イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


ラベル Liam Williams の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Liam Williams の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年10月3日月曜日

2022年9月にメディアで観たり聴いたりしたコメディ的情報と感想です。Am I Being Unreasonable? See How They Run, Ladhood S3, Code 404 S3, Bloods S2とか。

8月が思いのほかライブコメディのお祭り1ヶ月になってしまったので、9月はおとなしくしていようといろんなコンテンツのキャッチアップしてました。

というわけで、以下は観たものの忘備録と基本的には布教です。


Am I being Unreasonable?(BBC)

このクリップだと誰でも観れるのかな?

This CountryやTaskmasterシリーズ参加者などでもおなじみのDaisy May Cooper が役者さんおSeline Hizliと共同執筆&出演しているダークコメディドラマ。

お話は、結構いいくらいしをしている奥さんニック(Daisy May Cooper)は、旦那さんダン(Cardinal BurnsのDastin Demni Burns)との仲もなんだかなーで、人生落とし穴にハマっちゃった気分でいます。唯一の心の支えは息子くんのオリー。また、人には絶対に言えないダークな秘密を抱え、その秘密のせいでちょっとしたトラウマになっています。そんなある日、息子くんの学校に転校して来た子のお母さんジェンと、運命のような意気投合をするんですね。ある夜二人で泥酔し、心を許しすぎて、思わずポロリとそのダークな秘密の断片をこぼしてしまいそうになるのですが、その話になりそうな時にジェンが携帯の録音ボタンを押すのです。どうもジェンとの出会いはまるっきりの偶然ではない感じで・・・。

先週から放送開始になったのですが、BBCiplayerで全話上がっていて、二転三転するやめられない止まらないプロット展開にのめり込んじゃって、珍しく全話を一気見してしまいました。というくらい面白かった! またこれは共同執筆とは言えDaisy May Cooperの手腕というか専売特許じゃないかと思うんだけど、This Countryの時と共通して、セリフのナチュラルさ、そのナチュラルなセリフにふんだんに盛り込まれた自然体のユーモアの数々が素晴らしすぎです。とってつけたような「作りました!」ではない笑い、ホントにリアルな会話を切り取ったかのような中で展開される笑いを作り出している。その才能がかっこよすぎて、プルプル震えます。

もう一点はオリー役の子がめちゃくちゃ上手なんですよ!!! 何歳なのかわからないけど(ドラマ上は9歳だけどもっと上のはず)喜劇と悲劇と無垢なホラーをいっぺんに表現するのがうますぎて、おそらくこのシリーズのスターは彼だと思います。

制作陣含め、才能ある女性タレントを多く起用しているのも大変ポイントが高いです。ぜひ観て欲しいです。


See How They Run  

こちら、映画です。久しぶりに出たイギリスならではのコメディ映画、じゃないでしょうか?( サム・ロックウェルがメイン・キャラですけどw)

舞台は1950年代のロンドン・ウエストエンド。アガサクリスティ作の大ヒット殺人ミステリー「マウストラップ」が大成功となり、映画化しようとアメリカから映画監督がやってくるんですね。で、芝居のプロデューサーとの説得交渉がなかなかうまくいかなかったり、出演者を交えてのパーティーでも完全に酔っ払って出演者とちょっとした喧嘩になったりというくだりがあってのち、この監督が劇場内で殺害されて発見。この殺人事件を巡って巻き起こるミステリーコメディです。

キャストがすごいんですよ。サーシャ・ローナン、サム・ロックウェル、エイドリアン・ブロディのハリウッドAリストのビッグネームが並ぶほか、ティム・キーとリース・シアスミスがいい役でガッツリ登場。This Countryのカーテンことチャーリー・クーパーと牧師だったポール・チャヒディが美味しい役で登場してるほか、カメオもボロボロ。芸達者な人たちがそれぞれ魅力全開で登場してるので、ものすごい面白いです。

しいて言うと、このキャストの才能が集結してるからこそ、この作品光ってるかな、と。脚本が悪い言い方をすると超優等生なエリート・オックスブリッジ・コメディなんですよ。ネタバレになっちゃうかもだけど、芝居マウストラップのストーリー展開とそれを映画化するなら、と企画される映画化バージョンのストーリー展開と、(映画の中で)実際に起こる殺人事件を綴るストーリー展開が上手にオーバーラップするんです。まるで教科書みたいで、自体に遊んだり崩したり想定外を模索する隙がない。そこをものすごい才能のあるキャストたちが自分たちの魅力を持ってして遊んだり崩したりしてくれた感じです。


Bloods S2 (SKY TV)

 イングランドの救急隊チームの群像劇コメディ、でいいですかね?(汗)シーズン1のレポートはこちらです。

で、シーズン1でもお恥ずかしながらもクソもなく明記してますが、オレのフォーカスはSam Campbellくん一点絞りで、サムくんの演じるダレルくんと彼がチームを組むダリルくんの2人組しか追っかけてないです。って言うか、SKYがダレルくんがどうなってるかをまとめてYOUTUBEに上げてくれるのを知ってからは、それ観てるだけです。S2ではダレルくんがオーストラリア人なのでビザ延長問題で困っちゃってて、誰かと結婚しなきゃ、となる展開。手当たり次第にプロポーズするんだけど全滅で、途方にくれちゃうんだけど、よく考えたらダリルくんと結婚すればいいじゃん?!となります。7分強なので、これを機会に何をやってもブレない天才の天才さ加減をご覧ください↓(クリップで)

どーでもいいんですけど、役柄の名前も記憶にないレベルなので、IMDBで調べたら、サムくんのIMDBの写真コレでしたよw。ブレなすぎて震える。

自分でテコ入れたりしてんですかねw


CODE 404S3 (SKYTV)

こちらもS1、S2は紹介済み。

ガッドさんの演じる役がどんどんコメディ要素多くなってる気がします。


Ladhood S3 (BBC)


うわ、BBCずさんだなぁ(涙)シリーズ3のトレイラーないんだけど・・・ これだけ見つかりました。世界的に観れるのかな?


今回が最終シリーズとなります。個人的にどんなに素晴らしい作品でも(コメディに関しては)3シリーズで終わるのが一番ベストと思いがちなので、これはありがたいです。

基本的にリアム・ウィリアムズくんの中高生時代を題材にした私小説です。

で、TVシリーズになる前のラジオシリーズの感想はこちら。(→この頃はリアムくんがライブコメディの未来の希望となるようなスタンダップをやっててマジでドンハマりしてたときです。しつこいようですが惜しくもスタンダップ引退しました)

シリーズ3はA Levelでいい成績だったせいで親と学校の強制的な?斡旋のもと、オックスブリッジを目指すことになります。つるみ仲間のほとんどは卒業後は社会人になるというのに。他のみんなが自分で稼いだお金でビール飲んだりテイクアウト食って楽しんだりしてるのが羨ましくてしょうがない。「学業以外の活動をすることはオックスブリッジに入るのにポイント高い(→ホント)」と眉毛がコイル巻きの母親を説得し、ピザ屋で働き始めるのですが・・・という話で開幕。
S3も大人になった自分の状況シーンとオーバーラップさせて学生時代のエピソードを展開しており、秀逸さをキープ。特にエピソード5と6は素晴らしかったです。(カメオゲストの使い方がその人が作ってる別のカルト人気作品とバイブがオーバーラップする、というのもポイント高い)
その一方、大人になったリアムくんが広告代理店で働いていて、困惑する人いないのかな?とちょっとだけ心配になりました。オレは、たまたまリアムくんに過去にハマっててインタビューとか聞いたりしてたから、フルタイムで芸人に振り切る前に短期間サラリーマンやってたの認知してるんで、納得できたけど。と思う一方、この作品がリアムくんのティーン時代をもとにした話だってところを認知してる視聴者がどれだけいるんだろうとも考えると(汗)そっちが少数なのかもしれず、そーなると、オレが気になったことはどーでもいいことかも、と激しく思いました・・・(汗)

備考ですが、リアム役の子よりつるみ仲間のラルフ役の子の方がものすごいあちこちで活躍してる印象w。あ、でもなんかでっかいティーンドラマのメインをリアム役の子がやるってニュースは見たな・・・

以上です。本当は、最近ドンハマりしてるポッドキャストの話をしようと思ったけど、すでに長すぎるので、別立てしてエントリーします。


2021年9月13日月曜日

(多分)2021年8月くらいから観ているイギリス中心のオススメの海外コメディ番組です Ladhood S2, Code 404, The Cleaner, Bloods とか。

 

こんにちは。いつも、これがオススメだぜ!日本でもNetflixとかHuluとか配信されてると思うので絶対観てね!と確認もせずテキトーなことを言っているせいで、まるで日本では配信されていないものばかりを羅列している、全く役に立たないエントリーをしつこく、続けます。


 Ladhood Series 2 (BBC3)


シリーズ1の感想

TVシリーズになる前のラジオシリーズの時の感想 (なんと6年前…滝汗)

ここまできちんと追っているのは、オレ様がこのクリエイターであるリアムくんのピン芸(=執筆とスタンダップ)にズッポリハマった経緯があるからです。気がつけばもう「くん」と呼んでられない、三十路半ばに近い人ではないか… 時間というものは、ちょっとお茶休憩をしている間に10年近く過ぎてしまいます…いつまでたっても活動が再開しない作家さん(→大ファン)の時間軸をこっそり疑い、インタステラー現象呼ばわりしている場合ではなく、地球の時間自体がおかしいのかもしれません・・・

