イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2022年1月23日日曜日

英人気俳優ベン・ウィショーさんが主演、(アダム・ケイ原作の)「This Is Going to Hurt(邦題:少し痛みますよ)」の放送日(BBC)が決定に2月8日だそうです。

こんにちは。

日本でも大変人気のベン・ウィショーさんが主演するということで、日本でも超話題で、超待ち望まれている(はずの)「This Is Going to Hurt」の放送日(BBC)が発表になりました。

2月8日 全8話 (一気にアップされる可能性あり・・・)

だそうです。

トレイラーはこちら(見れるのかな?)


元医者だったコメディ作家のアダム・ケイが(→Mitchell & Webbとかでスケッチも書いてたりしてます)、医者時代の経験をベースに書いた同名タイトルの本が大ヒットしまして。その本ベースにUKツアーもやったのですが、これも大ヒットでした。2017−2018年のことです。


おっと、邦訳されているのですね。タイトル「少し痛みますよ」なんだ。なぜなんだろう…

https://www.amazon.co.jp/dp/B084ZCJ2BW/ref=cm_sw_r_tw_dp_DJQ0C1W3VGQ3X5T2R4K9

(どんなふうに邦訳されているのか気になります…)

ドラマのトレイラーを見てるとアダム・ケイのダークでドライなユーモアがそのまま転送されてる感じで、絶対見たい!と思えますね。このドラマ化の脚本も手がけているのがアダム・ケイだというのもあるのでしょうが、監督が敏腕です。

The End of the Fxxxing Worldのルーシー・フォーブスと、もともとウィル・シャープくんと映画作品作ってたところから近年はStath Let Flats, Pls Like, Ghosts などなど引っ張りだこのトム・キングスリーなのです。

書いてる人も撮ってる人も間違いないので、期待を大にして大丈夫なのだと思います。あと、ウィショーさんのコメディ俳優としていかにできるかは結構な量で過去に実証済みだと思うので、本当に楽しみです。



2016年11月10日木曜日

ずっと公開を待っていた映画「The Darkest Universe」を観に行ってきました


注:以下誰も読まない長さで書いちゃってるのに(相変わらず)目玉っぽいことをすっとばしているのに気が付きました。The InbetweenersとかFresh MeatとかのJoe Thomas君がメインの1人で出演してます。サイモン鳥さんとかジョニー・スイート君とか出てます。(The Thick of It S1の)クリス・ランガムさんもでてます。



制作されているという話を読んで以来、トレーラーも見る前から、とにかく観たくて観たくて観たくて観たくてしょうがなかったのがこの映画「The Darkest Universe」です。
これは簡単に言うと、ボーイフレンドとともに失踪した妹アリスを探す兄ザックを軸に展開する、公式サイト曰くの(そしてオレも激しく同意する)Comedy Psycho-drama(コメディ・サイコ・ドラマ)です。カテゴリーコメディってなってるけど、いわゆるLOLのコメディじゃないです。

2016年11月から以下で絶賛オンライン上映


および限定劇場上映中でして、エディンバラじゃやってない。どうしても映画館で観たかったので、グラスゴーまで行ってきました。

ここから話すのは

1)なぜそんなに観たくてみたくてしょうがなかったのか
2)なぜ家で観れるものをわざわざ電車に小一時間も乗って映画館で観たのか
3)(概ね絶賛しかしない)作品について
4)補足:ここから先はネタバレになっちゃうかもしれないのですが・・・
です。

1)なぜそんなに観たくてみたくてしょうがなかったのか
じつは今年の春あたりからこの映画を共同執筆、共同監督、出演しているWill Sharpe君に軽く祭りに入ってまして。主な原因はWill君が作って書いて撮ったChannel4放送のFlowersです。Flowersは、もはや日本語でも枕詞のいらないオリヴィア・コールマンやジュリアン・バラットを中心にそうそうたる英国コメディ界のハイクオリティ人物たちがメインを張っており、制作の段階から話題になっていたのです。
 ふたを開けたらWill Sharpe君があのBlack Pondを作った片割れの人だったこと、このFlowersがハイクオリティな笑いを盛り込みながらも極めてダークかつ西洋にしちゃめずらしい静モードというか、なんだか上手に型に入らない傑作だったことも手伝いまして。
そんなわけで新作をさっさと観に行ったのです。

