【これまでのお話】
バスデンさん(Tom Basdenさんです)。ファンとして断続祭りを続けてはや7年。初めて叫んだころには20代だったバスデンさんもはや…さ、さんじゅうろく…?(卒倒)
そして、さらに驚いたことに、コレだけ断続祭りを開催し続けているにも関わらず、(Go Johnny パート1よりGo Johnny パート2より) わざわざロンドンくんだりまで(飛行機往復+宿泊代)バスデンさんの焼き直しネタ披露のために行ってられねーと全然見ないでいるうちに(*)、気がついたら3年…(卒倒)
そんなわけ?で、いつもよりはちょっと「いいの見つけたら、観に行ったほうがいいんじゃねー?」レベルが高くなっていました夏休み(→クロコダイル全部予約しておいて全部キャンセルになったのが一番の原因かも)。エディンバラフリンジ最終日、The Invisible Dotの人が配ってた秋以降のパンフをつい勢いでもらってしまったところ、こんなの見つけまして。
お昼に大好きなSam Craneさんの出てる(でもやっぱりMark Ryance がすげーよかった)Farinelli and the Kingのマチネを見る計画を立て、わざわざロンドンくんだりまで行ってしまったです…。
【Live at the Union Chapelとは!】
じつはその3年くらい前に、バスデンさんを観に行ったときのレポートがあります。
やっぱり3年以上前だった(汗)
そんなわけで、mixed bill なんですね。
今回のLive At the Union Chapelのラインアップは以下のとおり
Pappy's が MC
Cardinal Burns
Doc Brown
Sara Pascoe
Freeze! →しつこいようですが、Tim Keyとバスデンさんが一緒にやってるユニットです。前は一緒が多かったけど、ここ数年はずっと年に3回あればいいほうのスペシャルイベントになってます。参考Vをはりつけます。
Tim Key and Tom Basden - Freeze! from Tom George on Vimeo.
です。
Pappy'sとSara Pascoeさんは昨年12月に観ちゃったし、とくにPappy's とクロスビーさんはエディンバラフリンジでも頻繁に遭遇しちゃったし… なんですが、何回ナマで観ても笑える&ナマでしか見れないネタを確立しちゃってる人たちなので、見れてよかったーと思ってます。
Cardinal Burnsは、じつは! Channel 4のCardinal Burnsがパン・ヨーロピアンな笑いだったもので、その存在価値は理解しつつも(→イギリスにもこういう笑いは必要という意味で)自分の趣味ではないから、1話しかみたことない、っつー、見ることにモチベーションの低い2人組だったんです。が、ナマでみたネタ自体は結構オルタナコメディで、芝居の世界とか、俳優とか、某ジャンル映画のスタイルとかに対する皮肉を笑いにかえる、っていうことをやってました。おかげでかなり笑いました。意外と年季の入った2人組だったんですね。
Doc Brownも、じつは、普通のスタンダップをはじめてみました。Zadie Smith(小説家の)の弟?お兄さん?なんですよね、この人。エディンバラにもきたことがあったけど、どっちかというと役者としてコメディに出ることのほうが多い印象が…。そうそう、Doc Brownはバスデンさんとコミックリリーフで共演していたわ。
あーでも、あらためてDoc Brownの経歴を見て、なぜ今イチピンとこなかったのか納得。場数踏んでないんだ、この人。言葉選びも、違う。
Freeze! は、じつは、むかしむかし、2人がちゃんとエディンバラにきていた(まだ賞とか取っちゃう前)に一回観ただけなんです。その後、バスデンさんのソロショーとかバスデンさんの書いたお芝居とか見るようになって、世間のTim Key愛がどんどん広く深まって行くなか、1人でバスデンさんへ突進していった、という経緯があります。もちろんTim Keyも好きなんですが、2人並んじゃうと完全にバスデンさんなのです。
