メインの賞レースでどーにかなるショーじゃないです(汗)だって深夜に毒舌スラングを、パンパンのパンパンに詰め込んで、歌って踊るミュージカルですから。ただ、ギーク・コメディ界では、すでにめちゃくちゃ話題です。KUNT & the GANGというグループの制作。
Shannon Matthews the Musical
https://tickets.edfringe.com/whats-on/shannon-matthews-the-musical
話題になっちゃってる主な理由
1) BandCampその他のデジタル・CD・レコード販売したBoris Johnson is a Fucking Cunt. がバカ売れ(?)しまして。2020年12月に発売されたのですが、UKトップチャート1位を狙って激しい(?)争いが行われ、コアなファンとなった人々はすべてのフォーマットで購入して一位を狙っていました。
そんなグループが手がけるミュージカルのため、すでに(一部では)期待に胸を膨らませている人が結構いるのです。2)Stewart Leeのエディンバラ・フリンジ2022 イチオシリストにめちゃ推しされている。
下記リンクの3番目の項目ですね・・・
たかだかブログ、だがこれはスチュワート・リー(パーソナ)が執筆するブログ。新着ニュースが出るたびに、何かしらでトレンドしちゃう。(→ここで超推されたため、オレもマストで観に行った)
何はともあれ、念のため。Shannon Matthewsって?
実話が元です。
前にツイートした内容をそのままコピペします。
簡単に言うと、学校帰りに失踪
→母警察に電話
→警察&コミュニティあげての大捜査開始
→3日経っても見つからん
→一同最悪を想定しつつも捜査続行
→懸賞金20k宣言
→見つからん
→懸賞金50k
→3週間経過。目撃以前ゼロだが奇妙な情報入手
→Shannon ちゃんの義理父の叔父さん宅でShannonちゃん見つかる
→叔父逮捕
→叔父「オレが悪いんじゃなねぇ。Shannon母から指令を受けてやったんだ!懸賞金をゲットするのが目的さ。悪いのはあの女だ!」
→... で...シャノンちゃんの事件の前に例のMadeline MacCannちゃん失踪事件がありましてですね。懸賞金250万ポンドだっけ?(JKローリングとかガッツリお金出して) すごかったじゃないですか。英国中が子供失踪に通常以上にもっともっとピリピリしてたときなんですよねぇ。で、エリアも西ヨークシャーで
→2000年代半ばー数年ヨークシャーリッパーとか、あとまあ個人的には(失礼ですけど(汗)Red Riding trilogyとか本もドラマもがっつはまった口なので、結構「何とかしなきゃ!」のコミュニティのピリピリ感が伝わると言うか... 捜査に警察○百万ポンドつぎ込んだんですよね...そんな実話が超!インディコメディミュージカルとなり、エディンバラの旧市街、橋のたもとのダンジョンの地下で真夜中に弾けるわけですよ。ワクワクしないわけがないです。絶対見たほうがいいと思います。
感想は・・・
めちゃくちゃプロフェッショナルでクオリティが高くて、場所と舞台セットさえきちんとしてたら、普通に立派な芝居小屋でやるべきミュージカル(コメディ)に完成されていました。特に深夜のフリー・フリンジで想定しがちな、ライブならではのハプニングがショーを邪魔するまたは醍醐味に行くような取り込みとかがなくて、かなりプロのカチカチに出来上がっている。ある意味、この完成度vs時間帯&ハコ&フリーフリンジ(→アマチュア感含む)のギャップはあまりないかも(汗)・・・
ただ、このご時世、どこでこんなネタで、ザ!Profanityの祭典!みたいな歌詞とセリフがてんこ盛りのミュージカルをですね、もっと上の時間帯で扱ってくれんだよ、っていう。下ネタ&下品ネタ&やばい言葉洪水でした。Can't work, Won't workはかなり気に入ってます。
深夜のエアコンのないダンジョン系のハコでは酔っ払いと水分と酸素不足で結構お客さん倒れちゃったりするのは珍しい話じゃないのですが、途中でお客さん一人意識失って運ばれてっちゃって。はじめこれは仕込みなのか?とも疑ったのですが、ガチでした!数日後スコットランドもまた24度越えとかあるらしいので、みなさん水分補給をこまめに!
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