イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2014年5月8日木曜日

ザック・エフロンがセス・ローゲンと組むだけでなく迷惑隣人になると噂のコメディ(Bad)Neighbours観ました!

うるさく叫んだ過去の記事はこちら

観ました!


そして以下もしつこくはりつけます。



【(Bad)Neighboursのあらすじは…】
独身ライフに毛の生えたような夫婦生活を送っていたマックとケリーは天使のような赤ちゃんを授かり、新米パパママとしての(今までの延長ではあるにしろ)新しい人生をスタートさせたばかり。ローンいっぱい、夢のマイホームを購入し、アメリカン・ファミリーをやっておりました。(注:アニメの、ではありません)そんなある日、隣りの空き家にフラタニティ(北米の男子大学生たちによる(ある意味独特の)"仁義"でもって団結し活動する”社交”グループ…でしょうか)の面々が引っ越してきます。ぎょっとする2人。あけても暮れてもパーティばっかりで騒音被害を被るにきまってるからです。早速クギをさしにフラタニティのリーダー、テディのもとへ。以外と物腰やわらか、紳士な態度で「うるさかったら連絡くれれば、すぐ対応するから。文句言うなら直接ね。警察呼ばないでねー」とにっこり。ところが、案の定酷い騒音なわけです。1度目は、文句を言ったその足で一杯飲まされるハメになり、そのまま朝まで遊んでしまう2人。2度目は、我慢に耐えかねてポリースを呼んでしまいます。騒音で迷惑をかけてるのはテディなのですが、
「警察呼ばないで、って言ったのに呼ぶなんて…」と、自分を裏切った相手には容赦なしよ、の攻撃が待っていまして…、どんどん悪化していきます、はい。

【お行儀良い子ちゃんなスラップスティックコメディ(*誤解しないでください。超褒めてます)】
コメディブログをはじめてからはや4年近くが経とうとしており、つどつど、訴え続けているので、ずっと読んでくださっている皆様は、うざくてしょうがないかと思いますが(汗)…。本作の笑いのネタ自体は、いかようにも行き過ぎてしまえるスラップスティックです。アレもコレも思い浮かぶもの、すべてどこまでも果てしなく下品に突っ走れます。しかし、この作品の何がすばらしいって、この作品は、「下品」で「下らない」が笑いの範疇にある境界線が見えている人たちによって作られていたことにあります。ことこういうスキルがみえると、どんなにネタがおばかでも、制作者たちの頭の良さと笑いのクオリティの高さが伝わってくるので…感動します。ときめきます。

(あ、でも「リアリティ」が笑いの基準値となるのはイギリスのモノが好きな人だと思います。アメリカは「フィクション/ファンタジー」で弾丸のごとくつっぱしり支持を得ている地域もあるわけですものね)


【セス・ローゲンの良さはいつものことなので、さておき…ザック・エフロンに頑張ったで賞を授与したい】

ええ、セス・ローゲンのいつもの魅力を楽しみたい方には、絶対に後悔しない1本であり、さらに、彼のお腹がプルプル小刻みに揺れ動くダンスが観れることは、この世の至福であると、おことわりを入れまして…

ザックは頑張ってました。次世代のフラタニティに(自分の)名前を残すようなでっかいアホなことをしたい、とチ●コの型をとり、ゴムを固めて売ったりしてボロもうけしたりしてました。ほかにも色々やってました…
しかし…!またしても殻をやぶることはなかった…です。
テッドはフラタニティのリーダーですが、そんな遊んでばっかりの生活では、大学卒業後の人生の展望は明るくないと心のそこでわかっている、必ず訪れる暗い未来にどんよりとした不安を抱えているキャラ。つまり、かわいいガールフレンドがいて、周囲が崇めるたくましいチ●コを持っていて、女の子の引く手あまたで、男の子たちのリーダー…という自慢の顔の裏には「(未来の)ルーザー」の顔があるわけですね。ザックがここまでルーザーの役をやるというのは、なかなかないのではないでしょうか。でも、アンチヒーローになるほど悪な役じゃないんです。とことんバカやる役でもなかった。優しい、理解のある、誠実で素直で友達思いないいやつだったんです。こういうところは、とことんやってほしかったですね。。。
…まだ、その先を超えられる…。ザックならやれる…。そう思うからこそでございます。

【というのも、Jフランコ弟のデイヴ・フランコがすごかったんです…】
「じつはデイヴ・フランコが本領発揮できる場所の提供を最高の形でしたかった兄Jフランコの目論みなんじゃないの…?」って推測をしてしまうほど、今回の見どころはデイヴ・フランコでした。こんなフランコ弟、みたことないです。やっぱり兄弟ともにラリっちゃったときのおばかなシャベリ技術は天性の才能ですかね。この神からさずかった才能を持ってるせいで、どんなにおばかなことをしていてもナチュラルでした。あの、マジでデイヴ・フランコ君を観るだけで、この映画の価値があります。それくらい、彼がおいしいところをすべてお持ち帰りしている…。

【出演者がかなり豪華】
セスことマックの奥さん役のローズ・バーンのコメディ的活躍ぶりはすごいですね。たしかにこんなに超一流の美人さんが、ココまでやるってすごいんだろうなー(→すごいシーンがあります)マックの会社の同僚かつ友人かつ隣人にアイク・バリンホルツ(→East Bound and Down の…)マックの上司がブライアン・ハスキー(Veepにも出てる!)ザックことテディの子分役に(サブマリンの)クレイグ・ロバーツ君、(キック・アスの)クリストファー・ミンツ・プラッセと、配役がさすがのフランコ&ローゲンファミリー感バリバリです。(というわけで上記の陰謀説に戻る)むしろ、ココによくもまあザック・エフロンがからむ余地があったよな、と。

【多分以下はスポイラー/ネタバレです!】
ほかにも冒頭の伝説を作った先輩たちってことで、オレの目下のアイドル、Workaholicsの面々(→数秒ですが、オレ的にはこのためだけに観る価値があります。だってそのまんまでもうでてきただけでかっこいいんだもの!!)それからアンディ・サムバーグ、アキヴァさんとジョーマさん、ってのがでてくるわけです。その上、スティーヴ・カレル、リサ・クードウズですよ、奥さん!! 登場人物たちがすでにコテコテな構成なんで、その上このレベルのスゴい人たちがちょこちょこ入れ替わり立ち代わり!なんです!!

【どうでもいいけどイギリスではBadNeighboursアメリカではNeighboursらしい]
のは、やっぱりオーストラリアの連続ドラマ「Neighbours」の認知度の差ですよね、きっと? アメリカでは人気なかったんですかね? たしかにBadがないと、あの歌を思い出しますものねぇ。。。

というわけで、ユニバーサルさん、ぜひ日本公開を前向きにご検討よろしくお願いします。そのあかつきには、きっと「冒頭でWorkaholicsの人たちがあなたの心臓射抜きますので、気をつけてください!」って冒頭の宣伝をものすごくすると思います。(だってかっこいいんです。だって本当にかっこいいんです)

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