イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


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2023年10月7日土曜日

イギリス大人気バラエティ、Taskmaster S16登場だし、オーストラリアだけじゃなくてイギリスでも見事にハネちゃって、布教の必要もなくなってしまったSam Campbellくんこと最近のカンボー情報です。

 【ここ1年のお話】

毎年通常この時期は、最近見たおすすめのTVコメディ的なご紹介をポチポチしているのですが、推して推して推しまくっているサム・キャンベルくんの進撃っぷりがすごいので、エディンバラ・コメディアワードを受賞以降を、なんとなく、忘備録的にまとめようと思いました(注:ご本人のインスタとYOUTUBEのアカウント内容は除く)。

じつは、昨年フリンジでコメディ・アワードを受賞してから、コメディ・ドラマではなく、サム・キャンベルとして、いくつかイギリスではおおおおお!というような、超メジャーの目玉番組に出てくるようになっていたのですが、anxietyがゲロわかりで、メンタルの大変さばっかり気になっちゃって。お母さん、ハラハラしちゃってみてらんないよ(涙)ってものでして。

8月のフリンジでの10分ショーのちょっと前に放送された8 out of 10 Cats の初登場回は、自分見切れちゃってる時のゾーン・アウトっぷりと、台本通りにやっておりますvibeがビンビン!に伝わってきちゃってですね。UKのメジャー進出を喜びながらも、ライブでいつもみてたあのやりたいことを楽しそうにやってる姿がないもんで、複雑な思いで見守っていたんです。


【そんななかの、その1】

Taskmaster S16。

激アツです。

Taskmasterにはカンボー・ワールドをそのまま受け入れる許容力と活かす能力があり、本人も安心しているし、本当に楽しんでいるんで、ファンもめっちゃくちゃ!楽しんで見れてます。


これは、力強く、「ねえみんなちょっとこの天才を見て!!!」って言える・・・

日本でも全部YOUTUBEで見れます。貼り付けます。

Episode 1 超おすすめ。クラシック・カンボーが見れる。


Episode 2 これも良いですが、3話目の方が激アツです。まだリンクできてないんで貼れないけど。

明記しておきたいのは、ジュリアン・クレアリーとルーシー・ボーモントも無茶苦茶面白いです。ジュリアンはオレがティーンだった頃の憧れのウツクシ芸人さん。すごい好きでした・・・。

2話目の直後に、Taskmasterのpodcast(元出演者のエド・ギャンブル氏がやっている、半分以上オフィシャルみたいなポッドキャスト)に、サムくんゲスト回が配信されまして、当時の心境とか、状況を、比較的、事実に基づいて話してるんで、合わせてお聞きください。(Apple でもSpotifyでもあります。普通にTaskmaster Podcast, Ed Gamble, Sam Campbellってググるとすぐ出てきます)

Taskmasterのおかげで、テレビ上でのカンボー・キャラがだんだん上手に作られ(認知を含む)てきていて、非常に嬉しいです。

木曜夜の9時になると、1人でボソボソ、エイカスターに恩恵もらいすぎて、そろそろ次の誰かが欲しいと思ってるテレビ業界に救世主降臨した、って言い続けてます。


【そんななかの、その2】

Taskmaster S16 放送開始のちょっと前に、Never Mind the BuzzcocksのS3が放送開始していて。

Never Mind the Buzzcocksってのは、昔BBCで放送していた音楽(ポップ・ロックカルチャーの方。クラシックではない)をテーマにしたバラエティ番組がありまして。1チーム3人構成、2チーム対抗、各チームのキャプテンとMCが基本的にレギュラーっていうやつで。そのリバイバル、ってことでMCが(Taskmasterの)グレッグ・デイヴィスで、キャプテンにデイジー・メイ・クーパーとノエル・フィールディングを迎えてやってるんですね。

そのS3で、カンボーがデビューしまして。ちょっとだけ、音楽ギークでもないし、音楽に興味の矛先はないはずなのに、なぜここに出た???という疑問があったのですが、その辺りも含めて上手にネタになっていて、

「あ、Taskmaster大丈夫だわ」って確信しました。

どっちかっていうと、グレッグ・デイヴィスのMCとしての敏腕っぷりなんだろーな、と。どんな球も拾い、面白いものをマックスに生かしてくれる。サムくんが、安心して、自分を出して、グレッグ・デイヴィスのいぢりを返すことができる。「これ言っちゃって、番組上大丈夫なんかな?」な不安がない環境を作っていたので、すごく楽しく見れたんですよ。

平場のトークが生きるのも、MC次第ですよね。マジでつくづく思います。上記はカンボーのよりぬきクリップだけど、全編見れたら見るのを一番お勧めします。


【そんななかの、その3】

なんと。奥さん。UKツアーです。

どの日程も1カ所1日なのに、エディンバラだけ5日やってくれるの。

ありがとうございます。マジでありがとうございます。

この喜びを噛み締めるために、2日分チケットはすでに取っているんだが、超平日の方に(静かな客層になりがちだから)いったほうがええのかな、とも、ちょっと悩んでいます。Monkey Barrelさんはとても日程変更は可能にしてくれることは多いのです。い、いや、3日通おうとは流石に思ってないよ…

平日の同行者、募集中!です! contactアットgeeksguidetoscotland.com にご連絡ください。

…グラスゴーの方がよければグラスゴーでもいいです。(→これはこれで気になっている)

ちなみにロンドンはHackney Empire でやります。昨年ComedyShow やった時に同じハコで全席すぐにパンパンにした実績あるから、これくらいすぐいけるだろう、って推測しやすくなってよかったよねぇ。でっかいハコです(1000近くあったと思う)


【そんななかの、その他いろいろ】

かなり真面目に、コメディキャリアについて語ってくれてる、ファンにとってはお宝インタビュー。

いくつか、へええ!と思うくだりがあって、その一つが、なんと、Daniel Simonsenのものすっごい!ファンらしい。オレも大好きだったけど(もうUKほとんどいなくなっちゃったから、全然見れない・・・最後にライブを見たのがなんと2018年だ。)、ものすごいニッシっていうか(汗)そこ??? そこなの???ってマジでいい意味での感動がありました。


あと、オーストラリアでのちょっとしたカメオ出演が拾えてきていて、レーダーにこんなのも引っ掛かってきたので、貼っときます。


こんな感じかなー? 忘備録でした。



2020年7月30日木曜日

英語圏芸人のリアクション芸*の祭典、Taskmasterのシリーズ10の出演者発表!


なんとシリーズ10に突入ですよ、奥さん。

コメディ部は(オレは?)Taskmasterシリーズはこの人出て欲しいリストがかなり少なくなってきたエイカスター・シーズン以降、各シーズンのお試しはするんですけど、これはやばい、ってほどにならなかった結果、ほとんど見てなくてですね。全然、ブログでは話題にもしてないと思います。ツイートではちょぼちょぼ喋ってたと思うんですけど。 すいません。S1で植えつけられた期待のレベル設定が高すぎたんだと本当に思います・・・(それを考えると エイカスター・シーズンがS1に並ぶか下手すると超える、っていうのが戦慄ですが・・・)

そんななか、ついにシーズン二桁台になった、もはやご長寿番組的な貫禄すらある状況において、キャスティングした芸人さんたちがかなりキワモノ揃いなので、期待が高まり、ちょっとご紹介しようと思いました。

Daisy May Cooper デイジー・メイ・クーパー。ご存知、This Countryのクリエイターで主人公(?)のケリーです。参考記事:

ちなみにこの人のインスタ、めちゃくちゃ面白いですよ。

と、今日のぞいたら、めちゃくちゃ泣ける投稿してた(汗)

Katherine Parkinson キャサリン・パーキンソン。最低でもThe IT Crowd で日本全国ですっかり認知されているかと思います。そう信じて疑わない。
(有名人過ぎて本ブログでは上記のような雑な扱いになり、全然カテゴリ化してないので貼れるリンクが一切ないことに気づきました・・・最近でもここでちゃんと書いてるのに… ずさんすぎる…)

Richard Herring リチャード・へ(ハ)ーリング。彼も国際女性デーの一件で最近は日本のツイート界でもそこそこニュースになっているから、認知度は上がってるかと思います・・・こちらも有名人過ぎて本ブログではかなり雑な紹介ばかりをしているのですが、
ここと
ここで

ほぼほぼ??? なんとなく??? なんか現役ボス感出てる人だってのがわかってもらえるかと思います。

Johnny Vegas ジョニー・ヴェガス そそ。こちらもね。なんか今更説明いらんよね、っていう。今探して見たけど、絶対最近も書いてるのに過去7年1記事たりとも書いてないみたいになってる・・・自分の記事の管理がずさん過ぎて泣きたくなります。

とりあえず、こちらで。

Mawaan Ritzwan モゥアン・リズマン Sex Educationの作家の一人になってますが、本人スタンダップもやってます。でもすごい最近の子。イバーシティをきにするようになってから始まった(ので最近)BBCのAsian Network Comedyシリーズで出てます。




Taskmasterは赤裸々にダイバーシティを意識した人選で毎シーズン進行するのですが、最近の問題に対応しようとして難航した結果、ビッグネームだから勘弁してくださいみたいな構成になってる気がして、笑えます(笑 しかもそのうち一人が、テレビからのお声がかからずかからずかからな過ぎて、有名で知名度もあって人気なのにテレビ出演できない、っていうネタになり、そのネタもコロナですっかり過去になり、っていうリッチー。テレビと相性の合わない彼が、一体どう番組を台無しにするのか、楽しみです。
そしてジョニーは何やっても面白いし、デイジー・メイ・クーパーはインスタ見ててもすごい爆弾な気がする。モアン・リズマン君は普通に弾けそうだし、キャサリン・パーキンソンは、ベテランの即興コメディできる人だし、これはね、奥さん、期待大だと思います。

秋放送開始とのことで、マジで絶対見ようと思います!

2024年9月8日日曜日

Edinburgh Fringe2024エディンバラフリンジ2024 個人的忘備録その3 感想あげてないけどメモしておきたいもの、一気にまとめて書き出します。

 今年は序盤で体調くずしたのと、どんどん年を取るせいで、日本語を社会人として使う機会がウイスキーをのぞいてほとんどないなかで、みたものの日本語の感想をあげる作業がどんどん時間がかかるようになってしまいました。

3)追加で、ツイートで上げた感想を頼りに、ここに一気にまとめたいと思います。

Lorna Rose Treen: Skin Pigeon 


1人スケッチっていうんでしょうか? Rー1な感じのやつ。キャラクターコメディです。去年結構話題になったショーを、今年は限定公演しており、去年観に行ってないのと、友人の激推しにより、観に行ってきたやつです。人の背の高さくらい積みあがった洗濯物みたいなプロップから出たり入ったりして、6キャラくらい怒涛のように見せていくランダムな1時間。アイディアに至るロジックも思考のロジスティクスがぶっ飛んじゃってる感じの、イギリスにはほとんど見かけないやつですが、日本だとよくあるやつ。突拍子もないはあ?みたいなサプライズがオチになってるやつです。話題になったのは、こっちの人こういうやつに耐性がないからだと思う。今回観たキャラの1つがものすごい真面目で一生懸命?なガールズスカウトの子のキャラが、山崎邦正さんが昔ガキの使いでやってたプロデュース曲やヒットパレードでの芸風を彷彿とさせてですねw 説明のできない笑いですw 


Marc Jennings: Marcsism


Marc Jennings とStuart McPharsonとSteven Buchanan ってスコットランドの若手芸人さん3人でやっているポッドキャストシリーズSome Laughがありまして。すごい好きなんですよ。きばってないまったり感と、ポッドキャストの作り方が、ワイワイ会話の途中から始まるみたいな感じにしてるせいで、聞いてるだけで自分も参加してるみたいなほっこり気分になれるんですよ。

その3人のうちのMarc Jenningsって、これ見てhttps://youtu.be/y97e7XOPYAU?si=ufzCft2jFyFEpxv7、結構lad ladしてる感じのネタをやるって印象だったんだけど、このチャンネルを通して配信した彼曰く「フルショーがアルバムだったらこれはEP」っていう立ち位置の30分くらいのショーhttps://youtu.be/lYG_6GXjqTY?si=Zh0of1YHPOStFbLd 
本当に!!素晴らしく。

なんで彼が結構lad ladしてる感じのコメディやってるのか、とかSome Laughの舞台裏とか、バックドロップで映し出されるようなショーだったんですね。んで、今回ものすごい気になって見に行きました。最初に見た1hショーよりは身近な話からしっかり社会政治に踏み込む展開になってたけど、そこまで2本目に見た30分のショーほど、emotiveな内容にはなっておらず、ちょうど1本目と2本目を上手にブレンドしたみたいな?かんじ。WiPって書いてないし全然きちんと出来上がってたけど、後でツアーをやる時のためのWiPみたいなもん、って言ってた。定期購読しちゃってるくらいSome Laugh贔屓なオレが言ってもあんまり?かもだけど、ほんとに上手なので、今後ぜひにと思います。


