今週は出てきてる評判をちらちら見ながら様子見にしようと思ってるので、このまにコツコツ生産したいと思います。
Joz Norris: You Wait. Time Passes.
去年WiP見て、えらい気に入って、最終形態を見たくて見にいきました。
WiPの感想:http://www.gojohnnygogogo2.com/2024/08/edinburgh-fringe-2024-2024joz-norris.html
「一世一代のライフワークがついに完成したんで、みんなの前で発表するよ!」っていう前振り。WiPでは、いつまで経っても完成作品の発表に至らず、いろんな形で引っ張り続けてたんで、ベケット色が強かったんだけど、完成品は、発表したらどうなるのか、をきちんと描くことで、アーティストの欲望ってなんなのか、そしてアートってなんなのか、というピンポイントなテーマに落とし込んでました。芸のためならー女房も泣かすー(古)ってやつですね。(女房泣いてないけど。泣いてるの自分だけど)一世一代のライフワークが彼が出身(?というのか?)のWeirdos Comedyの極みで、あまりにも強烈で途方も無いバカバカしいものなんですが、それを超キープしながら、「アート」とそれに翻弄されてしまうアーティストのお話を作り出せていたのは、大変良かったと思うんです。評判が大変良くて、ベネットさんが5つ星出してるんですよ。https://www.chortle.co.uk/review/2025/08/08/58710/joz_norris%3A_you_wait._time_passes.
そーです。レジェンドの(エディンバラフリンジ)復活です。が、Returnsといってツアーをやっているので、スタンダップ自体が久しぶりという理解でいいのかもしれません。
https://www.edfringe.com/tickets/whats-on/rhys-darby-the-legend-returns
Rob Kemp: Beatlesjuice – WIP
(大丈夫よね?説明とかいらないよね? 大物だもん大丈夫よね)
Pleasanceの750席箱の、Pleasance Grandで10日間限定。いまだFlight of the Conchords好きとしては、ココちょっと外せないので、発表になった時に速攻で買っちゃってました。同行者らとは、「そうそう簡単には売り切れんだろー」と言ってたのですが、10日限定なので、日程近くなっちゃったらそりゃ売り切れちゃってますよね。
リターン以前のRhys Darbyを見てるものとしては、結構ビートボックスの効果音とフィジカルコメディってイメージがあり、(その意味で)高いスキルの笑いを楽しめる、って認識はあったんですが、今回感動レベルで素晴らしいと思ったのは、この特技が全面に活かされての、ストーリーテリングで、その表現力の高さがエグすぎて、一本のハリウッド映画かなんか見てる気分になる程だったからなんです。50過ぎて日々衰えと老いを感じながら(→伏線)進化し続ける世界に生きるSimple Dadが、3大AI巨頭(Open AIのSam Altman, Elon Musk, Mark Zuckerberg)の送り込むロボットとAIの侵略戦争に勝てるのか。ロボットサイドのドラマも描きながらw、壮大なエンタテイメントを展開するんですよ。1時間の。何一つ無駄のない。
13年ぶりとは到底思えない、腕は全く錆びついているどころか、ものすごい研ぎ澄まされた一流シェフの包丁でした。「大物」なネトフリ配信の大御所の、role modelになってほしい。
Rob Kempって2017年だったかで、The Elvis Dead で盛り上がった芸人さんなんですが、オレはエルヴィスもホラーも専門ではないので、未見なんですね。今回ホラーも専門とする友人に、みにこうぜこれ、って言われて、ついていった次第です。
結果、あまりないタイプのものが見れて、良い経験になりました。
映画ビートルジュースをストーリーをビートルズの調べに乗せて歌って歌う60分w でもWiPの最初なので(WiPのプレビューって本人言ってたw)お客さんに「これどう思う?こうしたほうがいいと思う?」とか相談しながら進行してて、和気藹々でした。
The Elvis Deadが大好きな友人らが一番前に座っちゃったので、(どういう芸人さんなのかもよく分からんかったので)激しく不安を抱いていたら、その不安エネルギーがステージ側に届いたようで、始まる前に「明らかに不安そうなんだけど大丈夫?」と聞かれ「いえ、ただひたすらこのステージとの距離感が・・・」と正直に不安を説明したら、「大丈夫そういうやつ(クラウドワーク)じゃないから大丈夫」ってノー・クラウドワークゾーンを作ってもらえたんで、良かったです。
いや、クラブコミックじゃなくて、こうした60分のショータイプだとね、どんな笑いかある程度知識があれば、いいんですが、まるでわからないとね、やっぱりねぇ
来年、最終形態になってる時に、また誘われると思うので見にいってると思います。多分。
Simple Town
元々のオレ的今年の注目トップに入るアメリカからのスケッチ・コメディ・グループで、ついにナマが見れたことで、嬉しかったです。ネタ構成が、各ネタ上に出てきたセリフを繋げて一本のショーに仕立て上がってて、モンティパイソンを思い出しちゃった(注:アメリカのスケッチコメディグループです)多分5ー6本くらいしかやってないんで、1本のスケッチが結構長めのはずなんだけど、まるでタルみや無駄がなくて、あっという間の1時間でした。
実は昨年の3月にロンドンまで弾丸でPlease Don't Destoryを見にいったりしてるんですが(→普通にコロナ禍にハマった)最近のアメリカのこういったグループは、いわゆるバイオロジカルによるジェンダーが、自然体で一切影響しないネタづくりなのが、気に入ってます。(→女子だとか男子だとか、っていう分け方をしない)イギリスもなのかな?
最近イギリスで3人以上でスケッチやり始めた若手って、そういえば知らないなぁ・・・ロンドンに行ったらいっぱいいるのかもだけど。
他、と言ってるわりには、書くほどではないかな、という気分になってしまったので、以上にしようと思います(てか、疲れた)
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