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2014年1月22日水曜日

BBC Three シットコム「Uncle」が想像を遙かに上回るレベルで素晴らしい件について

いや、マジでびっくりしました。
Nick Helmが主演するBabyCow Productionのシットコム「Uncle」
このシットコム放送開始前の紹介についてはこちらをどうぞ

いやいやいやいや、本当に素晴らしい脚本&演出です。さすがは、ミシェル・ゴンドリーやノーム・バウバック監督やなんかのところで仕事していただけある人です。セリフ、映像ともにセンスが抜群すぎます。こんなにクオリティが高くていいんでしょうか!BBC3の夜10時じゃもったいなさすぎませんか?!マイナーっていうレベルじゃないですコレ。

シットコムというフィクションのプロットの中でありながら、あの!あれだけ時代錯誤しちゃったニック・ヘルム自身の、ライブの彼の笑いの魅力を、ここまでセンスよく、TVフォーマットに抽出できちゃうなんて、誰が想像したでしょうか。ワタクシ、完全にオリヴァー・レフソンさんにハート射抜かれましたわ。すごい才能の持ち主だと思います。そしてニック・ヘルムはラッキーだと思います。色々心のなかで葛藤はあったかもしれないけど、キミがそこを我慢して黙って言うとおりに”演技”をしたおかげで、番組は大成功、君の魅力も花開き、すごいことになっているじゃないですか。

それと、放送開始前のシノプシスでは、てっきり姉に問題があって、甥っ子を育てなければならなくなった。。。的な展開かと思っていましたが、違いました。ニック・ヘルムが底なしのルーザーで、性格もずるい、屈折した役柄にも関わらず、ルーザーのやるせなさ、せつなさ、それでもひとしずくの希望を持たずにはいられない、そしてひとしずくの救いがあるからこそ、なんだか生きているんですね。いじめられっこで、両親(つまりニック扮するアンディの姉とそのだんな)が離婚している甥っ子と本能的に通い合う部分を、超ナチュラルに、さりげなく、みせてくれる。第2話なんか、最後じいいんとしちゃいましたもん。このオフビート感は、めっちゃ好みです。

まちがいなく、名作です。ぜひみてください。

3 件のコメント:

  1. 新米部員ケン2014年2月1日 9:34

    台詞、映像、ちょっとほっこりくる感じと全て同感です。iplayerに貯めてた3話、一気に観ちゃいました!出演者、スタッフ誰ひとりとして知らなかったんですが、さすがBaby Cow、年始からイイ作品に会えました!

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  2. whiteanklesocks2014年2月1日 20:16

    でっしょー!! このテイストはなかなかのクオリティだよね! ところで新しい部員さん(女子)が入りましたので、もう新米じゃありません。よろしくお願いします。

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  3. 部員No. 3?4?5?ケン2014年2月1日 22:28

    そうなんですか!?着々と勢力拡大中ですね(笑)
    Babylonも期待大ですね!

    今後ともよろしくお願いします。

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