今年じつは、お金がなくて、なくなるかもしれない危機があったんですよね。
ボランティアで(ISH)コメディ・アワードが立ち上げられたりしてたんですが・・・
https://www.comedy.co.uk/fringe/news/7493/ish-edinburgh-comedy-awards-2023-shortlist/
とりあえず、今年もアワードは決行されることに。https://www.comedyawards.co.uk/best-comedy-show
以下ノミネート者です。アヒア・シャーのEnds, ノミネートされてます。
ハネたのを知りつつも、時間的に行けなかったおひる系の芸人さんx2には秋以降にまた来てほしいですね。そこでキャッチして感想を書くと思います。
ただ、観てないショーの方が多いのに、こんなこというのもなんですが、今年はオレ的には、アヒア・シャーしかいないと思います。彼じゃなかったら、アワードジャッジ側のこの十年くらいのダイバーシティへの不必要なまでの固執は、本当の意味で、偽善以上になることはないんだな、と思います。たぶん、彼ら(マジョリティーは白人)にはこのショーが与える感動と壮大さと深さが、骨の髄には染み渡らないんだろうな、と。
ちなみに、Chortleのベネットさんがこのショーを4.5星にしてたんですよ。白人のイングリッシュのレビュワーが5つ星と(偉そうに)評価するのは、潜在的にどこかちょっとだけズレがある、っていう表れなのかな、と。つまりリスペクトのマイナス0.5だと思うんですよ。で、まさに、このショーがクリアなレベル違いを見せてるところってソコだと思うんで。
今思い出してもグッと胸が熱くなるこのショーの感想→
http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/08/edinburgh-fringe-2023-2023-ahir-shah.html
Ania Magliano: I Can't Believe You've Done This
常に申し上げてきていますが、このブログの唯一の欠点は女子レーダーがあまり上手に張られていないということです。2022年のレスターコメディフェスでベスト新作賞(?)を受賞してるようです。
GenZではないけどこの世代が提供する環境はファーストハンドで見聞きできるので、それも理由なのかも。
以下、彼女のウエブサイトのリンクを置いときます。
https://aniamagliano.com/
Emmanuel Sonubi: Curriculum Vitae
去年新人枠でノミネートされてたらしいです。元バウンサーの兄ちゃんで、ノミネート以降ちょこちょこテレビのバラエティに出てるみたい(何しろテレビあんまりみないので・・・すべてなんとなくですみません)ポッシュでオックスブリッジコメディが大好きなガーディアンのレビュアーが理解できずに3つ星を下した以外は、おおむね4つ星で、インディペンデント紙も4つ星。だいたいなんとなくこれでイメージできるかと思います。
・・・数合わせなのかな・・・
Ian Smith: Crushing
見たかったの。本当にこれは!見たかったんですよ。ガッドさんのWaiting for Gaddotチームにもいた芸人さんで、いつもチェックだけはしてきたんですが(ソロのショーだって2回くらい観に行ってるし!)まさか、ここまでハネるとは思ってなかった。失礼ですいません。・・・ノミネートされたので、秋以降キャッチできることを祈りまくります。
Janine Harouni: Man'oushe
UKベースだけどアメリカンレバノン人というバックグラウンドの芸人さんで、2018-2019年くらいから賞にノミネートされ→テレビとかもちょこちょこ出て→もうスペシャルとかアマゾンで配信されてるし、ドラマとか映画とかにもちょこちょこでてる。お話はこうしたバックグラウンドをもとに繰り広げる現在妊娠8カ月の彼女について。だそうです。
Julia Masli: ha ha ha ha ha ha ha
これはちょっと気になる。クラウニングとインプロスキルを駆使して、オーディエンス巻き込んでオーディエンスの悩みを解決するショーらしい。コミュニティライフとかおせっかい婆的な存在の人のカリケチャーっぽい。(もう死んじゃった番組だけど)Mock the Weekとかよく出てたらしいので、風刺のエッセンスは多いんじゃないかな、と推測できるし。
Kieran Hodgson: Big In Scotland
べた褒めの感想→
http://www.gojohnnygogogo2.com/2023/08/edinburgh-fringe-2023-2023kieran.html これは本当に素晴らしかったし、もう一回見たいくらい素晴らしかったです。
じつは先日とある「1時間で60人分モノマネしながら英国TVドラマで見るようなサスペンスを繰り広げるショーを観たんですが、人の特徴を模倣するスキルはあっても、モノマネ・ショー(かまたはそれに毛の生えたもの)以上の、一級品の一人芝居へ到達するのは、全くの別問題と別の才能とスキルが必要なのだよな、とあらためて思い知らされたんですね。(ものすごい悪い言い方すると、オフィス・パーティの演目みたいな感じ・・・)
Phil Ellis's Excellent Comedy Show
これも、本当にみたかったの。周囲がべた褒めしまくるし。だけど、時間帯ですね。ただ彼はプライベートでもエディンバラにはコネクションが多いようで、よく来てそうなので、秋以降に見れるんじゃないかな?と期待せざるを、得ません。
過去に話したことあった気がするんだけど、ないなぁ・・・以前(2014、2015あたり)、Funz n Gamesというお子様ショーのていで、お子様をいぢりまくるという、近年(中の人が結婚してお子様生まれたせいで)Marcel Lucontがやっているタイプのショーで一回爆当たりしてるんですよね。BBCでも配信されてたんだけど・・・
あとですね。
ビル・オニール(とナタリー・パラミーディス)のThe Amazing Banana Brothersが新人枠でノミネートされてます。
オレ的にも今年のベストの一本ですが、単純にエディンバラのフリンジが初回、ってなだけで、こんなアメリカのプログレなパフォーミングアーツ界で才能発揮してる人たちを新人枠に入れるのも、他の人かわいそうな気もする・・・
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