イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2020年8月14日金曜日

みんなの真似してレトロスペクティヴ企画(3)オレの!オレのオレの!!エディンバラ・フリンジ2014編ー2019年編

 続きます。

2010年とそれまでのお話

2011年−2013年の傾向的なお話

2014年

はっきり行って、2014年はとても(コメディ的に)フリンジの歴史としても重要だったと思います。

なぜなら明らかに(コメディ的に)フリー・フリンジのブーム到来がきたからです。

フリンジコメディの三大ハコになるPleasance, Gilded Balloon, Underbellyが市場を独占し、ハコ代が高くなる一方に。(注:The Stand Comedyは地元の芸人さんかStewart Leeとほぼほぼ仲間たちの閉鎖的なコミュニティなのでその枠の外にいる芸人さんには不可能のチョイス)演者は赤字覚悟で挑むものの、チケット代を値上げしていくしかない状況に。

それって違うじゃん、そもそも「フリンジ」の理念と反してねーか?

ってことで5ポンドコメディが始まり、フリー・フリンジへ流れていく。結果的にフリーフリンジのショーがコメディアワードをとったりノミネートをされるということも象徴的ではないでしょうか。下記あたりの記事が一番ちゃんと書いてるかな?受賞者のJohn Kearnも(見るのがどんだけ大変だったかも含めて)感想を書いています。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2014/08/edinburgh-fringe-2014-free-fringefree.html

個人的には2014年にLiam Williamsくんのスタンダップ(フリーフリンジ)で近年稀に見る大当たり新人を見て、ものすごい!!!お祭り騒ぎだったのに、2年以内にリアム君がスタンダップを引退。人生初の、自分のお祭りが終わる前に演者が引退という経験をしました・・・

2015年

フリー・フリンジがピークを迎えます。とにかく素晴らしい新鋭はこぞってフリーフリンジで見ることができた。オレはどこかの時点で「もうPleasanceの時代は終わった!」とか言ってたと思います。(→結果全然そんなことない状態になる)

その最たる例がリチャード・ガッドさんのWaiting for Gaddotだと思います!!

http://www.gojohnnygogogo2.com/2015/08/edinburgh-fringe-2015-waiting-for-gaddat.html

これも、見れたことは生涯の自慢になると思います。

死ぬ前までに見れたことで生涯の自慢になるフリンジショーリストを作ろうと思います・・・ (そんなに長くないんですよ)

2016年

ダイバーシティを気にしすぎての過剰にスポットが当たるLGBTコメディが飽和気味になり、

「いいことだけどさ!それを理由だけに注目度が高くなるのってどうなのよ」って思っていた矢先のFIN TAYLORさん(のショー)との出会いがあった年です。(ちなみにこれもフリー・フリンジだった・・・)あまりにショックが強すぎて感想をかけてない・・・。なので2017年のを貼り付けときます

http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/08/edinburgh-fringe-2017-fin-taylor-lefty.html

もう一つは、ついにコメディ・シーンでもComedy is Therapyが定着する年です。それを確立させたのが他でもないリチャード・ガッドさんのMonkey See Monkey Doである、と!!

http://www.gojohnnygogogo2.com/2016/08/edinburgh-fringe-2016richard-gaddmonkey.html

2015年と同じハコで上演されたため、フリーフリンジの力はあるように見える一方、やっぱりビジネスモデルと運営側のたちの悪さが原因で、次第に(結局はエリートでインテリの)芸人さんたちは3大ハコのどれかに出戻りをしていきます。

個人的には2016年にようやくエイカスター・デビューを果たして、ドンハマりします。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2016/08/edinburgh-fringe-2016james-acaster.html

この時のオレは2011年の自分を呪うべきと思いますが、あんなこと思っておいて一切おぼえてないんで、しょうがないです。

あ、あとこの年くらいからオーストラリアのインディーズ・コメディがソワソワしてる感じですね。ノミネートされてる数が多いです。オーストラリアは昔から随時注目しているのですが、このあたりくらいからインディーズやばいインディーズ! のアラートは出てたんですねー

2017年

特にないんだけど・・・

あ、20年ぶりの奇跡が起きて、ロマンスがテーマで白人イングランド人が大当たりして、アワード受賞しちゃった、ってこと?

いろんな意味でハナ・ギャッツビーとダブル受賞になったんですが、ハナ・ギャッツビーだけにどうしてならなかったのか、というのは(票が割れたということ以外に)、色々考えちゃいますね。

個人的にはこの年についにトニーさんに固定客と認知されて、ウキウキするってやつですね。あとこのトニーさんの特別企画が素晴らしすぎて、フリンジならではのやめられない体験としてリンクを貼りたいと思います。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2017/08/edinburgh-fringe-2017-tony-law.html


2018年

加速するセラピー・コメディとダイバーシティ・コメディですかねー。

ビジネスの角度から離すと、結果的に5ポンドコメディで落ち着いた感があるかなぁ。

個人的にはSam Campbellくん(のショー)との出会いをきっかけに完全にオーストラリアのインディーズ・コメディにドンハマりした年です。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2018/08/edinburgh-fringe-2018-barry-awardsoho.html


2019年

 去年だから思い出も何もないかなぁーーーー。

あえていうと、数年前に見た超若手の子達が、いい感じで熟成していい感じのショーが収穫できた、というのはありますですかね。例はこちら

http://www.gojohnnygogogo2.com/2019/08/edinburgh-fringe-2019-choice-award-joz.html

あとは、特に・・・いいものをたくさん見れてよかったなぁ、という感じでした…

2020年を

それはそれは楽しみにしていたのに!

以上です。


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