イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2016年11月14日月曜日

2016年秋(9月ー10月)にみたUK系TV/オンライン・コメディの感想です Josh, James Acaster's..., Taskmaster, Asian Provocateur, Still Game, etc.


久しぶりに比較的穏やかな日曜日のお昼なので、忘れないようにリストアップしたいと思います。


Asian Provocateur 









シリーズ2が始まっています。
(BBC Storeってグローバルですよね?)
BBCIIi発のオンラインで深夜に2で放送してると思います。
シリーズ1についてはこちら

今回の舞台はアメリカで、かあちゃんと一緒に行く企画です。
前回と同じく、親戚のおじさんと甥っ子が何人もでてくるほか、デキる弟も登場。前回はおかーさんの希望を叶えるため頑張るロメッシュさんでしたが、今回は憧れのアメリカ。オレがやりたいこと、憧れていたこと、アメリカといえばイメージを抱いていたことをやりたい。かあちゃんはどっかに(こっそり)おいておいて。。。
シリーズ1と同じくらい楽しんでます。歯に衣着せぬ言葉のリアクション芸と、英国のインテリ芸人さんではまれに見る体当たり芸(でも日本とは違う種類のもの)は絶賛ものです。3以降もあって欲しいです。

Josh シリーズ2



シリーズ3制作決定しました。
シリーズ1についてはこちら





シリーズ2のほうが好きです。キャラクターと設定が定着しました。定着するからこそ現実にはアウトじゃない?というような言動が生きることがあり、その役目をになっているのがビーティちゃんとジャック・ディーかな、と。この二人がかなり面白い事になっています。シリーズ更新するにはぬるいよね、と言われてもいますが、このぬるさが、逆に更新できる強みなのかな、と。よほどクオリティが高いのではない限り、ぬるくないと、視聴者ついていけない。そういう経緯からのBBCのエンタメ予算大幅カット(によるBBC 3の放送終了云々)は否めないのですしね。

Taskmaster シリーズ3


祝!シリーズは5くらいまで決定。
シリーズ1についてはこちら

 シリーズ1の完璧すぎるチーム構成と(芸風・キャラの意味での)Diversityのせいで、いまいち力不足に感じてしまったシリーズ2。これはあの、Jon RichardsonさんがでるということでJosh君なみのことが起きるのではないかと期待しすぎてしまったのが主な敗因かもしれません。またJoe WilkinsonさんがTim Keyなみにずる賢いのかと思ったら以外といい人だったのも期待はずれの原因だったかと。
 そんなこんなで迎えたシリーズ3。メンバーの名前を見る限りでは、正直ワクワク妄想できる感じではありませんでした。ところがシリーズ1にまけるとも劣らぬレベルで楽しむ結果だったのです。MCやクラブコミックという”部分”でしか知らなかったポール・チョードリーさんとボブ・ベケット君(さん?)が、こういう企画になると想定外がナチュラルにできる、その意味でものすごい才能を発揮できるタイプの芸人さんだったんですね。やっぱり笑いのメカニズムには予想外がどうしても欠かせないですね。
シリーズ4はずっと待っていたジョー・ライセット君がチームに入るので、とても楽しみです。とかいって期待しちゃいけないのか?(汗)

James Acaster's Sweet Home Lahnsteineringa (オンライン・シリーズ)



オレのエイカスター君びいきの叫びはとくに最近大きくなっておりますが、これは 同じくオンラインシリーズのJames Acaster's Sweet Home Ketteringaのスピンオフになりまして、kickstarterで資金をギリギリ最小限集めて作った傑作です。エイカスター君の出身地ケタリングの姉妹都市がこのドイツのLahnsteinerということで、エイカスター君一行がこの街を紹介するよ、というLowKeyなモキュメンタリー。エイカスター君のLowKeyトーンがほんとに好きです、ワテクシ。
毎年行われるChortleのコメディアワードでこのオンラインシリーズの制作チームTurtle Canyon Comedyが評価されていましたが、この制作チームは数少ない「投資するに値する」オンラインコンテンツを作る人達です。こういう作品・人々こそ潰されない環境づくりをしていかなければ行けない、と強く思います。*

Damned 


ジョー・ブランド(今や大御所)とウィル・スミス(The Thick of ItやVeepで書いてます。The Thick of Itではで出てましたよ)とDavid Baddielの奥さんMorwenna Banksの共著による、ソーシャルワーカーのオフィスの様子を映し出すコメディです。撮影形式としてはTToIで展開します。ぬるい評価をもらってるけど、オレはかなり楽しみました。アラン・デイヴィスの出るコメディをKevin Eldon以外の理由で面白いと思ったのはOne for the Road(コメディじゃないか?!)以来なので、その意味で個人的に特記に値します。ノリが結構TToIのノリです。もちろんアレほどシャープじゃないし天才じゃないですが。

Still Game


Still Gameと言うのは、3人のおじさんが中心となって展開する、芝居から始まったスコットランド発の大ヒットシットコムシリーズで、久々に待望の新シリーズがでたことで話題になっています。
シリーズ最初の頃はバリッバリのグラスゴーなまり&グラスゴー語満載だったのですが(→イングランドでは使用しないスコットランド語です)、人気がでてきてだんだん使わなくなってきているので、今は誰が観ても見やすいです。ぜひお試しを。

あとはコメディでもなんでもなくなってしまいましたが、Black Mirrorですね。日本でも話題になっているようなので嬉しい限りです。

今のところはこんなものかな?
以上です。


(*)というのも、オレ様は今じつはよのなかにいる、SHITEなコンテンツでお金を集めるあまりにも多くの人々、その人々が作ったものがオンラインコンテンツのレベルを下げ続け、結果的にこのKetteringaシリーズのような、視聴者と制作のダイレクトな関係により生まれる傑作が世に認められる可能性が削られている状況にものすごく怒りを感じているのです。
そこそこ名が売れてる、ファンベースがある(比較的)若手の人達が集まって「こんなの作るから」とキックスタート。そこそこいるサポートでお金集まっちゃって、制作もスタート。でも、ふたをあけたら見れたもんじゃないのが多すぎるんですよ!! 監督とか絵作りなんて誰でもできると思っているかのように自分たちで作るんですよ、あいつら。映像が写ってれば伝わると思ってるないがしろ感がみえみえのコンテンツで5000£とか必要とかいうな、と言いたいわー(怒) 
以上、グチでした。


2016年11月10日木曜日

ずっと公開を待っていた映画「The Darkest Universe」を観に行ってきました


注:以下誰も読まない長さで書いちゃってるのに(相変わらず)目玉っぽいことをすっとばしているのに気が付きました。The InbetweenersとかFresh MeatとかのJoe Thomas君がメインの1人で出演してます。サイモン鳥さんとかジョニー・スイート君とか出てます。(The Thick of It S1の)クリス・ランガムさんもでてます。



制作されているという話を読んで以来、トレーラーも見る前から、とにかく観たくて観たくて観たくて観たくてしょうがなかったのがこの映画「The Darkest Universe」です。
これは簡単に言うと、ボーイフレンドとともに失踪した妹アリスを探す兄ザックを軸に展開する、公式サイト曰くの(そしてオレも激しく同意する)Comedy Psycho-drama(コメディ・サイコ・ドラマ)です。カテゴリーコメディってなってるけど、いわゆるLOLのコメディじゃないです。

2016年11月から以下で絶賛オンライン上映


および限定劇場上映中でして、エディンバラじゃやってない。どうしても映画館で観たかったので、グラスゴーまで行ってきました。

ここから話すのは

1)なぜそんなに観たくてみたくてしょうがなかったのか
2)なぜ家で観れるものをわざわざ電車に小一時間も乗って映画館で観たのか
3)(概ね絶賛しかしない)作品について
4)補足:ここから先はネタバレになっちゃうかもしれないのですが・・・
です。

1)なぜそんなに観たくてみたくてしょうがなかったのか
じつは今年の春あたりからこの映画を共同執筆、共同監督、出演しているWill Sharpe君に軽く祭りに入ってまして。主な原因はWill君が作って書いて撮ったChannel4放送のFlowersです。Flowersは、もはや日本語でも枕詞のいらないオリヴィア・コールマンやジュリアン・バラットを中心にそうそうたる英国コメディ界のハイクオリティ人物たちがメインを張っており、制作の段階から話題になっていたのです。
 ふたを開けたらWill Sharpe君があのBlack Pondを作った片割れの人だったこと、このFlowersがハイクオリティな笑いを盛り込みながらも極めてダークかつ西洋にしちゃめずらしい静モードというか、なんだか上手に型に入らない傑作だったことも手伝いまして。
そんなわけで新作をさっさと観に行ったのです。

2)なぜ家で観れるものをわざわざ電車に小一時間も乗って映画館で観たのか
それは2つあります。一つは、PC画面やHDMI経由のテレビ画面ではなく、外界の刺激最小限の劇場でキチンと観たかったから。もう一つは、この映画が超低予算なのだけど、センスとスキルを持ってる人達により作られた映像のこだわりを取りこぼしたくなかった、というのがあります。もう一人の監督であるTom Kingsley君はミュージックビデオを何本か監督している人なので(例:https://www.youtube.com/watch?v=4z9e8jeeyZ8)、基本、絵づらにこだわるんです。作品を撮るときに、カメラを物語を伝えるコミュニケーションツール以上で考えて絵をつくる。そこをきちんと観たかったです。

3)(概ね絶賛しかしない)作品について
 この作品は、ミトコンドリア級の予算で制作されたのではないかと思うのですが、制作陣と出演者の高レベルの知性とスキルによる映像と脚本で、その低予算という逆境と不利を帳消しにするどころか逆利用してしまっていたのが感動でした。
 例をあげるなら、SNSで大衆から妹探しの協力を仰ぐため妹を探す自分を動画撮影しては配信し続ける、という極めてナチュラルなプロット展開および状況設定により、コストのかかる高い機材を使い続ける必要性をなくしていること。またこの設定のおかげで、妹の失踪前の回想シーンや、妹探しの旅をする兄ちゃんや他の人のやりとりが手持ちカメラによる監督目線に切り替わっても違和感がほとんどなかったこと。
 もう一つは、この一見「素人の撮影映像」はじつは雰囲気だけで、よくみると基軸を必ず作ったプロの手腕ならではの絵面になっていること。だから見やすくてキレイなのです。本当ならThe Detectorists絶賛時でやったようにキャプチャー画像でガッツリ説明入れたいのですが、何しろ劇場映画なのでできません。
 カット割りが早いのとBBC級マジックの使えるカメラじゃなくてスマホなのでオンライン画面だと伝わりづらいかもしれない。劇場が見れたら劇場をおすすめしますが、念頭に入れて見ればオンラインでも充分魅力を楽しめるのではないかと思います。
 そうした素人の撮影映像仕立てを含めることで、ときに荒削りなシーン展開(意図的なのかどうかは?)、登場人物の言動の背後にある理由をハッキリ順序立てて説明しない構成(→これは意図的。これにより登場人物の心理を模索していくのです)、などなどが全部ナチュラルにブレンドしてました。そしてちょっとした副作用であるギクシャク感をするりと見せてくれてのが、映像そして、ちょこちょこ光るセリフでの面白さだったです。(→これは、”さすがフットライツがらみの人達”って言っちゃっていいですかね? 汗 いいですよね?)
 
4) 補足:ここから先はネタバレになっちゃうかもしれないのですが・・・

 Black Pond, Flowers、そしてThe Darkest Universeと一貫して作品のテイストに、底なしの闇との対峙があり、その闇に対して"give in" するんじゃなくて"take in" する世界観を見せる印象を受けてます。Will君のこの底なしの闇ってどこから来てるんだろう、そして絶望のgive inではなく、闇と同化するようなtake inの世界観の源ってどこなんだろう? じつはFlowers観たあたりから、すんごい気になってます。(→ 関連インタビューとか読めよって話ですが 汗)多分この世界観が軽い祭りの原因じゃないかと思う。。。

軽い祭りなもんで、すっかり長い話になってしまいましたが、以下で見れます。(→多分い!! )、見てください。


2016年9月6日火曜日

The OfficeのDavid Brent/リッキー・ジャーヴェイス映画を極めてトム・バスデン的角度から堪能しました【途中から超ネタバレ】

【はじめに】
もし、リッキー・ジャーヴエィスまたはデヴィッド・ブレントでこのサイトに来ていただいてしまった方へ。この映画には天才作家/芸人で超イケメンのトム・バスデンさんが出演しています。あの、日本でも比較的認知度がありそうな「The Wrong Mans」で2話ほど書いてますし出演してます。ITVで人気のシットコム「Plebs」作ってるし出演してますし、Peep ShowもFresh Meatの作家チームにも入ってますし、でもってブラックユーモア系お芝居も何本か書いてるんです。今度ローリー・キニーアさんとBBCの19世紀の医者のシットコムにメインで出ますし(たぶん1本は書いてる)、自分の経験元にしたE4のシットコム作りますし、それアメリカ版も同時に制作されて放送されますし、んでPlebsもまだ続くんです。詳しくは是非こちらをごらんください

【というわけで】
本当はデヴィッドブレントの映画など見る気はさらっさら!なかったのですが、バスデンさんが出るとわかってからは、「でかい映画館スクリーンでバスデンさんが映るっていうバスデン史上初のイベントをオレ様レベルのファンが見逃してはいけない」という使命的な何かにかられてしまっておりました。
とはいっても、2分くらいあるトレーラーで


1分21秒に出た




だけだったので、「実はじぇんじぇん出てないんじゃないの?」って疑ってかかって行きました。とりあえず、スクリーン上でばーんと観れたらミッション完了くらいに思って行きました。

【バスデンさんとリッキー・ジャーヴェイスについて】

過去のバスデンさんとリッキージャーヴェイスの関わりについては
ここと、
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-472.html

ここがよろしいかと思います。
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-475.html

【レッドカーペット時のバスデンさんについて】
プロのバスデン・ウォッチャーなので、数少ないインタビュークリップとか聞いたり見たりしていました。んで例えば


のクリップで、ふっつーに受け答えする中にも、バスデン砲弾を必ず飛ばすんですね。この文脈で物事話すなら「デヴィッドブレント」じゃなくて「リッキー・ジャーヴェイス」だろうに、って誰もが突っ込みたくなる。しかもしつこく言い張る。
かつて「The Officeのマーティンフリーマン」と「The OfficeのTim」の文脈で言いきっていたインディーズ文学誌Five Dialsのインタビューを思い出します。

そしてこの音声インタビュー。
ものすっごい守ろうと頑張ってる感が伝わってくるんですが(笑 悲痛の叫びみたいな感じに聞こえるんですが(笑 
ていうか、この写真下の超オサレショット、華やかでキャーキャー言うべきなんですが、



このサングラスは何? 

