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2019年8月28日水曜日

Edinburgh Fringe 2019 駈込み鑑賞第3弾 がっつり熟成!Rob Auton君のTime Show 観ました。





https://tickets.edfringe.com/whats-on/rob-auton-the-time-show

というわけで。今から5年前に光る原石と叫びまくって風呂敷を地平線の彼方まで広げた翌年綺麗に風呂敷を畳んで、熟成期間を設けていたRob Auton君です。3年たったくらいからかなり高評価をちらほら聴く様になるも、サンプリングがなかなかできずにさらに1年。今年は春から聴く評判聞く評判がおしなべ星4つか星5つ。この後、確実にレビューの信頼性がクソであることをフィーチャーして記事を一本書く予定にも関わらず、なに結局星を頼りにすんのかよ、と文句言われてしょうがない食指の働き方と鑑賞の理由なのですが、そーなんです。信頼おける系の媒体による星つきレビューは物差しの一つにしちゃうんですよ(だから見る目もないくせに星をつけるレビュワーにムカついているのですが、このまま行くと脱線するので、この話は一旦棚にしまいます)フリンジ開始前にすでに要チェックだったのですが、開始間もなくすごい勢いで話題になり(→あくまでオレの世界で)あっという間に前半戦のチケットがソールドアウト。何しろ風呂敷広げた5年前はフリーフリンジで並ばなくても入れたのに、シアター系も囲うAssembly Studio 5 (→ここ結構注目演目多いハコです)で10−14ポンド払わないと見れない会場で、ソールドアウトですよ。マジで焦って仕事を唯一確実に折り合いのつく最終日のチケットをとりまして、行ってきました。自分の中では、この勢いでは今年のコメディアワードでノミネートされんじゃねーのかと予測してたんですが・・・。おっと再びの脱線。

Rob Auton君は最初に目撃した時から顔、とか、水、とか、黄色、とか、テーマに基づいて1h作り上げちゃう子で、今回は「時間」でしたが、見事、前回風呂敷を畳んだ理由である問題点が解決されてました。序盤のオーディエンスとの交流、交流する結果起きやすい、ヘクリングの対処、そして突拍子もない発想の連結。数年前はこれらは勢いで爆走、突然シリアス一直線なSpoken wordsで延々20−25分も続いたかと思ったら、なんとこれがショーのWrap upだったよ!(汗)だったんですよね。このTime Showは前半戦のトーンが後半戦と同じ手合いのトーンになり(つまりバランスアウトしている)突拍子もない発想がオフビートな笑いとしてめっちゃ響く様に。そして後半からフィニッシュが、Kitsonのお芝居にある様な、隠れて見えない幸せを見つけて見せてくれているものに。大人になったー(感涙)すごく良かったです。

特権階級も一般庶民も皆同じ時間をシェアしている。一瞬一瞬は誰もに分け隔てなく授けられているものだから、そのどれかの一瞬に、ユニークで憶えていられるような素敵な何かはきっとある。見つけて行こうよ、っていうメッセージは今の英国にとっても必要じゃないかと思いました。書いてて再びジーン(涙)

これも絶対SOHO THEATRE RUNがあるはずなのでキャッチしてください。





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