2012年にMarcel Lucontを発見したときの私の感動ったらハンパなかったんですよ…
何に一番感動したって、客のさばき方でしてん。
よっぱらいったタチの悪い男性客(多分スタグ・ナイト系)を全員、見事に黙らせるっていうスパルタ戦士っぷりをみてしまったんです。酔っぱらいのヤジほど扱いにくいものはないですからね。往々にしてヤジが支離滅裂だからだと思います。
去年は残念ながら、フリンジ感たっぷりすぎな形式のショーだったので(→マルセルを競り落とさなければならない、競り落としたらプライベートでショーをやるというもの。オレ一緒に観に行く友達探すのだけでも大変なので、断念しました)今年のショーは待望の2年ぶりです。
Marcel Lucont is...
https://tickets.edfringe.com/whats-on/marcel-lucont-is
コレがキャラクターコメディのすごさですが、慣れてくればくるほど、かっこよく見えてくるんですよ… 今回は待ちに待ったマルセルを前に、ときめきましたね。マジです
キャラクターコメディってつくづく、一回根付いてしまえば、何をやっても一級品になるんだな、と思わされるショーでした。いつもどおりなんですよ。とくに何かせんとあかん、ということではない。相変わらず、自分大好き、フランス人ってイギリス人よりも優越(というか世界で一番優越)、客を見下すのがディフォルト設定……って、すんごいやりやすいキャラ確立しちゃったな、と。アレクシス君(?って年でもないか 汗)とくにヨーロッパ人が英語を話すときの言葉使い(→意味は通じるんだけど、そういう言葉、ネイティヴは使わんよ)がとてもナチュラルなので、キャラが生きるんですよね。
ちょっとだけ期待はずれだったのは、今回は比較的客が大人しかったので、客との攻防戦がゆるかった(笑
一方ちょっとラッキーだったのが、今回フランス人の客がいましてん。遅れて入ってくる客に蔑み&皮肉トークを展開するさなか、さらに遅れて入ってきたせいで客が笑ったところshush! ってポースをとりながら客席後方に堂々とあがっていくので、「その失礼っぷりに驚きすぎてwowしかいえない。キミたちどこから来たの?」と。フランス人だったため、その後がフランス語で展開するんですよ。客は絶対マルセルがキャラクターだってわかってるから、多分試してたんだと思うんです。(→よくあることという話はアレクシスのインタビューできいたことがある)
でも、フランス語ネイティブなみに喋れなかったら、マルセルやろうなんて、度胸のあることやりませんからね。当然いい時間会話が進行するんですよ。客ほったらかしなんですが、それでもオーケーなんです。だってマルセルだから(笑
ここまでクオリティの高い、ライブキャラクターコメディってホントに久しぶりです。もうすぐトークショーのパイロット版かなんかが放送になるって噂をきいた記憶があるので楽しみにしてます。
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