そんなディフォルト設定を抱えた上に、3年ナマで拝んでないもんだから、(基本バスデンさんはオレ的に超アイドルでもあるので)ナマ拝んじゃったとたんに舞い上がっちゃって…(→アホです。はい、アホなんです)本来Freeze!が織りなす醍醐味が楽しめなかった不覚の観賞となりました…
その醍醐味ってなによ、って話ですが、Freeze!ってTim KeyとBasdenさんと2人合わせて3つの笑いを同時進行させることにあるんです。観客は①Tim Key単体のパフォーマンスと②Basdenさん単体のパフォーマンス(この2つは共存してはいるが融合してはいない)③ ①と②が一つの空間で同時進行していることから生まれる笑い
の3つです。
でも昨夜のオレは①があんまり上手に耳に入ってこなくて、②ばっかり。結果①と③を落としたことになります。各ネタが今まで彼らがネット経由でとっちらかしてきたネタが多かったのが不幸中の幸いかしら。しかもバスデンさんのネタ・ハンターのオレは、ほぼ全部サイバー上の保管場所も言い当てられる。たとえば、このRaybotシリーズからのゴードン・ラムジーとか。
それにしても、こんなにステージ上のバスデンさんが、Five Dialsのインタビューで見せていたキャラに進化しちゃってるとは思いませんでした、っていうくらい、昔よりも加速して社会的順応性が限りなく底辺に近くなっていました。もうアラフォーだし、結婚もしちゃったし、もともと天才だし、頑張らなくてもよって来て欲しい人たちがよってくるし…でカミングアウトしちゃったんでしょうか。神経質な病んでるアーティストキャラ マジでペットボトルをならすお客さんへのツッコミは、どこまで本気かネタかわかんねー(汗)そういうキャラの変化としては、新ネタと呼ぶべきだったかもしれません。
もう一つ、とにかくバスデンさんと絡むときのTim Kyがいつにも増して一触即発な勢いだったんですが、そういうバスデンさんになっていたからこそ、TIm は一層エスカレートしてバスデンさんをどつかなければいけなくなってたかもしれない、と思いました。そして、Five Dialsでのバスデンさんの独走は、Tim Keyという自分をとめてくれる相手がいなかっただから、と。聞き手の人じゃとてもじゃないけど、Tim Keyのように止められない。だからああいう結果になったのか、と。。。いや、妙に納得がいきました。
*お芝居The Holesは観てるんですが、何しろご本人は書いてるだけで、中国とか行っちゃってるんで(→せめて初日くらい来てよ、バスデンさん… 汗)
イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。
2015年10月19日月曜日
2015年8月10日月曜日
エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2015 Pappy'sの…(って枕詞つけちゃっていいのかな?汗)Matthew Crosbyさん観に行きました
Matthew Crosbyさんです
チケットはこちら
なんで数年前のソロショー以来、ほかっていたのに、今年に限って行っておこう、という気分になったかというと、やはり年末に観たGrocho Comedy Club(詳細はトップのリンクをお願いします)のせいだと思います。あと、ぶっちゃけ5ポンドだったから。5ポンドで数年前に観たソロショーのレベルを最低限キープしているなら(詳細はトップのリンクページに貼られているリンクをお願いします)、めっちゃお買い得じゃん! と思いました。いつからツイッターをフォローしはじめたのか憶えてないのですが、ツイッターは上手に宣伝と面白いツイートがまざる一方、頻度が少なくよい感じです。はい。
数年前に観たときはDave Gormanみたい…って思ってしまったんですが、今回はもっとPappy’s色が強かった。クオリティの高いストーリーとPappy'sをよいバランスで楽しめました。学校の教師だったのを今回知ったかすっかり忘れているかのどちらかなんですが、教師さんはすでに自分の話に興味のない連中相手が耳を傾けるようにする技術を身につけていますよね。元教師って芸人さんには得な職業だよなーとここ最近とくに思っています。(自分の同僚が講師なんですが、マイクもって喋るときの我々他との差が大きく違う!)