Stuart Laws:Stuart Laws Has to be Joking 


観客の熟練プロであるオレは、90年代の「観客にも演者にもオレは見えない」時代から00年代の「若い子たちはオレが見えるようになる」時代、さらには2010年代以降の「だんだん誰にでもオレが見えてきて、一番前にノリノリで座ってるとクラウドワークに使われちゃうこともたまにある」を経てきましたが、ここ近年とくに結構多くの演者も客もコケ―ジャン以外の観客になれてしまった感を感じます。
クラウドワークって素人相手のインプロだから、居心地の悪いレベルの想定外へぶっ飛ばないように、っていうリスクマネジメントを演者側は図るわけですね。で、たとえば、圧倒的コケ―ジャン社会で生まれ育ち巣立ったか、このダイバーシティ・カルチャーに対応するため、的なマインドセットがあるかどうか、など、様々な要素によってそれぞれの演者さんのリスクマネージメント対策って分かれていくわけです。で、昔はほとんどいなかった「潜在意識的にも構えがない」っていう演者さんの数が確実に増えてるな、と。

と、前置きをいれたところで。

それは、コンスタントに応援を続けているStuart LawsさんのStuart Laws Has to be Joking を見に行ったとき、 ですね。(念のためStuart Lawsさんはエイカスター黄金の4部作の演出ディレクターであり、ケタリンガ・シリーズ他、オンラインに名だたる名作を残している名監督ですが本業は芸人です)
場所は、どんなに何度もプロ消毒をかけ、プロ掃除して掃除して掃除しても、ゲロと尿とアルコールのにおいが染みついてとれない、というゲロと尿とアルコールに呪われた悪名だかき館があって、そこだったんですけど。前から2列目に座ってたんですよ。
冒頭でショーのセットアップ的にクラウドワーク用に5つくらい質問を用意してるって質問をあげてくんですよ。そのなかの1つ「一番大きなブタのサイズは?」ってのが、まさか、オレに飛んできちゃってですね。
その場で、即答できなかったんですよ。モニョモニョで。そしたら、ショーのど真ん中の不意打ちで「どお、もう答え出た??」って再度振られ(なぜ?!)、「むむむむまだっ!」って引っ張ってしまった上に、終わってからふと思い出したら、「某所でストリーミング配信用に本日収録してますー」って言ってた・・・(涙)某所で永久保存になってないといいなーと願います。泣きたい・・・


King of the Table with Ray Badran


今年の5月くらいには完全に、8月フリンジの最終週の週末、バンクホリデーウイークエンドがあるこの週末が、クサいってオレはずっと睨んでました。何しろ今年は、そうそうたるオーストラリアとニュージランドの面々がごっそり集結してたからです。その多さは近年稀に見るレベルだったのです。マジです。
つまりですよ。カンボー ( 注:サム・キャンベル)の昔ながらの仲良したちが、ごっそり。だったんですよ。
カンボーは、絶対に!この週末目がけて!!来る!! と睨んでました。さらにいうと、カンボーが元々は主催者の1人だった上記の芸人対抗卓球王決定戦に出る可能性が無茶苦茶!高い、って睨んでました。(→だって前にカンボーがMCやってたときに見に行ってるし)カンボークラスタだろうとなかろうと、ほんとにすごいメンツが登場するんですよ、毎回。なのでほんとに奇跡のイベントって感じ。ちょっと前のレスリングのイベントくらい。

そんなオレの予想が当たらないわけがありません。なので、今年のハイライトは間違いなくこのイベントです。

ちなみにこの卓球王決定戦は、芸人さんたちがダブルスで、ガチのガチガチで優勝を狙うものです。芸人さんたちがブラフを言い合い真剣に戦う姿がひたすら面白い。あと、Taskmasterにはコアなクラスタがおり、そのファン層にとっては、オーストラリアのTaskmaster勢とニュージーランドのTaskmaster勢とUKのTaskmaster勢が同じ場所でピンポンするってのがあり得ない軌跡なんですよね。オレはTaskmasterクラスタではないんですけど、気持ちはわかります。

芸人さんたちのショーではなく、普通に卓球の試合なので、写真も撮りたい放題っていう状況の中、気が狂うほど連写しました。ほんとに生きてて行けてよかった(涙)

ここで写真をあげようかと思ったけど、Monkey BarrelやKnock2Backのハコ側がSNSに一回上げてた関連画像を取り下げちゃってるので、念の為上げるのはやめとこうかと思います。

ちなみにこの週末、Guy MontgomeryのGuy Mont Spelling Beeは卓球と同じくらい狙っていたんだけど、仕事的にすごくキツくて、やめちゃったやつなんですよね。でも、そこにやっぱりカメオ的にカンボー出たらしくて。お友達のお友達(は皆お友達になるのですが)が、見に行ったらカンボー出てた!!って教えてくれて、悲鳴。お友達から「3週間前に一回ぶっ倒れてるから、彼女の前でカンボー見たっていうのしばらく禁止!!!」と禁止令でまして、詳しいことが聞けなかった・・・ただカンボー関係なしに、Spelling Beeってめちゃくちゃ面白いです。
オーストラリアの人は特にぜひ見てください。ABCでやってるっぽい?オーストラリアのテレビのことほとんどわかってないですが!!

2025年5月6日火曜日

2025年春? 最近(?)おすすめしたいコメディ係コンテンツです (バスデン情報を含む)その1

こんにちは。

随分ご無沙汰しているのですが、3月末にアメリカで、バスデンさんとティムキーの(元々短編だった)The Ballad of Wallis Islandが(長編フィーチャーになって、キャリー・マリガンがメインキャストの一人に加わって、トマトメーターも97%とかなので、ここの忘備録を更新しようと思い立ちました。

この映画の制作発表は2023年5月だったんですね・・・。忘備録ってこういう時に便利が良いです。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/05/blog-post.html

ちなみに、アメリカ先行公開、イギリスでの一般公開は5月末なんですよ。嘘でしょ。グラスゴー映画祭のシークレット映画で見逃し(何しろシークレットなので見逃すしかない)来週の地元の映画館で先行プレビュー。ローカルのクラスタは全員行くんじゃないかしら(つまりオレは行く)

Accidental Death of an Anarchistにてウエストエンド・デビュー時にリポストというファンクションを学んだバスデンさんは、まめにインスタの(誰かの絶賛ポスティングの)リポストをしてくれています。

ちなみにサントラはすでにAvailableです。下記Spotifyリンク。普通に素晴らしいです。エコ贔屓とかじゃなくて、普通に!素晴らしいアルバムです。信じて。買った方がいいと思います。

https://open.spotify.com/album/3JpQrQ3nnV6ore1iSywyZe?si=R4h-86KbSZ6w46DC3dOkZw&nd=1&dlsi=1d7a12130e3f4719

ローカルクラスタの間では、元々の短編(30分くらいだけど)が大好きすぎて、このフィーチャー映画がどんな感じで変わっちゃって、好きになれなかったらどうしようと不安に思っているものもおります(注:オレではない)その点も含めて、来週見に行ったら感想を書き、日本公開時にも大きく大きく声をあげていきたいと思っています。

その他の最近の(?)おすすめは・・・

1)(満を持して?)英国版ドキュメンタル配信。予想以上に日本オリジナルの真逆を行った内容でしたので、感想。

ちなみにこの件に関しては、コロナ渦中に3本くらい上げてます


ご存知かと思いますが、ドキュメンタルのフランチャイズはすごい広がっていて、今回の英国版を含めて28カ国です。(注:なぜかアメリカはまだやってない)

その一方で、フォーマットを日本と同じにしている国はどこにもなく、オレの知る限りでは、オーストラリア版のフォーマットと足並み揃えています。

英国版が出る前にアイルランド版が配信された時は、超有名なグレアム・ノートン、アシュリン・ビーというビッグネームが名を連ねていたので、かなり評判になりました。

で、今回の英国版。以下箇条書きです。
  • とにかくメンバーがすごい、です。ただ豪華なだけじゃなくて、この(有名な)コメディアン(&コメディ・パーソナリティ)で観てみたいと思わせてくれる種類のキャスティング。予算もあるんでしょうけど、制作側の本気度と丁寧さが伝わります。
  • テレビで活躍してる人たちばっかりだからかもしれないけど、エシカル・倫理基準が本能で最高レベルの人たちばかりを集められてます。表もついつい、ポロリ、はこのメンバーでは
    • Jimmy Carr:オリジナルでは松ちゃんのポジションでオーストラリアではレベル・ウィルソンのポジション。TVのパネルショーもいくつか持ってるし、ライブツアーも現役で行ってるし、適役ですよね(深くは掘りません)
    • Rosin ConatyこのブログではMan Down(テレビシリーズ)とかTaskmasterで何回か書いたことあります。挑戦者じゃなくて、Jimmy Carrだけだと間が持たないとかあるのかしら、一緒に笑う人として最初からモニター室にずっといました・・・ http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Roisin%20Conaty
    • 挑戦者例:Bob Mortimer この感想を読んでくださる方に説明は不要ですが、念のため。この人出るから普段テレビ見ない人も見る、っていうくらい素晴らしいものを見せてくれる笑いの魔法使いみたいな人ですね。30年以上この信頼とハイレベルな笑いの提供は、さすがになかなか、ない。
    • 挑戦者例:Daisy May Cooper This Countryでとんでもない才能を全国規模で披露してくれて以来、大人気ですね。詳しくはhttp://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Daisy%20May%20Cooper
    • 挑戦者例:Richard Ayoade テレビのバラエティではこの人出てるからクオリティがワンランクアップを保証される人ですね。IT Crowd、映画脚本監督、本執筆、テレビ番組の司会担当などなど。無表情が売り的なところがあるので、「笑うところが見たい」「誰に笑かされるのか」という、フランチャイズ版のドキュメンタルに一番高い付加価値をつけてくれる人物じゃないかと思うんですよね
    • 挑戦者例:Joe Wilkinson多分Countdownシリーズとかで芸風はすっかり浸透してるかと思いますが、想像つかないことをいきなりやるのが得意なのと見てる側もその期待感が高いのでナイスキャスティング。
    • 挑戦者例:Judi Love Taskmasterにもすでに出てますし、今ウィキで確認したらStrictly Comes Dancing にも出てますね。オレがテレビのバラエティをほとんど見ないので、あまり深く知らないのですが、番組の倫理レベル上げるのに絶対必要で最適役の一人ですよね
  • 強いのは、 Joe Wilkinson、Richard Ayoade、Bob Mortimerだろうなと思ったら、本当にその通りでした。ただ笑っちゃうとアウトなので、その意味でつよかどうかは?個人的にはBob&Mortimer世代なので、Bob Mortimerがやばいです。歌がやばいんです。Taskmasterの大活躍でDaisy May Cooperにも相当期待したんだけど、自分の趣味的には彼女の台本書きの方がハマるのかも。意外とハリエット・キムズリーのノリが女子の中では一番好きだった。
  • 個人的ハイライト、というか、エシカル英国メジャーコメディの真骨頂だな、と思ったのは、ハリエット・ケムズリーの中国人の夫(という設定)からの手紙を(その夫の声で)読み上げる役に任命されたリチャード・アイオーアデの対応ですね。第4話目だったかな。難度の高いボールなので一同緊迫するんですよ。あっぱれでした。
Amazonプライムはメインストリームなんです。


他にもいくつか記録しときたいので、新たなエントリーで続けます。





2018年9月29日土曜日

祝!(オレ的に)超念願のJames Acaster君Taskmaster 出演記念(?)オレのおすすめエイカスター選PART1



【はじめに】
かわいーもかっこいいも1秒たりとも思ったことがないのにこんなにハマった芸人さんは今までにあっただろうかといえば、ないです。ゼロ。だってオレ、Nick Helmもかっこいいって思ったことあるもん。

Taskmasterの最新シリーズで大活躍中のエイカスター君が「画面に見切れないでください」と懇願するほどに、エイカスター君の映るところは全て吹き出さずにはいられない。そしてこの顔何ですか?

 

スコアボードにこの顔が映るのは反則です。


天才と叫び続ける主な理由は現在もNetflixで絶賛配信中の4部作であります。が、この4部作ではMy life is a full of jokesと言い切るエイカスター・キャラははっきり言ってファジーにしか掴めないんです。Turtle Canyon Comedyで作っていたケタリングシリーズも完全スクリプトのモキュメンタリーのため、ほぼほぼ作ってんだろうと思ったし、Would I lie to you視聴時ですら「この子は素でジェイムス・エイカスターなのだろうか?」という疑問は湧いてこなかったんです。

しかし、Taskmaster。このお題を参加者各自がそれぞれの思考回路で解釈し挑むという過程を視聴するうち、あの「エイカスター君」は結構「作り物ではない」ということがどんどん確信できる内容でして。そんななか、ジョッシュ・ウィディカム君(→ 流石に「君」をつけづらい風格になってきた。。。)がかつてレギュラー持っていたXFM番組内の目玉(だったらしい)「Classic Scrapes 」シリーズを聴いたら…

すごすぎてですね。

この子、存在自体がすごいんだ、って思わずにはいられない衝撃の怒涛のインパクトだったわけです。んで気がついたら週末の72時間断続エイカスター投入という恥ずかしいにもほどがある状況に。
と、というわけで、時間と電気とエネルギーの無駄遣い的な罪深い気分から脱出するべく、ブログ記事という生産をすることにしました。よく考えたら、日本でもエイカスター君の4部作は見れるんだし、ちょっとは知られてるかもしれない!