このシリーズは、現代のリアムくんが、セカンダリースクール時代を振り返るモノローグ基盤のコメディドラマで、シリーズ2はGCSE後のリアム君とその仲間たちを描いておりますが、シリーズ1に比べ、プロット展開に洗練さがものすごい目立ちます。はっきり言って、S2の第1話は本当に秀逸で、プルプル震えました。現代のシーンと回想シーンがパラレル進行し、上手にオーバーラップするんです。言葉とか光景とか細部に渡ってリンクをつけている。そうすることで、回想シーンにより臨場感が湧く。今年は個人的な理由でEnglish literatureという専攻科目について考えさせられる経験をしましたが、こういう作品を輩出できる技量と才能を育むことにもつながるのなら、オックスブリッジのEnglish Literatureはいろんな意味で守られていかなければならないのではないか、とすら思ってしまいました。

ここに出てくるリアムくんとその仲間たちは、今後ドラマや映画で大活躍して行くと思います。その意味でも注目しておいたほうがいいのではないでしょうか・・・


CODE 404  Series 2 (SKY TV)


シリーズ1の感想

英国エンタメ好きには、出演するドラマをどれも素晴らしいものにする魔法を使える超人気俳優、スティーヴン・グレアムとダニエル・メイズの2人がでちゃってるコメディシリーズ。かつ、(リチャード)ガッド・ファンは必見のシリーズですね。シリーズ1がオススメなので、シリーズ2も当然おススメさせてもらいます。

シリーズ1の最後でロイがひた隠しにしていた秘密がジョンにバレてしまい、(まさか生き返るとも思わなかったので、というのはいいわけになるのかわからないですが、というか言い訳する必要があるのか、という話ですが)ジョンがロイをディッチ、別の人とパートナーを組みます。またシリーズ1ではヤク中でやさぐれてた囚人ガッドさんが実はもっと大きな組織の重要な手先であり、今まで未解決だった事件の情報を流す代わりに自由にしてくれ、みたいなやりとりも同時進行。

シーズン2も引き続いて、実験的な試みであるジョンがどこまで保つのか? であり、不具合が起きるところにコメディ要素が多いです。1エピソードでは可愛いライバルくんも登場。

シリーズ3も制作決定してます。


Bloods (SKY TV)


パラメディックが舞台となってて、Samson Kayo とJane Horrocksを中心に展開するコメディで、日本の英国コメディファン層では絶大な人気を誇っているJulian Barrattが渋カッコオヤジで出てる点と、Jane Horrocksが好きなら、全然楽しく見てられるシリーズです。

が、すみません。オレは、Sam Campbellくん目的一点絞りです。出てるんですよ。レギュラーで。正直あんまりプロットとかシリーズのクオリティとか面白いとか笑えるとかどーでもいい。ただのキャンベル出没案件なだけです。まるで感想がありませんが、そんなことがたまにはあってもいいんじゃないかと思ってます。


The Cleaner (BBC) 


Greg Davies (TaskmasterシリーズやらThe Inbetweenersの校長先生やらMan Downやら、CuckooやらスタンダップのスペシャルもNetflixで見れるよ)の新作ということで、ものすごい!話題です。ワクワクを止められず、餓えたゾンビのように配信と同時に食らいついた大勢の英国在住民のうちの一人です。

清掃員の話なのですが、清掃員でも犯罪現場専門の清掃員です。誰かに清掃員と適当にあしらわれそうになると、誰でもなれるのではない(資格試験を通った)と、グレッグ扮するポールが訂正するところは、確実にレギュラーコメディ要素の一つとなっています。

毎回メインゲストに大物を呼んでいるようで、第1話は、ヘレナ・ボナム・カーター! 長年連れ添った旦那さんをめったざしにした犯人・奥さん役で登場します。Man Down系の、グレッグ・デイヴィスから期待する笑いが楽しめる冒頭30秒から一転、コメディというよりは、なぜ旦那さんに我慢できなくなったか、殺すに至る至らないの微妙な一線について、センティメンタルに描き出して行くオトナな内容になってまして。ジョークのスパイスはちょぼちょぼあるものの、過去作では見られなかった、新境地だと思います。正直、不意をつかれたというか、Man Down 系を期待してたので不覚にも拍子抜けしてしまいましたが、ハイクオリティだったと客観的には印象を受けています。

体勢を立て直してもう一回みなければいけない…。ちなみに第2話のゲストはデヴィッド・ミッチェルです。


その他

こちゃこちゃ観てるんだけど、今パッと思い浮かぶものが上記4本でした…(汗)あ、あとは、ニュージーランドの Wellington Paranormal (→Jamaine Clementが制作に入ってるとかで観たかったの)とか、ガンでお亡くなりになっちゃった Sean Lockのカルトコメディシリーズ15 Storeys Highのリピート配信とか(→DVDを持っていても手軽なので配信で観ちゃう)かな・・・? また思い出したら、追記して行きたいと思います。

2021年2月3日水曜日

2021年1月に観たUKを中心とするコメディのおすすめです Pandemonium (→バスデン情報), Back S2, Pls Like S3, Save Angel Comedy 他。

 明けましておめでとうございます。

不定期企画をやれる心と時間の余裕ができましたので、何本かぜひともキャッチしていただきたいものをご紹介します。

(ちなみにこの期間にハマったドラマは、The SerpentとIt's a Sinですね。あとはRu Paul Drag Race UKにはどんハマりしてます。観たものに関してはTwitterで随時感想を垂れ流しているので、ご興味のある方はのぞいて観てください)


1)バスデンさんの新作Pandemoniumが年末に放送されました…

そのお知らせは12月30日に届きまして。

いつも思うんですけど、バスデンさん自分のこのブログサイトの存在を年に1−2回は思い出して、ファンへのDMみたいんに使ってくれてるのな(汗)これってドメイン更新でお金払わなきゃいけない時に思い出すのかな(汗)おかげで、どこよりも早くバスデン情報を得る機会がたまにあります。これも放送当日に届いたけど、Chortleさんとかが言い出すより早く叫べたもん。

で、写真見てもらえるとわかるけど、バスデンさんが執筆してて、本人も出てるんだけど、他のキャストも豪華なのに注目。キャサリン・パーキンソンとかジム・ホイックとか。単発ものかと思ったら実はパイロット版で、好評だったらシリーズになるらしい。

まさにパンデミック最中のコメディなので(→コロナでせっかく計画してた海外旅行がおじゃんになって、フライトキャンセルできないタイプのを購入してたからお金戻って来なくて、コロナのせいで商売できなくなっちゃって、結婚式もできなくなっちゃって、うんちゃらうんちゃら)一般庶民の話でむちゃくちゃLo-fi。なので、脚本ありきというか、セリフがシャープに光ってないと、そんなもん現実の世界で十分、わざわざ見たくもないわ、になるのだろうけど、

こういう何もないところにキラキラした素晴らしい、笑える笑いを作り出せるのが、バスデンさんなんですよ、みなさん。

贔屓じゃないですよ、贔屓じゃ。本当に素晴らしかったですよ。これこそ、オレらファンが大好きなバスデン脚本ですよ。Partyシリーズにも通づる、脚本の宝石ですよ。なんのてらいもない、スルーっとした、さりげないところに、グッとくるものをバスデンさんは描き出すことができるんですよ。

BBC iPlayerでいいしばらく視聴可能なので、見てください。そして必ずやくるであろうシリーズ化の日を心待ちにしましょう。

パイロットのせいか、トレイラーもBBCは作ってくれてませんが、制作者の人たちが制作現場のコンピをYOUTUBEにアップしてます。



2)Simon Blackwell先生&ミッチェル&ウェッブのタッグ再びBackシリーズ2(Channel4)多分シリーズ1よりも好きかも!というくらい素晴らしかったです。

Peep Showファンにはたまらないパラレルワールド・リユニオンですね。1月下旬にシリーズ2の配信が始まりオンデマンドだと6話一気に全部見れちゃいますので、我慢できずに結局見ちゃいました・・・

シーズン1についてもちょっとだけ過去に感想を書いてますね。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/09/2017tv.html

シーズン1でやりすぎた(?)ジェレミーアンドリューに父親、パブ、周囲の信頼、巧みな嘘(なのか?)と根回しで全てを持ってかれちゃってアル中と鬱でリハビリ入っちゃうところまで行っちゃったマークスティーヴンが、2度と騙されんぞ、と完全防備で戻ってきます。でもジェレミーアンドリューになんとなーく手助けされてる感じ。改心した、ってジェレミーアンドリューは言うんだけど、本当なのか?これも彼の企みの一部なのか、なんていう深読みをしながらテンポよく話が展開してきます。最後のオチが最高でした。これで終わる感じなのかな?とも思いますが、どうなんだろ〜! 絶対見て欲しいです。


3)リアムくんのPls Like S3 もBBCで配信開始! 

リアムくんといえば、すっかりスタンダップをやめて久しい(→しつこく惜しむ)リアム・ウイリアムズくんのことです。(気がつけばもうとっくに三十路すぎてるかもしれない・・・いい加減にくんは行けないかもしれない・・・)2019年にラジオシリーズからテレビ化されたLadhoodがかなり素晴らしくて、べた褒めして以来かも??

