イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2022年10月3日月曜日

2022年9月にメディアで観たり聴いたりしたコメディ的情報と感想です。Am I Being Unreasonable? See How They Run, Ladhood S3, Code 404 S3, Bloods S2とか。

8月が思いのほかライブコメディのお祭り1ヶ月になってしまったので、9月はおとなしくしていようといろんなコンテンツのキャッチアップしてました。

というわけで、以下は観たものの忘備録と基本的には布教です。


Am I being Unreasonable?(BBC)

このクリップだと誰でも観れるのかな?

This CountryやTaskmasterシリーズ参加者などでもおなじみのDaisy May Cooper が役者さんおSeline Hizliと共同執筆&出演しているダークコメディドラマ。

お話は、結構いいくらいしをしている奥さんニック(Daisy May Cooper)は、旦那さんダン(Cardinal BurnsのDastin Demni Burns)との仲もなんだかなーで、人生落とし穴にハマっちゃった気分でいます。唯一の心の支えは息子くんのオリー。また、人には絶対に言えないダークな秘密を抱え、その秘密のせいでちょっとしたトラウマになっています。そんなある日、息子くんの学校に転校して来た子のお母さんジェンと、運命のような意気投合をするんですね。ある夜二人で泥酔し、心を許しすぎて、思わずポロリとそのダークな秘密の断片をこぼしてしまいそうになるのですが、その話になりそうな時にジェンが携帯の録音ボタンを押すのです。どうもジェンとの出会いはまるっきりの偶然ではない感じで・・・。

先週から放送開始になったのですが、BBCiplayerで全話上がっていて、二転三転するやめられない止まらないプロット展開にのめり込んじゃって、珍しく全話を一気見してしまいました。というくらい面白かった! またこれは共同執筆とは言えDaisy May Cooperの手腕というか専売特許じゃないかと思うんだけど、This Countryの時と共通して、セリフのナチュラルさ、そのナチュラルなセリフにふんだんに盛り込まれた自然体のユーモアの数々が素晴らしすぎです。とってつけたような「作りました!」ではない笑い、ホントにリアルな会話を切り取ったかのような中で展開される笑いを作り出している。その才能がかっこよすぎて、プルプル震えます。

もう一点はオリー役の子がめちゃくちゃ上手なんですよ!!! 何歳なのかわからないけど(ドラマ上は9歳だけどもっと上のはず)喜劇と悲劇と無垢なホラーをいっぺんに表現するのがうますぎて、おそらくこのシリーズのスターは彼だと思います。

制作陣含め、才能ある女性タレントを多く起用しているのも大変ポイントが高いです。ぜひ観て欲しいです。


See How They Run  

こちら、映画です。久しぶりに出たイギリスならではのコメディ映画、じゃないでしょうか?( サム・ロックウェルがメイン・キャラですけどw)

舞台は1950年代のロンドン・ウエストエンド。アガサクリスティ作の大ヒット殺人ミステリー「マウストラップ」が大成功となり、映画化しようとアメリカから映画監督がやってくるんですね。で、芝居のプロデューサーとの説得交渉がなかなかうまくいかなかったり、出演者を交えてのパーティーでも完全に酔っ払って出演者とちょっとした喧嘩になったりというくだりがあってのち、この監督が劇場内で殺害されて発見。この殺人事件を巡って巻き起こるミステリーコメディです。

キャストがすごいんですよ。サーシャ・ローナン、サム・ロックウェル、エイドリアン・ブロディのハリウッドAリストのビッグネームが並ぶほか、ティム・キーとリース・シアスミスがいい役でガッツリ登場。This Countryのカーテンことチャーリー・クーパーと牧師だったポール・チャヒディが美味しい役で登場してるほか、カメオもボロボロ。芸達者な人たちがそれぞれ魅力全開で登場してるので、ものすごい面白いです。

しいて言うと、このキャストの才能が集結してるからこそ、この作品光ってるかな、と。脚本が悪い言い方をすると超優等生なエリート・オックスブリッジ・コメディなんですよ。ネタバレになっちゃうかもだけど、芝居マウストラップのストーリー展開とそれを映画化するなら、と企画される映画化バージョンのストーリー展開と、(映画の中で)実際に起こる殺人事件を綴るストーリー展開が上手にオーバーラップするんです。まるで教科書みたいで、自体に遊んだり崩したり想定外を模索する隙がない。そこをものすごい才能のあるキャストたちが自分たちの魅力を持ってして遊んだり崩したりしてくれた感じです。


