イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2021年10月2日土曜日

最近(英国で観れるコンテンツで)観たコメディ的なTVシリーズの感想です。超主にホワイト・ロータスWhite LotusS1で、あとは後はセックス・エデュケーションSex Education S3とかです

 こんにちは。2日前に朝の気温が1桁になり、ヒーターを3時間ほど入れたスコットランドのエディンバラよりお届けしております。今日も最高気温は12度。まだ10月が始まったばかりなのでこれ以上のヒーターのスイッチオンは避けたいところです。ユニクロ極寒サーモが大活躍です。ありがとうユニクロ。超極寒があるおかげで、この時期から極寒サーモを抵抗なく着れるのです。

 というわけで、今回も引き続き日本で配信しているか無関係に「こんな素晴らしいものを観てしまいました!」と叫びます。そこ!!そこの某区の方々!これを読んだらぜひですね、オレを120%信用して、日本で放送してください!! 


WHITE LOTUS 

アメリカはHBO, イギリスではSKYで放送。超!イチオシです。

そもそもHBOなので、ほぼほぼあなたの時間は無駄にしないのですが、これは観ないとダメなやつです。なぜならガチの真剣勝負でマイク・ホワイトが作って監督してるやつだからです。でも注意してください。マイク・ホワイトには、オレは2つの顔があると思ってて、一つはジャック ・ブラックとタッグを組むとき。「スクール・オブ・ロック」とか。もう一つはマイク・ホワイトが一人で突っ走りやすい環境にあるとき。(例えば Chuck and Buckとか。この時期のジェニファーアニストンを起用したThe Good Girl  とかMagic Magic ( 邦題がトランストリップ)。ホワイト・ロータスは完全に後者です。

余談ですが、オレがマイク・ホワイトのファンになった導入口って、王道の「スクール・オブ・ロック」じゃなくて「Chuck and Buck」からなんです。エディンバラ国際映画祭で話題だったの(なのでファン歴長いよ!)。で、スクール・オブ・ロックが日本でも話題になった時、便乗してマイク・ホワイトの過去作品としてChuck and Buckが日本に持ち込まれた時期があったじゃないですか。「うわ!この作品めちゃくちゃ名作なんですよ!ぜひ!」って当時よく一緒にお仕事させてもらっていた方に、*こういう*エネルギーで勧めまして。でその方、見に行ったんですが(注:試写なのでお金はかかっていない)「あんな悪趣味なものを勧めるなんて…。嫌悪感でいっぱいになりましたよ。あれを本当にいいと思ってるんですか(→あなたの人間性を疑うと言っている)」ってマジギレされて、相当落ち込んだことがあります。その方は、Tenacious Dをオレに職務命令したくらいの趣味の方だったので…

というわけで、ホワイト・ロータス、どのレビューも5つ星の絶賛ですが、多分、万人ウケ用じゃないということは、ご理解いただけたかと思います。はい、オレと同じ趣味の人は、今年の最高傑作出た、と思うと思います。

あらすじ

舞台はマウイ島にあるゴージャスリゾートホテル「ホワイト・ロータス」。ここに滞在する金持ちホリデー客とホテルのスタッフたちの1週間を描きます。(くれぐれも、「マリーゴールドホテルで会いましょう」みたいのを、期待しちゃダメですよ!!)

この1週間後の空港待合のところからドラマは始まります。若い男性が一人で離陸前のラウンジに座っていると、向かいに座っている老夫婦が話しかけてくる。ハネムーンでその男性はやってきていて、これから帰るところだ、と。夫婦は彼がホワイトロータスに滞在していたと聞くと「あらそこ殺人事件があったところ?」と。そして男性に「お嫁さんはどこにいるの?」と無邪気に尋ねるのです。そこで男性はにっこり笑顔で返しエフオフ。カメラはパーンし窓ガラス越しの飛行機に、木箱のお棺が運ばれる様を映し出し、ズームアウト。

もちろん、これだけで、これからオチを想像できると思ったら大間違いです。

主な登場人物は以下の通り。今回の作品に限り、通常ならどーでもいいはずのカッコ内、ダーク・ユーモアのカギの一つを握るので、わざわざ書きました。そういうタイプのダークさです…。

  • 男性・女性新婚カップルのシェーンレイチェル。シェーンは不動産エージェントで、家がすでに大金持ちの大金持ちです。レイチェルは超可愛いフリーランスのライターで超庶民。(白人)見た目は玉の輿です。一番いいスイートルーム、パイナップルルームをブッキングしたはずなのに、なぜかランク落ちのスイートに案内され、シェーンは激怒。クレーム入れても変更にならず(他の滞在客がいるため無理)もともと全てをアレンジした母親にいいつけて、対応してくれないホテルのマネージャーを懲らしめてやろう的な方向に進んで行きます。
  • インターネット・サーチ・エンジンを立ち上げ大成功を遂げたCEOのニコル (白人)
  • ニコルの旦那さんマーク。ホワイトロータス滞在時にはキンタマ癌の検査の結果待ちで、メンタル的にものすごいローポイントにいます。その後もある(彼にとって)”ショッキング”な事実が明らかになり翻弄されます(白人)
  • ニコルとマークの娘、オリヴィア(白人)。大学2年生で、この旅行に”お気に入り”の友達ポーラ(POC)を連れてきています。
  • ニコルとマークの息子でオリヴィアの弟クイン(白人)。いわゆる「負け組」系の子で、オリヴィアからも虐げられています。*ちなみに演じてる役者くんがEighth Gradeエイス・グレードに出演してた子だったと知っておおおおおと思ってます。
  • 母を亡くし、心の傷も多くしょっているタニア(白人)
  • タニアにえらく気に入られるホテル内のスパ・マネージャーのベリンダ(POC) タニアに見初められてビジネス独立の可能性が見えてくるのですが・・・
  • (忘れちゃならない)このホテルのマネージャー、アーモンド(ゲイ)もと中毒者で現在はクリーンなのですが、客対応のストレスがたまる中シェーンのクレームとホテルオーナーやトラベルエージェントのプレッシャー、さらには偶然届けられた「落し物袋」をきっかけに、壊れ出して行きます・・・

まるで罪の意識も間違っているとも夢にも思わずするっと露出しちゃう本性がダダ漏れするスクリプトが秀逸すぎます。例えばですけど、マークとニコルが「ダイバーシティを優先の時代、クインみたいな白人の男性が一番差別されてしまう」って、シレっと、スルっと、家族のなんでもない会話に紛れ込んでるんですよ。その自然体の演出とかが逐一、マイク・ホワイトだーーーー!(感涙)(もちろん役者さんもすごいのはわかっているのですが)

1シーズンたったの6話なんですけど、本当に素晴らしいので、ぜひ!見れるようなら見てください!!


SEX EDUCATION S3 

S1の感想はこちら

S2の感想はこちら

S1&S2でもハイスクールドラマとかコメディが英国で少ない中、このシリーズはSkinsシリーズレベルの傑作シリーズだ!とギャーギャー騒いでますが、そのレベルはS3もキープされているかと思います。まだまだ引き続き見る価値はある。エピソード3は特に秀逸でボロ泣きエピソード!バイナリー問題を含めてジェンダーをここまできちんと汲み取ってくれているシリーズはまだまだ少ないので、本当に続いて欲しいです。

ただ、前シーズンでハイスクールのイメージがガタ落ちし、その結果スポンサーの危機に陥っているので、汚名挽回せねばならないと、アダムのお父さんではなく、新しい校長先生が起用され、スクール改革を行う辺りのプロットがちょっとディズニーのハイスクール・ミュージカルのレベル・・・かなぁ。手厳しいこと言っちゃってすいません(汗)

ゴシップ的な感想を言うと、オーティスがうざいです。オレはアイザックとメイヴに幸せになってもらいたいし、アイザックの方がうんといいのに、オーティス(あいつ自己中だし)がうだうだ出たり入ったりして@#$$%^&VDRT^%$EDFNJU&(ネタバレしないよ!)

まじでどっかいってください!!!

と1分1秒願ってます。

あのな、一時の感情とかビビッと感なんかどーでもいいんだよ。そんなもんでいろんなdecision makingするクセつけると後で後悔するぞ。ビビッと感でやるときは、自分の人生に影響ない事柄だけにした方がいいし、それが恋愛なら恋愛自体がメンタル含めて人生に影響ないようにした方がええ。メイヴ、アメリカいけ!

と、メイヴに向かって叫んでます。

以上です。

2021年9月13日月曜日

(多分)2021年8月くらいから観ているイギリス中心のオススメの海外コメディ番組です Ladhood S2, Code 404, The Cleaner, Bloods とか。

 

こんにちは。いつも、これがオススメだぜ!日本でもNetflixとかHuluとか配信されてると思うので絶対観てね!と確認もせずテキトーなことを言っているせいで、まるで日本では配信されていないものばかりを羅列している、全く役に立たないエントリーをしつこく、続けます。


 Ladhood Series 2 (BBC3)


シリーズ1の感想

TVシリーズになる前のラジオシリーズの時の感想 (なんと6年前…滝汗)

ここまできちんと追っているのは、オレ様がこのクリエイターであるリアムくんのピン芸(=執筆とスタンダップ)にズッポリハマった経緯があるからです。気がつけばもう「くん」と呼んでられない、三十路半ばに近い人ではないか… 時間というものは、ちょっとお茶休憩をしている間に10年近く過ぎてしまいます…いつまでたっても活動が再開しない作家さん(→大ファン)の時間軸をこっそり疑い、インタステラー現象呼ばわりしている場合ではなく、地球の時間自体がおかしいのかもしれません・・・

このシリーズは、現代のリアムくんが、セカンダリースクール時代を振り返るモノローグ基盤のコメディドラマで、シリーズ2はGCSE後のリアム君とその仲間たちを描いておりますが、シリーズ1に比べ、プロット展開に洗練さがものすごい目立ちます。はっきり言って、S2の第1話は本当に秀逸で、プルプル震えました。現代のシーンと回想シーンがパラレル進行し、上手にオーバーラップするんです。言葉とか光景とか細部に渡ってリンクをつけている。そうすることで、回想シーンにより臨場感が湧く。今年は個人的な理由でEnglish literatureという専攻科目について考えさせられる経験をしましたが、こういう作品を輩出できる技量と才能を育むことにもつながるのなら、オックスブリッジのEnglish Literatureはいろんな意味で守られていかなければならないのではないか、とすら思ってしまいました。

