The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
こんばんは。クーガン・ギークの稲村です。以下、あまりに長くなりすぎたので、切り分けることにしました(汗)あり得ない!この長さあり得ない!ホントに自己満足の世界ですみません(でも誰か読んでください)
コメディの基盤は「自虐」だと思ってます。どんなに成功を得ても頂点に立っても、世界を制覇しても、自虐の視点を忘れない。自虐の視点なしで成功する笑いは究極のナンセンスと不条理くらいじゃないかと。
自虐の視点とは、自分がもっとも触れたくない部分をグリグリやるわけですから、壊れるコメディアンはかなりいます。本当に鋼以上に超合金に強くないとできない。頂点に立っていられるだけの才能と人気と評価があっても消えてなくなってしまいます。
The Tripの面白さもクーガンとブライドンの2人3脚な自虐が基盤だと思います。 しかし第1シリーズでの成功を経ての第2シリーズで、第1シリーズの2番煎じをやるわけにはいかない。(→本編中にもクーガンとブライドンが繰り広げるネタでもあります)「キャラクター・コメディに操られている」とか「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」以外の、別の視点が必要になるわけです。そこでS2E1では、”老い”(=男としてのピークを過ぎた)のテーマをプラス要素として、見事に自虐の方向へ持って行っていました。
どのみち第2シリーズのオンエア開始現在、クーガンの「国内での成功が今イチ海外に伝わらない」という視点からの自虐が非常に厳しいです。だってこの成功を経て驚愕の「ALPHA PAPA」の米公開ですから(マグノリアさん配給)。いくら昨今のイアヌーチせんせいファミリーの全米ご活躍ぶりがあるとはいえ、ALPHA PAPAが日の目をみちゃうっていうのは、ひとえに「フィロミーナ」でのクーガンの成功にある気がします。
つくづく、第2シリーズ制作時は「フィロミーナ」のココまでの海外的成功を知らなかっただろうとはいえ、こういう神レベルのプロの人々は、はじめっからすべてお見通しなんだな、と思わざるをえません。
というわけで、以下、完全にネタバレ。。。というかネタ解説です。一回観ちゃった方におすすめかもしれない、、、です。
【冒頭】
米ドラマシリーズ 「Pathology」(→スプーフですがS1E4にからんでます)のS2撮影が終わりL.Aから帰国、the hiatusに入ったクーガンのもとにブライドンから電話が。"Listen, The Observer wants us to do more restaurant reviews over six lunches. But this time in Italy. Marbella Italia, Yeah?"フード・クリティークを気取るほどの知識もないし、前回のレビュ−記事もろくすっぽ読んでいない(→ブライドンが書いた)クーガンは、微妙な様子ですがウマイ料理にヴァージン航空のアッパークラスときいてうなずき、イタリアへ。どうもブライドンには思惑がある様子。
【今回のシリーズではブラ、アルバ、アスティといったトリノ近郊を回るとか】
クーガンが最初の目的地であるThe Trattoria della Posta を目指し、ブライドンを助手席にミニクーパーを飛ばす様を観て、あ!しまった!プレビュー観るんじゃなかった!と大後悔です。ココはクーガン・ギークならば「なぜクーガンが(赤の)フェラーリではなくミニクーパーに?」と思った直後「そうか、イタリア、トリノ+ミニクーパー=The Italian Job (ミニミニ大作戦!)だな!」となり、さらには「ひっぱるな、マイケル・ケインのネタ!」とならなければならないのです。ところがプレビューを観ちゃってるので、ココが全部はじめっからわかっちゃってる。もう最悪です。シャーロックでネタバレを恐ろしがってる方々と一心同体できるかと思うくらい最悪でした。
【いよいよクーガンvsブライドン、テーブルを挟んでのバトル開始】
んで、ココは第2話以降のプロット展開の伏線かもしれないと疑っているんですが、なんとクーガンがアルコールを9ヶ月飲んでいないので、今回も飲まないよってなるんですね。
ブライドン"Seriously? You are not drinking?"
クーガン"No"
ブライドン"When did this come about?"
クーガン"I've not drunk for about 9 months.... I'll still have fun. I'll still have a laugh."
ってなわけで、このシリーズではかなりクーガンが運転している率が高そうです。(伏線その2でしょうか?)
【今回のThe Tripはまさにセカンド・アルバム・シンドローム?】
クーガンが「Neither of us knows anything about food. Wonder why?」。すると(前回のThe Tripを”素材”にじつは色々脚色して執筆していたっぽい)ブライドンが「いや、レストラン・レビューというよりは色々ほかの要素を盛り込んでるんだよ。ワーズワース&コールリッジ(S1で実際ネタ振りアリ)みたいなノリで湖水地方を回った前回みたいに今回は英詩人で女性関係がヤバくてイタリアに逃げた偉大な詩人バイロン&シェリーみたいにイタリアを回るって感じ?」とな。(ドラキュラの小説家とそのダンナさんとバイロンは互いに色々と影響し合って制作していたらしいですよね)
とにかくコンビがイヤっぽいクーガンは「We are not The Two Ronnies or Morecambe & Wise」と否定。
The Two RonniesもMorecambe & Wiseも長年活躍したコメディ・デュオですね。前者の番組の作家にはモンティ・パイソンのメンバーも入ってましたから、モンティ・パイソンファンの方で未視聴の方は要チェックっす。後者は戦後ナンセンス・コメディの決定版でVic and BobやHarry Hillなんかが後継していってますよね。英コメディではかかせないです。クーガンが”自分とブライドンは(超一流かつ伝説の英コメディデュオである)The Two RonniesやMorecambe & Wiseではないと否定するところに、彼の意地張りといつもの2人のやりとりが見えるわけです。
そして本記事冒頭記述の、2nd Album Syndromeです。クーガンが言い出したとたんにゴッド・ファーザーIIを上げるブライドン。すかさずクーガンが”which is the one that people always mention when they try to search”とツッコミ。このテンポの良さ、即興なんてすごすぎます。
じつは書籍化の話がでている、とブライドンからきかされ、クーガンが「たった6箇所のレビューでどうやって書籍になるのよ」と怪訝に質問。するとブライドンは前回(前シリーズのThe Trip)で、クーガンをモデルに架空の人物設定にしてなんだか私小説まがいのことをやっていたっぽいんですね。クレジットはブライドンです、はい。(S3でまとまった本とかでてくんのかしら?)バイロンの話に戻り、バイロン自身の体験をもとにハロルドという若い男性を主人公にした詩集『チャイルド・ハロルドの巡礼』みたいにクーガンをモデルに架空の人物スティーヴンでレストラン・レビュープラスでいろんなストーリーを盛り込んじゃうのよ、と。それをきいたクーガンは" It wouldn't be a pseudonym, wouldn't it? I'm called Steven. Byron wasn't called Harold, was he?"
このツッコミを拾った上にそのままつなげて打ち返すのがブライドンです"He was actually called George Gordon Byron” そうして2人はゴードンって名前をペンネームからとっちゃったバイロンに”そりゃそーだ。ゴードンなんて、なんて色気も華もない名前、こんな人から電話がかかってきたって居留守だよ、って失笑してるわけですわ。たしかに、と感覚で笑ってみるものの、今イチ理由がみつからない。んで、たしかにゴードンってGordon Brown とかGordon Ramsey とかロマン派とはかけ離れた名前を思い浮かべはじめてほどなく、すんごいのを思い出して爆笑するわけです。それは
Alan Gordon Partridge まさに隠してAlan Partridge!
http://en.wikipedia.org/wiki/Alan_Partridge
なんですよね。
【老いをネタにした自虐がここで展開】
老いの現実を完全に受けとめきれずにいるというか、わかっているけどオマエにだけは言われとうない!みたいなムカツキがクーガンから見えるやりとりがココ。ブライドンにもしクーガンの半生をモデルにした時代物がBBCで制作されたら誰がヤング・クーガンをやる?と質問され、"I will play me"とあったり前に答えるんだけども、ブライドンに"It's a child. It's meant to be a young man.”って言われた上に候補としてJude Lawって言われちゃうわけです。 クーガンとそんなに年齢変わりませんがな(汗)てなわけで"Jude Law is 40 +" と抗議するも"He doesn't look it. He doesn't age like you and I"(爆)とブライドン。食い下がるクーガンは"But he's balding"
【俳優への攻撃的なネタ展開が多い?】
この後、新シリーズ放送開始直前のおいしいところのネタバレクリップ部分に突入、例のトム・ハーディおよびクリスチャン・ベールが何言ってるかわっかんねえよ、のネタへ入って行きます。予想以上にかなり引っ張るんですよ。即興ぽさがでてるかな、と思いますが、個人的にはちょっと引っぱりすぎなんじゃ…?とも 汗。ただ後半ブライドンがB & QのCMナレーションをやった声と口調でBaneのセリフを言うところは超笑えました。
今回お得意の物真似だけではなく、上記のようにすでにイケメン実力派男優3人をきちんと攻撃する笑いを展開しています。クーガンとブライドンの今の地位と人気そして2人ともあまりこのテの芸能人の攻撃はしないスタイルなので、ちょっと冒険かも。。。? しかしながら、今までの英コメディ界の経緯を踏まえた上での、慎重な計算と”老い”“ピークを過ぎた”視点からの自虐を土台あってのことなので、冒険とはいえないですかね。コレ、でも即興ですからね。もう、神業を目の当たりにして感動にうちふるえるしかないです。
すみません(汗)では残りのネタ解説&感想はこちら(→書いたらリンクはります)でよろしくお願いします。。。
イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。
2014年4月6日日曜日
2014年4月23日水曜日
完全ネタバレ、というよりむしろネタ解説(その3)☆クーガンxブライドンxウインターボトムのBBC2 The Trip to Italy 第3話鑑賞
The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
The Trip to Italy ネタ解説その1です。
The Trip to ITaly ネタ解説その2です。
【第2話のネタ解説記事がすっとんでいる件について】
第2話をみましたが、個々のネタの展開は第1話とあまり変わった様子がなく(*クオリティは相変わらず抜群ですが!)わざわざネタ解説するほどではないかな、と思ったのが理由です。また、第1話のネタ解説時に触れているのですが、今回ブライドンの戦闘力が高く、クーガンがおされ気味、という傾向がさらに強まっていたんですね。悪い言い方をすると”ケンカをふっかける”。ブライドン&クーガンの関係におけるコレまでのイメージ、そしてブライドンのイメージからは予想外の展開です。さらにこのレベルの攻撃性はブライドンの笑いのスタイルとも外れていることから、この方向性を咀嚼できませんでした。そして第2話はですね、クーガンではなく、ブライドンが旅の道中で出会った女性と仲良くなりそうな雰囲気? っというところで、終わります。というわけで、いろいろ口のなかにモゴモゴした状態で1週間後…の第3話です。
【ブライドン、シェイクスピアになっている夢を見て】
「いやいや、自分の書いた脚本の引用なんかしないよ…… A-HA!」とアラン・パートリッジの物真似をした自分にショックを受けてめざめると、ドーン!横には、第2話でいい雰囲気になっていた女性が寝ているではありませんか! F語を連発でつぶやくブライドン。
この冒頭1分で、第2話の咀嚼ができる構成、かつ、このA-HA!が、アイロニーたっぷりなオチへと昇華する華麗な笑い作り。感動です。
つまり、ブライドンは、心で激しく抵抗しながらも、不可抗力でクーガンの道を歩んでしまっているんですよね。(当たり前です。そのキャリア、じつはものすごくかぶってますから。)その抵抗が今回の高い攻撃性となっているのだと…。ブライドンの新境地ではないでしょうか。
さらにいうなれば、視聴者にとってThe Trip to Italyは自虐によるアイロニーがダブルパンチです。悲しく、情けなく、胸が締め付けられる重い笑いがダブルパンチです。
相当の覚悟が必要ですよ、奥さん…(苦)
【次の目的地へ…不機嫌なブライドン、クーガンへの攻撃再び】
ブライドンの不機嫌そうな言動に、何かあったと悟るクーガン。しかしブライドンはI don't want to talk about it. And that's not a cue for Abba song."。あえて突っ込まずにそのまま走ります。美しい景色を前に、再びのブライドン→クーガン攻撃タイム。”そんなしているのも限りがある。いずれは身動きが思うとおりにとれない老いた身となるんだということを、受け入れろよ””身動きとれず、素っ裸で横たわり、身も知らない人間に介護されるんだ。死ぬ前に必ずオマエにやってくるそのときを、オレは絶対に見逃さない”