ネタじゃないかと疑いたくなります。


【作品のあらすじは】

かつてBBCで放送された「ドキュメンタリードラマ/ドキュソープ」(*ホントはモキュメンタリーですよ)のThe Officeで15分有名人になったデヴィット・ブレント。その後どうしたかといえば、会社を辞めて(人員削減で肩たたきされて)かねてからの野望だったミュージシャンの夢を突き進んでいた、と。でもミュージシャンで身を立てられるわけもなく、再就職(タンポンの営業会社)し、そのお金を音楽活動に当て込んでおったわけです。
そんな中、BBCから「その後のデヴィッド・ブレントを追いかけるドキュメンタリードラマ」企画の話が舞い込んできた、と。そこでデヴィッドはこのチャンスを利用して大きな賭けに挑戦するわけですわ。会社から休暇をもらい(有給が足りず、無給休暇)自腹で、バンドを雇い(演奏してくれる仲間がいないのでお金を払って雇わなければいけない)、自腹でエンジニアを雇い、自腹でツアーバスとホテルの経費を全て出しての”ツアー”を決行。カメラはそのツアーを追いかけます。



【ここからものすごくネタバレるよ!】
気をつけてね!】

例のドキュメンタリーという名目のモキュメンタリーから早15-6年。デヴィット・ブレントの世界が生み出した”笑い”を同じように繰り返しても新鮮味がなく、改めて持ち出す意味がない。確実に別の切り口が必要であり期待されていたことです。そしてそれは、リッキー・ジャーヴェイスも超承知であり、本作では、確かに別の切り口で「デヴィット・ブレント」が描かれていました。

 それは、簡単にまとめちゃうと、「デレク」の延長もしくは同類のスタイルです。あのThe Officeのデヴィッド・ブレントはデレクの世界で起きている問題を(実は)抱えている。そこを救いとってあげて、そこを理解してあげて。彼は弱者なんだから。デヴィッド・ブレントを暖かく見守って支えてあげようよ、っていう話です。

前にも書いたけど、リッキー・ジャーヴェイスは、デヴィッド・ブレンドが生まれる前だか生まれる頃だかに「こういう「笑い」を作りたい」と温めていたことが後の「デレク」となった、と。つまりデヴィッド・ブレントにはもともとこの「デレク」の要素があったのだろうな、ということがはっきりわかりやすく説明され、それが描かれている作品でした。

あまりにもoffensiveでセクハラで人種差別的言動極まりない、陳腐で下世話なジョークばかりを放ち(→面白いと思っているから)みんなにウザい扱いされ、疎まれている。おそらく、我らの知るデヴィッド・ブレントだと思います。前半戦はこれが最たるもので、以前よりも程度が酷くて、アカラサマな言動をこれでもか、と見せつけていきます。
 もちろんそんなデヴィッドに友達や真の協力者がいるわけもなく、人に協力してもらうために、お金で買収することにより解決していきます。こんなひどいヤツとは付き合いたくないけど、金払ってくれるなら、しょうがないか、と人々はお金が理由でデヴィッドに関わる。ここら辺から、ちょっとずつチョットずつ空気が不器用な人間、成功者となれない、人生の負け組の物語へと変わっていきます。

実はプロザックとか飲まなきゃいけないくらいうつ病になっていて今も心療科に通ってるとか、後半に進むにつれ「自分のことなんてどーでもいいと誰もが思っている」と知っている様子が見えて行きます。

さらには、誰もがデヴィッドなんて価値がない、見向きもしないしどーでもいいと思っている。何を言ってもいい、どんな扱いをしてもいい、利用してやろーぜ。だってアイツ最低何だから、と彼にリスペクトを取らないことを正当化して堂々と利用したり侮辱したりする人々をフィーチャーすることで「デヴィッドブレントかわいそう」「彼を暖かく見守ってあげようよ。手を差し伸べよう」って展開になって終わるんです。

バスデンさんはスタジオのエンジニア役ダンで、お金で買われてエンジニアとしてツアーに同行する役でしたが、
上記の一般ピープルがデヴィッドと出会い、
①「こいつ最低だから利用してやれ。金だけの関係。金の切れ目が縁の切れ目」の心理から→ ②「こいつ悪気があってひどいヤツなんじゃなくて、本当にわかってなくて酷い言動をしちゃうヤツなんだ」という理解、さらには ③「かわいそう。これ以上、バカな行動に出ないように止めてあげなきゃ」という親切心さらには ④「支えてあげよう」への飛躍を描き出す役柄でした。この映画では非常に重要だったと思います。他にも何人かデヴィットをサポートする役柄の人たちはいたのですが、バスデンさんが、この「拒絶」から「受け入れ」の変化を見せていた。

ちなみに、私は、これ一切笑えなかったです。(鉄板で笑ったのは、バスデンさんのヘアスタイルとバスデンさんのジージャンとバスデンさんの見切れ方)
どのタイプのコメディにも引っかからないかな、という感想です。
デヴィットみたいな人は「人生の弱い者」なのだから、許して暖かく受け入れてあげようよ、っていう姿勢、それを許せない人たちを「人生の強い者」というか「いじめっ子」的評価をすることにも抵抗を感じます。
あと、今までのデヴィットブレントを根底から破壊しちゃってる気もします。このキャラに特に愛着ないのでいいんですが、もともと作り上げたキャラを通して生き続けるアラン・パートリッジやクリス・ライリーの産物が存在する以上、別にキャラを自他共に認める弱者/負け犬に変えなくても、新しい視点でデヴィッドブレントのその後を描くことはできたのではないかと思うんですけどねー


2016年9月4日日曜日

ウディ・アレンボイコット一時休止→ジェシー・アイゼンバーグ君の”陽”の魅力満載なビタースイート映画「Cafe Society」観ました!


【見るまでの経緯
ホントは、David Brentムービーを見るつもりだったのです。
というのも、この映画でついにバスデンさんがメジャー映画の銀幕デビューを飾る。この奇跡の瞬間を大画面で目撃する使命に駆られていた世界にはびこる200人弱くらいのバスデンファンの一人だからです。

ところがですね。公開後10日強の段階にもかかわらず、市内に7箇所はある映画館でまともな時間に上映しているところがほとんどないんですよ。(→ 深くは語らない)唯一やってるのがODEONの1時回(1日1回)仕事おわったの2時なんで、無理だったんです。
とっさに思い浮かんだ代案がSausage Party。バスデンさんからセス・ローゲンという比較のしようもない激変ぶりに、複雑な気持ちではありますが、見ようとは思っていた映画だったので、映画館へ行ったところ、目に飛び込んできたのが!!


ばばーーーーーーーーん。

5月下旬にThe Spoil遠征でロンドンで生ジェシーを観たのち、Now You See Me 2 の映画があり、立て続けに”ジェシーアイゼンバーグ”の作り方を再研究する機会に見舞われていたので、本能的に「これだ!今日見る映画はこれしかない!」になりました。実は例の事件が再び報道されてからウディ・アレン映画をボイコットし続けていたのですが、臨時返上です(→ 都合が良すぎ)

トレイラーを貼り付けます。




【あらすじは...】

ウディアレンだから日本語の説明があるだろうと思ったらウィキペディアに説明がありました。ずれてるけど、そのズレは実際にご鑑賞なさってご確認ください。

【どうだったのよ、の感想】

なんだかなーっていうぬるーい感想を抱いた英コメディ関係者さんのツイートが多かったのですが、その理由はその人たちはいわゆるじぇっしー君のファンではないからだと思います。これは、「ジェシーアイゼンバーグ」というパーソナを裏も表も理解し、かつ愛している人が見たらめちゃくちゃおかしいし、笑えるし、エンジョイできる映画と思います。だって、ジェシー君の一挙一動全部笑って笑って90分でした(最後は違うけど)

さらにいうと、この「ジェシー・アイゼンバーグ」を作る材料には、すくならからずも、もとから「ウディ・アレン」のスパイスが入っている。そして今作では、監督がその材料を相変わらずの達人技でいじくりまわし、「ウディ・アレン」と「ジェシー・アイゼンバーグ」のフュージョンを未だかつてないレベルで生み出していると思います。

つまりは、ウディ・アレンのファンであるのと同じくらいもしくはそれ以上にジェシーアゼンバーグも好意的に知る者こそが賞賛する映画っす。

というわけで、公開になったら、ジェシー君ファンは必見かと思われます(多分)チェックしてくださいーーーーー。(ちなみにスティーヴ・カレルも出てます)


2016年8月27日土曜日

Edinburgh Festival Fringe 2016 今年のノミネート芸人さんを駆け込みで観に行ってきたよその② Zoe Coombs Marr


行きました。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/zoe-coombs-marr-trigger-warning

ネタの一環として明かされるんですが、Zoeさんはゲイでして。オーストラリアの白人男子コメディ社会ってすんごい白人男性至上主義ザッツ!ミソジニズム!が当たり前な中、コイツラいっちょ、パロってやるかってDaveって芸人キャラを始めたらしいです。


一言言いたい。





アワード系の人たちさ、いい加減、Diversityのトラウマから解き放たれた方がいいんでないですかい?(イライラ)
逆効果よ、こういう選択の基準。(イライラ)

それともこれは、こういう風に思わせることで再び白人独占社会を狙うエリート白人の陰謀なの? オレこのZoe Coomb Marrさんのこのショー見た最初の段階で「またなの?」って思っちゃったよ。わっるいけど。
もうさ、Brendon Burns師匠のネタじゃないけど「俺たち、ちょっと差別やっちゃいます」って開き直って認めちゃった方が、本当に注目されるべき才能をちゃんとすくい上げるんじゃねーのかな。(Finn Taylorさんとか、Finn Taylor さんとか、Finn Taylorさんな。)そんでもって、Jエイカスター君(さん?)も「よっ! コメディ界のディカプリオ!」とか「よっ!コメディ界のスコセッシ!」とか言われ続けなくてよくなるんじゃないの?

っていうくらい、このショーの柔軟性と完成度がね、ノミネートされてないフリンジのトップコメディを差し置いてのクオリティにまで達してなかったですよ。少なくともオレの見た本日26日は。

このDaveとZoe Coomb Marrさんの関係はジキルとハイドであり、カフカの化身なんですよ。この関係ってキャラと素の間を彷徨う芸人さんにはよくあることで、いわゆる種明かし部分なので表立って口にすることはないだけで、特に新しいものでもなんでもない。このショーでは、この通常隠しているキャラと素の関係を描いちゃったところ。Daveってキャラがどうしてできたか、このキャラにどれだけ食われているか。

オレが見た本日26日が悪かったんじゃないかと信じたいのですが、客の反応が少ないせいかで、冒頭のDaveになっている真っ最中で「なんかそっちの方で困惑してる人がいるっぽいけど、これはキャラだから。このキャラはパロディで、中身の私は女だから。今、その中身の(素の)私が喋ってるのね」って、いきなり説明始めちゃったんですよ。アレってネタなの? このせいで、ショーをスポイルされた感がハンパなくて。その後の入れ替わりとか、シアトリカルになればなるほど、あの冒頭の素のカミングアウトな喋りはなんだったのよ、とハテナマークが......でした。

かなり気になっていた演目だっただけに、上記の件が未解決のままで、非常に残念です。


2016年8月26日金曜日

Edinburgh Festival Fringe 2016エディンバラ・フリンジ 今年のノミネート芸人さんを駆け込みで観に行ってきたよその① Tom Ballardさん 

今年のコメディ・アワードのノミネートということで、駆け込みで観てきました。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/tom-ballard-the-world-keeps-happening

今ね、こういうところでイギリスでこういうスポットライトを浴びれる白人の独身ストレート男性さんってまずいないです。エイカスター君は時代の波が来る前からノミネートされては賞が取れないのお約束ギャグ始めちゃって、今やあだ名が「コメディ界のディカプリオ」ですから、ネタだと思って(?)いただければ。

ハコがLiam君のTravestyと同じハコ、つまり小さい。しかも普段は講義室。スタンダップの会場の作りに全くなっておりません。地元オーストラリアではすでにBarryアワードとかメルボルンとかでノミネートされてるレベルの芸人さんで国営テレビとかに出てるっぽいから、オーストラリアの人が見たら、意外に思うのかも! 

