イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/です。


2020年8月13日木曜日

みんなの真似したレトロスペクティヴ企画(2)オレのオレのオレの!!エディンバラ・フリンジ2011編ー2013年編

 2010年とコメディのブログを書き始めた経緯は、こちら

エディンバラに本格本腰入れて定住したのが2011年からなのですが、今までは10日しかいないから毎日1日5本見る!とかやってたのが、1日1本、見ない日もあるよーってなっただけの変化なので、見てる量はあんまり変わんないかもです。

ただ、昔は限りある時間の中であらゆる情報を元に目利きと勘で(話題になるショーや芸人さんを)あてて行くしか道がなかったので、惜しくも外したやつを翌年見る、というbacklogができていたことは否めないかなー。

では以下、極めて独断と偏見によるフリンジ・ハイライト(コメディ)です。

2011年

完全に賞レースとは関係ないのですが、当時ロンドンでのみ行われていた定期イベント「Maxwell Fullmooners」がフリンジでも行われることになり、狂喜して行ったことがとても良い思い出ですAndrew Maxwell兄さんがテレビで出入り禁止系の芸人さんたちばっかり寄り集めて2時間くらい延々むちゃくちゃやるイベントについて、My Spaceで知って以来、ずーーーーーーーーっと!見たくて見たくてしょうがなかったんですね。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-21.html#entry237

それからこのくらいからフリー・フリンジがポロポロっと当たりを出してくるようになります。大量生産のピークを迎えるまでにはまだ数年かかりますが。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-category-21.html#entry243

↑フリー・フリンジの説明も一応しているじゃないか。昔は本当に丁寧に感想記事をアップしていたなぁ…。

あとはこの辺りで、いい加減若手が

Stewart Leeに、オレは、なる!

という野望が無理なんだと悟り始める時期かなー。つまりまだうじゃうじゃいる

それもあってか、うだつが上がらず、アワードのノミネートもベテランばっかりで、なんのためのアワードだよ?っていう年だったですね。ちなみにご本家のThe Stand でのライブで奥さんのショーのフライヤーを一生懸命配っている姿をレポートしたのが以下になります。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-238.html


2012年

このあたりくらいから、いくつかの特徴が出てきます。

1)今までは(テレビと一緒で)ゴールデン枠の夜7−9時代に上演されるショーが注目を集める傾向にあった中、お昼休みはウキウキウォッチの12時に上演されるショーが注目され賞レースの本命馬になる傾向に。この背景は、小さいお子様たちがいるんで、夜な夜な仕事したくねー。昼ならナーサリーとかどっかに預けやすいしさ(夫婦の場合は交代制)っていう芸人さんが多くなってきたから、というか、

そういう都合とそういう融通が通せるような実力と人気をもつ芸人さんとその仲間たちがやり始めたので、レールが敷かれた、とった方が正解かもしれませんが。

2)フェミニズムが流行します。テーマがフェミニズム。男子がフェミニズムをディスるんじゃないですよ。フェミニズムの到来により今まで女子にあたりの弱かったスポットライトが当てられ、高評価をえるブームがやってきます。

ちなみに、この段階があってこその、Fleabag上演成功だとオレは思っている。

3)オレにとっても個人的には大当たり年。定住効果が発揮し、以下の人たちを発掘できました。

マルセル・ルコント

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-411.html

トニーさんとの運命の出会い?を果たしたショー。

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-416.html

今も忘れられないほど大好きなMaximum Nonsense。なのに本人は当時アル中だったので全くこのショーが記憶にない・・・全てにおいて完璧すぎるんですよ、このショーは!

その他、アワードのノミネートもこんな感じでレポートしてます。
2012年からエイカスターくんがノミネートを毎年されていくというコントをやり出すんですが、オレの(見てもいない)エイカスター評がひどすぎて、自分で書いたのに声に出して笑っちゃいました。ぜひともオレはナイスな人間でないことをここでみんなと一緒に確認したいと思います。

その他、特記しておきたい2012年のエディンバラ・フリンジらしい体験はこちら

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-407.html

http://komeddy.blog130.fc2.com/blog-entry-414.html


2013年

フェミニズムコメディがかなり確立されてくれたかな、と。男子に負けるとも劣らぬトップ女子芸人が(これでもまだまだ少ない方ですが)ポロポロ生まれたかと。そのうちの一人はもちろんBridget Christieなのですが、あれ?このショー、フリンジでみてなかったっけ?あれ???A Bit for Her絶対に!どこかでみてますが、感想を書いてないので、ネトフリのリンクでもあげとこう。

ちなみにここであげとこう。2014年と2015年の彼女のショーの感想です。オレのせいでご夫婦ネタが延々続いちゃってる(汗)

http://www.gojohnnygogogo2.com/search/label/Bridget%20Christie

そしてついに!戦慄の?驚愕のNick Helm(のショー)との出会いがあったのも2013年。はあー。

http://www.gojohnnygogogo2.com/2013/08/edinburgh-fringe-2013nick-helmnick-helm.html

上記2人は2013年のコメディ・アワードにノミネート、および前者受賞してますので本当に「ほーらほらほら、オレってすごーーーい!」

って自画自賛して、ツイッターで「I'm a professional audience」って言い出し始める頃ですね。

その他、個人的には

バスデンさんが久しぶりに新作。でも芝居だけ持ってきといてマジかよ本人こねーよ、っていう年で。

その後バスデンさんは二度とエディンバラにこなくなります。

またかわいーかわいーってどんハマりしてたトム・ローゼンタールくんのショーで、Fringe goersの間では絶対御法度のことをしてしまった上に、知らずにトムくんのお父さん(注:お父さん有名人)の前でトムくんかわいーかわいーかわいーから面白くなくても何でもいいーじゃん!って連発して叫んでいたという例の事件がありました。

以上です。

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