イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2016年11月14日月曜日

2016年秋(9月ー10月)にみたUK系TV/オンライン・コメディの感想です Josh, James Acaster's..., Taskmaster, Asian Provocateur, Still Game, etc.


久しぶりに比較的穏やかな日曜日のお昼なので、忘れないようにリストアップしたいと思います。


Asian Provocateur 









シリーズ2が始まっています。
(BBC Storeってグローバルですよね?)
BBCIIi発のオンラインで深夜に2で放送してると思います。
シリーズ1についてはこちら

今回の舞台はアメリカで、かあちゃんと一緒に行く企画です。
前回と同じく、親戚のおじさんと甥っ子が何人もでてくるほか、デキる弟も登場。前回はおかーさんの希望を叶えるため頑張るロメッシュさんでしたが、今回は憧れのアメリカ。オレがやりたいこと、憧れていたこと、アメリカといえばイメージを抱いていたことをやりたい。かあちゃんはどっかに(こっそり)おいておいて。。。
シリーズ1と同じくらい楽しんでます。歯に衣着せぬ言葉のリアクション芸と、英国のインテリ芸人さんではまれに見る体当たり芸(でも日本とは違う種類のもの)は絶賛ものです。3以降もあって欲しいです。

Josh シリーズ2



シリーズ3制作決定しました。
シリーズ1についてはこちら





シリーズ2のほうが好きです。キャラクターと設定が定着しました。定着するからこそ現実にはアウトじゃない?というような言動が生きることがあり、その役目をになっているのがビーティちゃんとジャック・ディーかな、と。この二人がかなり面白い事になっています。シリーズ更新するにはぬるいよね、と言われてもいますが、このぬるさが、逆に更新できる強みなのかな、と。よほどクオリティが高いのではない限り、ぬるくないと、視聴者ついていけない。そういう経緯からのBBCのエンタメ予算大幅カット(によるBBC 3の放送終了云々)は否めないのですしね。

Taskmaster シリーズ3


祝!シリーズは5くらいまで決定。
シリーズ1についてはこちら

 シリーズ1の完璧すぎるチーム構成と(芸風・キャラの意味での)Diversityのせいで、いまいち力不足に感じてしまったシリーズ2。これはあの、Jon RichardsonさんがでるということでJosh君なみのことが起きるのではないかと期待しすぎてしまったのが主な敗因かもしれません。またJoe WilkinsonさんがTim Keyなみにずる賢いのかと思ったら以外といい人だったのも期待はずれの原因だったかと。
 そんなこんなで迎えたシリーズ3。メンバーの名前を見る限りでは、正直ワクワク妄想できる感じではありませんでした。ところがシリーズ1にまけるとも劣らぬレベルで楽しむ結果だったのです。MCやクラブコミックという”部分”でしか知らなかったポール・チョードリーさんとボブ・ベケット君(さん?)が、こういう企画になると想定外がナチュラルにできる、その意味でものすごい才能を発揮できるタイプの芸人さんだったんですね。やっぱり笑いのメカニズムには予想外がどうしても欠かせないですね。
シリーズ4はずっと待っていたジョー・ライセット君がチームに入るので、とても楽しみです。とかいって期待しちゃいけないのか?(汗)

James Acaster's Sweet Home Lahnsteineringa (オンライン・シリーズ)



オレのエイカスター君びいきの叫びはとくに最近大きくなっておりますが、これは 同じくオンラインシリーズのJames Acaster's Sweet Home Ketteringaのスピンオフになりまして、kickstarterで資金をギリギリ最小限集めて作った傑作です。エイカスター君の出身地ケタリングの姉妹都市がこのドイツのLahnsteinerということで、エイカスター君一行がこの街を紹介するよ、というLowKeyなモキュメンタリー。エイカスター君のLowKeyトーンがほんとに好きです、ワテクシ。
毎年行われるChortleのコメディアワードでこのオンラインシリーズの制作チームTurtle Canyon Comedyが評価されていましたが、この制作チームは数少ない「投資するに値する」オンラインコンテンツを作る人達です。こういう作品・人々こそ潰されない環境づくりをしていかなければ行けない、と強く思います。*

Damned 


ジョー・ブランド(今や大御所)とウィル・スミス(The Thick of ItやVeepで書いてます。The Thick of Itではで出てましたよ)とDavid Baddielの奥さんMorwenna Banksの共著による、ソーシャルワーカーのオフィスの様子を映し出すコメディです。撮影形式としてはTToIで展開します。ぬるい評価をもらってるけど、オレはかなり楽しみました。アラン・デイヴィスの出るコメディをKevin Eldon以外の理由で面白いと思ったのはOne for the Road(コメディじゃないか?!)以来なので、その意味で個人的に特記に値します。ノリが結構TToIのノリです。もちろんアレほどシャープじゃないし天才じゃないですが。

Still Game


Still Gameと言うのは、3人のおじさんが中心となって展開する、芝居から始まったスコットランド発の大ヒットシットコムシリーズで、久々に待望の新シリーズがでたことで話題になっています。
シリーズ最初の頃はバリッバリのグラスゴーなまり&グラスゴー語満載だったのですが(→イングランドでは使用しないスコットランド語です)、人気がでてきてだんだん使わなくなってきているので、今は誰が観ても見やすいです。ぜひお試しを。

あとはコメディでもなんでもなくなってしまいましたが、Black Mirrorですね。日本でも話題になっているようなので嬉しい限りです。

今のところはこんなものかな?
以上です。


(*)というのも、オレ様は今じつはよのなかにいる、SHITEなコンテンツでお金を集めるあまりにも多くの人々、その人々が作ったものがオンラインコンテンツのレベルを下げ続け、結果的にこのKetteringaシリーズのような、視聴者と制作のダイレクトな関係により生まれる傑作が世に認められる可能性が削られている状況にものすごく怒りを感じているのです。
そこそこ名が売れてる、ファンベースがある(比較的)若手の人達が集まって「こんなの作るから」とキックスタート。そこそこいるサポートでお金集まっちゃって、制作もスタート。でも、ふたをあけたら見れたもんじゃないのが多すぎるんですよ!! 監督とか絵作りなんて誰でもできると思っているかのように自分たちで作るんですよ、あいつら。映像が写ってれば伝わると思ってるないがしろ感がみえみえのコンテンツで5000£とか必要とかいうな、と言いたいわー(怒) 
以上、グチでした。


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