ここに出てくるリアムくんとその仲間たちは、今後ドラマや映画で大活躍して行くと思います。その意味でも注目しておいたほうがいいのではないでしょうか・・・


CODE 404  Series 2 (SKY TV)


シリーズ1の感想

英国エンタメ好きには、出演するドラマをどれも素晴らしいものにする魔法を使える超人気俳優、スティーヴン・グレアムとダニエル・メイズの2人がでちゃってるコメディシリーズ。かつ、(リチャード)ガッド・ファンは必見のシリーズですね。シリーズ1がオススメなので、シリーズ2も当然おススメさせてもらいます。

シリーズ1の最後でロイがひた隠しにしていた秘密がジョンにバレてしまい、(まさか生き返るとも思わなかったので、というのはいいわけになるのかわからないですが、というか言い訳する必要があるのか、という話ですが)ジョンがロイをディッチ、別の人とパートナーを組みます。またシリーズ1ではヤク中でやさぐれてた囚人ガッドさんが実はもっと大きな組織の重要な手先であり、今まで未解決だった事件の情報を流す代わりに自由にしてくれ、みたいなやりとりも同時進行。

シーズン2も引き続いて、実験的な試みであるジョンがどこまで保つのか? であり、不具合が起きるところにコメディ要素が多いです。1エピソードでは可愛いライバルくんも登場。

シリーズ3も制作決定してます。


Bloods (SKY TV)


パラメディックが舞台となってて、Samson Kayo とJane Horrocksを中心に展開するコメディで、日本の英国コメディファン層では絶大な人気を誇っているJulian Barrattが渋カッコオヤジで出てる点と、Jane Horrocksが好きなら、全然楽しく見てられるシリーズです。

が、すみません。オレは、Sam Campbellくん目的一点絞りです。出てるんですよ。レギュラーで。正直あんまりプロットとかシリーズのクオリティとか面白いとか笑えるとかどーでもいい。ただのキャンベル出没案件なだけです。まるで感想がありませんが、そんなことがたまにはあってもいいんじゃないかと思ってます。


The Cleaner (BBC) 


Greg Davies (TaskmasterシリーズやらThe Inbetweenersの校長先生やらMan Downやら、CuckooやらスタンダップのスペシャルもNetflixで見れるよ)の新作ということで、ものすごい!話題です。ワクワクを止められず、餓えたゾンビのように配信と同時に食らいついた大勢の英国在住民のうちの一人です。

清掃員の話なのですが、清掃員でも犯罪現場専門の清掃員です。誰かに清掃員と適当にあしらわれそうになると、誰でもなれるのではない(資格試験を通った)と、グレッグ扮するポールが訂正するところは、確実にレギュラーコメディ要素の一つとなっています。

毎回メインゲストに大物を呼んでいるようで、第1話は、ヘレナ・ボナム・カーター! 長年連れ添った旦那さんをめったざしにした犯人・奥さん役で登場します。Man Down系の、グレッグ・デイヴィスから期待する笑いが楽しめる冒頭30秒から一転、コメディというよりは、なぜ旦那さんに我慢できなくなったか、殺すに至る至らないの微妙な一線について、センティメンタルに描き出して行くオトナな内容になってまして。ジョークのスパイスはちょぼちょぼあるものの、過去作では見られなかった、新境地だと思います。正直、不意をつかれたというか、Man Down 系を期待してたので不覚にも拍子抜けしてしまいましたが、ハイクオリティだったと客観的には印象を受けています。

体勢を立て直してもう一回みなければいけない…。ちなみに第2話のゲストはデヴィッド・ミッチェルです。


その他

こちゃこちゃ観てるんだけど、今パッと思い浮かぶものが上記4本でした…(汗)あ、あとは、ニュージーランドの Wellington Paranormal (→Jamaine Clementが制作に入ってるとかで観たかったの)とか、ガンでお亡くなりになっちゃった Sean Lockのカルトコメディシリーズ15 Storeys Highのリピート配信とか(→DVDを持っていても手軽なので配信で観ちゃう)かな・・・? また思い出したら、追記して行きたいと思います。

2021年8月31日火曜日

Edinburgh Fringe 2021 エディンバラ・フリンジ2021, まさかの降臨。オーストラリアが生んだマジのガチの天才、サム・キャンベルSam Campbell: Companion 観れました

天才の天才。天才です。推しです。

オレの2021年エディンバラ・フリンジはこれ1本でベストの年にランク入りです。










(こんな顔じゃないです。誰これ?)

チケット情報(売り切れだし、終わっちゃってるけど)https://tickets.edfringe.com/whats-on/sam-campbell-companion


【これまでのお話】かいつまむとこんな感じです。

遭遇編

http://www.gojohnnygogogo2.com/2018/08/edinburgh-fringe-2018-barry-awardsoho.html

サイバーパトロール編

http://www.gojohnnygogogo2.com/2018/11/sam-campbell-nippers-of-dead-bird-bay.html

キャンベル・スポッティング編

http://www.gojohnnygogogo2.com/2019/09/channel-4sitcomstath-lets-flatsseries2.html

パンデミック編

http://www.gojohnnygogogo2.com/2020/05/sam-campbell.html


(このほかサム君がロンドンのオンラインのコメディライブに出る、という1点絞りの目的で10ポンド以上出して鑑賞に挑んだのに、本人出てこなくて、8人ほど出たmix billの2時間で見事「ゴトーキャンベルを待て」になったのも過去のキャンベル体験ハイライトです。作ってはないらしい。ガチでMCが嫌な汗を掻きまくって、ものすごい謝っていた)

【というわけで、今回の話】

ロンドンに来てる、というのはロンドンでマーキングしているコメディ・クラブがツイートしてたんで、知ってたんですよ。ロンドンを憎んでいたところだったんです。

エディンバラ・フリンジにまさか来るとは! ショーをやると知ったのは、なんと予定上演初日の8月28日(注:28日と29日しかやらない)。 

会場は、ツイッターアカウントをフォローしてるし、断続的に演目のチェックを欠かさないMonkey Barrel。なので、どうしてオレの蜘蛛の糸レーダーがここまでギリギリにしか引っかかってこなかったのか、皆目検討もつかないです。考えられるのは、本当にギリギリの告知だった…? ここ数日確かにバタバタしてたしな… 

奇跡的に29日の2名さま分チケットがとれまして。バンクホリデー週末の日曜日、翌日も休みを控えておるのに、夜にヒマな人間なんて、ほとんどいるわけがないのでソロで行くのに2名分(*)。ソーシャル・ライフがミトコンドリア級にショボいオレですら、もともとの予定をブッチ(死語?)したくらいです。(→だから友達がいなくなる)

だって。このショー、オレが行かないでどうするよ。

というわけで、モンキーバレルの4です。この先を右に曲がって左手です。


この群衆は夜のおばけツアーの参加者たちで、それ以外のスペースは、スカスカです。バンクホリデーウィークエンドの夜9時過ぎです。演目数圧倒的に少ないし、ちょっとでも面白そうなのはフリンジ・ギークたちによってすぐ売り切れちゃうので、こういうことになるのだろうな、と。

現場に行ったらリターンを待つ人たちで並んでたので、スタッフの人に「オレ2枚チケットだけどひとりなんで、リターンの人に売っちゃって全然構わんので」と伝え、入場。

築200年はいってる系の建物ダンジョンです!


(注:運よくオレの左上にventilationがつけられてた。ごおおおおおおおって鳴ってました)

ソロ席が思ったよりも多く、8席くらいあって、オレが座っている2席シート側にテーブルを挟んでありました(*)。でもオレ側の方も、オレみたいにひとりの人がちらほら。「倍額出しても観に行くでしょトーゼン」仲間がいてびっくりしました。

予定時間になってからゾロゾロとリアーン待ち組が入ってきて、パンパンです。


英国TVコメディに出ちゃったり作っちゃったりしてるので、ちょこちょこロンドンのライブシーンに出没するも10分程度のために遠征までは流石にできず、19年はオーストラリアで新作やったのに、UKでは皆無、20年はパンデミック…というわけで、今回ナマで拝んだのが2回目! 感動でブルブルするとか久しぶりです。


すいません。どうしても記念に(ごめんなさい!ごめんなさい!)・・・ご本人降臨。


【その、5つ星中10つ星だったCompanionの感想】

パンデミックのせいで、日の目を見ずにほぼほぼ今に至るショーなので、出来上がっちゃってました。おそらく9月からSOHO THEATREで控えている公演のウォームアップ的なことなのだと思うけど、Work in ProgressとかPreviewの域は完全に出ちゃってて、本番って全く問題ないと思う。(本人はどう思ってるか知らんけど)

この芸人さんのショーってプロットとかストーリーとかあるわけじゃないんです。だから説明をすることが、ネタバレになっちゃうんですが、冒頭登場から唐突に、「ボラット、ブルーノ、アリGー♫」って各キャラの画像出して歌い出し、客に強制的に合唱させるとか。(んで「ディクテイターがあったのわーすーれるなー」で締めるんですけど 汗)一体どういう着想から、何の脈絡もなく、いきなりオープニングにこれをやろう!と、なるのか。凡人には皆目検討もつかんです。

しかし、それは「笑いづくりとは予想外をいかにして作るか」という笑いのシステムの根本にものすごい沿っていることなのでもあります…

また、ネタの詰め込み方が半端なく多いんです。パワポやビデオクリップ、プロップを入れて、マシンガンのようにパンパン!出して行くんです。1時間に無駄がまるで!ないです。散在する点と点も適度に繋げているので、キュッとまとまったナンセンス空間が出来上がっちゃう。

これは、まるで宇宙中の誰もが納得の名作Kevin EldonのKevin Eldon is Titting About... とは深さの面で言いすぎですが、そういう同じ世界を繰り広げているのです。(Rik Mayallとかの方がいいかなぁ。)よくある自分の体験談を話し出した風に見せかけ、超C級SFミステリー真っ青の展開へ気がつくとフルギアチェンジ。マルチメディア使うんでその威力は絶大です。とにかく言葉の選び方と間合い・テンポがいいんで、ジョークの乗り遅れとかさせてくれない。

もう一つ特記しなければならないのは、ただの超絶ナンセンスだけじゃない、ということです。あの、はにかみ系の笑顔(→ゲロかわいい。マジで。ナマ・キャンベルはゲロかわいい)からは想像もできないかと思いますが、ポロポロ〜、ポロポロ〜、っとですね、業界関係者、同業者がこっそりしてること、突かれたくない(んじゃないだろうか)的なところを、無情に出刃包丁でぶっさすんですよ。今回も、客とのやりとりでオチがちょっと台無しにされかかったんですが、その時に「XXXX XXXの仕業か?!」って落としたりw、完全にクリス・ライリーをバスっと刺すネタやったり。そのやるならとことん系の潔さが素晴らしいのです。

こういう感じ。(前作The Troughの初期フライヤーだったらしい。オーストラリアで)

オージーのインディーズ・コメディの芸人さんだから、業界の政治に牙むきたくなる経験あるのかなぁ?