そうそう、肝心の内容ですが、「意見と事実の違い」の話です。この違いって確実にあるんだけど、ある一つの超独断と偏見きわまりない意見が「事実」になるときがあるって正当化するのに1時間かけてました。(→ 褒めてます)ナンセンスの極みだと思います。
チケットはこちら
なんで数年前のソロショー以来、ほかっていたのに、今年に限って行っておこう、という気分になったかというと、やはり年末に観たGrocho Comedy Club(詳細はトップのリンクをお願いします)のせいだと思います。あと、ぶっちゃけ5ポンドだったから。5ポンドで数年前に観たソロショーのレベルを最低限キープしているなら(詳細はトップのリンクページに貼られているリンクをお願いします)、めっちゃお買い得じゃん! と思いました。いつからツイッターをフォローしはじめたのか憶えてないのですが、ツイッターは上手に宣伝と面白いツイートがまざる一方、頻度が少なくよい感じです。はい。
数年前に観たときはDave Gormanみたい…って思ってしまったんですが、今回はもっとPappy’s色が強かった。クオリティの高いストーリーとPappy'sをよいバランスで楽しめました。学校の教師だったのを今回知ったかすっかり忘れているかのどちらかなんですが、教師さんはすでに自分の話に興味のない連中相手が耳を傾けるようにする技術を身につけていますよね。元教師って芸人さんには得な職業だよなーとここ最近とくに思っています。(自分の同僚が講師なんですが、マイクもって喋るときの我々他との差が大きく違う!)
そうそう、肝心の内容ですが、「意見と事実の違い」の話です。この違いって確実にあるんだけど、ある一つの超独断と偏見きわまりない意見が「事実」になるときがあるって正当化するのに1時間かけてました。(→ 褒めてます)ナンセンスの極みだと思います。
2014年12月18日木曜日
おそらく今年一番おいしい年の瀬コメディアッセンブル☆Laugh Out London Presents Charity Comedy Night に行きました。
12月のコメディ、おいしいのは、British Comedy Awards 2014ではありません。
コレです。
http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2014/11/03/charity-comedy-night-15-december/
ビジュアル的写真がさきほどアップされてました。
ラインアップは以下のとおり、
Daniel Simonsen 君
Pappy's
Sarah Pascoe
The League Against Tedium
Stewart Lee
メンツがすごすぎて、ゲロ吐きそうなコメディ・イベントです。普通ならゲロはいて終わりなんですが、「The League Against Tedium」の復活があると知り、コレに私がいかなくて、誰が行く権利を持てるのだ? というところまで考えが到達してしまい、10分で売り切れるというチケット戦争に打ち勝ち、行って参りました。
【The League Against Tedium とは!】
コメディ部では、もはや枕詞がいらなくなった(はずの)Simon Munneryが作り出した恐るべしカルトコメディキャラです。これは英語圏のコメディ史において重要な位置を占める創造物です。詳しくは、
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-414.html
で、空気を察していただければと思います。
というわけで、以下はイベントの様子&感想です。
【イベントが行われた場所は…】
上記のテイストとは真逆の、金融界のハブとして歴史の長い Bank/Liverpool Street Stationエリア。ゴージャスとお金持ちと厳格が合体したトランスフォーマーみたいな場所です。
駅おりるとホレ、Bank Of Englandがばばーーーーーーーん! です。
もちろん、こんな金融界に縁もゆかりもない小市民ははじめてこのエリアにおりたったわけですが、こうした建物に囲まれて思わず、
な、なぜ、こんな似つかわしくない場所で行うの…?(汗)
と、たじろぎました。
が、ですね。