クーガンが“I would be dressed by some young nurse"といいかえすも”But she will be taunting on your breast and there will be nothing you can do and I love to see that" 息をするのももったいないように、まくしたてるんですね。その後も、ノベルティ・マグカップ(有名人の顔をマグカップにしているシリーズありますよね)にして飲んでやるとか、 コレ、投げてくる球が拾えないと結構キツいネタだと思います。何しろクーガンが同じレベルでブライドンと戦うことを放棄しているんで、アタリが強くなる一方なのかも、とか。このへんはプロットの方向性ともからんでくるんだと思うので、第4話以降の展開に注目したいところです。
【クーガンさん、今回はアラン・パートリッジを狙ってますか?汗】
クーガンがキャラとしてクーガンを作り込むとき、常に(その都度)公衆/メディアが作り上げる「スティーヴ・クーガン」像を組み込み、その一歩先へと押し拡げて行っているわけですが…。今回も完全に我々ギークが「ALPHA PAPAのアランは、もはやクーガンとかぶってないか? アランがかっこよくないか? というかクーガンがアランを食っちゃってないか?」みたいな話をしていることを分かった上でやってるんじゃないしょうか?という被りっぷりです。若い女性を観て、サングラスをとってニッコリ笑顔で「ハーイ」というものの、完全に存在すら無視され、(ブライドンに「awwwww, she ignores you」なんつって言われてしまい…)ニール・キノック(元労働党党首ですね。まだクーガンがブレイクする前、Spitting Imageで声をやっていたときによくやっていましてん)の真似を得意げにやってしまったり…(That's the best thing you doとブライドンに言われてしまいますが…汗)
【ブライドンの自伝書&おじいちゃん節ブイブイなクーガン】
クーガンは自伝書は書いてません(注:リアルでは、今ちょっと”書いてもいいかな”という人生の段階に達しているそうです。マーク・ローソンのインタビューで書きはじめているらしきことを言っていたので、マジで楽しみですが!)でもアラン・パートリッジの自伝書は書いてます。いいんです。なんてったってクーガンはliving in his own metaphor(S1最終話)な自分の人生を自分の生み出したキャラに食われて生きている人間なんですから。
というわけで、カサノバの自伝書から、ブライドンの自伝書の話へ、そしてクーガンのアラン・パートリッジと比較されて進行していくわけです。ブライドンがBAFTAを初めて受賞したときまでを書いている、ときいたクーガン、"(初めてってことは)いくつBAFTA歴があるのよ。”と、びっくり。そして自分には到底かなわない、と思い込んでいる(ので意識もしてない)ブライドンが3回もBAFTAを受賞していると知り、I am genuinely shocked. に。ボッソリときかれもしないのに、 "7...7回..."と自分の尊厳を守ります(笑い。その後も同じ話を繰り返すなど、おじいちゃん入ってます。
moral campus のネタは個人的にオシャレで好きです。
それにしても、今考えると随分、年齢は同じようなもんなのに、まるで親(クーガン)子(ブライドン)みたいな確執をもった、でも切っても切れない関係に見えます。そして、前回に引き続き、これだけ迷惑な分量を書いているのに、まったく終る様子がないので、2回にわけます。第3話の後半戦はのちほど、ここにリンクを貼付けます。。。
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
The Trip to Italy ネタ解説その1です。
The Trip to ITaly ネタ解説その2です。
【第2話のネタ解説記事がすっとんでいる件について】
第2話をみましたが、個々のネタの展開は第1話とあまり変わった様子がなく(*クオリティは相変わらず抜群ですが!)わざわざネタ解説するほどではないかな、と思ったのが理由です。また、第1話のネタ解説時に触れているのですが、今回ブライドンの戦闘力が高く、クーガンがおされ気味、という傾向がさらに強まっていたんですね。悪い言い方をすると”ケンカをふっかける”。ブライドン&クーガンの関係におけるコレまでのイメージ、そしてブライドンのイメージからは予想外の展開です。さらにこのレベルの攻撃性はブライドンの笑いのスタイルとも外れていることから、この方向性を咀嚼できませんでした。そして第2話はですね、クーガンではなく、ブライドンが旅の道中で出会った女性と仲良くなりそうな雰囲気? っというところで、終わります。というわけで、いろいろ口のなかにモゴモゴした状態で1週間後…の第3話です。
【ブライドン、シェイクスピアになっている夢を見て】
「いやいや、自分の書いた脚本の引用なんかしないよ…… A-HA!」とアラン・パートリッジの物真似をした自分にショックを受けてめざめると、ドーン!横には、第2話でいい雰囲気になっていた女性が寝ているではありませんか! F語を連発でつぶやくブライドン。
この冒頭1分で、第2話の咀嚼ができる構成、かつ、このA-HA!が、アイロニーたっぷりなオチへと昇華する華麗な笑い作り。感動です。
つまり、ブライドンは、心で激しく抵抗しながらも、不可抗力でクーガンの道を歩んでしまっているんですよね。(当たり前です。そのキャリア、じつはものすごくかぶってますから。)その抵抗が今回の高い攻撃性となっているのだと…。ブライドンの新境地ではないでしょうか。
さらにいうなれば、視聴者にとってThe Trip to Italyは自虐によるアイロニーがダブルパンチです。悲しく、情けなく、胸が締め付けられる重い笑いがダブルパンチです。
相当の覚悟が必要ですよ、奥さん…(苦)
【次の目的地へ…不機嫌なブライドン、クーガンへの攻撃再び】
ブライドンの不機嫌そうな言動に、何かあったと悟るクーガン。しかしブライドンはI don't want to talk about it. And that's not a cue for Abba song."。あえて突っ込まずにそのまま走ります。美しい景色を前に、再びのブライドン→クーガン攻撃タイム。”そんなしているのも限りがある。いずれは身動きが思うとおりにとれない老いた身となるんだということを、受け入れろよ””身動きとれず、素っ裸で横たわり、身も知らない人間に介護されるんだ。死ぬ前に必ずオマエにやってくるそのときを、オレは絶対に見逃さない”
クーガンが“I would be dressed by some young nurse"といいかえすも”But she will be taunting on your breast and there will be nothing you can do and I love to see that" 息をするのももったいないように、まくしたてるんですね。その後も、ノベルティ・マグカップ(有名人の顔をマグカップにしているシリーズありますよね)にして飲んでやるとか、 コレ、投げてくる球が拾えないと結構キツいネタだと思います。何しろクーガンが同じレベルでブライドンと戦うことを放棄しているんで、アタリが強くなる一方なのかも、とか。このへんはプロットの方向性ともからんでくるんだと思うので、第4話以降の展開に注目したいところです。
【クーガンさん、今回はアラン・パートリッジを狙ってますか?汗】
クーガンがキャラとしてクーガンを作り込むとき、常に(その都度)公衆/メディアが作り上げる「スティーヴ・クーガン」像を組み込み、その一歩先へと押し拡げて行っているわけですが…。今回も完全に我々ギークが「ALPHA PAPAのアランは、もはやクーガンとかぶってないか? アランがかっこよくないか? というかクーガンがアランを食っちゃってないか?」みたいな話をしていることを分かった上でやってるんじゃないしょうか?という被りっぷりです。若い女性を観て、サングラスをとってニッコリ笑顔で「ハーイ」というものの、完全に存在すら無視され、(ブライドンに「awwwww, she ignores you」なんつって言われてしまい…)ニール・キノック(元労働党党首ですね。まだクーガンがブレイクする前、Spitting Imageで声をやっていたときによくやっていましてん)の真似を得意げにやってしまったり…(That's the best thing you doとブライドンに言われてしまいますが…汗)
【ブライドンの自伝書&おじいちゃん節ブイブイなクーガン】
クーガンは自伝書は書いてません(注:リアルでは、今ちょっと”書いてもいいかな”という人生の段階に達しているそうです。マーク・ローソンのインタビューで書きはじめているらしきことを言っていたので、マジで楽しみですが!)でもアラン・パートリッジの自伝書は書いてます。いいんです。なんてったってクーガンはliving in his own metaphor(S1最終話)な自分の人生を自分の生み出したキャラに食われて生きている人間なんですから。
というわけで、カサノバの自伝書から、ブライドンの自伝書の話へ、そしてクーガンのアラン・パートリッジと比較されて進行していくわけです。ブライドンがBAFTAを初めて受賞したときまでを書いている、ときいたクーガン、"(初めてってことは)いくつBAFTA歴があるのよ。”と、びっくり。そして自分には到底かなわない、と思い込んでいる(ので意識もしてない)ブライドンが3回もBAFTAを受賞していると知り、I am genuinely shocked. に。ボッソリときかれもしないのに、 "7...7回..."と自分の尊厳を守ります(笑い。その後も同じ話を繰り返すなど、おじいちゃん入ってます。
moral campus のネタは個人的にオシャレで好きです。
それにしても、今考えると随分、年齢は同じようなもんなのに、まるで親(クーガン)子(ブライドン)みたいな確執をもった、でも切っても切れない関係に見えます。そして、前回に引き続き、これだけ迷惑な分量を書いているのに、まったく終る様子がないので、2回にわけます。第3話の後半戦はのちほど、ここにリンクを貼付けます。。。
2014年4月9日水曜日
完全ネタバレ、というよりむしろネタ解説(その2)☆クーガンxブライドンxウインターボトムのBBC2 The Trip to Italy 第1話鑑賞
The Trip第1シリーズは移転前のブログGo Johnny にてどうぞ(ほぼ全話ネタ解説)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
その1の続きです。
マイケル・ケイン→バットマン→クリスチャン・ベール→トム・ハーディと軽やかな流れで、イケメン実力派俳優のパロディスケッチを即興で延々とやったころ、メインのお肉料理が登場。ブライドンとクーガンは猟獣肉(ゲーム)とゲーム(スポーツ競争/試合)をかけて破天荒なキャッチボールを始めます。お肉料理がおいしいことを”It's equivalent of eating Mo Farah"と表現するクーガンに、ブライドンが"if you are in a plane crash with him in the Andes..."と飛行機事故で彼と一緒に遭難して生きるか死ぬかって瀬戸際に、モハメド・ファラー食べるか?と質問。クーガンの最初の答えは"I'd eat him first if he was dead”と結構ストレートなんですが、 ブライドンが「完全に下半身が麻痺しちゃって下半身は救いようがない。モー・ファラーはまったく痛みを感じないんだ…だったらどうする?食べる?」と手加減せずに高速球のスマッシュを打ち込んでくるんですよね。コレを受けてあほすぎる会話だけど…と断りを入れたクーガンの返しは"Given the choice, I'd rather eat Mo Farah's legs than yours”
【今回ブライドンが攻勢?】
ブライドンにチクリ、ズブリと刺したはずが、身体に飲み込んでダメージを受けない魔人ブーみたいになってます、ブライドン(笑 ココでイヤミに反応せず、じゃあ誰だったら自分を優先して食べる?と質問するんですね。クーガンの答えはスティーヴン・ホーキング。でも脳みそは絶対にブライドンよりもホーキングを食べる!と注釈入りましたです(笑 そして食べたあとは車椅子で大脱走……。
ココで再びのimpersonationタイム。クーガンお得意のテリー・ウォーガン(司会者)のものまねによるトークショーパロディがはじまり、ブライドンを詰問します。無事生還したのは”モー・ファラー食べたからだって風の便りできいたけれども…”"いやそれはスティーヴ・クーガンによる根も葉もない…”なんてやりとりをしているうちに、ウォーガンがF語を連発するというあり得ない事態が発生し、放送が中断になり、ブライドンは上手に"I got Scott free(上手に逃げるといった意味)”というオチに。すいません、ブライドンの"I got Scott free”とその後の物真似がScott をかけてのScott Millsの物真似なのか、それともクーガンのウォーガンにかぶせて、そのままウォーガンにしているのか、Chris Rea にはとくに意味があるのか、かなり調べているのですが、上手にでてこない…(汗
【ボンド映画でクーガンのオタク?魂がピカります】
ブライドンがグラスをグルグルまわしながらこのグルグルがボンド映画のコレ↓
http://cdn.filmschoolrejects.com/images/bondformula-rifle.jpg
に似てるよね、に受けてクーガンが”Gun should not have this as gun has no rifling”とちょっとオタクな説明に。つまりジェームズボンドの武器はライフルではなくガン。ガンはライフル(グルグル回転)ではないのであのボンド映画のようなクルクルはガンにはない、ということなのですね。ブライドンがコレを受けて、”ロブ・ブライドン殺人事件”(即興)の刑事役に。容疑者をクーガンにみたてて尋問します。殺人の動悸があるじゃないかときかれクーガンは"I'm sure any relationship has its ups and down and ours had perhaps more downs than ups. But nevertheless we had a friendship which was... stimulating."
