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2015年8月20日木曜日

エディンバラフリンジ Edinburgh Fringe 2015 Max and IvanとButt Kapinskiの感想です

観賞数がかなり落ちましたが、ちんたらみていたなかからよかったものをご紹介します。

Max and Ivan


オーストラリアからのスケッチコメディデュオです。ここ近年毎年恒例のフリンジ特別超人気企画The Wrestlingで、もともとの企画をしていた2人だったと思います。(→要確認)そして軽く調べたら、そうだ、この2人、W1Aに出てました!

というわけで、昨年ノミネートになり、いい加減チェックしなければ、とチェックしたところ、職人芸でした。The League of Gentlemenの再来です。”芝居”としてのクオリティ、”役者”としてのクオリティが高く、このショーのハコである、AssemblyHallのプロパーさ加減が一層認識できた感じです。コレはこのままTVシリーズいっちゃえるぜ、と思いました。



ご本人の紹介をするとネタバレになってしまうので、黙っていますが、殺人事件の真相を負う私立探偵バット・カピンスキの事件(18禁)を描く…なんですが、バット・カピンスキ以外の出演者がそのときの観客全員です。参加のさせられ方がシャレにならなくて、その場でいきなり役を与えられた上にセリフを即興で作っていかないといけません。なんですが、バット・カピンスキが、何をいってるのかききとりづらいキャラ設定(スピーチ・プロブレムがある)で、いきなり役を与えられた上に、上手にことが運ぶようなセリフをパパっと見繕うって結構プレッシャーが…! ちなみにオレは殺人事件の後のタクシーの運ちゃん役にさせられて、バットの膝の上に座らせられたんですが、「ハンドル握って」ってのがちゃんとききとれず、前の人の椅子持っちゃいました(汗)でも、ヤバイっていう気持ちにはさせられずに進行するショーはすごいと思います。超インタラクティブで、これがコメディおたくでない人たちが一番好むタイプの、予想外の連続なコメディかな、と思いました。
もう一つ興味深かったのは、観客の多くが、他のショーの演者さんだったことです(笑 なぜわかったかといえば、みな衣装をきていたり、ショー前後の周辺でチラシを配っていたり、つまり、ド素人のオレたちのほうが人数が圧倒的に少なかったんです。正直、ド素人が多い日とそうでない日の違いを観てみたいです。
しかし、同じモノを2度観るほどの時間が…(え?) 

Pete Firmanことピーちゃんはいつもいいです。ぜひ観てください。

あとは、うちの子と友達にコレとコレとコレ観てこい!って観に行かせたフリー・フリンジのなかで、よさげなものがあったので(12歳半をこき使う母)そちらもそのうちアップデートします。


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