イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2019年8月20日火曜日

Edinburgh Fringe 2019 I, Tom Meyhew 観ました 


Yes I agree with what he said in his show. More comedy shows like what he does should be out there. Comedy is an enlightenment movement. Might be the only way to change the society being mean to people like us non- privileged. 



https://tickets.edfringe.com/whats-on/i-tom-mayhew

去年のKen Cheng君を観た時にも思ったけど、心から伝えたいことがあり、それをまっすぐに誠実に堅実に伝える勇気とスキルって尺1Hのショーを良作にする鍵の一つだと思います。

Tom Meyhew君はworking class comedianというカテゴリーで色付けをしようとしているのだけど、それは今までのいわゆる「working class comedy」(*)のイメージを変え、数を増やそうとするために進もうと決めた道で、「そうするととんがって見えるから」とか「注目されやすいから」とかいう浅い動機からではないんです。彼は大卒ではない。カレッジでてすぐに働き出そうとするものの全然Job Centreで明らかに合わない仕事を斡旋される、選り好みしているわけではないのに、ずっと仕事を干され続ける。なぜこんなに不条理なのか、社会の仕組みがおかしいことを、経験を通してドライな笑いとともに語っていきます。両親、特にお父さんのUniversal Credit のエピソードなどを聞くと、タイトルをなぜこのようにしたか、というのはすごくわかりますね。

とても気弱そうな(というか優しい)語り口調なのですが、芯は強いぞ、というのが、きっちり見えます。彼のような今イギリス社会が抱えている問題を表現する若手の芸人さんがもっと増えるべきだよな、と思いました。

(*)階級社会がもっとはっきりわかれていた90年代初め頃まで、パブとかバーとかで労働者階級芸人さんが労働者階級の人々にウケる笑い、っていうのをやってたんです。で90年代からその層がPC上ヤバイ(人種差別とか、ミソジニスト系のデッドパンが多くあったので)ウケなくなり、自然と消えつつあったのですが、実は消えたのではなく、水面下でずっと隠れてて、SNS上を中心に表現爆発されてるんじゃないかしら、とかはよく思ったりしてます。


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