こんばんは、クーガン・ギークのいなむらです。
いってきました…
ついに、ついに、生クーガンです。場所はHackney Picturehouse (ロンドンっす)
え、肉眼でこの距離です。
おほほほほほほほほほほほほほほ。(映画館スクリーンで前から2番目)
(注:とはいえ、今回はファンとの憩いがメインの企画ではなかったせいか、DVD発売にもかかわらず、サイン会はないし、出待ちみたいな状況もまったく!なく、相変わらずの野望はひきずっています…)
以下は上映&イベントまとめです。
【というわけで、ファン向けのイベントではなかったので…】
いつもどおりの、素で出るのがあんまり得意でないクーガンを拝めました(爆)客に目を合わせない、客からカメラ向けられるのが居心地よくない、てか、イベント用の撮影カメラにも向けられるの事態も居心地よくない…。うつむき加減多し。いや、でもこんな感じで一般客の前で素のクーガンがQ & Aなんか(頻繁なレベルで)やるようになったのがすでに大進歩?なので、ファンとしては、その変化がいっそう魅力的だったりするわけなんで、いいんです。。。(ぽっ)
【The Trip シリーズは、超大まかな展開をのぞいて、全部クーガンとブライドンの即興】
予想以上に、このシリーズがマイケル・ウインターボトムの創造物であることに、驚かされました。もともと、この企画「こういうコンセプトで行きたいんだけど、30分x6本分、improvisation(即興)してくんない?」ってウインターボトム監督から提案されたのがそもそものはじまりなんですって。最初2人とも、「30分モノ用に即興ならなんとかなるけど、30分x6本なんて絶対無理っ!!」って激しく拒絶(爆)。「なんとなくこんな方向/コンセプトで2人でやって〜」という経線もろくすっぽひいてないまっさらさらの白紙な脚本な状態で30分x6本分作るということは、ものすごい量の素材(=即興)を提供しなきゃいけないわけです。そりゃ大変だ。んで、ありあまる素材から自分の欲しいものだけピックアップして物語を作るのがウインターボトム監督、と。
「結構あれこれノー、ノー、ノーって言ったね。あと、もうすでにCurb Your EnthusiasmやThe Extrasなど、芸人本人が本人として登場し、本人のイメージを上手に誇張しながら笑いを作っていくっていうコメディは存在していたから、同じスタイルのものは絶対にやりたくなかったんだ。でも、マイケルが「そういうものには絶対にならない」と頑に主張するので…結果的に、本当に(前述の)そうしたコメディとは違ったシリアスな人間ドラマ性を描いた作品として仕上がっていた」みたいなことをクーガンは言ってました。
(→いやいや、クーガン・ギークはあなたがその2本より前からその手の自分のイメージ誇張コメディをやってるのを認知してますから。と妄想ツッコミをしていたのはオレです…)
【というわけでクーガンとブライドンは互いの急所を押し合いまくることに…】
前述のとおり、このシリーズ、舵取り船長がウインターボトム、船員がクーガンとブライドンなんですよね。で自由にやって、と言いつつも、”笑い” へ走りすぎると、”ソレいらない”だったんですって。
このシリーズの基本の一つがクーガンとブライドンが互いの急所を押し合うなかで生まれるアイロニーですが、やはり、相当2人ともキツかったらしいです(笑 我々がThe Trip to Italyで感じていた「ブライドンのすごいアグレッシブな姿勢」というのは、やっぱり!! 急所を押し合ううちにクーガンが、ホントの本気で機嫌を害してしまい、押し合うというバランスが崩れてしまったため、ブライドンが(クーガンから引き出すために)さらに押す、という結果になってしまったからなのだそう。はじめにこのバランスが崩れたときに、クーガンは最初「そういうことになっても、自然な流れではないか」と考えたのだそうですが、あるときから、「ヤバい。コレは上手に機能できてない」と気がつき、体勢を変えたそう。
(コレってまさに!第2話あたりから第5話あたりまでの流れで感じたクーガンのブライドンの攻撃に対する変化なんです!オレ的に、ココがどこまで最初からセッティングされていて、どこが即興か知りたかったところなんです!すごくスッキリして、すごく嬉しかったです!)
DVDの削除シーンにて、クーガンがあまりに機嫌を損ねて、本編に入れられなかったシーンが入っているそうです!(笑 必見!
The Trip to Italy [DVD]
とはいえ、この2人の緊迫した関係は仕事上でのこと。夕方の食事は(ええ、あれだけ食っといて、撮影後の夕食はみんなでとるらしい…汗)では素のモードに戻るので、2人ではぁーっ、というか(笑、心的に和やかに過ごしていたらしいです…。
【映画バージョンとTVバージョンの比較】
映画バージョンはTVよりもかなり短くコンパクトにまとめられてるんですね。シリーズ1も映画バージョンは短いんだな、と知りました。どちらもウインターボトムの舵取りなわけだから、どちらも同じさじ加減だと、推測しまして… コレ、TVのほうが断然重い作りになってますね。
監督、ホントは映画くらいのライトなテイストにしたいのかな、と思いました。というのも、前述の急所の押し合いが、かなり柔らかくなってます。映画バージョンだけみたら、ブライドンの攻撃に疑問を感じなかったと思うくらい。同時に、クーガンの「イケイケは卒業しました」「クーガンってアランパートリッジ」のイメージも随分ファジーになっている。
つまりウインターボトム節がより出てる、ということにつながってくると思うのですが!
そんなわけで、映画をみたので、いっそうクーガンの機嫌を損ねすぎたシーンは本編から削除したわけが納得できました。はい。
ちなみにウインターボトム監督、現場にきていたのに、「質問とかトークとか苦手だから…」って理由で登壇なし!誰にも見えないはじの端で、こっそり見物しておりましてん(笑 しばしばクーガンにふられるんですが、客が一斉にその方角をみても、いるのかいないのかぜんぜんわからない…汗 ちょっとぐらいでてきてくれてもいいじゃん…ちぇーっって気分でした。
そういえば、第3話の半分から、ネタ解説がまったくできてなくてすみません(汗)色々バタバタしていて、ホントにすいません…(→よく考えたら絶賛Blake Anderson祭りのせいじゃないのかという気もしなくはないのですが…汗 す、すいません、ほどほどにします…汗)クーガンかっこよかった!めっちゃくちゃかっこよかった!ということで締めたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