ブライドン "You wanted to kill him... Mr. Coogan?”
クーガン “I'm not sure where this question is leading...."
ここ、ほんんんんんとおおおに!!!興味深いです。このセリフはまるっきりの素からでたのか、The Tripのなかでのクーガンとしてなのか、それともブライドンが即興で作り上げたロブ・ブライドン殺人事件のなかのクーガンとしてなのか?! どんなに考えてもわかることではないですが、面白いです!
【ようやく 汗 お会計。次の場所へ移動します】
運転の道中、クーガンがIbizaで休暇中の息子から電話がかかってきましてん。息子とコミュニケーションがとりづらい話から転がって米ドラマが打ち切りになった(→S2の撮影を終えた今、hiatusどころか永久hiatusかもしれないよ)だと明らかになってしまいます。今後の予定はとくになく、「リタイアはどうよ?」とブライドンに言われ(あり得ないのに、なぜThe Tripのなかではこうもリアリティがあるのでしょう!笑)クーガンは”I'm 47. I'm no retired. Maybe doing Crunchy Nuts Cornflakes ads (ブライドンが2010年にやったCM)”とイヤミを言い返します。
クーガンはCMはやりたくない、ガンコ職人派、一方ブライドンはお金沢山もらえるし、CMの仕事には寛容的。CornflakesのCMも1年ごとに報酬がアップするし、、、と弁解するも、契約更新は1回だけだったので、アップしたのは1回だけ。。。汗
(ちなみに、イギリスでは芸人さんがCMにでたり大企業の余興でコメディをやること(Corporate gigといいます)の芸をとるか金をとるか、金をとったら悪魔に魂売ったことになっちゃうのか、といったジレンマはよく論議されています。)
2人はバイロンが住んでいた住宅へ。ブライドンの写真をクーガンがスマホでとってるところが非常に情けないです。現実にはあり得ないのに、トホホ感が非常にリアルです。Giorgio Gordon Lord Byron One year in Italy... that's just a holidayってのが笑えます。
アラニス・モリセットネタでちょっと遊んだのち(クーガンのモリッシーには超びっくり&笑いました!) 、ようやく次の場所Cenobio Dei Dogiへ。ココで再び老いの観点からの自虐です。
"Funny, isn't it? Women that age just look straight through, don't they?"
"Non-Threatening."
"No, they don't even find us threatening. They don't even, fine me lascivious because they think I couldn't possibly be thinking like that."
"...He's like you, after a computer has corrected all your deficiences”
”He's an air-brushed me, isn't he?"
その後、S1でも「このシリーズはクーガンの女性ファンを激増させるために計算されたシリーズ」と噂されたS1と勝るとも劣らぬのが以下に発せられる訳ですわ。
"There was a time I used to make an eye contact with a woman and she'd flashed a smile back." そして"Nature never disappoints you"と海辺の景色をみちゃうわけですよ。ブライドンの"Quite tough, though"ってのがKOパンチ。
完全に女性ファンを囲いに入ってると思いませんか?これきいた世の中の女性が”私なら今もスマイルバックするわ!!!”と叫んでるはずだ!そう、オレは思います!! オレにはお見通しです!!だ、騙されないぞ!(違
第2話は3日後くらいですかね? がんばります(自分のために)
The Trip to ItalyのBBCサイトはこちら
その1の続きです。
マイケル・ケイン→バットマン→クリスチャン・ベール→トム・ハーディと軽やかな流れで、イケメン実力派俳優のパロディスケッチを即興で延々とやったころ、メインのお肉料理が登場。ブライドンとクーガンは猟獣肉(ゲーム)とゲーム(スポーツ競争/試合)をかけて破天荒なキャッチボールを始めます。お肉料理がおいしいことを”It's equivalent of eating Mo Farah"と表現するクーガンに、ブライドンが"if you are in a plane crash with him in the Andes..."と飛行機事故で彼と一緒に遭難して生きるか死ぬかって瀬戸際に、モハメド・ファラー食べるか?と質問。クーガンの最初の答えは"I'd eat him first if he was dead”と結構ストレートなんですが、 ブライドンが「完全に下半身が麻痺しちゃって下半身は救いようがない。モー・ファラーはまったく痛みを感じないんだ…だったらどうする?食べる?」と手加減せずに高速球のスマッシュを打ち込んでくるんですよね。コレを受けてあほすぎる会話だけど…と断りを入れたクーガンの返しは"Given the choice, I'd rather eat Mo Farah's legs than yours”
【今回ブライドンが攻勢?】
ブライドンにチクリ、ズブリと刺したはずが、身体に飲み込んでダメージを受けない魔人ブーみたいになってます、ブライドン(笑 ココでイヤミに反応せず、じゃあ誰だったら自分を優先して食べる?と質問するんですね。クーガンの答えはスティーヴン・ホーキング。でも脳みそは絶対にブライドンよりもホーキングを食べる!と注釈入りましたです(笑 そして食べたあとは車椅子で大脱走……。
ココで再びのimpersonationタイム。クーガンお得意のテリー・ウォーガン(司会者)のものまねによるトークショーパロディがはじまり、ブライドンを詰問します。無事生還したのは”モー・ファラー食べたからだって風の便りできいたけれども…”"いやそれはスティーヴ・クーガンによる根も葉もない…”なんてやりとりをしているうちに、ウォーガンがF語を連発するというあり得ない事態が発生し、放送が中断になり、ブライドンは上手に"I got Scott free(上手に逃げるといった意味)”というオチに。すいません、ブライドンの"I got Scott free”とその後の物真似がScott をかけてのScott Millsの物真似なのか、それともクーガンのウォーガンにかぶせて、そのままウォーガンにしているのか、Chris Rea にはとくに意味があるのか、かなり調べているのですが、上手にでてこない…(汗
【ボンド映画でクーガンのオタク?魂がピカります】
ブライドンがグラスをグルグルまわしながらこのグルグルがボンド映画のコレ↓
http://cdn.filmschoolrejects.com/images/bondformula-rifle.jpg
に似てるよね、に受けてクーガンが”Gun should not have this as gun has no rifling”とちょっとオタクな説明に。つまりジェームズボンドの武器はライフルではなくガン。ガンはライフル(グルグル回転)ではないのであのボンド映画のようなクルクルはガンにはない、ということなのですね。ブライドンがコレを受けて、”ロブ・ブライドン殺人事件”(即興)の刑事役に。容疑者をクーガンにみたてて尋問します。殺人の動悸があるじゃないかときかれクーガンは"I'm sure any relationship has its ups and down and ours had perhaps more downs than ups. But nevertheless we had a friendship which was... stimulating."
ブライドン "You wanted to kill him... Mr. Coogan?”
クーガン “I'm not sure where this question is leading...."
ここ、ほんんんんんとおおおに!!!興味深いです。このセリフはまるっきりの素からでたのか、The Tripのなかでのクーガンとしてなのか、それともブライドンが即興で作り上げたロブ・ブライドン殺人事件のなかのクーガンとしてなのか?! どんなに考えてもわかることではないですが、面白いです!
【ようやく 汗 お会計。次の場所へ移動します】
運転の道中、クーガンがIbizaで休暇中の息子から電話がかかってきましてん。息子とコミュニケーションがとりづらい話から転がって米ドラマが打ち切りになった(→S2の撮影を終えた今、hiatusどころか永久hiatusかもしれないよ)だと明らかになってしまいます。今後の予定はとくになく、「リタイアはどうよ?」とブライドンに言われ(あり得ないのに、なぜThe Tripのなかではこうもリアリティがあるのでしょう!笑)クーガンは”I'm 47. I'm no retired. Maybe doing Crunchy Nuts Cornflakes ads (ブライドンが2010年にやったCM)”とイヤミを言い返します。
クーガンはCMはやりたくない、ガンコ職人派、一方ブライドンはお金沢山もらえるし、CMの仕事には寛容的。CornflakesのCMも1年ごとに報酬がアップするし、、、と弁解するも、契約更新は1回だけだったので、アップしたのは1回だけ。。。汗
(ちなみに、イギリスでは芸人さんがCMにでたり大企業の余興でコメディをやること(Corporate gigといいます)の芸をとるか金をとるか、金をとったら悪魔に魂売ったことになっちゃうのか、といったジレンマはよく論議されています。)
2人はバイロンが住んでいた住宅へ。ブライドンの写真をクーガンがスマホでとってるところが非常に情けないです。現実にはあり得ないのに、トホホ感が非常にリアルです。Giorgio Gordon Lord Byron One year in Italy... that's just a holidayってのが笑えます。
アラニス・モリセットネタでちょっと遊んだのち(クーガンのモリッシーには超びっくり&笑いました!) 、ようやく次の場所Cenobio Dei Dogiへ。ココで再び老いの観点からの自虐です。
"Funny, isn't it? Women that age just look straight through, don't they?"