多分、ほぼほぼ、書きたいことは書き尽くしたと思うので、これで終わりにしたいと思います。というわけで、行ける人はぜひ!! まずはLONDON SOHO THEATREで9月13日ー18日に行われるCOMPANIONを見に行ってください。きっとすぐ買わないとチケットなくなっちゃう!お早めにお早めにお早めに!

(*) 別の記事でも書いたと思うのですが、パンデミックのせいで、ソロで行きたい人がなかなか1枚チケットを買ってサクッと観に行く、ということができなくなってしまっています。1名分チケット枠が激少ないんですよ…もう本当に困っちゃうよ…

2021年8月16日月曜日

Edinburgh Fringe 2021 エディンバラ・フリンジ2021 状況レポートです(多分、その1)

 始まりました。エディンバラ・フェスティバル・フリンジ2021。

ロイヤルマイルにスペース見えまくり。週末の午後なのに名の知れた芸人さん(Stuart Goldsmithさん)がストリートパフォーマンス(→もともとその出身)やっちゃうほど、のほほおおおおおおおおん。


上はセントジャイルズ教会前。

今週末は随分人が多くなった!と感じたのですが、それでも写真撮影すると、空いてるようにしか見えない! つまり混んでいることにまだ慣れてないんだと思います・・・





もともとからオープンエアだったマーケットや屋台エリアは、健在です。スコットランドは一応室内はマスク着用、間隔をあけることなどを必要としていますが、野外の人数規制などはなくなったので・・・

StJohns&St Cuthbert 教会のわきんところ 



フェスティバル関係なく週末やってるCastle Terraceのマーケット


エディンバラ大学エリア (Bristo Sq) 
Underbellyの牛はいませんが、Domeじゃない方のStudent UnionでいつものようにGilded Balloonが小規模にin personのショーを展開。ここで25日にマルセル・ルコントさんがやるので、多分見に行く。(ソロチケットが残っているか怖くてまだ見れてない・・・)




グラスマーケット。今年特記したいのは、このエリアにあるパブ、Beehiveでスコティッシュ・コメディの演目シリーズをやっている、ということ。Gareth Waughさんとかが1hを3人で埋めるっていう昔ながらの形式のスタンダップやってます。https://tickets.edfringe.com/whats-on/gareth-waugh-connor-burns-liam-farrelly-back-at-it 




ここ、George Sq.のAssemblyですね。遠くからでも人が少ないのがわかります・・・



Assembly も会場数は超縮小してて、演目も少ない上に半分はオンライン。コメディ強い系のオーガナイザーの中では一番コンサバ(やっぱり一番ポッシュなだけに)という印象。




今回、新しい会場エリアとしてできたのが、ここ。エディンバラ城の下にある、Castle Terraceの駐車場を利用したMulti Story.  アイリッシュの大御所系(といって大丈夫なんじゃないかと思う・・・)Jason Bryneがここで数日やってました。テレビにもいっぱい出てる(た?)かた皆さんもご存知かと思います。

ちなみに演目はこんな感じ・・・


Pleasanceはまだ行けてないので、今週末に。あと、以下は、ロイヤルマイル界隈にあり、前回の記事でオススメしたショーの多くが開催されているMonkey Barrel の中の様子です。まだMonkey Barrelでしか見てないのですが、

1「室内はマスク必要」と言いつつも、中に入るとマスクをしている客はほとんどいない

2トイレに行くなど、動くときだけ客はマスクをつける

3チケットを1名、2名、4名、というバブルを作る形式で売っているのだが、結局そのバブルごとには席はほとんど分かれていないように見受けられ、うーむ?(汗)正直ちょっと不安が残る席スペースでした。

4お酒をバーカウンターまで行って買うのではなく、席でアプリを使って注文。マスクをしたスタッフが運んでくる、ということで、人の動きがトイレに行く人以外ない。

という感じでした。

下の写真は、Monkey Barrel 3 (フェスのあるときだけ開放される一番大きなスペース)スペース結構あったので、密を比較的感じずにすみました。ここでAhir Shahアヒア・シャーさんみた。



一方こっちは、おなじみのMonkey Barrel 1。Jordan Brookesジョーダン・ブルックスさん見た。
かなりつめつめだったのと、パンデミック後初のライブコメディを見に行ったので、正直不安要素はぬぐえませんでしたが、みんなジョーダンに向いて笑うのと、自分端っこのすみだったので、程なく、不安はなくなりました・・・
一人の方が、端っこの隅に追いやられるので、いいかも(汗)


ジョーダンさんもアヒアさんも、ものすごいゆるーい感じで。

ウォームアップ的には客としても演者としてもちょうどいい感じだった。ジョーダンさんの方が、このWiPがどのように完成形になって行くのか見えやすかったかも。ところで、ジョーダンさんといえば、フィジカル&インタラクティブの印象だったけど、今回は(インタラクティヴな)喋りのみ、でした。正直、喋りだけであれだけ時間を感じさせない空間を作り上げられる芸人さんだと思ってなかったので、マルチな才能を見た気分。もうロンドンに帰っちゃったみたいだけど、ロンドンでもWiPをあちこちでやってるはずなので、ぜひキャッチしてください。


2021年8月2日月曜日

コメディ的観点から見た、2021年8月開催のエディンバラ・フリンジ・フェスティバル注目の演目です


 









https://www.edfringe.com/

【ウンチクはどーでもいいから、今年の注目の演目をチェックしたい方はどうぞスクロールダウンをしてください。リストが出てきます】

【フリンジの演劇関係に関してはいつも御世話様になっている@hrdmsyさんへどうぞ!下記のスレッドがとりあえずおすすめです】

大人の事情とかもあるのかもしれないですが、この時期前後して開催されるフェスティバルが、オンラインベースに移行したり、キャンセルしたりする中、エディンバラ・フリンジは今年初めに出たゴーサインは取り消されることはありませんでした。

とはいえ、ライブコメディは、演劇と異なり「アート」として認められずらいせいで、お役所からのサポートは綱渡り。フリンジフェスティバルは、パフォーマーに何かしらの実質的なサポートをしている訳でもなんでもないので、フリンジフェスティバル自体に何の義理も借りも頼るものもないのです。

まるで演者を守ってくれる機能がゼロのフリンジを守るために、アートと認められづらいせいで金銭的サポートが特に不利&経済的に苦しい状態の芸人さんが、さらに危険を冒してフリンジを守りにくるか、といえば、それは無理な話です。

なぜ演者のショー自体に一切関係を持たない、責任を持たないエディンバラ・フリンジが、他では類をみないほどの英語圏ライブコメディのマグネットであるかといえば、どこをどう歩いてもA地点からB地点まで30分以内の小さなエリアに「エンタメ業界の全て」が3週間強ぎゅうぎゅう詰めに押し込まれるところにあります。当たり前のようにBBCのトップも無名の芸人と会話をせざるを得ない。新しい才能の発掘やチャンスの宝庫であり、その様はこの街が中心の一つとなり起きた18世紀のヨーロッパ啓蒙運動を彷彿とさせます。

言い返せば、人が集まらなければ、行く意味なし。

一方、会場の観点から、コメディにおけるエディンバラ・フリンジを見ると、エディンバラには主に、通年やっているコメディクラブが2箇所あり、一つがThe Stand Comedy Club. 90年代オープンの古株で、スコティッシュの芸人さんとオルタナコメディ群と持ちつ持たれつのハコ。もう一つが比較的新しいMonkey Barrel Comedy。つまり、何百とあるおなじみの会場は、普段は大学の講義室、クラブ、パブ、イベント会場であり、フリンジのために特別開放されていた場所ばかり。演劇チームであるようなフリンジを通して「劇場を守る」というモチベーションが、圧倒的に弱いことは否めないと思います。例えばフリンジ・コメディといえばの、Pleasanceも、フリンジで知名度をどんどん上げていって劇場を作ったのはロンドンであり、なぜロンドンなのかといえば「(期間限定の)フリンジ体験がロンドンでもできる」が売り文句だったというのがある。

そんなわけで、今年の演目発表第一弾時の7月1日、名乗りを上げている芸人さんがいなかったです。一人芝居の演劇枠で一人いたくらい。(注:フリンジと呼ぶには程遠いEdinburgh Corn Exchangeでは3演目あり)そのためコメディ的な「エディンバラ・フリンジ」は今年も消えた、というのが6月下旬ー7月上旬の印象でした。

しかしながら、イングランドと異なるものの、7月19日に発表になったスコットランドの規制緩和を受け、Monkey Barrel Comedyを中心に、じわりじわりと数日だけのWork in Progressをやってくれる 芸人さんが増えてきました。(→コメディ・クラブを守ろう、のモチベーションに繋がっていると思います)さらに、本日(8月1日)は Pleasance, Assembly Room, Gilded Balloon傘下でのWork in Progressもツイートしている芸人さんも見ました。パンデミック前のような3週間、10日間、といった期間ではありませんし、まだまだ通常の5%にも満たない程度かと思います。以下は、いくつか個人的に見たいもの。

あ、そうだ。8月9日以前のショーに関しては、マスクと1mルールの規制があるので、お客さんの人数も12人マックス、とかすごい状況かと思います。8月9日にさらなる緩和が予想されるスコットランド政府の発表を受けて、会場内の状況を再びお伝えします。

【超個人的に注目したいショー】

Catherine Bohart :Work in Progress

Mash Reportとか8 Out Of 10 Cats とかTVエンタメ番組で出ている芸人さんです。

現在のコロナ規制期間の8月3日ー5日までなので、チケットさっさととったほうがいいかも?

