イギリスを主とする海外コメディをガツガツご紹介するブログです。産地直送のイキのよいコメディ情報を独断と偏見でピックアップして(だいたい)絶賛します。***トホホな事情が発生して今まで書いていたGo Johnny Go Go Go を更新できなくなってしまいました(涙)今までの膨大な海外コメディ記事はhttp://komeddy.blog130.fc2.com/でございます。。。

2013年7月27日土曜日

アニー・ホールの2013年版とウワサのFrances Ha(原題)観ました。


Noah Baumbach/ノア・バームバック監督、好きなんですよ。

(注:ジェシー・アイゼンバーグことジェシー君を発見したのもバームバック監督の作品からでした)
日本で公開になっていなさそうですが、ベン・スティラーのGreenbergも含め、一貫してコメディと(シリアスな)痛さにおける独特の割合を持っていて、そのテイストが非常に魅力でした。ノア・バームバックだよ、と言われると、ホイホイと観に行くくらいです。そんなわけで、英国の公開日に Frances Ha も観に行きました。



[STORY】フランシス、27歳。もちろん独身。恋人…いたんですが、優先順位間違って別れました。ダンスカンパニーで、アシスタント兼アンダースタディ歴長いですが、まだまだ夢は追ってます。何かと気にかけてくれる先生が、クリスマス時のプロダクションでフランシスを起用してくれるというので、悪くないかも! (あいかわらず貧乏だけど 汗)
そんなある日、同居人で大好きな親友ソフィーが新しくできた恋人と一緒に住むので、今住んでいるフラットを出て行くことに。貧乏がデフォルト設定なフランシスですから、家賃全額負担なんてできませんし、第一ソフィーがいないフラットに住みたくない。というわけで、そこから放浪生活?が始まります…

気がつけば! ウディ・アレンに頼りつづけて半世紀
我々は後継者を見つけなければいけない

マジでね、年を老うごとにカワイイ度が増すコメディ・モンスター、文字どおり映画秘宝のウディ・アレンせんせいって1935年生まれですよ(卒倒)当たり前のように毎年に近いレベルで新作を観つづけ、当たり前のように新しい”ウディ・アレンの笑い”をいただいているという我々にはそろそろ意識改革が必要です。この生活を当たり前と思ってはいけない。仮に、毎日ウディにサメからとれるコンドロイチンを1瓶飲ませ続けたとしても、無理。彼もMortalityある人間だという辛く厳しい現実を受け入れなければいけません。 
できれば、彼が生きているうちに!(→自分に言い聞かせています)

正直ですね、世間の批評家が口々に叫ぶように、Frances Ha を観たとき、ウディ・アレンを思い起こしはしませんでした。だって、ノア・バームバックは確固たる彼のイロというものを持ってますから。笑えるんだけれども、笑いと痛さでは、痛いほうが強い。メスで一番痛いところを刺してくるキリキリ感。「イカとクジラ」であったアレです。いや、コレ痛いですよ。とくにオレみたいな、暗黒の30代をすごしてきたアラフォーにはツボだけをメスで切って行くサイコキラーみたいな映画ですよ。(幸いちゃんと病院に運ばれて手当してもらってる終わり方ですが)

ただし、ダンスの仕事がチャラになり、お金もなく、住むところにこまったフランシスが本格的に窮地に立たされるあたりから、会話のキレがめちゃくちゃよくなります。女性がフィーチャーされたコメディは、こういうレベルの、こういうテイストがもっと増えてよいのではないか、とホントに思いながら観てました。どうせやるならやHEATやブライズメイズが増えるんではなく、コッチだろ、と。
「ブライズメイズ(史上最悪のウエディング)」 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341702/ 
HEAT http://collider.com/the-heat-trailer/

ウディ・アレンの醍醐味って ウディ・アレンが特許でもとってるんですか? ガゼン生産量が少ない。レベルが高すぎなんでしょうか? (→観てるだけの人が言うな)だとしたら、このFrances Haでの証明と監督の存在は、その意味で、我々にとって、Last Strawなのかもしれません(汗)バームバック監督がそれを担う気があるのかどうかはわかりませんが(汗) 

備考:ちなみに、これはバームバック監督と主演のグレダ・ガーウィッグとの共同脚本で、最後の最後までバームバック監督の名前が表にでなかった、と言われてるとかですよね。個人的な意見としては、グレダ・ガーウィッグに限らず才能ある女性のクオリティの高い脚本には、ウディ・アレンの要素はあると思うんですよね。ようはそこをちゃんと上手に出してくれる監督がいるか、という観点から感想を書いてます。

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