イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。
あとは、シーズン1以降出てこれないはずのDaisy May Cooperがガッツリ登場していて、ピカピカにかがやいておいしいところをとっていってます。
2) (何かの賞にノミネートされたらしい)Live at the Moth Club (DAVE UKTV)
昔はたまーーーにバスデンさんが、ここ数年は(ひょこひょこ)サム・キャンベルくんが出没するせいで、観に行けもしないくせにDMメーリングリストに登録しているKnock2Backコメディがありまして。そのコメディ・ライブがロンドンの北にあるMoth Club(Hackneyあたり)で行われるんですよ。このシリーズはそのライブを収録しました、という名目のモキュメンタリ―なんです。舞台裏のスタッフ(マーク・ヒープとかをはじめ、Stath Let Flatsで同じみの面々)をレギュラー陣に、ライブ芸人さんたちはライブ芸人として登場し、ライブをライブ観客の前でやるという。
話としては、前シーズンまでで元トイレを改造してパブ経営してたじゃないですか。そこにローマ軍の兵隊たちが戦争(どの戦争だっけ?)から帰還して、その貢献をたたえられ、街中でただで飲み食いするんですよね。で元トイレのバーでもコンプリメンタリーっつって、ただで飲み食いにご招待するんです。マーカス(トム・ローゼンタール)の知らんところでジェイソンが勝手に。で、それを知ったマーカスがあわてて「今からはただじゃなくて払ってもらいますー」って強硬中断させたので、兵士たちが腹いせにパブをvandaliseするんですね。んで、困った連中は「あ、兵隊志願すれば、あいつらみたいに飲み食いただでできるしみんなにちやほやされるんだ」って入隊する・・・よってタイトルが Soldiers of Romeです。
JUST IN CASE this site goes down, my name is Walter Hartwell White. I live at 308 Negra Arroya Lane, Albuquerque, New Mexico 87104. To all law enforcement entities, this is not an admission of guilt. I am speaking to my family now. #RIPTwitter#GoodByeTwitterpic.twitter.com/HuJOswzZSL
The Rehearsalについては、まるで知らなかったのですが、This is Importantを聴いていて、DersとBlakeが「今まで見たこともない番組だけど、なぜこれを思いつかなかったんだ!っていうような盲点をついた傑作」っと絶賛していて、何?!と。HBOなので、NowTVで放送してました。
Accidental Death of an Anarchist was certainly one of the best ever theatre experience I had. Too brilliant. Sharp and platinum quality of (torrent of) words might not have shined without the massive talent of Daniel Rigby. I desperately want to see it again!
8)バスデンさんのお芝居って評判悪いことはほとんどないのです(→悪い評価は見えない)。Holes(これは完全オリジナルだけど、元ネタはLord of the Flies)も、初演がエディンバラのフリンジで評判良くてロンドンに期間限定トランスファー、 The Crocodileも初演がマンチェスターのインターナショナル・フェスティバルで評判良くてロンドンに期間限定トランスファー。だから今回も良い期待してました…。
4)そのパンパンに詰め込まれた風刺なのですが、バスデンさんにしては珍しく、イギリスの警察に対するかなり攻撃的なパンチが多く(注:Line of Dutyジョークもありましたけども。Love IslandもHollyoaksも出ましたけどもw)、ある意味新境地と言っていいかも…いや! オレがいうんだから、新境地(断言)だろ。最近のこともビビッドに反映させての警察内で起きている差別、悪事、またネグリジェンスから招いた事件や、都合の悪いことの隠蔽についてなどをガツガツ入れてました。
6)1970年以降、イングランドとウエールズでは、合わせて3000以上の人が警察の拘置中になくなってるんですってね。お芝居の終わった後に、警察の拘置中に死んでしまったケースをI I I I で、リンクhttps://www.inquest.org.uk/ とQRコードを表示してました。写真撮ったけど、あげていいのかわからないから、オーディトリアム出たところで表示していたものをあげときます。
で、このThis Is Important。確かに、Workaholics全制覇のファンにとって爆笑しかない状態には作ってあるのですが、気がついたらアラフォー(てか、がっつり40代のお父さんたち!)の面々なのに、オヤジを感じさせない・・・アメリカ語ってなんてグルーヴィーでノリが良くてだらっと1時間長聞くのにパーフェクトなサウンドなんだろう、と。