誰かよんでください。


【PART I 】よりぬき! オレのおすすめエイカスター君Classic Scrapesクリップ

今回第一弾では、YOU TUBEでゴロゴロ転がっている「Classic Scrapes」のオススメをご紹介します。このネタの数々が自伝本「Classic Scrapes」(→結局オーディオブックを買ってしまった)へと実を結んでいくので、自伝本持ってる人には既知のネタとなります。エイカスター君は、絶対にほんとのことしか語らないんだそうです。覚えてる範囲で誠実に真実のみ。話作らない。。。
これ聞くと、This Country のカーテン ってリアルにいてもおかしくないんだ。。。とも思うかもしれません。すげえよ、イングランド。

1) エイカスター君、弟君とラインダンスに行く




これは当時のガールフレンドに誘われてラインダンスに行くことにしたんだけど、彼女の方がキャンセルしちゃって、でも弟が一緒に行ってもいいよーってことで参加してみたよー18歳のとき!って話で。なぜラインダンスなのか?なぜ行くことになるのか?その鍵を握るのはエイカスター君の才能ではないかと思います。



2)エイカスター君、チキートで米TVドラマシリーズ「ロスト」のMr Ekoに遭う!



エイカスター君は当時Lostのファンで、たまたま(なんかのグループミーティング前に)入ったチキートでMr. Ekoにあったんですって。コーフン気味に熱烈ファンぶりを語り、めっちゃくちゃ印象つけて、お店を出て、みんなと待ち合わせ。ところがみんなが行こうと決めたご飯の食べどころがチキート!あれだけ愛を語った後すぐに戻るなんて恥ずかしくてできるわけがない!(どんだけ愛を語ったんだよ)頼むからほかのところにしよう、と懇願するも、もちろん却下。みんなご飯も食べたいし、なに子供じみたこと言ってんの、と突っぱねられ、渋々、身を極力隠して再入店すると、お約束ですね、お店の人はMr.Ekoのテーブル席の隣にエイカスター君御一行様をご案内。フードかぶって身を隠すんだけどバレちゃって、っていう話です。なぜ、そうなる。。。

3)エイカスター君、ライブの後に女子ナンパ成功、ツイスターやって、コンドーム探しの旅へ




(日本語にタイトル入れしてから始めて思ったんだけど、これ、小学生の小説シリーズとかにできたらおもしろそう…)

個人的に、このネタほど「ウオーーー!こんなにこれ自体が面白いのに、エイカスター君にとってはただの素材で、ショー用にすごい料理しちゃうんだ!」という変貌っぷりを感じたものはないかも、です。素材自体が号泣して笑えるんですよ。

 バースのコメディアでライブ後、コメディア提供のフラットに宿泊予定だったエイカスターくん。コメディアはコメディライブの後にクラブに変わるところで、ライブ後にヘン・パーティの御一行様がまだ残っていた、と。そんな中、今までの経験ではありえないことが発生。その中の女子一人となぜか?うまくいき、フラットに戻りぎわに電話番号を渡され、クールに決めよかと思ったけど速攻電話をしてフラットに彼女を呼んじゃったお。
 しつこいけれどこんな経験をしたことがないエイカスター君、彼女が言う(命令?)まま、チャイニーズのテイクアウトを購入に使いっぱに走り、ツイスターをやり、お茶を作り、お風呂作ったげるって始末(爆)ここまでですでに涙を流して笑えるプロットなんですが、この後ようやく「あなた合格よ」ってなってキスまでいった後、「コンドーム持ってるか?」と聞かれて サーーーーーーーーー…!繰り返しますが、こんなことになったことがないのでコンドームとか携帯してない!!!
 ってことで再び彼女の言われるままにフラットを出た斜向かい(?)かなんかに24時間営業のショップがあるからそこでコンドーム買ってこい、の命令に従い、コンドーム買いの旅に出るんです。
でもお約束、そんな24時間のお店やってなくて、困ったエイカスター君はコンドームを買いに!クラブへテクテク(注;トイレにある自動販売機でコンドーム買おうと思いついた)。ところが予想以上にクラブが人気でものすごい長蛇の列に並ばされる羽目に!散々並んでようやく入り口にたどり着いたらエイカスター君で入場規制が入り、クラブに入れない!!!前の人だったかバウンサーに「コンドーム欲しいだけなんでちょっと買ってきてくれない?」だったかな???? 忘れた(汗) と、とにかくようやくゲットし、引き返そうと思ったけど、慣れない道なんで逆方向に間違えて歩いちゃって、いつまでたってもフラット帰れないよ!! もうすでに1時間は女子をフラットで待たせていて。。。(→なぜ電話をせぬ)


なんでこんなことになるのかと言うと、繰り返しますが、エイカスター君の才能のせいじゃないかと。。。ここにご紹介してるのはほんとに埃の一粒くらいな量なので、ぜひほかのエピソードも聴いてみてください。まじで中毒になります。





2020年11月26日木曜日

2020年秋も深まる以降、ここ最近で見れた英語圏コメディの感想メモです

【お知らせ】

質問箱はじめました!

https://peing.net/ja/whiteanklesocks

コメディのことなら大抵喜んで話すので、(国境を超えるので日本のお笑いも含みます)もし何か質問があったらぜひどしどし。

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気がついたら、もう2020年も終わっちゃう・・・。

本当は、Netflix配信で見れるオススメのコメディ、とか、アマゾンプライムで見れるオススメのコメディ、とか、年末引きこもるしかない世界のお役に立てるようなポスティングをしようと思ったのですが、紹介したいと思うものは、すでに紹介してるものばかり。さらには、リストのザッピング後、真っ先にクリックしたのがポリス・アカデミーでした…。ここで、

ポリス・アカデミーは素晴らしいです。


と、明白に宣言したところで、以下、最近見た英語圏コメディの感想になります。

(・・・とか言って、ほぼほぼオーストラリアだったりする)

① Aunty Donna's Big Ol House of Fun/ アンティ・ドナ のハウス・オブ・ジョークは絶対に日本のお笑い好き、映画・ドラマ制作者や演劇に絡んでいる方がハマる傑作シリーズです。

もともとオーストラリアのアーツ・アカデミーで出会った3人が始めたグループで、エディンバラのフリンジにも数回来たことがあるんです。ぶっ飛び系のナンセンスとテンポの良さが最高なので、絶対に日本のお笑い好きの人たち、(記憶に新しいところでオーストラリア版のドキュメンタルを楽しんだ方)は、大丈夫だと思う!!

もう一つは、パフォーミング・アーツ・スクール出身だから、めちゃくちゃでナンセンスなようで、実はブレヒトの典型的なメソッドを巧みに利用した笑い作りになってるんですよね。Aunty Donnaの面々たちの家の中という設定で観客の視点をAunty Donnaと同じに作り込んでいたと思ったら、いきなりズームアウトして公開スタジオ収録現場を写し、視聴者を「観客」の視点と同じに変えて、現実世界に引き戻し、フィクションとの距離を置く、みたいな、教科書みたいな例がポロポロ出てきます。オレはブレヒトとか含めメディア論で学んだことくらいしかピックアップできないけど、映画やドラマ制作の人たちや劇団関係の人たちは、もっと細々面白いことが見えるのではないでしょうか? 

とにかく、超!オススメなので観てください。


② 12月1日にNetflix配信決定の`Natalie Palamidesめちゃくちゃやばいやつ、やばいんで、やばいです。笑いとは何か?を改めて考えさせられるはずです。

もう、どうしたらいいの、これが配信になる日が来るなんて・・・(驚愕)


これは急成長期のモリマンとか森三中で体感した匂いとちょっと似てる気がします・・・(汗)2018年のフリンジで、このショーがあまりにもすごくて(チケットは全く取れない状態で)盛り上がりについて、ここでちょこっとだけ触れてます。ちょっとオレは、ちょっとこれ観てないんですけど(→完全に個人の趣味です)、配信で手軽に見れるので観たいと思います。いや、これは、本当に飛ばし方がちょっとレベル越えも甚だしいのですよ・・・笑いとは何か? ちょっとこれ観て考えたいと思います。

③ Taskmasterのシリーズ10が最高すぎる件についてメモ。

TaskmasterについてはUK版の芸人さんたちによるリアクション芸の決定版!として大絶賛!


その後、待ちに待ちに待ちまくったエイカスター・シリーズで、エイカスター祭りもかねてご紹介。


今回のS10は、あまりにもメンツがすごいとご紹介してます。


で、その期待を裏切らない、すごいシリーズで。1、7、10は殿堂入りかと思います。
デイジー・メイ・クーパーとジョニー・ヴェガスのできなさっぷりと、やりたい放題っぷりと、モゥワーンのずるがしこ過ぎが、天下一です。あとマスターことグレッグ・ディヴィスの毒舌っぷりが(さらに)レベルアップして、クオリティが芸術です。S7でエイカスターくんが「オレらのシーズンが一番ウンコ?」って言ってましたが、できなさ加減だけでいうと、シーズン10がさらにウンコかもしれないです。最高に笑えるので、ぜひ。








2015年9月4日金曜日

名うての知的英国芸人が”リアクション芸”をやるとどうなるか。2015年ダントツでベストの一本Taskmaster観てます

Greg Davis、Alex Horne, Tim Key, Roisin Conarty, Josh Widdicombe, Romesh Ranganthan ...

このウイットと知性でオレらコメディオタクを悩殺してきた英国の芸人さんたちが、リアクション芸をやるなんて番組、奥さん想像できますか? 

いいんです。

できなくていいんです。

だって番組放送してるんだもの!!!

TASKMASTER


マスターはグレッグ・デイヴィス。アシスタントはアレックス・ホーン、そして5人のトップ芸人さんたちが、与えられた”タスク”をこなし、マスターの独断と偏見により与えられた芸術点(?)を競う、というもの。勝者に与えられる贈与品は、メンバーそれぞれが毎回持ち寄る所有品。そのときのテーマにより金額的に高価なものだけが価値のあるものとは限らず。(だいたいマスターをimpressさせるもの)

爆笑どころはもちろんこの5人の芸人さんたちの”リアクション芸”。なんですが、日本でいうところの”リアクション芸”とはまったく異なります。端緒に異なるのは、日本の”リアクション芸”は”リアクション”自体を笑うものですが(そしてそれは往々にして表情とか動きとかフィジカルな反応。)こちら英国の(トップクオリティの)芸人さんらの”リアクション芸”は、往々にして”なぜその言動およびリアクションをしたのか”という各芸人さんのキャラクターに基づいて説明されるロジカルな理由がバックボーンにあるからこそ、爆笑できる種類です。
さらにいうと身体をはっての任務がゲームのルールであるにもかかわらず、芸人さんが「それはできねえ」「イヤだ」といったものに関しては、そのまま「ではできないならできないなりに、どうするのか」「どうやってごまかすか」「イヤならどうやって逃げるつもりなのか」という方向性で笑いを作っていきます。無理矢理感がありません。日本のように「イヤでもやらなければいけない」「泣きながら勇気を振り絞って」→これを笑う、ではないところが決定的な違いです。各メンバーの意志と人権を尊重した上で繰り広げるリアクション芸です。マスター含め彼ら全員知性と話術と言動で、爆笑の番組を作り上げています。

日本には長いリアクション芸の歴史があり、その道で名声と実力を培ってきた芸人さんたちには多大なるリスペクトを贈りたく思います。しかし、同時にベテランリアクション芸人さんではない芸人さんたちの
「自分がやるのは絶対いやだけど、芸人だからやらせる。嫌がる芸人のリアクションや苦悩をみて面白がる」ってタイプのリアクション芸でなければ、面白くない、という意識は変わって欲しいと思います。できないと言って泣きじゃくる芸人さんを「ここでやらなきゃフィルムはボツ=出番がなくなる=成功できない」という空気で番組を作るだけがリアクション芸ではない、ということを、この番組は証明してくれていると思います。
下記で沢山クリップが観れますので、ちょっとのぞいてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=XQSz3vugdn4&list=PLyk_nLKHU9QnqI1kj47APnATN2SulmvtQ

(ちなみに

2024年4月29日月曜日

【考察】TikTokとかでクリップがガツガツハネてるFin vs the Internetに、イギリスの善良な白人の芸人さんたちの迷走っぷりが如実に出ていてものすごい興味深いです

Fin vs the Internetは、Fin TaylorさんとVittorio AngeloneさんとHoratio Gouldさんの3人によって作られている1エピソード10分くらいのシリーズです。

YOUTUBEの再生回数は5桁くらいしかいかないのですが、TikTokとインスタではすんごいハネてて、うん十万うん百万回とか平気で回っています。

表に立つのは、この3人の中では一番キャリアが長くて売れてるフィン・テイラーさん(ゆえにFin vs the Internet)。

でもVittorioさんは2022年にお芝居の構成内容に沿って展開するショーが1hショーのデビューだったにも関わらず、高評価を叩き出し、その後も上手にSNSを使いこなし続けてるみたいなので、若い人たちの間では、認知度高いと思います(多分)。


【シリーズの前提】

フィン・テイラーさんは、Mock the Week 等のパネル・ショーやBBCのご長寿スタンダップショーケース番組Live at the Apolloなどのテレビ出演を数々こなし、知名度あるはずなのに、自分のYOUTUBEチャンネルはハネないし、シアター・レベルのハコはおろか、中サイズレベルのハコもチケットが思うように売れず。一方、インフルエンサーやティックトッカー、リアリティTV出身者たちは、(ライブステージの経験もないのに)ライブイベントをやる、となったら、あっという間に大きな劇場やアリーナサイズのハコを瞬間にソールドアウトにしちゃって、ウハウハできる。

