリー展開とかすでに十分本番クオリティなのだけど、多分90分まで作り上げるためのWiPなのではないかな、と。

なんの話かっていうと、ラッセル・ブランドの件です。たまたま、オレこの件、かなり詳細にレポートしてたので、なぜ、ダニエル・スロスがラッセル・ブランドの件をテーマに1本のショーを作れちゃうのか、って謎の人は、サクッと読んでいただければと思います。http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/09/tvme-too-youtuberguru-russell-brand.html

上記経緯があるからこそ、彼だからこそ語れる話になるんですよね。セクシャル・ハラスメントと業界の膿と闇。彼は、本当に素晴らしい芸人さんになりました。


Vittorio Angelone: You Can't Say Nothing Any More 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/vittorio-angelone-you-can-t-say-nothing-any-more

ヴィットリオさんといえば、あまり芸歴は長くなく、3年くらい前にフリンジに持ってきたデビュー・ショーが賞こそとらなかったものの異常にウケて、その時くらいから、ヴァイラルなYOUTUBERでもポッドキャスターでもないのに、なぜかよくわからないんだけど、ライブのチケットめっちゃくちゃ競争率高い芸人さんなんですよ。(しいていえば、Fin Vs Internetなの?でも正直このコンテンツ配信前から瞬時にチケット完売で大変だったから、このせいではないと思うんだよぁ・・・)

この芸人さんについては、アイリッシュ」で「ベルファスト」「家系はイタリアからの移民」で「ロンドン移住」に加え「白人男性」で「シスジェンダー」で「自閉症かもしれない」な「芸人」というずいぶんいいカードを揃えてるのに、一切使わずに、勝負してくる点に非常に興味を持ってまして、実際 デビューショーのトランスレーションではやや物足りなさを感じたものの、翌年の作品では、納得のいく仕上がりになっていたんですよね。(ちなみに昨年は、クラウドワークで1ヶ月だったんで、ポッドキャストで公開されてたのしか見てない)

んで、今回なんですが、なぜ注目しているかというと、ついに政治に踏み込む様子だからなんですよ。今までご両親世代ががっつりTroublesのトラウマのせいでまるでその手合いに触れない環境に育ってきたからの、彼なりのこだわり(?)があったと思われるのですが、今回のショーはアイルランドと中東問題がてんこ盛りだっていうんですね。Kneecapの一連の事件と メンバーのリアムと同じくらいの年齢らしいということで、思うところあったのかな、とか。どういう仕上がりになっているのか非常に興味深いんですよね。

どうもほとんど完売しちゃってるみたいなんですが、追加が出てるし、今後も追加公演の可能性はあると思っているので、チェックをお勧めします。


Simple Town 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/simple-town

アメリカ東海岸からやってくるスケッチグループで、今回1番最初に狂喜して購入したのが彼らのチケットです。すみません。まだショー自体は未見なのですが、ロンドンには一回来ていて、ものすごい盛り上がってたんです。

スケッチって芝居的な技量がいるせいか、頑張ってます!って感じのエネルギーが、近年のit is what it is的なスタンスで生きてかないといけない世界とどうもエネルギー的にマッチングしなくて、この道ですでにそこそこ知られてる余裕のあるグループ(Sheepsとか)でもないと、はまれなそうなんだけど、このSimple Townのメンバーの一人である、Sam LanierがAdult Swim(HBO MAXでも放送されているらしい)でDAPというアニメシリーズをやっていて、これがとてもとてもいいんですよ。

Adult Swim はちなみに最初に深夜にRick and Mortyとか放送してたところで元々はCartoon Networkの深夜枠だったところです(が確か独立したんだと思う)テレ東の深夜アニメ枠みたいなやつですかね?

Rachel Kaly: Hospital Hour

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/rachel-kaly-hospital-hour

去年来たんですけど、初期段階で残りの日程全キャンセルされちゃったんですよ。オレは運良く見れたんで、ぜひみなさんもキャッチしてほしい! 感想は→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-20242024andy.html


Sophie Zucker: Taste 

https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/sophie-zucker-taste

ここ数年特に興味の矛先がアメリカのライブシーン的なところにある程度いっているせいで、あまりよくわかってないのに「やばい見といた方がいいかも」というだけの理由で注目してしまうことが多いですアメリカの芸人さん。もう全然他に確固たる根拠がないです。すみません。



うーん。今のところ、とりあえず、こんな感じかなぁ・・・? あとはワンオフイベントみたいなやつと、King of The Tableは今年も絶対に観にいくことになると思います。


*1 確か昨年も役者に興味はないが脚本家のせいで見逃すわけには行かない、と言ってThe Fifth Step(注:現在ロンドンで上演中)を見に行き、ジャック・ロウデンにドンハマりし、原作も適度読んでるしめんどくさいなーと永久先延ばしにしていたSlow Horsesを3日間でコンプリートするに至るので、どーなることやらですが…

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