This CountryやTaskmasterシリーズ参加者などでもおなじみのDaisy May Cooper が役者さんおSeline Hizliと共同執筆&出演しているダークコメディドラマ。
お話は、結構いいくらいしをしている奥さんニック(Daisy May Cooper)は、旦那さんダン(Cardinal BurnsのDastin Demni Burns)との仲もなんだかなーで、人生落とし穴にハマっちゃった気分でいます。唯一の心の支えは息子くんのオリー。また、人には絶対に言えないダークな秘密を抱え、その秘密のせいでちょっとしたトラウマになっています。そんなある日、息子くんの学校に転校して来た子のお母さんジェンと、運命のような意気投合をするんですね。ある夜二人で泥酔し、心を許しすぎて、思わずポロリとそのダークな秘密の断片をこぼしてしまいそうになるのですが、その話になりそうな時にジェンが携帯の録音ボタンを押すのです。どうもジェンとの出会いはまるっきりの偶然ではない感じで・・・。
先週から放送開始になったのですが、BBCiplayerで全話上がっていて、二転三転するやめられない止まらないプロット展開にのめり込んじゃって、珍しく全話を一気見してしまいました。というくらい面白かった! またこれは共同執筆とは言えDaisy May Cooperの手腕というか専売特許じゃないかと思うんだけど、This Countryの時と共通して、セリフのナチュラルさ、そのナチュラルなセリフにふんだんに盛り込まれた自然体のユーモアの数々が素晴らしすぎです。とってつけたような「作りました!」ではない笑い、ホントにリアルな会話を切り取ったかのような中で展開される笑いを作り出している。その才能がかっこよすぎて、プルプル震えます。
場所がThe Stand Comedyだったんですけど、フリンジ以外の時期で平日夜8時枠の場合、サポート的なアクトを含めて90分ー2時間枠で行うことが多いんですね。たまに経済的事情でそれをやらない芸人さんがいて(→サポートをいれるとその分収入が減る)今回も約45分ずつの2部構成で、なんの問題もなさげに全90分コンプリートしてました。
グーグルに支配されないため何をやってるか、奥さんのビザ取得の話、カナビス購入とか違法だけど馬を無条件で買えるってどーなのよ…とか、オーディエンスの話も巻き込んで(それで時間を90分に引き伸ばしてるんだろうけど)突散らかさず、本線からずれずにまとめてて、ハイクオリティな芸を見せてもらいました。特に、最後の締めがホントに粋でした。ちょっとしたノベラを読んだ時のような文学的情緒をもたらしてくれた。それは途中であったThe Grapes of Wrathのリファランスが潜在的に効いてるからなのかもしれない。マイク一本で90分という長時間で客を惹きつけこの世界観を作り上げて終わらせる芸人さんは、本当に少ないと思います。
そして、Stewart Leeに関しては、まず「パーソナ」であると認識していただき、その「Stewart Lee」(というパーソナ)が繰り広げる、1シーズンごとにまるで違う話が展開するんだけども、なんとなく他のシーズンと関わりがあるっていうタイプの「Stewart Lee プレゼンツ…」シリーズ、みたいに考えてもらったらいいかも、です。例えば、アメリカン・ホラー・ストーリーとか。
なぜどうしても見たかったか、っていうと、この芸人さんの短いセットをパンデミック中のオンラインで一回見ていて(Knock2Back Comedy at Moth Clubのシリーズ*)、それがずば抜けておもしろかったんです。なので、この芸人さんを見れるチャンスがローカルであったら絶対に見にいきたいと思っているのです。
*オーストラリアからサム・キャンベルくんも出るっていうもんだから、意気込んでチケット購入して臨んだのに、数秒でてぶっつり回線が切れ、Waiting for Goddot 状態になった衝撃の回。周り中の焦りでガチかと思ったけど、今考えたらネタかもしれない・・・だって面白かったし、思いっきり「らしい」もんな・・・
Adelaide Fringe Best Comedy Weekly award winner 2018 and 2019. Perth Fringe Best Comedy award winner and nominee of the Arts Editor Award. 'Master of craze' **** (Guardian). 'Absurd and dynamic' **** (Fest). 'An extraordinary talent' **** (Scotsman). As seen on Australian television: ABC and Network 10. 'Wonderfully offbeat nonsense from one of Australia’s most exciting rising stars' ***** (TheWest.com.au). 'Impeccably well-crafted silliness – and it’s that which makes him one of the smartest comedians on the scene.' ***** (Advertiser, Adelaide 2022).