じつはここには、時代の波に乗り遅れた結果、すっかりさびれてこの地に似つかわしくない有様になりもはや、「ここで飲んでいては危なすぎる!」くらいオンボロになってしまったパブがありまして。(パブの衰退という壮大なトピックは、ここでは脱線する一方なので割愛します)そんななか、芸人さんがこのパブを救おうと頑張っていたのですね。この瀕死のパブ(建物)を生き返らせるぞ!と記者会見(→コメディ関係者の間で)行われたのが、2014年11月だったので、ホントについ最近の話です。
【とにかく、前代未聞のオンボロぶり。】
コレ、誰かがチクったら、営業停止よ、っていうくらいオンボロで、コレだけでいいネタです。
MCのニーシュ・クマーNish Kumarさんが、「実は今日、ドタキャンになるかもしれなかったんだ。朝から洪水レベルの水漏れが発生して。。。もう無理かと思っていたんだけど、なんとか間に合った!」「天井が落ちて、全員下敷きで死んでもおかしくない状況だけど、まあ、みんな笑って死ねるからいいんじゃない?」... 笑ってる場合じゃないんですよ。マジでそういう危険なレベルなんですけど、危機感がわかないどころか、むしろワクワク/ソワソワです。多分外のみんなも同じだと思います。
手作り感半パなかったです。準備しているのは、現在フルタイムで芸人をやっていけている、TVとかにもひょこひょこ顔を出すレベルにまで到達している芸人さんたち。せっせと準備、舞台の飾り付け、客の移動、エントリー確認等など、みんなやってらっしゃるんですよ。初心を忘れない、手作り感を愛するクリエイターさんたちの暖かさを感じました。
そんなわけで、以下、各アクトの感想です。
【Daniel Simonsen 君】
当初のラインアップだったJosie Long/ジョシー・ロングが都合により前日にキャンセルになり、代わりに加わったのですが、オレ様的には、ラッキーどころの騒ぎじゃありませんでした。(Josie Long, ごめんなさい!汗 ) なぜかといえば、12月に入ってからダニエル君祭りだったからでございます…(汗)
そもそもなぜ祭りになったかといえば、つい先日何かの芋づる式で(→憶えてない 汗)ダニエル君を、「あ、この男の子、Vic and BobのHouse of Fools に出ている、あの面子を前にして負けずとも劣らず個性を発揮していた男の子じゃないか!」 と認識したんです。んで、ネタクリップを覗いてみたら、めちゃくちゃ、イケメンなんですよ。
ホレ。(コレはサイモンアムステルのサポートをしていたときに作られたもの)
House of FoolsではDumb and Dumberのジム・キャリーみたいなヘアスタイルみたいなもんだから、あんまりそういう観点で観てなかったんですけど。↓
あと、Blapsとか、Russell Howard 君のGood Newsとかも、かっこいい、というイメージとは、ほどとおい系…。
でもフタ開けたら、奥さん。このかっこよさはちょっとした爆弾ですわ。
(やっぱり北欧の男の子って標準がハイクオリティだわ…)
ノルウェー出身でロンドンにやってきた芸人さん、ってキャラなのかと思ったらリアルだった(汗)。でもですね、それを基盤にしたパーソナ(→ある程度作っている)ってのが、あまりにも独特すぎて、みるみるハマってしまい、転がっていたクリップを(結構あった)一気見してしまった上に、何を言っているのかまったくわからないノルウエー語のクリップまで、みてしまいました。
イケメンだとなかなか思うキャリアへ進めないという若手芸人さんたちの厳しい現実があらためてしみじみ胸にしみ入ります。シャレこいたりとか、できないの。もとがかっこいいんだから、Tシャツとジーンズとか普通のカジュアルな男の子服を着たら、イヤでもかっこよくなっちゃうんだから、しょうがないのに、色眼鏡で見られる傾向にある。 (→そろそろ、このトレンドも終わりにしないといけない気がするなぁ)
そんなわけで「ナマでみたい生でみたいナマでみたい生でみたい」って10日間くらいずっと思ってたんですよ!今回まさかのナマを見れちゃって、きゃあああああ、だったと、こういうわけです。(12分だけど)