いんたーねっと、でヴァイラルになりたい。なるにはどうしたらいいの。

というわけで、今流行りのソーシャル・メディア成功者たちにインタビューして、ノウハウを取得しようと思います。

という名目の、Between Two Ferns みたいなやつ。 です。



【Fin vs The Internetの制作ノート】

3人はこのシリーズ制作において、Ali G の制作過程をモデルとしていると語っています。(ソースはPatreonで上げてるご本人たち談)

(念のため、Ali Gはサーシャ・バロン・コーエンのTVブレイク・キャラです。25年かそれ以上前の話をしています)


Ali Gとしての冠番組をもらう前から別番組のコーナー枠でやってたインタビュー・コーナーの尺は5分−10分くらい。インタビュー相手の反応で、これだ!というのを抽出するために、ものすごい長回しをする。この手法を使って、「ダメの白人イギリス男」代表キャラとして、インターネットを賑わす今どきなみなさんとチャットし、「これだ!」を抽出しちゃいましょう。

Fin Taylorさんといえば、ずっと本人の「政治的に左なのに左で頑張ろうとしても何一つ機能しない世の中で、どうしたらいいかわからんポリティカル・ホームレス」的ポジションを武器にものすごいエッジでクレバーな社会&政治風刺を繰り広げていた芸人さんで、例を出せば

→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/08/edinburgh-fringe-2017-fin-taylor-lefty.html

翌年は、エディンバラのコメディ・アワードにもノミネートされた(オレ的にはこれで彼は2018年のキング・オブ・コメディになると思っていた→ならなかった)

→ http://www.gojohnnygogogo2.com/2018/08/edinburgh-fringe-2018me-too-fin-taylor.html

この路線で露出しても、全然、チケット販売に繋がらない。人気も認知度もミャーミャー。・・・からの、ヴァージョン・アップとしてオンラインシリーズ上に爆誕したキャラが、進化系ではなく、退化系フィン・テイラー。

もう知らんがな、(生まれも育ちも白人のイギリス男の)本能の赴くまま、頭に浮かんだこと全部ベラベラ口に出しますけど、何か? と、これ言ったらどうなるかとか考えずに(注:という設定で台本書いてる、という意味です)、いんたーねっと成功者たちと繰り広げるやりとりを延々と録画し、そこから抽出したバイラル要素を切り貼りしまくって作る5−10分になります。

たしかフィンテイラーさんの奥さんのインプットで(注:2024年4月現在二児の父)やりはじめたインスタとTikTokで、激ヤバに失礼だったり下品なことをおくげもなく、取材相手にぶちまけているクリップをあげていくうちに、前述のレベルでクリップが回るようになっていってます。とはいえ、最初のきっかけは、このシリーズをやりはじめたころに、なぜかアメフトのアの字も知らんし興味もないのに、ゲストとして呼ばれたGood Morning Football (注:American Football)からのクリップ。上記のキャラが最善の形で笑いを生み出したのですね。そこからこのシリーズに流れ新しいファンできていったのはあったと思います。



【考察】

退化系のフィンさんは「頭に浮かんだこと全部ベラベラ口に出します」。なぜこのバージョンになったのかは、以下のように推測できるし、理解できるんです。

1)Political Homelessの苦悩キャラはBBC Radio4、どんなに背伸びしてもBBC2層に響くだけの(所詮は)ニッチ・キャラ。Taskmasterマジックでもない限り、売れないのです。しかもその層って人生もとっくにUターン組(オレ?)が結構なシェア率を占める。ここにしがみついても先がない。

2)Fin Taylorさんはギリかもだけど、VittorioさんとHoratioさんの属する(元々のミドルクラス&大卒&ワーキング・クラスのブルジョア化の結果生まれたミドルクラス)の世代って、政治経済社会といろいろわかってても、どの方面においても諦めと絶望しかなく、白人の男性に関してはジェンダー―と人種問題に翻弄されまくり、いっぱいいっぱいななか、自分なりに折り合いを模索していて。ここに響くのは、アルター・エゴ的なRighty Loosey gooseyなキャラなんでしょうよね。気合入ってると、うざいしださいしで、若いのはついてこないです。

3)からの、言っちゃいけない言葉や内容をノーコンテクストでランダムに飛ばしちゃう。う○こ、とか、ち○こ、とか、ケツ、とか、フェラ動作とかワンキング動作とか。こーゆーやつ言い合ってやりあってゲラゲラ笑ってる若者は子供だけじゃなくて結構なシェア率です。唐突なのと馬鹿馬鹿しいのの掛け合わせで人が笑うってある。これやっちゃおう(だって超ピステイクじゃん)これは(2)で話している層だけじゃなくて、もっと広い層って気はしますけど…。

実際この戦略でSNSも成功し、ツアーは大き目のハコもソールドアウトになるし、と結果を出してますから、彼らにとって方向性は合っているのでしょう。

とはいえ、オレのような笑いの趣味からすると、ホームランを打つ打率が低い。キャラクターやパーソナって一個人をフィクションで作り上げるもんですから、ものすごい緻密に、ものすごい掘り下げて作っていかないと、ちょっとした言動がブレたり、ぬるくなる確率が高くなる。退化バージョンのフィン・テイラーは、ランダム性の高いRighty Loosey gooseyなキャラだから、上記の副作用が出る確率高くなっちゃうンじゃないかな、と。

あと、取材相手が芸人さんじゃないし、インフルエンサーとかリアリティTVスターって善良でセンシティヴな人多いから、平場のトーク回し、そんじょそこらの才能と経験じゃ…ってところあると思います。

3人とも、(そこそこ結構なシェア率を占める)前述のアルター・エゴは持ち合わせてはいるけど、それに支配されているタイプではないので、振り切らないといけない時に、無意識下による微々たるためらいが出ちゃうのかなぁ。とか。とくに、アメフト番組のゲストとなったときのフィン・テイラーさんと比較すると。。。あれは本当にテイラーさん自身の延長戦で、アメリカのアメフト界に何思われたって失うものはなにもないですから、怖いものなしで振り切れるし。と合点がいっちゃうんですよね。あくまでオレの中でですけど。

【で、最近】

3人がPatreon会員の質問に答えるさながら、笑いについて再び談話している回があったのですが、そこで「ああいうことやってウケてる芸人いるけど、アレやりたくねえな」っていうのをそれぞれ話していて。最初は、こうしたポリシーがこのシリーズのバックボーンにもなっているんだな、と思ってたのですが、

「前に座ってる客とかをいぢるのはやりたくない」(→これはよくある話なのでともかく)

「オレたちミドルクラスだしオレたちの笑いを見に来るのも結局ミドルクラスなんだから、ミドルクラスがのぞきたいワーキングクラスを見せるワーキングクラス側に寄り添ったコメディやりたくねえ」(→あら、これあの人(たち)のこと言ってる)

「(ステージ転ぶとかステージから落ちそうになるとかプロップ系で不具合があるとかetc)ステージアクシデントをネタとして盛り込むのやりたくねえ」(→あたたたたた! 耳が、耳が痛い)

ちなみに、ヴィットリオさんは、「アイルランド」「ベルファスト」「ロンドン移住民」「バックグラウンドはイタリアからの移民」っていうカード一切使いたがらない。(→ギリ北アイルランド紛争停戦後ベイビーで、(経験的に)知らない世代に入っちゃうせいかな?) そして、ホレイシオさんはお父さんはガッツリ系のワーキングクラスのバックグラウンド(→2023年のエディンバラフリンジのショーで言ってた)

たぶん、お父さんお母さん教師で職場がプライベートスクールだったせいでプライベートスクールにずーーーーーっと通ってたっつうレベルの、ガチのガッツリ!白人イングリッシュ・ミドルクラスってフィン・テイラーさんだけ。

この彼らの「これやりたくない」をきいてるうちに、あまりにもあれもやりたくないこれもやりたくないに溢れかえってて。彼らはパンクというよりは、英国コメディ業界の現状をまえに中二病にかかっちゃったのかしら・・・(汗)? とか思ったりしてます。

そんなわけで、ドーンとハネる時が来ると思うんで、引き続きウォッチャーは続けてたいなーと。応援してます。


2020年4月13日月曜日

続く英国ロックダウン。状況アップデートおよびZoomを使用した有料ライブ・コメディに参加しました。めちゃめちゃよかったです!のレポート 2020年4月12日付

【前回からの状況アップデート】
→そんなものどーでもいいからZoomのライブについて知りたい。という人はこちらからどうぞ。(または下へスクロールダウンしてください。すみません汗)

英首相ボリス・ジョンソンがコロナで入院→退院のニュースが流れた現在、ほぼ毎日700ー1000人単位でお亡くなりになっている英国です(→ケアホームの方の人数は除く)。その死亡率はイングランドだけにすると10万人あたり15人くらい…ヨーロッパでトップの死亡率の道を歩んでいます。(リンクはスレッド全部が引用元です)そして、本日、英国でも長年ずっとお茶の間の顔的に愛されてきた有名なコメディアンで、Goodiesの1人のTim-Brooke Taylor ( ここで一回紹介してた)さんがコロナでお亡くなりに(号泣)お昼頃からオレのTLは嘆きの嵐です。エドガー・ライト、リース・シアスミス他、日本の英国コメディファンの間でも人気のあの人この人が皆泣いています。前回も話してますが、EUからのオファーを蹴り、英国民ではないNHSスタッフのビザはコロナが終わるまで延長(→終わったら帰れ)先ほどもEU圏外からの腕利きの医療関係者たちが助けられますよ、というオファーを蹴っちゃってた。。。ケアワーカー&NHSスタッフにカミカゼ特攻隊のように最前線で戦わせ続け、報酬は拍手でお支払い・・・のような保守党政府のコロナ対策への非難轟々です。

NHSスタッフを励まそう、サポートしようと、リアム・ギャラガー級のアーティストがこぞって(必ずや終わる→)コロナが終わったらNHSスタッフのために無料でライブを、と秋以降にライブを企画。最初は「おおお」だった世間の反応も、大物が次々と同じことを言い出すと「そ、そのライブにかかる費用をどこかに献金した方が・・・」などという声も。一方こうしたライブを行うことでイベントスタッフは仕事が保障されるのでしょうし、マニックスやギャラガー・レベルのアーティストが行うともなれば、放送権の売買や献金ラインのセットアップもできるでしょうし、とも考えると…どうなんでしょうね。

さて、いつもの長い前置きを書き終えたところで、今回の本題に移ります。前回までロックダウン以降のコメディ業界における様々な新しい試みについてレポートしてきました。3週目に入ったところで、(しょうがないのですが)量産→クオリティにばらつきが多く見られるように。特にTwitchやSkypeを使用してゲストを呼びおしゃべりをオンライン配信するフォーマットのショーは、呼び屋も含めた内輪同士のおしゃべりレベルが目立ち、簡単にあれもこれもと投げ銭をするモチベーションが湧き出ない…。いや正直、誰もがメンタル弱ってる時に、未開の地でそこそこのもの見せる人がいたら、サイコパスです。おしゃべりで全然いいんです。視聴者を囲う空気さえあれば。

そんななか、10日くらい前から有料チケット制による「ライブコメディ」が始まったんです。オレが知る中で最初にやり始めたのはWeirdos Comedy。稲村的には初回のラインアップと8ポンドちょいという値段を天秤にかけてみた場合、試すモチベーションがわかず(汗)見送りさせていただきました。しかしながらチケットは完売&ライブは好評に終わったようで、17日にも催行決定。チケットはこちら:https://www.eventbrite.co.uk/e/weirdos-comedy-live-online-2-tickets-102448060908

オレが参加したのは、その後程なく行われたオレのご贔屓さんを何人も扱っているプロモーターShow And Tellさんのライブコメディです。これが今までで一番素晴らしかったので、レポートしたいと思います

【Zoom使用のライブコメディ参加しました!】

 エンドレスにヒマしかないので、4月9日当日にお知らせが入ってもすぐに参加できるのがロックダウンの醍醐味。


この「Front Room」の意味がようわからないままも、1ポンドでLou Sandersさん(→Taskmasterに出ちゃってものすごい人気に)とRhys Jamesくん(Have I Got News For Youなどのテレビ番組でおなじみの顔に)のライブで優遇されるなら! とチケットを購入。するとライブへのリンクがこのように送られてきまして。


あれ?22時からっていってたのに21時開始?とか思いながら、クリックすると

(今キャプったので3日前になっていますが、当時はカウントダウンで時間が表示)

プレイボタンをクリックすると

とZoomへ飛ばされ、「なるほどこれはZoom を使ったライブなのか」と判明。実はZoomのセキュリティ問題はたくさん耳に入れており、同僚のzoomミーティングを蹴りまくっていたので、ZoomのアプリをDLインストールしろと指示が。超抵抗がありましたが、このやり方で進めれば、コードを送信やシェアおよび公開することなく、ホストのみの管理による参加する形になるので、FBIに書かれていた「Zoom使用の際の注意事項」もクリアになるか、と判断しインストールしました(コメディの誘惑に負けただけ、と言われればそれまでですが 汗)
すると、こうなりまして。
始まる前に準備してねと以下のように指示が。