"Non-Threatening."
"No, they don't even find us threatening. They don't even, fine me lascivious because they think I couldn't possibly be thinking like that."
"...He's like you, after a computer has corrected all your deficiences”
”He's an air-brushed me, isn't he?"
その後、S1でも「このシリーズはクーガンの女性ファンを激増させるために計算されたシリーズ」と噂されたS1と勝るとも劣らぬのが以下に発せられる訳ですわ。
"There was a time I used to make an eye contact with a woman and she'd flashed a smile back." そして"Nature never disappoints you"と海辺の景色をみちゃうわけですよ。ブライドンの"Quite tough, though"ってのがKOパンチ。
完全に女性ファンを囲いに入ってると思いませんか?これきいた世の中の女性が”私なら今もスマイルバックするわ!!!”と叫んでるはずだ!そう、オレは思います!! オレにはお見通しです!!だ、騙されないぞ!(違
第2話は3日後くらいですかね? がんばります(自分のために)
2014年5月23日金曜日
生クーガン&ブライドン観て来ました!☆The Trip to Italy Steve Coogan & Rob Brydon live Q & A まとめ
こんばんは、クーガン・ギークのいなむらです。
いってきました…
ついに、ついに、生クーガンです。場所はHackney Picturehouse (ロンドンっす)
え、肉眼でこの距離です。
おほほほほほほほほほほほほほほ。(映画館スクリーンで前から2番目)
(注:とはいえ、今回はファンとの憩いがメインの企画ではなかったせいか、DVD発売にもかかわらず、サイン会はないし、出待ちみたいな状況もまったく!なく、相変わらずの野望はひきずっています…)
以下は上映&イベントまとめです。
【というわけで、ファン向けのイベントではなかったので…】
いつもどおりの、素で出るのがあんまり得意でないクーガンを拝めました(爆)客に目を合わせない、客からカメラ向けられるのが居心地よくない、てか、イベント用の撮影カメラにも向けられるの事態も居心地よくない…。うつむき加減多し。いや、でもこんな感じで一般客の前で素のクーガンがQ & Aなんか(頻繁なレベルで)やるようになったのがすでに大進歩?なので、ファンとしては、その変化がいっそう魅力的だったりするわけなんで、いいんです。。。(ぽっ)
【The Trip シリーズは、超大まかな展開をのぞいて、全部クーガンとブライドンの即興】
予想以上に、このシリーズがマイケル・ウインターボトムの創造物であることに、驚かされました。もともと、この企画「こういうコンセプトで行きたいんだけど、30分x6本分、improvisation(即興)してくんない?」ってウインターボトム監督から提案されたのがそもそものはじまりなんですって。最初2人とも、「30分モノ用に即興ならなんとかなるけど、30分x6本なんて絶対無理っ!!」って激しく拒絶(爆)。「なんとなくこんな方向/コンセプトで2人でやって〜」という経線もろくすっぽひいてないまっさらさらの白紙な脚本な状態で30分x6本分作るということは、ものすごい量の素材(=即興)を提供しなきゃいけないわけです。そりゃ大変だ。んで、ありあまる素材から自分の欲しいものだけピックアップして物語を作るのがウインターボトム監督、と。
「結構あれこれノー、ノー、ノーって言ったね。あと、もうすでにCurb Your EnthusiasmやThe Extrasなど、芸人本人が本人として登場し、本人のイメージを上手に誇張しながら笑いを作っていくっていうコメディは存在していたから、同じスタイルのものは絶対にやりたくなかったんだ。でも、マイケルが「そういうものには絶対にならない」と頑に主張するので…結果的に、本当に(前述の)そうしたコメディとは違ったシリアスな人間ドラマ性を描いた作品として仕上がっていた」みたいなことをクーガンは言ってました。
(→いやいや、クーガン・ギークはあなたがその2本より前からその手の自分のイメージ誇張コメディをやってるのを認知してますから。と妄想ツッコミをしていたのはオレです…)
【というわけでクーガンとブライドンは互いの急所を押し合いまくることに…】
前述のとおり、このシリーズ、舵取り船長がウインターボトム、船員がクーガンとブライドンなんですよね。で自由にやって、と言いつつも、”笑い” へ走りすぎると、”ソレいらない”だったんですって。
このシリーズの基本の一つがクーガンとブライドンが互いの急所を押し合うなかで生まれるアイロニーですが、やはり、相当2人ともキツかったらしいです(笑 我々がThe Trip to Italyで感じていた「ブライドンのすごいアグレッシブな姿勢」というのは、やっぱり!! 急所を押し合ううちにクーガンが、ホントの本気で機嫌を害してしまい、押し合うというバランスが崩れてしまったため、ブライドンが(クーガンから引き出すために)さらに押す、という結果になってしまったからなのだそう。はじめにこのバランスが崩れたときに、クーガンは最初「そういうことになっても、自然な流れではないか」と考えたのだそうですが、あるときから、「ヤバい。コレは上手に機能できてない」と気がつき、体勢を変えたそう。
(コレってまさに!第2話あたりから第5話あたりまでの流れで感じたクーガンのブライドンの攻撃に対する変化なんです!オレ的に、ココがどこまで最初からセッティングされていて、どこが即興か知りたかったところなんです!すごくスッキリして、すごく嬉しかったです!)
DVDの削除シーンにて、クーガンがあまりに機嫌を損ねて、本編に入れられなかったシーンが入っているそうです!(笑 必見!
The Trip to Italy [DVD]
とはいえ、この2人の緊迫した関係は仕事上でのこと。夕方の食事は(ええ、あれだけ食っといて、撮影後の夕食はみんなでとるらしい…汗)では素のモードに戻るので、2人ではぁーっ、というか(笑、心的に和やかに過ごしていたらしいです…。
【映画バージョンとTVバージョンの比較】
映画バージョンはTVよりもかなり短くコンパクトにまとめられてるんですね。シリーズ1も映画バージョンは短いんだな、と知りました。どちらもウインターボトムの舵取りなわけだから、どちらも同じさじ加減だと、推測しまして… コレ、TVのほうが断然重い作りになってますね。
監督、ホントは映画くらいのライトなテイストにしたいのかな、と思いました。というのも、前述の急所の押し合いが、かなり柔らかくなってます。映画バージョンだけみたら、ブライドンの攻撃に疑問を感じなかったと思うくらい。同時に、クーガンの「イケイケは卒業しました」「クーガンってアランパートリッジ」のイメージも随分ファジーになっている。
つまりウインターボトム節がより出てる、ということにつながってくると思うのですが!
そんなわけで、映画をみたので、いっそうクーガンの機嫌を損ねすぎたシーンは本編から削除したわけが納得できました。はい。
ちなみにウインターボトム監督、現場にきていたのに、「質問とかトークとか苦手だから…」って理由で登壇なし!誰にも見えないはじの端で、こっそり見物しておりましてん(笑 しばしばクーガンにふられるんですが、客が一斉にその方角をみても、いるのかいないのかぜんぜんわからない…汗 ちょっとぐらいでてきてくれてもいいじゃん…ちぇーっって気分でした。
そういえば、第3話の半分から、ネタ解説がまったくできてなくてすみません(汗)色々バタバタしていて、ホントにすいません…(→よく考えたら絶賛Blake Anderson祭りのせいじゃないのかという気もしなくはないのですが…汗 す、すいません、ほどほどにします…汗)クーガンかっこよかった!めっちゃくちゃかっこよかった!ということで締めたいと思います。
いってきました…
ついに、ついに、生クーガンです。場所はHackney Picturehouse (ロンドンっす)
え、肉眼でこの距離です。
おほほほほほほほほほほほほほほ。(映画館スクリーンで前から2番目)
(注:とはいえ、今回はファンとの憩いがメインの企画ではなかったせいか、DVD発売にもかかわらず、サイン会はないし、出待ちみたいな状況もまったく!なく、相変わらずの野望はひきずっています…)
以下は上映&イベントまとめです。
【というわけで、ファン向けのイベントではなかったので…】
いつもどおりの、素で出るのがあんまり得意でないクーガンを拝めました(爆)客に目を合わせない、客からカメラ向けられるのが居心地よくない、てか、イベント用の撮影カメラにも向けられるの事態も居心地よくない…。うつむき加減多し。いや、でもこんな感じで一般客の前で素のクーガンがQ & Aなんか(頻繁なレベルで)やるようになったのがすでに大進歩?なので、ファンとしては、その変化がいっそう魅力的だったりするわけなんで、いいんです。。。(ぽっ)
【The Trip シリーズは、超大まかな展開をのぞいて、全部クーガンとブライドンの即興】
予想以上に、このシリーズがマイケル・ウインターボトムの創造物であることに、驚かされました。もともと、この企画「こういうコンセプトで行きたいんだけど、30分x6本分、improvisation(即興)してくんない?」ってウインターボトム監督から提案されたのがそもそものはじまりなんですって。最初2人とも、「30分モノ用に即興ならなんとかなるけど、30分x6本なんて絶対無理っ!!」って激しく拒絶(爆)。「なんとなくこんな方向/コンセプトで2人でやって〜」という経線もろくすっぽひいてないまっさらさらの白紙な脚本な状態で30分x6本分作るということは、ものすごい量の素材(=即興)を提供しなきゃいけないわけです。そりゃ大変だ。んで、ありあまる素材から自分の欲しいものだけピックアップして物語を作るのがウインターボトム監督、と。
「結構あれこれノー、ノー、ノーって言ったね。あと、もうすでにCurb Your EnthusiasmやThe Extrasなど、芸人本人が本人として登場し、本人のイメージを上手に誇張しながら笑いを作っていくっていうコメディは存在していたから、同じスタイルのものは絶対にやりたくなかったんだ。でも、マイケルが「そういうものには絶対にならない」と頑に主張するので…結果的に、本当に(前述の)そうしたコメディとは違ったシリアスな人間ドラマ性を描いた作品として仕上がっていた」みたいなことをクーガンは言ってました。
(→いやいや、クーガン・ギークはあなたがその2本より前からその手の自分のイメージ誇張コメディをやってるのを認知してますから。と妄想ツッコミをしていたのはオレです…)
【というわけでクーガンとブライドンは互いの急所を押し合いまくることに…】
前述のとおり、このシリーズ、舵取り船長がウインターボトム、船員がクーガンとブライドンなんですよね。で自由にやって、と言いつつも、”笑い” へ走りすぎると、”ソレいらない”だったんですって。
このシリーズの基本の一つがクーガンとブライドンが互いの急所を押し合うなかで生まれるアイロニーですが、やはり、相当2人ともキツかったらしいです(笑 我々がThe Trip to Italyで感じていた「ブライドンのすごいアグレッシブな姿勢」というのは、やっぱり!! 急所を押し合ううちにクーガンが、ホントの本気で機嫌を害してしまい、押し合うというバランスが崩れてしまったため、ブライドンが(クーガンから引き出すために)さらに押す、という結果になってしまったからなのだそう。はじめにこのバランスが崩れたときに、クーガンは最初「そういうことになっても、自然な流れではないか」と考えたのだそうですが、あるときから、「ヤバい。コレは上手に機能できてない」と気がつき、体勢を変えたそう。
(コレってまさに!第2話あたりから第5話あたりまでの流れで感じたクーガンのブライドンの攻撃に対する変化なんです!オレ的に、ココがどこまで最初からセッティングされていて、どこが即興か知りたかったところなんです!すごくスッキリして、すごく嬉しかったです!)