このPls Like はvloggerをネタにしたBBC3のオンラインシットコムで、S1については結構しっかり感想書いてます(S1放送時はなんと4年前か!)で、S2は見てるけど、感想を特にも書かず、でS3です。主な醍醐味は、どちらかというと、シリーズ重ねるごとに、キャストがちょっとずつ豪華で手前味噌じゃなくなってくることですね。あとは、たまーーーーーにすごい崖っぷち海峡なダークな笑いが拾えるところかな?リアムくんらしいところが、そこで楽しめます。全体的にはとてもゆるいです。リラックスして見るのにちょうどいいかな。1話15分強なので、サクサクです。



今回、なぜS3を紹介せねば、と思ったかといえば、

A)(天才の) Sam Campbellくんが出てるの!!! エピソード5だから!!!みんなエピソード5!!!!なんでもいいから、エピソード5みてください!!

B) 監督が交代して、セレブ監督になっちゃったからです。なんと、The Inbetweenersのウィル、サイモン・バードになっちゃったの!

サイモン・バードといえば、今年インディ映画Days of The Bgnold Summerで正規監督デビューも果たし、概ねほぼほぼ好評で、その監督っぷりを期待したいところなのです。


(とか言っておきながら、まだ観てないオレ・・・汗)

で、Pls Like Series 3でのバード監督っぷりなんですが、やっぱりいい人というか、シリーズ1、2でこのシリーズの色を確立させたトム・キングスリー監督(→注:(今となっては義理恥ですっかり日本でも大人気のウィル・シャープくん(さん?)と以前よく組んで映画作ってたとてもクールな映像を作る監督さんです)をそのまま尊重していて、よくわかんなかった・・・。デビュー作見ないと比較のしようもない、観てないオレが悪いです・・・。3月中旬に仕事が1度峠を越すので、そのご褒美としてバード監督の処女作を見て、感想を書きたいと思います。(→アマゾンで有料ですが、見れるのです。きっと日本でも見れるんじゃないかと思う。きっと)

さて、もう一つ。パンデミック中のリアムくんといえば、以前ヨーロッパにふらふら3ヶ月くらい旅して書いてたブログ投稿を元ネタに小説を出版してます。よかったら買ってください。

https://www.amazon.co.uk/dp/B07Z8SXSZJ/

あらっ!たったの2ポンド99!買ってないんだよね・・・買おうかしら・・・


4)毎月3ポンドで、会員しか見れない豪華なモキュメンタリー・シットコムが見れるSave Angel Comedy

 1話目見ましたが、本当に面白かったです。これほど撮影や編集の予算がなくても、ブレインと才能と敏腕芸人さんたちが集まれば、ハイクオリティなものが作れるという、新たな例が。言い過ぎかもしれないけど、一番最初にThe Thick of Itを見たときのすげー!に近いものを感じました。映像とか作り方に関しては言い過ぎじゃないと思う。1回目はTim Keyがメインゲストなんだけど、Mark Silcoxさんの笑いのタマが強烈にすごすぎて(相変わらず)、美味しいところ持ってっちゃってると思う・・・

この払った人限定のモキュメンタリーができた経緯は、コロナで、瀕死のコメディクラブを救おうというところから来てます。この辺りの話は、昨年たくさんしてしまっているので(←結局ちょっとの国の支援金では全く足りない状態)、ぜひ、コメディずきの皆さんは、よろしくお願いします。

https://www.patreon.com/angelcomedy/

だって、ここは英語圏の芸人さんたちがこぞって愛するお気に入りのコメディクラブなのですよ。ロンドンへ旅行に来る、コメディ好きのあなたも、一度は訪れたい場所なのですよ。それがコロナでなくなってしまったら、次に旅行に来たときに、なくなってたら、

辛すぎるじゃないですか。

守りましょう。月たったの3ポンドで、力になれるかもしれないのです!


5)他にもおすすめがある気もするけど、忘れてしまいました・・・思い出したら、追加しようと思います。


以上です!

2019年11月26日火曜日

2019年秋以降見たり聴いたりしたUKベースのコメディおすすめです


気が遠くなるほどの暇が始まった先週あたりからお楽しみの冬眠生活に入りましたが、いい加減寝るのも飽きるほど心に余裕ができたのでブログを更新したいと思います。

秋以降から見たり聴いたりしたUKベースのコメディおすすめです。


① Plebs S5が始まって終わりました(全8話だよ)


バスデンさんのヒット商品というだけの理由でほぼ全てオンエア時間に視聴しています。今シリーズも元お便所だった場所を改造して作ったパブをベースに展開する8ネタ。もともとローマ時代に引っ越しただけで、やってることってイギリス人男子のやってることと変わんねーよね、というざっくりした基盤があってここまで進んできたんだけど、今回は「The World of Pub」感が半端なかった・・・The World of Pub とはKevin EldonとPeter SerafinowiczとPhil Cornwellが流行らない経営不振なパブをどうにかするために毎回色々頑張るんだけど・・・というsitcomで、もう今思い出せば思い出すほど・・・かぶる(汗)(どこかでこのシッコムの話はしてると思うのだけど全然出てこない!すいません)



(パクってる訳ではないですよ)。

② Defending the Guilty


Giri / Haji 義理/恥 ですっかり日本で大注目になっちゃったんじゃないですかっ?!(すごい叫んでいる)のWill Sharpeくんが主演(と信じて疑わない)している法廷コメディで、IT CrowdでみなさんおなじみのKatherine Parkinsonが出演、パイロットをJim Fieldsmith監督が手がけ、本シリーズはThis CountryのTom George監督がご担当というとにかく豪華な制作、キャスト陣なのですよ。かわいいくておしゃれで英国的ウイットに溢れ、皆様のしたしみ深い「イングリッシュコメディ」でござってますが、それもそのはず作家さんがMan Stroke Woman とかCuckooのKieron Quirkeさんでオックスフォード大学のクラシック(ラテンとか古典とか哲学とか)ダブルファーストで卒業してる人らしいです。ああ、納得の。はい、もう一回、ああ、納得の。シリーズ2決定してます。

Sam Campbell くんのBBC3ショート!相変わらず変すぎ爆弾炸裂(→褒めてます)
たかだか3分なのでとにかく見てください。↓



オレのキャンベルくん熱は冷めちゃーいないよー。今年メルボルンの国際コメディフェスティバルで散々やってたポールウィリアムズくんとのコラボショー観たすぎて観たいことを思い出すたびに吐きそうになるので、どこかで見せてください。

④ Ed & Joz シリーズはもっとスポットライト当てられるべき!
こないだでた新作がこちら

これはJoz Norris くんとEd Aczelおじさんのコンビ芸によるMorecombe & Wise 趣味の人なら絶対好きになる一作です。特に今年観た2人のフリンジショーと、Mr Fruitsaladをきっかけに完全にオレのいつもチェックリストに入りました。この二人およびWeirdo Comedyのチームが出たり入ったり(つまりBen Targetさんが出たり入ったり)してるショートは他にもあって、以下のも注目していただきたい。
Joz & Ed's DaVinci Code Type Thing from Paul on Vimeo.

⑤ ガッドさん主演のショートが俊逸です。

Baby Reindeerがエディンバラ&ロンドンで大成功を納め、今後はこれを提げあちこちツアー、その後はちょっとおやすみ・・・としばらくお遊び&シャレで作ったよテイストな作品はお目にかかれなそうなRichard Gaddさんが以前関わったショートフィルムが一般公開になりまして。めちゃくちゃ俊逸なんで観てください。背景とか色々説明すると全部ネタバレに繋がっちゃうから何も言いません。
WHIPPERSNAP from Blink Industries on Vimeo.

ほぼセリフ関係ないんで英語が・・・という方にもガンガン回してください。

⑥ リアムくんのLadhoodがラジオシリーズからTVシリーズに変換されて登場


すっかりスタンダップ界を引退して、惜しい子を失くしてしまったと喪に服して数年(なんと5年前!)。正直彼のモノローグしか興味がないので、その間ほぼスルーしちゃってたんですが、本人さんはBBC3やRadio 4とか中心にPls Likeとか作ってたり、スケッチコメディトリオSheepsでは活動を続けていたLiam Williamsくんです。この度かなり好きだったLadhoodがTVシリーズ化され、ラジオシリーズよりもさらに自己探求を掘り下げた、比較的構成力高い作品に仕上がっており、高評価。もともと好きなモノローグで展開していきますし。中坊ー高校生ボーイズ的なコメディ自体が品薄ななか(近年Derry GirlsとYoung Offenders出ましたが)、いい作品一本できててよかったかと思います。ちなみにDerry Girlsおすすめです。(→話ずれました)

⑦ Next Up (Netflixではない)は現場の、真の(マーケット)状況に近いライブコメディが見れる有料制サイトなのでおすすめです。

https://watch.nextupcomedy.com/signup/package

見れる内容が、Netflixとかの大手のありきたりのものと違って、我々がフリンジやコメディクラブなどで見れるものばかりをものすごい勢いで集めまくっています。例えばJordan Brookesとか見れないでしょ?でもみたいでしょ?ここでだと見れるんですよ。
Fern Bradyちゃんとかみたいでしょ?でもなかなかこっちきて見るとかできないでしょ?Next Upだと見れるんでしょ。Michael Legge さんもTom Parry さんもみんなオレのおすすめ(今年の作品!古いのじゃなくて!)が続々配信されます。しかも月額4.99ポンド。年会にすると月額もっと安いよ!