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/191/1628012700000


Elf Lyons: TALK DIRTY


番組制作的な作家さんとしても活躍の多い芸人さん。オレはオンライン・コメディとパンデミックをどう生きるかのZOOMトークを見ました。両方とも非常に面白かったのでおすすめ。

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/192/1628019000000


Josie Long: Work in Progress


言わずと知れた。おなじみの。コメディギークのお気に入りが4−6日と23−29日と2期間にわたってやってくれるみたいです。Josie Long についてはこちらこちらを。

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/193/1628105400000


John-Luke Roberts: It is Better- Live!

こちらもおなじみ。ライブ界でのオルタナ・コメディの常連組ですね。好き嫌いの別れるところです。過去の感想はこちら

5日ー11日まで

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/196/1628176500000


Fern Brady: Autistic Bikini Queen 


めっちゃお気に入りのスコティッシュの芸人さん。Work in Progressで6日−17日まで。これだけは、なんとか観たい!

過去の感想はこちら

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/198/1628271900000


Jordan Brookes: Some Stuff (WiP) 

2019年にフリンジアワードをゲットしたのち、パンデミックのおかげ(?)で、史上最長のアワード保持者に(笑 ジョーダンさん、今回のもかなりフリースタイルらしく、観たいー…! 最近BBCのRadio4でシリーズやり始めたので、そちらも注目。*ほとんどが1、2、4人でチケット買える中、ジョーダンさんは2人か4人、って設定なので、同行者いないと厳しそう… 

過去の感想はこちら

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/199/1628273700000 


Lauren Pattison:It is What it is (WiP)

彼女は2017年のフリンジの新人枠でノミネートされていて、今回のパンデミックでオンラインコメディが見れるようになってからStand Comedy Clubでヴァーチャルでよく見てた芸人さんです。応援したい!

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/224/1628364600000


Stuart Goldsmith: Cut & Shut (Warm-Up) 

ポッドキャストシリーズでも非常に人気の実力派芸人さん。ウォームアップで軽くやってくれるんだと思います。絶対最低でも元(?)が取れる芸人さんです。過去の感想はこちら

10日ー15日まで

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/204/1628604900000


Ahir Shah: Work in Progress 


 やったぜお気に入りのアヒアさんも5日ほどきてくれます!過去の感想はこちら。10日ー15日まで。

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/205/1628611200000


Stuart Laws: Single Father of None 

Stuart Lawsさんは、オンラインコンテンツの制作者としては(Turtle Canyon Comedyの創始者)もうかなり数年前からの大ファンだったのですが、このパンデミックでご本人のコメディにドンハマりしました。てかマジで大ファン。彼のオンラインのスキルセットがパンデミックで花開き、はっきりいってzoomコメディで見たSingle Father of Noneが完璧すぎて素晴らしすぎて、2回見ちゃったほどです。ちなみにこのショーはオンラインベースで行われてた今年のLeicester Comedy Festival で賞をとりました。正直このオンラインだからこその面白さが、ライブにどう変換されるのか、興味津々すぎます。絶対見たい!!! ちなみにアマゾンでGrave New Worldというスプーフ時事モキュメンタリーが配信されてます

12, 19, 25日にやってくれるらしい。

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/245/1628792100000


Larry Dean: Work in Progress

Larry さんもスコティッシュお気に入り組です。本当にライブならではのキッツイ(?)内容で攻めて攻めてくれる芸人さんで、超楽しめます。WiPでも完成度の高さは保証付きだと思います。過去の感想はこちら

16−19日にやってくれるらしい。

チケット:https://tockify.com/monkey.barrel/detail/208/1629142200000


その他:

有名どころでは、Mark Watson, Nish Kumar, Dara O'brain  Seann Walshとかもやってくれる。

Pleasanceでの個人的注目はIvo Graham, オンラインでWiP見て好感度高かったJoe Thomasくん。Gilded Balloon でやるRob Rouse (ちょっとど肝を抜かれる系のクオリティーおバカ系で、なかなか普段見れない芸人さん)

The Stand Comedy はベスト・オブ・スコティッシュ・コメディに今年は集中するっぽいですね。あと、パンデミック時にずっとThe Stand ComedyのオンラインコメディでMCをつとめ続け、ひどくつらい時期に多大なる貢献をし、そして認知度を高めたMark Nelsonさんも注目してほしいところかも。

他にもここでぜひリンクを貼り付けたい芸人さんがわんさかいるのですが、きりがないので、本当にごめんなさい。。。スコティッシュ芸人さんは基本みんないいぞ!ぜひ!

2021年7月5日月曜日

極めてボー・バーナム的な観点から、プロミシング・ヤング・ウーマン/Promising Young Woman観ました!(ネタバレはしていない。多分)

 どうもこんにちは。

プロミシング・ヤング・ウーマン、7月16日にTOHOシネマズ、日比谷クイント他で全国公開、7月9日先行公開!

公式HPは https://pyw-movie.com/


<見るまでの経緯>

トレイラーをチラ見した時に


ボー君(注:ボー・バーナム)を見つけまして。しつこいようですが、基本ボー・ウォッチャーなので、一刻も早くチェックするのが望ましいのですが、こうした映画・TVシリーズの「出没」は今までも数々あったので、今回もそんなレベルかな、と、たかをくくってですね、イギリスではロックダウン中の4月にSKY TVで配信開始になったにも関わらず、16.5ポンドをケチって視聴してなかったのです。

もちろん作品としての評判が高いので、ボー抜きでも観ないといけないやつなのですが、どうしても16ポンドの有料配信に腰が重くてですね、何をおいても絶対に見ないといけないJudas and the Black Messiah(*) ですら、観てなかったんです。

今回、やんごとなき理由で乗った里帰り便の(注:現在政府指定のホテルで強制隔離中)JAL機内エンタテイメントで本作を発見し、ラッキーとばかりに視聴しましたところ、ウソだろ??というくらいボー君出てまして! そりゃそーですよね、だってキャリー・マリガンの相手役なんですもんね。

<オフィシャルのあらすじは>

30歳を目前にしたキャシー(キャリー・マリガン)は、ある事件によって医大を中退し、今やカフェの店員として平凡な毎日を送っている。その一方、夜ごとバーで泥酔したフリをして、お持ち帰りオトコたちに裁きを下していた。ある日、大学時代のクラスメートで現在は小児科医となったライアン(ボー・バーナム)がカフェを訪れる。この偶然の再会こそが、キャシーに恋ごころを目覚めさせ、同時に地獄のような悪夢へと連れ戻すことになる……。(公式ウエブサイトより)

<簡単な感想>
面白かったです。決して理想的ではないですが、一応は正義が勝つので、見やすいと思います。ビジュアル的にかわいいし。同じ男女間の(社会)問題を取り扱っているナタリー・パラミーディスのネトフリ配信の「ネイト」を未見の方は、ぜひ、合わせて見ていただけたら。ただし後者はパンチが強すぎるので、見やすいとは言えないです。

ボー君って、芸人としてのボー・バーナムを知る知らないで、かなり印象変わってくると思うんで、制作者側がボー君を起用したのが、完全狙いというか、そのダブル・スタンダードを最大限に利用してプラス効果に変換してたなぁ、と。

基本的に30ボーのイメージがないというせいもあり、「おおおおおおこんなことを」「おおおおおおあんなことを」といちいち驚くわけですね。細かいところまで。正直大したことはやってないんですよ。そしてそれが、とてもスイートだったりとか、とても「真実」や「純粋」に見えたりとかする。で、こうした「おおおおお」効果を出すボー君が、この映画が導いていくジェンダーにおける社会問題の根深さや、Me Too問題の複雑さや難しさを表現するのにベストだったなーと。

<いよいよ本題>
作品的には特にどうでもいい事項ですが、やはりボーウォッチャーとしては、ビジュアル印象的にコスプレですか?のレベルでバラエティ豊かなボーが映ってておおおおお、と。これはレポートせねば、と思いました。

まず、ほぼほぼよく見る感じのディフォルト・ボーから始まって



かわいいアメリカンダイナーで、チェックのシャツに白いジャンパーというパステルカラー・ボー 


小児科医ボー。小児科医ですよ! 


幸せボー。ストレートに幸せを感じるホワイト・アメリカン青年ボー。基本、芸人ボーはこのイメージから真逆のところにおり、お前のま●こは観覧車級のデカさと歌っているのも記憶に新しいので、衝撃的です。


小児科医、別バージョン


んでもってスーツ・ボーですよ!スーツ・ボー!




