Parryoke! was extremely good. Such a SUPER clever piece of work. Glad to have time to catch Tom Parry’s new show at the very last min.— Miki Inamura (@whiteanklesocks) August 25, 2019
https://tickets.edfringe.com/whats-on/tom-parry-parryoke
おばか系を維持しながら、ものすごい知的なアイディアによって構築されている60分で、やっぱりすげえな実力派は、と唸らざるを得ない作品です。
Parryoke!は、もちろんkaraokeとParryの掛詞。Pappy'sを知るお客さん(ほぼ大多数だと思うけど)にとっては「トムさん、とにかくカラオケ大会だな」期待に胸を膨らませるタイトルであり、詳しくはわからないけどワクワクしてやってきている(→オレ)で、期待通り音楽がなり始めるや否やトムパリーさんが飛び出しパワフルにうたって踊り、盛り上がるのですが、一時停止→ちょっと喋り→カラオケ&ダンス続行→一時停止→ちょっと喋る、のパターンが数回繰り返されるうちに、いい加減、
もしやこのままトムパリーさんがうたって踊るのを見て終わってしまうのだろうか・・・
と、不安に。止められない手拍子とプチ不穏な空気が漂い始める10分後、トムパリーさんがまるで我々の心が丸見えであるかのように自信満々に「まさか、このショーは、本当にタイトル通りカラオケをやり続けるだけの60分なわけないよね?って思ってるでしょ?まさか、そんなはず・・・なんだよ、このショーは!!」
おののく客席をよそに、パリーさんはうたって踊り続けます・・・
っていう、つかみで始まり、その後、カラオケ大好き、音楽大好き、フェスティバル大好き、でも最近年齢もね、ってことで1年間にフェスに行ってた週末がどんどん結婚式にさし変わってしまい、年間に結婚式に参加した数11回なんだよ、しかもこないだの結婚式は自分のだった! と話は友人やパリーさん兄弟の、そして自分の結婚式のエピソードを結婚式パーティの順序で話していくんですね。
話の運びのスムーズさもめちゃくちゃ感動したのですが、おそらく一番感動したのは、この結婚パーティの構成って実は、1Hのショーでパターン化されてる構成(→その結果よくpiss takingされている)をそっくり踏まえているんですよね。controversial でprovocativeなジョークで始まり伏線入れたネタやお話、音楽などがあり、クライマックスでグッと心を動かす悲しい、重い話があって、最後の締めは歌って踊る! Parryoke! はエディンバラで頑張る1Hのショーのパロディであると同時にこのショー自体もエディンバラの賞レースに乗っかるショーという自虐コメディでもあるのですよね。しかもパリーさん、ショー中では、このことについて全く触れてない。粋です。
そんなウンチクはともかく、本当に涙流して笑える60分で、実力派であることを見せつけてくれます&感動します。きっとロンドンとかで上演されるでしょうので、ぜひキャッチしてください。
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