2)なぜ家で観れるものをわざわざ電車に小一時間も乗って映画館で観たのか
それは2つあります。一つは、PC画面やHDMI経由のテレビ画面ではなく、外界の刺激最小限の劇場でキチンと観たかったから。もう一つは、この映画が超低予算なのだけど、センスとスキルを持ってる人達により作られた映像のこだわりを取りこぼしたくなかった、というのがあります。もう一人の監督であるTom Kingsley君はミュージックビデオを何本か監督している人なので(例:https://www.youtube.com/watch?v=4z9e8jeeyZ8)、基本、絵づらにこだわるんです。作品を撮るときに、カメラを物語を伝えるコミュニケーションツール以上で考えて絵をつくる。そこをきちんと観たかったです。

3)(概ね絶賛しかしない)作品について
 この作品は、ミトコンドリア級の予算で制作されたのではないかと思うのですが、制作陣と出演者の高レベルの知性とスキルによる映像と脚本で、その低予算という逆境と不利を帳消しにするどころか逆利用してしまっていたのが感動でした。
 例をあげるなら、SNSで大衆から妹探しの協力を仰ぐため妹を探す自分を動画撮影しては配信し続ける、という極めてナチュラルなプロット展開および状況設定により、コストのかかる高い機材を使い続ける必要性をなくしていること。またこの設定のおかげで、妹の失踪前の回想シーンや、妹探しの旅をする兄ちゃんや他の人のやりとりが手持ちカメラによる監督目線に切り替わっても違和感がほとんどなかったこと。
 もう一つは、この一見「素人の撮影映像」はじつは雰囲気だけで、よくみると基軸を必ず作ったプロの手腕ならではの絵面になっていること。だから見やすくてキレイなのです。本当ならThe Detectorists絶賛時でやったようにキャプチャー画像でガッツリ説明入れたいのですが、何しろ劇場映画なのでできません。
 カット割りが早いのとBBC級マジックの使えるカメラじゃなくてスマホなのでオンライン画面だと伝わりづらいかもしれない。劇場が見れたら劇場をおすすめしますが、念頭に入れて見ればオンラインでも充分魅力を楽しめるのではないかと思います。
 そうした素人の撮影映像仕立てを含めることで、ときに荒削りなシーン展開(意図的なのかどうかは?)、登場人物の言動の背後にある理由をハッキリ順序立てて説明しない構成(→これは意図的。これにより登場人物の心理を模索していくのです)、などなどが全部ナチュラルにブレンドしてました。そしてちょっとした副作用であるギクシャク感をするりと見せてくれてのが、映像そして、ちょこちょこ光るセリフでの面白さだったです。(→これは、”さすがフットライツがらみの人達”って言っちゃっていいですかね? 汗 いいですよね?)
 
4) 補足:ここから先はネタバレになっちゃうかもしれないのですが・・・

 Black Pond, Flowers、そしてThe Darkest Universeと一貫して作品のテイストに、底なしの闇との対峙があり、その闇に対して"give in" するんじゃなくて"take in" する世界観を見せる印象を受けてます。Will君のこの底なしの闇ってどこから来てるんだろう、そして絶望のgive inではなく、闇と同化するようなtake inの世界観の源ってどこなんだろう? じつはFlowers観たあたりから、すんごい気になってます。(→ 関連インタビューとか読めよって話ですが 汗)多分この世界観が軽い祭りの原因じゃないかと思う。。。

軽い祭りなもんで、すっかり長い話になってしまいましたが、以下で見れます。(→多分い!! )、見てください。