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2018年8月3日金曜日

Edinburgh Fringe 2018 いきなりMust-seeものを観てしまいました。Jordan Brookes: Bleed


奥さん、これは、絶対に観た方がいいと思います。



https://tickets.edfringe.com/whats-on/jordan-brookes-bleed

8月1日よりプレビュー日程含めEdinburgh Fringe 始まりまして。信頼ソースである友人たちに「Jordan Brookes, Jordan Brookes, Jordan Brookes ったらJordan Brookes」というレベルでお勧めされ、実際に楽しみにしていたのですが、後ほど何かしらで一緒に仕事をしたりしていたことが発覚したので、期待を無駄に高めないようにしていました。が、奥さん、大当たりですわ。フォーマット的にもかなり面白いと思う。

ジョーダンさん(30歳らしい)、2年間付き合ってた彼女と破局になったんですって。コメディか彼女かの二択を迫られる結果になった。んでコメディをとったよ、一人だよ。というのがpremises。ここからジョーダンさんと客が、パフォーマーとオーディエンスという関係と男(ジョーダンさん)と相手(オーディエンス)の(ロマンス)関係という2重構造にしたて、時にこの2層をオーバーラップさせながら、コメディアンと1個人の深層心理(超ダーク)をフィジカル含め模索表現していました。

オレこの(恋愛)関係のpremisesって一番興味ないんですが、これはその枠やテーマを完全に超えており、芸人として愛されることの醍醐味や芸人として生きることを通した自己アイデンティティと、愛を求める一個人としての自分の関係性へとものすごいヘビーに落とし込む。そのわりにものすごい笑えるんですよ。すごいことに! あとかなり赤裸々ってか(笑 ちょっと観客が赤面しちゃうぜってネタがあって、音の使い方うまいなぁ、と。Silent Discoのヘッドフォン使うんですよ。。。

また、観客とのインタラクションを装いながら完全なるシアトリカルな構成とスタイルであることに感銘を受けましたね。

ジョーダンさんは、オレたちが観た時が3回目の上演で新しいネタもかなり試していた、という状態のものを観たわりには、すごいうまくてきてるというのがわかって、大注目です。もう一回完成形に近い状態になる頃に観に行きたいかもしれないと思うほどです。


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