以上です。(あの、字幕ですが機内で字幕出ない選択がなくて、やむなく中国語を・・・)

*大文字&太字で訴えてるのは、日本公開が未定?のようだからです。あり得ないです。なんでですか?この作品が公開未定の日本に怒りを感じます。マジで。

2021年6月24日木曜日

英国政府が6月25日に国中の学校の子供達に歌わせようとしている歌がすごすぎる(爆)件について

 オレの生息地ツイッターで、 One Britainがものすごい勢いでトレンド入りしていた記憶を辿ると、そのニュースはどうも昨晩回っていたようなのですが、希望をズタズタに切り裂かれる前後数時間の時期に起きていたので気づいたのは、今朝。(注:UEFAチャンピオンズリーグです。Choose Hope!とか言って、欧州王にオレ(スコットランド)はなる!ってなんで思い込んでしまっていたのか冷静になるとなんの根拠もないのですが、クロエシアなんか今年弱いしとかあの10番がいるのになぜ思い込んでたのかいまになると全くわからないのですが、思って盛り上がっていたのです)



引用ツイートのクリップに思わず目を奪われ、なんじゃこりゃと次の瞬間クリック。


すると、
ソースは英国の文部省(Education deptって文部省ですよね?)からの、

イギリス全土の学校の子供達、このうたを歌いましょう! 
という、ガチのマジものだったのです。(ちなみに、文部省がツイートしたリンクの先にあるものはこちら → https://www.onebritainonenation.com  うああああああああああ…)


スプーフではないという悲しい現実

ミュートを解除すると(リモートワークって便利いいな!)、バリバリの!児童が

We are Britain    
And we have one dream    
To unite all people    
In one great team    
We are Britain   
And we have one dream    
To unite all people 
In one great team

Our nation survived through many storms and many wars
We've opened our doors, and widened our island’s shores
We celebrate our differences with love in our hearts
United forеver, never apart

と清く正しく美しく合唱しているのです・・・ ゆないとふぉーえばーねばあぱー…

恐る恐るミュートを解除してください。最近、ウソだろと思うことがハード現実、ということがありすぎて、もう慣れてもいいはずなのに、いつも新鮮なウソだろウソだと言ってくれ衝撃を受けてしまいます。

せめてトーリー保守党の間では合意のもとなのかと思いきや、その界隈でもドン引きの内容というのがさらにすごいです。


 


ちなみに、英国とかゆっとるですが、英国の一部でありますスコットランドは、6月25日から夏休みでして、我ら第一首相のニコちゃんは、アホか、と一蹴。
(BBCニュースより:https://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-57579002)

"It's ludicrous and it perhaps says everything about the disinterest the UK government has in Scotland that they're asking this to happen on the day Scottish schools go off on their holiday." 


(超意訳:もしスコットランド政府がスコットランド自画自賛の歌を学校の子供達に歌わせようとしようものなら、想像するだけで・・・(うっぷ)とんでもないことになりますよ。みんなふざけんなっていうのも当たり前っていいますか・・・ アホかと思いますね。多分いまの英国政府がどれだけスコットランドに無関心なのかの現れじゃないですかね。だってこの日から学校夏休みですよ。そんな日に学校でってねぇ・・・)


とまあ、そんなわけで、久しぶりにブログを更新、と思ったら、またリアルのニュースになってしまいました、というお話でした(汗)

2021年6月6日日曜日

まさにソーシャルメディア時代に生まれた最高傑作⭐︎ネットフリックス配信ボー・バーナム「インサイドInside」は全宇宙のエンタメファンが観ないといけないやつです

(追記)
この作品の収録曲がアルバムになって各音楽配信メディアで配信され、聴いちゃったのですが、音楽単体だけでの完成度がすごすぎることが判明しました(当社比だけど多分世間も同じ意見だと思う)作品完成度が神すぎて、映像のインパクトが強すぎて、音楽のすごさがどれくらいなのかわかってなかった! 本日ループしちゃってるんですが(んで適度に涙こみ上げている)これはね、The 1975のA Brief Inquiry to Online Relationshipsにハマった人は全員どんハマりすると思う。胸がいたくなるやつです。配信リンク一括→ https://boburnham.lnk.to/INSIDE

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こんにちは。ボー・ウォッチャーの稲村です。

しつこいですが、気がつけばボー・ウォッチャーになって10年すぎてますよ・・・ボー君30歳だって(震)ボー君30歳だって!!!

エイス・グレードの映画はありますが、ライブ含めてコメディは随分おやすみしててですね。最後のMake Happy ツアーからなんと5年経ってたみたい。もともとボー君って生産率はそれほど高いほうじゃないんで、そんなに気にしてなかったのだけど。

そんな5年ぶりの「コメディ」。はっきり言って、観ないとダメなやつです。特に「元祖YOUTUBER」、「ライブコメディアンとしての通るべき道通ってないで、もてはやされまくってる(所詮大したことない)アイドル芸人」「ライブコメディやめちゃったよわい白人芸人」的なフィルターかかってるそこのおじさんプロ関係者方、(→すいません、これは英語で書くべきなのでしょうが 滝汗)本当にそのフィルターとらないと、結果的に自分のロスです。

ホントに!

これはこの時代に生まれた究極にダークかつ重いかつ美しい最高傑作なのですよ!

(オレ泣いたから)

オレね、ボー・ウォッチャーx2と豪語しながら、実は何でもかんでも絶賛してないんですよ。その証拠にね、Make Happyとか色々スルーしてるし。

だからこそ、オレのInsideの感想を信じて欲しいです!

この作品がいかに最高傑作かを説明するには、ネタバレないわけにはいかないので、以下はネタバレです。ご了承よろしくお願いします。


ソーシャルメディアに翻弄される世代が抱える底なし沼の心の闇を至極のアイロニーで描く

この作品、このパンデミック化に期間を限定しているものの、ボー君の、というかボー君世代が抱えるメンタルヘルスの闇を描いています。

最初はね、「このご時世で、何かできないか。久しぶりにコメディやろうか。白人の男がコメディやるよ、みんなを明るい気分になってもらうために。白人の男が」

っていう、(ボー君昔からシンセポップなので)ナンパな調べに乗せてベタで軽い自虐ジョークで誰でも入りやすい導入口を用意する。主にSNSをネタにした歌をねミュージックビデオみたいに作って流していきながら、次第に闇へと誘っていきます。

全方位で完璧でなければならないという心理的プレッシャー、認められない可能性の恐怖から、Inside制作が全然おわらず、30歳の誕生日を引きこもったまま迎える羽目に。(→1年以上引きこもってたらしい)そしてボー君自身、ちっとも心がヘルシーでないことを明かすのです。

これはソーシャルメディア世代が抱える闇です。前半のソーシャルミディアをネタにしたおちょくりは、自虐でありボー君自身が犠牲者でもある。さらには、この闇から決して抜けられられることはなく、むしろ闇とともに生涯をともにせねばならないという絶望つき。一番の皮肉は、闇にがんじがらめの自分がエンタテイメントになっている、ということ。

ボー君がMake Happy以降にライブコメディをお休みしてたのは、闇に完全にコントロールされる日々に耐えきれなかったから。しばらく映画作って、心の健康を取り戻し、ようやく「またライブコメディやってみようかな」という元気が出てきたときに、パンデミックがやってきた、そうです。最後のシーンは、トゥルーマンショーを彷彿とさせるけども、メッセージは絶望的です。でも我々は笑うんですよ。そしてボー君(およびソーシャルメディア世代)にとって終わらない絶望の中の救いは、我々が「楽しむ」ことなんです。

オレがまさに、ボー君が見せてくれた無限大の闇と痛みを「絶賛」しているんです。

書いてて、さらに鬱になってきたかも・・・(汗)泣ける意味がわかっていただけたでしょうか・・・

メンタル・ヘルスを取り扱った「コメディ」は、結構今までもたくさん紹介してきたし、絶賛してきたけど、ボー君の作品がネトフリに配信されているということで、さらに広く取り上げられ、より多くの人たちにヘルプがある体制になってくれたらいいなと思います。

室内DIY撮影スキルセットがネクストレベル越え&驚愕の映像美

冒頭から一瞬にして吸い込まれるように魅了されてしまいました。ネタソングの合間に試行錯誤やテスト映像も入れ込み、恐ろしい狭い空間でこれほど違いや変化を見せられるのか、と。音楽もですが、「コメディ」「一人」「DIY」「限定された空間」で1時間30分も尺があるのに、まるで無駄がないのは、この映像以外の何物でもないです。

既存のインディーズ映画、DIY映像が生み出す美のレベルを数段超えて、現時点で最高トップじゃないかと思います。だって、DIYですよ。人物はボー君しかでないの!1時間半も!1Kから一歩も出ないの! 神業だと思います。

というわけで、ぜひ!みなさん、ネットフリックスですよ!みてください。


2021年4月29日木曜日

速報:Coming Soonっていつですかっ?!ぎゃあああ ボー・バーナムBo Burnhamくんの新作がネットフリックスNetflixにもうすぐ登場だそうです!!

(追記)INSIDEの感想書きました 

http://www.gojohnnygogogo2.com/2021/06/inside.html

以下は、告知出たときに叫んだものです。大した情報にもなってないのですが、カテゴリBo Burnhamで山のように関連情報は出てくるので、もしでしたらご参考にしてください・・・

(追記2)

すみません。このポスティングがありがたいことに伸びてくれてるので、10年以上前にボー君の曲を勝手に解説しまくった(ブログサイトも別場所で)記事もアップしておきます。この5年くらいでファンになった方で歌詞が気になる方、ぜひご参考にしていただければ・・・(汗)

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-9.html#entry51

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-9.html#entry53

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-9.html#entry84

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こんばんは。Bo Burnhamウォーチャーの稲村です。

こんなツイートが4月28日午後7時過ぎ(UK時間)に出て1時間以内でBo Burnhamワードがトレンド入りです。

RTとファボが止まらない。まるでK-Popアイドルのような盛り上がり。オレってば、メインストリームだぁ

ネトフリスペシャルやるんだー!観客もスタッフもなしで作ったって、Eighth GradeをとってPromising Young Woman にも出演しちゃってるボーくん(もはや「さん」かもしれん)が何作ったのか見ないわけにはいかない。新作ってショーなの?ショーっぽいよね?ショーなの?

Promising Young Womenプロモでのインタビュークリップもついでに貼り付けちゃおう

まるで詳しいことはわからないけど、みたいみたいみたいですね!観ましょう!みなさん!


2021年4月19日月曜日

ようやく観ました⭐️ゴールデン・グローヴ賞すらもノミネートの、ロンリー・アイランドの「パーム・スプリングス」

 おはようございます。

今まで叫んだことはないけど、もちろん大好きさThe Lonely Island!おそらく彼らのネタクリップでYouTubeに上がってるやつ多分総なめしてます。(あ、でもSNLはDigital Shortsだけです。Digital Shortsはめちゃくちゃ好きです!)個人の人たちがあげてた全米ツアーのYOUTUBEクリップも漁りまくって見た! アンディ・サムバーグ大好きだけど、ロンリー・アイランドの中で一番好きなのは、ジョーマさん!