前置きが長くなりましたが、肝心のダニエル君のセット12分、素晴らしかったです。「芸人ってさー、 いつも不満を抱えていて…、ルーザーで…、じゃないと、笑いがとれないし、人気になれないんだよね…」って、芸人の究極のジレンマネタだったんですが、先述のとおり、ノルウェーのアクセントで、独特の間を持って話すので、大きくうなづきながらも爆弾級に面白かった。レコーダーもっていて、「このレコーダーで録音している理由は… 家に帰って…自分で聞いて…… …笑うため」 …なんだそうです。 絶対お金出して観に行きたいです。コレはもう長期ファンになること決定ですわ。
あ、そうだ。まったく憶えてないのですが、フリンジで2012年に新人賞を獲得しているらしいです(汗)。2012年は…あ、そうか、マルセル・ルコントとか見つけて喜んでたんだったなぁ(汗)
おそらくAlternative Comedy を愛する方々による企画なので、Stewは一番相応しいネタを選んだのではないでしょうか。かつて英語圏の若手芸人さんたちを根こそぎ影響をあたえた、Stewart Leeスタイルとは何か、がぎゅっとすべて凝縮されている伝説の「オシッコ」Routineでした。これはStewart Leeを勉強したい芸人さんにとってはバイブルです。 あわせて 自伝本も読むと、メイキング的な部分もわかるので、ぜひ読んでください。 このトップクオリティを超える職人芸、前代未聞のオリジナリティ、天才としかいいようのない構成、フリがあってオチがあるばかりがジョークではない、Catherine Wheelなジョークもあるのだ、と。なんでしょう、すべてにおいて革命的なルーティンです。それが、この世で一番笑えるかどうかはもはや別問題。衝撃的かつ次世代に影響を与えたセットとしてぜひ、一度ナマで見れる機会をキャッチしてください。
以上、長くなりましたが、感想でございますた…
コレです。
http://laughoutlondoncomedyclub.co.uk/2014/11/03/charity-comedy-night-15-december/
ビジュアル的写真がさきほどアップされてました。
ラインアップは以下のとおり、
Daniel Simonsen 君
Pappy's
Sarah Pascoe
The League Against Tedium
Stewart Lee
【The League Against Tedium とは!】
コメディ部では、もはや枕詞がいらなくなった(はずの)Simon Munneryが作り出した恐るべしカルトコメディキャラです。これは英語圏のコメディ史において重要な位置を占める創造物です。詳しくは、
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-397.html
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-414.html
で、空気を察していただければと思います。
というわけで、以下はイベントの様子&感想です。
【イベントが行われた場所は…】
上記のテイストとは真逆の、金融界のハブとして歴史の長い Bank/Liverpool Street Stationエリア。ゴージャスとお金持ちと厳格が合体したトランスフォーマーみたいな場所です。
駅おりるとホレ、Bank Of Englandがばばーーーーーーーん! です。
もちろん、こんな金融界に縁もゆかりもない小市民ははじめてこのエリアにおりたったわけですが、こうした建物に囲まれて思わず、
な、なぜ、こんな似つかわしくない場所で行うの…?(汗)
と、たじろぎました。
が、ですね。
じつはここには、時代の波に乗り遅れた結果、すっかりさびれてこの地に似つかわしくない有様になりもはや、「ここで飲んでいては危なすぎる!」くらいオンボロになってしまったパブがありまして。(パブの衰退という壮大なトピックは、ここでは脱線する一方なので割愛します)そんななか、芸人さんがこのパブを救おうと頑張っていたのですね。この瀕死のパブ(建物)を生き返らせるぞ!と記者会見(→コメディ関係者の間で)行われたのが、2014年11月だったので、ホントについ最近の話です。
【とにかく、前代未聞のオンボロぶり。】
コレ、誰かがチクったら、営業停止よ、っていうくらいオンボロで、コレだけでいいネタです。