https://watch.nextupcomedy.com/browse/discover/2610

というわけで、とりあえず以上です。



2017年2月14日火曜日

2017年1〜2月に視聴したUKまたはUKで観れるComedyの感想です


「見てみようか」というモチベーションがわいた2017年1−2月Comedyのご紹介、そして感想が以下のとおりです。

Uncle 3 



http://www.bbc.co.uk/programmes/p04l7p22

Series の紹介と1 & 2 の感想については、こちらをご参考にどうぞ。

名作は長く続ければ続けるほどリスクが高く、すぱっとやめるパンクな精神が必要で、その標準的シリーズ数がイギリスの場合大抵3シリーズです。もちろんUncleの場合は、BBC3放送ですし、政治的経済的事情が入っていると思いますが、低予算でダラダラ続けるより、スパッと美しく終わろう、と3で完結となりました。1&2のクオリティとテイストをキープする一方、ビター&スイートの割合を変え、かつエロール君が成長し変化するのと呼応した(セリフによる)”大人の笑い”がメインとなるなど、しっかり1&2との差別化もできていた。アッパレです。
最終話は避けられないけれども残酷な「旅立ち」が待ち受けているのですが、その残酷っぷりで終わるのかと思いきや、一雫の「希望」でプチンときれて終わる。この手法、まさにSkins 1~2シリーズ他で有名なJack Throne先生の専売?特許で、そりゃシリーズ終わった直後に先生絶賛ツイートしてるよな、と思った次第です。

あと、ぜひ特記すべきは、エロール君の美少年っぷりです。顔立ちの綺麗さ加減がハンパなかったです。あの子モテるんだろうなー。多分。あんな子うちの娘の学校にいたら学校どんな感じなんだろー、と思わずおかーさんは想像してしまいました。

そんなわけでみなさん是非どうぞ。


Reunion




http://www.channel4.com/programmes/comedy-blaps/on-demand/65317-001
こちらChannel 4からの恒例オンライン・Comedyシリーズ、Blapからの今年の新作です。エディンバラフリンジでも職人スキルをふんだんにみせてくれたMax & Ivanのお二人組の5分x3本ものです。二人のライブを見ていると、このネタとストーリー、余裕で二人だけでライブでやっちゃうんだろうな、というのがわかります。言い換えると、彼らのステージがTVになるとこのようになるのか、というのがわかって興味ぶかかったです。このComedyに出演していた芸人さんがみんな個性強い才能ある人ばっかり連れてきていたので、登場人物のキャラ立ちがそれぞれできていて、成功していたと思います。
(多分あるであろう)ライブバージョンも見てみたいな、と思います。


How To Become A Superstar Vlogger | Pls Like 



(これって日本でも観れるのかなー?)

昨年夏の本格お芝居(脚本執筆)デビュー後、パント(脚本執筆)とかやって、いいしばらくガチのComedyをお休みしていたリアム君が久しぶり(多分。)に比較的ピンで作ったVloggerをネタにしたモキュメンタリーです。玄人ウケはするけれど売れ方イマイチ知名度イマイチなリアム君が、お金ほしさに10000ポンドをかけたVloggerのコンペに参戦。飲んだくれて、よの人気Vloggerと真反対、ネガティブ一杯、言いたいこと言い放題で管巻いたところ意外に大ウケして一位をとってしまいます。が、主催者側(Tim Key)は納得できず、リアム君に人気Vloggerを1人1人訪ねて人気になる要素を一つ一つクリアするVlogを作れ、と指示するんですね。ちゃんと作ったら10000ポンドやるよ、と。お金の欲しいリアム君はVlogger探訪の旅を始めます。。。

「オンライン・エンタテイメントで注目を集めて活躍をしているVloggerさんたちを見て”あいつらよりもオレは上”と心密かにほくそ笑んでいるが、自身はエンタメ界の窓際族であるリアム・ウイリアムズ」というキャラ設定で、Vloggerさんたちと絡み、その結果、彼のよくやっているアイロニーな笑いを出していこう、というものだと思います(多分。1話しか観てないから断定しません)。
1話目で上記の彼の色がでているくだりがちらちらっと出てたので、2話目以降もみたいと思います。15分だからちゃちゃっと見れちゃう。

監督さんがWill Sharpe君とタッグを組むことの多いTom Kingsleyさんなので、安心安定きちんと見せてくれています。いやー、もー、いい監督さんが担当してくれてよかったよー(涙)

なんですが!!! 1点大変疑問なことがあります。

制作者サイドからすると、Vloggerがネタでモキュメンタリーという臨場感を出すための意図的かつ自虐ネタの一貫じゃないかと思っているのですが、このシリーズ、You Tubeでは見れるけど、BBC iPlayer上に存在しないの。
だけど、Goサインでたときから、BBC3で、ってさんざん報じられときながら、いざBBC3に行こうとIplayerに行こうと出てきやしないんですよ。こんな長いタイトル、他に憶えたいことが山のようにある(→ウエールズ語とかSFAとGruffの曲とか歌詞とかコラボ曲とか)おばーさんは、いちいちおぼえてらんないので、探すのが大変でした・・・。もし臨場感を出すために、とかいう理由でわざとIplayerにのせてないなら、BBC3って騒ぐのは意味なしで、かえって視聴者数減っちゃうじゃん? 3日くらいたって7000viewくらい行ってるのってアリなのかどうかわからないんでなんともいえないんですが…
(それこそvloggerって100万とかすぐ行っちゃうし)

以上です。

2016年8月9日火曜日

Edinburgh Fringe Festival 2016 超期待のお芝居Travesty By Liam Williams 観ました


ここ2年近くさんざん騒いでたリアム君がお初でお芝居書いたんですから、行かないわけにはいかないです。お気に入りの芸人さんが脚本書くっていう流れは、オレ様の超ストライクゾーンですので、今年のメインコースの一皿くらいな感じです。


https://www.assemblyfestival.com/event/290/

【とは言うものの…】

ブラーブがですね。

'Why have you Googled "average couple how often sex uk"?' Ben doesn't even like Anna that much; she doesn't take life seriously enough. And then a couple of years go by and he's in absolute floods and she just wishes things could be different. This is a play about gender, the ethical dimensions of modern love, and a mandatory sillier third theme to make the thing seem less serious, in this case lemon tart.

と、なんだか随分ストレートな恋愛劇っぽい。(ストレートなの、結構鬼門です)少なくてもBasdenさんよりはHim & HerみたいなStefan君のノリかな? Kitsonを期待するのは間違ってるけど、でもLadhoodで見せてくれた手合いの系は期待していいのかしら?

などといろいろ予想しながら、臨みましてん。

【ハコに入りましたらば】

ハコがですね、George Sq. の大学の講義室を使っていまして、いわゆる長テーブルと椅子が7-8列くらいかな。多分70人入れるくらいかな。小さなハコでした。教壇?がステージで、ダブルベッドがドーン。てなわけでついつい「やっぱりHim & Her = Stefan系か?」という期待を持ちつつの、上演スタート。

【いよいよ、肝心の感想ですが…】

良い作品だったと思います。ベンとアナによる密度高い対話形式の芝居。正統派の、Royal Courtとかでやりそうな感じの”劇”になってました。Royal Courtといったのは、ちょっとした演出が仕掛けてあったからです。このツイストのおかげで、この芝居の登場人物と二人の心情がマルチな立場で解釈できた。ここは面白かったな。評判も上々、かなり売り切れてる状況のようです。

【んで、ここから先は、オレの個人の感想なので、あてにしないでほしいのですが】

オレ、これ、客観的に見て4星だと思うけど、リアム君のコメディのファン、それからBBC4のラジオシリーズLadhoodが好きだったファンとしてだと、3つ星です。
びっくりするほど、リアム君スパイスの効いた要素がなかったです。スタンダップで見せていたリアム君の色がなかった。
笑いの要素だけじゃなくて、リアム君には独特のwording(言葉の選び方と並ばせ方)があるのですが、この芝居から「リアム節だ」と感じれた回数が少なかったんですよ。これは、役者さんたちが、きちんとリアム君の脚本を消化し、ベンとアナが発する生きた言葉としてdeliverしているからであるのと同時に、リアム君が今までのリアム君を抑制してる、今までのスキルを使っての色出さないようにしているせいじゃないかと思います。Ladhoodはリアム君のモノローグ入って展開するので、笑う/笑わない関係なく、wordingがLiam Williams色だったんですよ。4話目とかね、本当に色でてた。笑関係なくね。それがね、Travestyにはなかった。

それからですね、この作品は、決してハッピーエンドでもないし、希望がはっきり見える展開じゃないのですが、誰かを愛すること、そして、愛に対して希望を持ちたいor希望を探している人が描いている作品でした。つまり、そんなことに希望もクソも未練もない人には、ずいぶんとロマンティックな作品に写って見えました。そーよね、希望膨らむ28歳?29歳?だものね、と一回納得してみたものの、でもオレが今パッと思い出す、芸人さんが芝居の脚本ーーというパターンでお気に入りの人たち(例:Basdenさん、Stefan 君、Kitson)の過去作品考えると、年齢カンケーねーな、と。ということは、自分の色がある笑いを切り離す芝居作りを選んだリアム君に今後期待される芝居は、これからもこんな感じなのかしら。。。