Show and Tellさんは我々お客さんのマイクを「オン」、画像を「オン」にしてほしい。と。お客さんの顔や笑い声が芸人さんに見聞きできるようにしたい、とのこと。マジで?(汗)と思いながらも、マイクをオンにしたオレ。もともとZOOMとは全く思ってなかったので風呂入ってドライヤーもしとらず布団の上&パジャマでビール缶をプシュッと空けてたので、画像は遠慮させてもらいました…。(左上に見える緑色は、オレがデフォルトで緑色のテープをカメラに貼っているせいです。カメラをオフという選択はもちろんできます)

もう一つあった指示が「リースくんの画面をピンしてください」ということ。ピンにすることで上の画像ではホストのShow and Tellさんがメイン画面になってますが、リースくんをメインにすることができる、と。どうやってやるかというと、リースくんの画面の右上にカーソルを持っていくと3つのドットが右上に出るので、それをクリックするとpinにする、という選択が見えるので、それを選択・・・のはずなのですが! 指示通りにやってもピンにするの選択が出てこないんですよ。あちこちクリックして自分なりに試行錯誤しても出てこない。。。そうこうするうち始まる時間に。
Show and Tellさん「じゃあそろそろ始めようと思うけど、みんな準備大丈夫?リースの画面をピンできてる?」

「できてなーい!」
「できなーい!」
「ピンのオプションがなーい!」

オレだけじゃありませんでした(笑)。
そして参加者の1人が
「リースがまだオフにしてるからできないんだよ」
「え(汗)?そうなの?リース!聞こえる?オンにしてー!」
「え?そうなのごめんごめん」(オン)

で、こうなって、いよいよスタート(笑)



MCがいるわけでもなく、リースくん、ルーさんそれぞれが約15分尺で行うアットホームコメディでした。リースくん自分の持ち時間終わったらルーさんを呼んで、ルーさんがオンになったらお客はルーさんの画面をピンするように設定し、ルーさんを観る。ルーさんが終わったら、そのままお客さんに「これでいいの?これで終わり?え、切るよ切るよ、みんなばいばーい!」お客さんも「ばいばーい!」で各自切っちゃって終わりー(笑)
Show and Tellさんはこの2つのセットをコンパイルしてYou Tubeに22時にアップ→無料で一般公開。その後、華麗に削除。


個人的な感想としては、このやり方が、コロナの現状下で体験できるベストのライブコメディだな、と思いました。前回までで紹介したタイプでは、1)MCだけがYOUTUBEで生ライブ配信→その時にブッキングした芸人さんに送ってもらった数分のクリップを流す。2)スカイプなどで芸人さん・ホストがチャットショー形式に行う 
両方ともオーディエンスとの絡みは全てチャット機能のみ、またはナシ、なので、客の笑い声やコメントなどは全て絵文字や文字だけに。チャットではみんな言いたい放題言うし、客同士がチャットしあったり。距離感があります。芸人さんはチャットのコメントを拾ってコミュニケーションを取り合ったりしますが、かなりの時間差が否めません。テレビの生放送でツイッターなどを利用し、ハッシュタグでコメント寄せるみたいな距離感と時間差です。

一方、Zoomの場合は、芸人さんと客とのダイレクトなコミュニケーションがライブ会場レベルでできる。一体感があります。お客さんの声が音で通常のライブ会場と同じように演者に伝わる。もちろん、客1人1人が演者と同じレベルの音と映像発信力を持ってしまうので、演者はなれるのが大変っぽいです。客も素人なのでついつい忘れがちになる。(オレも実は、リースくんのセットの時に娘に話しかけられ返事をしてしまった 汗 スルーしてもらったけど、マジすいません!! 汗)
リースくん、敏感に反応してましたが、すぐに上手にそれをお客さんをいぢる(ライブコメディでよくあるような)素材にしてました。彼はこのフォーマットをかなり真面目に今後のビジネス形態と見据えているんじゃないかと思います。15分のセットをちゃんと用意してました。
ルーさんは、もっとフレンドリーにみんなとお話しましょっ!って感じのノリで15分強。初めての試みなので、まずは模索、リースくんほどセットの用意はしてなかったように見受けられましたが、オレは新しい希望を見出すほどルーさんのセットを気に入りました。ルーさんがお客さんの一人一人をちゃんと認知し、カメラの向こうの見えない客にしゃべりかけるのではなく、不特定多数ではない、我々に向けてお話をする、というスタイルが、オレがよく行くコメディクラブでの臨場感を再現してくれてたのです。

成功のカギとしては、有料制にすることだと思います。人数とお客のクオリティを保てる。有料でも観たい、参加したい、と思うのは、リベラルアーティの、いわゆる「いいお客さん」なんです。ショーの最中に邪魔になることをしないように心がけるのです。

今後の可能性:
現在実験段階で1ポンドですが、今後3人芸人さん持ち時間20分づつで1回5ポンドに値段をあげてもいいんじゃないのかな。リベラルアーティは貧乏が多いのと、フリンジや普段のインディーズのコメディ・クラブでのお値段を考慮すると、3−5ポンドがoptimum pointかな、と思います。
無料だと40分しかできないので、まあ当座は今回見たような2人ブッキング、1人15分づつって設定でもいいのかなぁ。今後人数が増えてきた時にどれくらいアットホームに感じられるか、どれだけ芸人さんが「不特定の誰かに向かって喋る数分のビデオレター」以上のものを出してくれるか、値段の釣り上げ方も変わってくるのかな・・・40分以上やるならホストがビジネスアカウントを取らないといけない。よって値段が上がることは不可避です。Show and Tellさんは、固定客をしっかりもつ評価の高い芸人さんを多く抱えているので、しばらく1ポンド40分で試運転をしていただき、その後、本格始動を期待します!

・・・というわけで、オレは 来週の火曜日と木曜日のチケットも購入しました(笑 この記事を読んでくれた方で、チケットを購入予定の方、現地(?)でお会いしましょう!

https://www.showandtelluk.com/event/show-and-tell-at-home/

来週はね、画像もオンになることがわかったので、風呂上がりのパジャマ姿のおっちゃんじゃない格好で挑みたいと思います。

2023年8月18日金曜日

Edinburgh Fringe 2023 エディンバラフリンジ2023 オレ的今年最大のハイライト完全レポート。フェスティバルで一番大きな会場の一つで10分間だけのソロショー行きました。Sam Campbell.Bulletproof Ten

【はじめに】

もしも今回初めてこの芸人さんを知った、という方は、このブログはかれこれ5年位は前から、オーストラリアが産んだ奇才で天才で王者のサム・キャンベルを推し続けてます。オレだけが王者って言ってるんじゃなくて、2018年オーストラリアのメルボルンコメディフェスでそして2022年エディンバラのフリンジで二冠取ってる、正真正銘の王者です。

参考までに何がそんなに凄いか情報は、下記リンクが一番いいかと思ってます。多分。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2022/08/edinburgh-fringe-2022-2022prsam.html


【公演のお知らせは、フリンジ・スタートの3週間前】

「フリンジを制したものは、フリンジに来ず」というのは、まるで珍しくないのですが、それでも、スーパー・ファンと公私共に認めるオレ様としては、諦められずに、「2−3日でもいいから来てー来てよー。来てー」としつこくしつこく念を送っていました。どこにも届きようもないけど。

そんなある7月の下旬、友人からのテキスト経由で、お知らせが!


1日なのはいいんですが、「1時間」じゃなくて「10分」。

Mix Billじゃなくて、ソロ・ショーで「10分」です。

PleasanceのGrandの客席数は750。フェスティバルで一番でっかいハコの一つです。並んで入場&待ってる時間30分以上。10分のショーのために。10分観た後、出るのに10分かかるかもしれない。

10分なのでチケットのお値段は2ポンド。(大体平均1Hのショーは平日だと12ポンド)

こんな前代未聞のおもしろすぎること、思いつくだけならまだしも、ほんとにやっちゃう芸人さんは、他にいるでしょうか。

いません。

リンクもらって10秒後にはチケットを購入し、「オレは30分前から会場で並ぶから!」と、その公演日に予約入ってた美容院をキャンセルし、にぎにぎ待ち続けること3週間。(注:チケットはもちろん完売)

同行者らの「すみません、その前に用事があるのですが(→ほんとにあるかどうかは不明)、20分前でもお許しいただけないでしょうか」の許可申請も快諾し、40分前には到着。


だってこれ、最低30分並ぶところも含めて笑いなんですよ。逃すわけにいかないじゃないですか。ガチで一番を狙ってたんですが、同じことを考える強者がすでに何人もいて、負けました。

半笑いの係のお姉さんに従って列に並びます。

750人入れないといけないので、17:35分くらいには開場。同行者たちがまだ到着しないので「席全員分の取っとくから!」と言って、前から2番目のセンターをゲット。(注:1番前は興奮しすぎてネタが頭に入ってこない可能性があるので、避けています)

同行者らは程なく合流してくれたので、もう集中して、30分近くかけて席がどんどん埋まっていくのを目撃できます。

とはいえ後ろみたら、オレらの座ってる真後ろ列が若手芸人さんたちで埋まってたので、上手に撮影できなかった。

ちなみに一番前の列で数席、誰も座らせてもらえないところがあったので、何かしらの仕込みがあるのか・・・?と思ったけど、これは、単純にお身体の不自由な方のためのスペース空けでした。


なにしろ750人。オタクかローカルじゃない限りは、PleasanceのGrandの状況がわからんので、ちょっと前とかにくる。よって開演時間18時を過ぎてもダラダラ入場客があとを経たない。止まらぬワクワク感がさらに高まる席前方のファンダム。

そうこうするうち、10分近く押して、ついに! 王者降臨。(つまり結果的に開場到着から50分くらい待った)

(注:写真は撮ってませんよー)


【感想】

ガチで10分強でした。

タイトル通りネタ10本!だし、10分なんだけど、サム・キャンベル真骨頂。

エディンバラ・フリンジで王者になって、Channel4が大手を振って可愛がることができるようになったせいか、この1年、Ben Eltonプレゼンツの特番コメディFriday Nights Liveに出演しちゃったりTaskmaster S16のコンテスタントになったり、ジミー・カーが進行するご長寿番組8 out of 10 cats のCountdownに初出演したり、と英国メジャーコメディを制覇してきちゃってて。つまり、今まで猛毒吐く対象だった権力のある番組や芸人さんたち側の世界に踏み入れている、という状況なんです。

最初は、たとえば「(リゾート)ホテル のリフトは濡れてる人組と濡れてない人組分けてくれないと!」という、いつもの、空前絶後の発想が爆走するキャンベル・ジェットコースターって感じの、ボンカーズなネタなのですが、その後、ロンドンに住み始めて、ロンドンは怖い、業界パワーに疲労困憊、業界ってもすっかり変わって、今やポッドキャストにヘイコラしないといけない時代! メニューとタイトルについてる、でっかいポッドキャストの名前とかサクっと紛れさせて、猛毒モードに入り、スライドを使い始めようとするときに、ものすごい量のスライドを仕込んでて「本来は見せるものじゃないけど、ぎゃあ!間違えて見せちゃった」的に、チラ見せするんですよ。酷いいぢり方したジミー・カーのコラ画像とかw。手書きで数式いっぱい書いてあるスライドとか。「いろいろリサーチしてるんだよ!」って慌てて隠す。

ほんとはフリンジ来たくなかったんだけど、フリンジ側に懇願されてしょーがなかったんだよ!ちくしょー!オレは史上最強(恐?)の芸人だっ!って、出してきた画像が  Jerry Sadwitz(元々過激がキャラの芸人さんで、昨年キャンセル・カルチャーに巻き込まれてショーがキャンセルに)とJerry Seinsfield (「となりのサインフィールド」の、米大物メジャー芸人)(注:ジェリーつながり)を掛け合わせての、王者サムキャンベル登場画像。

クラシック・カンボ。クラシック・カンボですよ。

9本目のネタが終わったところで、カンカンカンと鐘を鳴らして袖からMark Silcox先生ご登場。「ラスト1本ですー」。→みんな待ってましたの大拍手。

10本目は、名作Troughでもあったような種類のネタ&フィナーレにふさわしく「足の指のタイプは、母子が一番長いタイプと2番目の足の指が一番長いタイプと、実は二種類ある。前者はそうだよねー、後者はへえええって反応するもんだ。と説明あってから、観客750人全員がスライドでさまざまな足の指を次々と見させられては、イエーーース&ノーーーーーーーと声を出さんといかん、というもの。このネタのフィニッシュが最高に盛り上がって、涙流すほど面白かったけど、言わないでおきます。多分、今後、他の場所でもやると思うから!

