いや、ずーーーーーーっと!観たかったんですよ。
PeepShowのJesse Armstrong作なのでかねがね見たいと思ってたSuccessionついに見始めたのだけどめちゃくちゃ!ツボ!監督Adam McKayアダム・マッケイなんだけど、彼のスタイルとのマリアージュが最高に美味しく仕上がってる!https://t.co/CACJ1YceZ6
— Miki Inamura (@whiteanklesocks) August 6, 2020
(日本だとアマゾンプライムで観れると聞いた)
Peep Show *(とFresh Meat)の共同クリエイター&執筆者でありますSam Bain先生がツイートしてたし、このあたりの関係者がみんなみんな米初放送時に騒いでいたので。(Simon Blackwell 先生から流れてイアヌーチ先生とかなのでThe Thick of It 関連の人たちも)
なんですが、アメリカのオンエア時期とずれちゃってたのと、UKのオンエア時(Sky TV またはNow TV)が魔の8月だったせいで(→仕事とフリンジ鑑賞でテレビどころの騒ぎではないスーパーアドレナリン大放出月。注:今年で終止符を打ちました)視聴可能になっている事を全く知らなくて。ある一定の時期を超えたら視聴できなくなるので、気がついた時には、アマゾンプライムで追加料金さえ払えば見れるよ、というエグい状況だったため、見ていなかったのです。
S2もオンエア時期が同時期だったので、全く同じ事を繰り返します…。
そんな中、先日友人から「Succession観た?! ヤバイよヤバイ!!」と連絡が入りまして。
「え、それってジェシー・アームストロングのでしょ? 観たかったんだ!」
「誰それ?」
「知ってるでしょ? Peep Show 書いた人。コメディでしょ?」
「はああ?!あれはホラーだよ!」
「ええええ?!」
「別のものと勘違いしてるんじゃないの?」
「いや、あれでしょ?メディア帝王のファミリーサガみたいなやつでしょ?」
「そうだよ」
「ホラーなの?!」
「もう超!ホラー。戦慄。ブライアン・コックス出てる」
「誰それ?」
「ブライアン・コックス知らないの?! 知らないわけないでしょ?! スコッツ俳優なんだから!観たらわかるって」
「そ、そうなんだ…」
…というわけで、
1)ジェシー・アームストロングが書いているのにコメディではなく、ホラー。
2)作品を誰が書いているか誰が監督してるかっていうのは、オレの友達レベルでもどーでもいいというか知られていない。
という情報をインプットして、視聴を開始しました。
もうS1の3話目くらいまではみなさん視聴しちゃってるものと考えて、歯に衣着せぬネタバレをして感想を書いちゃうので、ご容赦を。(だって古いし、いいよねぇ?)
【メディア帝国のファミリーサガと聞いた時点で】
確かあまり良い評価を得てなかった映画なのですが、自分的にはなるほどなと、思ったイーサン・ホーク主演の「ハムレット」を連想しちゃっていて。
そのせいで、シェイクスピア劇のマッシュアップ的な期待をしてしまっていましたが、方向性的には大当たりで、ドロドロです。んで実際、そういう記事がたくさん出てたんで、みんな同じこと思ってみてるのか、と(笑。リア王リア王叫んでる人多いけど、オレはやっぱりマッシュアップだと思う・・・
参考までにReddit
【本当にホラーだったのか?】
... ある意味、ホラーですね、これ。オレの友達はみんな頭のいいやつばっかりなので、彼女がこれをホラーと表現したのは、確かに、と思います。だって、例えば、父ちゃんがぶっ倒れ、すったもんだのウンコ・ショーの上になんとかCEOになれる合意を得られた息子ロイは、いざ発表っていう前に、ぶっ倒れ中のとーちゃんがずっーと隠し持ってた目の玉飛び出る借金額(3億ドル?)がある事をしらされ、しかもその借金ができたまんまになってたのも、とーちゃんの信頼が厚かったからという。おまけに会社の株はなんだかんだ言ってとーちゃんのおかげで株価が安定してたので、父ちゃんが倒れたら大暴落で、金の貸付側は自分らの提示する株価の最低ラインよりも下がったら全額速攻で返してもらうと、頑として譲らない、みたいな。この部分だけでいうと、金融界バージョンの映画「スピード」みてるかと思いました。こんな金融アクション・スリラーってあるんだ、と。
【と思いきや、そうだ、監督がアダム・マッケイだった】
なんですよね。金融業界、奈落の底が見えないところまで登場人物たちを突き落とすのを描いたら天下一品のアダム・マッケイですよ。ジェシー・アームストロングの脚本とこんなに上手にシンクロするとは。呼吸の相方というか、なんの違和感もなく、今までの活躍の畑を見てると違いそうな二つの才能が一つに融合してるところにえらい感動です。キーワードはやはりシェイクスピアなのだろうか・・・
【ただ、やっぱこれ・・・】
超極悪ダークコメディですよね、これ(笑
笑いが止まらなくなっちゃってるんですけど。完全に笑いをとるキャラってのが何人か冒頭から確立されていて、そこの期待を裏切らない言動がたまらないですね。あと、Kieran Culkin(日本語表記が???)の演ずるローマンが素晴らしいです。父さんの80歳のお誕生日にやった家族(恒例っぽい)ベースボール大会で、(多分)グリーンキーパーみたいんな家族の子供にバットを渡し、ホームラン打ったら100万ドルあげるって目の前でチェック切って、子供が4塁打打てないで終わると、目の前でその小切手楽しそうにズダズダに切り裂くんですよね。
最高。
あと、とーさん倒れて会社の役職についたとき、高層ビルの上階にあるガラス張りのオフィスで窓に向かってオナニーして、その後、ちまちまティッシュで窓拭いたり。
えーもう、最高すぎる。
コメディってこういう事いいますよね。
というわけで、ぜひ未見の方は、みてみてください。
日本ではアマゾンプライムで追加料金払わなくても見れるって確か前にケンくんが言ってたと思う。
あ、あった。うわ。キング・オブ・メディアって邦題なんですね?!(ブログ・タイトル変えなきゃ 汗)
*Peep Showについてはさらなる日本語の情報を、というかたはこのあたりくらいから適度拾っていただけたらと思います
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