コメディと完全に切り離したかった、というのはわかる。というか新しいキャリアを築きたかったそう。でも、笑は少なくて全然構わないのだけど、あのリアム君色は、切り離さずにいて欲しかったなぁ、という気分です。

しつこいようですが、チケットの売れ行きは上々、信頼の置けるソースがちゃんと高評価をしております。そして、たまたまオレがこの愛がテーマのロマンティック芝居が上手に楽しめないだけであることも、勘定に入れてください。以上です。

2015年12月1日火曜日

じつは2015年秋のUKコメディで一番楽しみにしていたのは…BBCラジオ番組なんです


【BBC RADIOがTVのiplayerみたいになりました。ほとんどどれもDL可能で1カ月くらい楽しめます。かわりに永久保存がやりずらくなりました…】

今年8月から「Ladhood」という作品の放送日を楽しみに待っていたせいで、通常以上にラジオ番組チェック用レーダーが機動しまった結果、いつも以上にラジオショーをきいてしまいました。というわけで、聴いたラジオ番組のなかからいくつかご紹介したいと思います。

Ladhood
コレ、リアム君が書いてる30分x4話構成の作品です。(リアム君=Liam Williams君)
本人の実話をもとに、かなり正直に真っ向からティーン時代を綴る物語。2000年代ののほほ〜んとした北イングランドの小さな町で(リーズ郊外)15−7歳くらいの少年たちの世界を描いています。

【これまでのお話】
前にも言いましたが、英国ってあんまりティーンにスポットをあてたコメディ・ドラマって生産されてないんですね。超ドラマよりのSkinsと超おバカよりのThe Inbetweeners。んで、時代設定がオレ世代かそれよりちょっと若い世代ばっかり(=オレがついていける) 最近のヒットだったMad Fat Diaryも超90s。シェーン・メドウズのThis is...も80sと90s。もひとつ、最近11歳以降のショーンに焦点あてた大ヒットMoone Boyも、90s。
ちなみにUncleは今の時代の12歳以降のエロール君が登場しているんですが、あくまで大人の目線で書いちゃうので、種類の違うものに。

っていうわけで、今20代の子たちが臨場感もって「オレ/アタシの思春期」っていう作品が皆無なんじゃないかと。そろそろ一本任せてもらえるようになっている30すぎの芸人さんがもっと2000年代の青春を書いてもいいんじゃねーの?って思うんですが、なぜか設定を90sにしている。てか90sの影響が2000年初頭までブイブイいってたせいなのかな? (Joshを観て、Josh Widdicombe君が32歳であんなに90sっていうのに驚いてます。)そんな中、ついに出たよ、な2000年代半ばのティーン・コメディなんですね。

というわけで現在20代のみなさんで、いまんところのティーンにスポットがあたってるUKコメディに今イチ、グっと来ない方、コレです。

具体的に話すとですね、この頃のUKって、USAからのヒップホップ/ラップの影響が溜まりに溜って(?)る時期でもあるです。んでThe StreetsとかPlan Bとかでてくるわけです。そのあたりを通過している人は、本能が共感する作品だと思います。

【オレが必要以上に期待する理由】
確かにオレが超リアム君推しになったのは昨年のスタンダップ観たのがきっかけなんですが、昨年末にBBCRadio4で放送されたBlack Fridayを舞台設定に書いた15分のショートストーリーのあまりの俊作っぷりに、よくある推しのレベル超えをしまして。(→なぜか感想を書いてない)リアム君が"書く"となると、バスデン・レベルの期待が膨らむ準備ができていたんですね。
なので、うるさくて、すみません。

【ファン話なんかどうでもいいから、内容はどうなのよ】

【1話目】Moone Boyとか、Just Williamとかのテイストで、かわいーんです。めっちゃかわいい。
【2話目】きいたあなたは始終にんまりをとおりこして、喪黒福造になるエピソードです。いいしばらくあの顔です。ウディ・アレンっぽい。具体的にいうと、マンハッタンとかアニー・ホールとオーバーラップして、セレブリティを連想しちまいました。
【3話目】軽いトーンではじまったかと思いきや、Daniel Kitson系のheart achingに落としこんでおります。期待設定値まったく低くないのに、期待より超えてくれちゃったので、結構な精神的打撃を受けました。
【4話目】一番、リアム君のスキルが見えるエピソードでした。この兄ちゃんは基本 story tellerなんですよね。もともと地味な話シリーズなんですが、なかでも一番地味(→多分確信犯)なのに、起承転結の抑揚から、最後にはほろ苦さを輩出するだけの独自のスキルセットを持っている。それが一番如実に出ました。

ストーリー自体は3話目が一番好きだけど、リアム君力の発揮エピソードとしては4話目が一番好きかな。

② Robert Newman's Entirely Accurate Encyclepedia of Evolution

あのですね、Robert Newmanについては、申し訳ないですが、David Baddiel カテゴリーでお願いします。& 彼は、オレの英語コメディ脳形成の基盤の1人です。最近富に感じることは、新しい「コレだ!」と見つけたと思っても、この基盤外にいたためしがない、ということです。ちなみに当時の彼らの番組のプロデュースをしていた人物はArmando Iannuciなので、ほらね、もうね、悲しいくらいオレの脳みそはこの基盤上でしか反応しないんですよ。

③ Fright Night (単発ドラマ)

こ、コメディじゃないんですけど、Julian Barratt(マイティ・ブーシュの)が出てるのでここで紹介します。70年代の大ヒットホラーをリメイク?リイマジネーション?した作品です。興味深い試みが沢山してある音のホラーで、面白かったです。

④ Hitchcocks' The Blind Man

あ”!! もう聴けなくなっちゃってる!!
Hugh LaurieとかHugh LaurieとかPeter Serafinowiczとか出てて、メジャー界では、秋の一番の目玉だと思われるのですが!
この秋BBC Radio 4がやっていたUnmade Movieシリーズからの1作品です。タイトルからしてわかるとおり、ヒッチコックの未完成脚本をマーク・ゲイティス氏が手を加え…というものです。たしかDLしたので、まだきけるかも(→きいてない 汗)

Hot Desk 

日本でもすっかりすっかりメジャーのマシュー・ベイントンが出演してます。毎朝毎晩7時(一日2回)会う警備員と受付員がデスクを交代する際のやりとりを描いたかわいいお話。かわいかった。
あ、そうだ。カンバーバッチさんが出てるラジオコメディ、キャビン・プレッシャーを書いてるJohn Finnemoreさんが書いて……
ああ、ここできっとこの5番目を1番目にもってきて、あーだこーだ感想を書くと、このブログのアクセス数がにょーーーーーんっ!ってあがるんだ!
気がつくのが遅かったな…。もう、①で力を使い果たしすぎて、疲れて書きたくないもん。
集客力のあるブロガーさんたち、書いてください。よろしくお願いします。

2015年8月10日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2015 もう観ちゃったからどんだけ混んでもいいもんね:p Liam Williams君観ました

昨年からさんざん叫んでいるリアム君のお話はこちら
初日に観に行くのは失礼なので、ちょっとだけ待ってから行きました。まだ序盤なので、待ち時間は60分以下で済んだ!(→ビッグサンダーマウンテンくらい?)


会場/時間などの詳細はこちら。鬼のように並んだ上に、脱水症状の危機にあう確率の高い状況のなかで見ないといけないので、きちんとしたおハコと同金額だせとはいいません。でも
①The Invisible Dotのスタッフの方がものすごく仕切りよくて、ショーがベストでスムーズに行くようにきっちり仕事してる
②リアム君の腕には相当の金額を支払うべき
なので最低でも!5ー7ポンドははらっときたいところです。ハコの種類(*)とは対照的に意外にも客層はオレみたいんな感じのコメディ好きが多かったので、金額支払いのマナーもみんな自主的についていました。(=お札を出してる人がすごく多かった)

あのですね。今回は、期待していた去年のような「想定外」的な要素がなかったものの、リアム君贔屓を続けるにしかるべき理由を確信できる結果となりました。去年のブリジット・クリスティBridget Christie 姉さんの感想とほぼ同じ理由です。

かつて姉さんのダンナさんはStewart Leeというパーソナのバイオグラフィー「How I Escaped My Certain Fate」にて、Ricky Gervaisの成功を横目に、自分の笑いのスタイルのパテントとりたいわ、みたいなことを言ってた記憶があるのですが、とはいってもこのパテント、相当才能と技術とキャリアのある芸人さんでも上手に取得/昇華できてるケースが極めて少ないのがオレさまの印象です。理由は、そのスタイルがあまりにも高等技術すぎるから。オレの神様その①であるKevin Eldon がかつてKevin Eldon is Titting Aboutにて、自分のショーをCatherine Wheelと表現していたのに目からウロコになって以来、オレはこのスタイル技術をCatherine Wheelスタイルと勝手に呼ぶことにしているのですが、こんな高等技術、頭で理解は多くの人ができても、体得/表現はやれるもんならやってみろよ、ホレ。ということなんだと思います。