トム・バラードさんは、こうしたフリンジならではの、スペースあるところはどこでも会場、のネタや電波繋がらない(講義室だから)からのiphone中毒ネタでウォームアップを開始。正直この「お客さんも自分も誰でもウエルカムなリラックスネタ」の最初で、一回興味を失いかけました。マジで?どこでも聞けるじゃん、これ。って思っちゃった。ところがですね、この後「本題=ジェンダー問題、ゲイ問題、人種差別問題、宗教差別問題(ISも含む)」に入った途端、飛ばしてくれました。(笑 

白人さんのオーストラリア人さんのマトモな人/芸人さんは、オーストラリアの差別主義がまかり通っちゃってる政治にものすごい怒ってて、この怒りが特に今年は、EU離脱に前後してフィーチャーされてきた英国の人種差別の潜在意識と上手に呼応していることが、よくわかるネタ展開でした。いかに特権階級が彼らと彼らの選んだ人々以外を差別することが理にかなってないかを、ご本人のパーソナルな怒り含めてマシンガン攻撃。ゲイの人のセックス行為とルパードマードックが四回目の結婚ということでそのセックス行為を想像したらどちらがキモいか一目瞭然とか、ものすごいビビットな表現力で描写してくれた時の、会場のお”え”〜〜〜〜〜〜〜〜〜と爆笑の混在は素晴らしかったです。また最後のマラッセル・ブランドの論理を装っての、(ドラッグで)イっちゃってる落ちは遠回しで言い当ててて面白かったなーと。

特にマイク持ってのスタンダップの場合、お客さんのハンドリングもエキサイトできるスキルの一つであり、その意味で本日25日に行ったのが超ラッキーだったと思います。というのも、この日の下手一番前に明らかに子供(9〜12歳前後?)とお母さんが座ってまして。序盤で「あれ、君いくつ?」ってトムさん聞いたらばお母さんが「それはここに入るための年齢?それとも実年齢?」(笑 

フェスティバル時にコメディ舐めてる親御さんが結構やっちゃうんですよね。んで、中には明らかにお子様だとわかっちゃうと気が散ってネタ展開できない芸人さんとかいます。または、お金返すからでてってくれっていう人もいる。どちらにしても、親御さんが責任を持つとはいえ、舞台嵐と言っても過言ではないですよ。オレは娘を連れて行く時は絶対に冒険はしないです。芸人さんに迷惑かかるから。

トムさんの場合は、この状況下の中で、お子さんが目の前にいるからって容赦なんて一切せず飛ばしていたことに関心しました。distructはされてるんですよ。全体ではないですが、明らかにこの子供がいるという空気はお客と演者に取ってきまづい雰囲気であるのです。何しろネタのおいしいところは、16さい以上のアダルトユーモアで政治と人種差別滅多切りな部分。そして、このきまづい雰囲気を上手に利用してこの親子に話しかけながら即興の笑を作っていたのがポイント高かったです。親子にきまづい思いをさせずに、適度いじりながら、最後までいても大丈夫な空気作りをしていたのです。これはスキルだなーと思いました。

ただですね、新しい一歩先へ進んだ何かではなく、今までに作られた「ゲイの芸人さんがわざわざゲイとポジションを明確にせずとも、どんなセクシャリティでも自然と受け入れるオーディエンスに変化している」を助長するものだったかな、と思います。彼他に白人の特権について牙をむく芸人さんは見たことがないという意味でFin Taylorさんがノミネートに入っても良かったのでは、とも考えています。そんなFin Taoylorさんの感想はコツコツ書いてる最中です。今しばらくお待ちください。

2016年8月25日木曜日

Edinburgh Fringe 2016 エディンバラ・フリンジ コメディ・アワードのノミネート者発表

になりました。毎年恒例。
以下がノミネート者です。週末でいちばん盛り上がる時期、今のうちに買っとかないと、もたもたしてると残り全日ソールドアウトになります。(マジで)このアワードは結構それくらいの影響力はある。

Best Show

Al Porter: At Large すでにテレビのスタンダップオンエア番組(ほにゃららさんのコメディ・ロードショーとか)で出てて、大物スターダムのポテンシャル大と、評判高い人です。レトロなバラエティショーを髣髴とさせるイメージ作りも完全なる狙い。いわゆる”大物”感出てます。
James Acaster: Reset → オレの感想はこちら 記録を更新してくれることを願うばかりですよ。絶対に取らないで〜〜〜!!
Kieran Hodgson: Maestro → オレの感想はこっちら おめでたいお話なのでおめでたくウイナーになって欲しいかもしれない。
Nish Kumar: Actions Speak Louder Than Words, Unless You Shout The Words Real Loud Kumarさんは今年一番ポリティカルヴォイスが強くあって欲しい実力派芸人さんの一人ですな。Kumarさんは今年見に行ってないけど、Kumarさんの書いたThe Guardianの記事が非常に良かったので、貼っときます。
Randy Writes A Novel: Randy Writes A Novel  なんかね、今年オーストラリア勢すごいですよ。久々にドーッときたかん
Richard Gadd: Monkey See Monkey Do オレの感想はこちら オレのツイッターを見てくださってる人は、最近のオレのツイートがTim BurgessまたはRichard Gaddさん時々Brendon Burns師匠みたいなトリコロールになっているかと思います。またイナムラの祭りが始まったと思っていただければ幸いです。
*Richard GaddさんPleasanceでextra showやることが決定(もうソールドアウトだけど)。2時間以上並ばずに見れるので速攻買いました。念願の2度目に行き、追記する予定です。
Tom Ballard: The World Keeps Happening → ほらねーーー!!オーストラリア人今年すごいんですよ! んでこれはチェックしようと思って。→ 観ました! 感想はこちら
Zoe Coombs Marr: Trigger Warning → あまりにも謎すぎるんで、チェックしようと思って。行ってきます。この人女性でキャラクターコミックでDaveってキャラでバカ売れしてる人って認識であってるのかいまいちわからん!!!→ 観ました! 感想はこちら
でオーストラリア人今年すごいんだって例その③。

Best Newcomer
上記のプリペイドでは、Brannan Recce君に興味があるのですが(ポスターがBlurっぽいだけの理由でつられている)Live Nationでまだ若そうなので、同じくLive Nation所属のRhys James君系じゃないの?と思って。んで予想が当たったらそれに11ポンドとか出すのもなーとか思って。だったらRhys 君見に行った方がいいんじゃん?とか思って。なので、上記ではフリーフリンジという敷居の低そうなのはトライすると思う。Bilal Zafarさんとか。
あとScott Gibsonさんは普段のStand Comedy Clubで何回か短いセットを見たことあって面白かったですよ。ただScott Gibsonさん目的で行ったわけではないし、ショーってわけではなかったので。クラブコミックとしての認識しかないです。


以上です。

2016年8月20日土曜日

Edinburgh Fringe 2016 今年のAmused Moose Finalist 入りJohn RobertsonさんのArena Spctacular観ました

なぜ見たのかと言いますと…



https://tickets.edfringe.com/whats-on/john-robertson-arena-spectacular

毎年ブレンドン師匠のショーに頻繁に通いつめるのは、オレだけじゃなくてですね。似たようなことをやっている師匠のファンの一人に過ぎないのですよ。そんでね、その人たちって似たようなテイストの笑いが好きだから、似たようなショーにはびこるんですね。(もしかしてこれは最近の現象かもとも思うのですが)
そんなわけで、オレは今から一週間ほど前John Gordilloさんを見るために
Stand Comedyで列を作って待っていた時に、John さんの前のショーを見終わって出てきたお客さんから「この間Brendon Burns見に来てたでしょ? Brendon Burns好きだったら今(私たちが見てきた)John Robertson絶対に好きだから」って声かけられましてん。

っていうことが、他の場所で待ってる時にも何度か起きまして。

ええ?そうなの?じゃあみとく?

と思いました。

思ってチケット買ったその直後に
Amused Mooseのファイナリストになったと発表になって
なんつってもこの6-7年、ここで栄冠に輝いている人たちの中に、栄冠に輝く前から好きな人が多いので、おっかなコワゴワ行ってまいりました。特に別件でちょっと屁っピリ腰になっていたので、(とにかくなんか怖そうだったの)後ろのはひっこに座りまひた。


[一言で言うなら、オレが好きな芸人さんの魅力がマッシュアップされてる感じだった。]

①オーディエンスとの強引すぎるインタラクション(でもオーディエンスを困らせることはしない)
②最後までショーが始まらない
③ネタなのかimprovなのかわからない!!!
④最近のコメディとコメディをめぐるビジネスについての痛烈な批判
⑤実名は出さずにどの芸人さんをネタにしているのか分からせる技術もち
⑥てか実際ものまねうまい
⑦自分はスタジアム級のメガスターという極めて途方もない空想をステージに構築しようとしている。

John Robertsonさんは、上記にかなりサドマゾ系の話を入れてくるので、すいません、そっち方向の趣味もってないから、例えばSex Dungeonとか言われてもはじめ何だかよくわかんなくて、みんなと同じペースで笑いについていけなかったのが、悔やまれます(しかしオチはついていけたと思う)

んでセックス・ダンジョンを今ググったらエディンバラに有名なところがあるのね?!
http://maisondedebauch.com/

(…これで、またエロサイト系流れのクリック数が増えるんだろうなぁ。→バスデンさんのショーを盗撮してくださいってお願いした記事が盗撮っていう言葉のせいで、4桁アクセス超えてるのです。みんな盗撮ネタ探して妖精の着ぐるみ着たバスデン画像を見させられてるのかと思うといいことをしているような気もするし悪いことをしているような気もする・・・)

ちなみに、ステージ降りたら、ものすごいいい人そうでした。でもショーの時は、いちばん届きにくそうな場所に座っていてよかったなと思いました。

2016年8月16日火曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016 : 大人気で入るのが 大変その② Kieran Hodgson 君のMaestro観ました

いんやーもう!!!*Scream*



https://tickets.edfringe.com/whats-on/kieran-hodgson-maestro

Kieran君は、昨年超話題になったFree Fringeをやってた男の子です。もっと言うと、昨年フリンジでノミネートされてたショーです。いちばん近いフォーマットとしては、一人でマルチキャラクターを演じる(コメディ)芝居、というべきでしょうか。Kitson好きな人はキタ感を感じるのではないかしら。そういえば、今日Joseph Morpurgoさんが客席にいたのですが、類友だと思います。

去年は競輪のランス・アームストロングを軸に彼の競輪に人生多大なる影響を受けた彼が、幼少時代からの彼の成長をアームストロングの興亡?とシンクロさせて綴る一人芝居でした。今年は、マーラー。子供の時に(クラシック)音楽に目覚めたキエラン君が音楽とリンクさせながら、「運命の出会い」を探し求め、綴っていくという一人芝居です。昨年のスタイルと一緒で、こちらが見たいものが見れたという感じ。そして一人何役の芸達者っぷりもきちんと堪能。もちろんセリフも描写も素晴らしいのだけど、この一人一人のキャラの作り込みが非常に精密でリアルなのが、効いてると思います。フランスに研修で滞在している時に出会う人々、特にバスでの一連の展開は、たまたま同行していたフランス人の友人が、「自分の友人とか自分のこと話してるのかと思った」っていうくらいリアルらしいです。ぶっちゃけリアルをネタにするのは、珍しくないことでしょうが、これをリアルにきちんと表現することはスキルです。一人で何役もこなし、このリアルの世界を作り出せるアーティストさんは、あんまりこのコメディ界の土俵ではいないかもと思います。

個人的にはRichard Gaddさんとテーマがファジーに(がっつりではないです)かぶっているように見えました。そしてRichard Gaddさんとは全く別のインパクトを観客に与え、それはもう真逆と言ってもいいくらいなのだけど、全然比較できないもので、最高に素晴らしい気持ちになる。素晴らしかったです。ものすごく大変な思いをした上に、立ち見で60分だったけど、そこまでして観れてよかったと思えました。頑張ってみてください。

2016年8月14日日曜日

Edinburgh Festival Fringe 2016: ミーハーなのですぐ行きます Jonathan Pieの中の人その②、のAndrew Doyleさん観ました


Jonathan Pieが良すぎて謎だったので、謎を少しでも解明すべく、2for1時で申し訳ないのですが、行ってまいりました。Jonathan Pieの共同執筆者、Andrew Doyleさんです。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/andrew-doyle-future-tense

久々に見た、マイク1本だけで勝負する60分のクラシックスタイルのスタンダップでした。コメディキャリアのSliding Door モーメントの話をしながら、自分の悲観的視点を改善しようとしつつ、超悲観的なものの見方で笑を作る、というものでした。ホントにストレートすぎて(ご本人はゲイですがって、それをもう今更取りたててクリアにする意味もないのですが(汗)、正直コレだ感は出てこなかったです。すみません。(汗)ただ、超ストレートなスタンダップ以外のプロジェクトはJonathan Pieでやっちゃってるし、理解できるなーと思いました。