変わらぬ破壊力と、とんでもなさで、引き続き、いちいちワクワクして、騒いでいきたいと思います。

Chortleさんから「60分だったら5つ星だけど、10分なので換算して0.8333333333...星」って評価されてました。ちょっとウケた。

2024年8月16日金曜日

Edinburgh Fringe 2024 エディンバラフリンジ2024 TaskmasterニュージーランドではおなじみのPaul Williams Mamiya 7 超お気に入りました

https://tickets.edfringe.com/whats-on/paul-williams-mamiya-7

 1年おきぶり。

Paul Williamsは本当に、毒性のあるコメディとかものすごいクサクサなクセのある笑いとか、鬱になるような重さのあるコメディとか、ってのが全般的に苦手だけどクオリティの高いコメディが好きという方にもおすすめできる。ほんとに、ほんとに、ほんとに観た後にわんだふぉーな気持ちになります。笑いがレベル越えのチャームなんですよ。

昔からフィクションとリアルの境界線がよく見えない、知らないうちにフィクションがふんだんに盛り込まれている物語に引き込まれるようなタイプのショーが大好きで、Paul Williamsはまさにそのタイプです。今回は、オンラインでMamiya7の中古を買った、っていうところから始まる物語なんですね。そのMamiya7の中にフィルムが入っていた、と。で、フィルムを焼いたら、飛行機の車輪をフォーカスした着陸近いときの写真と 持ち主が自分の影を被写体にしているショットがでてきて、このフィルムを通して元の持ち主に対してファンタジーを膨らませていくんですよ。んで、その写真をプロファイリングして場所を確定させ、現場に旅に出ちゃうんです。その旅日記を音楽をかませながら繰り広げていきます。後半から最後のクライマックスにかけてのたたみかける文字遊びがくだらなすぎるオチになっていて、壮大にふくれあがったロマンティックファンタジーのバルーンがシューっとしぼむまで、本当に堪能できます。
(注:リアルライフでは素晴らしい奥さんがいらっしゃいます)

歌声も透明感があって素晴らしいんです。エイカスター氏が大絶賛で押しまくった7年くらい前から音楽(この界隈限定)で知名度が上がってると思います。

観れる機会がありましたら、ぜひ!



2019年6月11日火曜日

企画構想半年&実行24時間。James Acaster くん最新作Cold Lasagne Hates Myself をSweet Home Ketteringaで観ました!(その1)

これね。↓ これみに行きました。



【これまでのお話】
オレ、というか、エディンバラ在住のFringe Goersにはすごいイヤミな癖があります。(→よくないと思っている)それは、大物コメディアンの大きい劇場&スタジアムレベルのショーになると、萎えて行かない、っていうものです。

なぜかといえば、そこまで大きくなる前にオタクはすでにフリンジでナマ体験してるから。客席数50以下、100以下、200以下が当たり前。300以上あったらデカイ、750ーは特別招待客レベル、という感覚が細胞に植えつけられちゃってるんです*。今までフリンジ目撃歴があるのにさらに700以上のキャパ小屋orアリーナに行きましたよ、というのは、Demitri Martin, Flight of the Conchords, Bo Burnhamくんくらい・・・?。ただでさえ極少の同行者候補たちは口を揃えて「えええ、だってもっとちっちゃいハコで12ポンドで見たのになんで50ポンドとか出してアリンコサイズで見なきゃいけないの」で終わるのです。そしてそんないやらしい感覚がオレもあるせいで、昨年UKツアーやっていた某fabulous4人組(表向きは3人)行ってないです。いやらしい・・・。(→でもチケット高いんだもん。どうせDVD化されて見れるでしょう、みたいな)

そんなわけで、エイカスター氏。ずーーーーっとフリンジすっ飛ばしていたよ、なわりに、ここまでのドン引きレベルで超売れっ子になるのはTaskmasterシリーズ出演後のおかげで、フリンジ2017まで来てたし、300以下でも見れてたんです。新作Cold Lasagne Hates MyselfのUK Tourは絶対見たいx100!と思ってたんですが、会場がどこもでっかくて。「でっかいからイヤだなー」と発売日になっても渋ってたら、ほぼすぐに、グラスゴーは完全ソールドアウト、エディンバラも2階席の超後ろにちょぼちょぼ残ってるのみに。んな条件で見たくねーよ! とはいえ、別の場所でとなったらロンドンくらいしか選択肢がない。でも、芝居やCabbageの追っかけでも Basden遠征でもなく、エイカスターで、ロンドン1泊2日なんてありえねーし!! (エイカスター追っかけもどきなんてキモすぎる!) でも Cold Lasagnesどうしても見たい!どうしても!!! 

この「エイカスターを見るのに、自分が想定するよりものすごい悪条件かつお金がものすごいかかる」という状況を例えるなら、EU離脱を決めたUKがEUと交わすDealみたいなもんです。現実みたら、前みたいな条件でエイカスター君は見れないんですよ。でもこじんまりしたフレンドリーな環境で、めっちゃ安い値段で、そこまで頑張ってチケット取らなくても観れた良き時代を知ってるせいで、どうしても妥協できない。現実に向き合えないの!

そうこうするうちに、皆様のご要望に応えての追加公演が発表に。グラスゴーの公演に追加日程が出ましたが、やっぱりO2 Academyなんてでっかいところはいや・・・(号泣)

と、ですね。追加公演場所をぼんやり眺め途方にくれるなか、目に入ったのがKettering。エイカスター君のホームタウンです。オレが放送局とは一切関係のないクリエイティヴ集団制作のウエブシリーズに高い評価をもつ最初のきっかけとなった作品、エイカスター君が故郷ケタリングを紹介する完全スクリプトの大傑作ド(モ?)キュメンタリー「Sweet Home Kettaringa」の舞台ですわ。




どうせお金超使って遠出するなら、ここじゃね? 

と軽々しく思い立ちました。ケタリングがイングランドのどこに位置するのかも知らなかったので、ググってみたらば、なんと!Luton空港から電車で1本!しかも40分くらいでついちゃうらしい! 何それ、簡単にいけるじゃん!なんですよ! というわけでイングランド中部に住んでいるコメディ部員でエイカスター好きのNaviさんに「ねえねえー」と声をかけたら彼女のエリアからもそこそこ簡単にアクセスできると、かなり2つ返事で快諾。
エイカスター君のケタリングにまつわるネタは上記のSweet Home Kettaringa, だけでなく、以前ブログで紹介したClassic Scrapes シリーズ、そしてたまに出てきてとんでもないネタを落として去っていくWould I Lie to Youシリーズ、 と無限大にあるので、根こそぎ視聴しているオレたちってば、Cold Lasagne見る前にエイカスターゆかりの地探訪しちゃおうぜ、に。いやだ、素敵すぎる! 新しいディールをキメた今、あとは追加公演発売日当日にチケット確保すれば良いだけです。

いよいよ、追加公演発売日。オレがテンパりすぎて上手にログインができないでいるなか、Naviさんが腰が抜けるほど簡単に劇場サイトから前から5列目のど真ん中購入に成功。自分が安定ゾーンに入ると他人の不幸が木になるもので、そのまましばらく売れ行きを観察していたら40分後にはグラスゴー、バーミンガム、ロンドンなどの大都市は驚愕のほぼ満席状態に。



一方、エイカスター君の故郷、ケタリングは呑気に半分以上の席に余裕がございまして(汗)

・・・しかも劇場のキャパがめっちゃ小さい400弱?(汗)あ、あれぇ・・・?

「・・・故郷では売れないんでしょうか、エイカスターさん」と不安を募らせるNaviさん。何も返せないオレ。
何しろチケットは取れたのだから、いいじゃないか。オレたちのチケット争奪戦へ向けた気張りと努力は一体なんだったのか、なるべく考えないようにすることが一番です

いつもの通り、本編の感想およびケタリング旅日記を書くまえにすでに壮大なドラマが繰り広げられてしまいました。次回は、いよいよ本編の感想、そして番外編としてSweet Home Ketteringaゆかりの旅レポートをアップしたいと思います。



*例外があります。Frankie Boyle、Daniel Kitson、Stewart Leeです。

2017年9月30日土曜日

2017年夏ー9月前後で観たTVまたはオンラインコメディメモです


お久しぶりです。
過去の記事を観てたら、びっくりするほどまったくメモをアップしていなかったのでやっとこうと思いました。一応食指の働くコメディだけは拾って鑑賞しているのでその鑑賞メモは必要だな、と思いました。
先にまとめちゃうと、オレのレーダーは相変わらず同じところをぐるぐるぐるぐるして反応しており、新しい発見がないなー、という感じです。

① (Peep Show, Fresh Meatでおなじみの)Sam Bain せんせいの久々?ピン作「Ill Behaviour」は間違いなく短編コメディドラマ(全3話 BBC)部門で近年まれに見るベストブラボー作品です。



(以下でまだ全話視聴可)
http://www.bbc.co.uk/iplayer/episodes/p0559gdn

ガンをネタにして展開するという意味で新境地と大変話題性が高かったシリーズでもあります。3話で完結してるけど、オレこれはシーズン2もあるんじゃないかと思う。「人の死」という取扱い注意ネタを、ドラマに不可欠なジレンマと友情関係の原動力にもっていっていて、ブラボーでした。さすが、Sam Bainせんせい一生ついていきますって思いました。もちろんセリフのやり取り自体が面白いのもなんですがね。

② The Inbetweenersでお馴染みの面々が登場するWhite Goldはクオリティ高い、80年代の英国社会がお勉強できるコメディです



http://www.bbc.co.uk/programmes/p050hr6t

一応、ヴィンセントという中央にかまえている人が中心に展開する30分x6話のコメディドラマ(シットコム、とはいいづらいフォーマットかも)です。80年代のサッチャー政権時代に確実にいた(けどなかなかドラマになりづらい)ガッツリブルーカラーだった層がホワイトカラーになるchanceというのが軸ですかね。タイトルはDouble Glazing 二重サッシのあだ名?からきています。これを売れば金持ちになり成功する、金の延べ棒みたいなもんだったんで。なので80年代のイギリスの社会政治をもう一つ別の角度から勉強?するのにもおすすめな教材?かと思います。
ちなみに作ってる人たちも The Inbetweenersの人たちです。トーンは落ち着いてるけど。& Iain Morrisせんせいはここでは書いてはいない。なぜなら(多分)映画を制作中だから!!! 「フェスティバル」というタイトルでジョー・トーマスが出ます…笑

③Simon Blackwellせんせいの再びの魂こもった傑作 BACKは、とくにPeep Show を何度観てもおもしろいと思うミッチェル&ウエブ好きにぜひ観ていただきたいです。


http://www.channel4.com/programmes/back/on-demand/65802-001
正直、Backをみるならその前にピープ・ショー全話みてないとおもしろさ半減するよ?といいたくなるくらい作品がミッチェル&ウエブに捧げられてる感じです。てか、ミチェル&ウェブがいなかったらここまで面白くならないんじゃねーのといっても暴言ではないんじゃないかしら。もちろんサイモン・ブラックウエルせんせいの手腕があってこそなのではあるが、これ他の役者じゃんじゃ今の5分の1くらいしか楽しめないんじゃないかと思います。というわけで、ぜひ観てください。現在第4話まで放送されてるかな?

④Taskmaster S5が始まってます

https://dave.uktv.co.uk/shows/taskmaster/

S2の凹みからすべて面白すぎるんで期待しかありません。ちなみに今回は意外と全員すげー飛ばしてる。だんだんみんな掴んできたんでしょうかね? クリスマスにS1ーS5までの勝者がそろってスペシャルで挑戦するそうで、もう今からジョッシュ・ウィディカム君とロブベケットさんが死ぬほど楽しみ。んで今のラインアップがちょうど通常のキャラわけして選んだラインアップをみたしている感じなのでS5はニッシュさんにぜひ勝って欲しい。そうするとスペシャルのラインアップが完璧になるのです。

あとはPeople Just do Nothing とかW1A とかかな?(ともにBBC) 

ここで意図的に観たのに話してないものもあります。なぜなら…オレ的にはパスだったから(汗)あとオンラインでポリティカル系でコメディ狙った某インタビューシリーズが話題になってますが、オレのツイッターTL上で何秒持ったかで競い合っていてオレは1分11秒もちまして結構上位になりました。あははははは。

以上ですかねーあ、もちろんバスデンさんの(違) Quacksはあたりまえですが全部みてくださいねー

2020年12月28日月曜日

Go Johnny's Pandemic Special. A Note on Japanese live comedy; Yoshimoto comedian and recent R-1 & M-1 winner, Noda Crystal (from Madical Lovely)・野田クリスタルさんの感想メモです

日本語メモ:R-1とM-1で話題のマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが気になってしょうがない理由は、この人のやってることって天才! Sam Campbellくんと同じ匂いがするから?と気づいたせいで、相当YOUTUBE漁りをしてしまった時間を有効にするため紹介と雑感をまとめました。みんながすでに思ってることや知ってるだろうことを日本語で書いてもしょうがないので英語です。ちなみにマヂカルってMadicalだと知った時、めっちゃセンスあるって思いました。もし万が一日本語でも感想を、とリクエストがあれば、多分喜んで書くと思います。

In this blog, I have been mostly talking about English speaking comedy except for a few posts about 
Japanese comedy. It does not happen so often. In fact, this might be the first time that I thought it is newsworthy to write about a relatively new Japanese comedian who does not speak English for his comedy. 

It sounds like this comic is awfully special but please note that there might be a bias to some level as I had much more time to check the Japanese comedy scene this year due to the pandemic. Yes, there is a huge possibility that I have missed out other newish talents in the previous years. But at least it is true that he is different from the rest of the (talented) ones if not more talented. I am doing my best to explain why I think so. 