今年のリアム君は、去年より、よりCatherine Wheelスタイルへとシェイピングしてきていると感じました。去年同様、社会主義とかイギリスの政治(概念&政党)とかマクロな話と個人レベルの話、タイトルのBonfire Night(=ガイフォークス)のトホホ感(=変革しようとして失敗するイギリス)と、上手に適度作りあげたトホホな自分というキャラが、するっと滑らかにCatherine Wheelを形成し、この手の笑いで成長したオレらのコメディ脳にすんなり浸透する。取ってつけた感も、違和感もなく。

今の段階ですが、個人的には、
いつまでもNYといえばウディ・アレンに頼っていられないと後頭部で理解し、そのきたるべき暁を前に不安を抱いていたそのときに、Francis, Ha!でNoah BaumbachとGreta Gerwigのコンビ芸を観たときに見えた希望” に近いです。

(*)【どしても、場所について特記】エディンバラの暗黒史を頑に守り抜くかのように、キタナイ、コワい、アナーキーの3拍子なThree Sistersです。ハデハデパーティには縁遠いオタク生活を生きて来たオレには、別の次元の世界。どこでもひょこひょこ1人で行くんですが、ここの週末土曜深夜だけは行けず、無理矢理友人をひっぱっていきました。ちなみにここは、18世紀の啓蒙主義時代、無神論を警戒され政府に禁じられながらも、こっそりパフォーマンスを行いつづけた結果、バレて処刑されたThree Sistersの劇場があったところで、(だから名前がThree Sisters) フリンジとしてのカルチャー史の歴史が一番深く、一番フリンジの信条を受け継いでるのではないかと思います…
【英語情報 English Info】
http://www.thethreesistersbar.co.uk/2010/01/the-story-of-tailors-hall-and-the-three-sisters-2/

【追記】とある事情があってもう一回別日の別時間スロットでこの1時間セットを観ました。じつはオレ、結構ガチガチに用意している芸人さんなのかと思ってたんですが、意外と!本線以外はフレキシブルかつインプロっぽいという嬉しい発見をしました。導入は完全に別ネタだったので、2回行っておトク感です。


2015年4月2日木曜日

2015年2−3月にみた英TVコメディの感想です

研修試験と引っ越しでブログ更新ができず、まともに映画も観れずにおりましたが、TVコメディだけは相変わらずきちんとみてました。 以下、その感想です。 

待望のMoone Boy Series 3が始まりました。 

ご存知クリス・オダウドさんが自分の子ども時代をベースに作り出した90年代のアイルランドの小さな町、ボイルに住む少年マーティンと彼のimaginary friend ショーンを中心に巻き起こるファミリーシットコム。S1で大盛り上がル一方、S2がフニャー、な感じでしたが(→ゆえにあまり感想をアップしていなかったと思います…)S3は再びかなり面白いです。S3でマーティン君扮する男の子ももはや11歳ではなく13−4歳くらいになっているはずなのに、ぜ、全然っていうほど様子が変わらないのがグーです。あの子、大人になってもあんな感じなのかしら…(汗)あそこまで最初に出て来たときとまったく変わらないのも、才能かもしれない… 

待望のUncle Series 2が始まりそして終了しました。

S1についての感想はこちら。

S2も超ハイクオリティをキープして終了しました。今回の注目はS1でニック・ヘルムのPV監督さんが全話の本編を共同執筆しているところです。S1E6からS2E1への繋げ方の巧妙さと、E2以降の“本編中ずっと笑わせつつも最後にじんと泣かせる”という芸達者なスクリプト、そしてS2では完全に各レギュラーキャラが役者のなかにとけ込んでいるため、S1よりも言動が自由に見えるのに違和感がない。とんでもないシロモノです。まだキャッチしてない方、UNCLEは絶対におすすめです。DVD購入の価値があります。マジです。

【備考1】Moone Boyのマーティンはまったく変わらない一方ですね、S1とS2でのエロール君の成長っぷりには、おかーさん頭痛が…(汗)これ以上大きくなるとつらいわー。つらい…。
【備考2】UncleのS2E6にリアム君が出てた! ソニーと契約したとかっつーヘンテコ・バンドのリーダー役ででてました。TV映えだんだんしてきました。相変わらずちっちゃいけど、セリフが沢山あるので目立ちます。3人組みのバンドだったので両脇はもしかしたらSheepの残り2人かもしれません。残り2人はまったくセリフがなくてセリフがあるのはリアム君だけだった…。いくらリアム君だけピンで異常に才能があるからって、3人そろって出演のときにえこひいきしていたら仲間割れしちゃいそうだから、Sheepsの残り2人じゃないのかもしれません。。。(ちなみにオレ、よほどのことがないかぎり、この先一生Sheepsを高額なお金をだしてチェックしないと思う。ちょっとPenny DreadfulsとThom Tuckさんみたいなケース…) 

HOUSE OF FOOLS S2は多分S1より気に入ってます。 
http://www.bbc.co.uk/programmes/b04wsm1f

(まともに紹介したことなかったので、BBCのリンクを直接はりつけます)
Vic and Bobと愉快な仲間たち*でおくる究極の(高品質)おばかコメディです。S1は色々な経緯からVic and BobのBBC発による(いわゆる)sitcomが久々になってしまったせいで、このノリが(自分のなかで)戻って来るのに時間がかかり、その結果、S2ほど楽しめてないかな…という状況です。つまりS2がむちゃくちゃ面白いってことです。ホントに面白いです。 

* その愉快な仲間たちの中には新入りが確実に入っておるというのは、Vic and Bobの生産物のお約束であり、このHouse of Foolsでは、はい、Daniel Simonsen君ですね。今年の夏のエディンバラにも来るっぽいので、マジで楽しみです。

【備考】非常に感じ悪—————いこと言わせてください。
ツイッターでVic and BobやHarry Hillに関して、日本語のツイートをするアカウントさんで結構フォロワーさんがいらっしゃるような影響力のある方が、まったく根拠のないネガティヴコメントをするのをみかけました。根拠や理由が言えないなら、やめてください。面白くないっていうなら、理由もつぶやいてください。「なんとなく」とか「わからない」なら、いわないでください。「好みではない」「趣味ではない」という言い方に変えてください。「面白くない」は間違いであり、あなたのその一言で、あなたのフォロワーさんたちが誤解する。 彼らがいかにすごいレジェンドであるか、先代からどんな影響を受け、90年代以降にどんな影響を及ぼしていて、今でもどれだけカリスマであるか。今でもライブツアーでどれだけ非情なチケット争奪戦が行われるか…この事実を前にして、根拠のない「面白くない」は常識として許せません。

 「Nurse BBC2」はキャラクター・コメディの達人が腰を上げてエッジなことすると、「ホレ、オレにやらせてみろよ。きちんと仕事するってのは、こういうこと。お手本にしてくれ」っていうようなコメディができますね、なコメディです。  

http://www.bbc.co.uk/programmes/b055th4w

とある平和な町にすむ様々な心の病や問題を抱えた人々を訪問する看護士、という設定で繰り広げるキャラクター・コメディ。構成的には「The League of Gentlemen」です。この制作チームは「Little Britain」や「Come Fly With Me」もやっており、多分同じなのじゃないかしら…?と思っています。

このコメディの軸にいるのは、Harry and PaulそしてFast Showなどで何回かGo Johnnyでもふれている超ベテランPaul Whitehouseせんせい (このへんあたり)。もともとラジオ・シリーズだったものをTV化にしたという、ルートまでクラシックです(昔はラジオ・シリーズで人気や話題になるとTV化されました。つまりラジオ・シリーズはパイロットっぽい役割も果たしておったのです)  このコメディのエッジなところは、やはり取り扱う題材が【病んでいる人】という点。今まであの人とかこの人とか、大物さんがチャレンジし、相当な波紋を呼んでいましたね。そこを踏まえた上での「英国ベテラン職人芸人の答え」って感じです。リアルを追求しているので、究極なオフビートの笑いです。どっかんどっかんHouse of Foolsみたいに笑っちゃうっていうおばかはありません。すごいのは、この病んでいる人々を対象にぷっとなったときに「笑っていいのかな?」と疑問に思ったり、罪悪感/後ろめたさを感じない」という点です。これはどうしてなんだろう。このカンフォタビリティななんだろう、とじつは今も考えています。ポール・ホワイトハウス氏が愛を込めてこのキャラクターたちを作り上げているからかもしれないです。全キャラクターに共感できるからかもしれない。 

BBC のオンラインコメディシリーズが面白いです。 
http://www.bbc.co.uk/programmes/p02hzh91

2月14日のバレンタインをテーマにしたオンラインコメディシリーズが異常にハイクオリティです。とくにLimmyとNick Helmは絶対におすすめ。Nick Helm Nick Helmって別にごひいきにしてるわけじゃないのだけど、ホントにこの人、いいもの作るようになりました。Limmyもめちゃくちゃ褒めてました。

 Ordinary Lies観てます 
http://www.bbc.co.uk/programmes/b05nc3gv

BBC1のOrdinary Liesはコメディじゃなくてドラマなのですが、Jason Manfordとマッケンジー・クルック君が出演しているので、一応コメディ枠としてご紹介。1話完結なのだけど登場人物と設定が同じなので群像劇オムニバス形式です。まだ1話目しかみてなく、マッケンジー君は無言で終ってしまいましたが、Jason Manfordのアッパレな勇気とど根性と迫真?の演技に株が上がりました。ご本人自らの過去(→さんざん叩かれた)を反映するかのような役柄とプロット展開で、よく腹括ったよな、と(笑)面白かったです。