Edinburgh Fringe 2016: ガールズパワーチェックに行ってきました Sofie Hagen & Fern Brady


かなり、サボり気味なので、2本まとめてやります

Sofie Hagen : Shimmer Shatter (フリーフリンジです)


https://tickets.edfringe.com/whats-on/sofie-hagen-shimmer-shatter

昨年Newcomerのノミネート者でした。デンマーク出身ということでしたが、多分こっちにお子様の時から住んでる中身は英国人じゃないのかしら?っていうくらいデンマーク色がなかったです。んで、Josie Long系の、Sofieちゃんを好きにならずにはいられない魔法にかかる技術を持っている芸人さんでした。
昨年見てないので比較ができなくて残念なのですが、今年は自分のコンプレックスと恋話…っていうとつまらなそう(汗)に聞こえますが、結構は面白かったですよ。今年の個人的にベスト3に入るRichard Gaddさん同様、Sofieちゃんも、ステージに立って、人に向かってマイク持って話すことで、それが心の病のセラピーになる様子です。かわいーって思って帰ってきました。
辛く苦しく重い話、F語とC語のシャワーを浴びたくない人、お茶目な気持ちになりたい人にオススメです。だってコメディってダークでナスティなだけがいいものではないですから。

Fern Brady ちゃん Male Comedienne 

一方こちらは、The Stand Comedyの、先にキッチリ払うショーです。

https://tickets.edfringe.com/whats-on/fern-brady-male-comedienne

スコットランド人のファーンちゃん、ナマの方がめっちゃ可愛かったです。んで、スコットランド刊行物では当然5つ星ばっかり叩きだしています。去年の夏から気になっていたのと、BBC3(今は亡き)でのパイロット6本のうちの彼女のスクリプトが一番面白かったので、今年はいっちょ、行ってみるかといってみました。

自分はやばくて変で女友達できない。というか、いわゆる「女性」だって誰も思ってくれなくて、その証拠に女性芸人が集う会?に、招待されなかった!!! 自分の一体何が問題でそんなことになってるのよ、っていう話を芸人さんになる前の話を含めながらバンバンイケイケの60分でした。面白かったけど、十人十色をリスペクトする事を信条としていて、女性とか男性で物事みないタイプのオレは、こんなに可愛くていい子であるFernちゃんが「私ヘンで悪で、女の子と全然合わない」っていう基盤を元に展開する話がなんか、イマイチしっくりきませんでした。面白いと思う箇所はたくさんあったし、ガールズパワーも沢山浴びれたし、彼女が芸人としてキャリアをスタートする前の職場の話とか、滅多に聞けない話で(しかもピンポイントで職場がどこか、エディンバラ在住人にはわかる)

すごく貴重で面白かった。でも、ファーンちゃん、可愛いし、めちゃくちゃいい人。ここの事実はゆるがしがたいなぁ。



2016年8月13日土曜日

Edinburgh Fringe 2016 Richard GaddさんのMonkey See Monkey Doは、"コメディ"に新しい境界線を確実に作ってしまいました(と思いました)



オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーマイゴッド


https://tickets.edfringe.com/whats-on/richard-gadd-monkey-see-monkey-do

Richard Gaddさんといえば、Waiting For GaddotのRichard Gaddさんであり、去年のEdinburgh Fringeで一番Fringe らしい魅力に満ち溢れた最高傑作を生み出したメイン人物でありますが、今回は、チームワークよりは、ソロワーク。自分自身に住み着く闇の声との戦いの話でした。

実はこの闇の声の原因ともなる話は作った話ではなく、Richard Gaddさんが、パーソナルにガチで体験している。しかも一生涯続くであろうトラウマの話なのです。実は究極にヘヴィーなのです。聞いてる観客がトラウマになるくらい、ちょっと直面できないくらいの話なのです。

もっと言うと、これ、本来なら、全く笑えないはずなのですよ。

ところがですね、ものすごい洗練された、賢すぎる構成力とプロット展開、そしてメディアを利用したフィジカル/ヴィジュアルも含めてのマルチな笑い作りにより、見事に、コメディは悲劇と喜劇の見事な融合であるという定義下におけるコメディとして成立させてしまった。新しい”笑える”の境界線を引くことに成功した作品だと思います。

これを見ている最中に、どうしてもKim NobleさんのYou are Not Aloneを思い出さずにはいられなくなりました。 (去年もKim Nobleさんの匂いのするショーだったと話した覚えがあるのですが)ただ、You are Not Aloneは終盤に近づくに従い、テーマの重さが完全にコメディを凌駕してしまい、鬱になっていいしばらく立ち直れなくなるほどでしたが、Monkey See Monkey Doは、最後までRichard Gaddさんは”笑い”をギリギリまで保つように作り上げていた。全身全霊でこのテーマをRichard Gaddさんが彼らしく表現するためのスキルとして”コメディ”をいかなる時も忘れなかった。おかげで、客の気持ちがどん底に陥ることはなかったと思います。

あと1点だけ、このショーがいかにすげすぎるかを言うと、Richard Gaddさんの体力です。こんなショー見たことない、っていうことを連続してやり続けます。マジで、口あんぐりです。

今のところ、おれはこの作品はJames Acaster君レベルです。つまり5つ星。鬼のようにヘヴィだけど、できればもう一度見に行き、Richard GaddさんのDialogueを確認しながら、喜劇を保ち続ける施工を研究したいです。Richard Gaddさん、すげえよ。すげええ。本当にすごいと思います。





2016年8月12日金曜日

Edinburgh Fringe 2016 万歳!Tonezone超健在! Tony Law:A Law Undo His-Elf What Welcome観ました!


奥さん、あの! Tony Lawせんせいが、ロイヤルマイルの上にそびえるAssembly Moundのおっきなハコでやってます! しかもお昼じゃないんですよ、夜の8時!


https://tickets.edfringe.com/whats-on/tony-law-a-law-undo-his-elf-what-welcome

去年のショーが、今までトニーさんが大好きだった理由である「意味がなさすぎてもはや芸術なド迫力のナンセンス60分」をやらないショーだったので、少し心配したのですが、今年は元祖 Mr. Tonyカンバックで、大喜びです。しかも一番最初にハマったTonezoneはアルコールの力が相当あったようですが、今回は脱出してますので、素面です。お酒の力も借りず、あんな正気じゃできない思考回路と発想をフル回転。。。

Tony, 正気じゃねー(汗)

というほど、すごかったです。意味なさすぎて説明のしようがない。あ、でも今回のショーのネタ元はぼんやりオリンピックじゃないかな、と思いました。どうも、Tonyさんが新体操を考えたらしい。(むかしですね汗)ええ、そうらしいです。。。そして口あんぐりするようなお話の数々を展開していきます。叫びますし、ダンスもたくさん踊ります。。。。。

ぜひTonezone体験をしてください。


Edinburgh Fringe 2016 いつの間にか絶対外せないリスト入りをしているAlexis Dubusさんワールド(2つね)、がっつり堪能しております


フリーフリンジです。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/alexis-dubus-verses-the-world

ユッゲッダ、ベーーーーーーーーーーーーストボースワーーーー(→ Hannah Montana Theme Songより引用)じゃないですが、もう一つ、Alexisさんのいるフェスティバルには、大抵Alexisさんの創造物のショーもあります。
こちらはしっかり払わないとみれません。なぜならしっかり払うシステムこそがキャラクターに似つかわしく、また、払って当然のクオリティと賞総なめの実績があるからです。去年エディンバラに来てくれなかったので、今年は来るとわかったら、さっさと観に行きました。本当にこのキャラクター大好きなのです。どれだけオレ様がこのキャラクターに入れ込んでいるかは、以前書いてるリンクをお読みください。今年は、インタラクティブな1時間で、希望するお客さんにアンケートを書いてもらい、そのアンケートを元に、展開するほぼimprovですな。このキャラクターが一人歩きできるくらい完全に作り込まれているので(多分生まれて7-8年くらいなのかな?)improvは本人にとっても腕試しだし、我々観客にとっても新鮮で面白いです。オレさまが見た日は、お客さんの中にぶっ飛んでる人がいて、ラッキー日だったと思います。すんごい堪能できた。
ただ、どんどん認知度が上がって行き、酔っ払った輩さんたちが「お、フランス人のショーだって、冷やかしで行ってやろうぜ」っていうことがほとんどなくなっちゃってるんじゃないかしら?なかなか、最初に見て超感動した、キャラに入りきって、酔っ払いのHecklersをコッテンパンに黙らすっていうのが、なかなか見れないですね(ってお前、何回行ってるんだよ、って突っ込まないでください。)

…って、気がついたら、Alexisさんの大傑作作品の話ばっかり、で肝心の今回のAlexisさんのショーについて何も書いていなかった! ので本題に戻ります!!!

今回は、カテゴリーをコメディにせず「Spoken Word」に。 余計なプレッシャーなくていいじゃん? オチがなくても笑がこなくても、気にしなくていいもーーーーん、だそうです(笑 (→そうはいっても、相当ゲラゲラ笑わさせてもらいました)国際的に活躍してる芸人さんなので、オーストラリアとかマレーシアとかシンガポールとか結構あちこち行くことが多いし、いろんな人に出会うことが多い。そんな中で、Spoken Word(ポエムなんですが、もっとリズミカルでプチラップソングみたいになってる)にしたものを、旅のお話と共に、繰り広げておりました。

オレ、詩ってあんまり得意じゃないんですけど、リズムに乗ったラップ音楽っぽいSpoken Wordになると結構楽しめるんです。んで、中でも、Alexisさんの語集とリズムと描く内容の目の付け所に、自分のコメディ・メカニズムが呼応するのだと思います。

あとですね、なぜこんなに素晴らしいって思えるかっていうと、以前AlexisさんがやっていたCars and Girlsという作品の変貌の軌跡を見てるせいだと思うんです。2012年に最初に見たCars and Girlsはこんな感じだったんですが、その後確か去年か一昨年にフリンジとは全く別時にエディンバラのThe Stand Comedy Clubに来た時にやったCars and Girlsは、全くの別物になっていたんですよ。今回見たような、軽いナレーティヴとグルーヴィーかつ知性に満ち溢れるSpoken Wordに変貌しておりまして。Alexisさんが問題点を見据え、自身のSpoken Wordの才能に気づき、完成形へと作り直した経緯をなぜか生で目撃してきてしまっていた。

才能に気づき、才能を伸ばし、才能をモノにする才能の持ち主ってカッコよくないですか? 多分、そのせいだと思います。絶対に見ちゃうよリストになっているのは。

2016年8月11日木曜日

Edinburgh Fringe 2016 観たことない芸人さん挑戦編:Gareth RichardsさんHalo Effect観ました。



https://tickets.edfringe.com/whats-on/gareth-richards-the-halo-effect

なんでチェックしてたかイマイチよく覚えてないのですが、宣伝文句につられたのと、昔聞いていたFrank Skinnerのラジオにsidekickで出てたのと、フリーフリンジだからだと思います。

面白かったです。あなたの1時間半(並ぶのも入れて)は無駄にならない。奥さんからもらったという心理学で有名なThe Halo Effectをベースに敷いた日常の話です。

http://credu.bookzip.co.kr/resource/englishbook/pdf/ae30159.pdf


この日一緒に行った友人が心理学者で、すごく楽しんでいました。


Edinburgh Fringe 2016 資本主義の陰謀に溺れるか戦うか。John Gordillo: Love Capitalism観ました




STAND COMEDY CLUB 2 です。6まである上に、St. Andrews Squareまでまで拡大しちゃったので、場所にはお気をつけください。

何か買ったり、サービスを受けたり、電車に乗ったり飛行機に乗ったり…。サービスを受けた後に、「今回のご体験を評価していただけますか?」って良くある話ですよね。何じゃこりゃ?という。「お客様は神様です」思考がスパイラルして、結果本来良いものをぶち壊しているじゃないか、と。そしてそれは全てカネ儲け動力によって動かされてるじゃねーか、と。例えば、Trip Advisor. アレで「グランドキャニオン」の体験評価って何よ、と。何億年という歴史がもたらした大自然の芸術に、星という名の文句つけるって、意味わからんでしょ、と。

資本主義の危機を通り越して、資本主義終わってるよ、やばいよ、もういい加減みんなどうするつもりなんだよ、って話です。そのやるせなさと無限大の怒りをメタフォーにして締めたラストを含め、ゲラゲラ笑いながらも、すごくインスパイアされました。(John Gordilloさんはかなりポリティカルなので、よく「あー啓蒙された」って気分になります。

後半戦は、特に自分は啓蒙されました。いつもだけど、大変感動してふむふむとうなずきます。絶対オススメですが、16歳以上のお子様にしてください。結構例えがエログロな展開にもなっていきます。













Edinburgh Fringe Festival 2016 いつもふ◉◉きん5つ星だけど今年は世界中でどこ探しても見れないコメディをやってます。Brendon Burns師匠のDumb White Guyすでに2度観ました


もともとは、以下のポッドキャストとプチ連動しています。

https://itunes.apple.com/gb/podcast/dumb-white-guy-brendon-burns/id925207900?mt=2