MCのニーシュ・クマーNish Kumarさんが、「実は今日、ドタキャンになるかもしれなかったんだ。朝から洪水レベルの水漏れが発生して。。。もう無理かと思っていたんだけど、なんとか間に合った!」「天井が落ちて、全員下敷きで死んでもおかしくない状況だけど、まあ、みんな笑って死ねるからいいんじゃない?」... 笑ってる場合じゃないんですよ。マジでそういう危険なレベルなんですけど、危機感がわかないどころか、むしろワクワク/ソワソワです。多分外のみんなも同じだと思います。
手作り感半パなかったです。準備しているのは、現在フルタイムで芸人をやっていけている、TVとかにもひょこひょこ顔を出すレベルにまで到達している芸人さんたち。せっせと準備、舞台の飾り付け、客の移動、エントリー確認等など、みんなやってらっしゃるんですよ。初心を忘れない、手作り感を愛するクリエイターさんたちの暖かさを感じました。
そんなわけで、以下、各アクトの感想です。
【Daniel Simonsen 君】
当初のラインアップだったJosie Long/ジョシー・ロングが都合により前日にキャンセルになり、代わりに加わったのですが、オレ様的には、ラッキーどころの騒ぎじゃありませんでした。(Josie Long, ごめんなさい!汗 ) なぜかといえば、12月に入ってからダニエル君祭りだったからでございます…(汗)
そもそもなぜ祭りになったかといえば、つい先日何かの芋づる式で(→憶えてない 汗)ダニエル君を、「あ、この男の子、Vic and BobのHouse of Fools に出ている、あの面子を前にして負けずとも劣らず個性を発揮していた男の子じゃないか!」 と認識したんです。んで、ネタクリップを覗いてみたら、めちゃくちゃ、イケメンなんですよ。
ホレ。(コレはサイモンアムステルのサポートをしていたときに作られたもの)
House of FoolsではDumb and Dumberのジム・キャリーみたいなヘアスタイルみたいなもんだから、あんまりそういう観点で観てなかったんですけど。↓
あと、Blapsとか、Russell Howard 君のGood Newsとかも、かっこいい、というイメージとは、ほどとおい系…。
でもフタ開けたら、奥さん。このかっこよさはちょっとした爆弾ですわ。
(やっぱり北欧の男の子って標準がハイクオリティだわ…)
ノルウェー出身でロンドンにやってきた芸人さん、ってキャラなのかと思ったらリアルだった(汗)。でもですね、それを基盤にしたパーソナ(→ある程度作っている)ってのが、あまりにも独特すぎて、みるみるハマってしまい、転がっていたクリップを(結構あった)一気見してしまった上に、何を言っているのかまったくわからないノルウエー語のクリップまで、みてしまいました。
イケメンだとなかなか思うキャリアへ進めないという若手芸人さんたちの厳しい現実があらためてしみじみ胸にしみ入ります。シャレこいたりとか、できないの。もとがかっこいいんだから、Tシャツとジーンズとか普通のカジュアルな男の子服を着たら、イヤでもかっこよくなっちゃうんだから、しょうがないのに、色眼鏡で見られる傾向にある。 (→そろそろ、このトレンドも終わりにしないといけない気がするなぁ)
そんなわけで「ナマでみたい生でみたいナマでみたい生でみたい」って10日間くらいずっと思ってたんですよ!今回まさかのナマを見れちゃって、きゃあああああ、だったと、こういうわけです。(12分だけど)
前置きが長くなりましたが、肝心のダニエル君のセット12分、素晴らしかったです。「芸人ってさー、 いつも不満を抱えていて…、ルーザーで…、じゃないと、笑いがとれないし、人気になれないんだよね…」って、芸人の究極のジレンマネタだったんですが、先述のとおり、ノルウェーのアクセントで、独特の間を持って話すので、大きくうなづきながらも爆弾級に面白かった。レコーダーもっていて、「このレコーダーで録音している理由は… 家に帰って…自分で聞いて…… …笑うため」 …なんだそうです。 絶対お金出して観に行きたいです。コレはもう長期ファンになること決定ですわ。
あ、そうだ。まったく憶えてないのですが、フリンジで2012年に新人賞を獲得しているらしいです(汗)。2012年は…あ、そうか、マルセル・ルコントとか見つけて喜んでたんだったなぁ(汗)
【Pappy’s】