Bloods S2 (SKY TV)

 イングランドの救急隊チームの群像劇コメディ、でいいですかね?(汗)シーズン1のレポートはこちらです。

で、シーズン1でもお恥ずかしながらもクソもなく明記してますが、オレのフォーカスはSam Campbellくん一点絞りで、サムくんの演じるダレルくんと彼がチームを組むダリルくんの2人組しか追っかけてないです。って言うか、SKYがダレルくんがどうなってるかをまとめてYOUTUBEに上げてくれるのを知ってからは、それ観てるだけです。S2ではダレルくんがオーストラリア人なのでビザ延長問題で困っちゃってて、誰かと結婚しなきゃ、となる展開。手当たり次第にプロポーズするんだけど全滅で、途方にくれちゃうんだけど、よく考えたらダリルくんと結婚すればいいじゃん?!となります。7分強なので、これを機会に何をやってもブレない天才の天才さ加減をご覧ください↓(クリップで)

どーでもいいんですけど、役柄の名前も記憶にないレベルなので、IMDBで調べたら、サムくんのIMDBの写真コレでしたよw。ブレなすぎて震える。

自分でテコ入れたりしてんですかねw


CODE 404S3 (SKYTV)

こちらもS1、S2は紹介済み。

ガッドさんの演じる役がどんどんコメディ要素多くなってる気がします。


Ladhood S3 (BBC)


うわ、BBCずさんだなぁ(涙)シリーズ3のトレイラーないんだけど・・・ これだけ見つかりました。世界的に観れるのかな?


今回が最終シリーズとなります。個人的にどんなに素晴らしい作品でも(コメディに関しては)3シリーズで終わるのが一番ベストと思いがちなので、これはありがたいです。

基本的にリアム・ウィリアムズくんの中高生時代を題材にした私小説です。

で、TVシリーズになる前のラジオシリーズの感想はこちら。(→この頃はリアムくんがライブコメディの未来の希望となるようなスタンダップをやっててマジでドンハマりしてたときです。しつこいようですが惜しくもスタンダップ引退しました)

シリーズ3はA Levelでいい成績だったせいで親と学校の強制的な?斡旋のもと、オックスブリッジを目指すことになります。つるみ仲間のほとんどは卒業後は社会人になるというのに。他のみんなが自分で稼いだお金でビール飲んだりテイクアウト食って楽しんだりしてるのが羨ましくてしょうがない。「学業以外の活動をすることはオックスブリッジに入るのにポイント高い(→ホント)」と眉毛がコイル巻きの母親を説得し、ピザ屋で働き始めるのですが・・・という話で開幕。
S3も大人になった自分の状況シーンとオーバーラップさせて学生時代のエピソードを展開しており、秀逸さをキープ。特にエピソード5と6は素晴らしかったです。(カメオゲストの使い方がその人が作ってる別のカルト人気作品とバイブがオーバーラップする、というのもポイント高い)
その一方、大人になったリアムくんが広告代理店で働いていて、困惑する人いないのかな?とちょっとだけ心配になりました。オレは、たまたまリアムくんに過去にハマっててインタビューとか聞いたりしてたから、フルタイムで芸人に振り切る前に短期間サラリーマンやってたの認知してるんで、納得できたけど。と思う一方、この作品がリアムくんのティーン時代をもとにした話だってところを認知してる視聴者がどれだけいるんだろうとも考えると(汗)そっちが少数なのかもしれず、そーなると、オレが気になったことはどーでもいいことかも、と激しく思いました・・・(汗)

備考ですが、リアム役の子よりつるみ仲間のラルフ役の子の方がものすごいあちこちで活躍してる印象w。あ、でもなんかでっかいティーンドラマのメインをリアム役の子がやるってニュースは見たな・・・

以上です。本当は、最近ドンハマりしてるポッドキャストの話をしようと思ったけど、すでに長すぎるので、別立てしてエントリーします。


2015年6月1日月曜日

2015年4−5月に観た英国TVコメディの感想です。

最近作品タイトルごとに記事をアップできずすみません。twitterではこまごま叫んでます。日本語でもこまごま叫んでます。
以下、もうほぼすべてDVDでキャッチアップしてください、という時期まできていますが、感想です。どうぞDVD購入のご参考にしてください。