フリーフリンジです。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/brendon-burns-dumb-white-guy

去年、このオーストラリア出身のBrendon Burns師匠がどれだけすごい人であるか(テレビもラジオも一切出ませんが)というオレさまの長年にわたるだだ漏れ愛にお付き合いいただいた記憶があります。いつもいつも、世間が仰天するようなことをスギ花粉のようにC wordとFwordを撒き散らしながらガンガンパンクモードで飛ばします。その飛ばし方が今年は半端ないです。世界中のどこへ行ってもゼッッッッッッッッッッたいに!見れない、宝石(という名のユーモア)が見れます。しかも明るい希望に満ちている。

それって何よ、何が見れるのよ、っていうはなしができればぜひしたいのですが、何しろ、それが最大の大オチであり、サプライズであり、肝なので、絶対に言えないのです。師匠自身が「オチは絶対に秘密ね」と口止めするので、言えません。でも師匠を長年愛してきた日本支部代表ファンとして言えることがあります。それは、このショーが、Brendon Burns師匠が(かつてのPerrier Awardをとった作品も含め)長年ネタとテーマにしてきた人種差別の問題を単純に滅多切りにするだけではなく、実際に「コメディは人々の理解を深め(人種差別をなくす)架け橋になる」とガチで作っている架け橋であるということ。最悪、殺されちゃうかもしれないような結構危険な橋を渡ってるんだそうです。本人の、うおりゃ、ふぁっくふぁっく!を聞いてると軽重されちゃうのですが、相当やばい。でも最高できるし、最高に感動し、ジーンとなります。

しつこいようですが、他じゃ絶対に見れません。唯一無二、師匠かっこよすぎ。確かに、英語圏のコメディのことがわかってないと、ちょっと笑えないところも出てくるかもしれないけど、師匠の世界は垣根なく、師匠の声と共通する声を持っている人が居心地よく、ファミリーのようにはびこってられる場所です。今年はいつもよりもさらにオススメです。





2016年8月10日水曜日

Edinburgh Fringe 2016 : 万歳。Daniel Kitsonのお芝居 Mouse観ました。


大好きなんです。Daniel Kitson大好きなんです。スタンダップもお芝居もカテゴリー特A5ランクで好きです。

MOUSE


https://www.hubtickets.co.uk/traverse/Online/default.asp?doWork::WScontent::loadArticle=Load&BOparam::WScontent::loadArticle::article_id=05896BB1-7CE7-4445-8DA1-D51B50330BC6

(おほほほほ。売り切れです。当日券が出るかも???)

去年Summerhallにて上演したPoliphonyを、資格試験でしんどい思いをしていたせいと、Stewart Leeのチケット合戦ですったもんだしてしまったせいで、発売時期を逃した結果、完全完売。どんなに頑張っても見ることができなかった屈辱から全身全霊をKitsonに向けて勝負したおかげで、今回発売日当日にとってやりました。
(*自慢ですが、NYだけでやったもの以外は全部見てたのです。だからPoliphonyを逃したのが耐えらんない。マジで。)

【お話は】
絶対にくわしく言わなーい!! 見た人だけの特権じゃ!! ほほほほほほほほっっっ!!!

でも(じまんしたいので)ちょっとだけ。一人ぼっちで本当の友達というものに憧れている男性が、SOHOにしているウエアハウスで仕事を終え、家に帰る、というところからスタートします。
もうドアから出ちゃったよ、ってところでオフィスの電話が鳴る。あ”〜〜〜もう、という気分もありつつの、何だろうと電話に出ると、電話の向こうも「ハローハロー?」「誰?ハローハロー?」「そちらはどなた?ハローハロー?」「何言ってんの、あんたから電話かけてきたんでしょ?ハローハロー、どなた?僕に何の用事?」「ハローハロー?いや、あなたに用事があって掛けたんじゃないんだ。」「じゃあ何なんだよ!」「いや、携帯をなくしちゃって自分の携帯番号に電話をかけてみたんだ。僕の携帯の拾い主が電話に出てくれたらなと思って」
「ってか、これ携帯番号じゃないでしょ?」
「は?」
「今かけてきてる電話、携帯番号じゃないでしょ?普通の電話でしょ」
「は?!」

ひょんなボッケボケの間違え電話から始まる、一人ぼっちの男性と電話の相手との対話を中心に展開します。ちなみに、Kitsonしか登場しません。電話の向こうの人は、出てこないです。

【大好き以上に言いたい感想】

Kitsonのお芝居はだいたい3パターンに分かれると思うんですけど、今回のMouseは他のファンの人も同意してくれてるように、Treeに近かったです。TreeとはTim Keyとの2人芝居で、おとぎ話に近い素敵なミステリーが続き、最後にドーーーーーンと明かされる。というか現実の境界線に引き戻される。それが結構非情な現実だったりする。Mouseはこの非情な現実をドーーーーンと持ってきた後の最後の最後に涙一粒くらいの希望(=おとぎ話のような素敵な奇跡の存在)が再び現れて終演しまして。思わずOMGとニンマリするというちょっとTreeとは別の効果を出していたかと思います。

それと、やっぱり一語一句全く言葉に無駄のないセリフ。心が揺さぶられ、ブルブル泣きたくなるような感動を与えるのに、なんと笑いの多いことか! Kitsonの笑いの密度の濃さと、この笑いが決して泣かせる要素に影響を与えるどころか、むしろ効果となってくる脚本を心底愛さずにはいられないです。

ギリギリまで変更が多かったようで、結構improvも多かった。照明を変えて、ナレーティブのシーンがインサートで何度か入るのですが、その時のWork in Progressな匂いが逆にライブ感が出て、オレは個人的に面白かったです。絶対にKitsonはたまを投げ続けるし、そのwork in progressな、 improv っぽいつなぎでも、その笑いのクオリティは世界ナンバー1級。むしろメリハリになりました。

実は別日にも予約していたのですが、(見れないといけないと思って複数購入していた)見る日が決定して声をかけたら、あっという間に売れてしまいましたよ。(汗)今更、後悔。キープしておいてもう一回行けばよかった…




2016年8月9日火曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016 超期待のお芝居Travesty By Liam Williams 観ました


ここ2年近くさんざん騒いでたリアム君がお初でお芝居書いたんですから、行かないわけにはいかないです。お気に入りの芸人さんが脚本書くっていう流れは、オレ様の超ストライクゾーンですので、今年のメインコースの一皿くらいな感じです。


https://www.assemblyfestival.com/event/290/

【とは言うものの…】

ブラーブがですね。

'Why have you Googled "average couple how often sex uk"?' Ben doesn't even like Anna that much; she doesn't take life seriously enough. And then a couple of years go by and he's in absolute floods and she just wishes things could be different. This is a play about gender, the ethical dimensions of modern love, and a mandatory sillier third theme to make the thing seem less serious, in this case lemon tart.

と、なんだか随分ストレートな恋愛劇っぽい。(ストレートなの、結構鬼門です)少なくてもBasdenさんよりはHim & HerみたいなStefan君のノリかな? Kitsonを期待するのは間違ってるけど、でもLadhoodで見せてくれた手合いの系は期待していいのかしら?

などといろいろ予想しながら、臨みましてん。

【ハコに入りましたらば】

ハコがですね、George Sq. の大学の講義室を使っていまして、いわゆる長テーブルと椅子が7-8列くらいかな。多分70人入れるくらいかな。小さなハコでした。教壇?がステージで、ダブルベッドがドーン。てなわけでついつい「やっぱりHim & Her = Stefan系か?」という期待を持ちつつの、上演スタート。

【いよいよ、肝心の感想ですが…】

良い作品だったと思います。ベンとアナによる密度高い対話形式の芝居。正統派の、Royal Courtとかでやりそうな感じの”劇”になってました。Royal Courtといったのは、ちょっとした演出が仕掛けてあったからです。このツイストのおかげで、この芝居の登場人物と二人の心情がマルチな立場で解釈できた。ここは面白かったな。評判も上々、かなり売り切れてる状況のようです。

【んで、ここから先は、オレの個人の感想なので、あてにしないでほしいのですが】

オレ、これ、客観的に見て4星だと思うけど、リアム君のコメディのファン、それからBBC4のラジオシリーズLadhoodが好きだったファンとしてだと、3つ星です。
びっくりするほど、リアム君スパイスの効いた要素がなかったです。スタンダップで見せていたリアム君の色がなかった。
笑いの要素だけじゃなくて、リアム君には独特のwording(言葉の選び方と並ばせ方)があるのですが、この芝居から「リアム節だ」と感じれた回数が少なかったんですよ。これは、役者さんたちが、きちんとリアム君の脚本を消化し、ベンとアナが発する生きた言葉としてdeliverしているからであるのと同時に、リアム君が今までのリアム君を抑制してる、今までのスキルを使っての色出さないようにしているせいじゃないかと思います。Ladhoodはリアム君のモノローグ入って展開するので、笑う/笑わない関係なく、wordingがLiam Williams色だったんですよ。4話目とかね、本当に色でてた。笑関係なくね。それがね、Travestyにはなかった。

それからですね、この作品は、決してハッピーエンドでもないし、希望がはっきり見える展開じゃないのですが、誰かを愛すること、そして、愛に対して希望を持ちたいor希望を探している人が描いている作品でした。つまり、そんなことに希望もクソも未練もない人には、ずいぶんとロマンティックな作品に写って見えました。そーよね、希望膨らむ28歳?29歳?だものね、と一回納得してみたものの、でもオレが今パッと思い出す、芸人さんが芝居の脚本ーーというパターンでお気に入りの人たち(例:Basdenさん、Stefan 君、Kitson)の過去作品考えると、年齢カンケーねーな、と。ということは、自分の色がある笑いを切り離す芝居作りを選んだリアム君に今後期待される芝居は、これからもこんな感じなのかしら。。。

コメディと完全に切り離したかった、というのはわかる。というか新しいキャリアを築きたかったそう。でも、笑は少なくて全然構わないのだけど、あのリアム君色は、切り離さずにいて欲しかったなぁ、という気分です。

しつこいようですが、チケットの売れ行きは上々、信頼の置けるソースがちゃんと高評価をしております。そして、たまたまオレがこの愛がテーマのロマンティック芝居が上手に楽しめないだけであることも、勘定に入れてください。以上です。

Edinburgh Fringe 2016 粋の良いガールズスケッチコメディでしたBirthday Girls観ました。


観に行った理由は超ミーハーです。



https://tickets.edfringe.com/whats-on/birthday-girls-sh-t-hot-party-legends

この左の子がBeattie Edmondson で、確かにJosh Widdicombe君(さん?)のシットコム「Josh」でフラットメイト役で登場しているというのもありますが、それよりも何よりも、コメディ界、泣く子もだまるAde EdmondsonとJennifer Saundersの娘さん、ええもうサラブレットだからです。

かっこいいのは、この親、一切娘の活動を手伝わない。娘も頑なに武器として使わない。メディアも絶対と言っていいほど、売りどころとしてこの点を強調しない。フリンジで自らチラシ配ってます、この3人娘。武器を使わず、きちんと下積み、やることをやる。素晴らしいご両親、素晴らしいお嬢様じゃないですか!! じーーーんとしちゃいまして。

どちらかというと、そういう舞台裏でのUK COMEDY界に対する心がまえに惚れてる感じです。スケッチに関しては、特に初日に行ってしまったせいか、やってるネタのわりには、はじけっぷりが足りなかったと言う印象。ネタの中には、力づくで(ごり押しで)笑に持ち込む、ご両親のお得意なタイプの笑があり、そこでもうちょっとガツンとやってほしかったです。回を追うごとに力が出てってるんだろうな。きっと今週半ば以降はすごいいい感じに調整されてる気がします。

ぜひ見に行っていただければ。

Edinburgh Fringe Festival 2016 実力派による意外な(笑)お父さんコメディです。Stuart Goldsmith観ました

Free Fringeです。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/stuart-goldsmith-compared-to-what

数年前にやったバイセクシャルとして過ごした実験とも言える冒険をもとにした1時間が非常に評価高かったんですね。その後、スタンダップをやりながら、同時にComedian's Comedianというコメディアンである彼が憧れの芸人さんや興味のある芸人さんに、笑いについてかなり突っ込んで対談するポッドキャストシリーズを始め、それがかなり当たって、コメディ好きの間ではよく知られています。
日曜日に見に行ったせいか、フリーフリンジの客席満員。体育すわりの人もいっぱいました。みんな何がいいか、知ってるよね。(笑)

そんなわけで、ゴールドスミスさんが「女性」と「結婚」して「息子」の「パパ」っていうのが、意外=笑いに。時代はそういう時代です。
今回は、その「女性」と「結婚」して「パパ」になったゴールドスミスさんのお話でした。

(Stuart Goldsmith さんは、昔書いたことあったっけ? あれ? 記憶がなきにしもあらず。)

「うちの子」と「父さんつらいよ」系は、マイケル・マッキンタイヤなので、ゴールドスミスさん系のお客さん層相手(ライブコメディ好きのオタク)には、基本的には危険な賭けです。芸人さんのスキルが試される。
その意味で、ゴールドスミスさんのチャレンジ(腕試し的?)とその技量をしっかり楽しませていただいた60分でした。この客層相手に「女性」と「結婚」して「息子」の「パパ」になって、「父さんは辛いよ」を60分ってすごいですよ。