DVDの削除シーンにて、クーガンがあまりに機嫌を損ねて、本編に入れられなかったシーンが入っているそうです!(笑 必見!
The Trip to Italy [DVD]
とはいえ、この2人の緊迫した関係は仕事上でのこと。夕方の食事は(ええ、あれだけ食っといて、撮影後の夕食はみんなでとるらしい…汗)では素のモードに戻るので、2人ではぁーっ、というか(笑、心的に和やかに過ごしていたらしいです…。
【映画バージョンとTVバージョンの比較】
映画バージョンはTVよりもかなり短くコンパクトにまとめられてるんですね。シリーズ1も映画バージョンは短いんだな、と知りました。どちらもウインターボトムの舵取りなわけだから、どちらも同じさじ加減だと、推測しまして… コレ、TVのほうが断然重い作りになってますね。
監督、ホントは映画くらいのライトなテイストにしたいのかな、と思いました。というのも、前述の急所の押し合いが、かなり柔らかくなってます。映画バージョンだけみたら、ブライドンの攻撃に疑問を感じなかったと思うくらい。同時に、クーガンの「イケイケは卒業しました」「クーガンってアランパートリッジ」のイメージも随分ファジーになっている。
つまりウインターボトム節がより出てる、ということにつながってくると思うのですが!
そんなわけで、映画をみたので、いっそうクーガンの機嫌を損ねすぎたシーンは本編から削除したわけが納得できました。はい。
ちなみにウインターボトム監督、現場にきていたのに、「質問とかトークとか苦手だから…」って理由で登壇なし!誰にも見えないはじの端で、こっそり見物しておりましてん(笑 しばしばクーガンにふられるんですが、客が一斉にその方角をみても、いるのかいないのかぜんぜんわからない…汗 ちょっとぐらいでてきてくれてもいいじゃん…ちぇーっって気分でした。
そういえば、第3話の半分から、ネタ解説がまったくできてなくてすみません(汗)色々バタバタしていて、ホントにすいません…(→よく考えたら絶賛Blake Anderson祭りのせいじゃないのかという気もしなくはないのですが…汗 す、すいません、ほどほどにします…汗)クーガンかっこよかった!めっちゃくちゃかっこよかった!ということで締めたいと思います。
2015年3月17日火曜日
【速報】英国の真のお笑いを讃える(?!)栄えある(?)Chortle Awards 2015 発表になりました
色々あるけれども、British Comedy Awardsよりかはナンボも納得のいくAwardsになっております英語圏お笑い情報インターネット・サイトChortleが主催するChortle Awards 2015が先ほど発表になりました。以下のとおりです。色々感想ツッコミいれてます
Best newcomer: Gein’s Family Gift Shop
Nominees: Alex Edelman, Dane Baptiste, Phil Jerrod and Steen Raskopoulos
Nominees: Alex Edelman, Dane Baptiste, Phil Jerrod and Steen Raskopoulos
→ツイッターで丸無視されたんで、ビッグになるまでスルーしてよう、なんていってたGein's Family Gift Shopが怪しい感じで注目をあびてきたので(汗)スルーし続けるかどうか思案中です。ノミネートの1人Alex Edelman君は米人でかわいこちゃんで去年Edinburgh Fringeで新人賞とってたってことで、今年はマストで見ようと思っているので、下手したら相当騒ぎ出すかもしれません。今から謝ります。すみません。
Breakthroughってくらいこのノミネートの芸人さんたちって”若手”なのかしら?疑問なのですが、James Acaster君が見事受賞。はいはい。いいんじゃないでしょうか。超いいと思います。オレもこの中だったらAcaster 君です。
クラブコミックなんだ?キャサリン・ライアンってクラブコミックカテゴリーなんだ?!という疑問を感じながらも、受賞したことに関してはまったくもって大賛成です。クラブ・コミックってこのなかで一番らしいのは、Martin Morな印象なんですが、Chortleをもってしてもアングラすぎるかもしれないですものねぇ(汗)
オレ様MC賞に関しては、最近この手のライブって地元のしかみたことないので、ここでMCとしてみてる人がEd GambleとNish Kumarさんだけなんで、口チャックしておきます。John Robinsさんもノーチェックだった…
Music and Variety award: Nick Helm
Nominees: Jess Robinson and Kirsty Newton for Jess Robinson: Mighty Voice, Margaret Thatcher: Queen Of Soho, and Nick Mohammed for Dracula! (Mr Swallow: The Musical).
Nominees: Jess Robinson and Kirsty Newton for Jess Robinson: Mighty Voice, Margaret Thatcher: Queen Of Soho, and Nick Mohammed for Dracula! (Mr Swallow: The Musical).
いやもう、あのフリンジのニック・ヘルムをみたら、ニックヘルムに勝る者はナイと断言しちゃいますね、オレ。ちなみにオレの驚愕のニックヘルム体験記は、なぜかスペイン語にグーグル翻訳されて鬼の勢いで読まれてくれていました。きっとスペインにすごくお客さんがいるに違いない…
Character, improv or sketch act: Marcel Lucont
Nominees: Funz And Gamez, Gein’s Family Gift Shop, and Steen Raskopoulos.
ついに、われらのマルセル・ルコントがとってくれました。ありがとう。なんだかんだいって気がつけば下積み長くなってるから、スポットライト浴びてくれて嬉しいです。じつはフリンジで超話題だったのがFunz and Gamezだったんですけど、このアワードでもFunz and Gamezが賞取り王になるんじゃないかみたいにささやかれてたんですけど、マルセル・ルコントでよかったです。(→F&Gに失礼)
Best show: James Acaster: Recognise,
Nominees: Funz And Gamez, Kim Noble: You Are Not Alone, Luisa Omeilan: Am I Right Ladies? and Simon Amstell: To Be Free
Nominees: Funz And Gamez, Kim Noble: You Are Not Alone, Luisa Omeilan: Am I Right Ladies? and Simon Amstell: To Be Free
コレは… Acaster君一つとってるんだから、他の人に(Kim Nobleに)譲ってあげてもよござんずよ。Kim NobleのYou Are Not Aloneは革命的です。(相当の覚悟が必要ですが)
Best tour: Bridget Christie: A Bic For Her/An Ungrateful Woman double bill
Nominees: Dawn French: 30 Million Minutes; Mark Thomas:Cuckooed and Katherine Ryan: Glam Role Model
Nominees: Dawn French: 30 Million Minutes; Mark Thomas:Cuckooed and Katherine Ryan: Glam Role Model
はいはいはいはい。ねえさん、今ノリノリウエーブ中だし、他のノミネートの方みてると、わざわざねえさんから賞を奪い取る程Desparate な人たちじゃないので。。。(この人たち賞必要ないし)
Internet Award: QI’s No Such Thing As A Fish
Nominees: Comedian’s Comedian with Stuart Goldsmith, Richard Herring’s Leicester Square Theatre Podcast, and The Political Party with Matt Forde
Nominees: Comedian’s Comedian with Stuart Goldsmith, Richard Herring’s Leicester Square Theatre Podcast, and The Political Party with Matt Forde
…へーーーーー。
すみません。知らなかったので調べました(汗)バックはBBC2でインテリな人たちの創造物なんですね。超ナンセンスで面白いや… ええっとポッドキャストはこちら
Nominees: Elis James & John Robins on XFM; Susan Calman is Convicted and Tom Wrigglesworth: Utterly At Odds With The Universe
あ、はいはいはいはい。しょうがないですかね。いいんじゃないですかね。
TV Award, sponsored by Sue Terry Voices: Inside No 9
Nominees: Harry & Paul’s Story Of The Twos, Toast Of London and Uncle
Nominees: Harry & Paul’s Story Of The Twos, Toast Of London and Uncle
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! いや、たしかにInside No.9はいいですけど、ここは!やっぱりHarry & Paul's Story of the Twosにもらってほしかったーーーー! これぞ英国コメディだったのに!!
Award For Innovation: Alex Horne for Monsieur Butterfly
Nominees: Funz And Gamez; Kim Noble for You’re Not Alone.
Nominees: Funz And Gamez; Kim Noble for You’re Not Alone.
いいです。アリです。
Best DVD: Stewart Lee’s Comedy Vehicle Series 3
Nominees: Harry Hill for Sausage Time; Monty Python Live (Mostly): One Down Five To Go; and The Trip to Italy.
Nominees: Harry Hill for Sausage Time; Monty Python Live (Mostly): One Down Five To Go; and The Trip to Italy.
ここでとらないと、British Comedy Awardsになっちゃうので、とらないといけないと思います…
Book Award: Ayoade on Ayoade
Nominees: Hopeful by Omid Djalili, My Prefect Cousin: A Biography of Paul Hamilton by Kevin Eldon andFrancesca Martinez: What The **** Is Normal.
Nominees: Hopeful by Omid Djalili, My Prefect Cousin: A Biography of Paul Hamilton by Kevin Eldon andFrancesca Martinez: What The **** Is Normal.
あーーーー。しょうがないですね。個人的にはもちろんKevin Eldonにとってもらいたかったですが、Paul Hamiltonどこまでメジャーかよって言われると…もうオタクの人たちの間でカリスマ人気になってりゃいいんじゃーん。っていうレベルかもしれません。。。
Venue Awards: Best large club:99 Club Leicester Square; Best small club: Angel Comedy Club; Best club night: Bent Double, Brighton
いいんじゃないでしょうか。
Event of the year: The Monty Python reunion gigs at the O2 Arena
たしかに!!!
2014年3月24日月曜日
調子に乗ってやらせていただきます☆スティーヴ・クーガン初の素でのトークショー出演
みなさん、こんばんは。クーガン・ギークの稲村です。
一匹狼のままいばらの道をつきすすみ、気がつけば人生の半分以上をゆうにこしてしまい、もはや死ぬまで一匹狼だと思っていたのですが、どうも日本語でもお仲間が発生しているようではないですか!! それはPhilomenaのせいですか?!やっぱりThe Tripのせいですか?! 原因はなんでもいいです!仲間が増えていることが重要なのです! 声かけてくださーーーーい! わからないので、声かけてくださーーーーい!!