Delivery Man










(…と思った矢先に!しょっぱなからDVD発売情報が出てこない作品のご紹介になってしまいました!(滝汗) 現在Jヘンリーせんせいに問い合わせ中です。しばらくお待ちください。)

もと警察官のマシューが助産士になるという、結構エッジなセッティングなんですが、もののみごとなみてて居心地のよいコメディになっていてびっくりしました。このテイストでクオリティを保ったイギリス色がきちんと出ているコメディって今、じつは結構ないんです。エッジな設定におかれているマシューがじつは一番マトモ人で、病院内の他の人々にボケ的役割を与えることで、差別とかステロタイプからくる居心地悪い解釈の可能性をすべて回避していました。そして中盤からは超かわいいアシュリンちゃんとダレンさんの仲はどうなるか…?というNarrativeな展開が気になるように制作されていました。Man Upの映画公開前にも言われてたように、ここ近年とくにロマコメの評価低い&よいロマコメがなんです。ここの低評価されがちなジャンルへわざわざ入り込み、きちんとイイモノ作るってパンクだな、と思うわけです。ええ、その意味で、このシットコムはパンクですよ。
DVD発売の連絡が入ったらリンク張ります。


Inside No.9 (Series2)




Inside No.9 Series1とコンセプトは同じ。ナンバー9(だいたい部屋番号とか家の番号とか)で起こるホニャララ、というテーマでお届けする30分の短編ドラマ…ですが、正直Series 2のほうが断然好きです。推測するにS1の成功を経てリースたちがさらに自分たちの信念をつらぬきやすい環境になったのかもしれないのですが、S2はコメディの広義を変えていっているのではないかというほど実験的である一方作品としての完成度が高すぎるのです。コメディの広義というのは、具体的にコメディとホラー、コメディとシリアスの比率であると同時に、そのコメディの要素をどこまでオフビートにできるのか、という模索です。
じつはオンエア時にリースがツイッター上でQ&Aを行ったときに、この点について質問したら運良く答えてくれたんですが、まったくそういったことは意図していない、ただ自分たちが描きたいものを書いただけ、だそうです。お返事ツイートが見つかったらリンクをはりつけます。

W1A (Series 2)



バスデンさんが36歳のかけだしの作家でBBCコメディの偉い人に振り回されるってちろちろ登場するので、いちいちツイッターだけはタイムリーに騒いでいました、アレです。
S1のご紹介、および元々のシリーズ「Twenty Twelve」両方ともブログにガンガン書いていた記憶があります。
その!W1AのS2ですが、あまりにもリアルすぎて、作家さんたちがこぞってトラウマになり1話以降見れてない、という現象が起きていることを知りました(汗)それくらいリアルです。前からバスデンさん、ぜってーこの人素でやってるよこれ、って思ってたんですが、売れてる作家さんたちまで「1話目の作家の扱われっぷりが胸痛すぎて、その先見れてない」とは思わなかったんで、1話見終わることに、「すげー、W1Aすげー!」とか騒いだ挙げ句、BBC 主催のコメディライティング・コンファレンスの様子をきいて、「このネタ絶対W1Aで使って欲しいわ!」とか無神経にquote RTしたりした自分をかなり呪ってます。ホントすみませんでした、って思ってます…。


Nick Helm's Heavy Entertainment


現在4話目まで観て全構成および目論みが確信でき、もうね、素晴らしいの一言につきますわ。ニック・ヘルムのライブを知らない一般客を視野に入れ(当たり前ですが)1話目から腹括ってじっくりとニック・ヘルムというキャラ設定のすり込み作業をおこない、4話めでどっかーんと花火です。3話という短期間なのに焦らず一貫して丁寧にあくまでオフビートにキャラ設定を作りこんでいるところ、そしてそのスキルの高さに、感動しております。クーガンのアランとか、(前にもいったけど)ジョニー・ヴェガスとか、番長コメディ(comedy vehicle です)とか消化して昇華してHeavy Entertainmentという新しいコメディの軌跡を作っている、といってもいいんじゃないかくらいな状況になってます(ep4までしかみてないけど!)映像もかなり色々試みていて斬新です。マジで。

かっこいいーーーって、思っちゃってる自分がいますわ。コワいけど!!

この番組、ライブとはまったく別ものですが、ホントにライブと密接に関係しているので、ライブの感想を読んでください。

とりいそぎ、4本の感想をお届けしました…