ゴールドスミスさんは、スタンダップ業をやり始める前にストリートパフォーマーをかなり長いことやっていた芸人さんなので、こういうFree Fringeという場所での場の盛り上げ方がハンパないくらい他の芸人さんとレベルが違いました。特に最後の彼の「お金をバケツに入れて帰ってね」の時のスキルがすごかった! 会場爆笑&盛り上がったけど、それをきちんと反映するお金はバケツに早々入らないのですが、ゴールドスミスさんのバケツは10ポンド札で溢れかえってた。そういえば、去年Mike Wozniakさんが「スチュワート・ゴールドスミスのフリーフリンジでのお金の徴収?技法には負ける」というようなことを最後の自分が「お金をバケツに入れて帰ってね」を言う時に、言ってたな。

ゴールドスミスさんセミナー開けばいいのに。あの技術は他の芸人さんも取得すべきだよ。


2016年8月6日土曜日

Edinburgh Fringe 2016 時代は新しい”コレ”を待っていた。なんかもーすごかったJonathan Pie観ました

Jonathan Pie、見ました。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/jonathan-pie-live

いや、BBCのPolitical Correspondentです。よくウエストミンスターとかで中継しているあのレポーターです。よく見るでしょ? あれ、あれ、あのJonathan Pieです。
それはわかってるんです。もともとは、旧友(→オタクです)に教えてもらって知ッタンですが。
(YOU TUBE 貼り付けるよ。)










問題はこの中の人です。
(ええ、超キャラクターコメディなんですよ)


誰? Tom Walker さんって、誰?なんです。

もう一つ言うと、このJonathan Pieの中には、もう一人Andrew Doyleさんという芸人さんが入ってます(Tom Walkerさんと共同制作なんです。。Andrew Doyleさんは、ちょっとは出てくる。Chortleとか見てるとかなり出てくる。でもこの事実も実はさっき知ったばっかり。(Jonathan Pieが終わったら、チラシ配ってた。)

んで、Tom Walker さんって誰ですか? なんです。


Jonathan Pieはね、これ、Dramaスクールとかでしっかりやった人の創造物だと睨んでます。息もつかずに(政治の言いたい放題を)ものすごい声を張り上げてたり怒鳴ったりし続ける1時間なのに、客は聴いていてまッッッッッッッッッッッッたく!! 疲れない。呼吸と発声が劇団上がりのプロ様なんだと思うんです(やだーRADAだったらどうしよう!)
んで、どーでもいいんですが、肝心の。→Twitterとかで見るPieの中のTom Walkerさんが、かっこええです。

Jonathan Pieをナマで見て、ついに新しいAlan PartridgeとThe Day Todayが出てきた、って思いました。Alanがサザエさんキャラではなく、時を経ると共にきちんと年を取るキャラであること、The Day Todayチーム(Iannuci先生一派とChris Morris先生ね)がいつも現役で最前戦を切り倒して行ってるため、今まであんまり必要としていなかったし、気にしてなかったんだけど、実は、Alan Partridgeクオリティとスタイルの新しいものって出てきてなかった???んではないかと。
んで、過去が完璧すぎて、過去がきちんと現在も生きていて、必要としていなかったけど、実はそろそろ、生まれるべきなんじゃね?
いつまでもAlan に頼ってばかりはいられないじゃね?

とても、良い意味で、Jonathan Pieを見た時、ライブ中継をやったAlan PartridgeやBrass EyesのChris Morrisの残像が浮かびました。どうなんだろう。ご本人たちは意識しているのだろうか。どちらにしても、この意味でJonathan Pieって奇跡の誕生じゃないかと思います。ライブに行けるのなら、ぜひ見に行ってください。すごいものを目撃する結果になるかも?しれません。

もうちょっと知りたいけどなー、この制作秘話。(====>Tom Walkerさん情報露出お願いします)

2016年8月5日金曜日

Edinburgh Fringe 2016 公共の放送では聞けないハイクオリティの笑いです。Larry Dean君は絶対にオススメです!


ついにプレビュー初日が幕開け。お祭りという名の戦争が始まりました、Edinburgh Festial Fringe 2016。お安いうちに、見たいものを見ちゃいましょう、と、ナマで見たことない芸人さんを見まくることに。最初に見たのは

じゃーーーん。


Larry Dean君です。
https://tickets.edfringe.com/whats-on/larry-dean-farcissist

全然冒険してないじゃんよ、ってツッコミが入りそうですが(汗)。ええ、確かに、グラスゴーの男の子という時点で、人前で面白い話をする習慣が身についていることが保証されています。グラスゴーの人たちって、魅力的に、ドン引きにならないように、真面目なことを茶化すトレーニングを暇さえあれば、小さい時からしてきている人たちなんです。

ラリー君の家族の話(お母さんのお話、亡くなったおばあちゃんのお話)ラリー君のボーイフレンド(たち)のお話(赤裸々白書です。16〜8禁要素いっぱいあると思うので、間違っても16歳以下のお子さんを連れて行くのをお控えください)それから、やっちゃいけないことをやっちゃった過去の話などなど。豊富な素材を無駄にすることなく、旨味を生かして料理している職人さんだと思います。ぜんぜん、飽きないですね。ライブならではのきわどいネタもガンガンやるので、ナマを求めてお金を払ってライブに行く価値がある。

ちなみに、グラスゴーですが、アクセント全然きつくないので、大丈夫です。気にしないで見に行ってください。

Edinburgh Fringe 2016 今までのショーがずっと”コレ”だったら、オタク人生を生涯後悔するかもしれない…くらい天才すぎ。James Acasterさん観ました


Pleasance Oneって結構でかい集客数なんですよ(320席)3週間、毎日毎日320人パンパンにするって至難の技すぎるんです。。。そんなオハコがAcaster君(さん?)のオハコ。で、プレビューとはいえ、超パンパン。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/james-acaster-reset

フリンジの設けているフリンジのコメディ大賞にノミネート最多数記録を持ってるんじゃないかしら??? というくらいノミネートされては受賞されない。もはやネタ。そして、そんな彼の今回のタイトルはReset。まずは、このResetというタイトル名をつけたエイカスター君(さん?)の才能に惚れ込みました。

エイカスター君(さん?)の何が好きって、彼の作り出す究極の隠喩コメディであり、現実とフィクションの狭間を彷徨った一種独特の世界であったわけなのです。今回もはちみつの話、ティーバッグの話、ケニアに移住の話などなど、YOUTUBEでキャッチできる彼らしいナンセンスなお話の数々。ところがですね、奥さん、今回初めて60分という尺で見て、各ネタがこれほどまでに、エイカスター君個人のレベル、一般のお客さんという大衆レベル、そして英国というマクロな国レベルでも話が通るレイヤーケーキになっておったのを知りました。全く知りませんでした。そして各レイヤーで別々に解釈できるネタがResetというキーワードで集約されているのです。
本当に感動して、泣くかと思いました。誰ですか、この天才は(→James Acaster君(さん?)です)毎年毎年彼はこんなすごい60分を見せてくれてたんですか。オレは、今までなぜエイカスター君(さん?)を見に行かなかったのでしょう。気になっていたくせに。気になっていたくせに!

スキルもですね、オルタナコメディ好きの心をくすぐる技をたくさん使っていてですね、例えば、根拠不明なことを不必要なまでにリピートすることで生み出す笑い。(あんまり書いちゃいけないのかも知れないけど)これわかりやすいところでS.Leeの専売特許技の一つなんですが、S.Leeの場合は半端ない引っ張りで、笑いに新境界線を作る、みたいなところがあると思うんです。嫌悪感との間ということもしばしば(それがスタイルでもあるんですが)。見づらいっちゃ見づらい。でも、エイカスター君は、グルービーです。もしかしてかつて彼が音楽活動していたせいかな? 言葉は音であるという角度からこの技を使っているので、負担にならない。いや、オレ、ケトル・ジョーク、グルーヴィーだったと思う。

前も書いたと思うのですが、自分の中で、5つ星だ!と思う時の決定的要素って、もう一回見に行きたいかどうか、なんですね。んで、いきなり出ちゃったんですけど、このReset、もう一回見に行きたいって思ってます。本当に行けるかどうかわからないけど、もう一回行きたい。本当にそれくらい惚れ込みました。もし毎年このスタイルのこのクオリティだったら、思わないかもしれないけど、今年お初エイカスター君だからかもしれないけど、もう一回きちんとお金を払ってでも行きたいです。




2016年7月30日土曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016: Free Fringe Show check list


Free Fringe Showsのチェックリストなんて今まで始まってからしかやらなかったのすが、ついに始まる前にある程度目星をつけるほどまで、オレさまも成長しました。

みたい演目は19か20くらいあります。
はいどうぞ。

Free Fringeのサイトは現在2か所 イベント屋が違って喧嘩してるので、演目かぶってないので、両方みてください。
(ちなみに両方ともめっちゃくちゃ見づらいです)
http://www.freefestival.co.uk/
http://freefringe.org.uk/

しつこいようですが、最低でも上記の人たちは5ポンド以上価値の値するクオリティの人たちばかりなので、よろしくお願いします。(入るのは無料だけど、楽しんだらそれなりの対価を払ってこそ成り立ちます)

【追記】「どれくらい前に並んだらいいのか」というご質問を受けました。こればっかりは通常がない世界です。なぜならハコのキャパシティと口コミとレビューと前年までの話題性によって全然変わっちゃうから。
30分前に行っても、1時間前に行っても、1時間半前に行っても入れないこともあれば、始まってるのに入れることもある! なので、評判とか情報をアップデートさせながら、上手にバランスをとっていただければと思います。みた演目に関しては、ドンつか状況をアップデートさせていきますので、参考にしていただければと思います。

**左上の別枠はちなみにFree Fringeじゃなくて、Prepaidでみたいなと思っているオレの別メモです。Birthday GirlsとLarry君は見れそうなPreviewお値段なので、行くと思います。(Fernちゃんはすごく行きたいのだけど奮発値段なので、悩んでます)

ではいらっしゃる方、だいたい徘徊していると思うので、お気軽にお声をおかけください。

2016年6月27日月曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016 エディンバラ・フェスティバル・フリンジのチェックリスト

気がつけばもうすぐ7月です。

2015年の感想はこちら

2014年の感想はこちら

2013年の感想はこちら

れ以前のは、昔のブログにとっちらかしてます。

①今年すでにチケットをとっているものは1本。

Daniel Kitson Mouse  
http://www.traverse.co.uk/whats-on/event-detail/901/daniel-kitson-mouse---the-persistence-of-an-unlikely-thought.aspx

多分一度も書いたことないけど、自分のなかでは今年のようなあまり行きたいモードになっていない状況においてもマストです。ただし!チケットをとるのが非常に大変なので、毎回が戦争です。Stewart Leeのレベルをゆうに超えます。今なら結構な日程分まだ買えそう。Kitsonは芝居(モノローグが多い)とスタンダップと2種類ありますが、オレ的は芝居が断然マストです。

Kitsonの芝居がどれだけ最高かは、ぜひ体験してわかってください。言葉の選び方が本当に素晴らしいのですがそれにも増して、そして自分の気持ちの中で一番ひっそり生息している部分がプルプルしてうるうるする、そんな最高な芝居なのです。

②絶対に行こうと思っているFree Fringeからのものは2本。

じつはきちんと調べてないのですが、多分今年もRichard Gaddさんがやらかしてくれる期待を持っていて(実はピンをみたこともないし)Free Fringeじゃないかと思っていて、それを見ようと思っています。今みたらFree Fringeだった。んで、ツイッターめっちゃ面白うなってた。使い方変わったのでフォローしようかなぁ。

もう一本は、Brendon Burns師匠のポッドキャスト。去年3回観に行って、すっかり憶えられたので、いい気になって今年も通おうと思いました。

③いつものお気に入りの人々はお金と時間に余裕があったら行きたいです。

その他、オレのお気に入りの芸人さん(Stewart LeeとかTony さんとかMichael Leggeさんとかその辺)はお金と時間に余裕があったらいこうと思います。あと今年はMarcel Lucontが来てくれるので行きたいな。

あとAndy Zaltzmanさんを観ることになりました。なぜといえば、EU離脱を受けてポリティカルジョークが吹きあれるに決まっているなか、お金を払って聞き飽きたよ感がなくちゃんとお金を払った価値があるのはココかStewart Leeだろう、だからです。

④お初でトライしたい芸人さん

Kick Starterにお金を投入するくらい、肩持ってるくせに、今まで一回も観に行ったことがなかったのが、じつはJames Acaster君なのです。彼、かなり自分のストライクゾーンのジョークスタイルなのです。毎年毎年ノミネートされるのに、絶対賞をとらず、翌年再びきちんとフルできちゃうこと自体も含め、すごく笑っていたのですが、いい加減、そろそろいつまでフリンジでやるのかわからないなーと思ったので、行きたいと思います。

あと、Aberdeen Univ.でてて、TEDトークがよかったので、気になってるJames Veitch君(普段NYとの二重生活らしいので、こっちであんまりみれないと思って)
https://www.pleasance.co.uk/event/james-veitch-game-face#overview