ロンリーアイランドの魅力の一つは、やっぱり途方もないほどのジュヴェナイル・ジョークを普通にグルーヴィでかっこいいプロフェッショナルな音楽に落とし込んでるところです。ベタベタの下ネタもいっぱいあるんですけど、それらをたいそうな偉業に(音楽を含めて)表現したり、ドラマチックに演出するそのテクニックが一級品なんだと思います。

(このまま、あれもこれもビデオクリップを貼り付けていると本題に入らないで永久に続いちゃいそうなので、やめときます)

そんなロンリーアイランドの面々がプロデューサーとなり制作でクレジットが入っている映画「パーム・スプリングス」。アメリカでは2020年の世界の多くが第一のロックダウン中にHulu配信となったやつです。(劇場公開もしたのかな?)とにかく評判がめちゃくちゃ良くて(注:ロンリー・アイランドに間違いはない)このパンデミックの最中では、下手すりゃこの映画がオスカー候補になっちゃうんじゃねーの、みたいなレベルで騒がれていて、Huluのない国に住む人間は、歯ぎしりしてたやつです。そしてついに!アマゾンプライムに登場してくれました!!!

Huluのある日本でもとっくに配信されているのかと思ったら、劇場公開とのことですね。みなさん、ぜひ足を運んでください。

あらすじとかは・・・すごいな日本、公式サイトが立ち上がってるのか!やっぱりメジャーっていいなぁ…

https://palm-springs-movie.com/

シネマトゥデイさんのページ

https://www.cinematoday.jp/movie/T0025991


【感想】

正直、「これぞ!ロンリー・アイランド」レベルのバカバカしさがなかったのと、個人的にロマコメ苦手で、よほど笑いとしての評価が高くないと重い腰が一生上がらずに終わるので、エンジンかかるまで通常のロンリーアイランド作品より時間がかかってしまったんだけど、ベタベタのエロネタがタイムループのプロットに二転三転を仕込むためのカムフラージュだったりとか、哲学的とも言えるメッセージ性があって、ある意味、新境地?だったのじゃないでしょうか。そのメッセージ性というのが、「毎日別の日を過ごす」のと「毎日同じ日を幾千通りのやり方で過ごす」って実は似たり寄ったりなんじゃねーか?ってこと。それでも「毎日別の日を過ご」し、ループから抜け出すことの意義というか、そんなことを考えさせてくれる、って結構深いと思います。

特に我々、ここ1年以上パンデミックで、1日の行動に変化をつけることが許されない環境下にある。休みの日に何するって、大した変化もつけられない。旅行はおろか、出張も出勤もろくすっぽなくなって、家で仕事になって、友達とあったりもできなくて、家族にあったりもなかなかできない。ほぼほぼGroundhog Day x 365日です。なんだか、この映画、タイムリーだな、と思いました。

ちなみに、ロンリーアイランドががっつり関わってる(または作ってる)映画はHot Rod(→多分みなさんこれおなじみ?)の他にも他にありまして

ネトフリに入ってると

Bash Brothersが観れるのと、

https://www.netflix.com/watch/81036190

Michale Bolton の Big Sexy Valentine's Day Special が観れます

https://www.netflix.com/watch/80151370


Pop Star Never Stop Never Stopping 俺たちポップスターっていうのか・・・

https://www.youtube.com/watch?v=EMjUklSWB-c

MacGruberって含めるのかな? わかんないや… (ジョーマさん出演してたっけ?)



2021年4月12日月曜日

Go Johnny オススメのネットフリックス配信のコメディ・スペシャルです(既に紹介済みも含む)

 

年の初めにこんなネットフリックスがこんなツイートをしていたのに影響を受け、


ちゃんとまとめたらお役立ち情報になるかな?と思いやり始めたものの、すぐに飽きちゃって。ほったらかしにしていたのですが、ここのところ、再びやる気になって終わらせました。

既に感想を書いたことのあるものを主に、おすすめリストです。

コメディ・スペシャルはライブ・ショーという解釈をしてますので、コメディドラマとかシットコムとかスケッチショーとかは除外してます。ご了承ください。


1) Douglas とNanette

オーストラリアの芸人さん、ハナ・ギャツビーのこの2作は絶賛しても仕切れないです。エディンバラ・フリンジでもNanetteでアワードを受賞してますし、腐トマトで46批評100%フレッシュトマトです。普通に人生のお供として見なければいけないと思います。

Douglasの感想 http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Hannah%20Gadsby

Douglas https://www.netflix.com/title/81054700

Nanette https://www.netflix.com/watch/80233611


2) Dark

Daniel Sloss君です。Go Johnnyで満を持しての初登場です…。


スコティッシュなんですよ。ご存知の方多いかと思います。国内だけじゃなくて、アメリカ、オーストラリアでティーンの頃から芸人としてテレビの露出度高かったんで。Go Johnnyではここほぼ10年近くですね、熟成時期を見計らってました。

マジでウイスキーで考えてください。ウイスキーの旨さは、ポットスチルでの蒸留までの過程で50%、熟成で50%です。ウイスキーと法的に呼んでいいのは(スコットランドでは)樽で熟成3年ですが、実際には、熟成10年くらいしないと他のボトルと戦えるようないいもんなんかできてきません。

スロス・ラインはしっかりした出資者が運営する相当の注目株だったので3年、5年、7年、8年もののボトルが随時発売され、かなり大きなマーケティング展開で蒸留所と名うてのボトルショップで売れていたのですが、Go Johnnyはちまちま試飲をしながら(注ボトルは購入していない)ずっとずっと熟成の時を待っていました。

そしてつにDarkが登場し、ネットフリックスという巨大なスーパーマーケットチェーンでフルボトルを手軽に堪能できるようになったのです。そしてその風味と味わいは、予想をはるかに超えて素晴らしく、バーボン樽の1st Fillで12年、そこからシェリー樽で3年くらい入れた?みたいな芳醇かつ濃厚なダークさを持ち合わせた完成度となっていました。

ぜひですね、みてください。(このまま内容には一切!触れず、乗り切りたいと思います)


3)Nate

これは、比較的最近ブログで感想を書きましたです。再度リンクを貼ります。

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Natalie%20Palamides


4)100%Fresh

これはですね、アダム・サンドラーにほぼ諦めきっていたイギリスのコメディファンがこぞって「マジかよアダムサンドラーやるじゃん!いやいやついに目覚めてくれたか!」と大絶賛する第二黄金期のきっかけとなったスタンダップスペシャルです。ちなみにこの後Uncut Gemでダメ押しして、今のアダムサンドラーハズレナシのハンコをもらいます。(結構マジな話。大げさじゃなくて)というくらい、このスタンダップが素晴らしすぎます。アダムサンドラーなんで日本ではもう観ちゃってる方たくさんいるかもしれないけど、未見のかたはぜひ。クリス・ファーレィへのトリビュートみたいにもなってるのがさらにジンとしましたけども。

5) Repertoire


言わずもがな、エイカスター4部作ですね。ひどいことにいまだに見るものないと再生しちゃいますね、オレ。エイカスター4部作のうちの2作、それからラザニアの感想を書いているので貼り付けます。(記事内に4部作のリンク入ってます)http://www.gojohnnygogogo2.com/2019/06/james-acaster-cold-lasagne-hates-myself_11.html


6) Set Free

あら!サイモン・アムステルさんのスタンダップもネットフリックスで見れるようになってたんですね。素晴らしい機会かと思うので、ぜひ。この作品ではないですが、かなり以前に絶賛している記事を以下に貼り付けますので、ご参考になれば・・・

http://www.gojohnnygogogo2.com/2014/08/edinburgh-fringe-2014perfectionist.html


7)Right Now

オレはParks & Recreationからのアジズ贔屓なせいもあって、(こういう言い方しちゃいけないのだけど→)悪意のないハニトラに引っかかってスイッチ入っちゃってNOのサインがまるで読めなくなったせいで、流れ弾に見事に当たっちゃった、と思っていて。なので彼の謝罪も反省も自粛も理解したし、そして上記の復帰(?)ライブもむしろ好意的に真っ先に観ちゃったわけです。Lのつく人とは違ウノです(→永遠にボイコット。キモい。ありえん)つまりこのショーはアジズがその過程を経た後のRight Nowな状況を語ったもので、すごく率直で真摯で前向きな語りだった。もちろん笑いも。

批評家たちはものすごく素晴らしく褒めていたわけではないけども(ある意味コンベンショナルだったので)皆好意的でした。オレはとても楽しめました。てか、こんな状況の彼にどんなエッジなことをやれっていうのよ(汗)パンデミックが終わってインターナショナルツアーでも可能になったら、ロンドンもやってくると思うので、べらぼうに高額じゃなかったら観に行ってみたいかも、と思います。

2021年3月28日日曜日

2021年2-3月に観たオススメ海外コメディ(的なもの)です: Wayne, Stand-up & Deliver, Art of Self-Defence(恐怖のセンセイ?), Taskmaster S11とか

 

どうもこんにちは。

止まらぬコロナと止まらぬニューノーマル。ワクチンできたの勢いでこぞって発表されたライブツアー(音楽)からの延期のお知らせで埋もれている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。たまる「ライブ行きたい」欲求が募り、Fontaines D.Cだけで4箇所分のライブチケットを保持してしまっているオレ様です。全く別の某トピックで同人誌作ればいいのに・・・って言われたんだけど、そのトピックは全くモチベーションが湧かないので、FontainesD.Cのライブ日記だけで同人誌作れるのかなぁ…って思っちゃいました。需要あるのかなぁ?