Noda Crystal is a Yoshimoto comedian. If you are a fan of Down Town, I believe you have seen him occasionally in Wednesday's Down Town. If I remember correctly, he started out live comedy at the age of 15 in the Tokyo underground comedy circuit and was highly likely to become a major driving force of the recent rise of Japanese indie comedy. He talked about the beginning of indie comedy scene here (no Eng. sub). He subsequently joined Yoshimoto comedy school and got a contract with the said agency, while his super low-fi, DIY creative process has stayed the same to this date (I believe). 

Noda has been a powerful contender at all the major Japanese comedy tournaments/awards for the past few years but 2020 must be his breakthrough year as he won both R-1 and M-1 (as Madical Lovely) and I wouldn't have recognised him to this level without these awards. He self-taught game programming skills and released a few bizarre "hand-made" indie game apps, all of which are far from sophistication. (His winning set at R-1 was about him trying them out). In fact, they remind us of 80s and 90s "Famicom" (a.k.a. Nintendo Entertainment System) era because the visual and technical quality is *excuse me* SO shite even to an eye of a non-gamer like me but in a very charming and funny way. 

In fact, it reminds me of some of the digital work-based routines by Sam Campbell, the winner of Melbourne Int Comedy Festival (2018) & an absolute genius emerged from the Australian indie comedy scene. 


(I'm sorry to be off the track but please check Cambell's comedy if you haven't seen any before. Some of them are here ) 

The clip below is a few collection of Noda's R-1 sets. Non-Japanese speakers don't miss much as his games explain 80-90% of what's about. 


Noda has been, as a result, building up his popularity among Japanese gamers in addition to comedy fans. Acquiring the M-1 title in his belt, he's got more pulled by gamers and experts in Japanese game industry, appearing on established Japanese game review publications such as "FamiTsu/ファミ通"

Again, there is no need for viewers to understand Japanese to get how funny the games are. The reviewer said in this clip they had incredible amount of access from China and America (so my argument has been sort of proven?). And based on my personal experience, it is OK to say quite a portion of proper gamers are also proper comedy fans. 

On the other hand, Noda's set as one half of Madical Lovely at M-1 was questionable if jokes were strong enough to pick up the trophy but has clearly changed a recent trend of Manzai/a double act stand-up style by Noda (fool) focusing on physical comedy while his partner Murakami (so-called normal)focusing on aural comedy. 


As you might know, M-1 tournament is a major pathway for newish/mediocre comedians to get more TV appearance in Japan despite that there are a few other well-known kinds televised nationwide. This doesn't mean they have more opportunities to perform their set on TV (except for their honeymoon period). It means they will get TV jobs for "variety" shows (that involves Taskmaster kind of jobs/physical battles) and multi-party chat shows. And that is how they get proper money, being proper recognised as "comedians". All the previous winners found their space to fit themselves in with their versatile chatting skills OR becoming favourite of the powerful (whoever they were), eventually making their way to win their own show. 

Noda seems to shine in Taskmaster type of jobs, while showing something completely different in TV shows which expect comedians to have conventional chatting skills at the moment. His carefully chosen words and timing of delivery only leads to the uncomfortable awkwardness as if he totally failed to sync with interviewers/chat show hosts. It does not mean he has lack of interpersonal communication skills. He, in fact, reads the "air" and creates such a moment by saying/doing something that you can only give a decent reply (Tsukkomi) at best. 

It is fascinating to see this kind of The Office UK & US style of laughter on Japanese TV especially when Murakami is not around. (It also means Murakami is essential to make him fit into the conventional Japanese TV entertainment.) It is super interesting to see how he is (allowed to) move/moving forward to gain a place in the major media. At least, his super low-fi indie game apps are hitting the top chart... 

2024年8月13日火曜日

Edinburgh Fringe 2024エディンバラフリンジ2024 久しぶりにフリンジに戻ってきてくれたAaron Chen Funny Garden観てきました

ライブの感想はあげたとないけど、カンボーと仲間達のせいでここでのメンション率は高いと思います。が!ここでのメンションとかどーでも良いくらい、オーストラリアでは知名度が高いはずです。むしろカンボーがハネるうんと前にライブコメディシーンでハネてましたし、オーストラリアのお笑いクイズ番組っぽいやつ(→何しろ切り抜きしか見てないので確信が持てん)に出てたり、オーストラリアの人気ドラマシリーズ(らしい)Fiskでレギュラー出演してましたし。(→ネトフリでも見れるはず)

今度オーストラリアのTaskmasterも出るし。

https://tickets.edfringe.com/whats-on/aaron-chen-funny-garden


アーロンがフリンジに来たのって最後たしか2019年だったし(→観れてない)その後まさかのコロナ。コその後ナマの機会もなく、今に至ります。

そんなわけで、すでにファンベースもしっかりできてるし、なんの気の衒いもなくたらーっと笑ってるだけであっという間に時が過ぎる60分で、いろんなこと細々深く考えなくていいやつです。あとアジアンあるあるに頼らないというか、その感覚がいい意味でまるでないのが非常にいいです。だって生まれも育ちもシドニーなのに、ねえ。今回も1年くらいNYに引っ越してアメリカで活動中なんですが、冒頭で「オレみたいなコンビネーションの人間(アクセントがオーストラリアで容姿がアジア人)がNYにいるっていう状況がかなりレア」っていうのくらいかな?

あとは、奥さん(1年半くらい前かな?に結婚した。奥さんとてもチャーミング)との結婚生活の細々したこととか、autismの診断テストの過程と診断結果は違う、だったけど、診断医には「会話してる限りではそう」って答えが返ってきたとか、いろいろゆるーく喋ってみんなでいっぱい笑って60分。

フリンジでいっぱいWiPをやってることにびっくりしてて、WiPって何よ、って突っ込んでました。WiPって、ライブコメディ自体いつもWiPじゃん、って。今この瞬間もWiPよ。コメディーってガーデニングと同じなんだからさ(故にタイトルがFunny Garden)って。ストンって腑に落ちました。

2021年9月13日月曜日

(多分)2021年8月くらいから観ているイギリス中心のオススメの海外コメディ番組です Ladhood S2, Code 404, The Cleaner, Bloods とか。

 

こんにちは。いつも、これがオススメだぜ!日本でもNetflixとかHuluとか配信されてると思うので絶対観てね!と確認もせずテキトーなことを言っているせいで、まるで日本では配信されていないものばかりを羅列している、全く役に立たないエントリーをしつこく、続けます。


 Ladhood Series 2 (BBC3)


シリーズ1の感想

TVシリーズになる前のラジオシリーズの時の感想 (なんと6年前…滝汗)

ここまできちんと追っているのは、オレ様がこのクリエイターであるリアムくんのピン芸(=執筆とスタンダップ)にズッポリハマった経緯があるからです。気がつけばもう「くん」と呼んでられない、三十路半ばに近い人ではないか… 時間というものは、ちょっとお茶休憩をしている間に10年近く過ぎてしまいます…いつまでたっても活動が再開しない作家さん(→大ファン)の時間軸をこっそり疑い、インタステラー現象呼ばわりしている場合ではなく、地球の時間自体がおかしいのかもしれません・・・

このシリーズは、現代のリアムくんが、セカンダリースクール時代を振り返るモノローグ基盤のコメディドラマで、シリーズ2はGCSE後のリアム君とその仲間たちを描いておりますが、シリーズ1に比べ、プロット展開に洗練さがものすごい目立ちます。はっきり言って、S2の第1話は本当に秀逸で、プルプル震えました。現代のシーンと回想シーンがパラレル進行し、上手にオーバーラップするんです。言葉とか光景とか細部に渡ってリンクをつけている。そうすることで、回想シーンにより臨場感が湧く。今年は個人的な理由でEnglish literatureという専攻科目について考えさせられる経験をしましたが、こういう作品を輩出できる技量と才能を育むことにもつながるのなら、オックスブリッジのEnglish Literatureはいろんな意味で守られていかなければならないのではないか、とすら思ってしまいました。

ここに出てくるリアムくんとその仲間たちは、今後ドラマや映画で大活躍して行くと思います。その意味でも注目しておいたほうがいいのではないでしょうか・・・


CODE 404  Series 2 (SKY TV)


シリーズ1の感想

英国エンタメ好きには、出演するドラマをどれも素晴らしいものにする魔法を使える超人気俳優、スティーヴン・グレアムとダニエル・メイズの2人がでちゃってるコメディシリーズ。かつ、(リチャード)ガッド・ファンは必見のシリーズですね。シリーズ1がオススメなので、シリーズ2も当然おススメさせてもらいます。

シリーズ1の最後でロイがひた隠しにしていた秘密がジョンにバレてしまい、(まさか生き返るとも思わなかったので、というのはいいわけになるのかわからないですが、というか言い訳する必要があるのか、という話ですが)ジョンがロイをディッチ、別の人とパートナーを組みます。またシリーズ1ではヤク中でやさぐれてた囚人ガッドさんが実はもっと大きな組織の重要な手先であり、今まで未解決だった事件の情報を流す代わりに自由にしてくれ、みたいなやりとりも同時進行。

シーズン2も引き続いて、実験的な試みであるジョンがどこまで保つのか? であり、不具合が起きるところにコメディ要素が多いです。1エピソードでは可愛いライバルくんも登場。

シリーズ3も制作決定してます。


Bloods (SKY TV)


パラメディックが舞台となってて、Samson Kayo とJane Horrocksを中心に展開するコメディで、日本の英国コメディファン層では絶大な人気を誇っているJulian Barrattが渋カッコオヤジで出てる点と、Jane Horrocksが好きなら、全然楽しく見てられるシリーズです。

が、すみません。オレは、Sam Campbellくん目的一点絞りです。出てるんですよ。レギュラーで。正直あんまりプロットとかシリーズのクオリティとか面白いとか笑えるとかどーでもいい。ただのキャンベル出没案件なだけです。まるで感想がありませんが、そんなことがたまにはあってもいいんじゃないかと思ってます。


The Cleaner (BBC) 


Greg Davies (TaskmasterシリーズやらThe Inbetweenersの校長先生やらMan Downやら、CuckooやらスタンダップのスペシャルもNetflixで見れるよ)の新作ということで、ものすごい!話題です。ワクワクを止められず、餓えたゾンビのように配信と同時に食らいついた大勢の英国在住民のうちの一人です。

清掃員の話なのですが、清掃員でも犯罪現場専門の清掃員です。誰かに清掃員と適当にあしらわれそうになると、誰でもなれるのではない(資格試験を通った)と、グレッグ扮するポールが訂正するところは、確実にレギュラーコメディ要素の一つとなっています。

毎回メインゲストに大物を呼んでいるようで、第1話は、ヘレナ・ボナム・カーター! 長年連れ添った旦那さんをめったざしにした犯人・奥さん役で登場します。Man Down系の、グレッグ・デイヴィスから期待する笑いが楽しめる冒頭30秒から一転、コメディというよりは、なぜ旦那さんに我慢できなくなったか、殺すに至る至らないの微妙な一線について、センティメンタルに描き出して行くオトナな内容になってまして。ジョークのスパイスはちょぼちょぼあるものの、過去作では見られなかった、新境地だと思います。正直、不意をつかれたというか、Man Down 系を期待してたので不覚にも拍子抜けしてしまいましたが、ハイクオリティだったと客観的には印象を受けています。

体勢を立て直してもう一回みなければいけない…。ちなみに第2話のゲストはデヴィッド・ミッチェルです。


その他

こちゃこちゃ観てるんだけど、今パッと思い浮かぶものが上記4本でした…(汗)あ、あとは、ニュージーランドの Wellington Paranormal (→Jamaine Clementが制作に入ってるとかで観たかったの)とか、ガンでお亡くなりになっちゃった Sean Lockのカルトコメディシリーズ15 Storeys Highのリピート配信とか(→DVDを持っていても手軽なので配信で観ちゃう)かな・・・? また思い出したら、追記して行きたいと思います。

2021年3月28日日曜日

2021年2-3月に観たオススメ海外コメディ(的なもの)です: Wayne, Stand-up & Deliver, Art of Self-Defence(恐怖のセンセイ?), Taskmaster S11とか

 

どうもこんにちは。

止まらぬコロナと止まらぬニューノーマル。ワクチンできたの勢いでこぞって発表されたライブツアー(音楽)からの延期のお知らせで埋もれている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。たまる「ライブ行きたい」欲求が募り、Fontaines D.Cだけで4箇所分のライブチケットを保持してしまっているオレ様です。全く別の某トピックで同人誌作ればいいのに・・・って言われたんだけど、そのトピックは全くモチベーションが湧かないので、FontainesD.Cのライブ日記だけで同人誌作れるのかなぁ…って思っちゃいました。需要あるのかなぁ?