3人組みのGoodiesを彷彿とさせるBBC3シットコム「Badults」で認知度はそこそこあるのではないでしょうか。エディンバラ・フリンジで3−4年ほど前ホットチケットだった3人組みです。耳経由の笑いではなく視覚経由の笑いだと聞いていたので、今イチ率先して観に行くところまではいたりませんで。一方メンバーの1人、Matthew Crosby/マシュー・クロスビーさんのピン芸は気になり観に行ったりしたので、Go Johnny では過去なんどかご紹介しています。
15−20分程度のセットでしたが、フリンジのショーがなぜ大絶賛、大人気だったのか、わかるハイクオリティなスケッチでした。とくに手袋のスケッチとか、ダンスのスケッチとか。でもどっちかっていうとレベルの高い日本のコントみたいだったかな。アンジャッシュとか、5人でコントしてた人たちとか、(すみません、最近何がいいのか、よくわかってなくて、事例が古かったすみません)あのあたりの知的ナンセンスです。この点から言えることは
1 日本の笑いもアンジャッシュとかうんちゃらさんとかレベルと種類のコントだったら、海を超えても問題なく笑いは通じ合いますよ。(しっかり練ったスクリプト通りのコントでね。即興はスクリプトに沿った範囲での即興のみにしてね。)
2 この手のタイプはUKではあまり見られないです。だから希少価値が高く、評価が高いです。
【Sarah Pascoe】
前からずっと観てみたかった芸人さん、その2! Sarah Pascoeのステージ・パーソナ(ちょっとビョーキっぽい変人女性)とオフ・ステージ(フレンドリーで笑顔が超美人な芸人さん。だってステージ上ではまずかわいく笑うことはないから!)の差に、ときめきました。ショーが終ったあとに、出口に向かおうとするものの、ドアがいっぱいありすぎてどこが出口かわからなくて、キョドっていたら「出口?こっちのほうのドアよ、いらっしゃい」って開けてくれて。思わず「あの、今日のライブすごくよかったです!」みたいに声をかけてしまったら「わあほんと、ありがとう!」ってニッコリ。その笑顔が超美人で…。超美人で…。ときめきました…。
【The League Against Tedium】
TVシリーズはまだしも、ライブに関しては、本当に知る人ぞ、知るという超水面下で行われていた実験的プロジェクトだったので(だから面子が異常に豪華だった)The Leagueが目当のオタクばかりに違いない、というオレ様の読みは大きく外れていたようです。もりあがりが一部で正直客層的にがっかりしました。
Attention Scum! You are nothing. Absolutely Nothing. This is my ambition. This is yours…の冒頭のクダリ、きいただけでうおおおおおお!って大興奮なんです。大爆笑の冒頭です。しかし、残念ながら、笑い声のするエリアとそうでないエリアにばっくり分かれてました。
95−7年に観ていたライブでのCluub ZarathustraもThe League Against Tediumでは、もっと鋭利でシャープな緊迫感に包まれていたのですが、 時が経ち、客の質や、客のグローバル化、サイモンがすでにレジェンド芸人と化してしまっているという事実などが、The League Against Tediumから新しい魅力を引き出していました。サイモンが年をとって丸くなったせいもあるかな?(笑 うむ。サイモンが丸くなったんだと思います。とにかく、ホントにみたいものが見れた。もう一度ナマでみたいと思っていたあの芸術がもう一度拝めた。行けてよかったです。
【Stewart Lee】
以上、長くなりましたが、感想でございますた…
2013年9月6日金曜日
Edinburgh Fringe 2013番外編:絶対に何か見逃すんです☆大後悔!コレこそ観るべきだったよ、のワテクシ的ベスト・フリンジ・ショーx2
【はじめに】小言ばばあになって申し訳ないんですが。
昔はですね、フリンジのプログラムって今の半分くらいしか分厚くなくてですね。プログラムのはじからはじまできちんと把握することって結構簡単だったんですよ。