では、以下、最近観たコメディ的なもの、です。


Wayne  (YouTube Premium/Amazon Prime) 

(1話無料視聴なのでどぞ)あらすじなどは省略


YouTubeプレミアムに一切!興味がなかったので、2020年終わりにアマゾンプライムに入ってくるまで全く知らなかったですが、こんな傑作アメリカン・ティーン・ドラメディ(ティーン、と括ることに抵抗がありますが、とりあえず)は軽く15-20年ぶりではないでしょうか、というくらいドンハマりしました。シーズン1の後半は号泣しながら観てました。

ウィキ情報をたぐってくと、制作者チームが デッドプールの人たちとのこと。正直デッドプールよりも個人的には作品クオリティが断然上だと思います。英大ヒットシリーズ「The End of Fxxxing the World」の対抗馬と呼ばれていたのも、すごい!わかる。で、個人的に一歩引いた知的冷静さのあるThe End of ...よりもティーンならではのエネルギー、躍動感&勢いでゴリ押しちゃうリアルとの一線越え、そしてリアルの境界線を超えても地に足ついたリアル感をキープ、さらには、ピュアさを表現するための超バイオレンスの扱い方が神レベルです。

YOUTUBEプレミアムで、S1でキャンセルになったらしいけど、アマプラにシリーズが移動したのは、アマプラが続き作るんじゃねーか、っていうもっぱらの噂なので、マジで本当に続きできてほしいです。


Stand-Up & Deliver (英Channel 4)

チャリティーイベントの企画で行われた、セレブ&文化人4人にそれぞれプロの芸人さんがコーチとしてついて数分のセットを披露し、1位を競うというもの。ドキュドラマ仕立て、本来滅多に観ない手合いの番組だったのですが、あのニック・ヘルムが保守党のサイード・ヴァーシを担当する、ということを知り、観ちゃいました。プロの話のテクニックや素材をどのように料理してネタを作っていくかというのがわかる仕組みになってて、すごく面白かったです(笑えるというよりは勉強になる)別にお笑いだけの話じゃなくて、コミュニケーション術ですよね。


なので、普段から公衆や大勢の人の前で「喋ること」が仕事の一環になってる人はうまいですよね。政治家とか牧師さんとか。


Art of Self-Defence  (Netflix) 

これ「恐怖のセンセイ」って邦題で公開済みなのですね? ひどいタイトルだなぁ・・・(萎)ネトフリで観れるようになり、ジェシー・アイゼンバーグ愛好会には長年ゆるく入っており、ジェシー・アイゼンバーグの名前を見ると、ほぼほぼなんでも観てしまうため、観ました。公開時になぜ観てなかったのかは、ちょっとよくわからないです。


日本ですでに公開済みということで、あらすじなどは、https://filmarks.com/movies/84478 などでどうぞ。

で、基本的には以前書いているジェシー記事と同じ醍醐味です。ジェシーファンはジェシーがジェシーであることを期待してジェシーであることで堪能できるので、ジェシーが相変わらずジェシーであることに疑問を持つ一般人とは生きる世界が違うんです。この映画もしょっぱなから「ジェシーはこのまま死ぬまでジェシーなのだろうか」とわくわくで胸いっぱいになる、そんな映画です。ただ評価したいのは、それだけじゃなくて、展開がかなりアクが強いというかWeird(死語?)だったことです。海外の東洋文化(武術とか宗教とか)受け取られ方のダブルスタンダードをsubtleに利用したいい作品でした・・・


Taskmaster Series 11 (Channel 4) 

もはやこのブログでは紹介しまくってるシリーズですが・・・

今までのお気に入りシリーズほどではないですが、全然面白いです。今回なぜ率先してみているかといえば、大好きなマイク・ウォズニヤックさんが出ているからです。超!かっこよくないですか?この人。マジでめっちゃイケメンだと思う。

(あ、それだけです)

オレ、 グレッグ・ディヴィスもむちゃくちゃイケメンだと思ってるんで、これもそうだけど、Man Down(特にシリーズ1。リックがお父さん役で出演してたので)ってイケメンの祭典みたいなシリーズだったんですよね。

(あ、それだけです)

とりあえず、以上です。

あと、今更ですがBates Hotelにどんハマりしてビンジってます。もうすぐ完走! いやーフレディ・ハイモアくんってとんでもない俳優さんだったんですね。(→チャーリーしかしらな買った)




2021年3月22日月曜日

番外編:英The Times紙に掲載されていたオーランド・ブルームの1日の過ごし方がすごすぎる件について

たまにブログを更新する気になったのがストレートなコメディではなく、すみません。

最近週に2−3日超早朝起床を強いられる生活が続いているせいで、起きたくもないのに朝7時くらいに目がさめてしまい、先進国社会に属する人間の目覚めた瞬間の生態的行動であるツイッターチェックをオレももれなくやったところ


と、英タイムズ紙のMy Weekシリーズでおなじみのヒューゴ・リフキンドさんのツイートが目に入って来ました。キャプチャーされているその文章に一瞬にして虜にされてしまうオレ。日曜の早朝から、リフキンドさんのお友達のブルーティックのついている人たちによる絶賛の嵐です。「ワンダフォー」「パークライフ!」などの言葉が次々とスレッドにぶら下がります。こうなっては一刻も早く読まなければならない。文化人たちの真似をしてオレもコーヒーを作り読んだところ、その辺のコメディよりよっぽど破壊力があって、ネタかと疑いたくなるほど素晴らしい内容だったので、一刻も早く紹介したく思います。皆様それぞれツッコミ役となりお楽しみください。


原文はこちら (英タイムズ紙は無料登録で週3記事まで読めます)

オーランド・ブルーム、だいたい午前6時30分起床

”起床後まず最初にすることは、スマート・スリープ・トラッカーで、快眠できていたか、その日を過ごす準備ができているかをチェックすることだね”

アプリのチェック後、娘さんのチェック。父親になったことの喜びを再び噛みしめる

”娘(デイジー・ダヴ)はだいたいすでに目を覚ましていて、 バブバブしている。僕のフィアンセ(注:ケイティ・ペリー)はまだ眠っているので、そっとしておくよ。とてもハッピー・ベイビーな娘にキスをして、コネクトするんだ。娘と目を合わせコミュニケーションをとったり、歌を歌ったりしてね。ダディーはデイジーを愛している❤️って歌うから、娘は父親が誰なのかわかっているさ。息子が最初に発した言葉はママだったけど、デイジーはダダって言ったんだ”

セレブ仏教徒は毎朝20分のお経を欠かさない

”僕は16歳の時から仏教を信仰しているんだが、自分の全てに染み込んでいるんだ(一心同体的な)。仏教の書物をちょっと読んで、まとめてはインスタのストーリーにあげてるよ。携帯はそれ以外は見ない。ソーシャル・メディアのブラックホールに落ちたくないんだ(ふっ)”

朝食時の食欲を削がないL.A的な栄養剤を飲んで、エクササイズ

”朝食を美味しく食べたいから、ブレインオクタンオイル、コラーゲンとプロテインを混ぜたグリーンパウダーを飲むんだ。かなりこれはL.A的なやつさ。で、エクササイズに出かける。その時はBGMはニルヴァーナかストーン・テンプル・パイロッツかな”

午前9時、90%ビーガンの朝食タイムには不老長寿のクコの実とPG Tipsティーも欠かさない

”大抵朝食で食べるのはポーリッジ、ヘーゼルナッツ・ミルク、シナモン、バニラ・ペースト、ヘーゼルナッツ、ビーガン・プロテイン・パウダー、クコの実、そしてPG Tipsティー。僕は90%植物ベースでできてるので、ものすごい良質の赤肉を月一程度で食すくらいかな。たまに牛を見て「牛こそ、この世で最高に美しい…」って思うことがあるよ。過去を振り返り、あれほど肉を食べていたのが信じられないなんてことも”

オシャレには気を抜かず、ブルーム自身のことと”女性とマイノリティー”についてよく考える

”前妻との間にできた息子がうちにいる時は、登校前に朝食を食べさせる。その後、シャワーをして着替えるよ。オシャレには気を使い、ジャージの下はNGだ。アマゾンと契約してるプロジェクトがいくつかあるので、自分の役割(役柄)や他の・・・マイノリティ女性の役柄について思いを馳せているよ。みんなの声になりたいんだ。

仏教の教えが、ブルームをブルームの人生の機関車の運転手にさせてくれる

”キャリアの序章で際立った業績を上げてしまった僕は、仏教と出会わなければ、簡単にレールを踏み外していただろう。(仏教のおかげで)頭に浮かぶ人生の行く道筋を変え、今は走る機関車の運転手になれるという気分。炎上しても消防隊を呼んで火消しもできるさ”

(↑ ってこと? 最後、誰か解読を求ム!!)


・・・今日は「オーランド・ブルーム」でツイッタートレンドしてたので、ここで記述があるように、携帯は見ないで正解だと思いました・・・



2021年2月23日火曜日

Fin Taylor: Irrelevant Material For a Post-Vaccine World at Leicester Comedy (online) Festival 2021 観ました


https://comedy-festival.co.uk/event/fin-taylor-irrelevant-material-for-a-post-vaccine-world-online/

*日本語では需要がないかと思い(というのもオレがFin Taylor さん大贔屓大会絶賛開催中&常に超お勧めの芸人さんなのは過去記事で十分かと思ったので)英語賛辞の後に書いてます。よろしかったら読んで下さい。

It has been almost a year since we were deprived of beautiful live comedy shows. Hopes have kept being pushed away, far, far away from the date and time where we have initially set and placed. Live comedy geeks like me are on the verge of losing wills to live (true) as the ability to appreciate live arts makes me feel I'm alive and confirm my brain actually functions as a decent civilised human beings. So, people who create the closest live comedy environment online have been super heroes to me.  In this case, the NextUp Comedy team and Mr Fin Taylor as a part of Leicester Comedy Festival 2021. 

Many of paid online live comedy shows NextUp Comedy have provided since the first lockdown never allowed the audience to watch later even for a limited time but that harsh time rule has been very crucial for me to feel almost the same as those live shows I used to see at my favourite comedy venues. The feeling of "it happens just once at one particular time and space and that's the only chance you can catch it". Both performers and the audience totally know such a precious moment, so every single joke is tried at the best form possible, shining like a brand new sharpest knife and turn into the most impeccable work of art. 

And Fin Taylor is one of the most fantastic comedians who dare to take a risk, telling a type of jokes where artists usually allow themselves to do only when they are provided with some comfort and security by a comedy venue, in this virtual online environment where such a bubble of protection is much more fragile or could be delusional. Those jokes he told were not the kind to expose in general public casually, could be misleading without any context but have EXACTLY the kind of brilliance that fans of his shows expected. The show certainly shook up my comatose memory of all the exciting, one and only live comedy experience I had as an audience,  once again making me realise how crucial live comedy is. I was almost used to this new normal, giving up a hope to come back to my life before Covid but I now have a will to refuse it. Live comedy shows are far too good to forget about. Stay strong and keep hoping. I will save up money to spend A LOT for the day when all those live comedy shows (as we know) are back in the physical form. 