すいません、いつの年からか、推しがノミネートされないとガン無視するようになってしまい、2016年以降(ガッド年&豪インディ・コメディ目覚め年)、実際なかった2年間を含め、6年間も記事におこしていないFringe Comedy Award (元々はペリエ・アワード)ですが、みなさまご存知、ここ数年オレとコメディといえばの、サム・キャンベルくんがなぜかノミネートされたので、記事にしたいと思います。
Seann Walsh: Is Dead. Happy Now? @ The Stand Comedy Club
ベテラン。でも、元ガールフレンドとのスキャンダルがあったり(Sean Walshが非道)、Strictly Comes Dancing出ちゃってて、個人的には見る気しないっつー芸人さん。なんだけど、今回、やたらどこでも高評価だったんですよ。どーなんだろ。お金を払って見にいきたくないけど、どういうことでの高評価なのかは、把握しておきたいと思うので、どこかでタダで見れたら見てみようかと思います。
The Delightful Sausage: Nowt but Sea - Amy Gledhill and Chris Cantrill with Paul Dunphy @ Monkey Barrel 4
で。今年。コメディ界の(いろんな意味で)スペシャル枠、スチュワート・リーがいつものように新作に向けてフリンジ中毎日Work in Progressをやっておるのですが、「今回は、なんとなく方向性として、スタンダップとは何か、について話をしようと思っていて・・・」って、やるんですよ。この「フリーバッグ」ネタをwww マジで死ぬほど笑いましたけど。
#edfringe recommendation: I saw this in Montreal the other week & nearly had to walk out as I thought a valve in my heart would pop from laughing too hard. Haven't laughed that much since Kim Noble's show about 6 years ago: https://t.co/dJ9Dl7AIRD
7)というわけで、今回のショーは、行列のできる名物ラーメン屋さん、みたいな感じで、「オレのラーメン」がたまらないぜ、っていうお客さんが喜べばいいや、系かも。ただ、どうも様子をみてると、新作ほやほやっぽく、最後に「こんなもんで50分たった? みんな、どうだった?」とか「今日はa group of important peopleが来てて、緊張しちゃってて」って言ってた。たしかに、前に2回観たときとは違って、あれ?緊張してるっぽい・・・と思ったんで。このa group of important peopleがパーソナルに重要な人とその仲間なのか、それともベネットさんとその仲間なのかw 。26日に見に行くときには、微調整して完成度がさらに高い可能性高いと思いました。
I make a lot of silly videos for Twitter, so please follow me and retweet if you like them. Here's some of my best, starting with my version of the Grandstand theme tune. Thanks. pic.twitter.com/1ZZJjQt0e9
— Tom Little is doing EdFringe (15.45 at Subway!) (@ThisIsTomLittle) September 23, 2020
この芸人さん、もう一つ、自分がMCになってTom Little and the Best Comedian He Can Getsというミックスビルのショーも夜にやってます。PR費とか、コネクションがなくて、箸にも棒にもかからない状態なフリー・フリンジの芸人さんたちが、彼を通して認知度を上げることができるかも。