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2016年8月26日金曜日

Edinburgh Festival Fringe 2016エディンバラ・フリンジ 今年のノミネート芸人さんを駆け込みで観に行ってきたよその① Tom Ballardさん 

今年のコメディ・アワードのノミネートということで、駆け込みで観てきました。


https://tickets.edfringe.com/whats-on/tom-ballard-the-world-keeps-happening

今ね、こういうところでイギリスでこういうスポットライトを浴びれる白人の独身ストレート男性さんってまずいないです。エイカスター君は時代の波が来る前からノミネートされては賞が取れないのお約束ギャグ始めちゃって、今やあだ名が「コメディ界のディカプリオ」ですから、ネタだと思って(?)いただければ。

ハコがLiam君のTravestyと同じハコ、つまり小さい。しかも普段は講義室。スタンダップの会場の作りに全くなっておりません。地元オーストラリアではすでにBarryアワードとかメルボルンとかでノミネートされてるレベルの芸人さんで国営テレビとかに出てるっぽいから、オーストラリアの人が見たら、意外に思うのかも! 

トム・バラードさんは、こうしたフリンジならではの、スペースあるところはどこでも会場、のネタや電波繋がらない(講義室だから)からのiphone中毒ネタでウォームアップを開始。正直この「お客さんも自分も誰でもウエルカムなリラックスネタ」の最初で、一回興味を失いかけました。マジで?どこでも聞けるじゃん、これ。って思っちゃった。ところがですね、この後「本題=ジェンダー問題、ゲイ問題、人種差別問題、宗教差別問題(ISも含む)」に入った途端、飛ばしてくれました。(笑 

白人さんのオーストラリア人さんのマトモな人/芸人さんは、オーストラリアの差別主義がまかり通っちゃってる政治にものすごい怒ってて、この怒りが特に今年は、EU離脱に前後してフィーチャーされてきた英国の人種差別の潜在意識と上手に呼応していることが、よくわかるネタ展開でした。いかに特権階級が彼らと彼らの選んだ人々以外を差別することが理にかなってないかを、ご本人のパーソナルな怒り含めてマシンガン攻撃。ゲイの人のセックス行為とルパードマードックが四回目の結婚ということでそのセックス行為を想像したらどちらがキモいか一目瞭然とか、ものすごいビビットな表現力で描写してくれた時の、会場のお”え”〜〜〜〜〜〜〜〜〜と爆笑の混在は素晴らしかったです。また最後のマラッセル・ブランドの論理を装っての、(ドラッグで)イっちゃってる落ちは遠回しで言い当ててて面白かったなーと。

特にマイク持ってのスタンダップの場合、お客さんのハンドリングもエキサイトできるスキルの一つであり、その意味で本日25日に行ったのが超ラッキーだったと思います。というのも、この日の下手一番前に明らかに子供(9〜12歳前後?)とお母さんが座ってまして。序盤で「あれ、君いくつ?」ってトムさん聞いたらばお母さんが「それはここに入るための年齢?それとも実年齢?」(笑 

フェスティバル時にコメディ舐めてる親御さんが結構やっちゃうんですよね。んで、中には明らかにお子様だとわかっちゃうと気が散ってネタ展開できない芸人さんとかいます。または、お金返すからでてってくれっていう人もいる。どちらにしても、親御さんが責任を持つとはいえ、舞台嵐と言っても過言ではないですよ。オレは娘を連れて行く時は絶対に冒険はしないです。芸人さんに迷惑かかるから。

トムさんの場合は、この状況下の中で、お子さんが目の前にいるからって容赦なんて一切せず飛ばしていたことに関心しました。distructはされてるんですよ。全体ではないですが、明らかにこの子供がいるという空気はお客と演者に取ってきまづい雰囲気であるのです。何しろネタのおいしいところは、16さい以上のアダルトユーモアで政治と人種差別滅多切りな部分。そして、このきまづい雰囲気を上手に利用してこの親子に話しかけながら即興の笑を作っていたのがポイント高かったです。親子にきまづい思いをさせずに、適度いじりながら、最後までいても大丈夫な空気作りをしていたのです。これはスキルだなーと思いました。

ただですね、新しい一歩先へ進んだ何かではなく、今までに作られた「ゲイの芸人さんがわざわざゲイとポジションを明確にせずとも、どんなセクシャリティでも自然と受け入れるオーディエンスに変化している」を助長するものだったかな、と思います。彼他に白人の特権について牙をむく芸人さんは見たことがないという意味でFin Taylorさんがノミネートに入っても良かったのでは、とも考えています。そんなFin Taoylorさんの感想はコツコツ書いてる最中です。今しばらくお待ちください。

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