さて。
The Trip シリーズ2、そして最近の公に登場する際の素のクーガンの変化をうけて、 思いつくままではありますが、クーガンがクーガンとして登場していた過去のアレコレの状況説明を(断続的に)してみたいと思います。なぜなら、ここら辺の情報があると、よりクーガンの作品やクーガンが登場する作品でのアイロニーがキャッチできるのではないかと思うからです。
今回ぱっと思い浮かんだのは、95年のMrs.Merton Show にゲスト出演したときのクーガンですね。
じつは、コレは当時のクーガンでは、本当に奇跡的な出来事なんです。憶えているかぎりでは、メジャーでブレイクして最初のTVのトークショーなんです。でもメジャーでブレイクしたのは、これよりも2−3年は前。
つまりですね。
クーガンは92年にエディンバラ・フリンジで栄誉あるペリエ賞を受賞後、ジョナサン・ロスに見初め(?)られ、毎週土曜日夜のにPaul Calfでコーナー持たせてもらい人気がうなぎのぼりになっていくわけです。一方ラジオ、そしてその後BBCにてAlan PartridgeのKnowing Me, Knowing Youが国民的人気に。しかしこのトークショーまでの間、クーガンとしてのインタビューなどの露出はTV/雑誌/ラジオと一切なかったんです。批評やクーガンについての記事は沢山ありましたよ。タブロイドのスキャンダルも大変でした。でも本人のインタビューが掲載されている記事はゼロ。というわけで、このMrs.Merton's Show にクーガンがクーガンとして登場しているのが、いかに貴重だったのか、わかっていただけたかと思います。
ではなぜこの番組のゲスト出演には承諾したのか? ですが、
1クーガンはキャラクターコメディアン。キャラクターコメディアンは基本、素の自分は笑いの対象にしないタイプであり、よって素の自分を露出する必要がないと考えます。とくにクーガンは、あまりスポットライトに堂々と当たりたくないタイプの人だったようです。(→最近のBBCインタビュー番組Mark Lawson Talks to...でも昔はそうだったというようなことを話していました。一般的にもこちらのキャラクター・コメディアンの人は、結構そういう人が多いですね)
また、クーガンは素の自分を出すとキャラクターのリアリティに影響を与えやすいことを懸念して、極力表にでないようにもしていたようです。このMrs.Merton ShowはKnowing Me, Knowing You...の放送が一段落し、クーガンが次のプロジェクト(Coogan's Runの放送や新しいキャラ Tony Ferrinoなど)へ進む前のちょっとしたギャップ・イヤーの頃なのですね。
2 Mrs.Merton Showとは、Mrs.Mertonというおばあちゃんが豪華ゲストを迎えてトークショーを繰り広げる、という番組でしたが、このMrs.Mertonはアラン・パートリッジ同様キャラクターでして、キャロライン・エイハーンの創造物だったんですね。で、キャロラインはクーガンと同じマンチェスターのライブコメディ界出の方で、その昔クーガンと元コンビのJohn Thomsonとともにコメディを制作したこともあるくらいの”仲間”だったんです。つまりキャロライン・エイハーンとともに笑いを作ってきたクーガンとしては、彼女の仲間として快諾できたと同時に、彼女の手の内がわかっているので、素で登場することに不安がまるでなかったのだろうと考えられます。あのリラックスさ加減といったら!! この時期に、素なのに、Mrs.MertonにCheeky な態度を見せる余裕がある、というのは、(当時としては)本当に珍しいんです。数あるクーガン映像のなか、この映像が選ばれしっかりBFIのMediatheques(映像資料閲覧所。無料で誰でも視聴できます。SouthbankのあのBFIです)にてキープされていることが、その証拠ではないかと思います。
ちなみにCエイハーンはPeter Hookの奥さんでした。
ああ、長くなってしまいました。すみません…(汗
一匹狼のままいばらの道をつきすすみ、気がつけば人生の半分以上をゆうにこしてしまい、もはや死ぬまで一匹狼だと思っていたのですが、どうも日本語でもお仲間が発生しているようではないですか!! それはPhilomenaのせいですか?!やっぱりThe Tripのせいですか?! 原因はなんでもいいです!仲間が増えていることが重要なのです! 声かけてくださーーーーい! わからないので、声かけてくださーーーーい!!
さて。
The Trip シリーズ2、そして最近の公に登場する際の素のクーガンの変化をうけて、 思いつくままではありますが、クーガンがクーガンとして登場していた過去のアレコレの状況説明を(断続的に)してみたいと思います。なぜなら、ここら辺の情報があると、よりクーガンの作品やクーガンが登場する作品でのアイロニーがキャッチできるのではないかと思うからです。
今回ぱっと思い浮かんだのは、95年のMrs.Merton Show にゲスト出演したときのクーガンですね。
じつは、コレは当時のクーガンでは、本当に奇跡的な出来事なんです。憶えているかぎりでは、メジャーでブレイクして最初のTVのトークショーなんです。でもメジャーでブレイクしたのは、これよりも2−3年は前。
つまりですね。
クーガンは92年にエディンバラ・フリンジで栄誉あるペリエ賞を受賞後、ジョナサン・ロスに見初め(?)られ、毎週土曜日夜のにPaul Calfでコーナー持たせてもらい人気がうなぎのぼりになっていくわけです。一方ラジオ、そしてその後BBCにてAlan PartridgeのKnowing Me, Knowing Youが国民的人気に。しかしこのトークショーまでの間、クーガンとしてのインタビューなどの露出はTV/雑誌/ラジオと一切なかったんです。批評やクーガンについての記事は沢山ありましたよ。タブロイドのスキャンダルも大変でした。でも本人のインタビューが掲載されている記事はゼロ。というわけで、このMrs.Merton's Show にクーガンがクーガンとして登場しているのが、いかに貴重だったのか、わかっていただけたかと思います。
ではなぜこの番組のゲスト出演には承諾したのか? ですが、
1クーガンはキャラクターコメディアン。キャラクターコメディアンは基本、素の自分は笑いの対象にしないタイプであり、よって素の自分を露出する必要がないと考えます。とくにクーガンは、あまりスポットライトに堂々と当たりたくないタイプの人だったようです。(→最近のBBCインタビュー番組Mark Lawson Talks to...でも昔はそうだったというようなことを話していました。一般的にもこちらのキャラクター・コメディアンの人は、結構そういう人が多いですね)
また、クーガンは素の自分を出すとキャラクターのリアリティに影響を与えやすいことを懸念して、極力表にでないようにもしていたようです。このMrs.Merton ShowはKnowing Me, Knowing You...の放送が一段落し、クーガンが次のプロジェクト(Coogan's Runの放送や新しいキャラ Tony Ferrinoなど)へ進む前のちょっとしたギャップ・イヤーの頃なのですね。
2 Mrs.Merton Showとは、Mrs.Mertonというおばあちゃんが豪華ゲストを迎えてトークショーを繰り広げる、という番組でしたが、このMrs.Mertonはアラン・パートリッジ同様キャラクターでして、キャロライン・エイハーンの創造物だったんですね。で、キャロラインはクーガンと同じマンチェスターのライブコメディ界出の方で、その昔クーガンと元コンビのJohn Thomsonとともにコメディを制作したこともあるくらいの”仲間”だったんです。つまりキャロライン・エイハーンとともに笑いを作ってきたクーガンとしては、彼女の仲間として快諾できたと同時に、彼女の手の内がわかっているので、素で登場することに不安がまるでなかったのだろうと考えられます。あのリラックスさ加減といったら!! この時期に、素なのに、Mrs.MertonにCheeky な態度を見せる余裕がある、というのは、(当時としては)本当に珍しいんです。数あるクーガン映像のなか、この映像が選ばれしっかりBFIのMediatheques(映像資料閲覧所。無料で誰でも視聴できます。SouthbankのあのBFIです)にてキープされていることが、その証拠ではないかと思います。
ちなみにCエイハーンはPeter Hookの奥さんでした。
ああ、長くなってしまいました。すみません…(汗
2019年2月18日月曜日
2019年2月25日アランパートリッジがBBCに戻ります&その他Stan & Ollieの感想とかクーガン情報です
このブログ、クーガン・ギークをうたっていたんだった!と、ここ数日のアクセス歴をみて気がつきました(→意外と気にしてみている)よく考えたらアラン・パートリッジが深夜枠のウィークリーショーでBBCにカムバックするのですごく騒がれてましたもの! オレ様も真っ先にトレイラーみましたし、超楽しみにしてます。
BBCのオフィシャルトレイラー
マスコミ向けの試写会はすでに行われており、非常に好評です。
クーガンがどこかのインタビューで「時代がちょうどアランが時事ネタショーのホストをするのにぴったりになった」と話していましたが、この「時代」をどのように手玉にとって活用してくれてるのか本当に楽しみでしょうがありません。
(いくつか聴いたので、どこだったかソースを忘れてしまいました・・・汗)
アランパートリッジに関しては、今回はもちろんのこと今後も作られるものに関して失敗はないと思います。なぜならこのキャラクターは、生きてるからです。
ついでに(?)クーガン・ギークだと大声で叫んではブログをアップしていた昔を思い出し、最近?のクーガン活動を思いつくままアップデートしたいと思います。
1)Stan & Ollie 観に行ってグッときてました。
ご存知、Laurel and Hardy の晩年のバイオピックです。仲違いして16年くらい活動休止していた2人が再び組みUK& アイルランドへ。またスタンが温めていた映画企画(ロビンフッドのコメディ版)を、ロンドンの映画会社へ売り込もうという目的もありました。すっかりコンビは引退したイメージとなっていた状況では、世界の頂点に立っていた2人の公演にお客が詰め寄ることはなく、2人はプロモーターさんの提案により数々のPRスタントをこなすことになり。。。
スタンを演じるのがクーガン。で、スタンの方が職人気質が高く(ネタを書いてたのもスタン)オリーはどちらかというとスタンを裏切って別の契約を結んだりしていたという経緯は、再結成前の話ではありますが、映画の設定としては必要不可欠な部分なので、序盤でしっかり描かれるんですね。そのため序盤はクーガンがおいしいところどりなバランス構成として展開していくのですが、意外と!中盤からみなさん(スタン夫婦&オリー夫婦)それぞれのシェアでおいしいところを分けあって行きまして、非常に心温まる涙ホロリな締まり方になってました。作家さんがフィロミーナの脚本をクーガンと共同執筆したジェフ・ポープ氏なので、フィロミーナを思い出せば、ドロドロ人間模様な映画ではないことは予想できるのではないでしょうか。監督がなんとスコティッシュのジョンSベアード監督(フィルスとかバビロンとか監督した監督さん)ということも注目ですー。
2)The Tripのギリシア編絶賛制作決定。
いやーすいません。 SkyTVでポチッと押せば観れるのにスペイン観てない・・・(汗)もはやクーガンギークと呼べるのか?!な状況な上、今年1月にギリシア編を制作するよん!というお知らせがブライドンのツイッターやコメディニュースサイトで上がり、盛り上がっていました。画像とかは上がってきてないと思います。まだ決定した段階だと思います。本ブログでのネタバレ解説リンクはこちらになります。
3)The Chemical Brothers のFree Yourselfでクーガン(というかアラン・パートリッジ)声の出演。
これが未だに謎なのですよ。。。
ケミブラさんにツイッターで質問したけどもちろんスルー。ジャンル違うからなかなかこのことについて追求してる人がいなくて、未だ???です。肝心の何が謎なのか???というと、ここで使用のパートリッジのセリフ"you could see my fanny so I have a choice of drawing the curtains or calling to the bar" が過去で言ってないはずのものなんですよ。Fannyのレファランスは1994年のクリスマスSPエピソードだけだったんじゃないかと。(違ったらごめんなさい)でも他のクーガンギークの人にも聞いたけど、エピソードが思い浮かばないということで・・・
わざわざこのためになんかやったのかしらもしかして?!?!
いや、マンチェスター同士なので同郷のよしみってのは考えられると思うんですがねぇ。
ちなみに3ヶ月くらい経った今もう一回ググったら、Redditで話題になっていたけど、「はあ?あんたハイなの?」てなあしらわれ方です。
https://www.reddit.com/r/AlanPartridge/comments/9y7kz3/alan_partridge_in_the_new_chemical_brothers_video/
とりあえず、今思いつく限りであげました!