 Workaholics S5 (亜米利加の放送を無理矢理キャッチアップ)とBrooklyn Nine Nine(Channel 4のS2放送を人並みにキャッチアップ)ちゃんとみてます。

Workaholics S5については毎週どこかの時点で実況でつぶやいてますが、ベン・スティラーのゲスト出演回であるS5E2とブレイクが書いてたE6だったかな?を除いては、ぎゃー面白かった!!!って騒ぐほどでもなし。外部から作家さんが入ると内輪ウケなダラダラ感を脱し、キュっとしまって面白さのレベルがアップします。しつこいようだけどE5のダース脚本回はその意味でも最悪でした。また今シーズンはカイルの監督クオリティがすごくレベルアップした気がするのです。

2014年10月31日金曜日

2014年秋のUKコメディ中間報告 (1)

ものすごい勢いで秋のUKコメディをこなしているのですが、なかなかブログにアップできず、すみません。右脇のカラムにあるツイッターでは逐一UKコメディを中心に騒いでいるので、チェックしていただければ幸いです。

というわけで一気に行きます。2014年秋のUKコメディ中間報告です (注:好きなものだけ話をしているので偏ってます。すみません!)

Contents:

① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「Common Place」読みました

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

① 相変わらず「Detectorists」は絶対にはずせない

先ほど第5話の視聴を終えたばかりですが、
1)緻密なプロット展開とキャラクター設定
2)マッケンジー君色が出るに完璧な演出と映像感覚
3)超オフビートなコメディにすることで、ビタースイートで心がズキズキ痛くなり、ティッシュが離せないほど泣いてしまうドラマへとのいったりきたりが非常にスムーズ
です。すごすぎます。
コレを見逃しては、おそらく人生で損をします。私のような笑いの趣味の方は確実に損をします。ぜひおすすめします。

② スコティッシュ色爆裂!なスプーフコメディ「Scot Squad」が激ヤバに面白い



いわゆる「警察24時」のスコティッシュ版のモキュメンタリーです。でも、コレ、モキュメンタリーと再現ドラマの境界線をぼやけさせるほど、”こんな感じ!アルアルアル!”な番組です。(→ゆえに超笑える)ウソくささがまるでない。実体験に基づいているに違いない! 警察の人たちも警察の上司も、でてくる一般市民も全部等身大で笑える言動なんです。上手に伝わっているかわからないのですが、こんなに涙を流してゲラゲラ笑ったスプーフコメディは久々です。

③ (バスデンさんの)「Plebs」 シリーズ2がやけにぬるいと思ったら…!

S2が始まり、騒いでいましたが、正直S1よりもパンチがどんどん弱まる一方。(*)E5のTim Keyゲスト回では、Tim Keyのキャラを上手に利用した話になり(→なのでTim Keyを知ってれば面白いは面白かった)E6ではJonny Sweet君が出ていたにも関わらず、どんなに頑張って視聴してもヌルヌルで、E7はまたもNaz Osmanoglu君のキャラを利用した話になっており(→なのでNaz君を知ってれば面白いは面白い)なーんか、不完全燃焼だったんですよね。ネタがファミリー関係になってて、その落とし方がぬるいか下世話で、セリフのやりとりにいつもの独特の”毒”なバスデン節がない。
「ITV2だからITV2仕様にしなきゃいけない政治とかあるのだろう…」と我慢していた矢先に、びっくり!

Ritualistic double-act, FREEZE! have decided to bring their Christmas drinks onto stage and do just over an hour of Yule horseplay in Soho.
Tim Key (poet/voiceovers/turkey enthusiast) and Tom Basden (gorgeous/slim/married) are in negotiations to get a Christmas Tree or a children’s choir or neither or maybe just dangle a screen and project some stuff or cook a turkey or some chocolate coins. Key’s really wants Basden to dress as an elf.

うわああああああああああ! 
結婚した!!!”#$%&”#$%&

びっくりしたけど、「死」から「生」という真反対なものへの落とし込みがされていたHoles や今回のPlebsでの乳母ネタやら結婚ネタ、すべてが腑に落ちてですね。いや、ネタ自体はどんなんでもオッケーなんです。ただ、そのネタをベースにバスデン色が上手に出ないのには、それなりの幸せで安定した理由があったからだったと! むちゃくちゃいい人(→憶測)ってのは、今の幸せを皮肉れないんだろうなー…(汗)気持ちはわかる! しかし、早いところ上手に今の変換期を昇華して色を再び出して欲しいなと思います。その色が元々と違うイロになっていても全然いいっすから!

④ Liam Williams君曰くの"Flash Fiction”、「COMMONPLACE」読みました

「Twitterの楽しさわかんねー!」の関門?を突破し、完全にフォローしていて面白いアカウントに成長させているさすがなリアム君が、小説とか短編とか詩とかいうフォーマットになる以前の「走り書き」みたいな冊子を売っていてですね…。

(と、思ったのに売ってない?!
アレ?!?!?! 売り切れた?!いや、まさかそんな! い、いや売り切れるようなフォーマットではないはずなので、そのうち復活すると思ってリンクをはりつけときます。)

ホントに、「走り書き」とか「素材」と呼ぶに相応しいものでした。コレ今後何かの原案となることはなく、そのままフタを閉じてしまう可能性が高いそうなので、正直、不完全燃焼(汗)
ただし、エディンバラフリンジで、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン顔負けの並び時間(90分)を持ってしても入れる保証のなかった「Capitalism」の原案もあり、コレはへー!と思えました。11月初旬まで、ロンドンでもやってますが、相変わらずの最高評価レビューを叩き出し続けてます。リアム君も周囲の方々もこれをうけて「記録をとっておく?」とかいう手合いの人たちではないhumble集団なので、機会があればぜひみておくことをお勧めします。

備考:ちなみにリアム君、この期間にOccupy Democracyで9日間ビッグベン前の徹夜デモに参加してたので、ネタが10月中旬から変わってる可能性が高く、オレが前に書いた感想と内容が違っていたらすみません。個人的にはホントにもう1回観ておきたかったです!(→まだ言ってる)

あ、あとリアム君、ラジオドラマに出てます!インフルエンザの感染の描写を恋愛模様に上手に絡めたってことで斬新感を出している結構普通のドラマなので、うーん。リアム君をとりあえずチェックしたい人はぜひ!!(いるのか???そんな人いるのかオレの他に?!汗)

⑤ タイトルにドン引きの割に地味にヒットしているChannel 4 の「Scrotal Recall 」




よく参考にさせてもらっているDen of Geek他のライターさんからすすめてもらったのがきっかけです。クラミジアをもらってしまったディラン(写真トップ)が過去に関係をもった女性全員にそのことを報告しにいく話。プロットとタイトルで「なんだか下世話なベタベタシットコム?」と敬遠したくなりますが、意外にも非常にセンシティブに恋愛感情および関係を描いた良作です。元フラットメイトのエヴィは最近いきなりあちこちで活躍していてびっくりです。サンシャイン・オン・リースをご覧になった方はピンときていただけるのでは?またNorthern Soulにも出てますね。

作家さんはじめ制作陣など、とくに過去に「うわ!コレをやっていたんだ!」と特記する人たちではなかったかな? しかしながらこういう新しい発見はよいものだと本当に思いました。

⑥ Andrew Lawrence騒動は何だったのか

す、すみません。力尽きました…(汗)コレ、大きなネタなので、ちょこちょこっと書いて終わりにできない……(汗)パート2として別日にアップします。

以上です!

(*)追記:フェアではないので、ライアン・サムソン君の演技力は非常に素晴らしいと思っています。アレだけ演技に幅の広いコメディ俳優(?)さんはなかなかいないのではないでしょうか?!頑張れライアン君!

2014年8月24日日曜日

エディンバラ・フリンジFoster's Edinburgh Comedy Awards 2014ノミネート芸人のリアム・ウイリアムス君を絶賛押し売り中!


Liam Williams君


だってこんなところでピースする26歳はかわいいでしょう!!
かわいいっていうでしょう!!
(しつこく三度目のアップ→アホです)


フリンジ開始後、一目散に観に行き大当たりだと騒いだ後、もう一回観に行って騒ぎまくろうと思っていたのに追記しようと思っていたのに、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン並みの行列に(*)こともあろうに2回敗退してしまい(1回は1時間はならんだ!)、騒ぎ損ねるうちにアワードノミネート時期に…。

というわけで、改めまして、今後リアム君はGo Johnnyのレギュラー祭りメンバーとなりますので、どうぞよろしくお願いします。

学生時代のサルみたいなリアム君のクリップが2009年
(→ビジュアルは丸無視してください!)
(トークのピッチとリズムの良さにご注目ください)



というわけで、蓄積されるクリップ数は5年分のはずです。
が、ほとんど…ない!
過去このスパンでスプリンクラーみたいに、クオリティの高いクリップを見つけてきた経験を持つバスデン・ファン、および、ヘタな鉄砲も数打ちゃあたるとガンガンアップしていたMail Order ComedyもといWorkaholics・ファンにとって、恐ろしいほどの数の少なさです。生産数は少ないけど、出したタマは完璧で確実に当てるタイプなのかな。

というわけで、以下、ほぼ全部紹介。
(Sheepsでの活動はのぞきます。ちなみに辞めたのかと思ってたのに、辞めてなかった…汗)

Russell Howard 君のGood Newsに出ているのが、かわいい。とくにプレーンをきめてる服装が好きです。ちなみにコレが、一番1セットとして参考になるクリップ。




これはBBC Radio 1からのクリップ。オフビートすぎて、ちょっと面白さにかけるのと、このデカいマイクのせいで、ちっちゃい顔が隠れるのが問題だけど、とにかく素材がないからアップ。あとかわいいし。(注:リアム君、ちっちゃいんです!)