Larry Dean君も観たい。それでKevin Bridgesみたいになったときに、Kevin Bridgesのときみたいに「オレまだ彼が30人くらいのハコでやってたときに観てる!」っていいたい。

⑤その他
あとは、Liam Williams君がついにお芝居をAssemblyでやるのです。バスデンさんとかステファン君のルートを思い起こさせるキャリアルートなので、わくわくしてます。バスデンさんが誰もが認める天才だったのか、状況が刻々とひどくなってくるのか???(たぶん両方)クラウド・ファンディングしてます。いまはんぶんちょっと募ったかなぁ。いけそうだと思うんだけど。。。

投資してください。

https://www.fringefunder.com/campaign/68/travesty-by-liam-williams

(っても見れないものに投資はしたくないわなー(汗) → オレが、もし見れない立場だったら十中八九思うので、強く言えない。しかも、投資するなら観てからじゃねーか、とも思う。なので、太字も大文字も使いません 汗)。

しかし。

見る人はこれに加えて、チケット代も払うわけですよ。見に行く人(え、オレ?)はこれで、タダにしてくれるとかあればいいのに。良かったらちゃんと投資するからさ。
または、現場に行けない人も見れる状態にしたほうがいいんでないかと思うんだけどなー。それともこれがアーティストとスポンサー/バイヤーの現状なのかしら。

ブツブツ考えちゃいました。




2016年6月26日日曜日

【番外編】The Stone Roses ★Eitad Stadium★Manchester★June 17th 2016体験記です

どうもこんにちは。信仰はThe Stone Rosesの稲村です。

*3年前のグラスゴー・グリーン体験記はこちら*


【ここ半年くらいの話】
*ここ半年前くらいまでの話はぜひ以下の画像をクリックください


リサラクションはしたものの、そして新曲を作るレコード会社契約もしたものの、いつになっても出てこず、出てこないまま今年6月以降のライブ活動&チケットセールスをはじめた、という経緯から、
「いつになったら新曲だすんだよ」
「新曲もまともに作れないくせにでてくんなよ、オマエら終ってんだから、出てくるんな」
「また新曲なしでヒートンパークと同じことすんのかよ。」
「音痴がそもそもでてくんな」
 などなど、無駄に無意味に根拠無しにこき下ろすアンチが信仰者と同じくらいのパーセンテージを占めるのが実状じゃないかと思います。Roses信仰とは、言いたいヤツには勝手に言わしておけ、を信条とするのですが、実際新曲がいつまでたってもでないと、人間なので、信じ続ける心も弱くなるときがあります。そして一番弱くなっているときに、いきなり新曲「All for One」が発表。好きなんだけど、ローゼズの次なる軌跡としてこれで100パーセント満足なのか、それとも現実に妥協しようとしているのか、自分でも判断がつかず、心が上手に強くなれないわけです。

ところが、つい先日、突然の「今晩0時に新曲流すよ」発表から、実際に発表された「Beautiful Thing」が個人的に21世紀のFools Gold的位置へ行けるんじゃないかくらいの、ローゼズ史としてもきちんと前に進んだ感動グルーヴ曲だったことから、一気に強気になりまして。即効で5000枚限定のVinylを予約し、「ローゼズファンだけど、何か文句ある?」と超アンチに囲まれても、タイマンはれるくらい強くなっちゃいます。そんななかで向かったThe Stone Rosesのホーム・カミングはマンチェスターのEtihad Stadium第2日目に行きました。ホントは3日間連続で行きたかったけど、娘もいるのでしょうがありません。

【出発前日にある最大の危機】
人生、コミットメントがあるということは生き甲斐90%、不自由10%。この10%が瞬間にMAXパワーでのしかかってきました。娘が流行の風邪にまんまとうつりやがり、出発1日半前に「このまま学校へ行くと熱がでる」と宣告しやがったんです。半泣きで学校を休めと命令するも「期末試験だから学校休めねえから」とぬかしやがって、学校にいきやがりまして。しょうがをつけたミツカン酢をがぶ飲みさせ、翌日知らん顔で学校に預け、つかまる前に一目散でリュックしょって駅に逃げ去りました。

【エディンバラ発マンチェスター行き 電車の中から聖地巡礼の旅がすでにスタート】
 やっぱり50%くらいは国民的イベントだという証拠なのか、我々の乗車した電車の車両がタマタマ、だったのかは???です。が、とくに「ストーン・ローゼズ号」と銘打った特別便でもなんでもなかったのに、エディンバラ、ウエーバリー駅、マンチェスター行きのホームにて待つ人々はすでにおなじみの格好をしており、1/3くらいはレニ・ハット系の帽子を被っており。乗車したとたんに、ダースみたいな雰囲気のお兄ちゃん(なぜかアクセントはマンチェリアン)が携帯ステレオをテーブルに出して、90sのブリブリブリット・ポップ・インベージョンな曲をガンガンかけはじめます。周囲は迷惑どころか「きがきくじゃーん」な状態だったんですが、ほどなく車両員さんにバレまして、「音楽できくなら、イヤホンで」とかなりビシっと注意されてしまいます。音量を控えめに車両員さんの抜き打ち検査を気にしつつプレイ…と自粛していたんですが、シャッフルがInspiral Carpetsの「Is this How It Feels」を選んだあとに「Elephant Stone」を選択してしまったとたんに、車内(の空気)が爆発。とまらない大合唱大会がスイッチオンしてしまいました。ステレオの持ち主の兄ちゃんのほうが焦っちゃって「ちょっと、みんなボリュームさげて!」と(ホントにダースみたいだ)仕切りにはいるんですが、その横で、兄ちゃんの彼女が反復横跳びで車内の端から端まで飛び騒ぎ、列車が出発したときからすでにビールの缶をプシュっと、ヴォッカの瓶のフタをクリクリっと、やっちゃってる人たちばっかりなので、もはややめられないとまらない。ついに車内放送で「音楽をきくならイヤホンで! 聞きたくない人だっていて迷惑になります!」と注意が入るほどになりますが、とにかく空気が「だからなに?」状態なもので、うたううたう。
 直通便ではないので、ロカビーとかカーライルとか、プレストンとか、結構色々な駅で停車するんです。でも乗車して来る人たちも目的が同じ人がほとんど。いとも自然に乗車した瞬間お酒と音楽の歓待を受け、肩組みとかされちゃって、そのまま合唱隊にジョインです。ウォッカラッパ飲みの人もちらほら。いよいよ車両員さんが本気で怒っちゃって全員に向かって「ホントにやめないと、とりあげます!」(そりゃそーだ 汗)
しかし、ですよ。その一言をきいたら、誰かが
Down Down, you bring me down...」とうたい始めたんです。

すぐさま、車内中みんな微笑みあいながら、

I hear you knocking down my door when I can't sleep at night.
Your face it has no place. 
No room for you inside my house I need to be alone.
Don't waste your time I don't need anything from you.
I don't care where you live or what you plan to do.

をアカペラ合唱。

はい、ルール違反をしているのは、車両内のお客さん全員なんです。でもお客さん全員が同じルール違反をした場合ってそれってルール違反になるのかしら、それって特別ルールになっても大丈夫なんじゃない? 例外ってあってもいいんじゃない? って感じかと。

【ライブの感想】

用があってジョン・ロブ師匠のこのライブのレビューを抜粋訳していたのですが、まさに上記の流れは師匠のいうとおりライブ体験だったと思います


個人の感想ですが、 個人のFacebookで公開しています。(→ 多分観れると思います)

【いわゆる”出川マジック”って一番のコミュニケーションだと思うんです】

このブログで何度か稲村家では毎週一部のコーナーを除いて、「世界の果てまでイッテQ」を楽しんでいると書いてきましたが、そのなかで出川さんが言語を超えてココロでコミュニケーションをとるコーナーは大好きです。そして楽しみながらも、コミュニケーションの信条として非常に大切だよな、と再確認しています。(実際あそこまでやるかは別にして 汗)
 どれだけそのココロが強いか、ココロが届けられるかって言語の問題じゃない、とホントに思ってます。ザ・ストーン・ローゼズへの思いがエネルギーとなって身体から発せられるときに、きちんと狙いを定めてズドンと飛ばせば、必ず届く。そしてイアンは、そのココロが聞こえるsenseを持つ神だと思います。ローゼズのライブは、6万人規模のスタジアムだろうと、オープンフィールドの巨大パークだろうと、ファンとアーティストのダイレクトなコミュニケーション体験ができ、垣根を越えて交われるライブです。(ただし、フェンス1番前を陣取るために、前日から水分をMAX300ml以上とらないとかそいういう努力は惜しみなくやってます)











2016年6月9日木曜日

待ちに待った。期待高すぎた。しかしその期待に応えてくれた。さすがStefan Golazewski君(もはや”さん”)作Mumについて (注:有名な役者さんたち出てます)

はい。

オレとStefan Golazewski君(さん)といえば、もともとCowardsでさんざん騒いだのち、フリンジの注目ショーの演出やってて騒ぎ、期待に胸膨らませて視聴したHim & Herですっかりハマり、舞台劇「Sex with a Stranger」を観れず地団駄踏みつつスクリプトだけ購入し、その後Him & Herだけを心のたよりに生きて来た、そんな感じです。

そんななかでの、待望すぎるMumです。



http://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b07dx786/mum-4-august

(そういえば、Stefan君もアウトプット率少ないんだな。でもバンドやってるからな)

(こういう才能のある人々は、事務所が投資的に才能を”買う”らしいので、きっとStefan君も事務所にいい値で買われて、実プロダクティブ性が低くても、毎日300ポンドくらいもらってるんだろうな、と想像している)

お話は、ダンナさんが先に逝ってしまったキャシー(59歳)を中心に、大切な人を失った人が自分を再編成していく様を月めくりカレンダー的に綴る(一応)シットコムです。1人息子と息子のガールフレンド、一応健在な両親、弟とその彼女、そしてダンナさんとも共通の旧友マイケル、がいつも入れ替わり立ち替わりで登場し、極めてsubtleな物語が展開していきます。
というわけで、(ファンは好きよ、な)Stefan君の色がでまくった作品です。とくにHim & Herを超えた”居心地の悪さ””ぎくしゃく感”を極めてsubtleな笑いとして生産するスクリプト自体は、ステファン君毒が強いかもしれない。HIm and Herでダメだった人は、ここが結構視聴有無の肝になってくるんじゃないかと思います。

ただ、コレがステファン君の色よ、というファンは、かなり少なくとも2つの視点でかなり冒険してした上での成功と見なせる出来映えなので、ああすげえな、やっぱり才能ってこういうこというんだな、ってグイグイ引き込まれていっています。

その2つの視点のうちの1つは、前述の”居心地の悪さ””ぎくしゃく感”を極めてsubtleな笑いとして生産していること。そしてもう一つは、同時にアラウンドシックスティをめぐるピュアでキラキラしたラブストーリー的なソウルロマンスを見事に描いてしまっていることです。すげえですわよ。

強い毒とピュアな宝石が共存し融合しあうんです。ステファン君の才能もあるけど、キャシー役のレスリー・マンヴィルさんとマイケル役のピーター・ミュランの力がすごく大きい。Him & HerのときのKerry Howard姉さんとラッセル・トーヴィ君の力がでかかったのに輪をかけて、感じました。ベテラン役者さんが、スクリプトを好きになり、ワビサビまですべてを画面に出してくれるからこその、傑作。制作と役者が共存し融合して生み出す感動です。

そして稲村個人的には、コレみて、「ああ、リッキー・ジャーヴェイスがコレみたら、相当悔しい思いをするんだろうな。”オレはThe Office, The Extrasの延長線上に、コレをやったつもりなのに。オレがやりたかったのはコレだのに。”と思ってるんじゃないだろうか」と思いました*。しょうがないですね。残念。しょうがない。

*elaborate せずにこのまま終ります。お休みなさい〜。



2016年4月30日土曜日

2016年3−4月に観たUKで観れるTVコメディの感想です②Plebs とかFlat TVとかGlitchyとかでも主にバスデン情報


こんばんは。
バスデンさんの情報アップデートの時間がやってまいりました。
1月にE4でForeign Bodiesというシットコムの制作決定をキメたバスデンさんですが、
その後、

① Fresh Meat 最終シリーズ第2話を担当
(注:この第2話でオレのFresh Meatは終了しました)
ここでFresh Meat 第3シリーズ第3話の共同執筆だけでなく(→ここでガッカリしてチェックを怠った)、第3話を単独執筆していたことを知りました)

② Rev.の作家さんが書いた19世紀の英国(ロンドン)お医者さん3人を巡るシットコムが正式に制作決定。バスデンさんは、麻酔のない時代のお医者さんで患者の治療のトラウマになってる医者みたいな、臨場感溢れる主役の1人になります。ちなみに他の2人はマシュー・ベイントンさんとローリー・キニーアさん。なので、かなり別の分野の日本人の方々が盛り上げてくれるんじゃないかと思います。オレはここで、バスデンさんがかすまないように、叫び続けたいと思っています。
あ、タイトルはQuacksです。James Young Simpsonネタやんないかなーと期待してます。あとJoseph Listerネタもないかなーと期待してます。あと、epsode3あたりでバスデンさん書いてんじゃないの?って推測してます。多分そこが一番ウキウキしているところです。

③ Plebs Series 3がいよいよ放送スタート (Plebs に関しては別にタグ作ってるんで、ご興味ありましたらそちらをクリックください。)

S3になり、1話目はバスデンさんの心境とちょっと被る気がして非常に楽しめたのですが、その後のエピソードに関しましては、オレ様も成長しまして。このシットコムはバスデンさんが書いているからというのが最大のニンジンなのですが、一番楽しむには、そのバスデンさんが書いているということをきっかり忘れることにあると悟りました。実際まるでソツがないですし、それぞれのキャラがきちんと成長して、固まってきていますし、どちらかというと、過剰期待する(しかも何を期待するのかもよくわからず)オレが悪いんじゃないかと思うのです。
相変わらず、Tom Rosenthal君は激かわだし、グローミオ役のライアン君は今や、このシットコムを牛耳るんじゃないかっていうくらいな個性を発揮してますし、バスデンさんの姿もちらほら観れますし。

そういえば、このライアン・サムソン君がITV 2? ITV 3?でやってた深夜のスケッチショーが非常に芸達者だったので、ご紹介します。全部観れてないんだけど、ロシアのマダムキャラってのがすごかったな…。すごい役者さんだと思う。
(そっちかよ)



それと、かわいこちゃんのTom Rosenthal 君が元フラットメイトのNaz君と一緒に作ったFlat TVが昨年シリーズ化決定となりまして、夏〜秋に撮影されてたのですが、ついにこの春公開になりまして。(注:BBC3がBBCiilになったので、もうTV放送はやっておらないですね)


http://www.bbc.co.uk/programmes/p03m5b2j

パイロットでうーんと眉毛をひそめていた懸念事項が解消されて、すっきりした絵柄と構成になってましたね。ナズ君のナチュラル・ヘンなキャラがもっとちゃんと活かされておる一方、完全にトム君は自分がどうするとキュートかをわかっており、そのキュートさを逆手にとって利用してやる、的な試みがコスチュームに表れており、その意味で非常に楽しめました。だって、Wanzieとか着ちゃってるんですよ。確信犯に違いありません!!!


