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2014年8月21日木曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 相当の覚悟で観てください。→Kim Noble のYou Are Not Alone

 上演日程などは出てませんが、多分ロンドンのSoho TheatreとかHackneyのArcolaあたりで上演されると思っています。

Kim Noble のYou Are Not Alone



Kim Noble さんは昔いきなりビョーンと出て来た超才能のある2人組Noble and Silverの片方で、(次に東京に戻ったときに、当時のチラシをアップしてみます。)でてきてすぐにエディンバラではNewcomerをとってたはずです。その後、気がついたらバラバラになっておりましてん。オレはエディンバラでNoble and Silverをみたときに相当気に入ってしまい、ツイッターを始めたその日からKim Nobleさんを見つけビタンとくっついて、今日まで至ります。それだけキチっと注目していたわりにKim Nobleさんをキャッチできたのは、


……


10年以上ぶり?! マジで?

というわけで、Kim Noble=レアもの捕獲!とばかりに、あまり中身のことがわかっていないで、盲目的にプレビューチケットを購入し潜入しました。わかっているのは、この人は映像を使ったビデオアート的な意味を含めたウイットかつコミカルな世界を繰り広げる人だ、ということです。

【内容は…】Blending performance, comedy and film, Kim Noble tries to get close to other people on this planet. Keith for instance. You maybe.
You’re Not Alone is a provocative, moving and comic production that chronicles one man’s attempts at connection, friendship and employment at B&Q. Kim Noble takes his audience on a journey through tower blocks, supermarkets and Facebook, seeking an escape from the loneliness of modern society. 
です。すばらしいサマリーだ。

ナレーションのある物語ではなく、プロジェクトの実験発表みたいな形式である、と考えるのが一番よいかもしれないです。そしてこのショーを観るには、相当の覚悟が必要です。精神的に不安定な状態の方には、おすすめしません。
ちなみに覚悟を決めてなかったオレは、(→基本、ストレス指数低のど根性派です)急性鬱で終演後涙が止まらずしばらく動けない状態になりました…。

なぜなら、この作品は、笑えるというレベルを超えた過激をこれでもかとつきつける一方、その内容すべてが、至極生々しく、痛々しく、辛く、ゲロを吐きそうにせつない。そしてかつ観客自身がみてみぬふりをしている現実へ直結し、真っ向から直面しなければいけないところで終る内容だからです。

あと、本当に表示されているとおり、18歳どころか20歳以下は観ないほうがいいと思います。

【備考】チケットを予約してしばらくたってから、こんなメールがとどきましてん。




とにかくKim Nobleさんの根本的イメージが例のNoble and SilverからのKim Nobleさんであるのと、Traverse Theatreからのメールというせいもあり、個人情報を悪用されることもないだろうと。それに、もしプロジェクトに関わるようなことだったとして、
「まあ別に知られちゃ困ることは何一つないからなー!」と、住所と名前を送っちゃったんですよね。
上演開始後5分くらいで、あまりにド肝を抜く内容に「こ、コレは…もしや、やばいことをしてしまったかもしれない…(汗)」と焦りまして。
結果大丈夫だったんですが。というのも、このメールを受けて、抵抗もなく返事をするヤツなんて、題材としては、まったく面白くないわけですよね。というかそもそも、Kim Nobleさんは、人を居心地悪くさせるような意図はまったくないんです。

で、住所と名前をゲットして何をしていたのかというと、住所と名前を許可してくれた人に、お礼にとチキン(丸ごと、スーパーで売ってるアレです)を(直接)届けることを試みていたらしいのです…。
たしかに映像には、うちのフラットのドアらしきところで、Kim さんがピンコーンとベルを押し、誰も応答しないと、ドアにそのチキン(丸ごとです)をガムテで貼付け、パンツ一丁で逃げ去っていき……

そうだ!

2日くらい前、何も届け物を予期していないのに、ピンコーンとブザーが鳴り、出ようかな、とインターホンの前まで行って、「いや何も届け物はないはずだし、へんな押し売りだったらいやだから、やめておこう」と無視した記憶が!!!

と、ですね。
舞台中央のスクリーンをガン見している最中に、住所と名前が書かれたテロップがゆっくり流れましてん…

オレの名前と住所がゆっくり。

観に行ったその日だけ、使うようでいいんですけど、名前が日本人だから目立つのがいやでした…。斜め前にJonny Sweet君とガールフレンドが座ってて、なんかこの2人に名前観られていやだわ…(過去4年間相当騒いでいるので)って本気で思いました…



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