これが、↓ じつは一番のお気に入り。今回のフリンジのプロモとしてThe Invisible Dotしきりで作ってるクリップです。非常によくできています。昨年の高評価のレビューをテロップで入れつつ(→PR側の視点)本人は、辛口オタクコミュニティ運営のニールさん(注:UKコメディ・ネット界では有名です)の酷評を読み上げながら、「オレ的にはコレを一番信用している。コレでもよかったら、みに来てください」(笑)じつはコレ、非常にリアム君の芸風らしいんですよ。独特のひねくれ感がよく出てるし、ニールさんへのリスペクトもあり、非常に好感度が高いんです。




Fast Fringeからのクリップもあります。ネタがGood Newsとかぶっちゃってるので、カワイイからながめとこう、とかいう人がいるためにアップしておきます。



【追記】リアム君ツイッターはじめてます。→ @funnylad5 
Liam がLaimなのは、狙いなのか登録時のタイポに気がつかずそのままなのか…どっちでも面白いからいいや(笑)
絶対やらないできないタイプだと思ってたので、びっくりしてたところ、ぼそぼそ「4回目の挑戦…」「今回も期待薄…」ってつぶやいてるので、やっぱり!(笑)と。
何しろ気になってしょうがない芸人さんですので、罪悪感を感じながらもストーカーみたいに人へのツイートものぞかせてもらっちゃいましたけど、パンクでツートーンで、クオリティ高いと思う!
フォロワーさんを増やそうとか、仲間へのツイッターはじめたよ的連絡とか全然してないっぽいので、こんなにかわかっこよくて才能があっておまけにFoster's Edinburgh Comedy Awardsのノミネート者だったつーのに、2日たってもフォロワーさんの規模がミトコンドリア(汗)  でも、個人的にはこれこそが魅力です。さすがの希少生物です。多分また辞めちゃいそうだけど…。



2014年8月21日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 そりゃそうだろーなEdinburgh Comedy Awardsノミネート発表!


やっばーい! リアム君激カワ!!!なにこのピース!かわいすぎる!



光る原石君が入ってませんが、超想定内です。ご安心ください(違)
むしろ、まだ全然、早いんです…

というわけで、以下のとおりです。毎年そこそこ酷いんですが、今年は特に発表後のUKコメディ関連SNS界が非常に見苦しい状況が目立ちます。いつからみんな、素直に「よかったね」が言えないようになってしまったんでしょう… 人の好みはそれぞれですしねー。

Comedy Awards今回のBest Comedy Showは結構上手な選択だったと思うけどな。

http://www.comedyawards.co.uk/shortlist.asp よりコピペしました

Best Comedy Show:
Alex Horne: Monsieur Butterfly → 今さら?(汗)
James Acaster: Recognise → 去年もノミネート。
John Kearns: Shtick → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Liam Williams: Capitalism → 去年Newcomerでノミネート。詳しくはブログで
Romesh RanganathanRom Wasn’t Built in a Day →ロメッシュさんは面白いです 詳しくはブログで
Sam Simmons: Death of a Sails - Man → じつはみたかったの。資金切れ。
Sara Pascoe: Sara Pascoe vs History → 女性欲しいよね、ってことで誰もが納得の人をもってきたよね、って感じ。


Best Newcomer: (→ここ、あえて強調:国際色豊な顔ぶれ!そう、じつは今、middle class single white manが差別を受けていると言われているのです)
Alex Edelman: Millenial → NYベースのジューイッシュだ! コレは面白いだろう…と思ったら、オレが唯一信用するSteve Bennettさんはベタボメというレベルではないので、無理して観なくてもいいか、になりました。
Dane Baptiste: Citizen Dane  オーケー。上と同じ理由で、まあ、いいか。
Geins Family Giftshop: Geins Family Giftshop: Volume 1 あー、前にchortleでフリンジでやるべきこと10みたいな記事を書いていて、それがちょっと面白かったから、ショー見に行ってみたいと思います!ってツイートしたのに、思いっきり無視されて、むーーーーん、と思って、いきなり興味なくなったんだった…。「いいじゃん、そんくらい」と思うかもしれないですけど、ファンサービスがどこまでできるか見極める力量のない芸人さんは、才能が知れてると思います。ファボもするのがめんどくさいくらいな超若手は、ツイッターとかしないほうがいい。もっと人気で10万レベルでフォロワーさんのいるえっらい芸人さんが、みんな、ふぁぼってくれたり、お礼ツイートしてくれたり、お返事くれたりするなか、やっぱり感じ悪いです。(エラくなってフォロワーさん数が多くなりできなくなるのは、しょうがない)
というわけで、よほど売れたら興味を持ちます。

Lazy Susan: Extreme Humans あ、コレはやばい! コレはみたいかも! もう無理かなー。ショーのディレクターがRSCの人なんですって。お金払ってみる価値があると思う。
Lucy Beaumont: We Can Twerk it Out → ごめんなさい。今こういう気分じゃない… Kim Nobleのすごいパフォーミング・アート(→お芝居とは言えないし、コメディショーともいえない)を観たあとでは、この手のネタを観に行く気がしません…
Steen Raskopoulos: I'm Wearing Two Suits Because I Mean Business → あああ! Steve Bennettさんが褒めてる! コレは観に行きたいかも!

2014年8月4日月曜日

エディンバラ・フリンジ Edinburgh Fringe 2014 お宝!お宝発見!☆Liam WilliamsのCapitalism大当たりでました!


コ、コレはっ!!! かなりストライクどまんなかな若手芸人さんでした!!!

Liam Williams Capitalism 



https://tickets.edfringe.com/whats-on/liam-williams-capitalism

去年のエディンバラ・フリンジでBest New Comerにノミネートされていたんですね。 そもそもプロモーター(?)The Invisible Dotが送り込んでいる芸人さんだから、チェックしたいとかねがね思っていたのですが、去年なんとなく見損ねたせいで、今年は早々に観に行きました。そして観る前から、いい予感がかなりしていましてん。
というのも、去年ノミネートされたくせに、あえてのFree Fringe。しかも、コメディのメッカ地域からかなり離れた場所でのお昼時という、「何が楽しくてそこまで自分を追い込む?」みたいな設定。すでにこの時点でかなりストライクゾーンです。ハコは地下にある小さいパブでしてん。いわゆる昔ながらな、パブに即席でスペース作って黒幕はってマイクたててやります、ってやつです。

【まずは何故にCapitalism?】
その辺のバカに来てもらいたくなかったからだそうです。その辺の適当な客が来るくらいなら、閑古鳥なほうがマシなんだそうです。(→そうか、だから離れの小さなパブでやってるのか…と納得)

【素晴らしい構成と展開】
超俊才! 26歳にしてリアム君はCapitalismという途方もないビッグワードを完全に手玉にとっていました。反逆精神、革命児、持つ者と持たざる者、ジョージ・オーウェルの世界等等、Capitalismから引き出せるキーワードやコンセプト、概念的議論を日常生活にここまでナチュラルに違和感なく落とし込めるとは!! 例えばチャック・パラニュークのファイトクラブをネタバレすることで、するり転じて、Split Personalityネタへ。2人の自分による会話を展開するんです。この展開によって現実と自分との葛藤、とくにプッチリ正気の境界線を超えてしまいそうな自分に、どうやって現実を折り合いつけさせていくのかを見せて行くんです。Capitalismと極めてパーソナルな自分の世界のインタラクティブが見事です。
そしてこれがまた、かなりグランジ・パンクでしてん。「今日はbehaveする。今日は頑張る」といいつつも、最後のコワレ方が結構仰天でした。(→ネタバレになるから言えない…)笑いが”想定外”によって生まれることを知っている。このあたり、どこまで計算しているのかぁ。コレ全部計算だったら、リアム君、もうちょっとコワれても大丈夫よ(笑 
 
Simon Munneryの再来じゃないの?(注:サイモンまだ死んでません 汗)とは確実に言い過ぎとは思いますが、そんなポテンシャルはあるんじゃないかな。去年、不幸だったとかで、相当コワれてたらしいんですよ。今年は新しいコートとガールフレンドがいるから、幸せなんで、ショーがクソだって言ってました。だとしたら、崖っぷちまでコワれなかったのも納得で、だとしたらそうか、この芸風は天然なのか?と。だとしたら、もう一回観に行って、コワれ方に違いがあるのか、確認しないといけませんです。

ってマジでリアム君は、オレのお気に入り芸人仲間入りを果たしてしまいましたよ! 写真に髭もじゃが多いんで今イチ上手に伝わらないんですが、結構かっこいいんです!!! コレが!! マジで!