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2014年8月11日月曜日

エディンバラ フリンジ Edinburgh Fringe 2014 いつもの必見組観ました☆Stewart Lee & Tony Law at The Stand Comedy Club 

観に行ったことを自慢するだけになると思うので、書いても意味がなさそうですが、観に行ったという自分の思い出として書きたいと思います…

Stewart Lee: A Room with a Stew (work in progress)


ないです。今さら。毎日リターンチケットを求める長蛇の列ができてます。Stewの伝説はまだまだ続く感じですね。ヘタしたらDaniel Kiston を超えてしまうかもしれない現象です。なんでこんなことになっちゃったんでしょうか。
ふとハコがいまだにStand Comedy Clubの、立ち見を入れてぎゅうぎゅうにして150人入ればいいところだからかしら?と思ったのですが、前のAssembly Roomかなんかの大きいハコでも状況は一緒だったな、と。
Stew 自身も「メインストリームをなじっているうちに自分がメインストリームになってしまった」と嘆いていましたけれども、メインストリームなのにメインストリームでないテイストを出し、それで一級品の笑いとして成り立っているという事実に脱帽です。
エディンバラフリンジの基本設定尺が60分なので、Stewはだいたいwork in progressという形でTVシリーズ(30分x6)や国内ツアー(90分)用のネタをこねくりまわしております。今回は冒頭に昔のなつかしいネタを10分、残り25分ずつで2つネタを披露してました。イスラム教のネタをさらに突っ込んでやってましたね。でも「限界があるからどうしても冒頭の10分昔のネタをやらないと時間が余る…」んだったそうです。work in progressのときはこの構成で、一つ一つ単体で考えればいいんだ、とわかってからは、非常にみやすいですね。前みたいに、あっちとこっちがどうつながるんだ?!とムダな悩みを抱えずにすみます(笑

Tony Law; Enter the Tonezone



大ジョブ!平日ならチケットあるので、どうか買って観に行ってください!

3回目にもなると慣れるかと思いきや、年に一度の”Tonezone”体験程度では、慣れるなんてことありませんね。確実に彼は、オレのなかでHarry Hillと同じカテゴリーへ含まれていってます。Harry Hillという素晴らしい笑いの提供者はほかにいないので、天の恵みみたいなもんです。
今年も、とんでもない格好で登場し、いつものとおり、オチなしで、猛突進した上に行き場がなくなり、すべてを忘れ次のネタへ。最前列の客を巻き込み「後ろにすわれっていってたのに、旧友がここに座ってるよ!まいったな!どう元気?あのとき以来だよな…トロイの木馬のとき!!」(→注:すべて大音量で話す)と、奇想天外なホラ話を吹きまくるだけでなく、吹き方も知らないトロンボーンまで吹きまくったがゆえに、多少吹けるようになってしまってまったくオチない!!! 
なんてことを繰り返しながらのいよいよのメインコース。今年はトニーさん、この笑いのスタイルで、”死”について語り始めましたから、そりゃもう大変です!(爆)ナンセンスに死を語るってハードル高かったのですが、実話を入れて、双子のお子さんソースのネタに頼り、見事切り抜け成功した感じです。最後のフィナーレもいつも通りの歌と踊りと映像でみたかったものが観れました…

が。

一つどうしても文句をいいたいのが、トニーさん。ハコをなぜThe Stand 3にしてしまったのですか(涙)やっぱり狭苦しいStand 1 でトニーさんの迫力と圧迫を感じながら観たかった! あの強烈なインパクトが、トニーさんはフィジカルで笑わせる部分も多分にあるだけ、ハコが広くて、みんながきちんと整列して並んでいるタイプのStand 3では薄れてしまったことは否めないと思います。来年はぜひまた、ごちゃごちゃしたThe Stand 1に戻って欲しいです。

The Stand 1

The Stand 3

あ、写真が見つからない…(汗)普通のステージ&客席みたいなんです…

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