アランの放送がある頃また叫んでいると思いますー!アランパートリッジどうぞよろしくお願いします(選挙活動じゃないけど・・・)
BBCのオフィシャルトレイラー
マスコミ向けの試写会はすでに行われており、非常に好評です。
クーガンがどこかのインタビューで「時代がちょうどアランが時事ネタショーのホストをするのにぴったりになった」と話していましたが、この「時代」をどのように手玉にとって活用してくれてるのか本当に楽しみでしょうがありません。
(いくつか聴いたので、どこだったかソースを忘れてしまいました・・・汗)
アランパートリッジに関しては、今回はもちろんのこと今後も作られるものに関して失敗はないと思います。なぜならこのキャラクターは、生きてるからです。
ついでに(?)クーガン・ギークだと大声で叫んではブログをアップしていた昔を思い出し、最近?のクーガン活動を思いつくままアップデートしたいと思います。
1)Stan & Ollie 観に行ってグッときてました。
ご存知、Laurel and Hardy の晩年のバイオピックです。仲違いして16年くらい活動休止していた2人が再び組みUK& アイルランドへ。またスタンが温めていた映画企画(ロビンフッドのコメディ版)を、ロンドンの映画会社へ売り込もうという目的もありました。すっかりコンビは引退したイメージとなっていた状況では、世界の頂点に立っていた2人の公演にお客が詰め寄ることはなく、2人はプロモーターさんの提案により数々のPRスタントをこなすことになり。。。
スタンを演じるのがクーガン。で、スタンの方が職人気質が高く(ネタを書いてたのもスタン)オリーはどちらかというとスタンを裏切って別の契約を結んだりしていたという経緯は、再結成前の話ではありますが、映画の設定としては必要不可欠な部分なので、序盤でしっかり描かれるんですね。そのため序盤はクーガンがおいしいところどりなバランス構成として展開していくのですが、意外と!中盤からみなさん(スタン夫婦&オリー夫婦)それぞれのシェアでおいしいところを分けあって行きまして、非常に心温まる涙ホロリな締まり方になってました。作家さんがフィロミーナの脚本をクーガンと共同執筆したジェフ・ポープ氏なので、フィロミーナを思い出せば、ドロドロ人間模様な映画ではないことは予想できるのではないでしょうか。監督がなんとスコティッシュのジョンSベアード監督(フィルスとかバビロンとか監督した監督さん)ということも注目ですー。
2)The Tripのギリシア編絶賛制作決定。
いやーすいません。 SkyTVでポチッと押せば観れるのにスペイン観てない・・・(汗)もはやクーガンギークと呼べるのか?!な状況な上、今年1月にギリシア編を制作するよん!というお知らせがブライドンのツイッターやコメディニュースサイトで上がり、盛り上がっていました。画像とかは上がってきてないと思います。まだ決定した段階だと思います。本ブログでのネタバレ解説リンクはこちらになります。
3)The Chemical Brothers のFree Yourselfでクーガン(というかアラン・パートリッジ)声の出演。
これが未だに謎なのですよ。。。
ケミブラさんにツイッターで質問したけどもちろんスルー。ジャンル違うからなかなかこのことについて追求してる人がいなくて、未だ???です。肝心の何が謎なのか???というと、ここで使用のパートリッジのセリフ"you could see my fanny so I have a choice of drawing the curtains or calling to the bar" が過去で言ってないはずのものなんですよ。Fannyのレファランスは1994年のクリスマスSPエピソードだけだったんじゃないかと。(違ったらごめんなさい)でも他のクーガンギークの人にも聞いたけど、エピソードが思い浮かばないということで・・・
わざわざこのためになんかやったのかしらもしかして?!?!
いや、マンチェスター同士なので同郷のよしみってのは考えられると思うんですがねぇ。
ちなみに3ヶ月くらい経った今もう一回ググったら、Redditで話題になっていたけど、「はあ?あんたハイなの?」てなあしらわれ方です。
https://www.reddit.com/r/AlanPartridge/comments/9y7kz3/alan_partridge_in_the_new_chemical_brothers_video/
とりあえず、今思いつく限りであげました!
アランの放送がある頃また叫んでいると思いますー!アランパートリッジどうぞよろしくお願いします(選挙活動じゃないけど・・・)
2014年3月21日金曜日
Coogan x Brydon x Winterbottom クーガン&ブライドンがイタリアに!をウインターボトムが魅せます!いよいよ始まるTrip series 2!
いやだもー、かっこよすぎるからっ!!!(クーガンが)
http://www.bbc.co.uk/programmes/p01qr5ch
もう定番のマイケル・ケインで爆走です。イタリアですから、しょっぱなからItalian Job (邦題ミニミニ大作戦)ネタ入りまして、http://youtu.be/7_PX1cVuaVA
ココに入りまして、
対抗するブライドンがダーク・ナイトネタ持ち出しまして、 I don’t want to bury you batman. I will not, put you into the grab and in an old box. I will not do it Master Bruce. I will not do it. と真似。クーガンがI’m not going to bury another Batman.とかぶせ技をしたところで、Another Batman? How many Batmans has he been burying? とつっこむも、再びマイケル・ケインに戻り、バットマン何人弔ったかの競り合いに(爆)。てかもう、笑いながらやってる、この2人(爆)
その後の、クリスチャン・ベール→トム・ハーディへの流れが、「何言ってるかわかんねー」度の話になっていて、完全に映画のストーリーとも物真似とも明後日の話題に(てか、ブライドン、ベールの物真似似てないから。) 役者さんのことは褒めてますけど。
いいですねー。最高の脱線です。
The Trip Series 2はBBC 2にて3月25日放送開始っす〜!
http://www.bbc.co.uk/programmes/p01qr5ch
http://www.bbc.co.uk/programmes/p01qr5ch
もう定番のマイケル・ケインで爆走です。イタリアですから、しょっぱなからItalian Job (邦題ミニミニ大作戦)ネタ入りまして、http://youtu.be/7_PX1cVuaVA
ココに入りまして、
対抗するブライドンがダーク・ナイトネタ持ち出しまして、 I don’t want to bury you batman. I will not, put you into the grab and in an old box. I will not do it Master Bruce. I will not do it. と真似。クーガンがI’m not going to bury another Batman.とかぶせ技をしたところで、Another Batman? How many Batmans has he been burying? とつっこむも、再びマイケル・ケインに戻り、バットマン何人弔ったかの競り合いに(爆)。てかもう、笑いながらやってる、この2人(爆)
その後の、クリスチャン・ベール→トム・ハーディへの流れが、「何言ってるかわかんねー」度の話になっていて、完全に映画のストーリーとも物真似とも明後日の話題に(てか、ブライドン、ベールの物真似似てないから。) 役者さんのことは褒めてますけど。
いいですねー。最高の脱線です。
The Trip Series 2はBBC 2にて3月25日放送開始っす〜!
http://www.bbc.co.uk/programmes/p01qr5ch
2013年11月2日土曜日
S.フリアーズ監督xJ.デンチxクーガンの超話題作「Philomena/あなたを抱きしめる日まで」は…最高に極上な感動作です。
こんにちは。クーガン・ギークのイナムラです。
クーガン主演ときくと、周り中にとっちらかっているやらなければいけないことがすべて見えなくなるのがクーガン・ギークです。11月1日から地元エディンバラにて「Philomena/フィロミーナ」が公開になりましたため、行きつけ(?汗)の映画館の初回上映時に行って来ました。
邦題は「あなたを抱きしめる日まで」 。(→なんとすでにウエブサイトまでできておる!)ファントム・フィルムさん配給で2014年3月公開予定。
(そ、そうだったのか… 。クーガンを取材できるというチャンスはどこかに転がっていたのか…。いや、しかし、前後1ヶ月は軽く眠れなくなるからな、コレでよかったに違いない…)
【お話は事実をもとにした物語…】
90年代にイギリスに長期滞在していた人にとっては、マーティン・シックススミス/Martin Sixsmithという非常に馴染みの深いBBCジャーナリスト/ブレア内閣時のスピン・ドクターがおりまして…。(→なもんで、「The Thick of It」のアドバイザーだったことでも有名です) 9.11の事件におけるメディアの政治に巻き込まれ、BBCもスピンドクターも辞める形に。お話は、その辞めさせられる形になったマーティンが、ひょんなきっかけで元看護師のおばあちゃんフィロミーナと出会い、彼女が生き別れになった息子の行方を追うという、「政治/political affairs」とは分野の異なる「3面記事/human interest」の取材をはじめることになります。お涙ちょうだい系の感動話とばかり思っていたのに、とんでもない方向へ話が展開していきます…
【涙と感動のヒューマンドラマなのに、しっかり社会派な色も出すスティーヴン・フリアーズ節を堪能できる傑作!】
スティーヴン・フリアーズ監督といえば「My Beautiful Laundrette」「Prick Up Your Ears」「Queen」などなどの名匠。涙を誘うヒューマンドラマとマクロ的にみた社会派な視点を融合するという、一貫したテイストがありますですね。本作も、まさに!それでした。展開にギクシャク感がまるでなく、すべすべで滑らかで洗練された絵作りが充分に楽しめました。素敵!としかいいようがありません。
【世界中のクーガン・ギークにとっては確実にお気に入りの1本となる作品】
この作品、クーガンがデンチおばさまと華麗なる競演を繰り広げているだけではなく、共同執筆しているというところが、クーガン・ギークにとっての最大のポイントであります。(イアヌーチせんせいがたとの共同執筆によりますが)クーガンの何がすごいって、political correctnessが主流になっていた90年代のUKコメディシーンで、今までの階級や人種、ゲイなどある特定のグループをターゲットにするlaugh atな笑いではなく、おじいちゃん/おばあちゃん/子どもなど、ターゲットとして導入したり、観客が自分自身または身近な人物を思い起こさせるlaugh with な共感の笑いを全国的な主流にしたことにあります。たとえばですね…(おばあさんとのやりとりをご覧ください)
こういう醍醐味がしっかり味わえる脚本でした。なんてごちそうなんでしょうか。
セリフだけじゃないんです。分析に分析を重ねて構築したcharacter breakdownはクーガンの専売特許ですから、今さら絶賛する必要もないのかもしれないですが、爪のアカの種類まで決め込んでます、といわんばかりのキャラクターがあるからこそ、眉毛一本のピクリ方、クビのかしげ方、目の泳ぎ方なんて超マイナーなアクションがほほ笑ましい笑い、クスクス笑いに繋がって行くのです。そしてめっちゃかっこよい。このクーガンがお気に入りになるのは、クーガンがそもそものかっこよいまんまで、(&中身的にヤバい人ではなくて)映画に出演しているという点でもあります。(キッパリ)これは、The Tripくらいかっこいいです。マジです。
【デンチおばさまはアッパレすぎます】そして緻密に計算されたキャラクター、一挙一動がすべて笑いそして涙に繋がってしまうキャラクターをいともあっさり、自然に、自分のものにしてしまっているのが大女優ジュディ・デンチおばさまではないでしょうか。英国民のどんな層を代表しているのか、一発でわかってしまう。空港でフィロミーナがマーティンに延々と読んでいた時代ロマンスのプロットを語り出すシーンがあるのですが、あそこで、こういった系統の本たちが頭に思い浮かんでしまいました。自然とほわんと頭に浮かぶということがすごい…です。