(If you haven't seen his live shows before, PLEASE go see him when we can. I'd say it's nothing like the kind you see on TV. I think he's got his website for further info. ) 


正直、オンラインでライブコメディ並みのジョークのギアを入れる芸人さんって少ないんです。10分とか15分のチャットみたいな感じになっちゃうことが多い。それとやっぱり放出エネルギーが全然違う。(注:Nick HelmとTim Keyは激しく例外。ありゃすごい汗。)

だけどテイラーさんって、オンラインほとんどやってないんだけど、やるときは(多分オレは見逃してないはず)1hでがっつり!リアルライブと同じ戦闘モードに入る…ように客には見える。ネタも「オンライン? はぁ? 知るか!」みたいな、文脈読めない人がきいたら、一瞬で終わる(汗)みたいなすんごいジョークがスタンガンレベルで飛んでくる。毒舌のレベルはオレがフリンジで観たWhitey McWhiteface だった気がする。あの時の衝撃と言葉にできない「す、すげえものみた・・・」感を彷彿とさせてくれたし、ライブってやっぱり最高だな、って忘れかけてた大好きだったものを思い出させてくれた。コロナで流れのままになるしか道がなく、一生このままなのかしら、という不安を消そうという気力も無くなってた時に、「明けない夜はない」の希望を持つ気力を与えてくれました。ライブの素晴らしさを忘れちゃったらいかん。

実はレスター・コメディ・フェスティバルは、3月にグラスゴー、8月に地元で巨大コメディフェスティバルを毎年ほっといても体験できるバラ民にとって、コロナがなければ参加する機会なんて死んでもなかったかと思います。(→ 参加したっていうのかよ(汗))もとの関心がゼロに近いせいと、12月から週のど真ん中で早朝会議に追われるために、夕方以降にコミットするのが辛くて(→全てはコロナでオレもコメディエネルギー量が低い)2−3本くらい、観たいなーと思いつつ、スルーしちゃったものが。Stuart LawさんとかACMSの誰かがやってたやつとか、Tony Law さんとかすみません。今さら頑張って見ればよかった、と後悔してます…(汗)


2021年2月3日水曜日

2021年1月に観たUKを中心とするコメディのおすすめです Pandemonium (→バスデン情報), Back S2, Pls Like S3, Save Angel Comedy 他。

 明けましておめでとうございます。

不定期企画をやれる心と時間の余裕ができましたので、何本かぜひともキャッチしていただきたいものをご紹介します。

(ちなみにこの期間にハマったドラマは、The SerpentとIt's a Sinですね。あとはRu Paul Drag Race UKにはどんハマりしてます。観たものに関してはTwitterで随時感想を垂れ流しているので、ご興味のある方はのぞいて観てください)


1)バスデンさんの新作Pandemoniumが年末に放送されました…

そのお知らせは12月30日に届きまして。

いつも思うんですけど、バスデンさん自分のこのブログサイトの存在を年に1−2回は思い出して、ファンへのDMみたいんに使ってくれてるのな(汗)これってドメイン更新でお金払わなきゃいけない時に思い出すのかな(汗)おかげで、どこよりも早くバスデン情報を得る機会がたまにあります。これも放送当日に届いたけど、Chortleさんとかが言い出すより早く叫べたもん。

で、写真見てもらえるとわかるけど、バスデンさんが執筆してて、本人も出てるんだけど、他のキャストも豪華なのに注目。キャサリン・パーキンソンとかジム・ホイックとか。単発ものかと思ったら実はパイロット版で、好評だったらシリーズになるらしい。

まさにパンデミック最中のコメディなので(→コロナでせっかく計画してた海外旅行がおじゃんになって、フライトキャンセルできないタイプのを購入してたからお金戻って来なくて、コロナのせいで商売できなくなっちゃって、結婚式もできなくなっちゃって、うんちゃらうんちゃら)一般庶民の話でむちゃくちゃLo-fi。なので、脚本ありきというか、セリフがシャープに光ってないと、そんなもん現実の世界で十分、わざわざ見たくもないわ、になるのだろうけど、

こういう何もないところにキラキラした素晴らしい、笑える笑いを作り出せるのが、バスデンさんなんですよ、みなさん。

贔屓じゃないですよ、贔屓じゃ。本当に素晴らしかったですよ。これこそ、オレらファンが大好きなバスデン脚本ですよ。Partyシリーズにも通づる、脚本の宝石ですよ。なんのてらいもない、スルーっとした、さりげないところに、グッとくるものをバスデンさんは描き出すことができるんですよ。

BBC iPlayerでいいしばらく視聴可能なので、見てください。そして必ずやくるであろうシリーズ化の日を心待ちにしましょう。

パイロットのせいか、トレイラーもBBCは作ってくれてませんが、制作者の人たちが制作現場のコンピをYOUTUBEにアップしてます。



2)Simon Blackwell先生&ミッチェル&ウェッブのタッグ再びBackシリーズ2(Channel4)多分シリーズ1よりも好きかも!というくらい素晴らしかったです。

Peep Showファンにはたまらないパラレルワールド・リユニオンですね。1月下旬にシリーズ2の配信が始まりオンデマンドだと6話一気に全部見れちゃいますので、我慢できずに結局見ちゃいました・・・

シーズン1についてもちょっとだけ過去に感想を書いてますね。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/09/2017tv.html

シーズン1でやりすぎた(?)ジェレミーアンドリューに父親、パブ、周囲の信頼、巧みな嘘(なのか?)と根回しで全てを持ってかれちゃってアル中と鬱でリハビリ入っちゃうところまで行っちゃったマークスティーヴンが、2度と騙されんぞ、と完全防備で戻ってきます。でもジェレミーアンドリューになんとなーく手助けされてる感じ。改心した、ってジェレミーアンドリューは言うんだけど、本当なのか?これも彼の企みの一部なのか、なんていう深読みをしながらテンポよく話が展開してきます。最後のオチが最高でした。これで終わる感じなのかな?とも思いますが、どうなんだろ〜! 絶対見て欲しいです。


3)リアムくんのPls Like S3 もBBCで配信開始! 

リアムくんといえば、すっかりスタンダップをやめて久しい(→しつこく惜しむ)リアム・ウイリアムズくんのことです。(気がつけばもうとっくに三十路すぎてるかもしれない・・・いい加減にくんは行けないかもしれない・・・)2019年にラジオシリーズからテレビ化されたLadhoodがかなり素晴らしくて、べた褒めして以来かも??

このPls Like はvloggerをネタにしたBBC3のオンラインシットコムで、S1については結構しっかり感想書いてます(S1放送時はなんと4年前か!)で、S2は見てるけど、感想を特にも書かず、でS3です。主な醍醐味は、どちらかというと、シリーズ重ねるごとに、キャストがちょっとずつ豪華で手前味噌じゃなくなってくることですね。あとは、たまーーーーーにすごい崖っぷち海峡なダークな笑いが拾えるところかな?リアムくんらしいところが、そこで楽しめます。全体的にはとてもゆるいです。リラックスして見るのにちょうどいいかな。1話15分強なので、サクサクです。



今回、なぜS3を紹介せねば、と思ったかといえば、

A)(天才の) Sam Campbellくんが出てるの!!! エピソード5だから!!!みんなエピソード5!!!!なんでもいいから、エピソード5みてください!!

B) 監督が交代して、セレブ監督になっちゃったからです。なんと、The Inbetweenersのウィル、サイモン・バードになっちゃったの!

サイモン・バードといえば、今年インディ映画Days of The Bgnold Summerで正規監督デビューも果たし、概ねほぼほぼ好評で、その監督っぷりを期待したいところなのです。


(とか言っておきながら、まだ観てないオレ・・・汗)

で、Pls Like Series 3でのバード監督っぷりなんですが、やっぱりいい人というか、シリーズ1、2でこのシリーズの色を確立させたトム・キングスリー監督(→注:(今となっては義理恥ですっかり日本でも大人気のウィル・シャープくん(さん?)と以前よく組んで映画作ってたとてもクールな映像を作る監督さんです)をそのまま尊重していて、よくわかんなかった・・・。デビュー作見ないと比較のしようもない、観てないオレが悪いです・・・。3月中旬に仕事が1度峠を越すので、そのご褒美としてバード監督の処女作を見て、感想を書きたいと思います。(→アマゾンで有料ですが、見れるのです。きっと日本でも見れるんじゃないかと思う。きっと)

さて、もう一つ。パンデミック中のリアムくんといえば、以前ヨーロッパにふらふら3ヶ月くらい旅して書いてたブログ投稿を元ネタに小説を出版してます。よかったら買ってください。

https://www.amazon.co.uk/dp/B07Z8SXSZJ/

あらっ!たったの2ポンド99!買ってないんだよね・・・買おうかしら・・・


4)毎月3ポンドで、会員しか見れない豪華なモキュメンタリー・シットコムが見れるSave Angel Comedy

 1話目見ましたが、本当に面白かったです。これほど撮影や編集の予算がなくても、ブレインと才能と敏腕芸人さんたちが集まれば、ハイクオリティなものが作れるという、新たな例が。言い過ぎかもしれないけど、一番最初にThe Thick of Itを見たときのすげー!に近いものを感じました。映像とか作り方に関しては言い過ぎじゃないと思う。1回目はTim Keyがメインゲストなんだけど、Mark Silcoxさんの笑いのタマが強烈にすごすぎて(相変わらず)、美味しいところ持ってっちゃってると思う・・・

この払った人限定のモキュメンタリーができた経緯は、コロナで、瀕死のコメディクラブを救おうというところから来てます。この辺りの話は、昨年たくさんしてしまっているので(←結局ちょっとの国の支援金では全く足りない状態)、ぜひ、コメディずきの皆さんは、よろしくお願いします。

https://www.patreon.com/angelcomedy/

だって、ここは英語圏の芸人さんたちがこぞって愛するお気に入りのコメディクラブなのですよ。ロンドンへ旅行に来る、コメディ好きのあなたも、一度は訪れたい場所なのですよ。それがコロナでなくなってしまったら、次に旅行に来たときに、なくなってたら、

辛すぎるじゃないですか。

守りましょう。月たったの3ポンドで、力になれるかもしれないのです!


5)他にもおすすめがある気もするけど、忘れてしまいました・・・思い出したら、追加しようと思います。


以上です!