では、以下、最近観たコメディ的なもの、です。


Wayne  (YouTube Premium/Amazon Prime) 

(1話無料視聴なのでどぞ)あらすじなどは省略


YouTubeプレミアムに一切!興味がなかったので、2020年終わりにアマゾンプライムに入ってくるまで全く知らなかったですが、こんな傑作アメリカン・ティーン・ドラメディ(ティーン、と括ることに抵抗がありますが、とりあえず)は軽く15-20年ぶりではないでしょうか、というくらいドンハマりしました。シーズン1の後半は号泣しながら観てました。

ウィキ情報をたぐってくと、制作者チームが デッドプールの人たちとのこと。正直デッドプールよりも個人的には作品クオリティが断然上だと思います。英大ヒットシリーズ「The End of Fxxxing the World」の対抗馬と呼ばれていたのも、すごい!わかる。で、個人的に一歩引いた知的冷静さのあるThe End of ...よりもティーンならではのエネルギー、躍動感&勢いでゴリ押しちゃうリアルとの一線越え、そしてリアルの境界線を超えても地に足ついたリアル感をキープ、さらには、ピュアさを表現するための超バイオレンスの扱い方が神レベルです。

YOUTUBEプレミアムで、S1でキャンセルになったらしいけど、アマプラにシリーズが移動したのは、アマプラが続き作るんじゃねーか、っていうもっぱらの噂なので、マジで本当に続きできてほしいです。


Stand-Up & Deliver (英Channel 4)

チャリティーイベントの企画で行われた、セレブ&文化人4人にそれぞれプロの芸人さんがコーチとしてついて数分のセットを披露し、1位を競うというもの。ドキュドラマ仕立て、本来滅多に観ない手合いの番組だったのですが、あのニック・ヘルムが保守党のサイード・ヴァーシを担当する、ということを知り、観ちゃいました。プロの話のテクニックや素材をどのように料理してネタを作っていくかというのがわかる仕組みになってて、すごく面白かったです(笑えるというよりは勉強になる)別にお笑いだけの話じゃなくて、コミュニケーション術ですよね。


なので、普段から公衆や大勢の人の前で「喋ること」が仕事の一環になってる人はうまいですよね。政治家とか牧師さんとか。


Art of Self-Defence  (Netflix) 

これ「恐怖のセンセイ」って邦題で公開済みなのですね? ひどいタイトルだなぁ・・・(萎)ネトフリで観れるようになり、ジェシー・アイゼンバーグ愛好会には長年ゆるく入っており、ジェシー・アイゼンバーグの名前を見ると、ほぼほぼなんでも観てしまうため、観ました。公開時になぜ観てなかったのかは、ちょっとよくわからないです。


日本ですでに公開済みということで、あらすじなどは、https://filmarks.com/movies/84478 などでどうぞ。

で、基本的には以前書いているジェシー記事と同じ醍醐味です。ジェシーファンはジェシーがジェシーであることを期待してジェシーであることで堪能できるので、ジェシーが相変わらずジェシーであることに疑問を持つ一般人とは生きる世界が違うんです。この映画もしょっぱなから「ジェシーはこのまま死ぬまでジェシーなのだろうか」とわくわくで胸いっぱいになる、そんな映画です。ただ評価したいのは、それだけじゃなくて、展開がかなりアクが強いというかWeird(死語?)だったことです。海外の東洋文化(武術とか宗教とか)受け取られ方のダブルスタンダードをsubtleに利用したいい作品でした・・・


Taskmaster Series 11 (Channel 4) 

もはやこのブログでは紹介しまくってるシリーズですが・・・

今までのお気に入りシリーズほどではないですが、全然面白いです。今回なぜ率先してみているかといえば、大好きなマイク・ウォズニヤックさんが出ているからです。超!かっこよくないですか?この人。マジでめっちゃイケメンだと思う。

(あ、それだけです)

オレ、 グレッグ・ディヴィスもむちゃくちゃイケメンだと思ってるんで、これもそうだけど、Man Down(特にシリーズ1。リックがお父さん役で出演してたので)ってイケメンの祭典みたいなシリーズだったんですよね。

(あ、それだけです)

とりあえず、以上です。

あと、今更ですがBates Hotelにどんハマりしてビンジってます。もうすぐ完走! いやーフレディ・ハイモアくんってとんでもない俳優さんだったんですね。(→チャーリーしかしらな買った)




2025年8月10日日曜日

Edinburgh Fringe エディンバラフリンジ2025 先週から見たもののいくつか忘備録 Christopher Macarthur-Boyd, Luke Wright、Rohan Sharma他

もー大変なので、 今年から、ものごっつおすすめだけ、1投稿でしっかり書くことにして、

あとは良かったものや特記したい点があるショーについてだけをメモ書き程度にしようと思います。なぜなら、まだ始まったばかりの今の段階で購入しているチケットが20本以上あり、少しずつこなす中、次々に追加購入をしているからです。今年も、まあいいですけど、とか、どーでしょう、みたいに思ったやつに関しては、触れません。


Rohan Sharma: Mad Dog

レスターコメディフェスティバルで新人賞を取ったらしく、今年がフリンジのデビューとのことで、お試し。


17年位は前の話かと思うんですが、新進・新鋭のスタンダップの芸人さんたちがこぞって、Stewart Leeに感化されちゃった芸風でやり出した結果、煮え切らないショーが爆増したことがありましたね。(→あったんです)しかし全体的にはそれもあってコメディは形を変えて前に進んでいくのであり、良いことなんです。良いこと。
このショーを見て、久しぶりに、そういうムーブメントが起きている感を得ました。エスニック・カードをきちんと使っての、社会風刺系ではりましたけれども、どー考えても、カンボー に感化されちゃってる。そう思った理由がスライドの画風(?というのか?)なんだけど(→まさか作ってあげてますか?)、プロップや、音効さん他のスタッフ(役)の仕込みがモリモリ。よく頑張って作ってたし、よくできてたけど、余裕のなさが(笑 まだデビューで、いっぱいいっぱいに頑張りすぎると、ライブでは意外とよくある予期せぬ出来事があったとき、それをヒットに変える余裕まではまだまだ難しいのではないのか、と。(注:初日に行っちゃったので、多分ガチのテクニカルエラーが発生し、ウニャウニャしちゃったのね)来週見に行ったら、ずいぶん慣れてきてるかもです。しつこいようですが、頑張って作ってましたので、こなれれば、もっと良くなると思いました。


Luke Wright: Pub Grub

イングランドの友人が訪問し、詩人なんだけど、これに行きたいと言われ、ポエトリーって敷居高くて、どーだろーわかるだろうかとイマイチ不安になりつつもついていきました。
そーなんです。オレ、ポエトリーが結構鬼門なんですよ。ラテン語とか全然わかんないし。口数の多いSpoken Wordsくらいまで行ってくれると、楽しめるんだけど。
あと、エセックス出身なので、アクセントが(汗)苦手なタイプの人種をイメージしちゃって。申し訳ないんですけど。




というハンディをいくつか背負って見たのですが、すごく、良かったです。
母音をAだけ使ったポエムとか、Oだけ使ったポエムとかで日常生活での徒然やパブカルチャーとかで作っているんですね。リズム感、ノリの良さ、そしてワードチョイスと、母音限定というハンディを作ることで、ポエトリーのいろんなルールとか制限とかそこを踏まえた高尚さとか、全然分からなくても、この芸人さんがすごいスキル高いことをやってることが伝わるし、かつ楽しめました。全く別の友人が2人行ってて、二人とも絶賛してます。若そうだったけど、おともだちが言うには40くらいって言ってた・・・まあ、オレが年取りすぎちゃってるから40も若そうにみえるのかもだけど。



Christopher Macarthur-Boyd: Howling at the Moon

若手のスコティッシュ芸人さんの中で、この芸人さんが一番お気に入りだと思う。多分。なぜなら、結構毎年見にっちゃってるから。3年前に一回なんでお気に入りか書いてる

今年も、喋るネタは全く違うけど、スタイルは同じです。ただ今年本当に心を打たれたのが、おじいちゃんとかお父さんとかおばあちゃんとかの話をしていて、特におばあちゃんに可愛がられた時のエピソードを話すんですけど、本当にたまたま見に行った日の朝に、おばあちゃんお亡くなりになったそうで。それを、ものすごいパワフルに、ドッカンドッカン笑かしたあとの締めの最後の最後で今朝実は・・・って一言だけ言って、みんなきてくれてありがとう!で終わっちゃうあまりの崇高なプロフェッショナリズムに涙出そうになりました。素晴らしい、素晴らしい芸人さんです。



Tom Cashman: 2 Truths, 1 Lie and 17 Slight Exaggerations

地元カンボー・アプリシエーション・クラブの友人がすごい、好きなんですよ。フリンジ始まる前からチケット買ってたのは、そのせいです。あとこのオンライン公開されてたフルセット見て、見てみよう、と自主的に思ったせいでもあります。

















ご存知の通り、オーストラリアではTaskmasterのAlex Horneポジションなので、地域限定で非常に有名人であります。でもこっちでは、Monkey Barrel1の下にある2だったので、謙遜してるのかしら(ハコ的にPaul Williamsのショーの方がでかいし、パンパンに埋めてるのなんでなんだろう)

パワポベースの、スタティスティクス・ベースで展開する笑いを見に行ったのって、オレ的にはDave Gorman以来かも(テレビではFriday Night Armsticeとかもありましたけど、どのみち確実に20年は前の話)。既視感というよりは、久しぶり感です。そして、そういうことも感味した上で、すごく良かったです。今回は、どうやってメンタルでハッピーになっていくか (ガールフレンドと別れて、幸せになるためのリハビリ中)を、いろんな点から、考察し、グラフとか数字で発表するんです。見て絶対損はない。
あと本当に、(オーストラリアでは)新聞やニュースになっちゃうくらい、有名なので、ちっちゃいハコでナマで見れるのっていいのではないでしょうか。

とりあえず、以上です。

(Tim Keyは昨年のWiPの感想を見てくれれば・・・と思ったら、げえ、全然感想書いてない・・・けど、いつも通りひたすら素晴らしいので、わかってください。あと映画見て)

2018年10月16日火曜日

祝!(オレ的に)超念願のJames Acaster君Taskmaster 出演記念(?)Repertoireシリーズ第1部Recogniseを観た人へ


PART 1はこちら

Netflixで大絶賛配信中の4部作Repertoireからの一発目Recogniseについてお話させてください。で、観てから読んでください。

エイカスター君のコメディの魅力とは(簡単にざっくりとですが)、ものっすごい真剣勝負で実話のように語るたわいもないホラ話というナンセンスコメディに見せかけながら実は個人の話、社会的な話、国際的・又はもっとコンセプチュアルな話が入り乱れた地層みたいんな構成になってる、っていうところで、その具体例としてこのシリーズの3話目に当たるResetのライブ感想をアップしています

で、本題のRecognise。自分ずっとコメディアンになりすました実はアンダーカバーコップで、こんな生活してるせいもあって、結婚してたんだけどバツイチなんだ、って物語を、捜査の苦労話を元妻との生活や離婚のエピソードをくわえながら、展開します。アンダーカバーコップってカミングアウトしたところでホラ話率、つまりフィクションと実話の境界線のぼかし率めっさ高くなってます。実体験がどれだけどんな形で混ざってるのかよくわからないようになってる。そして一貫して描かれていることは、一つのことをperspectiveを変えると全く逆になったり別物になっちゃうよね、ホントの正体なんでしょね? っつーこと。なので、このRecogniseというのはそこがポイントなのかと思いつつ相変わらずのマルチ・レイヤーな笑いに感動していたのですが。。。

が。

今回の短期エイカスター祭りにつき、色々漁っていたら、Stuart GoldsmithのComedians Comedianで2部構成・全2時間半に渡ってがっつりコメディについて語っているエイカスター回(ここここ)があり、聴いてしまいましてん。プロがプロに語る制作裏話ですから、このRepertoireシリーズについてしっかり説明してくれていて。んで、そしたらですね、このRecogniseは, 当時のガールフレンドと別れたことについて描きたくて作ったっていう、オレ的には衝撃の事実が語られていたんですよ。

ものすごい、びっくりしました。いや、オイラでもある程度素材として彼女と別れたっていう経験は使われているんだとはわかったんですけど(→何しろ頻繁にエイカスター君は「ほんとのことしか喋んない」と豪語している)、まさかまさか、彼女との破局が軸となっている、それがメイン(!)とは全く予想外でした。インタビュー上でエイカスター君はそれが軸・メインだとは絶対にわからないようにしたかった、と語っており、さらに泣かせるのが、エイカスター君と当時のガールフレンドのことをよく知る友人はRecogniseの「I love you but I don't think I know you」というくだりで、辛すぎて泣いたそうです。げええ。マジで? 一般客はあれ見て才能の素晴らしさにウルウルはくるけどそんなところではちっとも来ないぜ、とあわててこの件を知った後に見直したら、結構重いじゃああああん(辛)ちょっとゴッホの最後の作品が自殺前に描いたという事実を知る知らないでは全く印象がことなるよってJohn BergerのWays of Seeingnに書いてあったのを思い出したくらい強烈な事実発覚ですた。

すげいな、と。これが才能というものなのか、と。
あの、破局だろうとラブラブだろうとロマンスネタってこないだのジョン・ロビンスがおそらく20年ぶり*にもてはやされた後、再び、避けネタに大逆転というくらい、鬼門ネタの一つだと思います。でね、まず、そこに思いっきり実は切り込んでいってたショーだったわけですよ。さらには、ロマンスネタメインだったと全くわからない超エイカスター仕上がりになっていた。

というわけでエイカスター君、万歳。皆さんももっかいRecognise見て見てください。

*オレの知る限りではストレートにロマンスがテーマでコメディトレンドになった英ライブのスタンダップは1997年のエド・バーンのショー以来ないです