最後はやっぱり泣いちゃいます。
日本公開の際はぜひ劇場へ足をお運びください。
クーガン主演ときくと、周り中にとっちらかっているやらなければいけないことがすべて見えなくなるのがクーガン・ギークです。11月1日から地元エディンバラにて「Philomena/フィロミーナ」が公開になりましたため、行きつけ(?汗)の映画館の初回上映時に行って来ました。
邦題は「あなたを抱きしめる日まで」 。(→なんとすでにウエブサイトまでできておる!)ファントム・フィルムさん配給で2014年3月公開予定。
(そ、そうだったのか… 。クーガンを取材できるというチャンスはどこかに転がっていたのか…。いや、しかし、前後1ヶ月は軽く眠れなくなるからな、コレでよかったに違いない…)
【お話は事実をもとにした物語…】
90年代にイギリスに長期滞在していた人にとっては、マーティン・シックススミス/Martin Sixsmithという非常に馴染みの深いBBCジャーナリスト/ブレア内閣時のスピン・ドクターがおりまして…。(→なもんで、「The Thick of It」のアドバイザーだったことでも有名です) 9.11の事件におけるメディアの政治に巻き込まれ、BBCもスピンドクターも辞める形に。お話は、その辞めさせられる形になったマーティンが、ひょんなきっかけで元看護師のおばあちゃんフィロミーナと出会い、彼女が生き別れになった息子の行方を追うという、「政治/political affairs」とは分野の異なる「3面記事/human interest」の取材をはじめることになります。お涙ちょうだい系の感動話とばかり思っていたのに、とんでもない方向へ話が展開していきます…
【涙と感動のヒューマンドラマなのに、しっかり社会派な色も出すスティーヴン・フリアーズ節を堪能できる傑作!】
スティーヴン・フリアーズ監督といえば「My Beautiful Laundrette」「Prick Up Your Ears」「Queen」などなどの名匠。涙を誘うヒューマンドラマとマクロ的にみた社会派な視点を融合するという、一貫したテイストがありますですね。本作も、まさに!それでした。展開にギクシャク感がまるでなく、すべすべで滑らかで洗練された絵作りが充分に楽しめました。素敵!としかいいようがありません。
【世界中のクーガン・ギークにとっては確実にお気に入りの1本となる作品】
この作品、クーガンがデンチおばさまと華麗なる競演を繰り広げているだけではなく、共同執筆しているというところが、クーガン・ギークにとっての最大のポイントであります。(イアヌーチせんせいがたとの共同執筆によりますが)クーガンの何がすごいって、political correctnessが主流になっていた90年代のUKコメディシーンで、今までの階級や人種、ゲイなどある特定のグループをターゲットにするlaugh atな笑いではなく、おじいちゃん/おばあちゃん/子どもなど、ターゲットとして導入したり、観客が自分自身または身近な人物を思い起こさせるlaugh with な共感の笑いを全国的な主流にしたことにあります。たとえばですね…(おばあさんとのやりとりをご覧ください)
こういう醍醐味がしっかり味わえる脚本でした。なんてごちそうなんでしょうか。
セリフだけじゃないんです。分析に分析を重ねて構築したcharacter breakdownはクーガンの専売特許ですから、今さら絶賛する必要もないのかもしれないですが、爪のアカの種類まで決め込んでます、といわんばかりのキャラクターがあるからこそ、眉毛一本のピクリ方、クビのかしげ方、目の泳ぎ方なんて超マイナーなアクションがほほ笑ましい笑い、クスクス笑いに繋がって行くのです。そしてめっちゃかっこよい。このクーガンがお気に入りになるのは、クーガンがそもそものかっこよいまんまで、(&中身的にヤバい人ではなくて)映画に出演しているという点でもあります。(キッパリ)これは、The Tripくらいかっこいいです。マジです。
【デンチおばさまはアッパレすぎます】そして緻密に計算されたキャラクター、一挙一動がすべて笑いそして涙に繋がってしまうキャラクターをいともあっさり、自然に、自分のものにしてしまっているのが大女優ジュディ・デンチおばさまではないでしょうか。英国民のどんな層を代表しているのか、一発でわかってしまう。空港でフィロミーナがマーティンに延々と読んでいた時代ロマンスのプロットを語り出すシーンがあるのですが、あそこで、こういった系統の本たちが頭に思い浮かんでしまいました。自然とほわんと頭に浮かぶということがすごい…です。
最後はやっぱり泣いちゃいます。
日本公開の際はぜひ劇場へ足をお運びください。
2020年2月14日金曜日
HBOの新作コメディAvenue 5が素晴らしすぎる件(記事後半第1話完全ネタバレしてます)
イアヌーチ先生とその仲間たちというのは、ものすごい大まかですが、例えばクーガン・ギーク*でThe Thick of Itギーク**の脳みそ育成の65%くらいに関わっているんじゃないかと推測します。この層ってモンティ・パイソン、ブラックアダー系列ですからね。全世界の英語コメディファンの半分くらいの脳みその65%くらいを仕切ってるますよね。それって神ですよね。
なので「Avenue 5」(HBO)はその神様たちの作った新作コメディということでよろしいでしょうか。よろしいと思います。
我らファンがご馳走とするイアヌーチ・テイストが全細胞を駆け抜ける、今までの全ての傑作たちと互角に並ぶ傑作シリーズと言っても過言ではありません。まだ1シーズン終わってないけど最低2回はリピート再生してるもん(笑 きっとスーパー面白いものしか作れないんですよこの方々。本日2月12日、早々にシーズン2の制作も決定!嬉しい限りです。
日本でもトレーラーが見れるのかわからないけど貼り付けます
【設定と出演者】
Avenue5は 宇宙旅行が可能になった近未来、宇宙船「アヴェニュー5」で宇宙を旅する船上、そして地球上からモニタリングする管制塔の2箇所で進行していくコメディドラマです。(シットコムではないです)
経験豊かなキャプテンとクルーたちにより安全と快適が保証される宇宙船アヴェニュー5、実はバレたら大変な秘密をたんまり隠して宇宙観光旅行を催行しておりました。そんななか、ある事故をきっかけに、その美しく完璧な仮面がパキパキと壊れていき・・・お客さんたちにバレずどこまで逃げ切れるか・・・というハラハラドキドキ抱腹絶倒が畳み掛けて襲いかかります。
トレーラーの通り、コメディ的角度から見た出演者が錚々たるメンバーです。
Hughe Laurie, Rebecca Front(→古株ファミリー)Daisy May Cooper (→This Countryの )
Josh Gad, Zach Woods, Suzy Nakamura(→米国勢 すみません。オレはアメリカのコメディ界に大変疎いのでこれ以上がよくわかってなくてすみません)
常に新しい才能を引っこ抜いて仲間にしてきたイアヌーチファミリーらしく今回の抜擢目玉キャストといえばDaisy May Cooperではないでしょうか。エピソードが進むに連れてどんどん出番が増えくるのもツボです。
(以下から、第1話のネタバレ! 知りたくない人は気をつけてください)
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【第一話】
細かい技術的なことわかんないけど宇宙旅行産業でお金稼いじゃお❤️みたいな(どこぞの誰かみたいな)実業家ハーマン(ジョッシュ・ガッド あ、アメリカ発音ギャッドなの?)が所有するラグジャリー宇宙船アヴェニュー5は今日も宇宙を優雅に航宙中です。キャプテンはアヴェニュー3で起きた火災事故から乗員たちを救った経験を持つキャプテンと同じライアン・ジャック(→ヒュー・ローリー)。自信に満ちた笑みで乗員一人一人に対応し、皆も「彼がいるから何があっても大丈夫!」くらい信頼を置いております。
船上はヨガとかカウンセリングとかレジャー関係のプログラムや食生活もゴージャスで充実。だからと言ってわがままや不平不満が出ないわけがありません。特に口うるさいキャラン(レベッカ・フロント)は要注意・・・なんですが、カスタマーサービス担当のザックは(シリコンバレー感ダダ漏れの)適役とも言える性格で見事お客様対応をかわしまくります。
そんなある日、乗客を集めて地球の管制塔と交信するというイベント中、テクニカル上の不具合が原因で事故が発生。機体の重力がバランスを崩し、エンジニアが死亡、乗客からも怪我人が多く出てしまいます。それだけではない、この結果、宇宙船は元々の軌道コースから大きく外れてしまい、5週間の旅だったはずが、3年コースに!!
この現場はもちろん衛星生中継。お客さんにもバレちゃってマジかよ状態たけなわに。この緊急事態をなんとかしようともう一人のエンジニア、ビリー(レノーラ・クリッチロー)、ハーマン、そして副オーナーのアイリス(スージー・ナカムラ)は「あの!火災事故をくぐり抜けたライアンならなんとかできる!」と信じきり、彼の指示を仰ぐのですが、実はライアンはみんなのイメージする「キャプテン」役として雇われた超!どシロウトだったのです。(イメージとしてはディズニーランドのアトラクションで先導する船のキャプテン、みたいな感じ)おまけにライアンが冷静を失った時に発した言葉で、本当はイングランド人だったのもバレてしまいます。そう、SF映画やTVシリーズで見慣れている安心のイメージを与えるために、アメリカ人のふりしてたのでした。(→ここはヒュー・ローリーファンにとってはめちゃくちゃツボネタ!個人的にはこのシーン3回繰り返して見ちゃいましたね。涙流して笑えます)そんなわけで、当然アヴェニュー3での活躍は自分の功労ではなく消防隊のおかげで、ライアン自身は何一つしていなかったのです・・・
事実上舵をとる人物がゼロの中、地球へ帰れるまで1000日以上。どうするアヴェニュー5。窓から見える景色からは無情にもお亡くなりになったエンジニアさんが重力と軌道の関係で遠ざかってしまう事なく宇宙船の周りをぐーるぐると回っています・・・
*The Trip to Spain見てないけど(汗)1も2もあれだけ騒ぎ倒しておいてSpainをすっ飛ばすのもどうかと思うのでいづれ見ます
**騒いでいた断片にご興味のある方はこちらをどうぞ…
http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-35.html
2013年10月3日木曜日
キタっ!「What Maisie Knew 」邦題「 メイジーの瞳」のメイジーのお父さん役はスティーヴ・クーガンですから!!
ちょっと奥さん!
公開しますってよ!
http://eiga.com/news/20131003/10/
What Maisie Knew. こと「メイジーの瞳」でございます。ものすごく胸が痛い痛いな映画です。こちらのメイジーちゃんのお父さん役が クーガンでございますです!
ある意味クーガンのネガティブなイメージを助長する感じです。 (いいんです。いいんです。)
この作品は、とても胸が痛いんです。最後まで胸が痛いんですが、素敵な救いのある物語です。絶対見て欲しいです。そしてクーガンのイメージをさらに凝り固めてください。それがThe Trip の第2シリーズへとつながるはずです。
なんの作品の紹介をしているんだかわからないまま、シメます…(汗)
トレイラーはこちら
公開しますってよ!
http://eiga.com/news/20131003/10/
What Maisie Knew. こと「メイジーの瞳」でございます。ものすごく胸が痛い痛いな映画です。こちらのメイジーちゃんのお父さん役が クーガンでございますです!
ある意味クーガンのネガティブなイメージを助長する感じです。 (いいんです。いいんです。)
この作品は、とても胸が痛いんです。最後まで胸が痛いんですが、素敵な救いのある物語です。絶対見て欲しいです。そしてクーガンのイメージをさらに凝り固めてください。それがThe Trip の第2シリーズへとつながるはずです。
なんの作品の紹介をしているんだかわからないまま、シメます…(汗)
トレイラーはこちら
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