④..話が脱線しましたが、じつはこの他にですね。バッスデンさんは
David Brent映画(The OfficeのDavid Brentです)でマネージャー役かなんかで出るそうなんですよ(そこそこ出番が多そうなんですけど…汗)

オレ、この映画スルーするか、観るならすごいかっこいい理由でもって観ようと思ってたんです。それが観ようかなっていう一番の理由がバスデンさんっていうのは、ちょっと恥ずかしすぎるなーと思っています。

トレーラーをはっつけときます。



(いつものとおり、トレイラーなんかにゃ、まったく出て来てないけど)



2016年3−4月に観たUKで観れるTVコメディの感想です① BBC の Comedy Vehicle Series 4

スコットランドのジェダイになるための地獄の特訓のせいで、ほとんど観れていませんが、いくつかご紹介します。

Stewart Lee's Comedy Vehicle Series 4



http://www.bbc.co.uk/programmes/b0112b65

(Stewart Lee御大については さんざん書き散らしているので、今さら紹介せんでもよいかと思っています。ご興味ありましたら、ラベルをクリックしてください。)

今シリーズは、今まで水面下に潜んでいた「Stewart Leeの規則的かつ典型的パターン」をくっきり見せ、オルタナがメインストリームへととってかわる「転換」シリーズでした。もしくは、観客をそこまで育てたことが見えるシリーズでした。しかし、これはある意味、S.Leeの危機です。メインストリーム=手詰まりになるやも、だからです。そしてまさに、その対策案かのように、クリス・モリスせんせいとの対談インタビュー(インサート)にて、容赦のない激辛スパイスを投入し、オルタナであり続ける基盤を仕込んでいました。本来ならでは、なComedy Vehicleの醍醐味を生み出していたのはクリス・モリスせんせいじゃないかと思います。
もう一つは、Stewart Leeとは少なからずも“パーソナリティ”であることをかなりカミングアウトしている点ですかね。一見一種独特なスタンダップに見えながらも、じつはスタンダップというフォーマットを模したシアター・プレイだときちんと見せていたと思います。それは、Stewart Leeのスタイルが変化したのではなく、我々観る側がStewart Leeの見方を学んできた結果といわれればそうともいえます。すくなとも6−7年前には、ステージ上のハプニング的言動を、リアルにハプニングと信じていましたから。
こうした客の成長と変化に対して、ご本人は意外と流動的なんですよね。色々、タブロイドが喜びそうなことをウダウダ言ってるポッドキャストがここにあるので、(Brendon Burns師匠のポッドキャストですよ!)ぜひきいてください。


2016年2月21日日曜日

祝!セス・ローゲン&アンソニー・マッキー・JGレヴィット他「The Night Before」が邦題『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』となって2016年2月27日全国公開するそうです。

祝!セス・ローゲン&アンソニー・マッキー・JGレヴィット他「The Night Before」が邦題『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』となって2016年2月27日に日本公開するそうです。


(と、アクセス解析で知りました… 汗)

簡単なあらすじや解説、感想等は、前にアップしてます以下のリンクをご覧下さい

http://www.gojohnnygogogo2.com/2015/12/jgthe-night-before.html


2016年2月13日土曜日

毎年恒例(?) Chortle.co.ukのコメディ・アワードのノミネートが発表になりました。

Chorle.co.ukの毎年恒例の催し物。もはや、唯一信頼性と納得度の高い英メジャー系のコメディ・アワード、といっていいくらいの立ち位置でございます…



2015年についてはこちら
(なぜかよくわからないけど、2014年が見つからない)
2013年についてはこちら
2012年についてはこちら
2011年についてはこちら

2016年のノミネート状況は以下のとおりです。(弊社日本語の感想は、この大半を2015年のフリンジ感想枠にて網羅しておりますので、ご興味がありましたらどうぞご覧になってください)

Best newcomer


Daisy Earl

Jordan Brookes
Kae Kurd
Lolly Adefope
Michael Stranney aka Daniel Duffy
*スコットランドの芸人さんって、もともと標準レベルが高いので、Daisy Earlさんも新人枠ですが、あんまり新人っぽい感じじゃない…(笑 というのがThe Stand Comedy Clubで観たときの記憶を辿った感想です。Jordan Brookesさんは北イングランド出身、Kae Kurdさんは観たことないけど、気になります。(マネージメントついてる…)Lollyちゃんは、ここ1年半くらいでめきめき注目。(あ、Top Copperに出てましたよ)キャラクターコメディのMichael Stranneyさんは(すみません)知らないけど多分BBCのNew Radio Comedy Awardにもノミネートされてた音源がまだ転がっているのではないかと思います。

Breakthrough act

いやいや、もう個人的にはダントツでモーパーゴさんなんですが、フィジカルコメディってなかなか注目されずらい国だから、Spencer Jonesさんとかにスポットライトが当たるのかしら。

Club comic

Richard Herringが新しい顔が沢山見えるってさわやかでポジティブなコメントしてましたけど、その意味でこのクラブコミックのノミネートはある意味秀逸だと思います。個人的に注目のPierre君がはいってる(→マンチェスター人の南アフリカ出身だったかマンチェスター出身の南アフリカ人だったかどっちか)。Adam Hessさんはエディンバラのアワードでもノミネートされてました安定の(Rhys James君と同居している)Adam Hessさんです。(あれ?とったんだっけ?)Felicityさんはオーストラリアでは既に賞をとっちゃってる実力派というイメージです。Zoeさんも安定のZoeさんです。
Best compere
David Morgan
Jarred Christmas
Kiri Pritchard-McLean
Laura Lexx

去年も同じことを言ったのですが、何しろあまりコンペアのでるタイプのものでロンドンで観るのが非常に限られてしまっているので、ここについてはChristmasさんしか観客経験がないので、希望を語ってはいけないと思い自粛します。
Music and variety award
Comedians’ Cinema Club
Pippa Evans
Spencer Jones
Weirdos
感想は割愛(よくわからないことには口出ししませんすみません) 

Character, improv or sketch act

Daphne
Lolly Adefope
Massive Dad
The Showstoppers!
Massive Dad(3人組みの女の子のスケッチグループです)とLazy Susan はとっても注目です。Daphneは来年はもう少し遅い時期に観ることにしようと、名前を観るたびに後悔しています…はい。

Best show

James Acaster: Represent
Joe Lycett: That’s The Way A-ha, A-ha, Joe Lycett
Joseph Morpurgo: Soothing Sounds for Baby
Mark Steel: Who Do I Think I Am?
Tom Parry: Yellow T-Shirt
フリンジのアワードの新人枠でTom Parryさんノミネート入ってて、なんじゃそりゃ!って激しく突っ込んだところが、すっきり解消された(?)納得のノミネート陣ですね。

Best tour

Bill Bailey: Limboland
Dara O Briain: Crowd Tickler
Katherine Ryan: Kathbum
Kevin Bridges: A Whole Different Story 
…超メイン大物のツアーはあんまりおえていないのですが、そういう枠にもかかわらず(超大物メジャー)奇をてらうことをしているわけでなく、でも素晴らしい選択で、すげえなChortleって思っちゃうわけです。

TV award

Catastrophe
Inside No 9
Peter Kay’s Car Share
Sky Arts’ Christmas comedy shorts
やっぱりこのなかだとどうしてもInside No.9を応援してしまいます…ホントにあのS2のインパクトはすごかった…

Radio award

Just A Minute
News Quiz
Mark Steel’s In Town
Simon Evans Goes To Market
ここね、ここ。ここが、ゴリゴリ(通感だしまくったかんじ)しちゃってるので、納得なんだけど、新しい顔ぶれがちょっとは欲しいよね、っていうところだと思います。

Internet award

The Beef and Dairy Network podcast
No Such Thing As A Fish podcast
The Parapod with Ray Peacock and Barry Dodds
Turtle Canyon Comedy
あのですね、最近、インターネット放送の映像作品がどんどん放出され、それがきちんと注目される時代になり、ネット技術、編集技術やカメラ技術が進化し、ネットにアップする程度の画像クオリティと重さなら、別にハードディスクとモニター何台も買い込み何十万とするアドベのホニャララ何万とするホニャララのプラグインをいくつも購入しなくても、そこそこいい感じの映像が作れるっていう時代になっちゃったわけですよね? ある程度の名の知れた芸人さんがやってる場合、「ネットTVだからな」っていう映像レベルの妥協をすることに、客は慣れていない、っていう時代だと思います。
お金がないのはものすごいわかるけど(だから自主制作ネットTVになるわけで)でもチームに映像センスのある人、その映像センスを具現化できる人、そして演出能力のある人かまたはディレクターさん、一つにまとめる指揮力のある人がいないと、発信することで、逆にマイナスになりかねない世の中じゃないかと。(&ネットTVに関してはアメリカのほうがずっと前に進んでいると思うんです)
というわけで何がいいたいかというと、オレはTurtle Canyon Comedyさんのプロフェッショナリズムを讃えたい、ということなんです。Turtle Canyon Comedyさんの映像、ホントにプロです。だから、James Acaster君とStuart Lawsさん(てかTurtle Canyon Comedyさんの中のDの人)のKick Starterプロジェクトも応援するし、コレがうまくいけば、コメディ業界というマクロの目線でみたときに、ネットTVのクオリティをあげることで、客とのダイレクトなsupply & demandというフローができたり、別の媒体ビジネスに注目されるという、新たなビジネスの構築ができるじゃないか、と。ネットで発信をPR以上におしあげていく、一つのパイオニア的に応援したいです。
Book and publishing award
Bridget Christie: A Book For Her
Limmy’s Daft Wee Stories
Off The Mic, by Deborah Frances White and Marsha Shandur
Standard Issue website

Bridget Christie姉さんも、Limmyも両方並んでサインもらってお話してとかやってて(→ミーハー丸出し)何年たってもオレホントかわんなくていやだわー。(違 本は両方とも絶対に読んでください。


Award for innovation

Bryony Kimmings and Tim Grayburn for Fake It Til You Make It
Foxdog Studios Ltd
Joseph Morpurgo for Soothing Sounds For Baby
Richard Gadd for Waiting For Gaddot
しつこいようですが、Waiting For Gaddotのすごさったらホントにすごいので、モーパーゴさんもいいんですけど、Waiting for Gaddotの破壊力がハンパないんで、どうしても肩入れしてしまいます。モパーゴさん他にもいくつもノミネートされてるからGaddotチームを応援したいですわ。

Event of the year

Dave Chappelle in Hammersmith Apollo
Mel Brooks in the West End
Peter Kay’s Phoenix Nights Live
Tom Basden’s Crocodile at the Manchester International FestivalWeird Al Yankovic at Hammersmith Apollo
奥さん、上観て↑ うほほほほ。うほほほほ。
でもコレ、何故バスデンさんが入ったかなんか分かる気がする。Peter Kayのライブのハコがマンチェスターだったんですよ。他の(バスデンさんを抜かす)3人はロンドン。しかもそのうち2人はカルト地位のある米国からの偉い人たち。。。。どうも今回は一般の投票も考慮されるらしいから、このPeter Kayの不利っぽい状況を「ホラ、同等でしょ?」にもってこさせるのに、バスデンさんが使われたんじゃないだろうか…
そうでしょ、Chortleさん。そのとおりだって言って大丈夫ですよ、黙ってるし、怒らないから。