エンタメ事務所のマーケティング/ビジネス下克上が深刻化してきてからですかね。チェックしなきゃいけない冊子が1冊だけじゃなくなって。猫も杓子も紹介・レビュー誌/紙を刊行するようになって。おまけにFree Fringeができてからは、Free Fringeだけで事細かに書いている冊子が出回り出して。
フリンジのプログラムって、ショーのタイトルとポスター画像の入稿締め切りが3月なんですよ。年々入稿日が早まってるんです。だから、フリンジのプログラムってすべて反映されてないんです。だって今どき、このプログラムに載ってなくても、どうとでもなるじゃないですか。だから間に合わなくてもいいや〜〜って芸人さん、結構多いんです。とにかく来ていただければわかっていただけるかと思うのですがギリギリになってから3日間やろうとか、1日コレやっちゃおうとか。芸人さんたちがこんだけ小さい街に集まるってマジあり得ないんで、フリンジ期間中に寄り集まってなんかやっちゃおう!とか、ものすごいあるんです。
情報が無法地帯なんです。
【そんななか、2本後悔しているイベントがあります】
1本はWresling II。これは去年ベスト中のベストと(Steve Bennet氏に)ハンコ押されたスペクタクルなイベントで、普段知性とウィットとシャベリでブイブイ言わしてる芸人さんたちが、本気印で身体を張って戦うレスリングのトーナメントなんです。去年見逃して相当苦い思いをしたのですが、今年は帰国のスケジュールの関係上、Bo Burnham君をとるかWrestlingをとるか、という人生究極の選択を強いられたため、迷わずボー君をとってしまったわけです。
なんですが…まず

鬼かわかっこいいアンドリュー兄さんと

大好きな元破天荒オージー芸人、ブレンドン・バーンズの司会で進行
ニック・ヘルムも当然おりますがな(笑)
当然おりますがな!!

トム・タックはこういうアホな特別イベントの大好きなACUMの設立チームメンバーの一人(注:オルタナコメディを守る会みたいなやつです)

この写真あたりを見て、雄叫びしたくなります。なぜなら左にアンジェロ(中の人はダニエルRスキナー)とか出て来ちゃってるからです。彼は今年フリンジには遊びにキタだけなんです!! ナニコレこの豪華な競演は!!!

若手のジョー・ラセットJoe Lycett。こういうところではじけてるのを観ると、「一回観に行ってみようかな」という気になるものです。

この右はじにナヨナヨしてるのがMatthew Crosbyなんですが、

なんとマシューってば、このレスリングで(汗)
Had such a blast at #theWrestlingII. Slightly worried about my ankle. Nothing a good sleep can't cure! http://t.co/hdFucsNKFBつう、大負傷してましてん(汗)かわいそうに!!
— Matthew Crosby (@matthewcrosby) August 14, 2013
んでもってコレは今年スーパーかわいこちゃんに昇格したトム・ローゼンタール君が、Russellうんちゃらのうちの一人(→というジョークが2年くらい前に流行りました)に コテンパンにのされているよ、のクリップ。
マシューみたいにケガしなくてよかった〜〜〜!! かわいこちゃん、かわいくなくなったらもう何が残…(強制終了)
【もう一つは…】
グラスゴー出身の地元の人気者The Wee Manの企画! Comedian Rap Battleなんです。
これは…(涙)見つけられませんです。The Wee Man自体がこの企画の映像をアップした際にツイッターはじめた感ひとしおで、イベントはすべて口コミとその日の看板やらなんやらだけの様子です。ちなみにThe Wee Manというのは ホントの名前はNeil Bratchpieceさんで、 ラップバトルをよくやっている人なんです。パブで歌っているのでヒットしたのがあるんですが、上手に見つけられません。以下もすごく(地元では)有名で、ヒット数が驚きかと思います。。。
この芸人さんラップバトルをより抜きで貼付けます。 とにかくすごいです。昔ならではのフリンジならではのキワドさ、危険さ、爆裂さがてんこ盛り!
これだけの芸人さんたちがこぞって参加するのも、ものすごくわかる!!(この目で見たかったです…)
登録:
投稿 (Atom)








